JPS63236639A - 高周波回路用積層板 - Google Patents

高周波回路用積層板

Info

Publication number
JPS63236639A
JPS63236639A JP7030487A JP7030487A JPS63236639A JP S63236639 A JPS63236639 A JP S63236639A JP 7030487 A JP7030487 A JP 7030487A JP 7030487 A JP7030487 A JP 7030487A JP S63236639 A JPS63236639 A JP S63236639A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
copolymer
laminate
high frequency
carboxylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7030487A
Other languages
English (en)
Inventor
繁樹 横山
神谷 武
新川 武雄
永瀬 政勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chukoh Chemical Industries Ltd
Eneos Corp
Original Assignee
Chukoh Chemical Industries Ltd
Nippon Petrochemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chukoh Chemical Industries Ltd, Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Chukoh Chemical Industries Ltd
Priority to JP7030487A priority Critical patent/JPS63236639A/ja
Priority to CA 561662 priority patent/CA1286586C/en
Priority to EP19880104470 priority patent/EP0284939B1/en
Priority to DE8888104470T priority patent/DE3873577T2/de
Priority to US07/171,910 priority patent/US4812355A/en
Publication of JPS63236639A publication Critical patent/JPS63236639A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は高周波回路用積層板に関し、詳しくは、電気的
特性、接着強度等の諸特性に優れ、マイクロ波用の機器
の回路板として用いられる高周波回路用積層板に関する
[従来技術およびその問題点コ 近年、情報化社会の進展は目覚しく、それに伴ないマイ
クロ波に相当する周波数帯域においても衛星通信やパー
ンナル無線等によりその利用が拡大しつつある。
このマイクロ波帯域では信号速度および損失による回路
性能への影響が大きくなる。従って、全体としての回路
に対するのと同様、個別のチップ部品や回路用積層板に
対しても高周波帯域における信号速度の向上、損失の低
減が求められている。
すなわち、積層板上の回路の信号速度は誘電体の誘電率
に依存しており、誘電率が低くなるほど速度が速くなる
。また、信号の損失は誘電率と誘電正接の積の増大に伴
って増加する。そのため、マイクロ波帯域で使用される
積層板は誘電率や誘電正接がより小さいことが望ましい
。また、使用環境が激しくなってきており、耐環境性も
求められている。
このマイクロ波用機器に現用されている金属張り積層板
には、ガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板(以下、エ
ポキシ−ガラス材と称する)やガラス布基材フッ素樹脂
銅張積層板(以下、フッ素−ガラス材と称する)等があ
る。
しかし、エポキシ−ガラス材は誘電率、誘電正接ととも
に大きく  IGH2を超えると回路の損失が増大して
使用できない。また、吸水率が大きいので環境変化によ
り吸水が起こり電気特性の悪化がみられる。
一方、フッ素−ガラス材は電気特性に優れるものの、ス
ルーホールメッキ時に特別な表面処理を必要とし、かつ
金属との接着性が悪く、価格も極めて高価あるなどの問
題を抱いている。
更に他の方法として、ポリオレフィンを誘電体層として
用いる試みがなされている。しかしながら、ポリオレフ
ィンは無極性であるために金属箔との接着強度が非常に
低く、基板の反りが生じ易いので好ましくない。
このような問題を解決するものとしてポリオレフィンと
金属箔との間に不飽和カルボン酸等で変性されたポリオ
レフィン層を介在させることにより、接着強度を向上さ
せた回路基板が知られている(特開昭61−19384
4号、特開昭61−193845号、特開昭61−19
3846号等)。
しかしながら、これらのものは、高周波回路用積層板に
要求される実用的な特性を必ずしも満足させるものでは
なかった。
[発明の目的J 本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、積
層板に要求される電気的特性、接着強度および耐水性等
を高い水準に維持し、金属張積層板としての価格が安く
、かつ回路加工性が良く、種々の環境下で安定した電気
特性を示す高周波回路用積層板を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本発明の上記目的は、次に示す高周波回路用積層板によ
って達成される。
すなわち本発明は、超高分子量ポリエチレン層の少なく
とも片面に、不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性
されたポリオレフィンおよび/またはエポキシ基含有オ
レフィン系重合体からなる接着層を介して、硬化性樹脂
およびエチレン−カルボン酸共重合体および/またはエ
チレン−カルボン酸エステル共重合体またはこれら共重
合体塩から選ばれる少なくとも1種を含浸させたガラス
クロス層を積層した構造を基本とする多層構造体の少な
くとも片面に金属箔を積層してなることを特徴とする高
周波回路用積層板にある。
本発明で用いる超高分子(至)ポリエチレンは、135
℃デカリン溶液における極限粘度が8dl/(1以上、
分子団にして100万以上のポリエチレンであることが
望ましい。ここでいうポリエチレンとしては、エチレン
の単独重合体、エチレンと他のα−オレフィン、例えば
プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1
、オクテン−1,4−メチル−1−ペンテン、スチレン
等との共重合体、エチレン重合体の塩素化物およびこれ
らの混合物等が包含される。このような超高分子量ポリ
エチレンからなる層の厚さは、30〜1000μが好ま
しい。
本発明においては、上記超高分子量ポリエチレン層の少
なくとも片面に、不飽和カルボン酸またはその誘導体に
よって変性されたポリオレフィンおよび/またはエポキ
シ基含有オレフィン系重合体からなる接着層を積層する
。上記変性ポリオレフィンに用いられるポリオレフィン
(オレフィン重合体)としては、低・中・高密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ−4−メチ
ル−ペンテン−1等の単独重合体、エチレン、プロピレ
ンを主成分とする他のα−オレフィンまたは極性上ツマ
−との共重合体、例えばエチレン−プロピレン共重合体
、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン
−1共重合体、エチレン−4−メチル−ペンテン−1共
重合体、エチレン−オクテン−1共重合体またはプロピ
レン−エチレン共重合体、プロピレン−ブテン−1共重
合体またはエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸共重合体もしくはこれらの混合物が挙げられ
る。
また、不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メタア
クリル酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸等の一塩基酸および二塩基酸が挙げ
られる。また、不飽和カルボン酸の誘導体としては、上
記不飽和カルボン酸の金属塩、アミド、イミド、エステ
ル、無水物等が挙げられるが、これらのうち無水マレイ
ン酸が最も好ましい。
これら不飽和カルボン酸また。はその誘導体(以下、不
飽和カルボン酸類という)の添加量は、ポリオレフィン
に対してO,OS〜10重量%、好ましくは0.1〜0
.7重量%であり、有機過酸化物の存在下で加熱して生
成させる。ここに用いられる有機過酸化物としては、ベ
ンゾイルパーオキサイド、ラウリルパーオキサイド、2
.5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン等である。
このようにして得られた不飽和カルボン酸類で変性され
たポリオレフィン(以下、単に変性ポリオレフィンとい
う)からなる層の厚みは、10〜100μが好ましい。
一方、エポキシ基含有オレフィン系重合体としては、好
ましくは高圧ラジカル重合によるオレフィンと不飽和グ
リシジル基含有型ω体との2元共重合体またはオレフィ
ンと不飽和グリシジル基含有単量体およびエチレン系不
飽和単量体との3元または多元の共重合体であり、上記
共重合体のオレフィンとしては特にエチレンが好ましく
、エチレン50〜99.95重量%、グリシジル基含有
川沿体0.05〜50重間%、エチレン系不飽和単量体
0〜49.95重量%からなる共重合体が好ましい。
上記不飽和グリシジル基含有単量体としては、グリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタアクリレート、イタコ
ン酸モノグリシジルエステル、ブテントリカルボン酸モ
ノグリシジルエステル、ブテントリカルボン酸ジグリシ
ジルエステル、ブテントリ力ルボン酸トリグリシジルエ
ステルα−クロロアリル、マレイン酸、クロトン酸、フ
マル酸等のグリシジルエステル類またはビニルグリシジ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、2−メチルア
リルグリシジルエーテル、グリシジルオキシエチルビニ
ルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテル等のグ
リシジルエーテル類、p−グリシジルスチレン等が挙げ
られるが、特に好ましいものとしてグリシジルメタアク
リレート、アリルグリシジルエーテルを挙げることがで
きる。
また本発明のエチレン系不飽和中間体としては、オレフ
ィン類、ビニルエステル類、α,βエチレン性不性用飽
和カルボン酸はその誘導体等から選ばれた少なくとも1
種の単量体で、具体的にはプロピレン、ブテン−1、ヘ
キセン−1、デセン−1、オクテン−1、スチレン等の
オレフィン類、酢酸ビニル、ビニルプロピオネート、ビ
ニルベンゾエート等のビニルエステル類、アクリル酸も
しくはメタアクリル酸、アクリル酸もしくはメタアクリ
ル酸のメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、2
−エチルへキシル−、シクロへキシル−、ドデシル−、
オクタデシル−等のエステル類、マレイン酸、マレイン
酸無水物、イタコン酸、フマル酸、マレイン酸七ノー、
およびジ−エステル、ビニルクロライド、ビニルメチル
エーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテル類
およびアクリル酸アミド系化合物等が挙げられるが、特
にアクリル酸エステルが妊ましい。
高圧ラジカル重合法によるエポキシ基含有オレフィン系
重合体の製造法は前記のエチレン50〜99、95重間
%、1種以上の不飽和グリシジル基含有単量体0.05
〜50重量%、少なくとも1種のその他のエチレン系不
飽和単m体0〜49.95重量%のモノマーを、それら
の全単量体の総重椿に基づいて0.0001〜1重量%
の遊離基触媒の存在下で重合圧力500 〜4000k
G / ctd 、好ましくは1000〜3500kG
l/Ci、反応温度50〜400℃、好ましくは100
〜350℃の条件下、連鎖移動剤、必要ならば助剤の存
在下に槽型または管型反応器内で該単量体を同時に、あ
るいは段階的に接触、重合させる方法である。
上記遊I!!を基触媒としてはペルオキシド、ヒドロペ
ルオキシド、アゾ化合物、アミンオキシド化合物、酸素
等の通例の開始剤が挙げられる。
また連鎖移動剤としては水素、プロピレン、ブテン−1
、01〜C20またはそれ以上の飽和脂肪族水素および
ハロゲン置換炭化水素、例えば、メタン、エタン、プロ
パン、ブタン、イソブタン、n−ヘキサン、n−へブタ
ン、シクロパラフィン類、クロロホルムおよび四塩化炭
素、01〜G 20またはそれ以上の飽和脂肪族アルコ
ール、例えばメタノール、エタノール、プロパツールお
よびイソプロパツール、C1〜C 20またはそれ以上
の飽和脂肪族カルボニル化合物、例えば二酸化炭素、ア
セトンおよびメチルニーチルケトンならびに芳香族化合
物、例えばトルエン、ジエチルベンゼンおよびキシレン
の様な化合物等が挙げられる。
また本発明においては前記のエポキシ基含有オレフィン
系重合体を、前記のオレフィン重合体を混合希釈した組
成物として用いても差支えなく、この際の混合割合はエ
ポキシ基含有単量体の1度が0.05〜50重母%の範
囲になる様に適宜選択される。上記エポキシ基含有単量
体の濃度が0. 05重量%未満においては層間剥離強
度が弱く、実用に供せない恐れを生じる。一方、50重
量%を超えるものは取扱いにくいものとなる。
このようにして得られたエポキシ基含有オレフィン系重
合体からなる層の厚みは10〜100μ位が好ましい。
次に上記接着層の外面に硬化性樹脂およびエヂレンーカ
ルボン酸共重合体および/またはエチレン−カルボン酸
−カルボン酸エステル共重合体またはこれら共重合体娼
から選ばれる少なくとも1種を含浸させたガラスクロス
層を積層する。ここに用いられる硬化性樹脂としては、
ポリエステル樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂等の
エポキシ樹脂、レゾール型フェノール樹脂等のフェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の熱
硬化性樹脂が好ましく用いられる。
また、エチレン−カルボン酸共重合体および/またはエ
チレン−カルボン酸エステル共重合体またはこれらの共
重合体塩とは、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチ
レン−アクリル酸共重合体、エチレン−マレイン酸共重
合体等の二元共重合体、エチレン−メタアクリル酸−メ
タクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸−ア
クリル酸エチル共重合体等の三元共重合体等が挙げられ
、特にエチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アク
リル酸−アクリル酸エチル共重合体が好ましく、更に上
記したこれらの共重合体に、水酸化ナトリウム、水酸化
マグネシウム等のアルカリ金属化合物、アルカリ土類金
属化合物、アンモニア、アミン等の無m塩基性化合物ま
たは有様塩基性化合物のように水中で塩基性を示す化合
物を用いて完全もしくは部分的に中和した共重合体塩等
が挙げられる。
上記エチレン−カルボン酸二元共重合体もしくはエチレ
ン−カルボン酸−カルボン酸エステル三元共重合体は粘
度平均分子量が500〜20000の低分子量共重合体
のものが樹脂ワニスとの相溶性が良いので好ましい。こ
の低分子量共重合体は直接エチレンと不飽和カルボン酸
とを共重合させて製造しても良いが、好ましくは比較的
高分子量のエチレン−カルボン酸エステル共重合体を不
活性雰囲気中で、水または水蒸気の存在下、温度200
〜500℃の範囲で加熱減成した減成物であることが、
安価で、かつ分子量を任意にコントロールできる等の点
で望ましい。
これら硬化性樹脂等はプリプレグ、ブリミックス、ある
いは有様溶剤または水で所定含有量に希釈され、ワニス
としてガラスクロスに含浸される。
また、ガラスクロスとは、ガラス繊維を編組したガラス
織布をいう。この樹脂ワニス含浸ガラスクロス層の厚み
は50〜150μが好ましい。
さらに、本発明においては、硬化性樹脂およびエチレン
−カルボン酸共重合体および/またはエチレン−カルボ
ン酸−カルボン酸エステル共重合体またはこれらの共重
合体塩から選ばれる少なくとも1種を含浸させたガラス
クロス層の外面に金B箔を積層する。金属箔としては、
銅、アルミニウム、ニッケル、鉄等の金属またはこれら
の合金からなる箔(板)が用いられるが、とりわけ銅箔
が好ましい。この金属箔の厚みは、好ましくは5〜70
μ、さらに好ましくは10〜50μである。
ることができる。
本発明においては上記超高分子量ポリエチレン層(A)
/接着層(B)/硬化性樹脂等を含浸させたガラスクロ
ス層(C)の積層された多層構造体を基本とした積層体
に、金属箔(D)を積層した高周波回路用積層板であり
、具体的にはA/B/C/D、D/B/A/B/C/D
、D/C/B/A/B/C/D、D/C/B/A/B/
C/B/A/8/C/D等であり、用途によって、剛性
、曲げ強度等の機械的強度や耐熱性等が要求される分野
においては適宜積層して行なうことができる。
これら各成分からなる層は、各々積層され、例えば約5
 kg/ cr/Iのプレス加工条件下、170℃以上
、30分以上プレス加熱することによって、本発明の高
周波回路用積層板が得られる。
また、接@Ji(B)を押出機から押出すると同時に各
層も同時に繰出しfa層押押圧て連続的に成形すること
も可能である。
[実施例] 以下、実施例等に基づき本発明を具体的に説明する。
実施例1 (A>  超高分子ポリエチレン(分子l 300万、
極限粘度17dl/(+  (135℃デカリン溶液中
)、商品名:タフタレックス、日本石油化学■製)(厚
さ250μm) (B)  無水マレイン酸変性ポリエチレン(Ml =
  1.0 (J/10分、d =  0,923 (
J/cril。
商品名二日石Nポリマーl 6033 、日本石油化学
■製)(厚さ10μm) (C)  プリプレグの作成 樹脂ワニス配合 ■ 環状脂肪族エポキシ樹脂(商品名:チッソノックス
CX221、チッソ■製)・・・140g■ エチレン
−アクリル酸−アクリル酸エチル共重合体(分子量29
00、アクリル酸濃度4.0モル%、アクリル酸エチル
濃度2.0モル%、商品名:8石しクスポール、日本石
油化学■製)             ・・・578
g■ ベンジルジメチルアミン(BDMA)・・・0.
7g ■ トルエン          ・・・28720の
91合で温度80℃の条件下で溶かしワニスとし、これ
をガラスクロスに含浸させる。そして、風乾侵、このガ
ラスクロスを160℃の熱風乾燥オーブンで12分間乾
燥してプリプレグを作成した。
(D)  銅箔(35μm) 上記各基材(A、B、C,D)を第1図に示すようにD
/C/B/A/B/C/Dの順に積層し、熱プレス成形
機で、温度170℃、圧力5 kG+ / d、30分
間の条件で積層板を作成し、引きはがし強度(接着強度
)、電気的特性(誘電率、誘電正接、絶縁抵抗)、吸水
率、加工性を評価した結果を第1表に示した。
実施例2 実施例1の各基材(A、B、C,D)を、(D/C/B
/A/B/C/B/A/8/C/D)のように組合せて
、実施例1のプレス条件で積層板にして同様に評価し、
その結果を第1表に示した。
比較例1〜2 従来、市販されているガラス布基材エポキシ樹脂銅張積
層板(エポキシ−ガラス材:比較例1)およびガラス布
基材フッ素樹脂鋼張積層板(フッ素−ガラス材:比較例
2)について、実施例1と同様にして評価し、その結果
を第1表に示した。
第1表に示されるように、本発明である実施例1〜2の
積層板は、比較例1〜2の積層板に比較して、誘電率や
誘電正接が低いことから電気特性に優れる。また、実施
例1〜2の積層板は耐吸水性や加工性も良好である。
[発明の効果] 以上説明したように、超高分子量ポリエチレン層、変性
ポリオレフィンおよび/またはエポキシ基含有オレフィ
ン重合体からなる接着層、硬化性樹脂およびエチレン−
カルボン酸共重合体等を含浸させたガラスクロス層を積
層した構造を基本とする多層構造体に金属箔を81層し
てなる本発明の高周波回路用積層板は、積層板として要
求される電気的特性、接着強度および耐吸水性等の諸特
性に優れる。
例えば、本発明の高周波回路用積層板は、従来のガラス
布基材エポキシ樹脂銅張積層板に比べて高周波特性が優
れる。すなわちマイクロ波用機器(パラボラアンテナ等
)に使用した場合に低損失である。
また、ガラス布基材フッ素樹脂鋼張積層板に比較して加
工性がよく、かつ低価格であり、種々の環境下で安定し
た電気特性を示すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の高周波回路用積層板の一実施例を示
す断面図である。 (A):超高分子量ポリエチレン層、 (B):接着層、 (C):硬化性樹脂等を含浸させたガラスクロス層、 (D):金属箔。 特許出願人  日本石油化学株式会社 特許出願人  中興化成工業株式会社 代理人 弁理士 伊 東 辰 雄 代理人 弁理士 伊 東 哲 也 第1図

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.超高分子量ポリエチレン層の少なくとも片面に、不
    飽和カルボン酸またはその誘導体で変性されたポリオレ
    フィンおよび/またはエポキシ基含有オレフィン系重合
    体からなる接着層を介して、硬化性樹脂およびエチレン
    −カルボン酸共重合体および/またはエチレン−カルボ
    ン酸エステル共重合体またはこれら共重合体塩から選ば
    れる少なくとも1種を含浸させたガラスクロス層を積層
    した構造を基本とする多層構造体の少なくとも片面に金
    属箔を積層してなることを特徴とする高周波回路用積層
    板。
  2. 2.前記超高分子量ポリエチレンが135℃デカリン溶
    液による極限濃度が8dl/g以上である特許請求の範
    囲第1項記載の高周波回路用積層板。
  3. 3.前記不飽和カルボン酸またはその誘導体の添加量が
    ポリオレフィンに対して0.05〜10重量%である特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の高周波回路用積
    層板。
  4. 4.前記不飽和カルボン酸またはその誘導体が無水マレ
    イン酸である特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか
    に記載の高周波回路用積層板。
  5. 5.前記エポキシ基含有オレフィン系重合体がエチレン
    と不飽和グリシジル基含有単量体からなるエチレン共重
    合体またはエチレンと不飽和グリシジル基含有単量体お
    よびエチレン系不飽和単量体からなるエチレン共重合体
    である特許請求の範囲第1項または第2項記載の高周波
    回路用積層板。
  6. 6.前記エチレン共重合体が、エチレン50〜99.5
    重量%、グリシジル基含有単量体0.05〜50重量%
    、エチレン系不飽和単量体0〜49.95重量%からな
    る共重合体である特許請求の範囲第5項記載の高周波回
    路用積層板。
  7. 7.前記不飽和グリシジル基含有単量体がグリシジルア
    クリレートもしくはグリシジルメタアクリレートである
    特許請求の範囲第5項または第6項記載の高周波回路用
    積層板。
  8. 8.前記硬化性樹脂がエポキシ樹脂である特許請求の範
    囲第1項〜第7項のいずれかに記載の高周波回路用積層
    板。
  9. 9.前記エチレン−カルボン酸共重合体および/または
    エチレン−カルボン酸エステル共重合体またはこれら共
    重合体塩がエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体もし
    くはエチレン−(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル
    酸エチル共重合体またはこれら共重合体塩である特許請
    求の範囲第1項〜第8項のいずれかに記載の高周波回路
    用積層板。
  10. 10.前記共重合体が、粘度平均分子量500〜200
    00の低分子量共重合体である特許請求の範囲第9項記
    載の高周波回路用積層板。
  11. 11.前記共重合体が比較的高分子量の共重合体を熱減
    成してなる特許請求の範囲第10項記載の高周波回路用
    積層板。
  12. 12.前記金属箔が銅箔である特許請求の範囲第1項〜
    第11項のいずれかに記載の高周波回路用積層板。
JP7030487A 1987-03-26 1987-03-26 高周波回路用積層板 Pending JPS63236639A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7030487A JPS63236639A (ja) 1987-03-26 1987-03-26 高周波回路用積層板
CA 561662 CA1286586C (en) 1987-03-26 1988-03-16 Finish laminates for high frequency circuits
EP19880104470 EP0284939B1 (en) 1987-03-26 1988-03-21 Finished laminates for high frequency circuits
DE8888104470T DE3873577T2 (de) 1987-03-26 1988-03-21 Verarbeitete schichtstoffe fuer hochfrequenzschaltungen.
US07/171,910 US4812355A (en) 1987-03-26 1988-03-22 Finish laminates for high frequency circuits

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7030487A JPS63236639A (ja) 1987-03-26 1987-03-26 高周波回路用積層板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63236639A true JPS63236639A (ja) 1988-10-03

Family

ID=13427587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7030487A Pending JPS63236639A (ja) 1987-03-26 1987-03-26 高周波回路用積層板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63236639A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03831A (ja) * 1989-05-26 1991-01-07 Toyama Boseki Kk 編織用糸の製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03831A (ja) * 1989-05-26 1991-01-07 Toyama Boseki Kk 編織用糸の製造法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0284939B1 (en) Finished laminates for high frequency circuits
US6420476B1 (en) Composite dielectric material composition, and film, substrate, electronic part and molded article produced therefrom
KR100927192B1 (ko) 인쇄배선기판 필름용 수지 조성물 및 이의 용도
KR100330207B1 (ko) 내열성 저유전성 고분자 재료와 이것을 사용한 필름, 기판, 전자 부품 및 내열성 수지 성형품
CN102070854A (zh) 复合材料、用其制作的高频电路基板及其制作方法
EP2330542A1 (en) Rf tag and method for producing same
CN111333965A (zh) 基于三元乙丙橡胶的介电材料、半固化片及积层板
KR20230065929A (ko) 조성물 및 그 경화체
CN111703150A (zh) 一种降低聚烯烃复合基板材料介电损耗的方法
US6187442B1 (en) Thermosetting resin compositions, electrical laminates obtained therefrom and process of producing these
JPS6229191A (ja) 高周波電気回路基板
JPS63236639A (ja) 高周波回路用積層板
JPH01173695A (ja) 高周波回路用積層板
JPH0719951B2 (ja) 絶縁層形成用ペースト組成物
JPS63236641A (ja) 高周波回路用積層板
JPS63236638A (ja) 高周波回路用積層板
JPH09194610A (ja) 低誘電率及び低誘電正接樹脂組成物を用いたプリプレグ及び積層板
JP4255073B2 (ja) 樹脂組成物およびそれを用いた高周波回路用積層板
JP2003060116A (ja) 高周波回路基板
JPH0712647B2 (ja) ポリオレフィン金属積層板の製造方法
JP2002544332A (ja) 熱硬化性ポリマーシステムおよび電子積層板
JPH0214269A (ja) 絶縁層形成用ペースト組成物
JPH0563321A (ja) 配線板
JPH0711214A (ja) 接着剤組成物
JPH03131616A (ja) 熱硬化性樹脂組成物及び電気用積層板