JPS63233902A - 農薬製剤 - Google Patents

農薬製剤

Info

Publication number
JPS63233902A
JPS63233902A JP6830187A JP6830187A JPS63233902A JP S63233902 A JPS63233902 A JP S63233902A JP 6830187 A JP6830187 A JP 6830187A JP 6830187 A JP6830187 A JP 6830187A JP S63233902 A JPS63233902 A JP S63233902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
active ingredient
agricultural chemical
solution
fatty acid
pharmaceutical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6830187A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Honma
保男 本間
Yutaka Arimoto
裕 有本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Original Assignee
RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN Institute of Physical and Chemical Research filed Critical RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
Priority to JP6830187A priority Critical patent/JPS63233902A/ja
Publication of JPS63233902A publication Critical patent/JPS63233902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、従来の使用濃度より低濃度でも十分に有効性
を発揮する農薬製剤に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、農薬製剤として銅剤、水銀剤、砒素剤のような重
金属化合物及び有機塩素系薬剤や有機燐酸系薬剤が広く
用いられて来たが、これらの薬剤は、いずれも人体や動
物に有害であり、また土壌に対する汚染など有効量を使
用することによる環境汚染が重大な社会問題となってい
る。
このような現状から、特公昭57−48525号公報は
、脂肪族多価アルコールの脂肪酸エステル及び炭酸水素
ナトリウムを主成分とする殺菌剤が、各種植物病害及び
果実貯蔵病害に対して防除効果を有し、しかも人体や動
・植物に対して安全性が高いことを教示する。
しかしながら、この方法で製造される農薬は、従来のも
のと同程度の施与量て有効な薬効を得るためには、高濃
度で使用する必要があり、逆に濃度を低くおさえようと
すると、多量に使用しなければ薬効が現われないという
欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題〕
したがって本発明の目的は、低濃度でも効果的に作用す
る農薬製剤を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の目的は、脂肪族多価アルコールの脂肪酸エステ
ルの1種又は2種以上100部に、農薬有効成分40〜
400部を懸濁させた農薬製剤により達成される。
本発明に係る薬剤は、40℃より低温で、脂肪酸多価ア
ルコールの脂肪酸エステルの1種又は2種以上100部
を加温溶解し、粉末状の農薬有効成分40〜400部を
加えて攪拌混合し、懸濁させることにより製造される。
本発明において使用される多価アルコール脂肪酸エステ
ルを構成する脂肪族多価アルコールとしては、炭素原子
数3〜6の飽和又は不飽和の脂肪族多価アルコールを用
いることができるが、グリセリン、プロピレングリコー
ル、ソルビトール、ソルビタン等が好適である。
一方、多価アルコール脂肪酸エステルを構成する脂肪酸
成分としては、炭素原子数8〜22の飽和脂肪酸、例え
ばカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸
、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸
、又は不飽和脂肪酸、例エバ、オレイン酸、リノール酸
、+Jルン酸、リシルシン酸等の単一脂肪酸の他、混合
脂肪酸、例えば、牛脂、綿実油、菜種油、硬化油等の天
然動植物油脂が用いられる。
本発明製剤の主成分の一つである多価アルコール脂肪酸
エステルとしては、上記脂肪族多価アルコールを上記脂
肪酸で通常の方法でエステル化又はエステル交換して得
られるモノ−、ジー、又はトリーエステルが用いられ、
とくに、例えば、ソルビタンモノラウレート、ソルビタ
ンモノステアレート、グリセリンモノオレエートζグリ
セリンモノ大豆油脂肪酸エステル、グリセリンモノ綿実
油上肪酸エステル等が好適である。
多価アルコール脂肪酸エステルの好ましい具体例として
は、オレイン酸モノグリセリド、グリセリンモノオレエ
ート、グリセリンモノオクトエート、トリグリセリンモ
ノオレエート、グリセリンモノ大豆油脂肪酸エステル、
グリセリンモノパルミテート、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル等がある。
これらの多価アルコール脂肪酸エステルはその1種、又
は2種以上を混合して、加温溶融するか、又はC1〜C
3のアルコール、プロピレングリコール、グリセリン、
ソルビトール等の食品添加物として認可されている溶剤
又はこれらの混合溶剤に溶解したのち、これを有効成分
粉末と混合することにより、有効成分粒子を多価アルコ
ール脂肪酸エステル中に懸濁させた製剤を作ることがで
きる。
本発明で使用する農薬有効成分としては、常温で固体粉
末となりうるものであれば、各種農園芸用膜−菌剤、殺
虫剤、除草剤等いずれでもよく、特に制限はなく、非水
溶性のものでもよいが、一般には、水溶性のものが好ま
しい。このような農薬有効成分の具体例としては、8−
オキシキノリン銅、塩基性硫酸銅、塩基性塩化銅、塩化
第2銅、塩基性炭酸銅、メチル1−(ブチルカルバモイ
ル)−2−ベンズイミダゾールカルバメート、抗生物質
ポリオキシン複合体、0.0−ジエチル−S−ペンジル
チオホスフェート、2−5ec −ブチルフェニルN−
メチルカルバメート、0.0−ジメチル2.2.2−ト
リクロロ−1−ヒドロキシエチルホスフェート等の通常
の農薬成分に加えて、動植物に対して安全性の高い炭酸
水素す) IJウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸カリウム(特公昭57−48525)等を挙げ
ることができる。
本発明において脂肪族多価アルコールの脂肪酸エステル
と農薬有効成分の配合割合は、該エステル100部に対
して有効成分40〜400部とすることが必要である。
該有効成分が40部未満では、農薬有効成分濃度が低す
ぎて、十分な効果が期待できず、エマルジョンも有効に
得られない。
一方、該有効成分が400部を越えると、使用時に水で
希釈したときに、有効にエマルジョンが得られない。
本発明に係る農薬製剤には、農薬組成物に一般に使用さ
れている補助剤、例えば展着剤、湿展剤、固着剤等のエ
マルジョンを破壊しない界面活性剤を適宜添加して製剤
化することができる。
又、散布濃度は、有効成分によって異なり、特に限定さ
れないが、約1〜500ppmが好適に用いられる。
次に、本発明の組成物について実施例を挙げるが、本発
明はこれによって何ら限定されるものではない。
実施例−1 オレイン酸モノグリセリド30g、グリセリンモノオク
トエート10gを加温溶解し、これに炭酸水素ナトリウ
ムの微粉末(300メッシニ通過90%)40gとエタ
ノール5gを攪はんしながら添加し、均一に分散した懸
濁溶液とする。この時、溶液の温度を40℃以上となら
ないようにする。
なお、実施例−1において、エステルと炭酸水素す) 
IJウムの比率を下表の通り変え、農薬製剤を調製した
。各製剤を500ppmの濃度となるように水に加え、
エマルジョンが安定に形成されるかどうかを観察した。
結果を下表に示す。
炭酸水素ナトリウムが40部より少ない場合又は400
部より大量の範囲では、エマルジョンは有効に形成され
なかった。
実施例−2 オレイン酸モノグリセド30g、ポリグリセリン脂肪酸
エステル10gを加温溶解し、これに炭酸ナトリウムの
微粉末(300メツシュ通過90%)40gとプロパツ
ール5gを攪はんしながら添加し、均一に分散した懸濁
溶液とする。この時、溶液の温−を40℃以上とならな
いようにする。
なお、実施例−2において、エステルと炭酸ナトリウム
の比率を下表の通り変え、農薬製剤を調製した。各製剤
のエマルジョン形成性は、実施例−1と同様に観察した
。結果を下表に示す。
炭酸ナトリウムの量が、40部より下、又は400部よ
り上の場合は、有効にエマルジョンが形成されなかった
実施例−3 グリセリンモノオクトエ−) 10 g、ポリオキシエ
チレンアルキルアリルスルフォネート0.1gを加温溶
解し、これに炭酸水素カリウムの微粉末(300メツシ
ュ通過90%)40gを撹はんしながら添加し、均一に
分散した懸濁溶液とする。
この時、溶液の温度を40℃以上とならないようにする
実施例−4 トリグリセリンモノオレエー)30g、アルキルアリル
スルフォネート0.1 gを加温溶解し、これに炭酸カ
リウムの微粉末(300メツシュ通過90%)40gを
撹はんしながら添加し、均一に分散した懸濁溶液とする
。この時溶液の温度を40℃以上とならないようにする
実施例−5 グリセリンモノ大豆油脂肪酸エステル50g1グリセリ
ンモノオクトエート10g1 リグニンスルフォン酸ソ
ーダ0.1gを加温溶解し、これに炭酸カリウムの微粉
末(300メツシュ通過90%)40gとエタノール5
gを攪はんしながら添加し、均一に分散した懸濁溶液と
する。この時、溶液の温度を40℃以上とならないよう
にする。
実施例−6 グリセリンモノパルミテート50g1グリセリンモノオ
クトエートLog、 リグニンスルフォン酸ソーダ0.
1gを加温溶解し、これに炭酸水素カリウムの微粉末(
300メツシユK HCO2通過90%)40gとエタ
ノール5gを攪はんしながら添加し、均一に分散した懸
濁溶液とする。この時、溶液の温度を40℃以上となら
ないようにする。
実施例−7 オレイン酸モノグリセリド30g1グリセリンモノオク
トエート10gを加温溶解し、これに8−オキシキノリ
ン銅の微粉末(300メツシュ通過90%)40gとエ
タノール5gを攬はんしながら添加し、均一に分散した
懸濁溶液とする。この時、溶液の温度を40℃以上とな
らないようにする。
実施例−8 オレイン酸モノグリセリド30gとグリセリンモノオク
トエート10gを加温溶解し、これに塩基性硫酸銅の微
粉末(300メツシュ通過90%)40gとエタノール
5gを攪はんしながら添加し、均一に分散した懸濁溶液
とする。この時、溶液の温度を40℃以上とならないよ
うにする。
なお、実施例−8において、エステルと塩基性硫酸銅の
比率を下表の通り変え、農薬製剤を調製した。各製剤の
エマルジョン形成性は、実施例−1と同様に観察した。
結果を下表に示す。
塩基性硫酸銅の量が、40部より下、又は400部より
多い場合は、有効にエマルジョンが形成されなかった。
実施例−9 グリセリンモノオクトエート30gとグリセリン−r−
7パルミテ一ト10gを加温溶解し、これに塩基性塩化
銅の微粉末(30oメツシュ通過90%) 40gとエ
タノール5gを攪はんしながら添加し、均一に分散した
懸濁溶液とする。この時、溶液の温度を40℃以上とな
らないようにする。
実施例−10 トリグリセリンモノオレエート30g、グリセリンモノ
オクトエート10gを加温溶解し、これに硫酸銅の微粉
末(300メッシ二通過90%)40gとエタノール5
gを攪はんしながら添加し、均一に分散した懸濁溶液と
する。この時、溶液の温度を40℃以上とならないよう
にする。
実施例−11 トリグリセリンモノオレエート30gとグリセリンモノ
オクトエート10gを加温溶解し、これに塩化第二銅の
微粉末(300メツシュ通過90%)40gとエタノー
ル5gを攪はんしながら添加し、均一に分散した懸濁溶
液とする。この時、溶液の温度を40℃以上とならない
ようにする。
実施例−12 オレイン酸モノグリセリド30g1グリセリンモノオク
トエ−)10gを加温溶解し、これに8−オキシキノリ
ン銅(20g)とクエン酸(20g)の微粉末(300
メッシニ通過90%)とエタノール5gを攪はんしなが
ら添加し、均一に分散した懸濁溶液とする。この時、溶
液の温度を40℃以上とならないようにする。
実施例−13 オレイン酸モノグリセリド30g1グリセリンモノオク
トエート10gを加温溶解し、これに塩基性炭酸銅の微
粉末(300メツシュ通過90%)40gとエタノール
5gを攪はんしながら添加し、均一に分散した懸濁溶液
とする。この時、溶液の温度を40℃以上とならないよ
うにする。
実施例−14 オレイン酸モノグリセリド30g1グリセリンモノオク
トエート10gを加温溶解し、これにシニウ酸(40g
)と塩基性硫酸銅(20g)の微粉末(300メッシニ
通過90%)40gとエタノール5gを攬はんしながら
添加し、均一に分散した懸濁溶液とする。この時、溶液
の温度を40℃以上とならないようにする。
実施例−15 オレイン酸モノグリセリド30g、グリセリンモノオク
トエ−)10gを加温溶解し、これにコハク酸(20g
)と塩基性塩化銅(20g)の微粉末(300メツシュ
通過90%)40gとエタノール5gを攪はんしながら
添加し、均一に分散した懸濁溶液とする。この時、溶液
の温度を40℃以上とならないようにする。
実施例−16 オレイン酸モノグリセリド30g1グリセリンモノオク
トエ−)10gを加温溶解し、これにコハク酸20gと
8才キシキノリン銅20gの微粉末(300メッシニ通
過90%)40gとエタノール5gを攪(1んしながら
添加し、均一に分散した懸濁溶液とする。この時、溶液
の温度を40℃以上とならないようにする。
オレイン酸モノグリセリド30g1グリセリンモノオク
トエ−)10gを加温溶解し、これにメチル1−(ブチ
ルカルバモイル)−2−ペンズイミタゾール(ベンレー
ト)の微粉末(300メツシュ通過90%)40gとエ
タノール5gを撹はんしながら添加し、均一に分散した
懸濁溶液とする。この時、溶液の温度を40℃以上とな
らないようにする。
実施例−18 オレイン酸モノグリセリド30gとグリセリンモノオク
トエート10gを加温溶解し、これに抗生物質ポリオキ
シン複合体くポリオキシンAL)の微粉末(300メツ
シュ通過90%)40gとエタノール5gを撹はんしな
がら添加し、均一に分散した懸濁溶液とする。この時、
溶液の温度を40℃以上とならないようにする。
実施例−19 グリセリンモノオクトエート30gとグリセリンモノオ
レエート10gを加温溶解し、これに0゜O−ジエチル
−6−ベンジルチオホスフェート(キタジンーp)の微
粉末(300メツシュ通過90%)40gとエタノール
5gを撹はんしながら添加し、均一に分散した懸濁溶液
とする。この時、溶液の温度を40℃以上とならないよ
うにする。
実施例−20 トリグリセリンモノオレエー) 30 g、グリセリン
モノオクトエート10gを加温溶解し、これL: 2−
5ec −ブチルフェニルN−メチルカルバメート(バ
ッサ)の微粉末(300メツシュ通過90%)40gと
エタノール5gを撹はんしながら添加し、均一に分散し
た懸濁溶液とする。この時、溶液の温度を40℃以上と
ならないようにする。
実施例−21 オレイン酸モノグリセリド30g1グリセリンモノオク
トエート10gを加温溶解し、これに0゜0−ジメチル
2.2.2−トリクロロ−1−ヒドロキシズチルホスフ
ェート(DEP)の微粉末(300メツシュ通過90%
)4゛Ogとエタノール5gを撹はんしながら添加し、
均一に分散した懸濁溶液とする。この時、溶液の温度を
40℃以上とならないようにする。
実施例−22 オレイン酸モノグリセリド30g、グリセリンモノオク
トエート10gを加温溶解し、これにビアラホス(ジャ
ーナル オブ アンティバイオティックス(J、A、)
旦、No、8(1040〜1044頁)1983参照)
の微粉末(300メツシュ通過90%)とエタン、−ル
5gを撹はんしながら添加し、均一に分散した懸濁溶液
とする。
この時、溶液の温度を40℃以上とならないようにする
次に、本発明組成物の各種植物病害防除効果について試
験例を示すが、その概略は次のとおりである。
試験例1〜6 実施例1〜6の製剤(アルカリ金属炭酸塩含有)を有効
成分がそれぞれ50.100.200および500pp
m となるように水に溶かし、みかん(みどりかび病)
、キュウリ (うどんこ病)、イネ(いもち病)、カン
キツ(黒点病)に対してそれぞれ薬効を試験した。
例えば、キュウリの灰色かび病の場合は、相撲半白1.
5葉期のものに、所定濃度の薬液を噴霧散布した。
菌の接種は、平板培養した胞子懸濁液(105個/ln
 o I e )  を噴霧接種し、25℃の温室内に
2〜3日(呆ち、発病調査した。
イネのイモチ病の場合は、・3,5葉期の全南風を供試
した。イネの処理は、所定濃度の薬液を噴霧散布するこ
とにより行なった。菌の接種は、オートミール培地平板
培養したいもち病菌の胞子懸濁液を150倍顕微鏡1視
野あたり60個を噴霧接種し、25℃で2日間温室に保
った。その後2日ガラス温室に保ち、発病調査を実施し
た。
防除価は、次式に従って算出した。
防除価(%)= 結果を第1表に示す。この結果から明らかなように、試
験例1〜6では、50〜500ppmという低濃度にお
いて、試験例−xlおよびX2に比べ高い防除価が得ら
れた。
試験例7〜13 実施例7〜13の銅含有防除剤を、有効成分がそれぞれ
50および100ppm となるように水に溶かし、キ
ュウリ(炭そ病)、イチゴ(灰色かび病)、キュウリ 
(斑点細菌病)、トマト(葉かび病)に対してそれぞれ
薬効を試験した。
防除価を、第2表に示す。これらの銅含有防除剤の場合
は、従来の型の100ppmの濃度のものよりも、同成
分を、本発明のように処理した50ppmの濃度のもの
の方がより効果的に作用していることがわかる。
試験例−14〜16、X3 実施例14〜16で製剤した銅含有防除剤を20 op
pm となるように水に溶かしモモ(炭そ病)、ミカン
(黒点病)、ブドウ(黒とう病)に対してそれぞれ薬効
を試験した。
比較のためクロン0.5%加用−LS (7倍希釈)(
試験例−X3)を使用した場合の薬効も示した。
試験例14〜16では、試験例−x3に比べて、はるか
に高い防除価が得られた。
試験例17〜22 実施例17〜22で調製した製剤を10〜60ppmの
間の適切な濃度使用してキュウリ (灰色かび病)、ト
マト(灰色かび病)、イネ(いもち病)、について防除
価を、ミナミキイロアザミウマ、ハスモンヨトウについ
ては死生率を、エゾノギシギシについては薬効指数をそ
れぞれ算出した。
比較のため、それぞれの農薬を同濃度単独・で用いた場
合の効果を下欄に示した。
例えば、レシチン添、加ジメチル2.2.2−)ジクロ
ロ−1−ヒドロキシエチルホスフェートのハスモンヨト
ウ殺虫力は、ポット植キャベツに所定濃度の薬液を散布
、風乾した。その後供試上を放ち、食餌4日後に生死虫
数を計測し、死生率を算出した。
レシチン添加ビアラホスのエゾノギシギシ抑制効果は、
5〜6葉期エゾノギシギシ(2本/ポット)に対し、所
定濃度の薬液を供試雑草茎葉に噴霧散布し、処理10日
後に0;無害〜5;完全枯死まで程度別に調査した。
結果は第4表に示す。
いずれの試験についても、本発明の薬剤が従来のものに
比べ優れた効果を有していることがわかった。
〔発明の作用・効果〕
本発明に係る薬剤は、使用時に水で希釈すること・によ
り、まず中核部分に有効成分(固体)を有し、外側が該
エステルで覆われた粒子が水中に分散する。
このエステル層は、内壁と外壁が親水性基で覆われた二
重膜構造となっており、半透性を有するので水は膜の内
側に浸入する。この侵入した水に、有効成分は二重膜構
造の内側で溶解し、一種の油滴を形成する。
この油滴内に侵入する水の量は、浸透圧と二重膜の強度
がつりあったところで平衡に達し、農薬有効成分の高濃
度溶液を内包する油滴が形成される。このようにして、
水希釈液中には、高濃度の農薬有効成分を含有する油滴
が多数分散した不均一な一種のエマルシヨンが形成され
る。いわば、W10/W型エマルジョンが形成される。
従来の概念によると、分散が一様でない溶液の病害防除
、殺虫、除草効果は、低いと考えられて舎だ。このため
従来は、有効成分をいかにして均一に分散させるかとい
う点に最重点をおいた製剤化がなされてきた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 脂肪族多価アルコールの脂肪酸エステルの1種又は2種
    以上100部に農薬有効成分40〜400部を懸濁させ
    たことを特徴とする農薬製剤。
JP6830187A 1987-03-23 1987-03-23 農薬製剤 Pending JPS63233902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6830187A JPS63233902A (ja) 1987-03-23 1987-03-23 農薬製剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6830187A JPS63233902A (ja) 1987-03-23 1987-03-23 農薬製剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63233902A true JPS63233902A (ja) 1988-09-29

Family

ID=13369827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6830187A Pending JPS63233902A (ja) 1987-03-23 1987-03-23 農薬製剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63233902A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5756128A (en) * 1994-08-02 1998-05-26 Rikagaku Kenkyusho Agricultural chemical preparations and method for preparing same
JPWO2014058065A1 (ja) * 2012-10-12 2016-09-05 国立研究開発法人理化学研究所 植物害虫及び/又は植物病害用防除剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5756128A (en) * 1994-08-02 1998-05-26 Rikagaku Kenkyusho Agricultural chemical preparations and method for preparing same
JPWO2014058065A1 (ja) * 2012-10-12 2016-09-05 国立研究開発法人理化学研究所 植物害虫及び/又は植物病害用防除剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE2927994C2 (ja)
DE69925516T2 (de) Behandlung mit Persäuren zur Bekämpfung von pathogenen Organismen auf wachsenden Pflanzen
US3983214A (en) Fungicidal compositions and method for protecting plants by the use thereof
ITMI950336A1 (it) Adiuvanti per fungicidi sistemici composizioni fungicide che li contengono e loro impiego
JPH01151501A (ja) 農薬コーティング剤
CN104430357A (zh) 一种含有丁香菌酯及起协同作用的杀菌剂的组合物
US3873700A (en) Fungicidal compositions and method for protecting plants by the use thereof
EP2285212B1 (en) Novel pyriproxyfen compositions
JPS6328043B2 (ja)
DE1792119A1 (de) Herbidices Mittel und Verfahren zum Vernichten von unerwuenschten Pflanzengewaechsen
EP0775440B1 (en) Agricultural chemical preparation and process for producing the same
US20180343874A1 (en) Honey based biocide composition
JPS63233902A (ja) 農薬製剤
JP5502866B2 (ja) 作物薬害軽減剤
JPS5827771B2 (ja) 農園芸用殺菌及び果実貯蔵病害防除組成物
RU2587045C2 (ru) Адъюванты для инсектицидов
JP4330718B2 (ja) 農園芸用殺虫剤組成物
JP3063451B2 (ja) 殺菌・殺ウイルス特性を有する農園芸用薬剤及び農園芸用殺菌・殺ウイルス方法
JP2017001988A (ja) ネコブセンチュウ防除剤
JP2021515810A (ja) 摘花用組成物及びこれを用いた摘花方法
CN113994963B (zh) 一种含有乙酸二氢香芹酯的抑芽剂及其用途
CN103210937A (zh) 一种含有丁香菌酯与其它杀菌剂的组合物
AT286712B (de) Insektizide mischung
CN114467944A (zh) 一种茶皂素与甲基硫菌灵复配的杀菌组合物及其应用
CN116473072A (zh) 一种含甲氧哌啶乙酯和嗪虫唑酰胺的杀虫组合物及其应用