JPS63236718A - ガラス成形用デリバリ - Google Patents

ガラス成形用デリバリ

Info

Publication number
JPS63236718A
JPS63236718A JP7098787A JP7098787A JPS63236718A JP S63236718 A JPS63236718 A JP S63236718A JP 7098787 A JP7098787 A JP 7098787A JP 7098787 A JP7098787 A JP 7098787A JP S63236718 A JPS63236718 A JP S63236718A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scoop
delivery
gob
skeleton
porous member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7098787A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0442334B2 (ja
Inventor
Takao Horie
孝男 堀江
Shoichi Sakai
正一 酒井
Yutaka Kamata
豊 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabeya Iron and Tool Works Ltd
Yamamura Glass KK
Nabeya Co Ltd
Original Assignee
Nabeya Iron and Tool Works Ltd
Yamamura Glass KK
Nabeya Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabeya Iron and Tool Works Ltd, Yamamura Glass KK, Nabeya Co Ltd filed Critical Nabeya Iron and Tool Works Ltd
Priority to JP7098787A priority Critical patent/JPS63236718A/ja
Publication of JPS63236718A publication Critical patent/JPS63236718A/ja
Publication of JPH0442334B2 publication Critical patent/JPH0442334B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/14Transferring molten glass or gobs to glass blowing or pressing machines
    • C03B7/16Transferring molten glass or gobs to glass blowing or pressing machines using deflector chutes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B40/00Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it
    • C03B40/04Preventing adhesion between glass and glass or between glass and the means used to shape it, hold it or support it using gas

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ガラス成形装置において、溶融ガラス塊(ゴ
ブ)を所定の成形型に導くガラス成形用デリバリに係り
、特に供給されるゴブを良好な滑り性をもって成形型に
導き得ると共に、製品における欠陥の発生を効果的に低
減せしめ得るガラス成形用デリバリに関するものである
(従来技術とその問題点) 従来から、壜やコツプ、或いはビー力やフラスコ等のガ
ラス製品の製造に際して用いられるガラス成形装置にお
いては、一般に、溶解炉にて溶融され、更に所定の大き
さに切断された溶融ガラス塊(以下、ゴブと称する)を
、所定の成形型(押型)内に導くために、上方より連続
的に供給されるゴブを受けるスクープと、該ゴブを成形
型にまで搬送するトラフおよび該トラフにて搬送された
ゴブを成形型内に導(デフレクタとから構成されてなる
ガラス成形用デリバリが用いられている。
そして、かかるデリバリを構成するスクープ、トラフ及
びデフレクタは、通常、それぞれ、アルミニウム合金や
鋳鉄等を用いて、溝型乃至は筒型形状をもって形成され
ており、前記ゴブは、その内面上を滑ることによって、
所定の成形型内にまで自動的に導かれるようになってい
るのである。
ところで、このようなデリバリにあっては、ゴブの滑り
を良くするために、通常、スクープの内面に空気を吹き
付けながら潤滑油をたらしたり、トラフ及びデフレクタ
の内面に二硫化モリブデンやグラファイト等の如き固体
潤滑剤を適当なバインダと混合したものを塗布すること
が行なわれている。
ところが、このような従来のデリバリにあっては、頻繁
な潤滑剤の塗布が必要とされるために、作業が面倒であ
ると共に、その搬送に際して、ゴブの表面にカーボンや
潤滑剤が付着し、その結果、得られるガラス製品に対し
て、外観上の汚れが惹起されるといった問題を有してい
たのである。
一方、米国特許第1638593号や実開昭58−16
0232号公報等においては、かかるデリバリに対して
、搬送面に設けられた凹部において開口する複数の噴気
孔を設けて、該噴気孔を通じて圧力気体を噴出せしめる
ことにより、その搬送面に空気膜を形成し、該空気膜に
よって、落下されるゴブを受ける際の衝撃を和らげると
共に、その搬送時における滑り性を付与せしめるように
した構造のものが明らかにされている。
しかしながら、このような構造のデリバリにあっては、
多数の噴気孔を機械加工等によって穿設する必要がある
ために、その製造が極めて困難であり、装置が高価とな
るといった問題を有していたのである。
また、かかるデリバリにあっては、形成し得る噴気孔の
口径が、部材厚等によって制限され、それ程小さな値に
設定することができず、0.5 wφ〜”3.Otmφ
程度の比較的大きな口径をもって形成されることとなる
ために、空気膜を充分なる剛性をもって形成することが
できず、落下されるゴブを受ける際のクッション性およ
び搬送時の滑り性が不足し、特にゴブを受ける際に、そ
の搬送面に設けられた噴出孔(凹部)の跡がゴブ表面に
付き易く、それによって製品表面に欠陥が生じる恐れが
あるといった問題をも内在していたのである。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として
為されたものであって、その目的とするところは、供給
されるゴブを良好な滑り性をもって成形型に導き得ると
共に、製品における欠陥の発生を効果的に低減せしめ得
るガラス成形用デリバリを提供することにある。
そして、かかる目的を達成するために、本発明の特徴と
するところは、ガラス成形装置において、溶融ガラス塊
を所定の成形型に導く、それぞれ溝型乃至は筒型形状を
もって形成された、スクープ、トラフ及びデフレクタよ
り構成されてなる、前述の如きガラス成形用デリバリで
あって、連続した骨格組織を形成する骨格自体が中空と
されて、該骨格内に空孔が形成されたセラミックス構造
体における骨格間隙間に、所定のマトリックス材料を入
り込ませて一体的な構造と為すことにより、その骨格内
に形成された空孔を通じて流体を透過し得るようにした
多孔性部材を用いて、該多孔性部材によって、少なくと
も前記スクープ、トラフ及びデフレクタのうちの何れか
の部位における、少なくとも前記溶融ガラス塊の搬送面
を構成せしめて、その骨格内に形成された空孔を該搬送
面において開口せしめると共に、それらの空孔に連通し
て、該空孔に対して圧力流体を供給せしめる供給流路を
設けて、該供給流路を通じて供給される圧力流体を、該
空孔を介してかかる搬送面に噴出せしめるようにしたこ
とにある。
(発明の効果) 従って、このような本発明に従う構造とされたガラス成
形用デリバリにあっては、搬送面において開口する噴出
孔が、多孔性部材を構成するセラミックス構造体の空孔
によって構成されているところから、かかる噴出孔を、
デリバリの材質やその形状等に拘わらず、微細な口径を
もって且つ搬送面の任意の位置において容易に形成する
ことができるのである。
そして、そのように噴出孔が微細な口径をもって形成さ
れる結果、その絞り効果によって、流体膜を充分なる剛
性をもって形成することができ、該流体膜によって、落
下されるゴブを受ける際のクッション性や或いは搬送時
の滑り性等が有効に発揮され得ることとなる。即ち、そ
れによってかかる搬送面に対して塗布する潤滑剤等の減
少乃至は廃止が可能となることから、ゴブ表面への潤滑
剤等の付着に起因するガラス製品における汚れの発生や
、更にはゴブ表面における傷等に起因するガラス製品に
おける欠陥の発生が、共に効果的に抑制乃至は防止され
、以てガラス製品における品質の向上が有効に図られ得
ることとなるのである。
さらに、かかるガラス成形用デリバリにあっては、従来
の、噴出孔を機械加工によって穿没せしめる構造のもの
に比して、その製造が極めて容易であり、上述の如き優
れた性能を有するデリバリを容易に且つ低コストにて製
造することができるといった効果をも有しているのであ
る。
(実施例) 以下、本発明を、更に具体的に明らかにするために、本
発明の一実施例について、図面を参照しつつ、詳細に説
明することとする。
先ず、第1図には、本発明に従う構造とされたガラス成
形用デリバリが用いられたガラス成形装置の一例を説明
するための概略図が示されている。
この図において、10は、溶融ガラスを連続的に供給す
るオリフィスであり、該オリフィス10から供給される
溶融ガラス12が、その下方に配されたシャー14にて
、適当な長さに切断されることによって、所定大きさの
ゴブ(溶融ガラス塊)16が形成され、落下せしめられ
る。そして、このオリフィス10の下方において、スク
ープ18、トラフ20及びデフレクタ22より構成され
たデリバリが配されており、かかる落下されたゴブ16
が、オリフィス10の下方に配された、スクープ18に
よって受は取られ、その後トラフ20およびデフレクタ
22によって、所定の成形型(パリソン形成用組型)2
4内に導かれるようになっているのである。なお、良く
知られているように、通常、かかる成形型24は、複数
個並設され、そしてそれらの成形型24に対してゴブ1
6を導くトラフ20及びデフレクタ22が、スクープ1
8から放射状に複数本配される一方、かかるスクープ1
8が、ゴブ16の落下方向に略一致する一軸回りに回動
可能に設けられ、該スクープ18の回動制御によって、
連続して供給されるゴブ16が、各トラフ20に対して
、分配、供給せしめられることとなる。
より詳細には、スクープ18は、第2図乃至第5図に示
されているように、U字溝型の断面形状をもって、長手
方向に湾曲した形状にて形成されており、上方に開口す
る状態で、且つその底面(搬送面)26が、オリフィス
10から落下されるゴブ16を受ける上側部位の傾斜が
大きく、そこから下側に行くに従って傾斜が緩くなる状
態で配設されている。
そして、その底面26が、長手方向の上側端部を除く、
ゴブ16が滑走される部位の略全長に亘って、多孔性部
材28によって構成されていると共に、該多孔性部材2
8の背面には、その背面を全面に亘って覆う背部カバー
30が一体的に取り付けられており、該背部カバー30
によって、多孔性部材28の背面に所定容積の密閉され
たキャビティ32が形成されている。
ここにおいて、かかる多孔性部材28は、例えば、エス
テル系ウレタン等の樹脂を発泡させた後、その骨格の周
りに残った膜状物質(発泡膜)を、圧縮空気等を用いて
除去することにより得られた、三次元網目構造の骨格組
織を有する合成樹脂発泡体に対して、その骨格の表面に
セラミックススラリー等のセラミックス材料を付着させ
、更に乾燥、焼成せしめることにより得られる、第6図
に示されている如き、全体として連続した骨格組織を形
成する骨格自体が中空とされて、該骨格34内に連続し
た空孔36が形成された、公知のセラミックス構造体3
8を用い、かかるセラミックス構造体38を、所定の鋳
造キャビティ内に配置せしめた状態下において、該鋳造
キャビティ内に所定の金属溶湯を導いて、該金属溶湯を
その骨格間隙内に入り込ませることによって形成された
、第7図に示されている如き、所定の鋳造金属40内に
セラミックス構造体38が一体的に埋設されてなる構造
を有する多孔性部材28が、好適に用いられることとな
る。
なお、前記セラミックス構造体38を形成するセラミッ
クス材料としては、目的とするスクープ18に要求され
る特性等に応じて、コージェライト、アルミナ、SiC
,ムライト或いはジルコニア等が適宜選1択、採用され
るものであり、また、かかる鋳造金属40を形成する金
属溶湯としては、製品たるスクープ18に求められる物
理的特性等に応じて管理された化学成分を有するもので
あって、例えば、アルミニウム合金や鋳鉄等が好適に用
いられることとなる。
すなわち、このような多孔性部材28にあっては、セラ
ミックス構造体38の多孔組織を形成する骨格34にて
構成されるセル内に、鋳造金属40が入り込んで、該鋳
造金属40がセラミックス構造体38に対してマトリッ
クスを構成してなる一体的な構造とされる一方、かかる
鋳込まれたセラミックス構造体38における骨格34の
空孔36に対する金属溶湯の侵入は、該空孔36の開口
部が閉塞状態にあることから阻止され、その空孔36は
連通状態に維持されることとなるのである。
なお、本実施例にあっては、前述の如きセラミックス構
造体38は、目的とするスクープ18の底部に対応する
形状をもって形成され、そしてスクープ18の本体41
を形成する鋳型の鋳造キャビティ内に配された状態下で
、かかる本体41の鋳造操作が行なわれることによって
、その鋳造と同時に、その底面26の内部に一体的に埋
設され、以てかかる部位において、前述の如き多孔性部
材28が形成されることとなる。
そして、このようにして形成された鋳造品における、多
孔性部材28にて構成された底面(26)及び背面に対
して、研削加工等が施されること゛によって、かかる多
孔性部材28内に形成された空孔36が、それら底面及
び背面上において開口せしめられ、それによってスクー
プ18の本体41が形成されているのである。
そして更に、該空孔36が開口せしめられた背面に対し
て、それらの開口を全面に亘って覆うように、両側側壁
部に複数の供給孔44を有する背部カバー30が、取付
ボルト42によって気密に固着せしめられており、それ
によって、前述の如き、該空孔36が連通せしめられる
密閉されたキャビティ32が形成されているのである。
すなわち、このような構造とされたスクープ18にあっ
ては、背部カバー30の供給孔44を通じてキャビティ
32内に供給される所定の圧力流体が、該キャビティ3
2を介して、本体41の底部を構成する多孔性部材28
の背面からその空孔36内に導かれ、該空孔36を通じ
て底面26から噴出せしめられることとなるのであり、
またこのごとから明らかなように、本実施例におけるス
クープ18にあっては、かかるキャビティ32によって
、外部から供給される圧力流体を多孔性部材28の空孔
に導く供給流路が構成されているのである。
なお、第2図中、46は、かかるスクープ18を、−軸
回りに回動可能に支持する所定の支持体に対する取付ブ
ラケットである。
また、このようなスクープ18にて導かれたゴブ16を
各成形型24に迄導く、前記トラフ20は、第8図及び
第9図に示されているように、前記スクープ18と略同
様なU字状の溝型断面をもって、所定長さで直線状に延
びる形状にて形成されており、上方に開口し、且つその
底面(搬送面)48が、スクープ18における該トラフ
20に近接する部分の底面26と略同じ角度傾斜した状
態で配設されている。
そして、その本体49における、長さ方向の両側端部を
除く、ゴブ16が滑走される底面48が、多孔性部材2
8によって構成されていると共に、該本体49の背面に
おいて、多孔性部材28の背面を全面に亘って覆う音部
カバー50が、一体的に取り付けられており、該背部カ
バー50によって、多孔性部材28の背面に所定容積の
密閉されたキャビティ52が形成されている。
すなわち、本実施例におけるトラフ20にあっては、前
記スクープ18と同様、目的とするトラフ20の底部に
対応した形状をもって形成された、前述の如き特定構造
を有するセラミックス構造体38を用いて、該セラミッ
クス構造体38を、トラフ20の本体49を形成する鋳
型の鋳造キャビティ内に配置せしめた状態下において、
該鋳造キャビティ内に、鋳鉄やアルミニウム合金等の所
定の鋳造金属を導いて、鋳造操作を行なうことによって
、その本体49が形成されたものであって、その底部が
、全体として連続した空孔36を備えた多孔性部材28
によって構成されているのである。
そして、該多孔性部材28にて構成された底面(48)
及び背面に研削加工等が施されることによって、その内
部に形成された空孔36が、それら底面及び背面上にお
いて開口せしめられると共に、該空孔36が開口せしめ
られた背面に対して、それらの開口を全面に亘って覆う
ように、幅方向の両側壁部にそれぞれ複数の供給孔54
を有する背部カバー50が、取付ボルト56によって気
密に固着せしめられており、それによってかかる空孔3
6に連通する、前記キャビティ52が形成されているの
である。
従って、このような構造とされたトラフ20にあっては
、背部カバー50の供給孔54を通じてキャビティ52
内に供給される所定の圧力流体が、該キャビティ52を
介して、本体49の底部を構成する多孔性部材28の背
面からその空孔36内に導かれ、該空孔36を通じて底
面48から噴出せしめられることとなるのである。なお
、第8図及び第9図中、58.60は、それぞれ所定の
支持体への取付ブラケットである。
さらに、上述の如きスクープ18及びトラフ20にて導
かれたゴブ16を、成形型24の内部に導き入れる、前
記デフレクタ22は、第10図乃至第12図に示されて
いるように、前記トラフ20と略同様なU字状の溝型断
面をもって、長手方向に湾曲した形状にて形成されてお
り、下方に開口する状態で、且つその底面(搬送面)6
2の、トラフ20にて導かれるゴブ16を受ける上側部
分の傾斜が、該トラフ20の傾斜角度と略同−の傾斜角
度に、そこから下側に行くに従って傾斜が大きく、下端
部においては略垂直となる状態で配設されている。
そして、その本体63における底面6.2が、所定の支
持体に対する取付ブラケット64の形成部位を除く、ゴ
ブ16が滑走される部位の略全長に亘って、多孔性部材
28によって構成されていると共に、該本体63の背面
には、多孔性部材28の背面を全面に亘って覆う背部カ
バー72が一体的に取り付けられており、該背部カバー
72によって、多孔性部材28の背面に所定容積の密閉
されたキャビティ68が形成されている。
すなわち、本実施例におけるデフレクタ22にあっても
、前記スクープ18と同様、目的とするデフレクタ22
の底部の形状をもって形成された、前述の如き特定構造
を有するセラミックス構造体38を用いて、該セラミッ
クス構造体38を、デフレクタ22の本体63を形成す
る鋳型の鋳造キャビティ内の所定位置に配置せしめた状
態下において、該鋳造キャビティ内に、鋳鉄やアルミニ
ウム合金等の所定の鋳造金属を導いて、鋳造操作を行な
うことによって、その本体63が形成されたものであっ
て、その底部が、全体として連続した空孔36を備えた
多孔性部材28によって構成されているのである。
そして、該多孔性部材28にて構成された底面(62)
及び背面に研削加工等が施されることによって、その内
部に形成された空孔36が、それら底面及び背面上にお
いて開口せしめられると共に、該空孔36が開口せしめ
られた背面に対して、それらの開口を全面に亘って覆う
ように、幅方向の両側壁部にそれぞれ供給孔70を有す
る背部カバー72が、取付ボルト74によって気密に固
着せしめられており、それによってかかる空孔36に連
通する、前記キャ′ビティ68が形成されているのであ
る。
また、本実施例におけるデフレクタ22にあっては、そ
の長手方向の下側端部から所定長さに亘る部分に対して
、その開口部を覆蓋するように、略U字溝型の断面形状
を有する蓋部材76が、それらの開口部分を重ね合わす
ように取付られている。かかる蓋部材76は、その底面
84が多孔性部材28にて構成されると共に、該多孔性
部材28の背面に背部カバー78が固着されることによ
って、該多孔性部材28内に形成された空孔36が連通
ずるキャビティ80を備えた、上記デフレクタ22の本
体部分と略同−の構造をもって形成されており、それに
よってかかる蓋部材76の取り付けられた部位、即ちデ
フレクタ22の下側端部が略円筒形状をもって形成され
ている。
すなわち、このような構造とされたデフレクタ22にあ
っては、背部カバー72の供給孔70を通じてキャビテ
ィ68内に供給される所定の圧力流体が、該キャビティ
68を介して、底部を構成する多孔性部材28の背面か
らその空孔36内に導かれ、該空孔36を通じて底面6
2から噴出せしめられることとなるのであり、またその
下端部における円筒形状部位においては、蓋部材76の
背部カバー78に設けられた供給孔86を通じて圧力流
体を供給せしめることにより、その略全内周面において
圧力流体が噴出せしめられることとなるなるのである。
従って、上述の如き構造とされた、スクープ18、トラ
フ20及びデフレクタ22にて構成されてなるデリバリ
にあっては、それぞれの背部カバーに設けられた供給孔
を通じて圧縮空気や潤滑油等の圧力流体を供給せしめる
ことによって、かかる圧力流体が、その底面(搬送面)
26.48.62上に噴出せしめられることとなるので
あり、そこにおいてそれらスクープ18、トラフ20及
びデフレクタ22における圧力流体の噴出孔が、多孔性
部材28における空孔36によって構成されていること
から、かかる噴出孔を、微細な口径をもって且つその底
面26.48.62の任意の位置に、適当な分布密度を
もって容易に設定することができるのである。
そして、かかる噴気孔を構成するセラミックス構造体3
8の空孔36は、その口径が極めて微細(通常、0.0
5〜0.3■2)であることから、効果的な絞り効果が
発揮され得、それらの底面26.48.62上に、流体
膜が高い剛性をもって形成され得るのであり、以てゴブ
16を良好なりッション性をもって受け、更に良好な滑
り性をもって搬送することが可能となるのである。そし
て、それ故、それらの底面26.48.62に対して塗
布する潤滑剤等の減少、更にはその廃止が図られ得るの
であり、それによってゴブ16表面への潤滑剤等の付着
に起因する、ガラス製品における汚れの発生や、更には
ゴブ16表面における傷等に起因するガラス製品におけ
る欠陥の発生が、共に効果的に防止され、以てガラス製
品における品質の向上が有効に図られ得ることとなるの
である。
また、上述の如き構造とされたデリバリにあっては、そ
の底面26.48.62において噴出される圧力流体の
種類や量を調節、設定することにより、ゴブ16の搬送
速度を調節することが可能であり、成形速度の向上をも
有効に図られ得ると共に、かかる圧力流体によって有効
な冷却効果が発揮され得ることから、それら底面26.
48.62へのゴブ16の焼付きが防止され得、水等に
よる冷却機構が不要となるといった利点をも備えている
のである。
さらに、かかるガラス成形用デリバリにあっては、噴出
孔を形成するための後加工が不要であることから、従来
の、噴出孔を後加工によって穿設せしめる構造のものに
比して、その製造が極めて容易であり、それ故上述の如
き優れた性能を有するデリバリを容易に且つ低コストに
て製造することができるといった効果をも有しているの
である。
また、本実施例におけるデフレクタ22にあっては、そ
の下端部が本体側部材と蓋部材76とによって円筒形状
をもって形成されていると共に、それぞれの底面62.
82において開口する空孔36.36に対して圧力流体
を供給するキャビティ68と80とが独立していること
から、それらのキャビティ68.80に供給する圧力流
体圧を相対的に変化させ、調節せしめることにより、ゴ
ブ16の成形型24に対する供給時における位置決めを
、高精度をもって行なうことができるといった利点をも
有しているのである。
さらに、本実施例におけるスクープ18、トラフ20及
びデフレクタ22にあっては、それぞれ、その底面を構
成する多孔性部材28における空孔36が、その背面の
全面に亘って開口されていると共に、それら全ての開口
部に連通ずるキャビティ32.52.68が形成されて
いることから、それらの多孔性部材28において吹き出
される圧力流体の噴出圧の均一化が効果的に図られ得る
といった利点をも有しているのである。
因みに、上述の如き構造とされたデリバリを、ガラス成
形装置にセットして、それぞれの供給孔44.54.7
0.86を通じて、圧カニ2kg/−の圧縮空気を供給
せしめた状態下において、オリフィス10から落下され
るゴブの重量を150gとして、24時間連続操業を行
ったところ、ゴブ16は、スクープ18からトラフ20
、デフレクタ22へと良好なる滑り性をもって導かれ、
デフレクタ22での前後左右の振れもなく、常に、正確
に成形型24内へと供給することができた。
また、圧力流体として、圧カニ2kg/cdの圧縮空気
にタービン油#56を417日を混合したものを用いた
場合についても確認を行ったが、良好なる連続操業を行
なうことができ、ゴブ16の滑り性にも問題はなかった
また、このような条件下で得られたパリソンを用いて製
造されたガラス製品について、それぞれ、目視にて汚れ
の発生率を測定し、その結果を、下記第1表に示した。
なお、かかる第1表においては、従来の潤滑油を搬送面
に供給するデリバリを用いた装置によって得られたもの
を、比較例として併せ示した。
第   1   表 かかる第1表からも明らかなように、本実施例に従う構
造とされたデリバリを用いることによって、ゴブ16に
対する潤滑油の付着が有効に低減され得る結果、製品に
おける汚れの発生が減少され得、その品質の向上及び安
定が極めて効果的に図られ得ることとなるのである。
以上、本発明に従う構造とされたガラス成形用デリバリ
の一実施例について詳述してきたが、これは文字通りの
例示であって、本発明は、かかる具体例にのみ限定して
解釈されるものではない。
例えば、前記実施例におけるデリバリにあっては、スク
ープ18、トラフ20及びデフレクタ22における底面
(搬送面)26.48.62が、それぞれ略全長に亘っ
て、多孔性部材28によって構成されていたが、必ずし
もそれら全ての部材の搬送面を多孔性部材28によって
構成する必要はなく、例えばスクープ18の底面26の
みを、多孔性部材28によって構成せしめるようにした
場合にも、前述の如き、本考案の目的とするゴブ16の
滑り性の向上環が、有効に図られ得るものである。
また、前記実施例における多孔性部材28は、三次元網
目状構造のセラミックス構造体38を用いて形成されて
いたが、その他側山状や櫛状のセラミックス構造体を用
いることも可能であり、そしてそれによって、その空孔
36にて構成される噴出孔の吹出方向を設定することも
可能となるのである。
さらに、スクープ18、トラフ20及びデフレクタ22
の背部に取り付けられる背部カバー30.50.72を
、それぞれ、本体の鋳造と同時に一体的に形成すること
も可能である。尤も、そのような場合には、鋳型砂等を
用いて、キャビティ32.52.68が形成されること
となる。
加えて、前記実施例にあっては、多孔性部材28の背面
の全面に亘って設けられたキャビティ32.52.68
によって、該多孔性部材28の空孔36に圧力流体を供
給する供給流路が構成されていたが、その他、例えば、
多孔性部材28が、その空孔36が背面において開口し
ない構造をもって形成された場合には、該背面から空孔
36に連通する適数個の孔を穿設せしめることによって
、供給流路を構成するようにすることも可能である。
加えて、本発明は、前記実施例において示されている如
き形状の他、種々なる形状をもって形成されるデリバリ
に対して、何れも良好に適用され得るものであることは
、勿論である。
その他、−々列挙はしないが、本発明は当業者の知識に
基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様にお
いて実施され得るものであり、また、そのような実施態
様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも本発明の
範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないと
ころである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う構造とされたガラス成形用デリバ
リが用いられたガラス成形装置の一例を説明するための
概略図である。第2図はかかるガラス成形用デリバリを
構成するスクープを示す側面図であり、第3図は第2図
における■−■断面拡大図であり、第4図は第2図にお
けるIV−IV断面拡大図であり、第5図は第2図にお
けるV−V断面拡大図であり、第6図はかかるスクープ
の製造に際して好適に用いられるセラミックス構造体の
要部を示す拡大断面説明図であり、第7図はカミかるセ
ラミックス構造体を用いて形成された多孔性部材を示す
要部拡大断面説明図である。第8図はかかるガラス成形
用デリバリを構成するトラフを示す側面図であり、第9
図は第8図における■−■断面拡大図である。第10図
はかかるガラス成形用デリバリを構成するデフレクタを
示す側面図であり、第11図は第10図におけるXI−
X■断面拡大図であり、第12図は第10図におけるx
n−xn断面拡大図である。 16:ゴブ     18ニスクープ 20ニドラフ    22:デフレクタ24:成形型 
   26,48.62:底面28:多孔性部材 30.50.12:背部カバー 32.52.68:キャビティ 34:骨格     36:空孔 38:セラミックス構造体

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ガラス成形装置において、溶融ガラス塊を所定の成形型
    に導く、それぞれ溝型乃至は筒型形状をもって形成され
    た、スクープ、トラフ及びデフレクタより構成されてな
    るガラス成形用デリバリであって、 連続した骨格組織を形成する骨格自体が中空とされて、
    該骨格内に空孔が形成されたセラミックス構造体におけ
    る骨格間隙間に、所定のマトリックス材料を入り込ませ
    て一体的な構造と為すことにより、その骨格内に形成さ
    れた空孔を通じて流体を透過し得るようにした多孔性部
    材を用いて、該多孔性部材によって、少なくとも前記ス
    クープ、トラフ及びデフレクタのうちの何れかの部位に
    おける、少なくとも前記溶融ガラス塊の搬送面を構成せ
    しめて、その骨格内に形成された空孔を該搬送面におい
    て開口せしめると共に、それらの空孔に連通して、該空
    孔に対して圧力流体を供給せしめる供給流路を設けて、
    該供給流路を通じて供給される圧力流体を、該空孔を介
    してかかる搬送面に噴出せしめるようにしたことを特徴
    とするガラス成形用デリバリ。
JP7098787A 1987-03-25 1987-03-25 ガラス成形用デリバリ Granted JPS63236718A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098787A JPS63236718A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 ガラス成形用デリバリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098787A JPS63236718A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 ガラス成形用デリバリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63236718A true JPS63236718A (ja) 1988-10-03
JPH0442334B2 JPH0442334B2 (ja) 1992-07-13

Family

ID=13447392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7098787A Granted JPS63236718A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 ガラス成形用デリバリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63236718A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2807338A1 (fr) * 2000-04-11 2001-10-12 Commissariat Energie Atomique Paroi poreuse pour former une couche gazeuse de sustentation
EP1182171A3 (en) * 2000-08-21 2002-07-17 Owens-Brockway Glass Container Inc. Apparatus and method for conveying gobs of glass to a glass container forming machine
FR2862960A1 (fr) * 2003-11-27 2005-06-03 Jacques Mathey Forme de goulottes utilisees pour le transport des paraisons destinees a la fabrication des flacons en verre
US6907755B2 (en) * 2000-12-16 2005-06-21 Schott Glas Device for manufacturing glass gobs
GB2397061B (en) * 2003-01-10 2006-05-17 Zeiss Stiftung Liquid glass flow delivery apparatus
US7093464B2 (en) 2001-03-20 2006-08-22 Schott Ag Device for supporting a horizontal guided glass strand
US7377130B2 (en) * 2003-02-05 2008-05-27 Schott Ag Method for making globular bodies
JP2009179532A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Ohara Inc ガラス塊の製造方法及びガラス塊製造装置
JP2010042997A (ja) * 2001-08-30 2010-02-25 Owens Brockway Glass Container Inc ガラス容器成形装置にガラスゴブを搬送するための装置及び方法
EP2360124A1 (en) * 2010-02-12 2011-08-24 Emhart Glass S.A. Gob scoop for a glassware manufacturing machine
US9527761B2 (en) 2013-12-19 2016-12-27 Owens-Brockway Glass Container Inc. Split loading funnel for charging a molten glass gob into a blank mold

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001077036A1 (fr) * 2000-04-11 2001-10-18 Commissariat A L'energie Atomique Paroi poreuse pour former une couche gazeuse de sustentation
US6886815B2 (en) 2000-04-11 2005-05-03 Commissariat A L'energie Atomique Porous wall for forming a levitation gas film
FR2807338A1 (fr) * 2000-04-11 2001-10-12 Commissariat Energie Atomique Paroi poreuse pour former une couche gazeuse de sustentation
CN100429167C (zh) * 2000-08-21 2008-10-29 欧文斯-布洛克威玻璃容器有限公司 用于将玻璃料滴输送到玻璃容器成形机的装置和方法
EP1182171A3 (en) * 2000-08-21 2002-07-17 Owens-Brockway Glass Container Inc. Apparatus and method for conveying gobs of glass to a glass container forming machine
US6494061B1 (en) * 2000-08-21 2002-12-17 Owens-Brockway Glass Container Inc. Apparatus and method for conveying gobs of glass to a glass container forming machine
AU779407B2 (en) * 2000-08-21 2005-01-20 Owens-Brockway Glass Container Inc. Apparatus and method for conveying gobs of glass to a glass container forming machine
US6907755B2 (en) * 2000-12-16 2005-06-21 Schott Glas Device for manufacturing glass gobs
US7093464B2 (en) 2001-03-20 2006-08-22 Schott Ag Device for supporting a horizontal guided glass strand
JP2010042997A (ja) * 2001-08-30 2010-02-25 Owens Brockway Glass Container Inc ガラス容器成形装置にガラスゴブを搬送するための装置及び方法
GB2397061B (en) * 2003-01-10 2006-05-17 Zeiss Stiftung Liquid glass flow delivery apparatus
US7377130B2 (en) * 2003-02-05 2008-05-27 Schott Ag Method for making globular bodies
FR2862960A1 (fr) * 2003-11-27 2005-06-03 Jacques Mathey Forme de goulottes utilisees pour le transport des paraisons destinees a la fabrication des flacons en verre
JP2009179532A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Ohara Inc ガラス塊の製造方法及びガラス塊製造装置
EP2360124A1 (en) * 2010-02-12 2011-08-24 Emhart Glass S.A. Gob scoop for a glassware manufacturing machine
US9527761B2 (en) 2013-12-19 2016-12-27 Owens-Brockway Glass Container Inc. Split loading funnel for charging a molten glass gob into a blank mold

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0442334B2 (ja) 1992-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63236718A (ja) ガラス成形用デリバリ
EP2520385B1 (en) Casting method and casting device for cast-metal object
KR101323335B1 (ko) 용탕을 주조 스트립으로 주조하는 쌍롤 주조기의 가동 방법
CA1215542A (en) Mould arrangement for a cyclicly operating glassware forming machine
US10875089B2 (en) System for producing steel castings
KR100527353B1 (ko) 침지 노즐
JPS6068145A (ja) 熔融金属の連続鋳造装置及びこの連続鋳造装置で鋳造される鋳造ストリップの幅を制御する方法
EP0612699B1 (en) Mold cooling apparatus for a glassware forming machine
FI74940C (fi) Dragmunstycke foer delning av smaeltor.
JPH0442333B2 (ja)
EP0640420B1 (en) Vacuum suction casting apparatus
JPH03110048A (ja) タンディッシュストッパー
JP4076568B2 (ja) 減圧鋳造法、鋳造システム及びその減圧鋳造装置
JPS5910448A (ja) 連続鋳造における鋳型への給湯方法
JPS62130754A (ja) ガス吹込型浸漬ノズル
JPS63256541A (ja) ガラス成形用型およびそれを用いたガラス製品の成形方法
JPS63285125A (ja) 型吹き成形用プランジャ及びそれを用いた成形方法
JP2001150096A (ja) 溶融金属貯蔵部ループを用いたインベストメント鋳造装置及び鋳造方法
JPS63225027A (ja) 搬送装置
JPH01133945A (ja) ゴブ案内装置
JPH09239517A (ja) 減圧吸引鋳造装置
KR100470661B1 (ko) 용강균일장입장치 및 연속주조장치
SU573925A1 (ru) Дорн дл непрерывной отливки полых заготовок
JP2001025847A (ja) 連続鋳造方法
JPH0243551Y2 (ja)