JPS63230488A - エレベ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はエレベータ装置、特に個人住宅用に適するエ
レベータに関するものである。

［従来の技術］ 近来、老齢化社会の進展に伴い、２〜３階建の個人住宅
においても、エレベータの設置が強く望まれるようにな
って来ている。

しかし、従来のエレベータは事務所や共同住宅での需要
に応じて発展して来たので、これらに適するエレベータ
を単に小形化しても、個人住宅用としては、設置スペー
スの効率、経済性等の面から種々の不適当な点が生ずる
。

即ち、一般のエレベータは、かごと釣合おもりを主索で
連結してつるべ式に昇降させる方式が多用されているが
、釣合おもりの設置スペースがかごに比へ相対的に大き
い比率を占めるため、小形エレベータでは不適当となる
ものである。

そこで、釣合おもりを用いないエレベータとして、例え
ば三菱電機技報５７巻１１号（昭５８−１ｌ−２５）、
Ｐ、７　（７４５）図２〜図４に示されるような巻胴方
式のものがある。

これは、主索を巻胴に巻き取ったり、巻胴から巻き戻し
たりすることによってかごを昇降させるもので、釣合お
もりは用いられないので、小形エレベータとして適当な
ものとなっている。

［発明が解決しようとする問題点］ 上述のような従来のエレベータ装置では、釣合おもりは
不要となったが、巻胴駆動機の所要出力が、つるべ式で
はかご自重と積載量の５０％位の釣合をとっているので
、これに比べば巻胴式は４〜５倍の巻上トルクがいるの
で大きくなり、個人住宅の通常の電源設備容量を超え設
備費を増大させ、契約電力ｆｆｉ（Ｋｗ）も大きくなり
、エレベータ機器のみでなく電源設備費や電力料金等を
トータルして見ると必ずしも経済的なシステムとは言え
ない。

又巻胴駆動機の大形化は、騒音、振動の面でも不利で特
に機械室を建物構造と隔離し難い個人住宅では大きな短
所となる。

本発明は、」二連の如き従来エレベータの欠点を解決し
、巻胴駆動機の所要馬力を低減するドラム巻取方式のエ
レベータを提供することを目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、ドラム巻取方式のエレベータにおいて、かご
の一方の側で、かご自重以下の重量を補償する釣合おも
りを吊り下げ、該釣合おもりのガイドレールを前記かご
ガイドレールと共用し、他方の側で巻胴駆動機で巻取る
ローブを吊ったことを特徴とするエレベータとするエレ
ベータである。

［作用］ 本発明は、巻胴方式とつるべ方式を併用することにより
、巻胴駆動機の小形化を計り且つ摩擦駆動に頼るつるべ
方式の短所であるロープスリップの生じない巻胴システ
ムの特長を活かしたものである。

又、つるべ方式の短所である釣合おもりの配置について
は、かごガイドレールの一部を釣合おもり用のガイドレ
ールを不要にし、釣合おもりなしのときのレイアウトと
ほぼ同じ配置となり省スペースを可能とした。

次に本発明の実施例について述べる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例であるエレベータの断面説明
図、第２図は第１図の■−■断面説明図である。

図において、（１）はかご、（２）は門形のかご枠、（
３）はかごガイドレール、（４）は釣合おもり、（５）
は巻胴駆動機、（６）はローラガイド、（７）はローブ
返し車、（８）はかごのドアー（アコーデオン）、（９
）はのりばドアー、（１０）はローブである。

第１図において、釣合おもり（４）は、第２図に図示す
る如く、かご（１）のガイドレール（３）を取巻くよう
に配置した棒状の構造となっており、エレベータの片側
のかご（１）のガイドレール（３）にガイドされて昇降
する。

釣合おもり（４）はかご（１）の自重の９０％程度を補
償するものとし、かご（１）が無負荷のときでも巻胴駆
動機（５）側のローブ（１０）がゆるまぬようにする。

これにより、巻胴駆動機（５）の所要トルクはかご（１
）えの積載量とかご（１）自重の１０％位を巻上げるに
必要な値でよい。

一般に、かご（１）自重はかご（１）えの積載量の１〜
１６５倍位であるので、巻胴式に比べ所要トルクは１／
１．８〜１／２．２に減少する。

かご（１）の両側からローブ（１０）で、かご（１）を
吊上げ、上部のローブ返し車（７）で夫々巻胴駆動機（
５）、釣合おもり（４）に連結しているので、従来の方
式のようにかご（１）の直上部に返し車（７）がないの
で、昇降路頂上部を低くすることが出来、個人住宅にお
いては通常の軒高に収めることが出来る。

個人住宅のエレベータでは、かご（１）自重が１５０〜
２５０　ｋｇであり、釣合おもり（４）は、かご（１）
自重の９０％の補償するので、１３０〜２２０ｋｇにす
れば良い。

以上の如く、釣合おもり（４）専用のガイドレールを省
略した方式としたので、かご（１）のガイドレール（３
）を取巻くように配置した棒状の釣合おもり（４）でも
、スペース上配置が可能となった。

［発明の効果］ 本発明のエレベータによれば、 （１）巻胴駆動機が小形化し、契約電力、受電設備費、
消費電力が低減する。

（２）昇降路頂部の寸法を縮減することが出来る。

（３）釣合おもり用のガイドレールが不要となり、スペ
ースが縮減され個人住宅用として適用が可能となった。

等の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるエレベータの断面説明
図、第２図は第１図の■−■断面説明図である。 図において、（１）はかご、（２）はかご枠、（３）は
かごガイドレール、（４）は釣合おもり、（５）は巻胴
駆動機、（６）はローラガイド、（７）はロープ返し車
、（８）はかごのドアー（アコーデオン）、（９）はの
りばドアー、（１０）はロープである。 なお各図中、同一符号は同−又は相当部分を示すもので
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ドラム巻取方式のエレベータにおいて、かごの一方の側
   で、かご自重以下の重量を補償する釣合おもりを吊り下
   げ、該釣合おもりのガイドレールを前記かごガイドレー
   ルと共用し、他方の側で巻胴駆動機で巻取るロープを吊
   ったことを特徴とするエレベータ。