JPS6323645B2 - - Google Patents

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JPS6323645B2
JPS6323645B2 JP58074106A JP7410683A JPS6323645B2 JP S6323645 B2 JPS6323645 B2 JP S6323645B2 JP 58074106 A JP58074106 A JP 58074106A JP 7410683 A JP7410683 A JP 7410683A JP S6323645 B2 JPS6323645 B2 JP S6323645B2
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JP
Japan
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suction pipe
core
electric wire
suction
pair
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JP58074106A
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Akira Dosaka
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IKARI KOSAN KK
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IKARI KOSAN KK
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Publication date
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Priority to EP83108414A priority patent/EP0103223B1/en
Priority to DE8383108414T priority patent/DE3374483D1/de
Priority to CA000435715A priority patent/CA1216271A/en
Priority to KR1019840001363A priority patent/KR890001898B1/ko
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • H01F41/06Coil winding
    • H01F41/08Winding conductors onto closed formers or cores, e.g. threading conductors through toroidal cores

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トロイダル状のコアの小さな孔に細
い電線を自動的に巻付けるための装置に関する。
例えばビデオテープレコーダのヘツドは、円盤
状で、その外周縁に複数のコアを有している。そ
のコアには、小さな電線巻付け用の孔が形成され
ており、この孔に直径0.03mm程度の細い電線が巻
付けられている。この電線は、磁気テープなどの
トレース時に磁気テープの磁気的記録信号を電気
信号に変換する。
従来、この電線の巻付け作業は、コアの孔を光
学的に拡大視しながら、手作業により行われてい
た。この手作業によると、生産の能率が悪く、大
量生産が困難であるから、製品の価格は、勢い高
価なものとなつている。このような事情から、こ
の巻線作業の自動化が望まれている。
一方、国際公開第84/00077号の発明は、巻線
チヤツクを巻線方向に移動させることによつて、
巻線を行なうことを示しており、また特開昭56−
148812号の発明は、真空吸引の原理を用いて、電
線をトロイダルコアの孔に巻付けることを示して
いる。しかし、上記のいずれの技術でも、巻付け
過程で電線がクランプまたはチヤツクによつて持
ち変えられるため、動作が複雑になるほか、電線
の位置決め過程で、その先端部分が光学的に検出
され、その位置データによつて電線の先端とトロ
イダルコアの孔の位置とが相対的に位置決めされ
るため、顕微鏡や高分解能のテレビカメラなどの
画像処理装置が不可欠であり、またその補正のた
めに、各補正方向ごとにサーボモータなどが必要
となる。このため、位置決め装置が複雑となつ
て、価格的な面で実用化が困難であり、またその
巻付けごとにサーボ制御による位置決めが必要と
なるため、巻線工程の高速自動処理が不可能であ
る。
したがつて、本発明の目的は、画像処理装置や
サーボ制御などの高度な位置決め技術を応用しな
いで、電線をコアの孔に直線状に矯正しながら整
列状態で巻付けられるようにすることである。
上記目的のもとに、本発明は、真空吸引による
空気流によつて電線をコアの孔および吸引パイプ
の中に通し、その後に電線の先端を直線状に矯正
しつつ位置決めし、その先端をコアの孔にV字状
の把持面により位置決め状態で案内するようにし
ている。特に本発明は、コアの孔に通された電線
を吸引パイプの先端に設けられた一対の摩擦的保
持手段により保持し、一定の張力を与えながら、
電線をコアに整然と巻付け、同時に摩擦的な滑り
保持により電線の巻ぐせを矯正する点に特徴を有
する。
ところで上記吸引パイプが電線の巻付けのため
に旋回運動をするとき、真空吸引用のチユーブも
吸引パイプとともに引きづられて移動するため、
吸引パイプの運動は、チユーブの動きに制限さ
れ、またそのチユーブの重さのために高速化でき
ない状況にある。
したがつて本発明の他の目的は、旋回運動可能
な吸引パイプと真空吸引用のチユーブとを分離
し、吸引パイプの運動上の障害を取り除くことで
ある。
上記目的のもとに、本発明は、定位置に吸引用
のチユーブを取付け、その先端の吸盤を真空源の
圧力変化に応じて、吸引パイプに対して弾性変形
により吸着または離れるようにしている。
以下、本発明を図に示す実施例にもとづいて具
体的に説明する。
まず、第1図は、この種のコア1を示してい
る。このコア1は、厚さ0.4mm程度のフエライト
製の板状体で、縦横2ないし3mm程度の大きさに
成形してある。このコア1のトレース面3の近く
に、0.3mm以下程度の巻線用の孔2が形成されて
おり、この孔2と対応する両端縁部に直径0.03mm
程度の柔軟な電線4が巻付けられている。この電
線4の巻数は、製品によつて異なるが、通常、左
右とも5ないし15回程度である。そしてこのトロ
イダル状のコア1は、第2図に示すように、コア
ベース5の先端位置に接着などにより取付けら
れ、このコアベース5により図示しないヘツドの
外周縁に取付けられる。
さて、第3図は、本発明の巻線装置11の前提
となる巻線方法の工程順を示している。この巻線
方法は、挿通工程A、移送工程B、位置決め工程
Cおよび案内工程Dからなつている。そして第4
図は挿通工程Aを、第5図、第6図および第7図
は移送工程Bを、第8図は位置決め工程Cを、最
後の第9図は案内工程Dをそれぞれ示している。
まず、挿通工程Aでは、所定の長さの電線4の
巻き始め端が第4図に示すように、コア1の一方
の側から孔2の近くまで案内され、その後に吸引
パイプ6の先端がコア1の他方の側から孔2の中
心位置に接近し、その外周に密着する。この状態
で吸引パイプ6が真空吸引を行なつて、孔2に電
線4の挿通方向に空気流を起こす。この空気流
は、電線4の端部を引き込み、その電線4ととも
に孔2を通過し、吸引パイプ6の内部に達する。
この吸引時にコア1の一方の側に周囲から孔2に
入り込む空気流が形成されるから、電線4の端部
は、ほぼ孔2の近くに位置しておけばよく、正確
な位置決めは、特に必要とされない。このように
して電線4の一端は、真空吸引による空気流によ
り、コア1の孔2を通過する。
続く移送工程Bでは、吸引パイプ6が第5図に
示すようにゴムなどの一対の保持体30により電
線4を摩擦的に保持したまま後退し、続いて第6
図に示すようにコア1の他方の側から一方の側へ
と反転しながら移動し、電線4をコア1の巻付け
方向へ移送させる。このとき、一対の保持体30
は、電線4に対して一定の張力を掛け、摩擦的に
滑りながら、電線4をコア1の孔2に巻付けて行
くから、電線4は、直線状に矯正され、コア1の
稜線部分でも面にそつて整然と巻付けられる。な
お、このときの吸引パイプ6の旋回運動時の回転
中心は、コア1の孔2の近くに設定されるが、吸
引パイプ6は、反転の後に、やや上方に移動し、
電線4の先端を約5cm程度だけ内部に引き込んで
いる。また工程中に、送風パイプ37は、その吹
き出し口38から前方向に風を発生させている。
このためループ状の電線4は、周囲の機器部品な
どにからまない方向に位置づけられている。
つぎの位置決め工程Cでは、第8図のように、
吸引パイプ6の下端位置に、一対の把持爪7が移
動してきて、そのV字状の把持面8(第13図お
よび第14図参照)で電線4の先端部分を位置決
め状態で保持すると同時に、電線4の先端部分が
カツタ9により、切り取られる。一対の把持爪7
は、孔2の中心線上で電線4を把持しているか
ら、この状態で電線4の先端は、直線状に矯正さ
れつつ、正確に位置決めされる。また電線4の先
端部分は、吸引パイプ6に引き込まれていると
き、吸引時の振動により、複雑に屈曲する傾向に
ある。しかしカツタ9がその先端部分を切除する
ため、電線4の先端つまり切り口部分は、孔2の
中心線上の位置に正確に位置決めされる。なお、
電線4の所定長さは、巻付けに必要な長さのほか
に、切り落とされる分を加えた長さに設定され
る。
最後の案内工程Dでは、第9図のように、一対
の把持爪7が上下逆となるように反転しながら、
下方に移動し、電線4の切り口側先端部分を孔2
の位置に臨ませる。この状態で吸引パイプ6は、
再びコア1の他方の側すなわち下方に復帰し、再
び真空吸引を始める。このようにして再び挿通工
程Aが開始される。もちろんこのとき一対把持爪
7は、電線4の先端部分の保持を解放する。また
必要に応じて一対の送りローラ10が付設され
る。この一対の送りローラ10は、電線4を孔2
の方向に送り出す。このようにして電線4は、コ
ア1の孔2を通じてコア1に巻付けられる。
以上の一連の工程は、電線4の巻数に対応した
回数にわたつて、連続的に順次繰り返される。
上記巻線方法は、巻線作業の機械化のために、
下記の点で有利である。すなわち挿通工程Aで
は、孔2に流れ込む空気流が電線4の端部をコア
1の一方の側から他方の側に流入させるから、電
線4の挿入端について位置決めが特に必要とされ
ない。また移送工程Bでは、保持体30が電線4
を滑り状態で摩擦的に挟み込んでいるから、電線
4に所定の張力が掛けられ、また電線4の巻きぐ
せが矯正される。しかも位置決め工程Cでは、カ
ツタ9が電線4の先端の屈曲部分を切り落とすた
め、電線4の切り口側の先端つまり挿入端が勝手
な方向を向かず、常に孔2の中心線上にあるの
で、電線4の孔2に対する挿通が画一化され、か
つ一対の把持爪7が進退運動により、電線4の切
り口側先端部分を正確に位置決めしながら把持す
るため、電線4の先端部の位置決め手段が特に必
要とされない。したがつて、電線4の巻付けは、
手作業よりも早く、機械的に円滑に行われる。
つぎに第10図ないし第22図は、上記巻線方
法にもとづく本発明の巻線装置11を示してい
る。この巻線装置11は、前述の吸引パイプ6、
一対の把持爪7、カツタ9、一対の保持体30お
よび送風パイプ37のほかに、ホルダ12、移送
装置13および案内装置14を備えている。
上記ホルダ12は、案内装置14の側面に取付
けられており、上面でコア1を支持し、かつその
コア1を弾性体の押え板15により定位置で着脱
自在に固定している。また移送装置13は、吸引
パイプ6を反転させながら、電線4の巻付け方向
に旋回運動により移動させるものでベース16の
上に取付けられ、回転軸17、アーム18により
吸引パイプ6を垂直方向に支持している。回転軸
17は、駆動機構19によつて駆動され、180度
回転し吸引パイプ6の上下を反転させる。また吸
引パイプ6は、先端にテーパー状の吸引口40を
備えており、スライダ20によりアーム18に対
し摺動自在に取付けられており、このスライダ2
0は、アーム18の先端に取付けられた駆動ユニ
ツト21および駆動ロツド22により駆動される
関係にある。また送風パイプ37は、逆U字状
で、反転軸25をまたいだ状態で、案内装置14
に取付けられている。
そして案内装置14は、一対の把持爪7を反転
軸25により支持している。この反転軸25は、
駆動機構26によつて駆動され、180度回転し、
かつ上下および前後方向に移動自在としてある。
反転軸25の先端にヘツド27が取付けられ、一
対の把持爪7がヘツド27の案内軸28に対し進
退自在に支持されている。なお、一対の把持爪7
の駆動源は、図示しないが、例えば電磁プランジ
ヤーにより行われる。一対の把持爪7は、第12
図に示すように、櫛歯状になつており、その対向
面でV字状の把持面8を形成している。この一対
の把持爪7は、理論的には第8図および第9図の
ように、一個でもよいが、電線4の矯正長を長く
するために、第12図のように、複数上下の方向
に設けられている。また把持爪7の上方部分に一
対の送りローラ10が回転自在に取付けられてい
る。この送りローラ10は、図示しない内蔵のモ
ータにより、矢印方向に駆動できるようになつて
いる。なお、カツタ9は、いずれかの把持爪7の
反転前での上面に固定されている。そしてヘツド
27の前面および側面に電線4が引つ掛からない
ようにするため、中心位置分割型で、滑らかな曲
面のカバー39が取付けられている。
さらに、第15図ないし第19図に示すよう
に、上記吸引パイプ6の上端小径部には、板ばね
リング35が摺動自在に設けられている。この板
ばねリング35は、圧縮ばね36により常に吸引
パイプ6の先端方向に付勢され、このガイドカラ
ーストツパ32に当たつている。板ばねリング3
5に、取付けねじ33により取付けられた一対の
板ばね31は、ガイドカラーストツパ32の溝3
2aの内部にあつて、それに案内されて動く。そ
して上記板ばね31の先端対向面には、それぞれ
保持体30が固定されている。この保持体30
は、例えばゴムなどの柔軟で摩擦係数の大きな材
料からなつている。また一対の板ばね31の先端
部分には、それぞれ位置決め板41が設けられて
いる。それぞれの位置決め板41は、L字状で、
対向状態にあり、対向面にV字状の位置決め溝4
2を形成している。なお板ばねリング35の当接
部35aは、ストツパー34に対応している。ま
た、もう一つの当接部35bは、スイツチ47に
対応している。このストツパー34およびスイツ
チ47は、ホルダ12などに固定されている。
また吸引パイプ6の後端部分には、第10図お
よび第20図に示すように、平板状の吸着板50
が取付けられ、この吸着板50および吸引パイプ
6に接続孔48が設けられている。そしてこの接
続孔48は、吸引パイプ6の内部に通じており、
かつこの吸引パイプ6が挿通工程Aの位置にある
ときに、吸盤43と対向している。この吸盤43
は、柔軟な弾性部材例えばゴムなどにより構成さ
れており、管44の先端に固定されている。この
管44は、ブラケツト45の長孔51の内部でス
プリング52に付勢されつつ上下動自在に取付け
られて、案内装置14の側面に固定されている。
この管44の後端は、フレキシブルチユーブ23
により電磁弁46を介在させつつ真空源24に接
続さている。この電磁弁46の駆動部46aは、
第22図に示すように、リミツトスイツチ47と
ともに電源49に直列に接続されている。
そして、吸引パイプ6、吸盤43、管44およ
び吸着板50は、配管手段を構成している。
つぎに上記巻線装置11の一連の動作を説明す
る。
最初に電線4は、必要な長さだけ送り込まれ、
その先端部分をコア1の一方の側から孔2の内部
に臨ませている。この電線4の送出しは、公知の
測長供給手段により行われてる。次に吸引パイプ
6は、コア1の他方の側すなわち下方位置あつ
て、そこからコア1の方向に移動する。その途中
でストツパー34が当接部35aに当つて板ばね
リング35の動きを止めるため、一対の板ばね3
1は、第16図のように、吸引パイプ6の先端曲
面にそつて開放状態となる。このとき当接部35
bがスイツチ47に当り、それをオン状態とする
ため、電磁弁46は、開放状態となつて、吸盤4
3から外気を吸い込み、真空源24の方向に向け
て流す。このときに吸盤43の内部が負圧となる
ため、吸盤43は、つぼまる方向に弾性変形を
し、第20図に実線で示すように、吸着板50に
密着する。このように吸引パイプ6の内部に吸引
口40から接続孔48を経て真空源24に向かう
空気流が発生する。その後も吸引パイプ6が上昇
するため、その吸引口40は、なにもない状態の
ままコア1の下面の孔2に上端面を密着させ、真
空源24からの空気流により真空吸引を行い、電
線4を孔2に通し、吸引パイプ6の内部に引き込
む(挿通工程A)。
つぎに吸引パイプ6は、コア1の下方に降り
る。このとき、当接部35aがストツパー34か
ら離れるため、板ばねリング35は、圧縮ばね3
6の弾力を受けて上昇するので、保持体30は、
吸引された電線4を板ばね31の弾性によつて把
持する。この間に管44が長孔51にそつてスプ
リング52に打ち勝つて下降するから、吸盤43
は、吸着板50に対して吸着状態のまま吸引パイ
プ6とともに移動をする。一対の保持体30が電
線4を把持する直前に一対の位置決め板41は、
相互に当接し、V字状の位置決め溝42により、
電線4を吸引パイプ6の中心位置へ正確に案内を
する。このため一対の保持体30は、電線4を正
しい位置で把持をすることになる。また、この下
降過程で当接部35bがスイツチ47から離れる
ため、電源49がオフになり、電磁弁46が閉じ
て、吸着板50と吸盤43との間の負圧空気流が
なくなり、それらの吸着状態が自動的に解除され
る。続いて移送装置13の駆動機構19は、回転
軸17を180度旋回させ、吸引パイプ6の上下を
反転させながら、吸引パイプ6をコア1の上方に
移動させる。移動時に送風パイプ37は、その吹
き出し口38から空気を出し、その流れにより下
方約45度の方向に電線4を吹き、周囲の機械など
に電線4が巻付かないようにしている。この移動
過程で、一対の保持体30は、摩擦的に電線4を
保持し、一定の張力を掛けながら巻き、また、電
線4を直線状に矯正する。吸引パイプ6の回転中
または回転後に駆動ユニツト21は、スライダ2
0を回転軸17から離れる方向に移動させるた
め、吸引パイプ6は、上方位置で電線4の先端を
少しだけ吸い込んだまま一対の保持体30を保持
している(移送工程B)。
続いて反転軸25が前進して定位置で停止して
から、一対の把持爪7が相互に接近する。このと
き対向の把持面8は、電線4を斜面で中心方向に
案内し、電線4を軽く挟持して位置決めする。こ
のときカツタ9は、電線4の先端部分を切り落と
す(位置決め工程C)。
その後、反転軸25は、180度回転し、下方に
あつた送りローラ10を上方に位置させ、かつ電
線4の切り口を下向きにしながら電線4の切り口
側端部つまり挿入端を孔2の位置まで案内する
(案内工程D)。この間、吸引パイプ6は、元の下
方位置まで戻つており、次の吸引に備える。吸引
パイプ6が真空吸引を開始すると同時に、一対の
把持爪7は、やや後退し、電線4の拘束を解く。
同時に送りローラ10が電線4を孔2の方向に送
り込むため、電線4は、コア1の孔2から再び吸
引パイプ6の内部に入る。このようにして電線4
の一回の巻付けが完了する。
以上の動作を繰り返すことにより、電線4は、
コア1の孔2に所定の回数だけ巻付けられる。巻
付けの進行とともに、電線4の長さが短くなるた
め、それに対応して駆動ユニツト21は、スライ
ダ20を回転軸17の方向に移動させている。
なお、以上の一連の動作は、リミツトスイツチ
およびシーケンス回路を組み合わせることにより
制御できる。また電磁弁46の閉じる時点は、タ
イマーで設定することもできる。
本発明では、吸引パイプがコアの孔から離れて
いくと同時に、一対の保持体が吸引された電線を
把持するため、空気的吸引力が弱くなつても、電
線が確実に保持しながら移送でき、また吸引パイ
プから送られてくる電線を矯正すると同時に、コ
アの孔に電線がゆるみのない状態で整然と巻付け
られる。このためコアの孔に高い密度での巻付け
ができる。また電線の挿入端が一対のV字状の把
持面に挟まれて、位置決めされ、かつその挿入端
が孔内の気流によつて孔内に通されるので、高度
な位置決め技術を駆使しなくても、小さな孔に対
する細い電線の位置決め挿入が簡単かつ高速で実
現できる。さらに、吸引パイプが真空源の配管系
から分離しているので、吸引パイプの軽量化が可
能であり、したがつて高速旋回運動が実現でき、
また配管系が吸引パイプの運動と関係なく、静止
状態にあるから、他の部品などにからまることも
なくなる。さらに吸盤が真空源の圧力によつて自
動的に吸引パイプに吸着するから、特別な制御や
接続器が必要とされず、それだけ構造が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はコアの平面図、第2図はコアベースお
よびコアの平面図、第3図は巻線方法の工程順序
図、第4図ないし第9図は巻線方法の説明図、第
10図は本発明の巻線装置の正面図、第11図は
ヘツド部分の正面図、第12図はカバーの取外し
状態でのヘツド部分の正面図、第13図および第
14図は把持爪の平面図、第15図および第16
図は吸引パイプの側面図、第17図は第16図に
おけるA−A線の断面図、第18図および第19
図は位置決め板の部分の拡大平面図、第20図は
吸盤部分の拡大断面図、第21図は吸盤支持部分
の拡大断面図、第22図は吸引駆動部分の回路図
である。 A……挿通工程、B……移送工程、C……位置
決め工程、D……案内工程、1……コア、2……
孔、4……電線、6……吸引パイプ、7……把持
爪、8……把持面、9……カツタ、11……巻線
装置、12……ホルダ、13……移送装置、14
……案内装置、17……回転軸、21……駆動ユ
ニツト、24……真空源、25……反転軸、30
……把持爪、31……板ばね、32……ガイドカ
ラーストツパ、34……ストツパー、36……圧
縮ばね、37……送風パイプ、38……吹き出し
口、39……カバー、41……位置決め板、43
……吸盤、46……電磁弁、47……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トロイダル状のコア1を定位置で支持するホ
    ルダ12と、コア1の他方の側でコア1に接離可
    能で真空源24に配管手段により接続された吸引
    パイプ6と、この吸引パイプ6の先端部に取付け
    られ電線4を摩擦的に保持する一対の保持体30
    と、上記吸引パイプ6をコア1の他方の側から一
    方の側へと反転させつつ電線4の巻付け方向に移
    動させる移送装置13と、コア1の一方の側で電
    線4をV字状の把持面8により挟み込み位置決め
    状態で把持する一対の把持爪7と、コア1の一方
    の側で保持体30に設けられ電線4の先端を切除
    するカツタ9と、上記の把持爪7を反転させなが
    ら把持状態の電線4の切り口側の先端をコア1の
    一方の側から孔2の近くまで導びく案内装置14
    とを具備することを特徴とする巻線装置11。 2 一対の保持体30を板ばね31により吸引パ
    イプ6に対して摺動自在に支持し、吸引パイプ6
    の接離運動時に一対の保持体30を吸引パイプ6
    の先端外周面に当接させることにより開閉させる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の巻
    線装置11。 3 上記配管手段を吸引パイプ6側の吸着板50
    と真空源24に接続された管44側の吸盤43と
    で構成し、真空源24の圧力変化により吸引パイ
    プ6の接続孔48の位置に取付けられた吸着板5
    0に対して吸盤43を接離させることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の巻線装置11。
JP7410683A 1982-09-13 1983-04-28 巻線装置 Granted JPS59200409A (ja)

Priority Applications (6)

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JP7410683A JPS59200409A (ja) 1983-04-28 1983-04-28 巻線装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5848905A (ja) * 1981-09-18 1983-03-23 Hitachi Ltd 電線供給装置

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