JPS63230799A - 成型洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、成型能および表面平滑度を改良した脂肪アル
コール硫酸塩から成る成型洗剤組成物に関する。

従来の技術 脂肪アルコール硫酸塩は、脂肪酸を原料とした石鹸と同
様に、混練、摩砕、押し出し、切断および棒状化するこ
とによって運搬および適用に好適な形態とすることがで
きる。このような方法で、針、顆粒、ヌードル、棒およ
び携帯に便利なブロックを作ることが可能である。脂肪
アルコール硫酸塩は可塑性にとぼしいから、それを成型
加するにはかなりの問題があり、その加工および性能を
改良するため、脂肪アルコール硫酸塩に、さらに界面活
性剤成分、可塑剤、結合剤、充填剤およびその他の添加
物を添加することが知られている。合成棒状石鹸に用い
られる既知の添加物については、ジャーナル・オブ・ジ
・アメリカン・オイル・ケミスツ・ソサイエティー（Ｌ
ＡＯＣＳ）、５９巻、１０号（１９８２年１０月）、４
４２〜４４８頁に概説されている。

Ｃ１２〜Ｃｐｓ脂肪アルコール、または脂肪酸もしくは
一部加水分解した脂肪酸を可塑剤および結合剤として含
有している脂肪アルコール硫酸塩からなる合成洗剤石鹸
組成物は、以前から知られており商業的に入手できる。

またα−スルホ脂肪酸塩を、合成洗剤からなる成型洗剤
組成物の成分として使用し得ることが知られている。英
国特許第９５４８３３号には、アシルイセチオン酸アル
カリ塩からなる洗剤枠に、ＣＩ！〜ｃｐｓα−スルホ脂
肪酸ニアルカリ塩を添加することが記載されている。米
国特許第３５２３０８９号には、α−オレフィンスルホ
ン酸塩から成る合成洗剤枠に、α−スルホ脂肪酸アルカ
リ塩を添加することが記載されている。西ドイツ国公開
特許第２４０３８９５号には、弱酸性合成化粧石鹸の界
面活性剤基剤として、α−スルホ脂肪酸（ＣＳ−Ｃ１６
）アルカリ塩を使用することが記載されている。米国特
許第２９１５４７３号には、洗剤枠の基剤として獣脂ア
ルコール硫酸塩３５〜４５重量％およびα−スルホ獣脂
脂肪酸５５〜６５重量％の組合わせが記載されている。

また米国特許第３５０３８８８号には、ヤシ油脂肪酸フ
ェノールエステルスルホン酸およびヤシ油脂肪酸石鹸か
ら製造した洗剤枠のカルシウム石鹸分散剤としてα−ス
ルホパルミチン酸ナトリウム塩が記載されている。

本発明は、脂肪アルコール類および脂肪酸類を可塑剤お
よび結合剤として含有するアルキル硫酸ナトリウムから
なる成型洗剤組成物の成型能および平滑度が、比較的少
量のα−スルホ脂肪酸塩の添加によって著しく改善され
る知見に基づいている。また同時に、このような洗剤組
成物は使用の際に皮膚の感触の改善を示す。このような
知見に基づき、製造の容易さ、強度および性能特性の点
で特に好ましい成型洗剤組成物を提供し得る成分間の量
的割合を決定することができた。

発明の構成 本発明は、ＣＩｌ〜Ｃ＋ｓアルキル硫酸ナトリウム３０
〜７０重量％を含有する成型界面活性剤組成物において
、その成型能および性能を改良するため、これに Ｃ＋ｔ〜ｃｐｓ脂肪アルコール　５〜２５重量％所望に
より一部加水分解した形のパルミチン酸および／または
ステアリン酸 ５〜２５重量％ 式： ％式％（１） ［式中、ｎｌは直鎖Ｃｓ　−Ｃ＊　ｒアルキル基、Ａは
アルカリイオン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウ
ムイオン、またはアルカノール基に２個もしくは３個の
炭素原子を有するモノ、ジもしくはトリアルカノールア
ンモニウムイオン、Ｂは水素またはＡと同意義である。

〕 で示されるα−スルホ脂肪酸塩 １〜３０重量％ を含有することを特徴とする成型界面活性剤組成物に関
する。

アルキル硫酸ナトリウムは、例えば噴霧乾燥した粉末ま
たは顆粒のような無水または実質上無水の形、または針
状またはヌードル状形態または再結晶した形で使用する
。アルキル硫酸ナトリウム（例えばラウリル硫酸ナトリ
ウムまたはセチル硫酸ナトリウム）は個々に使用しても
よく、あるいは同族体混合物として使用してもよい。直
鎖脂肪アルコールおよび、例えば植物性または動物性脂
肪酸分画を水素化することによって得られた脂肪アルコ
ール分画に由来する、例えばヤシ油脂肪アルコール（Ｃ
Ｉｆ〜Ｃ＋ｓ）硫酸ナトリウムまたは獣脂アルコール（
Ｃ１８〜Ｃ，＃）硫酸ナトリウムのようなアルキル硫酸
ナトリウムを使用するのか好ましい。

またＣｔｔ〜ＣＩｌｌ脂肪アルコールは、例えば植物性
または動物性脂肪酸分画を水素化することによって得ら
れた例えばＣＩ、〜Ｃｐｓヤシ油脂肪油脂コアルコール
獣脂アルコールを個々にまたは同族体混合物として使用
してもよい。飽和Ｃｐｓ〜Ｃｐｓ脂肪アルコール、例え
ばセチルステアリルアルコール分画は特に好ましい。

バルミチン酸およびステアリン酸は、純粋な形または混
合物として使用できる。加水分解はそれ自体必ずしも必
要ではないが、少量の水酸化アルカリを添加し、成分を
ニーグー中で高温で混合する間にアルキル硫酸塩が分解
することを防止することは有用である。バルミチン酸お
よび／またはステアリン酸は多少加水分解されてもよい
。然しなから加水分解される脂肪酸が確実に５０％を超
えないことが重要である。

式（１）で示されるα−スルホ脂肪酸塩は文献既知のも
のである。例えば、ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン
・オイル・ケミスツ・ソサイエティ−（Ｊ、Ａｍ、Ｏｉ
Ｉ　Ｃｈｅｍ、Ｓｏｃ、）、１９５２年、５月、１９８
〜２０１頁には、α−スルホバルミチン酸二ナトリウム
塩およびそのラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸
同族体の製造およびそれらの性質について記載されてい
る。また式（１）で示される他のα−スルホ脂肪酸塩、
例えばアンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム
塩は、それに対応する塩基を中和に使用することによっ
て同様に製造できる。好適な塩基は、例えばＬｉＯＨ，
ＮａＯＨ，Ｋ　ＯＨ，Ｍｇ（ＯＨ）＊、Ｎ１（３、モノ
−、ジーまたはトリエタノールアミン、またはモノ−、
ジーまたはトリイソプロパツールアミンである。また、
例えばナトリウム−トリエタノールアンモニウム混合塩
のような混合塩は、α−スルホ脂肪酸１モルを水酸化ナ
トリウム１モルおよびトリエタノールアミン１モルで中
和することによって同様に製造できる。またα−スルホ
脂肪酸の「酸性」塩は、塩基１モルだけで中和すること
により製造できる。

上記の必須成分以外に、本発明の成型洗剤組成物はさら
にその池の好適な界面活性剤を含有することができ、と
りわけスルホコハク酸モノアルキル（Ｃ１ｌ−Ｃ１８）
エステルニナトリウム塩が好ましい。これらは３５重量
％まで含有でき、好ましくは５〜２５重量％の量を含有
する。スルホコハク酸モノアルキルエステルは、マレイ
ン酸無水物を０８〜Ｃ１８脂肪アルコールと反応させて
マレイン酸の脂肪アルコールモノエステルを作成し、得
られたモノエステルを亜硫酸ナトリウムでスルフィト化
してスルホコハク酸エステルを作成する既知方法により
製造する。

その他の既知の界面活性剤および助剤は、２０重量％ま
で含有できる。下記に挙げるものは、所望により本発明
の成型洗剤組成物に特に好適に使用し得る界面活性剤お
よび助剤の例である。

−アニオン型界面活性剤、例えば１５〜１８（Ｉｌの炭
素原子を有するα−オレフィンスルホネート、アシル基
にそれぞれ８〜１８個の炭素原子を有するアシルサルコ
シン類、アシルイセチオナート類およびアシルタウリン
類、アルキル（ａＳ〜Ｃ１８）リン酸塩類およびアシル
基に８〜１８個の炭素原子を有するアシルシアナミド類
、−非イオン型界面活性剤、例えば脂肪酸モノ−および
ジグリセリド類、ソルビタン脂肪酸エステル類、脂肪酸
アルカノールアミド類およびこれらの化合物のエチレン
オキシド付加物、および０８〜Ｃ０脂肪アルコール類、
Ｃａｔ〜Ｃ＋ｓ脂肪アミン類、およびアルキル基に８〜
１５ｇの炭素原子を有するアルキルフェノール類とエチ
レンオキシドまたはプロピレンオキシドとの付加物、そ
のほか好適な非イオン型界面活性剤は糖脂肪酸エステル
、アルキル基に８〜１８個の炭素原子を有するアルキル
グルコシド類およびアルキルオリゴグルコシド類、メチ
ルグルコシド脂肪酸の部分エステルおよびそれらのエチ
レンオキシド付加物である。

一両性型界面活性剤、例えば２−アルキル（ＣＳ−Ｃ１
８）アミノプロピオン酸、アルキル（Ｃ８〜Ｃ３８）ア
ミノ酢酸、 一双性イオン型界面活性剤、例えばＮ−アルキル（０８
〜Ｃ１８）ジメチルアンモニウムグリシナート、アルキ
ル（ａＳ〜Ｃ１８）アミノプロピルジメチルアンモニウ
ムグリシナート、アルキル（Ｃ。

〜Ｃ８゜）３−カルボキシメチル−３−ヒドロキシエチ
ルイミダシリン、 一有機充填剤および助剤、例えばデンプン、デキストリ
ン、カルボキシメチルセルロース、ソルビット、マンニ
ット、尿素、タンパク質およびタンパク質水解物、ポリ
エチレングリコール、パラフィン、 一無機充填剤および助剤、容えば硫酸ナトリウム、リン
酸水素ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、層状ケイ酸塩
（例、ベントナイト、モンモリロナイト）、ゼオライト
（例、ゼオライトＡ）、水ガラス等、 御粘合剤、 一抗菌薬、防腐剤、 一色素、 一真珠光沢剤および艶消し剤、例えば二酸化チタンのよ
うな顔料、 一香料、 特に好ましい態様として、本発明の方法により成型した
洗剤組成物は アルキル（Ｃ＋。〜Ｃ１゜）硫酸二ナトリウム４０〜６
０重量％ セチルおよび／またはステアリルアルコール１０〜２０
重量％ 所望により一部加水分解したバルミチン酸および／また
はステアリル酸　　ｌＯ〜２０ｉ１ｉｆｆｉ％式（１）
で示されるα−スルホ脂肪酸塩５〜２０ｆｆｉｆｆｉ％ 既知の界面活性剤および助剤 ０〜２０重量％ を含有する。

本発明によって成型した洗剤組成物は、そのような生成
物に通常用いられる任意の方法によって製造され、こと
に本発明は、容易に成型し得る塊を作成するため、加熱
により可塑化し、これを冷却すると固化する添加物の組
合わせを提供し、成型した生成物は平滑な表面を示す。

先に引用したＪＡＯＣ８，５９巻、１０号（１９８２年
、１０月）の論文記載のように、混合し、均質化し、混
練し、所望によりこれを摩砕し、押し出し、または所望
によりペレット化し、押し出し、切断し、棒状にする標
準的方法は、本発明の成型洗剤組成物を製造するのに利
用できる。

下記の方法は、携帯用合成洗剤石鹸枠の製造に特に有効
である。

溶融可能な成分、例えば脂肪アルコール、パルミチン酸
および／またはステアリン酸、および所望により非イオ
ン型界面活性剤または溶融可能な有機充填剤および助剤
を、加熱可能なニーグーまたはミキサー中６０〜９０℃
で溶融し、所望により少量の水酸化アルカリ溶液を追加
した後、これを混合する。ついでアルキル硫酸ナトリウ
ムを、所望により６０〜９０℃で溶融しない他の成分と
一緒に添加し、バッチの全水分含有量がおよそ５〜１５
重量％重重０となるように少量の水を加えて調節する。

ついでこのバッチを約４０〜７０℃の温度で混合または
混練する。塊を４０〜７０℃で繰り返しプレスし篩を通
すことによってさらに均質化し、ヘッド温度４０〜７０
℃で押し出してストランドを作成し、これを切断して均
一なブロックにする。このようにして作成したブロック
を、最後に金型プレス中で目的の形に成型する。押出し
機の代わりに、多孔板を押し出しに使用してもよい。そ
の場合、本発明の洗剤は、冷却後、針の形で得られ、あ
るいは多孔板のあとに切断機を使用すれば、洗剤は顆粒
の形で得られる。

以下に示す実施例は本発明を説明するためのものであっ
て、これによって発明の範囲を限定するものではない。

セチル／ステアリルアル コール（５０：５０）　　　　ｔｏ　　１０　１２　２
０　１５バルミチン酸／ステアリ ン酸（５０：５０）　　　　　　１５　　１５　　１５
　１０　　　ｔ。

ＫＯＨ［３３重１％ Ｈ，Ｏ溶液］　　　　　　　　１　　１　　１　　０．
８０．６ヤシ油アルコール （ＣＩ！〜Ｃ１８）硫酸Ｎａ塩　５７　３２　５３　４
２　３５スルホコハク酸モノアル キル（Ｃ１２〜Ｃｐｓ）エステ ルニナトリウム塩　　　　　５　２５　　−　　３　１
５α−スルホラウリン酸 二ナトリウム塩　　　　　　２７−−−α−スルホラウ
リン酸／ ミリスチン酸二ナトリウ ム塩　　　　　　　　　　　−−１０１５１５エトキシ
化ヒドロ獣脂 製造例 セチル／ステアリルアルコール、パルミチン酸／ステア
リン酸および所望によりエトキシ化した水素化獣脂アル
コールを、ニーグー中、７０℃で溶融した。ついで６０
℃に加熱したＫＯ）Ｉをこれに加え、３０分間練合した
。さらに脂肪アルコール、スルホコハク酸エステル塩、
α−スルホ脂肪酸塩および水を加えた。約１時間これを
混練し、試料の水分量を測定した。水分含量が１２重量
％となるように水を追加して調節した後、さらに３０分
間混練した。４５℃に冷却し、塊を２枚スクリューの押
出機へ移してペレット化し、０．２５朧−の篩を２回通
し、ヘッド温度５０℃でストランドとして押し出し、切
断してブロックとし、金型プレスで目的の棒状石鹸を作
った。平滑な固体の合成洗剤の棒状石鹸を得た。

特許出願人　ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト
・アウフ・アクチェン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、Ｃ＿１＿２〜Ｃ＿１＿８アルキル硫酸ナトリウム３
   ０〜７０重量％、 Ｃ＿１＿２〜Ｃ＿１＿８脂肪アルコール５〜２５重量％
   所望により一部加水分解した形のパルミチン酸および／
   またはステアリン酸 ５〜２５重量％ 式： ▲数式、化学式、表等があります▼（ I ） ［式中、Ｒ＾１は直鎖Ｃ＿９〜Ｃ＿２＿１アルキル基、
   Ａはアルカリイオン、アルカリ土類金属イオン、アンモ
   ニウムイオン、またはアルカノール基に２個もしくは３
   個の炭素原子を有するモノ、ジもしくはトリアルカノー
   ルアンモニウムイオン、Ｂは水素またはＡと同意義であ
   る。］ で示されるα−スルホ脂肪酸塩 １〜３０重量％ を含有することを特徴とする成型洗剤組成物。 ２、スルホコハク酸モノアルキル（Ｃ＿１＿０〜Ｃ＿１
   ＿８）エステル二ナトリウム塩３５重量％をさらに含有
   する第１項記載の成型洗剤組成物。 ３、アルキル（Ｃ＿１＿０〜Ｃ＿１＿８）硫酸ナトリウ
   ム塩４０〜６０重量％ セチルおよび／またはステアリルアルコール１０〜２０
   重量％ 所望により一部加水分解したパルミチン酸および／また
   はステアリン酸 １０〜２０重量％ 第１項記載の式（ I ）のα−スルホ脂肪酸塩５〜２０
   重量％ その他の既知の界面活性剤および助剤 ０〜２０重量％ を含有する第１項または第２項記載の成型洗剤組成物。