JPS63231345A - 画像記録方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は感光感圧性材料を用いて画像の記録を行う画像
記録方法に関し、一層詳細には、感光感圧性記録材料を
像様露光し、当該記録材料を受像材料に加圧する前処理
として少なくとも両材料のいずれか一方を低湿化処理し
その材料の含水率を低下させた後、加圧処理することに
より両材料の分離を容易にしてむらのない高品質の画像
を得るようにした画像記録方法に関す、　る。

［従来の技術］ 感光性組成物を内包するマイクロカプセルを利用した画
像記録材料の例として、例えば、特開昭第５７〜１７９
８３６号公報に開示されたビニル化合物、光重合開始剤
および着色剤プリカーサ−を含有する合成高分子樹脂壁
カプセルを用いた感光材料が知られている。この感光材
料は露光によってマイクロカプセルを像様に硬化させた
後、加圧して未硬化のマイクロカプセルを破裂させ・放
出される着色剤プリカーサ−から色画像を形成するもの
であり、乾式の節易な処理により高い品質の画像を得る
ことが出来るという特徴を有している。然しながら、こ
の感光材料は写真乳剤等のハロゲン化銀を用いた感光材
料に比較して感光性が著しく低いという欠点が指摘され
ている。

そこで、このような欠点を改良して高い感光性を有し、
乾式の簡易な処理により高品質画像を得ることを可能と
する新規な感光材料が開発され本出願人によって特許出
願されている（特開昭第６１−２７５７４２号参照）。

この感光材料は支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化
銀、還元剤、重合性化合物および色画像形成物質が塗設
されており、この中、少なくとも該重合性化合物および
色画像形成物質は同一のマイクロカプセルに封入されて
いるものである。

このような感光材料を用いて画像を記録する画像記録装
置については、本出願人の特許出願に係る特別間第６０
−２８７４９２号に詳細に開示されている。すなわち、
この画像記録装置では、先ず、像様露光を行って当該感
光材料に潜像を形成する。次いで、この感光材料を加熱
することによって現像処理を行い、潜像が存在する部分
の重合性化合物を重合して高分子化合物を生成させるこ
とでマイクロカプセルを硬化させる。

最後に、この感光材料と、色画像形成物質が転写し得る
ような受像層を有する受像材料とを重ねて加圧し、潜像
が存在しない部分のマイクロカプセルの少な（とも一部
を破裂させ、色画像形成物質を前記受像材料に転写させ
て可視像を形成する。

ところで、前記画像記録装置では受像材料に対して色画
像形成物質を転写するため、感光材料および受像材料を
一対の加圧ローラの臨入部において合流させ、重ね合わ
せた状態で前記一対の加圧ローラにより高圧で加圧して
いる。この場合、加圧転写後の感光材料と受像材料の分
離の容易性を確保するために両材料を若干ずら゛して合
流させ重ね合わせている。

然りながら、この場合、加圧処理前の感光材料と受像材
料の少なくともどちらか一方の含水率が高いと加圧処理
後の両材料の接合力が非常に大きいものとなり、両材料
の剥離の自動化が著しく困難になる欠点が指摘されてい
る。その上、板金、両材料が剥離されたとしても廃材と
しての感光材料側の支持体あるいは受像材料側の支持体
または画像の一部が剥離する可能性を有しているため、
当該支持体の剥離部位等において画像にむら、傷を生じ
画像の品質を損なう虞を露呈している。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、像様露光により生じた画像が圧力によって固定
される物質を支持体上に塗設した感光材料を像様露光し
た後、当該感光材料と受像材料とを合流させて重ね合わ
せ、加圧ローラを用いて感光材料を受像材料上に加圧す
る前処理として、少なくとも一方の材料を乾燥し低湿化
して後加圧処理することにより両材料の剥離性を向上さ
せ、その結果、剥離後の受像材料における受像面を清浄
にして高品質画像を得ることを可能とする画像記録方法
を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 前記の目的を達成するために、本発明は像様露光により
生じた画像が圧力によって固定される物質を支持体上に
塗設した感光材料または前記感光材料と受像材料を用い
加圧手段によって可視像を得るための画像記録装置にお
いて、前記感光材料および／または受像材料を加圧する
前に除湿し、当該除湿により少な（とも感光材料または
受像材料のいずれか一方が加圧手段に臨入する前の含水
率を１０％以下とすることを特徴とする。

なお、本発明に係る画像記録方法を実施するための画像
記録装置に用いることの出来る感光材料としては次のよ
うなものが挙げられる。

例えば、前述した本出願人の出願に係る特開昭第５７−
１７９８３６号に開示された像様露光により重合性化合
物を像様に硬化させ、その後圧力を加えて可視像を得る
タイプの感光材料がある。

この感光材料は支持体上にビニル化合物、光重合開始剤
、および着色剤プリカーサ−を含有する合成高分子樹脂
壁カプセルを担持したものである。

また、像様露光により生じた潜像を予備的に熱現像した
り、湿式現像を行った後、圧力を加えて可視像を得るタ
イプのものが挙げられる。

このような材料の例としては、本出願人の出願に係る特
開昭第６１−２７８８４９号、あるいは特別間第６１−
５３８８１号に開示された材料が挙げられる。

前記特開昭第６１−２７８８４９号に開示された材料は
、熱現像を行った後、受像層を有する受像材料に色画像
形成物質を転写させて受像材料上に画像を得るもので、
支持体上に少なぐとも感光性ハロゲン化銀、還元剤、重
合性化合物および色画像形成物質が塗設されており、少
なくとも該重合性化合物および色画像形成物質が同一の
マイクロカプセルに封入されているものである。

また、前記特別間第６１−５３８８１号に開示された材
料は、受像材料を用いることなく感光材料上に画像を得
るもの、すなわち、受像層を感光材料そのものに設けた
もので、ハロゲン化銀、還元剤、重合性化合物および接
触状態において発色反応を起こす２種類の物質を含み、
発色反応を起こす物質の中、一方の物質および重合性化
合物がマイクロカプセルに収容された状態にあり、発色
反応を起こす物質の中、他の物質が重合性化合物を収容
しているマイクロカプセルの外に存在している感光層を
支持体上に有するものである。

［実施態様］ 次に、本発明に係る画像記録方法について、これを実施
するための装置との関係において好適な実施態様を挙げ
、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。

第１図において、参照符号１０は本実施態様に係る画像
記録装置を示す。この場合、画像記録装置１０を構成す
るハウジング１２内には、感光材料Ａを収納した感光材
料供給部１３、原稿Ｓに担持された画像情報を読み取る
画像読取部１５、感光材料Ａに対して加熱処理を行う加
熱現像部１７、感光材料Ａに対して受像紙Ｃを重ね合わ
せる重ね合わせ部１９、感光材料Ａと受像紙Ｃとを加圧
する加圧転写部２１、感光材料Ａから受像紙Ｃを剥離す
る剥離部２３および受像紙Ｃに対して定着処理を行う定
着部２５が夫々設けられる。

ハウジング１２の上面部には原稿Ｓを載置する透明な原
稿支持ガラス板１４が配置され、この原稿支持ガラス板
１４の下方には前記画像読取部１５゜が配設される。す
なわち、画像読取部１５は原稿支持ガラス板１４の全面
を一体で走査する光源１８、ミラー２０ａおよび結像レ
ンズ・フィルタユニットの組立体３０、さらに上記光源
１８等の走査距離の１７２だげ同一方向に移動するミラ
ー２０ｂ、２０ｃおよび固定ミラー２０ｄ　、　２０ｅ
　、　２Ｏｆとを含み、これらは隔壁２２によって囲繞
され他の部分と光学的に遮断される。但し、この場合、
隔壁２２には、固定ミラー２０ｆによって反射された画
像読取部１５の光軸３２の通過する部分に前記感光材料
Ａの露光用開口部３４が画成されている。

感光材料供給部１３はハウジング１２内の左側部に設け
られ隔壁４０によって光密に保持される。

この感光材料供給部１３には感光材料Ａを巻装した取り
外し自在の感材マガジン４２が装填される。

ここで、感光材料Ａは支持体上に少なくとも感光性ハロ
ゲン化銀、還元剤、重合性化合物および色画像形成物質
が塗設されており、この中、少な（とも重合性化合物お
よび色画像形成物質が同一のマイクロカプセルに封入さ
れているものである。なお、感材マガジン４２には感光
材料Ａの防湿性を向上させるため図示しない乾燥剤を封
入している。さらに、感材マガジン４２の構成材料は吸
湿、透湿性の非常に小さいプラスチック材料とすること
が好適である。

感光材料供給部１３は感光材料Ａをマガジン４２から前
記画像読取露光用開口部３４まで搬送する第１乃至第４
０−ラ対４４ａ乃至４４ｄを有する。

この場合、第１および第２０−ラ対４４ａ、４４ｂ間に
は感光材料Ａを所定長毎に裁断するカッター４５が配設
される。また、第３および第４０−ラ対４４ｃ、４４ｄ
間に配設されるガイド板４７は画像読取部１５を囲繞す
る隔壁２２の底面部に画成した前記露光用開口部３４に
臨む。

さらに、感光材料供給部１３には第２図に示すようにフ
ァン等の回転体４６の空気吸込力を利用する第１の除湿
手段４８が配設されている。当該第１除湿手段４８は基
本的に外気Ｗの取入口５０に隣接して配置された遮光ル
ーバ５２とハウジング１２の開口部５４に隣接して配設
される乾燥剤５６および前記回転体４６とからなり、そ
れらは夫々室５８．６０および６２に収納されている。

当該第１除湿手段４８により外気Ｗは乾燥した空気Ｗ、
とじてハウジング１２内に供給される。

一方、感光材料供給部１３の前方（以下、前方とは感光
材料等の進行方向に関して下流側を示すものとする）に
は断熱性の隔壁６４によって囲繞される加熱現像部１７
が配設されており、この加熱現像部１７にはガイド板６
６を経由して感光材料Ａがローラ６８と案内ローラ７０
ａ、７０ｂに掛けられたエンドレスベルト７２およびガ
イド部材７４を介して搬入される。加熱現像部１７はハ
ロゲンランプ７６を内包する中空円筒状の加熱ドラム７
８と、この加熱ドラム７８の外周部に４つのベルト支持
ロール８０．８２．８４および８６によって支持されて
摺接するエンドレスベルト８８とを含み、感光材料Ａを
加熱した状態で挟持搬送する。

加熱現像部１７から搬出された感光材料Ａはガイド板９
０に案内されて第５０−ラ対４４ｅを介して重ね合わせ
部１９に搬送される。重ね合わせ部１９はＹ字状のガイ
ド板９２を有し、このＹ字状ガイド板９２は前記第５０
−ラ対４４ｅに近接する第１の搬入路９２ａと、第６０
−ラ対４４ｆに近接する第２の搬入路９２ｂと、前記第
１および第２搬入路９２ａ、９２ｂが合流して第７０−
ラ対４４ｇに近接する搬出路９２ｃとから構成される。

一方、ハウジング１２の右側部には受像紙Ｃを収納する
第２の除湿手段としてのカセット９４が装填される。こ
の場合、カセット９４の上部には給紙用ローラ９６が配
設されており、前記受像紙Ｃはこの給紙用ローラ９６に
よって第３の除湿手段としての第８０−ラ対４４ｈを介
して第６０−ラ対４４ｆからＹ字状ガイド板９２の第２
搬入路９２ｂに供給される。

ここで、第２除湿手段としてのカセット９４は３層構造
に形成されカセット９４の底部に画成された層に１には
ヒータ部材９６ａが収納され、中間部に画成された層に
２には受像紙Ｃが収納され、蓋体９８に画成された層に
３にはヒータ部材９６ｂが収納されている。

さらに、第３除湿手段としての第８０−ラ対４４ｈは、
第３図に示すように、夫々のローラの中央部に軸線上に
略一致してニクロム線またはハロゲンランプ等のヒータ
部材１００ａおよび１００ｂが収納されている。なお、
夫々のヒータ部材は並列接続されて図示しない電源に接
続されている。

ハウジング１２の中、カセット９４の上部には手差し口
１０２が画成されており、この手差し口１０２から受像
紙Ｃを第９０−ラ対４４ｉを介して第２搬入路９２ｂに
供給することも可能である。

前記第７０−ラ対４４ｇの前方には加圧転写部２１およ
び剥離部２３を含む加圧ユニット１０４が配設される。

この加圧ユニット１０４は、図示しない回転駆動源によ
って回転駆動される一対の加圧ローラ１０６．１０８　
と当該加圧ローラ１０６．１０８の加圧力を軸線方向に
おいて均一化するためのバックアップローラｌｔｏ　、
１１２が設けられている。

一方、第７０−ラ対４４ｇと加圧ローラ１０６との間に
は支持板（図示せず）に対して回動可能に支持されるブ
レード１１４が配設される。このブレード１１４は一端
部が前記加圧ローラ１０６に摺接するようにその他端部
側がスプリング１１６によって引張されている。

加圧転写部２１の前方には剥離部２３が配設される。剥
離部２３はガイド部材１１８と、第１０ローラ対４４ｊ
と第１０ローラ対４４ｊの一方のローラに同軸上に配設
された剥離ローラ１２０．１２２と当該剥離ローラ１２
０．１２２に掛けられたエンドレスベルト１２４とから
なる。また、第１０ローラ対４４ｊの前方にはガイド板
によって略Ａ字状に構成される第１および第２の搬出路
１２６ａ、１２６ｂが配設される。

第１搬出路１２６ａには第１１０−ラ対４４におよび第
１２０−ラ対４ｉを介して加熱現像部１７の下方に配置
される廃棄トレー１２８が連設されている。

この場合、前記廃棄トレー１２８には廃材としての感光
材料Ａが搬入される。また、第２ｖｉ出路１２６ｂの前
方には第１３乃至第１５０−ラ対４４ｍ乃至４４０を介
してハウジング１２の下部隅角部に配設される取出トレ
ー１３０が連設され、この取出トレー１３０には受像紙
Ｃが導出される。なお、第１３および第１４０−ラ対４
４ｍ、４４ｎ間には複数の紫外線ランプ１３２を有する
定着部２５が配設される。

本装置には、さらに、感光材料供給部１３、画像読取部
１５、前記画像読取部１５の駆動系（図示せず）、結像
レンズ・フィルタユニットの組立体３０、加熱現像部１
７、加圧転写部２１、剥離部２３、定着部２５に接続さ
れて装置全体を制御するシステム制御装置（図示せず）
が備えられている。

本実施態様に係る画像記録装置は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次にその作用並びに効果につ
いて説明する。

先ず、原稿支持ガラス板１４上に画像情報を担持した原
稿Ｓを載置する。この場合、画像読取部１５において光
源１８が点灯し、前記光源１８およびミラー２０ａが原
稿Ｓの下方を矢印方向に副走査搬送する。この時、ミラ
ー２０ｂ、２ｏｃはミラー２０ａと同一方向に１７２の
距離だけ搬送される。

そこで、光源１８から射出される照明光が原稿Ｓの全面
に照射される。

一方、感光材料供給部１３に装填されマガジン４２から
引き出された感光材料Ａは第１乃至第４０−ラ対４４ａ
乃至４４ｄにより搬送され、画像読取部１５の露光用開
口部３４に沿ってガイド板４７上を前記光源１８と同一
速度で移動する。前記感光材料供給部１３において、感
光材料Ａは第１除湿手段４８の作用により除湿される。

すなわち、第２図に示すように、ファン等の回転体４６
の回転により外気Ｗが遮光ルーバ５２）乾燥剤５６を通
過し乾燥した空気Ｗ１に変換されて感光材料供給部１３
に導入されることにより除湿される。この場合、感光材
料Ａの含水率を１０％以下とするよう第１除湿手段４８
を構成する。そのためには、感光材料供給部１３に湿度
センサ（図示せず）を配置して当該室中における雰囲気
の相対湿度が６５％以下好ましくは５５％以下になるよ
うに管理すればよいことが実験上確認されている。

次に、原稿Ｓに担持された画像情報からの反射光は結像
レンズ・フィルタユニットの組立体３０を介して露光用
開口部３４から前記感光材料Ａの主走査方向に照射され
、この感光材料Ａに潜像が形成される。なお、マガジン
４２から所定量引き出された感光材料Ａはカッター４６
によって適宜裁断される。

次いで、露光処理の終了した感光材料Ａはローラ６８お
よび案内ローラ７Ｑａ、７０ｂを介して加熱現像部１７
に搬入される。加熱現像部１７では前記感光材料Ａが加
熱ドラム７８とエンドレスベルト８８との間に挟持され
た状態で搬送され、この間、ハロゲンランプ７６により
感光材料Ａに対して加熱現像処理が施される。この結果
、潜像が存在する部分の重合性化合物が重合して所定の
マイクロカプセルが硬化する。

加熱現像処理の終了した感光材料Ａは、次いで、第５０
−ラ対４４ｅを介してＹ字状ガイド板９２の第１搬入路
９２ａより重ね合わせ部１９に搬入される。

一方、画像記録装置１０の右側部には受像紙Ｃを収納し
た第２除湿手段としてのカセット９４が装填されており
、前記受像紙Ｃは給紙用ローラ９６によって第３除湿手
段である第８０−ラ対４４ｈを介してＹ字状ガイド板９
２の第２搬入路９２ｂから重ね合わせ部１９へと搬入さ
れる。この場合、受像紙Ｃはカセット９４の第１層に、
と第３層に３に配設されたヒータ部材９６ａ、９６ｂの
発熱作用と第８０−ラ対４４ｈ内に配設されたヒ−タ部
材１００ａ、１００ｂ　（第３図参照）の熱により低湿
化される。この場合においても、受像紙Ｃの含水率を好
適には１０％以下、さらに好適には６％以下にすること
が剥離部２３における剥離処理を容易化する条件として
実験上確認されている。

次に、重ね合わせ部１９において、感光材料Ａの下面部
に対して受像紙Ｃが当接することになる。この場合、感
光材料Ａの先端部は、例えば、受像紙Ｃより前方に突出
するようその重ね合わせ状態を調整してお（ものとする
。なお、前記受像紙Ｃはハウジング１２の側部に開口す
る手差し口１０２から作業者により第９０−ラ対４４ｉ
を介して重ね合わせ部１９に供給するようにしてもよい
。

重ね合わせ部１９の搬出路９２Ｃから重ね合わせの状態
で搬出された感光材料Ａおよび受像紙Ｃは第７０−ラ対
４４ｇによって加圧転写部２１に搬入される。この場合
、加圧転写部２１では、これらの加圧ローラ１０６．１
０８間に前記感光材料Ａおよび受像紙Ｃが導入される。

なお、加圧ローラ１０６の外周部にはスプリング１１６
によってブレード１１４の端部が当接しているため、重
ね合わせられた感光材料Ａおよび受像紙Ｃが剥離するこ
となく好適に加圧ローラ１０６．１０８間に臨入する。

重ね合わせられた感光材料Ａおよび受像紙Ｃが加圧ロー
ラ１０６．１０８によって加圧されると、前記感光材料
Ａにおける潜像が存在しない部分のマイクロカプセルが
破裂して色画像形成物質が受像紙Ｃに転写され、画像が
形成される。ここで、加圧ローラ１０６　、１０Ｂはバ
ックアップローラ１１０．１１２により押圧されている
。

なお、感光材料Ａおよび受像紙Ｃに付与される加圧力と
前記加圧力によって受像紙Ｃ上に転写される画像の濃度
との間には第４図に示す関係があることが知られている
。すなわち、受像紙Ｃ上に転写される画像の濃度は加圧
力に略比例して増大するが、所定量以上の加圧力が付加
された場合には変化がなくなることを示している。従っ
て、この関係に基づいてバックアップローラ１１０　、
１１２に係着した図示しないスプリングを調整すること
で感光材料Ａおよび受像紙Ｃに最適な加圧力を付加する
ことが出来る。この場合、加圧ローラ１０６．１０８の
長手方向に沿った加圧力を均一となるように当該スプリ
ングの弾発力を設定しておけば、むらのない最適な画像
を得ることが出来ると共に、感光材料Ａおよび受像紙Ｃ
の材質むらに起因する画像むらがなくなり、しかも、こ
れらの感光材料Ａおよび受像紙Ｃが蛇行することなく正
常に搬送される効果も得られる。なお、剥離部２３にお
ける剥離作業は、感光材料Ａおよび受像紙Ｃが乾燥した
状態で加圧されているために転写後の接着力は小さくな
り好適に剥離作業を遂行することが可能である。

次に、加圧転写部２１において加圧された感光材料Ａお
よび受像紙Ｃは剥離部２３に搬入される。

剥離部２３では剥離ベルト１２４により感光材料Ａと受
像紙Ｃとの剥離作業が遂行される。この場合、感光材料
Ａは第１搬出路１２６ａ側へと搬送され、一方、受像紙
Ｃは剥離ベルト１２４によって感光材料Ａから分離され
、第２搬出路１２６ｂ側へと搬送される。なお、剥離部
２３における剥離作業は感光材料Ａおよび受像紙Ｃが除
湿され乾燥した状態で加圧されているために転写後の接
着力は小さくなり好適に剥離作業を遂行することが可能
である。

次に、第２搬出路１２６ｂに搬送された受像紙Ｃは第１
３０−ラ対４４ｍによって定着部２５に搬入され、その
表面に転写された画像が複数の紫外線ランプ１３２によ
って固定される。次いで、この受像紙Ｃは第１４および
第１５０−ラ対４４ｎ、４４゜によって取出トレー１３
０に搬出される。一方、第１搬出路１２６ａに搬送され
た感光材料Ａは第１１０−ラ対４４におよび第１２０−
ラ対４４１によって廃棄トレー１２８に搬出される。

［発明の効果］ 以上のように、本発明によれば、感光感圧性記録材料に
画像情報に対応する潜像を形成した後、この感光材料に
加圧ローラを用いて受像紙を加圧する前処理として、感
光材料および／または受像紙を適正に乾燥する除湿工程
を設けている。このため、加圧後に感光材料と受像紙と
を剥離するための力は小さく済むため剥離作業の自動化
が実現出来る。しかも、剥離後の受像紙の清浄化が図れ
るので、むらのない高品質の画像を再生することが出来
る効果を奏する。

以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
例えば、ハウジングの適当な位置に湿度センサおよび除
湿器を配設してハウジング内を低湿度に保持する方法と
する等、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の
改良並びに設計の変更が可能なことは勿論である。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明に係る画像記録方法を実施する画像記録
装置の概略構成図、 第２図は本発明に係る画像記録方法を実施する画像記録
装置の第１除湿手段の実施態様の説明図、 第３図は本発明に係る画像記録方法を実施する画像記録
装置の第３除湿手段の実施態様の説明図、 第４図は本発明に係る画像記録方法を実施する画像記録
装置における加圧力と画像濃度との関係を示す特性図で
ある。 １０・・・画像記録装置　　　１２・・・ハウジング１
３・・・感光材料供給部　　１４・・・原稿支持ガラス
板１５・・・画像読取部　　　　１７・・・加熱現像部
１８・・・光源　　　　　　　１９・・・重ね合わせ部
２１・・・加圧転写部　　　　２３・・・剥離部２５・
・・定着部 ３０・・・結像レンズ・フィルタユニットの組立体４２
・・・感材マガジン　　　４４ａ〜４４ｇ・・・ローラ
対４４ｈ・・・第３除湿手段としてのローラ対４４ｉ〜
４４ｏ・・・ローラ対　４５・・・カッター４６・・・
回転体　　　　　　４８・・・第１除湿手段５２・・・
遮光ルーバ　　　　５６・・・乾燥剤７６・・・ハロゲ
ンランプ　　７８・・・加熱ドラム９２・・・Ｙ字状ガ
イド板 ９４・・・第２除湿手段としてのカセット９６・・・給
紙用ローラ ９６ａ　、　９６ｂ　・・・ヒータ部材１０４・・・加
圧ユニット

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）像様露光により生じた画像が圧力によって固定さ
   れる物質を支持体上に塗設した感光材料または前記感光
   材料と受像材料を用い加圧手段によって可視像を得るた
   めの画像記録装置において、前記感光材料および／また
   は受像材料を加圧する前に除湿し、当該除湿により少な
   くとも感光材料または受像材料のいずれか一方が加圧手
   段に臨入する前の含水率を１０％以下とすることを特徴
   とする画像記録方法。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の方法において加圧処
   理するより以前の感光材料および／または受像材料が存
   在する雰囲気の相対湿度を除湿により６５％以下に保持
   して感光材料および／または受像材料を加圧手段に臨入
   させてなる画像記録方法。