JPS63234389A - 証券類取引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的１ （産業上の利用分野） 木発朗は証券類、例えば紙幣等の入出金を取扱う取引装
置に関し、主として紙幣循環式入、出金装置を対象とす
る。

（従来の技術） 従来の取引装置は、入出金口より投入された紙幣を搬送
路を介して搬送し、所定の集積部（装ｂｘ庫、万円庫、
千円庫、五千円庫、リジェクト庫等）に集積し、あるい
は出金の際には前記保管庫から紙幣を抽出して前記搬送
路を介して入出金口から排出するようにしている。

ところで、前記取引装置における搬送路には種々の搬送
異常（以下エラーともいう）が発生する。

例えば次のようなものが考えられる。

■暗ジャム・・・検知部を一定時間以上さえぎっている
。

■開運時間ジャム・・・エラーに該当する検出器の一つ
前の検出器を通過した紙幣 が正常な開運時間になっても 該当検出器に到達しない。

■シフトミス・・・紙幣計数中に規定外のタイミングで
エラーコードに該当する検出器 が暗になった。

■追付ジャム・・・紙幣計数処理中に該当検出器の一つ
前の検出器では２枚と判別され た紙幣が該当検出器では１枚と判 別された。

■分離ジャム・・・紙幣計数処理中に該当検出器の一つ
前の検出器で１枚と判別してい た紙幣が該当検出器では２枚と判 別された。

従来のエラー処理は、上記各エラーの判別を行い、各エ
ラー毎に装置の動作を中断して係員処理待ちとしていた
。

（発明が解決とようとする問題点） 以上のように従来は全てのエラー発生時に装置の動作を
中断して係員処理待ち状態としていたために、装置の停
止回数が増し処理の迅速化を妨げるという問題、また、
無人化を妨げるという問題を有していた。

本発明は前記事情に鑑みて成されたものであり、処理の
迅速化、無人化を達成できる証券類取引装置を提供する
ことを目的とするものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は前記問題点を解決するために、搬送系のエラー
を装置の動作を中断しなければならないものか否かに大
別し、動作を中断しなくてもよいエラーに関しては、残
留証券類を所定の集積部へ集積するように構成した。

（作　用） エラーの状態により、装置の動作を中断１べきか否かを
判別し、￥Ａ買の休止回数を最小限に抑えることができ
る。

（実施例） 以下実施例により本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す証券類取引装置、例え
ば紙幣入出金装置の斜視図である。１は装置本体であり
、内部には後述する鑑査ユニット。

表裏反転部、モータ、充填庫、千円庫、五千円、（破損
界）庫、リジェクト庫等が収納されてる。

表面上部には入出金口４が設けられており、正面には搬
送状態を表示する表示パネル２、鑑査ユニット及び表裏
反転部の点検用扉６等が設けられており、側面には前記
各保管庫の点検用ＩＷ５Ａ乃至５Ｅが設けられている。

次に第２図を用いて装置１の内部構成と検出器の配置状
態を説明する。入出金口４の先方には紙幣の真偽等を鑑
査する鑑査ユニット１３が配置され、その下部には鑑査
ユニット又は集積部から送られてくる表裏が逆になって
いる紙幣を反転する表裏反転部１４が配置され、装置の
図示右側には上から順次装填庫８Ａ、万円圧８Ｂ、千円
庫８Ｃ。

五千円庫（破損界）８Ｄ、リジャクト庫８Ｅからなる各
集積部が配置されている。各集積部の前段は一時集積部
としてのスペースを有し、その一時集積部には羽根車９
がそれぞれ設けられている。

図中太線で示す経路は搬送系を示すものであり、適所に
ゲートが設けられている。

また、各搬送個所には複数の検出器（■乃至＠で示す）
が設けられており、前記表示パネル２にはこの検出器に
対応する表示素子が設けられている。更に、各搬送個所
には搬送枚数を検出する検出器が設けられている。

第３図は前記装置の−り御ブロック図である。

１０は制御部であり、各部の制御を司る。この制御部１
０には、操作者が人出金時の指示を行う入力操作部１１
．前記各種センサを含む検知部１２゜前記鑑査ユニット
１３１表裏反転部１４．前記搬送系及び搬送駆動部を含
む搬送部１５．前記表示パネル２を含む表示部１６が接
続されている。

また、この制御部１０には検知部１２からの搬送異常（
エラー）をチェックし、それが装置の動作を中断すべき
ものか否かの判別を行い、その判別結果を出力する判別
部１７が接続されている。

前記制御部１０は、前記判別部からの出力信号により、
装置の動作を中断（Ｗ１送動作の停止を主体とする）し
、あるいは続行するような制御を行うと共に、前記エラ
ーが装置の動作を中断せずに続行すべきものであるとき
は、そのエラーが紙幣入金処理中に生じたときは紙幣取
込みを中断し、装置内の残留紙幣を入出金口へ放出し、
そのエラーが出金処理中に生じたときは装置内の残留紙
幣を各集積部へ集積する制御を行うようになっている。

次に第４図のフローチャート及び第５図乃至第１０図の
処理態様図を参照して上記装置の動作を説明する。

装置の動作中にエラーが発生すると、これを検知部１２
内の各検出器が検出し、信号を制御部１０へ送る。この
検出信号に基づいて判別部１７が装置の動作を中断すべ
きエラーか否かを判断する。このときの判断対象となる
エラーの種類は前述したように■昭ジャム、■到達時間
ジャム、■シフトミス、■追付ジャム、■分離ジャムで
あり、そのうち、■暗ジャムと■到達時間ジャムは、そ
のまま搬送系を駆動しても紙幣詰まりを増加させ、ベル
ト外れ等が起り機器を損傷しかねないので、かかる場合
には装置の動作を中断させる。

しかし、その他のエラーである■シフトミス。

■追付ジャム、■分離ジャムのような搬送続行可能なエ
ラーについては装置の動作（Ｗ！送系の駆動）を中断す
ることなく続行し入金時と出金時とに大別して以下の処
理を行う。

先ず入金処理時に前記エラーが生じた状態が第５図に示
すものであったとする。入出金口近傍に残留紙幣２５が
あり、搬送途中に残留紙幣２６があり、各集積部上の一
時集積部２２．２３．２４近傍に残留紙幣２７があるも
のとする。かかる場合には各部のゲートを全て入出金口
２°１の方向に搬送されるような面きに変位させ、第６
図及び第７図に示すように搬送経路中にある残留紙幣２
５゜２６を全て入出金口２１に集積させる。このとぎ、
一時集積部２２．２３．２４近傍の残留紙幣２７は各一
時集積部に集積させる。このようにして一時集積部に集
積された紙幣を取り出し、入出金口２１に積載しておく
。そして、図示しないシャッタを開いて前記処理の対象
となった全ての紙幣を顧客に返却する。

次に、出金処理中に前記エラーが発生し、第８図の状態
となった場合について説明する。同図中２１には入出金
口、２５は入出金口近傍に残留する紙幣、２６は搬送経
路中の残留紙幣、２７は一時集積部近傍の残留紙幣であ
る。かかる場合には全てのゲートを入出金方向に搬送さ
れるように変位させ、第９図に示す矢印のように全ての
残留紙幣を入出金口に集積させる。しかる後、第１０図
に示すように入出金口からの取込み搬送を行わせ、全て
の残留紙幣をリジェクト庫８Ｅ内に集積する。

本発明は前記実施例に限定されず、種々の変形実施が可
能である。例えば前記実施例では判別手段１７を制御部
１０の外部に設けたが、制御部内にプログラム化して設
けておいてもよい。また、エラーの内容を表示部に表示
させるようにしてもよい。

本発明は紙幣に限らずその他の証券類を処理する場合に
も適用できる。

［発明の効果］ 以上詳述した本発明によれば、エラーの種類を判別して
装置の中断を必要最小限に抑えているから、処理の迅速
化、無人化に奇与できる証券類処理装置を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の外観斜視図、第２図はその内部構造を
示す概略図、第３図は上記装置の制御ブロック図、第４
図は動作説明のためのフローチャート、第５図乃至第１
０図は動作説明のための処理態様図である。 １・・・装置本体、２，１６・・・表示部、４．２１・
・・入出金口、９・・・羽根車、１０・・・制御部、１
１・・・入力操作部、１２・・・検知部、　１３・・・
鑑査ユニット、１４・・・表裏反転部、１５・・・搬送
部。 第３図 第８図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）入出口と集積部との間で搬送手段を介して証券類
   の取引を行う装置において、証券類の搬送状態を検知す
   る検知手段と、該検知手段の出力に基づいて搬送異常を
   判断すると共に、その搬送異常が装置の動作を中断すべ
   きものか否かを判別する判別手段と、該判別手段の判別
   結果によって装置の動作中断又は続行を制御する制御手
   段とを設けたことを特徴とする証券類取引装置。
2. （２）制御手段は、装置動作の続行可能な搬送異常が搬
   入中に生じたときは搬入取込みを中断し、残留証券類を
   入出口へ放出し、その異常が搬出中に生じたときは残留
   証券類を所定の集積部へ集積する制御を行うことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の証券類取引装置。