JPS63236507A

JPS63236507A - 移床式上向流濾過方法及び装置

Info

Publication number: JPS63236507A
Application number: JP6854287A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Kojima; 正行小島; Ichitaro Onozawa; 小野沢　一太郎; Masaaki Shirai; 正明白井
Original assignee: Hitachi Plant Technologies Ltd
Current assignee: Hitachi Plant Technologies Ltd
Priority date: 1987-03-23
Filing date: 1987-03-23
Publication date: 1988-10-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は移床式上向流濾過方法及び装置に係り、特に粒
状濾材を濾過槽の底部から取り出し、これを洗浄して再
び濾過槽の上部に戻すようにした移床式上向流濾過方法
及び装置に関する。

〔従来の技術〕

一般にこの種の濾過装置は、濾過槽の底部から濾過に供
した使用済みの砂等の粒状濾材を取り出し、この粒状濾
材を濾過槽の上部に設けた濾材洗浄部に搬送し、この濾
材洗浄部内を下降させて再び濾過槽の上部に戻すように
している。そして、粒状濾材は、濾材洗浄部内の下降中
にその下部開口から流入する清浄な濾過水によって洗浄
され、またこの洗浄に供した濾過水及び粒状濾材から分
離した汚染物質は濾材洗浄部の上方から排出される。

ところで、従来より上記濾材洗浄部での洗浄効果を高め
るために種々の提案がなされている（特公昭５６−５１
８０８号公報、特開昭５８−１４９１４号公報）。

即ち、特公昭５６−５１８０８号公報には、濾材洗浄部
内の液位よりも濾過槽内の液位を高くするとともに、濾
材洗浄部内に絞りを設け、下部開口から流入する濾過水
を瞬間的に増加させることにより、濾材洗浄部内を下降
する粒状濾材と濾材洗浄部の下部開口から流入する濾過
水との相対速度を大きくする技術が開示され、特開昭５
８−１４９１４号公報には、濾材洗浄部内にエアを供給
することによって粒状濾材から汚染物質を剥離させ、か
つ濾材洗浄部内への汚染物質の付着を防止する技術が開
示されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上記従来の前者の場合には、濾過水を瞬間的に
増加させる絞り等を設ける必要があり、構造が複雑にな
るとともに、この絞りが設けられる部分等において汚染
物質が付着し、流路を閉塞する虞があり、後者の場合に
はエアを濾材洗浄部内に送出する手段が必要となり、構
造が複雑になる。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、構造
が簡単で、粒状濾材の洗浄効果を高めることができる移
床式上向流濾過方法及び装置を提供することを目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するために、粒状濾材を収納し
た濾過漫の下部から汚水を圧入し、前記粒状濾材によっ
て濾過された濾過水を濾過槽の上部から取り出すととも
に、下部に開口を有し上部に排水通路を有する濾材洗浄
部を前記濾過槽の濾過水中に配設し、該濾材洗浄部に濾
過槽底部からエアリフト管を介してエアとともに粒状濾
材を搬送し、前記濾材洗浄部の下部の開口から供給され
る濾過水によって粒状濾材を洗浄し、この洗浄した粒状
濾材を下部の開口から濾過槽に戻すとともに、その排液
をエアとともに前記排水通路から排出する移床式上向流
濾過方法において、前記エアリフト管から濾材洗浄部に
送出されるエア及び粒状濾材によって該濾材洗浄部内に
渦流を発生させるようにしたことを特徴としている。

〔作用〕

本発明によれば、エアリフト管から送出されるエア及び
粒状濾材等によって濾材洗浄部内に渦流を発生させるよ
うにしたため、粒状濾材が濾材洗浄部内で攪拌され、粒
状濾材から汚染物質が確実に分離する。

〔実施例〕

以下添付図面に従って本発明に係る移床式上向流濾過方
法及び装置の好ましい実施例を詳説する。

第１図は本発明に係る移床式上向流濾過装置の一実施例
を示す断面図である。同図において、濾過される汚水（
以下原水という）は、取水口１０を通り濾過槽１２内に
はり出した邪魔板１４の間から濾過槽１２内に圧入され
る。

濾過槽１２内には、砂等の粒状濾材１６が収容され、前
記原水はこの粒状濾材１６から成る濾過層を通過するこ
とによって濾過される。そして、濾過層の上面より湧き
出した濾過水は、濾過氷取出口１８から取り出される。

一方、邪魔阪１４、案内板２０及び濾過槽ホッパ一部１
２Ａによって濾過槽１２の底部に案内された粒状濾材１
６及び原水の一部はエアリフト管２２及び高圧空気Ｒ２
４等から成る空気搬送装置によって濾過槽１２の上部に
設けた濾材洗浄部２６に搬送される。

即ち、この空気搬送装置は、高圧空気源２４から流量調
節弁２８及びエア供給ライン２９を介してエアリフト管
２２の下部に圧縮エアを供給し、エアリフト効果によっ
て気泡とともに粒状濾材１６等を上昇させる。なお、こ
の搬送される粒状濾材１６は、原水の濾過に供した使用
済みのもので、原水に含まれる汚染物質等が付着してい
る。

濾材洗浄部２６は汚れた粒状濾材１６を洗浄して再生さ
せるもので、下部に開口２６Ａををするとともに、上部
に排水路３０に連通ずる排水通路２６Ｂを有しでいる。

また、この濾材洗浄部２６に接続される前記エアリフト
管２２の接続部２２Δは、第１図のＡ−Ａ断面図である
第２図に示すように、濾材洗浄部２６の中心部から偏倚
した位置に設けられている。

従って、濾材洗浄部２６内にはエアリフト管２２から送
出されるエア及び粒状濾材等によって渦流が発生し、粒
状濾材は濾材洗浄部２６の下部開口２６Ａから供給され
る清浄な濾過水中で攪拌され、これにより粒状濾材から
汚染物質が確実に分離される。このようにして洗浄され
た粒状ａ材１６は濾材洗浄部２６の開口２６Ａから下降
して再び濾過層を構成し、また、この洗浄に供し汚染物
質を含む濾過水（排液）は、エアによって排水通路２６
Ｂを上昇し排水路３０に排出される。

第３図は本発明に係る移床式上向流濾過装置の他の実施
例を示す断面図であり、第１図に示した装置に対して更
に排水管３２、流量調節弁３４及びエア供給ライン３６
を備えている。

排水管３２は排気通路３２Ａ内に同心配設されており、
この排水管３２の下部には高圧空気源２４から流量調節
弁３４及びエア供給ライン３６を介して圧縮エアが供給
されるようになっている。

これにより、濾材洗浄Ｂ２６内の排液はエア供給ライン
３６から加えられるエアによって排水管３２内を上昇す
る。また、この排液の送出に伴い、濾材洗浄部２６の下
部開口２６Δから清浄な濾過水の流入が促進されるとと
もに排液の開口２６Ａからの流出が防止される。なお、
エアリフト管２２から送出されるエアは、排水管３２の
外周の円筒状の排気通路３２Δを通って排気される。ま
た、排水管３２に供給される圧縮エアは、排液を搬送す
るが、比重の大きな粒状濾材１６は搬送しないように流
量調整弁３４によってその流量が調整されている。

第４図は本発明に係る移床式上向流濾過装置の更に他の
実施例を示す断面図である。この実施例の装置は、第１
図に示した装置がエアリフト管２２を濾過槽１２の中央
部に配設したのに対し、エアリフト管３８を濾過槽１２
の内壁面に沿って配設した点で異なる。尚、エアリフト
管の配設位置はこれに限らず、エアリフト管を濾過槽１
２の外り１１に配設して濾過槽底部と濾材洗浄部２６と
を連通ずるようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る移床式上向流濾過方法
及び装置によれば、濾材洗浄部内に渦流を発生させるよ
うにしたため、粒状濾材が濾材洗浄部内で攪拌され、粒
状濾材から汚染物質を確実に分離させることができる。

また、濾材洗浄部での渦流の発生は、エアリフト管から
送出されるエア及び粒状濾材等によって行っているため
、濾材洗浄部等も極めて簡単に構成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る移床式上向流濾過装置の一実施例
示す断面図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線に沿う断
面図、第３図は本発明に係る移床式上向流濾過装置の他
の実施例を示す断面図、第４図は本発明に係る移床式上
向流濾過装置の更に他の実施例を示す断面図である。１０・・・取水口、　１２・・・濾過槽、　　１６・・
・粒状濾材、　　１８・・・濾過氷取出口、　２２．３
８・・・エアリフト管、　２４・・・高圧空気源、　　
２６・・・濾材洗浄部、　２６Ａ・・・開口、　２６Ｂ
・・・排水通路、２８．３４・・・流Ｎ調節弁、　　２
９．３６・・・エア供給ライン、　３０・・・排水路、
　　３２・・・排水管。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）粒状濾材を収納した濾過槽の下部から汚水を圧入
し、前記粒状濾材によって濾過された濾過水を濾過槽の
上部から取り出すとともに、下部に開口を有し上部に排
水通路を有する濾材洗浄部を前記濾過槽の濾過水中に配
設し、該濾材洗浄部に濾過槽底部からエアリフト管を介
してエアとともに粒状濾材を搬送し、前記濾材洗浄部の
下部の開口から供給される濾過水によって粒状濾材を洗
浄し、この洗浄した粒状濾材を下部の開口から濾過槽に
戻すとともに、その排液をエアとともに前記排水通路か
ら排出する移床式上向流濾過方法において、前記エアリ
フト管から濾材洗浄部に送出されるエア及び粒状濾材に
よって該濾材洗浄部内に渦流を発生させるようにしたこ
とを特徴とする移床式上向流濾過方法。
（２）粒状濾材を収納し、下部から汚水が圧入される濾
過槽と、前記濾過槽の濾過水中に配設され、下部に開口を有する
とともに上部に排水通路を有する濾材洗浄部と、前記濾過槽の底部と前記濾材洗浄部とを連通するエアリ
フト管及び該エアリフト管の下端近傍から圧縮エアを供
給するエア供給手段から成り、前記粒状濾材をエアとと
もに前記濾材洗浄部に搬送する空気搬送手段と、から成る移床式上向流濾過装置において、前記エアリフト管は濾材洗浄部との接続部がエアリフト
管から濾材洗浄部に送出されるエア及び粒状濾材によっ
て濾材洗浄部内に渦流が生じるように接続されることを
特徴とする移床式上向流濾過装置。
（３）前エアリフト管の接続部は、前記濾材洗浄部の側
部における該濾材洗浄部の中心部から偏倚した位置に接
続される特許請求の範囲第（２）項記載の移床式上向流
濾過装置。
（４）前記濾材洗浄部の略中央部から前記排水通路を通
って配設された排水管と、この排水管に圧縮エアを供給
するエア供給手段とを備えたことを特徴とする特許請求
の範囲第（２）項記載の移床式上向流濾過装置。