JPS63231262A - カラム内の液組成変更方法およびカラム支持器 - Google Patents

カラム内の液組成変更方法およびカラム支持器

Info

Publication number
JPS63231262A
JPS63231262A JP6685087A JP6685087A JPS63231262A JP S63231262 A JPS63231262 A JP S63231262A JP 6685087 A JP6685087 A JP 6685087A JP 6685087 A JP6685087 A JP 6685087A JP S63231262 A JPS63231262 A JP S63231262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
solution
liquid
packing material
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6685087A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kikyoya
正 桔梗谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP6685087A priority Critical patent/JPS63231262A/ja
Publication of JPS63231262A publication Critical patent/JPS63231262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N2030/022Column chromatography characterised by the kind of separation mechanism
    • G01N2030/027Liquid chromatography
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/26Conditioning of the fluid carrier; Flow patterns
    • G01N30/38Flow patterns
    • G01N30/40Flow patterns using back flushing
    • G01N2030/402Flow patterns using back flushing purging a device
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/16Injection
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/50Conditioning of the sorbent material or stationary liquid
    • G01N30/58Conditioning of the sorbent material or stationary liquid the sorbent moving as a whole
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/60Construction of the column
    • G01N30/6004Construction of the column end pieces

Landscapes

  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カラムを用いて物質を分離分析するクロマト
グラフィーに際して、カラム内の液組成を変更する方法
、およびその方法の実施に使用するカラム支持器に関す
る。
(従来の技術) 物質を分離分析するクロマトグラフィーでは。
送液から溶出液の分析までを行う高性能液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)が、高性能であり、しかも再現性
に優れていることから、広範囲に利用されている。しか
しながら、該HPLCは装置が高価であり、しかも高圧
下で行う必要があることから。
オープンカラムやミニカラムにより簡便に物質を分離す
る方法も多用されている。
オープンカラムは、充填剤層上に空気層が存在するタイ
プのカラムである。ミニカラムは該オープンカラムをさ
らに簡便化したものであり、使い捨てのディスポカラム
として一般的に使用されている。
オープンカラムやミニカラムでは、物質の分離に際して
、充填剤に精製すべき物質あるいは除去すべき物質を吸
着させた後に、カラム内の洗浄のために、あるいは物質
の溶出のために、洗浄液あるいは溶離液がカラム内に注
入される。しかし。
前述のようにオープンカラムでは、充填剤の上方に空気
層が存在するため、充填剤に洗浄液等を注入する際の圧
力調整が容易ではなく、充填剤層上に洗浄液等が溜まっ
て、しばしば液層が形成される。このように、洗浄液層
等が充填層上に形成さ胱ると、洗浄処理後に、カラム内
の液組成を変更すべく溶離液を注入すると、注入された
溶離液が充填剤上の洗浄液により希釈され、物質を再現
性よく効率的に分離することができない。
このため、充填剤上に形成される洗浄液等の液層は2例
えばカラムを密閉状態として、ポンプ等にてカラム内を
高圧にし、充填剤上の洗浄液等を充填剤内に押し込み、
充填剤上に洗浄液層が存在しない状態としてから、溶離
液を注入することが行われる。しかし、このような方法
では、カラム内が液切れ状態になると、空気が充填剤内
に侵入し、気泡を形成するおそれがある。充填剤内の気
泡は、充填剤内にてショートバスを形成し、カラムの分
離効率を著しく低下させる。このため、充填剤中に気泡
が存在すれば、充填剤中より気泡を除去しなければなら
ないが、気泡を除去すべくカラム内に液体を通流させて
も、気泡を完全に除去することは非常に困難である。従
って、充填剤に空気等が侵入しないようにしなければな
らないが5このためには、カラムが液切れしないように
、カラム内を常時監視して、カラム内を高圧にするため
のポンプを制御しなければならず、カラム内の監視のた
めの人手やセンサー、さらにはポンプの制御装置が必要
となり1M便な分離分析方法であるオープンカラムを用
いたクロマトグラフィーの特性を損なう。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的は、操作が簡便であり、しかもカラム内の充填剤中
に気体が侵入するおそれがなく。
従って、物質を再現性よく、高効率に分離し得るカラム
内の液組成変更方法を提供することにある。
本発明は、該カラム内の液組成変更方法に用いる好適な
カラム支持器を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の液組成変更方法は1分離すべき物質を充填剤に
吸着させる工程と、第1の溶液をカラム内に注入して、
充填剤に吸着された物質を該第1の溶液にて処理する工
程と、カラムを転倒状態として、カラム内の余剰の第1
溶液を除去する工程と、第2の溶液をカラム内に注入し
て、カラム内の液組成を第1溶液から第2溶液に変更し
、充填剤に吸着された物質を、該第2溶液にて処理する
工程とを包含し、そのことにより上記目的が達成される
この本発明方法の実施に使用される本発明のカラム支持
器は、カラムを垂直となった通常の状態に保持し得る固
定具と、該固定具に保持されたカラムを転倒状態とすべ
く、該固定具を180度にわたっての回動可能に支持す
る支持体とを具備してなり、そのことにより上記目的が
達成される。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明方法には2例えば第1図に示すオープンカラムが
使用される。該オープンカラム1oは、その底部に、下
方へ突出する溶出液の流出口14が配設されている。該
カラム10の内部底面にはフィルタ11が装着されてお
り、該フィルタ11上に吸着剤等の充・填剤12が充填
されている。そして、該充填剤12の上面にもフィルタ
13が装着されており、該フィルタ13の上方に空気層
15が形成されている。
流出口14にはチューブ17の一端が装着されており。
該チューブエフの他端は、溶出液取出し容器内に位置し
ている。
カラム10の上端部には、カラム10内を気密に密閉す
る蓋体16が装着される。
該蓋体16には、溶液供給チューブ41および排液チュ
ーブ42が挿通して、カラム10内の空気層15に連通
している。溶液供給チューブ41は、一方の端部がカラ
ム10内の上側フィルタ13上方に形成される空気層1
5内に位置しており、他方の端部は、第2図に示すよう
に、送液ポンプ43を介して、溶液切換バルブ44に接
続されている。溶液切換バルブ44は3各容器46.4
6.・・・内に入れられた各溶液および大気に、それぞ
れチューブ45.45.・・・を介して連通している。
送液ポンプ43は、各容器46内の所定溶液を、送液供
給チューブ41を介して、カラム10内に送給する。
排液チューブ42は、一端面が2M体16におけるカラ
ム10内の端面と而−となっており、他端が。
開閉バルブ47を介して廃液容器48に連通している。
カラム10は、第2図に示す本発明のカラム支持器20
にて支持される。該カラム支持器20は、カラム10を
垂直状態に保持する一対の保持具21および21と、各
保持具21を一面に取付けた固定板22と。
該固定板22を中央部に取付けた回転軸23と、該回転
軸23の各端部を回転可能に支持する支持体24とを有
する。
回転軸23は略水平となって、各端部が回転し得るよう
に、支持体24に架設されており、該回転軸23の中央
部には、矩形状の固定板22が取付けられている。回転
軸23は、固定板22が垂直状態となった二位置にて停
止し得る。該固定板22は矩形状をしており、垂直状態
となった場合における上下方向の中央線に沿って1回転
軸23の中央部が固着されている。そして、該固定板2
2の中央部に、該固定板22が垂直状態になった場合に
、前記カラム1゜を垂直状態に保持し得る一対の固定具
21および21が配設されている。従って、各固定具2
1は、固定板22および回転軸23を介して、支持体2
4に回転可能に支持されており、各固定具21に取付け
られるカラム10は1装着された蓋体16が上側に位置
する通常の垂直状態、および該通常状態から180度回
動され、蓋体16が下側に位置した転倒状態とされる。
このような構成の装置を用いたカラムクロマトグラフィ
ーは9次のように行われる。
第1図に示すように、カラム10の内部底面にフィルタ
11を装着して該フィルタ11上に所定の吸着剤を充填
剤12として充填し、その充填剤12上面にフィルタ1
3を装着する。次いで、蓋体16をカラム10の端部に
気密に装着する。そして、蓋体16が装着されたカラム
10をカラム支持器20における固定具21に装着し、
該カラム10を蓋体16が上側となった垂直状態に保持
する。
このような状態で、溶液切換バルブ44を切換えて2精
製すべき物質を、送液ポンプ43にて、所定の容器46
から溶液供給チューブ41を介してカラム10内に送給
する。この場合、排液チューブ42に介装された開閉バ
ルブ47は閉状態となっている。これにより5第3図(
イ)に示すように、精製すべき物質が充填剤12に吸着
される。
なお、精製すべき物質は9M体16をカラム10に装着
する前に、充填剤12に送液ポンプ42を用いることな
く、あらかじめ吸着させておき、その後に。
蓋体16をカラム10の端部に気密に装着するようにし
てもよい。
次いで、溶液切換バルブ44を切換え、送液ポンプ43
と洗浄液が投入された所定容器46を連通状態とし、送
液ポンプ43にて洗浄液を、容器46から溶液供給チュ
ーブ41を介してカラム10内に送給する。
これにより、カラム10内の充填剤12内は洗浄され。
不純物が除去される。そして、洗浄液をしばらく送給す
ると、第3図(ロ)に示すように、カラム10内には余
剰の洗浄液がフィルタ13上方に溜まり。
洗浄液層が形成される。
洗浄液による洗浄が終了すると、カラム10を180度
転倒すべく、カラム支持器20における固定板22を、
180度回動させる。そして、排液チューブ42に介装
された開閉バルブ47を開状態にすると共に。
溶液切換バルブ44を切換えて、大気に連通ずるチュー
ブ45を、送液ポンプ43に連通させ、空気をカラム1
0内に送給する。これにより、第3図(ハ)に示すよう
に、カラム10内の空気層15は高圧になり、カラム1
0内の洗浄液は、排液チューブ42から廃液容器48に
流出する。この場合、カラム10における流出口14は
上方に位置しているため、カラム10内を高圧にしても
、該流出口14からは液が流出するおそれがない。
次いで、必要に応じて前記洗浄液とは異なる溶液にてカ
ラム10内を洗浄する。この洗浄は、まず。
カラム支持器20における固定板22を180度回動さ
せ、カラム10を1元の略鉛直状態とする。そして。
排液チューブ42に介装された開閉バルブ47を閉状態
として、溶液切換バルブ44を切換え2例えば。
溶離液をカラム10内に送給して、カラム10内を該溶
離液にて満たした後に、カラム10を180度回動させ
て転倒状態とし、開閉バルブ47を開状態として、カラ
ム10内の溶離液を廃棄する。この洗浄は。
必要に応じて複数回繰り返してもよく、また、必要でな
ければ省略してもよい。
洗浄操作が終了すると、カラム10は元の垂直状態とさ
れ、開閉バルブ47を閉状態として、切換バルブ44を
切換え、送液ポンプ43にて溶離液が送給される。これ
により、カラム10からは、精製された所望の物質が溶
出される。
このように9本発明方法によれば、カラム10の充填剤
12内に気体が侵入することなく、カラム10内の液組
成を容易に変更し得るため、物質を再現・性よくかつ高
効率にて分離し得る。
なお2本発明方法は、カラムクロマトグラフィーにおい
て、カラム10内を洗浄液から洗浄液へ液組成を変更す
る場合、あるいは洗浄液から溶離液へ液組成を変更する
場合に限らず、その他の液組成変更の場合にも通用し得
る。また、液組成を変更する必要がある場合には、どの
ような段階であっても、かつ何回でも行い得る。その結
果、溶離液の組成を連続的に変えるステップワイズグラ
ジェント法による分離も1本発明方法により容易に実現
される。
複数のカラムを用いて、これらを同時に処理する場合に
本発明方法を適用し、各カラムの洗浄時間を若干過剰に
すれば、各カラムの溶離液による溶出条件が均一化され
るために、各カラム間の再現性のばらつきを極力抑制し
得る。
カラム10の端部に装着される蓋体16は、カラム10
内の気密性を保持し得るものであればよいが。
カラム10内に位置する端面ば、カラム10内の空気層
15内に溜まる液体を、カラム10の転倒時にカラム1
0内から容易に除去し得るように、第4図に示すように
、凹状に窪ませてもよい。そして、該蓋体16を挿通す
る排液チューブ42は、蓋体16の該端面における最も
富んだ部分にて1面一となっていることが、カラム10
を転倒させて液体を排出する上で好ましい。蓋体16を
挿通する他方の溶液供給チューブ41は、カラム10内
の溶液による汚染を防止するために、端部がカラム10
の空気層15内に位置していることが好ましい。
また、前記カラム支持器20における回転軸23をモー
タにて回転させる構成とし、該モータ、溶液切換バルブ
44.開閉バルブ47等を、マイクロコンピュータ等を
用いて自動制御するようにしてもよい。
スJlfLL (i)  プラスミツドpBR322を含有する大腸菌
H8101株を5−のLB培地にて1晩培養して生育さ
せた。
次いで、この培養物1.5−を500Or、p、m、の
回転数にて5分間遠心分離し、菌体を沈澱させた。これ
に、20mMトリス塩酸緩衝液(pH8,0) −10
−mMエチレンジアミン四酢酸(2XTEと称する)2
50μβを加えて懸濁させた。さらに50mM )リス
塩酸緩衝液に溶解した10■/艷のりゾチームを10−
加え。
0℃にて10分間溶菌した。次いで、これに、 0.5
MのEDTAを20μl加え、0℃にて10分間溶菌し
、さらに2%トリトンX100を10μl加えて、0℃
にて45分間溶菌した。
(ii )  他方、内部底面にフィルタが装着され。
該フィルタ上に8M尿素−0,24Mリン酸緩衝液(p
H7,0)にて平衡化されて、吸着剤としてヒドロキシ
アパタイトを用いた充填剤が充填され、さらに該充填剤
の上面にフィルタが装着された内容積4dのミニカラム
に、上述の溶菌された水溶液をチャージし、菌体成分を
充填剤に吸着させた。
(iii )  菌体成分が充填剤に吸着されたミニカ
ラムの上端部に、前記実施例における蓋体16を装着し
、該ミニカラムを第2図に示すカラム支持器20の各保
持具21および21に固定した。また、固定されたミニ
カラム10の溶出液流出口14に紫外線吸収モニター(
UVモニター)を装着し、  260nmの吸光度を測
定した。そして、送液ポンプ43により、 8M尿素−
0,24Mリン酸緩衝液(pH7,0)でなる第1洗浄
液を、 2Qm1/hr間の割合で1時間送液し、ミニ
カラム内を洗浄した。この洗浄により、紫外線吸収モニ
ターによる260nmの吸光度(0026゜)は。
第5図(イ)に示すように、はぼ0になり、菌体由来の
蛋白質、 RNA、 糖類等の不純物が洗い出された。
他方、ミニカラム内の空気層には、約2mlの洗浄液が
溜まった。
(1v)  次いで、カラム支持器20における固定板
22を180度回動させて、ミニカラムを転倒状態とし
た。そして、開閉バルブ47を開状態とし、溶液切換バ
ルブ44を切換えて、ミニカラム内に空気を1001n
1./hr−の割合で2分間通流した。これにより。
ミニカラム内の余剰の洗浄液が開閉バルブ47を介して
除去された。
(V)  さらに、ミニカラムを転倒状態に保持して、
溶液切換バルブ44を切換え、10mM)リス塩酸−1
rMエチレンジアミン四酢酸(pH8,0)のTE緩衝
液でなる第2洗浄液をミニカラム内に通流し、カラム内
を洗浄した。
(vi )  その後、カラム支持器20における固定
板22を180度回動させ、ミニカラムを元の状態にし
た。そして、開閉バルブ47を閉状態として、第2洗浄
液(TE緩衝液)を2Qml/hrの割合で1時間通流
し、第1洗浄液の尿素成分およびリン酸緩衝液成分を洗
浄した。洗浄後、ミニカラム内の空気層内には、1.5
−の洗浄液が溜まった。
(vii)  次いで、カラム支持器20における固定
板22を180度回動させて、ミニカラムを転倒状態と
し、開閉バルブ47を開状態とし、送液ポンプ43にて
空気を、  Loom/hrの割合で2分間通流して。
ミニカラム内の余剰の洗浄液を、開閉バルブ47を介し
て除去した。
(viii )  その後、ミニカラムを転倒状態に保
持して、溶液切換バルブ44を切換え、  0.3M 
IJン酸ナナトリウム緩衝液なる溶離液を、送液ポンプ
43にてミニカラム内に通流し、ミニカラムを180度
回動させて2元の通常状態とした。
(ix )  このような状態で、開閉バルブ47を閉
状態として、送液ポンプ43により上述の溶離液を。
IQml/hrの割合でミニカラム内に5分間送液した
その後、溶液切換バルブ44を切換えて、ミニカラム内
に空気を送給し、ミニカラム内の液をすべて流出させた
。この?容離に際し、ミニカラムの溶出液流出口14に
装着された紫外線吸収モニタ(tlVモニタ)により2
60nmの吸光度を測定したところ。
第5図(イ)に示すように、ミニカラムから溶出される
?容出液において、当初からの溶出量が0.2〜1.2
mlの範囲の溶出液にて95%以上のDNAが回収され
ていることが判明した。この範囲内の溶出液約1mlを
回収した。
(x)回収されたl mlの溶出液を透析した後に。
エタノール沈澱を行ったところ、純粋なプラスミツドD
NA(pBR322DNA)が3μg回収することがで
きた。このDNAは制限酵素旧nfIにより完全に切断
され、純度的にも充分満足できるものであった。
尖験炎l 実験例1における( vil′i )および(ix )
工程の溶離液を、  0.3Mのリン酸ナトリウム緩衝
液に替えて、  0.3Mのトリエチルアミン炭酸緩衝
液を用い。
それ以外は実験例1と同様にして、1mlの溶出液を回
収した。回収された溶出液は、透析を行わず。
該溶出液に3Mの酢酸ナトリウムを0.1−加えて。
エタノール沈澱を行った。その結果、プラスミツドDN
A(pBR322rlNA)が4μg回収された。
実験例1の場合と異なり、透析を行わなかった結果、収
量は実験例1よりも増加した。得られたプラスミツドD
NAは、制限酵素により充分に切断されており、純度的
にも満足できるものであった。
裏族斑主 実験例1における( vii )および(ix)工程の
溶離液を、  0.3Mのリン酸ナトリウム緩衝液に替
えて、  0.3Mのトリエチルアミン炭酸緩衝液を用
いた。それ以外は実験例1と同様にして、1mlの溶出
液を回収した。回収された溶出液は、透析を行わずに、
真空凍結乾燥を行って、直接、プラスミツドDNAを回
収したところ、プラスミツドDNAが4μg得られた。
実験例1の場合と比較して、透析を行わなかった結果、
収量が増加した。得られたプラスミツドDNAは制限酵
素により充分に切断されており、純度的にも満足できる
ものであった。
止較■土 実験例1における(iv)および(vi)工程の。
ミニカラムを転倒させて、洗浄液を除去することなく、
第2洗浄液および溶離液を通流した。該溶離液の通流量
がl mlであること以外は、実験例1と同様にしてD
NAの回収を図ったが、  DNAは全く得られなかっ
た。これは、ミニカラム内の空気層に溜まった約2−の
第2洗浄液にて溶離液が希釈されたため、該溶離液の溶
離能力が消失したためと考えられる。
此lu汁l 実験例1における(iv)および(vfi)工程の。
ミニカラムを転倒させて、洗浄液を除去することな(、
第2洗浄液および溶離液を通流した。該溶離液の通流量
が10−であること以外は、実験例1と同様にして溶離
液を回収した。この場合のミニカラムの溶出液流出口に
装着された紫外線吸収モニタによる260nmの吸光度
を第5図(ロ)に示す。
この図より明らかなように、当初からの溶出液量が2m
l〜6 mlの範囲の溶出液にDNAが含まれており、
この範囲の溶出液4 mlを回収した。この場合。
溶出曲線は、第5図(ロ)に示すように、ブロードであ
り、第2洗浄液により溶離液がかなり希釈され、好まし
くない溶離挙動を示した。
回収された4 mlの溶出液を透析後、エタノール沈澱
を行って、プラスミツドDNA(pBR322DNA)
を回収した。回収されたプラスミツドDNAIは1Mg
であった。得られたプラスミツドDNAは、制限酵素旧
nflにより、完全には分解されず3部分分解されてい
るだけであって、充分には精製されていなかった。
此l■鉗1 溶離液として0.3Mのリン酸ナトリウム緩衝液に替え
て、  0.3Mのトリエチルアミン炭M4N衝液を用
い、比較例2と同様にして、溶出液を回収した。溶出液
は、比較例2と同様、当初からの溶出量が2−〜6−の
範囲の溶出液にDNAが含まれており、この範囲の4 
mlの溶出液を回収した。この溶出液に、透析を行うこ
となく、3Mの酢酸ナトリウムを0 、4 ml加えて
エタノール沈澱を行い、プラスミツドDNAを回収した
。回収量は1.5μgであった。
DNA回収量は比較例2よりも若干増加したが。
エタノール沈澱に際して、多量の沈澱が生じ、尿素等の
不純物が充分に除去されていないことが判明した。得ら
れたDNAを透析により再び精製したが、透析後のDN
Aは、制限酵素により充分には切断されておらず、精製
が不充分であった。
(発明の効果) 本発明方法は、このようにカラム内の液組成の変更が確
実にかつ容易に行え、しかもカラム内の充填剤内に空気
等の気体が侵入するおそれがない。
その結果、物質を再現性よく、シかも高効率に分離し得
る。
本発明のカラム支持体は、カラムの転倒を容易に行なえ
るため2本発明方法を容易に実施し得る。
4、 ズ  の  ゛なi′■ 第1図は1本発明方法に使用されるカラムの縦断面図、
第2図は本発明方法の実施状態を示す概略図、第3図(
イ)〜(ハ)は、それぞれ本発明方法の説明図1第4図
はカラムにおける蓋体の別の例を示す縦断面図、第5図
(イ)は本発明方法の紫外線吸光度を示すグラフ、第5
図(ロ)は比較例における紫外線吸光度を示すグラフで
ある。
10・・・カラム、 11.13・・・フィルタ、12
・・・充填剤。
15・・・空気層、16・・・蓋体、20・・・カラム
支持器、21・・・固定具、22・・・固定板、23・
・・回動軸、24・・・支持体。
41・・・溶液供給チューブ、42・・・排液チューブ
、43・・・送液ポンプ。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分離すべき物質を充填剤に吸着させる工程と、 第1の溶液をカラム内に注入して、充填剤に吸着された
    物質を該第1の溶液にて処理する工程と、カラムを転倒
    状態として、カラム内の余剰の第1溶液を除去する工程
    と、 第2の溶液をカラム内に注入して、カラム内の液組成を
    第1溶液から第2溶液に変更し、充填剤に吸着された物
    質を、該第2溶液にて処理する工程と、 を包含するカラム内の液組成変更方法。 2、カラムを垂直となった通常の状態に保持し得る固定
    具と、 該固定具に保持されたカラムを転倒状態とすべく、該固
    定具を180度にわたっての回動可能に支持する支持体
    と、 を具備するカラム支持器。
JP6685087A 1987-03-19 1987-03-19 カラム内の液組成変更方法およびカラム支持器 Pending JPS63231262A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6685087A JPS63231262A (ja) 1987-03-19 1987-03-19 カラム内の液組成変更方法およびカラム支持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6685087A JPS63231262A (ja) 1987-03-19 1987-03-19 カラム内の液組成変更方法およびカラム支持器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63231262A true JPS63231262A (ja) 1988-09-27

Family

ID=13327734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6685087A Pending JPS63231262A (ja) 1987-03-19 1987-03-19 カラム内の液組成変更方法およびカラム支持器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63231262A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000025883A1 (en) * 1998-10-31 2000-05-11 Amersham Pharmacia Biotech Ab A new system and its units
EP1023929A1 (de) * 1999-01-28 2000-08-02 InfraServ GmbH & Co. Höchst KG Chromatographiesäule mit Drehgestell

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013000A (ja) * 1983-07-05 1985-01-23 オルガノ株式会社 糖液のクロマト分離処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6013000A (ja) * 1983-07-05 1985-01-23 オルガノ株式会社 糖液のクロマト分離処理方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000025883A1 (en) * 1998-10-31 2000-05-11 Amersham Pharmacia Biotech Ab A new system and its units
US6610200B1 (en) * 1998-10-31 2003-08-26 Amersham Biosciences Ab System and its units
AU767183B2 (en) * 1998-10-31 2003-11-06 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab A new system and its units
EP1023929A1 (de) * 1999-01-28 2000-08-02 InfraServ GmbH & Co. Höchst KG Chromatographiesäule mit Drehgestell

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1325980C (en) Apparatus for the treatment of biological samples and treatment methods using the same
EP1018549A1 (en) Method for isolating dna
CN104892710B (zh) 一种纯化还原型β‑烟酰胺腺嘌呤二核苷酸的方法
JPS62501033A (ja) 分離用電気泳動法及び装置の改良
CN112195175A (zh) 基于氧化石墨烯的核酸提取方法
CN206924902U (zh) 一种纯化浓缩装置
US20080302662A1 (en) Method And Apparatus Of Concentration And Purification Of Nucleic Acid
JPS63231262A (ja) カラム内の液組成変更方法およびカラム支持器
US6551556B1 (en) Automatic DNA purification apparatus
US4584399A (en) Purification of L-phenylalanine
JPS6241679B2 (ja)
CN107459572B (zh) 一种浓缩发酵液中水蛭素的方法
JP3987342B2 (ja) クロマトグラフィー材料及びその使用方法
US6773913B2 (en) Device and process for purifying vectors
JP2012029597A (ja) 遠心分離容器、幹細胞分離装置および幹細胞分離方法
JP3029364B2 (ja) 分離精製装置および分離精製方法。
KR20010050622A (ko) 자동핵산정제장치
WO2022110003A1 (zh) 一种纽莫康定b0的纯化方法
EP1568766B1 (en) Device for pretreating specimen
JPS63304161A (ja) カラム
CN118421573A (zh) 一种高效去除hcd残留的痘苗病毒纯化工艺
CN216629759U (zh) 一种亲和层析重力柱支架
CN206553504U (zh) 一种血液基因组快速纯化试剂盒
JP2001056326A (ja) セロトニン及び5−ヒドロキシインドール酢酸の精製法及び測定方法
JP2751934B2 (ja) ビタミンb▲下1▼▲下2▼およびその誘導体の分離回収方法