JP4508462B2 - 上向流式ろ過装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上向流式ろ過装置に関し、詳しくは、浮上ろ材の洗浄をろ過操作を中断することなく連続したろ過処理を可能とした上向流式ろ過装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来から、浮上ろ材を使用したろ過装置において、ろ過操作を中断することなくろ材の洗浄を行えるようにした提案がいくつかなされている。例えば、特開平6−254311号公報には、浮上ろ材を用いた下向流式ろ過装置において、ろ材が目詰まりしたときには、ろ過槽の頂部から原水とともに一部のろ材を引抜いて洗浄路に送り込み、洗浄後のろ材と目詰まり物質(濁質)とを分離槽で分離した後、分離槽からろ過槽内に浮上させるように形成したろ過機におけるろ材の洗浄装置が記載されている。
【0003】
しかし、上述の方式では、分離槽からろ過槽内に浮上するろ材は、ろ過槽内を下降している処理水の流れに反して浮上することになるため、処理水の流速を極めて緩やかに設定する必要がある。したがって、ろ過槽の径を大きくして処理水の流速を十分に下げなければならず、ろ過速度やろ材の比重が限定されてろ過効率に悪影響を及ぼすことがあり、また、設備コストの上昇や設置面積の増大を招くという問題があった。
【0004】
そこで本発明は、原水のろ過処理とろ材の洗浄処理とを並行して行うことができ、連続ろ過処理を可能にするとともに、ろ過効率の向上も図れる上向流式ろ過装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の上向流式ろ過装置は、浮上ろ材を充填したろ過槽内を鉛直方向の仕切板によって複数のろ過室に区画し、各ろ過室の上部には、各ろ過室内のろ材をろ材洗浄部に送り出すためのろ材流出口を有する天板と、ろ過処理後の処理水をろ材から分離して導出する処理水流出部とを設け、各ろ過室の下部には、ろ過槽底部の原水導入部に連通する原水流入口をそれぞれ設けるとともに、前記天板部分には、前記ろ材流出口を開閉する上部塞ぎ板を配置し、ろ過室の下部には、前記ろ材洗浄部で洗浄後のろ材を所定のろ過室内に案内するろ材ガイド部材と前記原水流入口を開閉可能な下部塞ぎ板とを設け、前記上部塞ぎ板及び下部塞ぎ板の開閉と、前記ろ材ガイド部材の位置とを制御することにより、前記複数のろ過室の内の一つのろ過室からろ材をろ材洗浄部に送り出してろ材の洗浄を行い、洗浄後のろ材を前記ろ材ガイド部材を介してろ過室に戻すように形成したことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は、本発明の上向流式ろ過装置の一形態例を示すものであって、3室に区画形成したろ過室の内の一つのろ過室におけるろ材の洗浄操作を順を追って説明するための図であり、図1,図3,図5,図7は各工程における上向流式ろ過装置の縦断面図、図2,図4,図6,図8は各工程におけるろ過室天板部分及びろ過室底板部分の状態を示す説明図である。図9はろ過槽の概略横断面図、図10はろ過室天板部分に設けられる塞ぎ板の概略平面図、図11はろ過室底板部分に設けられる下部塞ぎ板の概略平面図である。
【0007】
まず、図1に示すように、本形態例に示す上向流式ろ過装置は、軸線を鉛直線方向とした円筒形のろ過槽11の上下方向中間部に複数のろ過室12,12a,12bを、槽下部に原水導入部である原水流入室13を、槽上部にろ材洗浄部であるろ材洗浄室14をそれぞれ設けたものであって、ろ過室12は、3枚の鉛直方向の仕切板15により等間隔に3分割されている(図9参照)。ろ過室12と原水流入室13との間には、各ろ過室12に対応した原水流入口16を有する底板17が設けられており、また、ろ過室12とろ材洗浄室14との間には、各ろ過室12に対応したろ材流出口18を有する天板19が設けられている。さらに、原水流入室13内には、原水流入管20が挿入されており、各ろ過室12の上端外周部には、ろ過槽11の内壁に沿うようにして設けられたスクリーン21を介して処理水流出部22が環状に形成されている。
【0008】
前記天板19の上面には、前記ろ材流出口18に対応したろ材抜出し口23を有する円盤状の上部塞ぎ板24が設けられ(図10参照)、前記底板17の下面には、前記原水流入口16に対応した位置に上部開口を有する筒状のろ材ガイド部材(ろ材ガイド筒)25を下面に連設した扇形状の下部塞ぎ板26が設けられている(図11参照)。
【0009】
前記ろ材洗浄室14は、天井板の一部が上方に膨らんだ膨出部27を有しており、この膨出部27の頂部に、洗浄水を導入したり、ろ材搬送時にろ材を導出したりするための配管28が設けられており、また、ろ材洗浄室14の側面部には、洗浄排水を導出するための配管29が設けられている。前記配管28には、洗浄水噴出管30とろ材搬送水供給管31とが接続され、両管30,31は、ポンプ32を備えた給水管33から分岐している。また、配管28と配管29とは、ろ過槽底部に向かうろ材搬送管34に合流してろ過槽底部に設けられた固液分離室35に接続している。
【0010】
固液分離室35は、底部側面に洗浄排水排出管36を、底面にドレン37をそれぞれ有するとともに、胴部内周に固液分離を促進する邪魔板38を設けたものであって、固液分離室35の上部には、ろ過槽底部中心を貫通して原水流入室13内に突出するろ材上昇管39が設けられている。このろ材上昇管39の上端開口は、前記ろ材ガイド筒25の下部開口内に挿入された状態になっており、ろ材上昇管39内を上昇したろ材を、ろ材ガイド筒25に上昇させることができるように形成されている。
【0011】
さらに、ろ過槽11の上方には、前記上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を、ろ過槽11内に挿入された駆動軸40を介して所定角度ずつ回動させるためのモーター41が設けられている。このモーター41は、図示しない制御手段によりろ材洗浄操作の進行に従って作動し、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を所定の方向に所定角度ずつ回動させる。
【0012】
このように形成した上向流式ろ過装置は、以下に示す工程を順次行うことにより、ろ過処理を継続しながら、各ろ過室12内に充填されたろ材の洗浄を行うことができる。まず、図1及び図2は、次にろ材洗浄を行うろ過室(図1において右側のろ過室12)がろ過工程を行っているときの状態を示すもので、図1は縦断面図、図2(A)はろ過室天板部分の状態を、図2(B)はろ過室底板部分の状態をそれぞれ示す説明図である。
【0013】
なお、ろ過室天板部分及びろ過室底板部分を示す図においては、ろ材流出口18及び原水流入口16は楕円形状で、ろ材抜出し口23及びろ材ガイド筒25の開口は円形状で、中心角120度の扇形状の下部塞ぎ板26はその両端を破線で、該下部塞ぎ板26で原水流入口16を塞いだ状態を四角形内に2本の対角線を付した状態で、それぞれ表している。また、図3以下の各図においては、図1,図2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。さらに、「開く」と表現した弁以外は閉じているものとする(但し、弁20V及び弁22Vは常時開)。
【0014】
図1及び図2に示すように、ろ過室12でろ過処理を行っているときには、天板19のろ材流出口18が上部塞ぎ板24によって塞がれた状態となっており、底板17の原水流入口16は、原水流入室13に開口した状態となっている。したがって、原水流入管20から流入して分岐管20aの下方に開口した通孔20bから原水流入室13に流入した原水は、原水流入口16を通ってろ過室12内に流入し、該ろ過室12内に充填された浮上ろ材、例えば発泡スチロール性のろ材Fからなるろ過層を通過することによってろ過処理が行われる。ろ過処理された水は、ろ過室12内を上昇し、スクリーン21でろ材Fから分離して処理水流出部22に流出し、処理水流出管22aから処理水として抜出される。
【0015】
ろ過室12内のろ材Fの洗浄操作は、前記モーター41が作動し、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を所定の方向に所定角度、本形態例では、反時計回りに30度回動させることによって始まる。上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26が反時計回りに30度回動すると、図3の縦断面図、図4の説明図に示すように、底板17の原水流入口16が下部塞ぎ板26に塞がれ(図4(B))、天板19のろ材流出口18の位置に上部塞ぎ板24のろ材抜出し口23が移動し(図4(A))、ろ過室12とろ材洗浄室14とが連通した状態となる。
【0016】
したがって、ろ過室12内のろ材Fは、ろ過室12内からろ材流出口18及びろ材抜出し口23を通ってろ材洗浄室14内に浮上していく。このとき、原水流入口16を下部塞ぎ板26で塞いだ状態にしておくことにより、原水流入室13に流入した原水は、このろ過室12以外の他のろ過処理中のろ過室内に流入してろ過処理され、処理水流出部22から連続して抜出される。また、ろ過室12内に原水が流入することが無くなるので、ろ過処理されない原水が該ろ過室12のスクリーン21から処理水流出部22に流出することがなく、処理水の水質が悪化することはない。さらに、この状態でろ材搬送管34の弁34Vと、洗浄排水排出管36の弁36V又はドレン37の弁37Vを開くことにより、ろ過室12内の水がろ材Fに伴われてろ材洗浄室14に上昇し、該ろ材洗浄室14からろ材搬送管34を経て固液分離室35から排出される流れが発生するとともに、スクリーン21を通過して処理水の一部がろ過室12内に逆流する流れが発生するので、スクリーン21の逆洗を行えるという効果もある。
【0017】
ろ過室12内のろ材Fがろ材洗浄室14に上昇したら、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を反時計回りにさらに30度回動させ、図5の縦断面図、図6の説明図に示すように、底板17の原水流入口16を下部塞ぎ板26で塞ぎ(図6(B))、天板19のろ材流出口18を上部塞ぎ板24で塞いだ状態にする(図6(A))。この状態では、ろ過室12における水の流入、流出はなく、室内のほとんどは前記工程でスクリーン21から逆流した処理水によって満たされた状態になっている。
【0018】
この状態で、ポンプ32を作動させるとともに、洗浄水噴出管30の弁30V、配管29の弁29V、ろ材搬送管34の弁34V、及び、洗浄排水排出管36の弁36Vを開く。これにより、洗浄水噴出管30からろ材洗浄室14内に洗浄水が噴出し、その噴出力で室内の水を撹拌してろ材F同士を衝突させ、ろ材Fに付着している濁質を剥離させる。剥離した濁質は、洗浄排水となって配管29からろ材搬送管34に流れ、固液分離室35を経て洗浄排水排出管36から排出される。このとき、一部のろ材Fが洗浄排水と共に固液分離室35に流れても、配管に比べて大径に形成されている固液分離室35内での流速の低下によって固液分離室35内を浮上する状態となり、洗浄排水と一緒に排出されることはない。
【0019】
なお、洗浄水噴出管30の位置は、ろ材洗浄室14内で浮上しているろ材Fを確実に洗浄するため、できるだけ室上部に設けることが好ましく、ろ材洗浄室14内で渦巻流を発生させるなど、洗浄効果を考慮して設置する。また、配管29は、濁質を伴った洗浄排水を効果的に排出できる位置に設置しておくことが好ましい。
【0020】
上述のようなろ材Fの洗浄工程を行った後、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26をさらに反時計回りに30度回動させ、図7の縦断面図、図8の説明図に示すように、底板17の原水流入口16にろ材ガイド筒25の上部開口を位置させ、(図8(B))、天板19のろ材流出口18は上部塞ぎ板24で塞いだままの状態にする(図8(A))。
【0021】
この状態で、ろ材搬送水供給管31の弁31V、ろ材搬送管34の弁34V、及び、洗浄排水排出管36の弁36Vを開くことにより、ろ材洗浄室14から配管28内に浮上したろ材Fが、ろ材搬送水供給管31からのろ材搬送水に同伴されてろ材搬送管34を流れ、固液分離室35に流入して該固液分離室35内を浮上していく。ろ材Fは、邪魔板38に接触しながら固液分離室35内を浮上する過程で付着物をさらに分離し、十分な洗浄が行われた状態となってろ材ガイド筒25内を上昇し、底板17の原水流入口16を通ってろ過室12内に戻る。なお、ろ材Fから分離した付着物(濁質)は邪魔板38の通孔(図示せず)を通って固液分離室35の底部に沈降し、洗浄排水排出管36あるいはドレン37から抜出される。
【0022】
そして、ろ材洗浄室14内のろ材Fがろ過室12内に搬送された時点で、ポンプ32を停止して各弁を閉じ、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を反時計回りに30度回動させると、図1,図2に示した状態に戻り、すなわち、天板19のろ材流出口18が上部塞ぎ板24によって塞がれ、底板17の原水流入口16が原水流入室13に開口した状態となり、該ろ過室12における原水のろ過処理が、洗浄再生されたろ材Fによって再開するとともに、次のろ過室に充填されているろ材の洗浄操作が行われる。
【0023】
一つのろ過室12においてろ材Fの洗浄操作を行っている間、他の二つのろ過室12では通常通りのろ過処理を連続して行うことができ、二つのろ過室12でのろ過処理を基準にして装置設計を行うことにより、処理水の水質を低下させたりすることなく、所定のろ過処理を効率よく行うことができる。また、上向流式であり、固液分離室35からろ過室12へのろ材Fの浮上上昇を、ろ材ガイド筒25を通して行うので、原水や処理水の流速に影響されず、ろ過速度を任意に設定することができ、ろ材Fの比重も任意に設定することができる。
【0024】
なお、ろ材は、比重が水より小さくて浮上性を有するものならば任意の素材のものを使用することが可能である。また、ろ材洗浄室は、ろ過室の上部に連設する必要はなく、ろ材洗浄室をろ過槽とは別に設置し、ろ過室から浮上したろ材を搬送管を介してろ材洗浄室に搬送し、洗浄後のろ材をろ材洗浄室から搬送管を介してろ過槽に戻すようにしてもよい。
【0025】
さらに、上記形態例では、3室設けた各ろ過室のろ材洗浄を順次行うようにしたが、上部塞ぎ板、下部塞ぎ板及びろ材ガイド筒を適当な手段で個別に制御可能に形成することにより、任意のろ過室のろ材洗浄を任意に行うことが可能であり、この場合は、全ろ過室でろ過処理を行うこともできる。また、ろ過室の設置数は任意であり、2室で交互にろ材洗浄を行うこともでき、4室以上にすることも可能である。さらに、ろ過室内の適当な位置と原水流入室との差圧を測定してろ材洗浄の必要性を判断したり、各ろ過室の内圧が基準値以下となった場合にろ材洗浄の必要性を判断したりすることもできる。
【0026】
加えて、ろ過槽11の形状も任意であり、例えば平面視長方形に形成して長手方向を隔壁によって分割することにより複数のろ過室を形成し、上部塞ぎ板、下部塞ぎ板及びろ材ガイド筒を水平方向に移動させるように形成することも可能である。また、上部塞ぎ板は、ヒンジ構造で開閉させてもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の上向流式ろ過装置によれば、ろ過処理を連続して行いながらろ材の洗浄処理を行うことができる。また、ろ過速度やろ材の比重も任意に選定することができ、原水の状態に応じた最適なろ過操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ろ過工程を行っているときの状態を示すろ過装置の縦断面図である。
【図2】 ろ過工程を行っているときのろ過室天板部分及びろ過室底板部分の状態を示す説明図である。
【図3】 ろ過室とろ材洗浄室とを連通させた状態を示すろ過装置の縦断面図である。
【図4】 ろ過室とろ材洗浄室とを連通させたときのろ過室天板部分及びろ過室底板部分の状態を示す説明図である。
【図5】 ろ材の洗浄を行っているときの状態を示すろ過装置の縦断面図である。
【図6】 ろ材の洗浄を行っているときのろ過室天板部分及びろ過室底板部分の状態を示す説明図である。
【図7】 ろ材をろ材洗浄室からろ過室に搬送しているときの状態を示すろ過装置の縦断面図である。
【図8】 ろ材をろ材洗浄室からろ過室に搬送しているときのろ過室天板部分及びろ過室底板部分の状態を示す説明図である。
【図9】 ろ過槽の概略横断面図である。
【図10】 ろ過室天板部分に設けられる塞ぎ板の概略平面図である。
【図11】 ろ過室底板部分に設けられる下部塞ぎ板の概略平面図である。
【符号の説明】
11…ろ過槽、12,12a,12b…ろ過室、13…原水流入室、14…ろ材洗浄室、15…仕切板、16…原水流入口、17…底板、18…ろ材流出口、19…天板、20…原水流入管、21…スクリーン、22…処理水流出部、23…ろ材抜出し口、24…上部塞ぎ板、25…ろ材ガイド筒、26…下部塞ぎ板、27…膨出部、28,29…配管、30…洗浄水噴出管、31…ろ材搬送水供給管、32…ポンプ、33…給水管、34…ろ材搬送管、35…固液分離室、36…洗浄排水排出管、37…ドレン、38…邪魔板、39…ろ材上昇管、40…駆動軸、41…モーター
Claims (1)
- 浮上ろ材を充填したろ過槽内を鉛直方向の仕切板によって複数のろ過室に区画し、各ろ過室の上部には、各ろ過室内のろ材をろ材洗浄部に送り出すためのろ材流出口を有する天板と、ろ過処理後の処理水をろ材から分離して導出する処理水流出部とを設け、各ろ過室の下部には、ろ過槽底部の原水導入部に連通する原水流入口をそれぞれ設けるとともに、前記天板部分には、前記ろ材流出口を開閉する上部塞ぎ板を配置し、ろ過室の下部には、前記ろ材洗浄部で洗浄後のろ材を所定のろ過室内に案内するろ材ガイド部材と前記原水流入口を開閉可能な下部塞ぎ板とを設け、前記上部塞ぎ板及び下部塞ぎ板の開閉と、前記ろ材ガイド部材の位置とを制御することにより、前記複数のろ過室の内の一つのろ過室からろ材をろ材洗浄部に送り出してろ材の洗浄を行い、洗浄後のろ材を前記ろ材ガイド部材を介してろ過室に戻すように形成したことを特徴とする上向流式ろ過装置。
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