JPS6323352Y2 - - Google Patents

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JPS6323352Y2
JPS6323352Y2 JP3561180U JP3561180U JPS6323352Y2 JP S6323352 Y2 JPS6323352 Y2 JP S6323352Y2 JP 3561180 U JP3561180 U JP 3561180U JP 3561180 U JP3561180 U JP 3561180U JP S6323352 Y2 JPS6323352 Y2 JP S6323352Y2
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JP
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unit
ground plane
plates
unit plates
slope
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JP3561180U
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JPS56138088U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、組立式のタンクの底、とくに排水
をよくするために、傾斜させたタンク底に関する
ものである。
タンクの底を単位板の接続により組立てること
は、既に知られている。また、単位板として、直
角四辺形の基板の周縁に接続縁を設け、接続縁の
先端が接触する接地面に対し、接続縁の先端部を
直立した平面にするとともに、基板を一辺から対
向辺に向つて傾斜させた構造の傾斜単位板を用い
ることも知られている。しかし、このような傾斜
単位板を多数接続して底を組立てる際には、底の
谷をどのようにすべきかについて、今まで格別に
検討されていなかつた。ところが、こ考案者は、
底の傾斜について検討した結果、底の傾斜を対称
にして中央ほど低くするとともに、低いところに
基板が水平に向く水平単位板を位置させると、好
都合なことがわかつた。この考案は、このような
知見に基づいて完成されたものである。
この考案は、直角四辺形の基板の周縁に接続縁
を設け、接続縁の先端が接触する接地面に対して
接続縁を直立した平面にするとともに、基板の一
組の対向する辺を接地面に平行にしたまま他の対
向する辺を接地面に対して傾斜させ、こうして作
られた浅い箱状体を傾斜単位板とし、直角四辺形
の基板が接地面に平行な浅い箱状体を水平単位板
とし、接続縁を下に向け傾斜方向を揃えて傾斜単
位板を多数配列するとともに、その低部に水平単
位板を配列して単位板集合体を作り、傾斜方向で
は単位板集合体の周縁から中央に向かつて順次低
くし、傾斜方向の中点を通る直立面に対して傾斜
面を対称にするとともに、傾斜方向と直交する方
向では周縁から周縁まで同じ高さとし、低部に位
置する水平単位板に排水口を設けてなるタンクの
底に関するものである。
この考案を図面に基づいて説明すると、つぎの
とおりである。第1図は、この考案において用い
られる単位板の一部切欠斜視図である。第2図な
いし第8図は、この考案に係るタンク底を使用し
たタンクの一部切欠斜視図である。
この考案において用いられる傾斜単位板は、第
1図のようなものである。この単位板は、直角四
辺形の基板1の四周に接続縁2,3,4及び5を
備えている。この接続縁2,3,4及び5は、何
れも平面を呈し、それらの先端が接触する接地面
Gに対して、これら接続縁は何れも前立してい
る。また、基板1は接地面Gに対して傾斜してお
り、その傾斜は接続縁5から接続縁3に向つて、
一方向にだけ漸次低くなつている。すなわち、傾
斜は、基板1が接続縁3及び5に接する一組の対
向する辺を接地面Gに平行にしたまま、基板1が
接続縁2及び4に接する他の対向する辺を接地面
Gに対して傾斜させている。しかも、接続縁2な
いし5が互いに交わつて形成する稜は何れも接続
されており、その稜は何れも接地面Gに対して直
立している。この単位板は、これを倒さにして見
ると、まさに浅い箱状体である。
第2図において、この考案の底は、A列ないし
E列の5列に並ぶ単位板が、互いに密接して接続
されることによつて、構成されている。これらの
各列は、8個の単位板を並べることによつて構成
されている。同じ列に属する単位板は、基本的に
同一の形状を持つている。すなわち、C列に属す
る単位板は、すべて平行単位板で基板が接地面に
対して平行に延びているが、その余の列A,B,
D及びEに属する単位板はすべて傾斜単位板で基
板が接地面に対して傾斜している。また、同じ列
に属する単位板の間では、対応する接続縁は同一
の形状と大きさを有し、傾斜方向を揃えて配置さ
れ、基板を連ねる面は1つの平面をなして、列の
長手方向では端から端まで同じ高さとなり、列の
長手方向と直交する方向にだけ傾斜している。し
かも、その傾斜は列の長手方向全体にわたつてい
る。C列は中央にある列であるから、これが接地
面と平行であることは差支えない。また、A列の
単位板とE列の単位板とは、対称の関係にあつ
て、同一形状のものが、ただ傾斜方向を逆にした
関係になつている。同様に、B列の単位板とD列
の単位板とは、対称の関係にある。その結果、C
列の単位板の中心線X−Xを通る垂直面に対し
て、底は対称の形となつている。
第2図の底では、単位板のつぎ目に格別の段差
がなく、傾斜は、中心線X−Xに向つて漸次低く
なつている。従つて、排水の際には最後に残つた
水がC列の単位板上に集められるので排水がよ
い。第2図のように、一列に数個の単位板が並べ
られた程度のものでは、C列の一端に排水口つき
の単位板C1を付設することにより、容易に全体
の排水を行うことができる。また、この底を作る
には、同一列に属する単位板として同一形状のも
のを使用し、しかも各列を中心対称に配置するの
で、底を作るに必要な単位板の種類が少なくて済
む利点がある。さらに、底の周りに側壁を付設す
るにも、側壁用単位板の種類が少なくて済み、同
様に側壁と底とを連結するステーの種類も少なく
て済む。その上に、底が対称であれば、側壁も対
称にし易く、従つてタンク全体を対称形にし易
く、対称形にすれば、地震等による水の移動にも
強くなる。この考案の底は、以上のような利点を
もつている。
第2図中、単位板A1として、基板の中央に菱
形の突出部を形成したものを図示したが、これは
基板中央部にこのような突出部を設けても、差支
えないことを示すためである。また、単位板B1
として、基板の中央に円形の隆起部を設けたもの
を図示したのも、このような隆起部を形成したも
のが、この考案の実施態様に含まれることを示す
ためである。
第2図では、この考案の底に側壁を付設する態
様までも示している。すなわち、底に接する側壁
用単位板としては、正方形の四辺に直立接続縁を
設けた普通の単位板Yを用いることもできるが、
底の周囲に露出する接続縁の分だけ長い。長方形
の四辺に直立接続縁を設けた単位板Zを用い得る
ことを示している。単位板Zは、1つの直立接続
縁を接地面上におき、長方形の基板面を底の接続
縁に当接して固定されている。また、側壁のコー
ナー部には、アングル材Uを用いている。なお、
アングル材Uは両端に接続縁を備えた構造のもの
である。
第2図では、底と側壁との間にステーVをさし
わたした状態を示している。ステーVは、管の両
端に平板が斜めに付設され、平板が4個の単位板
の接続点の周りに固定されて作られている。従つ
て、ステーVにより底と側壁との関係が堅固なも
のとなる。この考案の底では、上述のように、こ
のようなステーVを用いる場合に、その種類が少
なくて済む利点がある。
第3図の底は、第2図の底と同様に、A,B,
C,D及びEの5列の単位板によつて構成され、
A,B,D及びEの4列には傾斜単位板が用いら
れているが、C列には水平単位板が用いられ、各
列の長手方向と直交する方向の中央部が、谷とな
るように構成されている。各列の単位板は基本形
を同一にし、基板を連ねた面がなだらかな屈折平
面を形成している。ただ、第3図では、単位板
A2に示すように、基板上に四角錐台状の隆起を
設けてもよいこと、及び単位板B2に示すように、
基板上に八角錐台状の隆起を設けてもよいことが
示されている。また、第3図では、側壁に高さの
大きな単位板を用いることもできること、及び側
壁用単位板の下にはアングル材Uを用いてもよい
ことが示されている。さらに、ステーVとして
は、細い棒の両端に平板を斜めに固定したもので
構成し、両端の平板を2個の単位板の継ぎ目に固
定してもよいことを示している。
第4図の底も、AないしEの5列で構成されて
おり、C列には水平単位板が用いられているが、
A,B,D及びE列には傾斜単位板が用いられ、
各単位板の基板は、何れもC列の単位板に向つて
低くなるように、傾斜している。但し、第4図で
は、底上に中仕切用単位板P,Q等が設けられ、
タンクの内部が2つに仕切られている。そのため
に、C列に属する単位板に2つの排水口付単位板
C1及びC2が用いられている。
中仕切用単位板P及びQとしては、下縁だけが
僅かに傾斜している台形の単位板が用いられてい
る。その下縁の傾斜は、底の傾斜に対応して傾斜
している。その結果、単位板PとQとは、異なる
高さを持つことになる。単位板PとQとは、側壁
用単位板Zと同様に、基板上に球面又は四角錐台
状の隆起を設けてもよいことを示している。ま
た、側壁用単位板としては、単位板Sに示すよう
に、タンクのコーナーとなるべき部分に、基板か
ら135度の角度で折れ曲がる傾斜接続縁6を設け、
たものを用いてもよい。
第5図の底も、AないしEの5列の単位板で構
成され、C列の単位板が最も低く、水平となつて
おり、その他の列の単位板はC列の単位板に向つ
て対称に傾斜している。この点では、前述のもの
と同じである。そこでは、A,B,D及びE列の
単位板に見られるように、傾斜した基板の一部に
水平部分7及び8があつてもよいことが示されて
いる。但し、その水平部分は広いものであつては
ならない。これら水平部分のうち、水平部分7
は、側壁用単位板を固定するために水平とされて
いる部分であつて、格別の意義を持つているが、
水平部分8はこのような格別の意義をもつていな
い。
なお、第5図は、底が直角四辺形でなくてもよ
いことを示している。すなわち、底がコーナー部
で切欠され、窪んだ六辺形となつてもよいことを
示している。また、第5図は、側壁用単位板Rを
底に接続するのに、アングル材Uを用いて接続し
てもよいことを示している。
第6図の底も、AないしEの各列の単位板で構
成され、C列が最も低くなるように対称に傾斜し
ている。この点では、前述のものと同じである。
但し、第6図では、側壁用単位板Tとして、前述
の中仕切用単位板P及びQと同様に、下縁9だけ
が傾斜した構造のものを用いている。また、側壁
のコーナー部では、接続縁10に示すように、一
方の単位板の接続縁が、他方の単位板の基板面上
に当接され、その当接面の固定により接続されて
もよいことを示している。
この考案において用いることのできる傾斜単位
板は、第1図に示したものに限定されない。第7
図に示した単位板のように、基板の周縁に、接地
面に対して45度に傾斜する傾斜接続縁11が余分
に付設され、その先に既述の接続縁2ないし5が
付設されたものであつてもよい。
第8図の底は、AないしEの5列に並ぶ単位板
によつて構成されているが、そのうちCの列は水
平単位板によつて構成され、その余のA,B,D
及びEの4列は、傾斜単位板によつて構成されて
いる。その底では、Cの列の水平単位板が谷とな
つて、A列又はE列がわからC列に向つて水が流
れるようになつている。ここでは、C列とB列又
はD列との間に段差が形成されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案において用いられる傾斜単
位板の一部切欠斜視図である。第2図ないし第8
図は、この考案に係るタンク底の一部切欠斜視図
である。 第1図において、1は基板、2ないし5は接続
縁である。第2図において、AないしEは、何れ
も底を構成する単位板の単位列を表わす。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直角四辺形の基板の周縁に接続縁を設け、接続
    縁の先端が接触する接地面に対して接続縁を直立
    した平面にするとともに、基板の一組の対向する
    辺を接地面に平行にしたまま他の対向する辺を接
    地面に対して傾斜させ、こうして作られた浅い箱
    状体を傾斜単位板とし、直角四辺形の基板が接地
    面に平行な浅い箱状体を水平単位板とし、接続縁
    を下に向け傾斜方向を揃えて傾斜単位板を多数配
    列するとともに、その低部に水平単位板を配列し
    て単位板集合体を作り、傾斜方向では単位板集合
    体の周縁から中央に向かつて順次低くし、傾斜方
    向の中点を通る直立面に対して傾斜面を対称にす
    るとともに、傾斜方向と直交する方向では周縁か
    ら周縁まで同じ高さとし、低部に位置する水平単
    位板に排水口を設けてなるタンクの底。
JP3561180U 1980-03-17 1980-03-17 Expired JPS6323352Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3561180U JPS6323352Y2 (ja) 1980-03-17 1980-03-17

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JP3561180U JPS6323352Y2 (ja) 1980-03-17 1980-03-17

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Publication Number Publication Date
JPS56138088U JPS56138088U (ja) 1981-10-19
JPS6323352Y2 true JPS6323352Y2 (ja) 1988-06-27

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ID=29631235

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JP3561180U Expired JPS6323352Y2 (ja) 1980-03-17 1980-03-17

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