JP2002316004A - 上向流式ろ過装置 - Google Patents

上向流式ろ過装置

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JP2002316004A JP2001120306A JP2001120306A JP2002316004A JP 2002316004 A JP2002316004 A JP 2002316004A JP 2001120306 A JP2001120306 A JP 2001120306A JP 2001120306 A JP2001120306 A JP 2001120306A JP 2002316004 A JP2002316004 A JP 2002316004A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原水のろ過処理とろ材の洗浄処理とを並行し
て行うことができ、連続ろ過処理を可能にするととも
に、ろ過効率の向上も図れる上向流式ろ過装置を提供す
る。 【解決手段】 複数のろ過室12の上部に、ろ材Fをろ
材洗浄室14に送り出すろ材流出口18を設けるととも
に該流出口を開閉する上部塞ぎ板24を設け、下部に
は、原水流入室13に連通する原水流入口16を設ける
とともに該流入口を開閉する下部塞ぎ板26と洗浄後の
ろ材をろ過室12にガイドするろ材ガイド筒25とを設
け、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26の開閉と、ろ材
ガイド筒25の位置とを制御することにより、一つのろ
過室12からろ材をろ材洗浄室14に送り出してろ材の
洗浄を行い、洗浄後のろ材をろ材ガイド筒25からろ過
室12に戻すように形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上向流式ろ過装置
に関し、詳しくは、浮上ろ材の洗浄をろ過操作を中断す
ることなく連続したろ過処理を可能とした上向流式ろ過
装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、浮上ろ材を使用したろ過装置において、ろ過操作を
中断することなくろ材の洗浄を行えるようにした提案が
いくつかなされている。例えば、特開平6−25431
1号公報には、浮上ろ材を用いた下向流式ろ過装置にお
いて、ろ材が目詰まりしたときには、ろ過槽の頂部から
原水とともに一部のろ材を引抜いて洗浄路に送り込み、
洗浄後のろ材と目詰まり物質(濁質)とを分離槽で分離
した後、分離槽からろ過槽内に浮上させるように形成し
たろ過機におけるろ材の洗浄装置が記載されている。
【0003】しかし、上述の方式では、分離槽からろ過
槽内に浮上するろ材は、ろ過槽内を下降している処理水
の流れに反して浮上することになるため、処理水の流速
を極めて緩やかに設定する必要がある。したがって、ろ
過槽の径を大きくして処理水の流速を十分に下げなけれ
ばならず、ろ過速度やろ材の比重が限定されてろ過効率
に悪影響を及ぼすことがあり、また、設備コストの上昇
や設置面積の増大を招くという問題があった。
【0004】そこで本発明は、原水のろ過処理とろ材の
洗浄処理とを並行して行うことができ、連続ろ過処理を
可能にするとともに、ろ過効率の向上も図れる上向流式
ろ過装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の上向流式ろ過装置は、浮上ろ材を充填した
ろ過槽内を鉛直方向の仕切板によって複数のろ過室に区
画し、各ろ過室の上部には、各ろ過室内のろ材をろ材洗
浄部に送り出すためのろ材流出口を有する天板と、ろ過
処理後の処理水をろ材から分離して導出する処理水流出
部とを設け、各ろ過室の下部には、ろ過槽底部の原水導
入部に連通する原水流入口をそれぞれ設けるとともに、
前記天板部分には、前記ろ材流出口を開閉する上部塞ぎ
板を配置し、ろ過室の下部には、前記ろ材洗浄部で洗浄
後のろ材を所定のろ過室内に案内するろ材ガイド部材と
前記原水流入口を開閉可能な下部塞ぎ板とを設け、前記
上部塞ぎ板及び下部塞ぎ板の開閉と、前記ろ材ガイド部
材の位置とを制御することにより、前記複数のろ過室の
内の一つのろ過室からろ材をろ材洗浄部に送り出してろ
材の洗浄を行い、洗浄後のろ材を前記ろ材ガイド部材を
介してろ過室に戻すように形成したことを特徴としてい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、本発明の上向流式
ろ過装置の一形態例を示すものであって、3室に区画形
成したろ過室の内の一つのろ過室におけるろ材の洗浄操
作を順を追って説明するための図であり、図1,図3,
図5,図7は各工程における上向流式ろ過装置の縦断面
図、図2,図4,図6,図8は各工程におけるろ過室天
板部分及びろ過室底板部分の状態を示す説明図である。
図9はろ過槽の概略横断面図、図10はろ過室天板部分
に設けられる塞ぎ板の概略平面図、図11はろ過室底板
部分に設けられる下部塞ぎ板の概略平面図である。
【0007】まず、図1に示すように、本形態例に示す
上向流式ろ過装置は、軸線を鉛直線方向とした円筒形の
ろ過槽11の上下方向中間部に複数のろ過室12,12
a,12bを、槽下部に原水導入部である原水流入室1
3を、槽上部にろ材洗浄部であるろ材洗浄室14をそれ
ぞれ設けたものであって、ろ過室12は、3枚の鉛直方
向の仕切板15により等間隔に3分割されている(図9
参照)。ろ過室12と原水流入室13との間には、各ろ
過室12に対応した原水流入口16を有する底板17が
設けられており、また、ろ過室12とろ材洗浄室14と
の間には、各ろ過室12に対応したろ材流出口18を有
する天板19が設けられている。さらに、原水流入室1
3内には、原水流入管20が挿入されており、各ろ過室
12の上端外周部には、ろ過槽11の内壁に沿うように
して設けられたスクリーン21を介して処理水流出部2
2が環状に形成されている。
【0008】前記天板19の上面には、前記ろ材流出口
18に対応したろ材抜出し口23を有する円盤状の上部
塞ぎ板24が設けられ(図10参照)、前記底板17の
下面には、前記原水流入口16に対応した位置に上部開
口を有する筒状のろ材ガイド部材(ろ材ガイド筒)25
を下面に連設した扇形状の下部塞ぎ板26が設けられて
いる(図11参照)。
【0009】前記ろ材洗浄室14は、天井板の一部が上
方に膨らんだ膨出部27を有しており、この膨出部27
の頂部に、洗浄水を導入したり、ろ材搬送時にろ材を導
出したりするための配管28が設けられており、また、
ろ材洗浄室14の側面部には、洗浄排水を導出するため
の配管29が設けられている。前記配管28には、洗浄
水噴出管30とろ材搬送水供給管31とが接続され、両
管30,31は、ポンプ32を備えた給水管33から分
岐している。また、配管28と配管29とは、ろ過槽底
部に向かうろ材搬送管34に合流してろ過槽底部に設け
られた固液分離室35に接続している。
【0010】固液分離室35は、底部側面に洗浄排水排
出管36を、底面にドレン37をそれぞれ有するととも
に、胴部内周に固液分離を促進する邪魔板38を設けた
ものであって、固液分離室35の上部には、ろ過槽底部
中心を貫通して原水流入室13内に突出するろ材上昇管
39が設けられている。このろ材上昇管39の上端開口
は、前記ろ材ガイド筒25の下部開口内に挿入された状
態になっており、ろ材上昇管39内を上昇したろ材を、
ろ材ガイド筒25に上昇させることができるように形成
されている。
【0011】さらに、ろ過槽11の上方には、前記上部
塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を、ろ過槽11内に挿入
された駆動軸40を介して所定角度ずつ回動させるため
のモーター41が設けられている。このモーター41
は、図示しない制御手段によりろ材洗浄操作の進行に従
って作動し、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を所定
の方向に所定角度ずつ回動させる。
【0012】このように形成した上向流式ろ過装置は、
以下に示す工程を順次行うことにより、ろ過処理を継続
しながら、各ろ過室12内に充填されたろ材の洗浄を行
うことができる。まず、図1及び図2は、次にろ材洗浄
を行うろ過室(図1において右側のろ過室12)がろ過
工程を行っているときの状態を示すもので、図1は縦断
面図、図2(A)はろ過室天板部分の状態を、図2
(B)はろ過室底板部分の状態をそれぞれ示す説明図で
ある。
【0013】なお、ろ過室天板部分及びろ過室底板部分
を示す図においては、ろ材流出口18及び原水流入口1
6は楕円形状で、ろ材抜出し口23及びろ材ガイド筒2
5の開口は円形状で、中心角120度の扇形状の下部塞
ぎ板26はその両端を破線で、該下部塞ぎ板26で原水
流入口16を塞いだ状態を四角形内に2本の対角線を付
した状態で、それぞれ表している。また、図3以下の各
図においては、図1,図2に示す構成要素と同一の構成
要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。さ
らに、「開く」と表現した弁以外は閉じているものとす
る(但し、弁20V及び弁22Vは常時開)。
【0014】図1及び図2に示すように、ろ過室12で
ろ過処理を行っているときには、天板19のろ材流出口
18が上部塞ぎ板24によって塞がれた状態となってお
り、底板17の原水流入口16は、原水流入室13に開
口した状態となっている。したがって、原水流入管20
から流入して分岐管20aの下方に開口した通孔20b
から原水流入室13に流入した原水は、原水流入口16
を通ってろ過室12内に流入し、該ろ過室12内に充填
された浮上ろ材、例えば発泡スチロール性のろ材Fから
なるろ過層を通過することによってろ過処理が行われ
る。ろ過処理された水は、ろ過室12内を上昇し、スク
リーン21でろ材Fから分離して処理水流出部22に流
出し、処理水流出管22aから処理水として抜出され
る。
【0015】ろ過室12内のろ材Fの洗浄操作は、前記
モーター41が作動し、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板
26を所定の方向に所定角度、本形態例では、反時計回
りに30度回動させることによって始まる。上部塞ぎ板
24及び下部塞ぎ板26が反時計回りに30度回動する
と、図3の縦断面図、図4の説明図に示すように、底板
17の原水流入口16が下部塞ぎ板26に塞がれ(図4
(B))、天板19のろ材流出口18の位置に上部塞ぎ
板24のろ材抜出し口23が移動し(図4(A))、ろ
過室12とろ材洗浄室14とが連通した状態となる。
【0016】したがって、ろ過室12内のろ材Fは、ろ
過室12内からろ材流出口18及びろ材抜出し口23を
通ってろ材洗浄室14内に浮上していく。このとき、原
水流入口16を下部塞ぎ板26で塞いだ状態にしておく
ことにより、原水流入室13に流入した原水は、このろ
過室12以外の他のろ過処理中のろ過室内に流入してろ
過処理され、処理水流出部22から連続して抜出され
る。また、ろ過室12内に原水が流入することが無くな
るので、ろ過処理されない原水が該ろ過室12のスクリ
ーン21から処理水流出部22に流出することがなく、
処理水の水質が悪化することはない。さらに、この状態
でろ材搬送管34の弁34Vと、洗浄排水排出管36の
弁36V又はドレン37の弁37Vを開くことにより、
ろ過室12内の水がろ材Fに伴われてろ材洗浄室14に
上昇し、該ろ材洗浄室14からろ材搬送管34を経て固
液分離室35から排出される流れが発生するとともに、
スクリーン21を通過して処理水の一部がろ過室12内
に逆流する流れが発生するので、スクリーン21の逆洗
を行えるという効果もある。
【0017】ろ過室12内のろ材Fがろ材洗浄室14に
上昇したら、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を反時
計回りにさらに30度回動させ、図5の縦断面図、図6
の説明図に示すように、底板17の原水流入口16を下
部塞ぎ板26で塞ぎ(図6(B))、天板19のろ材流
出口18を上部塞ぎ板24で塞いだ状態にする(図6
(A))。この状態では、ろ過室12における水の流
入、流出はなく、室内のほとんどは前記工程でスクリー
ン21から逆流した処理水によって満たされた状態にな
っている。
【0018】この状態で、ポンプ32を作動させるとと
もに、洗浄水噴出管30の弁30V、配管29の弁29
V、ろ材搬送管34の弁34V、及び、洗浄排水排出管
36の弁36Vを開く。これにより、洗浄水噴出管30
からろ材洗浄室14内に洗浄水が噴出し、その噴出力で
室内の水を撹拌してろ材F同士を衝突させ、ろ材Fに付
着している濁質を剥離させる。剥離した濁質は、洗浄排
水となって配管29からろ材搬送管34に流れ、固液分
離室35を経て洗浄排水排出管36から排出される。こ
のとき、一部のろ材Fが洗浄排水と共に固液分離室35
に流れても、配管に比べて大径に形成されている固液分
離室35内での流速の低下によって固液分離室35内を
浮上する状態となり、洗浄排水と一緒に排出されること
はない。
【0019】なお、洗浄水噴出管30の位置は、ろ材洗
浄室14内で浮上しているろ材Fを確実に洗浄するた
め、できるだけ室上部に設けることが好ましく、ろ材洗
浄室14内で渦巻流を発生させるなど、洗浄効果を考慮
して設置する。また、配管29は、濁質を伴った洗浄排
水を効果的に排出できる位置に設置しておくことが好ま
しい。
【0020】上述のようなろ材Fの洗浄工程を行った
後、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26をさらに反時計
回りに30度回動させ、図7の縦断面図、図8の説明図
に示すように、底板17の原水流入口16にろ材ガイド
筒25の上部開口を位置させ、(図8(B))、天板1
9のろ材流出口18は上部塞ぎ板24で塞いだままの状
態にする(図8(A))。
【0021】この状態で、ろ材搬送水供給管31の弁3
1V、ろ材搬送管34の弁34V、及び、洗浄排水排出
管36の弁36Vを開くことにより、ろ材洗浄室14か
ら配管28内に浮上したろ材Fが、ろ材搬送水供給管3
1からのろ材搬送水に同伴されてろ材搬送管34を流
れ、固液分離室35に流入して該固液分離室35内を浮
上していく。ろ材Fは、邪魔板38に接触しながら固液
分離室35内を浮上する過程で付着物をさらに分離し、
十分な洗浄が行われた状態となってろ材ガイド筒25内
を上昇し、底板17の原水流入口16を通ってろ過室1
2内に戻る。なお、ろ材Fから分離した付着物(濁質)
は邪魔板38の通孔(図示せず)を通って固液分離室3
5の底部に沈降し、洗浄排水排出管36あるいはドレン
37から抜出される。
【0022】そして、ろ材洗浄室14内のろ材Fがろ過
室12内に搬送された時点で、ポンプ32を停止して各
弁を閉じ、上部塞ぎ板24及び下部塞ぎ板26を反時計
回りに30度回動させると、図1,図2に示した状態に
戻り、すなわち、天板19のろ材流出口18が上部塞ぎ
板24によって塞がれ、底板17の原水流入口16が原
水流入室13に開口した状態となり、該ろ過室12にお
ける原水のろ過処理が、洗浄再生されたろ材Fによって
再開するとともに、次のろ過室に充填されているろ材の
洗浄操作が行われる。
【0023】一つのろ過室12においてろ材Fの洗浄操
作を行っている間、他の二つのろ過室12では通常通り
のろ過処理を連続して行うことができ、二つのろ過室1
2でのろ過処理を基準にして装置設計を行うことによ
り、処理水の水質を低下させたりすることなく、所定の
ろ過処理を効率よく行うことができる。また、上向流式
であり、固液分離室35からろ過室12へのろ材Fの浮
上上昇を、ろ材ガイド筒25を通して行うので、原水や
処理水の流速に影響されず、ろ過速度を任意に設定する
ことができ、ろ材Fの比重も任意に設定することができ
る。
【0024】なお、ろ材は、比重が水より小さくて浮上
性を有するものならば任意の素材のものを使用すること
が可能である。また、ろ材洗浄室は、ろ過室の上部に連
設する必要はなく、ろ材洗浄室をろ過槽とは別に設置
し、ろ過室から浮上したろ材を搬送管を介してろ材洗浄
室に搬送し、洗浄後のろ材をろ材洗浄室から搬送管を介
してろ過槽に戻すようにしてもよい。
【0025】さらに、上記形態例では、3室設けた各ろ
過室のろ材洗浄を順次行うようにしたが、上部塞ぎ板、
下部塞ぎ板及びろ材ガイド筒を適当な手段で個別に制御
可能に形成することにより、任意のろ過室のろ材洗浄を
任意に行うことが可能であり、この場合は、全ろ過室で
ろ過処理を行うこともできる。また、ろ過室の設置数は
任意であり、2室で交互にろ材洗浄を行うこともでき、
4室以上にすることも可能である。さらに、ろ過室内の
適当な位置と原水流入室との差圧を測定してろ材洗浄の
必要性を判断したり、各ろ過室の内圧が基準値以下とな
った場合にろ材洗浄の必要性を判断したりすることもで
きる。
【0026】加えて、ろ過槽11の形状も任意であり、
例えば平面視長方形に形成して長手方向を隔壁によって
分割することにより複数のろ過室を形成し、上部塞ぎ
板、下部塞ぎ板及びろ材ガイド筒を水平方向に移動させ
るように形成することも可能である。また、上部塞ぎ板
は、ヒンジ構造で開閉させてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の上向流式
ろ過装置によれば、ろ過処理を連続して行いながらろ材
の洗浄処理を行うことができる。また、ろ過速度やろ材
の比重も任意に選定することができ、原水の状態に応じ
た最適なろ過操作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ろ過工程を行っているときの状態を示すろ過
装置の縦断面図である。
【図2】 ろ過工程を行っているときのろ過室天板部分
及びろ過室底板部分の状態を示す説明図である。
【図3】 ろ過室とろ材洗浄室とを連通させた状態を示
すろ過装置の縦断面図である。
【図4】 ろ過室とろ材洗浄室とを連通させたときのろ
過室天板部分及びろ過室底板部分の状態を示す説明図で
ある。
【図5】 ろ材の洗浄を行っているときの状態を示すろ
過装置の縦断面図である。
【図6】 ろ材の洗浄を行っているときのろ過室天板部
分及びろ過室底板部分の状態を示す説明図である。
【図7】 ろ材をろ材洗浄室からろ過室に搬送している
ときの状態を示すろ過装置の縦断面図である。
【図8】 ろ材をろ材洗浄室からろ過室に搬送している
ときのろ過室天板部分及びろ過室底板部分の状態を示す
説明図である。
【図9】 ろ過槽の概略横断面図である。
【図10】 ろ過室天板部分に設けられる塞ぎ板の概略
平面図である。
【図11】 ろ過室底板部分に設けられる下部塞ぎ板の
概略平面図である。
【符号の説明】
11…ろ過槽、12,12a,12b…ろ過室、13…
原水流入室、14…ろ材洗浄室、15…仕切板、16…
原水流入口、17…底板、18…ろ材流出口、19…天
板、20…原水流入管、21…スクリーン、22…処理
水流出部、23…ろ材抜出し口、24…上部塞ぎ板、2
5…ろ材ガイド筒、26…下部塞ぎ板、27…膨出部、
28,29…配管、30…洗浄水噴出管、31…ろ材搬
送水供給管、32…ポンプ、33…給水管、34…ろ材
搬送管、35…固液分離室、36…洗浄排水排出管、3
7…ドレン、38…邪魔板、39…ろ材上昇管、40…
駆動軸、41…モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/38 580A 29/42 520

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮上ろ材を充填したろ過槽内を鉛直方向
    の仕切板によって複数のろ過室に区画し、各ろ過室の上
    部には、各ろ過室内のろ材をろ材洗浄部に送り出すため
    のろ材流出口を有する天板と、ろ過処理後の処理水をろ
    材から分離して導出する処理水流出部とを設け、各ろ過
    室の下部には、ろ過槽底部の原水導入部に連通する原水
    流入口をそれぞれ設けるとともに、前記天板部分には、
    前記ろ材流出口を開閉する上部塞ぎ板を配置し、ろ過室
    の下部には、前記ろ材洗浄部で洗浄後のろ材を所定のろ
    過室内に案内するろ材ガイド部材と前記原水流入口を開
    閉可能な下部塞ぎ板とを設け、前記上部塞ぎ板及び下部
    塞ぎ板の開閉と、前記ろ材ガイド部材の位置とを制御す
    ることにより、前記複数のろ過室の内の一つのろ過室か
    らろ材をろ材洗浄部に送り出してろ材の洗浄を行い、洗
    浄後のろ材を前記ろ材ガイド部材を介してろ過室に戻す
    ように形成したことを特徴とする上向流式ろ過装置。
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