JPS6323531Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6323531Y2
JPS6323531Y2 JP9897982U JP9897982U JPS6323531Y2 JP S6323531 Y2 JPS6323531 Y2 JP S6323531Y2 JP 9897982 U JP9897982 U JP 9897982U JP 9897982 U JP9897982 U JP 9897982U JP S6323531 Y2 JPS6323531 Y2 JP S6323531Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
water
auxiliary
engine
water jacket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9897982U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS592921U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9897982U priority Critical patent/JPS592921U/ja
Publication of JPS592921U publication Critical patent/JPS592921U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6323531Y2 publication Critical patent/JPS6323531Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内燃機関、例えば自動車用エンジン
の冷却装置に関する。
従来、自動車用エンジンに最も一般的に用いら
れている水冷式の冷却装置は、例えば第1図に示
す如く構成されている。(例えば「自動車工学全
書」10巻昭和55年、10月15日山海堂発行198頁参
照)詳述すると、1は、アツパタンク2、ロアタ
ンク3およびコア4からなるラジエータ、5はエ
ンジン6の前部に配置され、機関出力あるいは電
動モータにより駆動される冷却フアン、7はエン
ジン6に形成したウオータジヤケツト8を通過し
た後の高温な冷却水を上記アツパタンク2に導入
するアウトレツトホース、9はコア4で冷却され
た冷却水をロアタンク3からウオータジヤケツト
8前部のウオータポンプ10に導入するインレツ
トホース、11は上記アウトレツトホース7を冷
却水温度に応じて開閉路し、低温時には冷却水を
ラジエータ1に通過させずに直接ウオータポンプ
10に循環せしめるようにしたサーモスタツトで
あり、上記ラジエータ1は車両前部に配置され、
車両走行に伴う空気流および冷却フアン5による
送風を受けて冷却されるようになつている。
しかしながら、このような従来の水冷式冷却装
置にあつては、ラジエータ1で熱交換する際に冷
却水と外気との温度差がそれ程大きくないために
ラジエータ1での放熱効率が悪く、必然的に大型
のラジエータ1やそれに見合つた大径の冷却フア
ン5が必要となり、装置全体が大型化してしまう
とともに、ラジエータ1で生じる風切音やフアン
騒音が大きいという問題があつた。しかも、上記
の如くラジエータ1での放熱効率が悪いが故に、
高負荷運転時や渋滞時等にオーバヒートを生じ易
い。
この考案は上記のような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、冷却水の循環による従来の水冷
式冷却装置に加えて、冷却媒体の蒸発気化を利用
した補助冷却機構を設けることによつて、放熱効
率の向上を図り、ラジエータ等の小型化を可能と
するとともに、機関のオーバヒートを確実に防止
し得る内燃機関の冷却装置を提供することを目的
とする。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
第2図は、この考案に係る冷却装置の構成を模
式的に示したもので、21はエンジンを示し、こ
のエンジン21はシリンダブロツク22およびシ
リンダヘツド23にウオータジヤケツト24を有
するほか、シリンダブロツク22側のウオータジ
ヤケツト24の外側を囲むように該ウオータジヤ
ケツト24に隣接して補助冷媒蒸発部25が画成
されている。上記ウオータジヤケツト24は、冷
却水の強制循環による水冷式冷却系統を構成する
ものであつて、この水冷式冷却系統は基本的に第
1図と同様の構成を有しているため、他の構成部
分は図示省略してある。
上記補助冷媒蒸発部25は、冷却媒体の蒸発気
化を利用した補助冷却機構を構成するものであつ
て、その蒸気出口25aはコンプレツサ26の低
圧側に接続されており、上記補助冷媒蒸発部25
で発生した冷却媒体蒸気をこのコンプレツサ26
にて断熱圧縮し、高温高圧な状態にしてコンデン
サ27に送出するようになつている。コンデンサ
27は水冷式冷却装置のラジエータと同様に車両
前部に走行風を受け得るように設置され、さらに
必要な場合にはその後部に冷却フアンが配設され
るもので、ここに導入された蒸気はこれらの空気
流により冷却され、凝縮液化して再び液相冷却媒
体となり、冷媒タンク28に回収される。そし
て、この液相冷却媒体は膨張弁29によつて減圧
され、低圧状態となつて再びエンジン21の補助
冷媒蒸発部25に冷媒入口25bより導入される
ようになつている。尚、上記膨張弁29の開度
は、圧力検出部30にて検出されたコンプレツサ
26高圧側の圧力に応じて制御され、コンデンサ
27に送出する蒸気圧力を略一定に保つている。
次に上記構成の冷却装置の作用を説明すると、
先ずエンジン21が比較的低温状態にあるとき
は、ウオータジヤケツト24内の冷却水の循環に
よつて従来の水冷式冷却装置と同様の水冷冷却が
行われ、補助冷却機構は作動しない。
一方、高負荷時等において冷却水が高温状態
(例えば100〜110℃)になると、上記コンプレツ
サ26が始動され、補助冷却系統に冷却媒体が循
環して、気化潜熱を利用した補助冷却が行われ
る。この補助冷却における冷却媒体としては、上
記冷却水よりも沸点が低い各種物質を使用できる
のは勿論のこと、ウオータジヤケツト24内の冷
却水と同一の冷却水であつても良い。これは、ウ
オータジヤケツト24内が周知のように若干加圧
された状態にあるのに対し、上記補助冷媒蒸発部
25内はコンプレツサ26の作用によつて低圧に
保たれるので、100〜110℃程度の温度下でも冷却
水が容易に沸騰するからである。そして、このよ
うな蒸発気化によれば、少量の冷却水によつて多
量の熱をエンジン21から奪い取ることができ、
かつこの蒸気をコンプレツサ26で3〜5Kg/cm2
に圧縮することで135〜160℃の高温状態となるの
で、コンデンサ27における放熱効率は極めて高
く得られる。
従つて、上記の如く補助冷却機構を設けた構成
によれば、ウオータジヤケツト24および図外の
ラジエータ等から構成される水冷式冷却系統は比
較的簡易なもので済み、ラジエータ等を極めて小
型に構成し得るとともに、上記補助冷却装置にお
いても、その極めて高い放熱効率によつてコンデ
ンサ27や冷媒タンク28が小型なものとなるた
め、冷却装置全体として従来の水冷式のものに比
較して大幅な小型化が可能である。しかも、水冷
式冷却系統の冷却水を少量化できることにより、
暖機の迅速化や機関の軽量化を達成できる一方、
上記補助冷却機構の作用によつて機関のオーバヒ
ートを確実に防止し得る。なお、ウオータジヤケ
ツト24による水冷式冷却系統と、補助冷却装置
のラジエターを一体化すれば、より一層の小型化
が図れるとともに、冷却フアンを共通に使用でき
る利点がある。
次に第3図に示す実施例は、エンジン21′に
おいてシリンダブロツク22のウオータジヤケツ
ト24内に、各シリンダを囲むようにコイル状の
金属パイプからなる補助冷媒蒸発部25′を設け
た例であつて、各補助冷媒蒸発部25′は、シリ
ンダヘツド23に形成した冷媒供給ギヤラリ31
および蒸気排出ギヤラリ32を介して、上記実施
例と同様に、膨張弁29およびコンプレツサ26
低圧側に接続されているものである。
以上で説明で明らかなように、この考案に係る
内燃機関の冷却装置は、エンジンのウオータジヤ
ケツト内に冷却水を循環させる内燃機関の冷却装
置において、上記ウオータジヤケツト内部もしく
はこれに隣接して画成され、かつ内部で液相冷却
媒体の蒸発気化を行わしめるようにした補助冷媒
蒸発部と、この補助冷媒蒸発部から取り出された
冷却媒体蒸気を外気により冷却して凝縮液化する
コンデンサとを備え、この液化した冷却媒体を再
び上記補助冷媒蒸発部に循環供給するように構成
してなる補助冷却機構を設けたものであるから、
従来の単なる水冷式冷却装置に比較して装置の小
型軽量化が図れ、かつ機関のオーバヒートを確実
に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用エンジンの従来における冷却
装置を示す一部切欠断面図、第2図はこの考案に
係る冷却装置の構成を模式的に示す構成説明図、
第3図はこの考案の異なる実施例を示す構成説明
図である。 21,21′……エンジン、22……シリンダ
ブロツク、23……シリンダヘツド、24……ウ
オータジヤケツト、25,25′……補助冷媒蒸
発部、26……コンプレツサ、27……コンデン
サ、28……冷媒タンク、29……膨張弁、30
……圧力検出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのウオータジヤケツト内に冷却水を循
    環させる内燃機関の冷却装置において、上記ウオ
    ータジヤケツト内部もしくはこれに隣接して画成
    され、かつ内部で液相冷却媒体の蒸発気化を行わ
    しめるようにした補助冷媒蒸発部と、この補助冷
    媒蒸発部から取り出された冷却媒体蒸気を外気に
    より冷却して凝縮液化するコンデンサとを備え、
    この液化した冷却媒体を再び上記補助冷媒蒸発部
    に循環供給するように構成してなる補助冷却機構
    を設けたことを特徴とする内燃機関の冷却装置。
JP9897982U 1982-06-30 1982-06-30 内燃機関の冷却装置 Granted JPS592921U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9897982U JPS592921U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 内燃機関の冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9897982U JPS592921U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 内燃機関の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS592921U JPS592921U (ja) 1984-01-10
JPS6323531Y2 true JPS6323531Y2 (ja) 1988-06-28

Family

ID=30234756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9897982U Granted JPS592921U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 内燃機関の冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS592921U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0421627Y2 (ja) * 1987-05-08 1992-05-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS592921U (ja) 1984-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7721543B2 (en) System and method for cooling a combustion gas charge
FR2679633A1 (fr) Installation pour produire du froid par reaction solide/gaz, le reacteur comportant des moyens de refroidissement.
US2844129A (en) Temperature control for internal combustion engine
JP2009204204A (ja) 排熱回生システム
JPS6323531Y2 (ja)
US2181851A (en) Refrigerating system
US3214929A (en) Refrigeration unit having superheated gas feedback
RU184434U9 (ru) Топливный бак транспортного средства
US5090371A (en) Evaporative cooling system
US2776648A (en) Engine cooling process
EP0122557B1 (en) Improved arrangement of boiling liquid cooling system of internal combustion engine
JPH0324825Y2 (ja)
JP2539397Y2 (ja) 沸騰冷却装置用ラジエータ
JPH0324824Y2 (ja)
JPS5854236Y2 (ja) 超音波洗浄機
JPS6028937Y2 (ja) 冷房装置
JPH0343366Y2 (ja)
JP2539383Y2 (ja) エンジンの沸騰冷却装置
RU2104399C1 (ru) Способ работы жидкостной системы охлаждения
JPH045688Y2 (ja)
JPS6161908A (ja) 内燃機関の沸騰冷却装置
JPS63280846A (ja) 蒸発燃料液化装置
JPH032670Y2 (ja)
JPH0324829Y2 (ja)
JPH061445Y2 (ja) 車両用冷房装置