JPS63228600A - シンクロトロン放射光発生装置 - Google Patents
シンクロトロン放射光発生装置Info
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- JPS63228600A JPS63228600A JP6098287A JP6098287A JPS63228600A JP S63228600 A JPS63228600 A JP S63228600A JP 6098287 A JP6098287 A JP 6098287A JP 6098287 A JP6098287 A JP 6098287A JP S63228600 A JPS63228600 A JP S63228600A
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- Particle Accelerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はシンクロトロン放射光(以下SOR光と略す)
発生装置に係り、特にSOR光発生装置(以下SORM
置と略す)を小型化するのに好適なビームアブソーバ−
を有するSOR装置に関する。
発生装置に係り、特にSOR光発生装置(以下SORM
置と略す)を小型化するのに好適なビームアブソーバ−
を有するSOR装置に関する。
従来加速器や大型SOR装置では、高エネルギ研究所レ
ポート、 N1181−2 (1981年)の57頁か
ら61頁において論じられているように、荷電粒子ビー
ムの軌道を曲げてSOR光を取出す偏向部は、短い区間
に集中して配置するのではなく、直線部と偏向部の組合
わせで全体に均等に配置されている。
ポート、 N1181−2 (1981年)の57頁か
ら61頁において論じられているように、荷電粒子ビー
ムの軌道を曲げてSOR光を取出す偏向部は、短い区間
に集中して配置するのではなく、直線部と偏向部の組合
わせで全体に均等に配置されている。
従って、SOR光照射によって真空チャンバの壁面から
発生するガス源も、荷電粒子ビーム軌道に沿ってほぼ均
等に分散しており、しかも、偏向部でSOR光照射によ
って発生したガスは、偏向部内周側の組込みポンプだけ
でなく、隣接する直線部に設けた真空ポンプをも利用し
て排気できるため、真空チャンバ内を超高真空に保ち、
荷電粒子ビームの寿命を長時間化することができている
。
発生するガス源も、荷電粒子ビーム軌道に沿ってほぼ均
等に分散しており、しかも、偏向部でSOR光照射によ
って発生したガスは、偏向部内周側の組込みポンプだけ
でなく、隣接する直線部に設けた真空ポンプをも利用し
て排気できるため、真空チャンバ内を超高真空に保ち、
荷電粒子ビームの寿命を長時間化することができている
。
SOR光が直接照射される部位には、従来ステンレス鋼
や應ルミニウム合金材が用いられている。
や應ルミニウム合金材が用いられている。
これらの材料にSOR光が照射されると光刺激反応によ
って多量のガスが発生する。
って多量のガスが発生する。
発生するガス量は単なる熱脱離による放出ガス量にくら
べ10倍から100倍も多いため、真空チャンバ内を超
高真空に維持しようとすれば、真空ポンプを多数取付け
る必要がある。
べ10倍から100倍も多いため、真空チャンバ内を超
高真空に維持しようとすれば、真空ポンプを多数取付け
る必要がある。
また、SOR装置を小型化するために1偏向部での荷電
粒子ビームの偏向角を大きく設計した場合には、1偏向
部で多量のガスが発生するため。
粒子ビームの偏向角を大きく設計した場合には、1偏向
部で多量のガスが発生するため。
真空ポンプを多数設ける必要があるが、設置スペースの
制約からポンプ台数に制限があり、真空チャンバ内を超
高真空に維持できず、荷電粒子ビームの寿命が短くなる
という問題があった。
制約からポンプ台数に制限があり、真空チャンバ内を超
高真空に維持できず、荷電粒子ビームの寿命が短くなる
という問題があった。
本発明は上述の点に鑑み成されたもので、その目的とす
るところは、荷電粒子ビーム寿命の長い小型SOR装置
に適したビームアブソーバ−を有するSOR装置を提供
するにある。
るところは、荷電粒子ビーム寿命の長い小型SOR装置
に適したビームアブソーバ−を有するSOR装置を提供
するにある。
上記目的は、真空チャンバ内におけるSOR光が照射さ
れる位置、あるいは当該位置及びSOR光の反射光があ
たる位置に低光脱離係数材からなるビームアブソーバ−
を設けることによって達成される。
れる位置、あるいは当該位置及びSOR光の反射光があ
たる位置に低光脱離係数材からなるビームアブソーバ−
を設けることによって達成される。
即ち、低光脱離係数材とは、光が当たった際に脱離する
ガスの量が少ないものをいい、本発明においては10−
jm&1ecules/ photon以下のものが好
ましい。
ガスの量が少ないものをいい、本発明においては10−
jm&1ecules/ photon以下のものが好
ましい。
そして、この低光脱離係数材としては、99.99%以
上の高純度の素材、特に単結晶材か、又は真空脱ガス処
理した材料を用いるのがよく、具体的には99.99%
以上の高純度の銅、アルミニウムがあげられる。
上の高純度の素材、特に単結晶材か、又は真空脱ガス処
理した材料を用いるのがよく、具体的には99.99%
以上の高純度の銅、アルミニウムがあげられる。
このような低光脱離係数材よりつくられたビームアブソ
ーバ−は、真空チャンバ内のガスの発生を抑えるため、
SOR光が照射される位置に設けられる。あるいはSO
R光が直接照射される位置及びSOR光の反射光により
ガスが発生する位置に設ける。
ーバ−は、真空チャンバ内のガスの発生を抑えるため、
SOR光が照射される位置に設けられる。あるいはSO
R光が直接照射される位置及びSOR光の反射光により
ガスが発生する位置に設ける。
具体的には以下の位置があげられる。
1、真空チャンバ内面のガスの発生を抑制するにたる広
さの所要部分又は全面。
さの所要部分又は全面。
2、偏向電磁石を支持するサポートのSOR光が照射さ
れる部分。
れる部分。
3、荷電粒子ビームの出口側ダクトの外周部。
本発明のようにSOR光が直接照射される位置、あるい
は当該位置及びSOR光の反射光が当たる位置に低光脱
離係数材を設けると、SOR光照射に伴い光刺激反応に
よって材料表面や内部から放出されるガス量が減少する
。そのため真空チャンバ内を超高真空に維持できるよう
になるので、荷電粒子ビームの長寿命化を図れる。
は当該位置及びSOR光の反射光が当たる位置に低光脱
離係数材を設けると、SOR光照射に伴い光刺激反応に
よって材料表面や内部から放出されるガス量が減少する
。そのため真空チャンバ内を超高真空に維持できるよう
になるので、荷電粒子ビームの長寿命化を図れる。
そして、低光脱離係数材を99.99%以上の高純度材
とすることにより、材料内部の結晶粒界から放出される
ガス量がなくなると同時に結晶中に固溶するガス量も少
なくできる。
とすることにより、材料内部の結晶粒界から放出される
ガス量がなくなると同時に結晶中に固溶するガス量も少
なくできる。
低光脱離係数材として銅、又はアルミニウムを用いると
、上記理由でSOR光が照射された場合の放出ガス量を
少なくできると同時に、アルミニラムと銅は熱伝導率が
高いのでSOR光照射に伴う発熱を抑制するための冷却
が容易になる。
、上記理由でSOR光が照射された場合の放出ガス量を
少なくできると同時に、アルミニラムと銅は熱伝導率が
高いのでSOR光照射に伴う発熱を抑制するための冷却
が容易になる。
以下本発明の一実施例を第1図〜第6図を用いて説明す
る。
る。
第1図は小型SOR装置の偏向部の平面図である。1は
真空チャンバでありC型に近い半円型形状をしており、
一端から荷電粒子ビームが入射し、他端から荷電粒子ビ
ームが出る。真空チャンバ1の外周部は、偏向電磁石(
図示せず)の鉄芯7の外周端より外側に張出しており、
この張出した部位にはSOR光を取出す4個のSOR光
取出しボート3と4組の真空ポンプ2が設けられている
。
真空チャンバでありC型に近い半円型形状をしており、
一端から荷電粒子ビームが入射し、他端から荷電粒子ビ
ームが出る。真空チャンバ1の外周部は、偏向電磁石(
図示せず)の鉄芯7の外周端より外側に張出しており、
この張出した部位にはSOR光を取出す4個のSOR光
取出しボート3と4組の真空ポンプ2が設けられている
。
真空ポンプ2は真空チャンバ1の製作性を考慮して、真
空チャンバ1の外周側に等間隔に配置しである。
空チャンバ1の外周側に等間隔に配置しである。
真空チャンバ1の内部には、偏肉部電磁石を支持するサ
ポート5がSOR光に平行に、かつ、真空チャンバ1の
外周端から離れた位置に配置されている。更に、各々の
サポート5はSOR光取出しボート3に向かうSOR光
の当たらない位置に配置されている。
ポート5がSOR光に平行に、かつ、真空チャンバ1の
外周端から離れた位置に配置されている。更に、各々の
サポート5はSOR光取出しボート3に向かうSOR光
の当たらない位置に配置されている。
理解を深めるために真空チャンバ1の内部構造を第2図
を用いて説明する。第2図において、8は偏向電磁石で
あり、鉄芯7と組合せて磁気回路を形成している。
を用いて説明する。第2図において、8は偏向電磁石で
あり、鉄芯7と組合せて磁気回路を形成している。
鉄芯7と偏向電磁石8の間には真空チャンバ1が挿入さ
れ、かつ偏向電磁石8を支持するサポート5が真空チャ
ンバ1を垂直に貫通して設けられている。
れ、かつ偏向電磁石8を支持するサポート5が真空チャ
ンバ1を垂直に貫通して設けられている。
真空チャンバ1の外周側には真空ポンプが、−上下に1
台ずつ、すなわち上側にはイオンポンプ2aが、下側に
はチタンゲッタポンプ2bが設けられている。当然では
あるが、これらの真空ポンプ2は真空チャンバ1の上下
に設けられているので、真空ポンプ2内には、SOR光
4は直接照射されない。
台ずつ、すなわち上側にはイオンポンプ2aが、下側に
はチタンゲッタポンプ2bが設けられている。当然では
あるが、これらの真空ポンプ2は真空チャンバ1の上下
に設けられているので、真空ポンプ2内には、SOR光
4は直接照射されない。
真空チャンバ1の外周側内面の直接SOR光が照射され
る位置(第1図との対応ではA部)には、単結晶材のビ
ームアブソーバ−31が設けられている。このビームア
ブソーバ−31の取付構造を第3図を用いて更に詳しく
説明する。
る位置(第1図との対応ではA部)には、単結晶材のビ
ームアブソーバ−31が設けられている。このビームア
ブソーバ−31の取付構造を第3図を用いて更に詳しく
説明する。
第3図に示す如く、真空チャンバ1の外周側内面にはビ
ームアブソーバ−31が固定されている。
ームアブソーバ−31が固定されている。
ビームアブソーバ−31の一端は真空チャンバ1を貫通
し水冷バイブ32に接続しており、水冷される。ビーム
アブソーバ−31と真空チャンバ1は溶接やハーメチッ
クシール等の手段により真空シールされている。
し水冷バイブ32に接続しており、水冷される。ビーム
アブソーバ−31と真空チャンバ1は溶接やハーメチッ
クシール等の手段により真空シールされている。
次に第4図を用いてサポート5の形状を更に詳しく説明
する。第4図は第1図のサポート5と荷電粒子ビーム軌
道6及びSOR光4の位置関係を示したものである。
する。第4図は第1図のサポート5と荷電粒子ビーム軌
道6及びSOR光4の位置関係を示したものである。
第4図においてサポート5の内周側には単結晶のビーム
アブソーバ−33が取付けられ、ビームアブソーバ−3
3の端点El 、Flには、荷電粒子ビーム軌道6上の
各々E点、F点から発生するSOR光4a、4bが到達
する。直線EEL 。
アブソーバ−33が取付けられ、ビームアブソーバ−3
3の端点El 、Flには、荷電粒子ビーム軌道6上の
各々E点、F点から発生するSOR光4a、4bが到達
する。直線EEL 。
FFIは各々荷電粒子ビーム軌道6のE点、F点におけ
る接線を表わし、SOR光の軌跡に一致する。サポート
5の外周側の端点Ex 、Fzは各々2直線EEn、F
Ftの内側に配置され、サポート5の側面E I E
z e F I F z及び後端EzFzには直接SO
R光4が照射されない構造となっている。
る接線を表わし、SOR光の軌跡に一致する。サポート
5の外周側の端点Ex 、Fzは各々2直線EEn、F
Ftの内側に配置され、サポート5の側面E I E
z e F I F z及び後端EzFzには直接SO
R光4が照射されない構造となっている。
サポート5端部のビームアブソーバ−33にはSOR光
4が直接照射されるので、SOR光による加熱を防止す
るため冷却されている。第5図に示す如く、ビームアブ
ソーバ−33の一端は真空チャンバ1を貫通し、コイル
真空槽11と真空チャンバ1と1の空間で水冷バイブ1
0に接続している。
4が直接照射されるので、SOR光による加熱を防止す
るため冷却されている。第5図に示す如く、ビームアブ
ソーバ−33の一端は真空チャンバ1を貫通し、コイル
真空槽11と真空チャンバ1と1の空間で水冷バイブ1
0に接続している。
ここで再び第1図を用いて説明する。偏向部真空チャン
バ1の両端には直線ダクト14a、14bが接続してい
る。荷電粒子ビーム入口側のダクト14aには殆どSO
R光が照射されないが、出口側のダクト14bの外周側
にはSOR光が照射されるので、第3図に示したものと
同一構造のビームアブソーバ−31が取付けられている
。
バ1の両端には直線ダクト14a、14bが接続してい
る。荷電粒子ビーム入口側のダクト14aには殆どSO
R光が照射されないが、出口側のダクト14bの外周側
にはSOR光が照射されるので、第3図に示したものと
同一構造のビームアブソーバ−31が取付けられている
。
第6図はSOR光取出しボート3と真空チャンバ1の相
対位置関係を示しているが、SOR光取出しボート3は
、真空チャンバ1の外周側に設けられている。
対位置関係を示しているが、SOR光取出しボート3は
、真空チャンバ1の外周側に設けられている。
次に本実施例の作用及び効果について説明する。
第1図において偏向部真空チャンバ1に荷電粒子ビーム
が入射すると、偏向部電磁石で形成される磁場によって
、荷電粒子ビームは、はぼ円に近い軌道6となって真空
チャンバ1の出口端から出ていく。
が入射すると、偏向部電磁石で形成される磁場によって
、荷電粒子ビームは、はぼ円に近い軌道6となって真空
チャンバ1の出口端から出ていく。
荷電粒子ビームの軌道6の接線方向にはSOR光4が発
生し、SOR光4の一部はSOR光取出しボート3から
外部に引出される。残りのSOR光は第1図Aで示した
真空チャンバ1の外周側壁面と、サポート5の内周側端
部を直接照射するが、その部位には結晶粒界がなく、ま
た、結晶中に固溶しているガス量の少ない単結晶材のビ
ームアブソーバー31.33を取付けであるので1発生
するガス量は少ない、また、ビームアブソーバ−31,
33はSOR光照射によって発熱するが。
生し、SOR光4の一部はSOR光取出しボート3から
外部に引出される。残りのSOR光は第1図Aで示した
真空チャンバ1の外周側壁面と、サポート5の内周側端
部を直接照射するが、その部位には結晶粒界がなく、ま
た、結晶中に固溶しているガス量の少ない単結晶材のビ
ームアブソーバー31.33を取付けであるので1発生
するガス量は少ない、また、ビームアブソーバ−31,
33はSOR光照射によって発熱するが。
第1図の実施例ではビームアブソーバ−を熱伝導率の高
い銅、特に真空溶解(真空脱ガス処理)した純度99.
99%以上の銅で製作しであるので水で容易に冷却でき
る。アルミニウム単結晶のビームアブソーバ−を用いて
も同様の効果を得るのはいうまでもない。
い銅、特に真空溶解(真空脱ガス処理)した純度99.
99%以上の銅で製作しであるので水で容易に冷却でき
る。アルミニウム単結晶のビームアブソーバ−を用いて
も同様の効果を得るのはいうまでもない。
SOR光4の殆どは荷電粒子ビーム軌道6から離れた真
空チャンバ1の外周端に到達する。従ってビームアブソ
ーバ−31,33にSOR光4が照射された後の2次光
電子による放出ガス源も、荷電粒子ビーム軌道6から離
れた外周部に位置していることになる。しかも、発生し
たガスは直近値に配置され有効排気速度を大きくとれる
真空ポンプ2で排気しているので、荷電粒子ビーム軌道
6に悪影響を与えることなく真空チャンバ1内を超高真
空に保つことができ、荷電粒子ビームの長寿命化を実現
できる。
空チャンバ1の外周端に到達する。従ってビームアブソ
ーバ−31,33にSOR光4が照射された後の2次光
電子による放出ガス源も、荷電粒子ビーム軌道6から離
れた外周部に位置していることになる。しかも、発生し
たガスは直近値に配置され有効排気速度を大きくとれる
真空ポンプ2で排気しているので、荷電粒子ビーム軌道
6に悪影響を与えることなく真空チャンバ1内を超高真
空に保つことができ、荷電粒子ビームの長寿命化を実現
できる。
また、サポート5は、第4図で説明したようにSOR光
にほぼ平行に配置され、しかも、内周側の端部ビームア
ブソーバ−33以外にはSOR光が直接照射されない構
造となっているので、サポート5からのSOR光による
ガス発生量は最小限度に押さえられている。なお1通常
の熱脱離による材料表面からのガス放出速度は、SOR
光によるガス放出速度の約1/100であるので特に考
慮する必要はない。
にほぼ平行に配置され、しかも、内周側の端部ビームア
ブソーバ−33以外にはSOR光が直接照射されない構
造となっているので、サポート5からのSOR光による
ガス発生量は最小限度に押さえられている。なお1通常
の熱脱離による材料表面からのガス放出速度は、SOR
光によるガス放出速度の約1/100であるので特に考
慮する必要はない。
次に本発明の他の実施例について、第7図及び第8図を
用いて説明する。
用いて説明する。
第7図において、第1図と同一符号であれば。
第1図と同等の機能を有する。
第7図において、12は偏肉部真空ダクトであり、荷電
粒子ビーム入口側の直線部ダクト14aとほぼ同一構造
をしている。偏向部ダクト12には、4本のSOR光取
出しダクト17が設けられ、更に、SOR光が直接照射
される外周側の部位(第7図A部)には、銅単結晶のビ
ームアブソーバ−31が取付けられている。
粒子ビーム入口側の直線部ダクト14aとほぼ同一構造
をしている。偏向部ダクト12には、4本のSOR光取
出しダクト17が設けられ、更に、SOR光が直接照射
される外周側の部位(第7図A部)には、銅単結晶のビ
ームアブソーバ−31が取付けられている。
SOR光取出しダクト17の鉄芯7より外周側の位置に
は、図示していないが上下に真空ポンプ2が設けられて
いる。この真空ポンプ2の取付状況は第2図と同一であ
る。
は、図示していないが上下に真空ポンプ2が設けられて
いる。この真空ポンプ2の取付状況は第2図と同一であ
る。
偏向部ダクト12の構造を第8図を用いて更に詳しく説
明する。
明する。
第8図において、偏向部電磁石8と鉄芯7に囲まれた空
間には偏向部ダクト12を配置しである。
間には偏向部ダクト12を配置しである。
偏向部ダクト12の外周側にはビームアブソーバ−31
が取付けられており、図示してはいないが水冷されてい
る。
が取付けられており、図示してはいないが水冷されてい
る。
次に本実施例の作用及び効果について説明する。
第7図において偏向部ダクト12の断面形状は、直線ダ
クト14a、14bとほぼ同一なので荷電粒子ビーム軌
道6の安定性が良くなる。また。
クト14a、14bとほぼ同一なので荷電粒子ビーム軌
道6の安定性が良くなる。また。
SOR光が直接照射される部位にはビームアブソーバ−
31が取付けられているので、放出ガス量を極少に抑制
でき、荷電粒子ビームの寿命を長くすることができる。
31が取付けられているので、放出ガス量を極少に抑制
でき、荷電粒子ビームの寿命を長くすることができる。
また、本実施例では、放出ガスをSOR光取出しダクト
17に取付けた真空ポンプ2と、直線部ダクトに設けた
真空ポンプ2で排気する構成(図示していない)にしで
あるが、偏向部ダクト12の内周側に組込みポンプを配
置してもさしつかえない。
17に取付けた真空ポンプ2と、直線部ダクトに設けた
真空ポンプ2で排気する構成(図示していない)にしで
あるが、偏向部ダクト12の内周側に組込みポンプを配
置してもさしつかえない。
更に、ビームアブソーバ−として単結晶を用いているの
で、純度が高<SOR光照射による放出ガス量は極少と
なっている。
で、純度が高<SOR光照射による放出ガス量は極少と
なっている。
また、ビームアブソーバ−はSOR光が直接照射される
部位にのみ取付けであるが、SOR光が照射される部位
の近傍にも取付けることにより、更に効果が高まるのは
、いうまでもない。
部位にのみ取付けであるが、SOR光が照射される部位
の近傍にも取付けることにより、更に効果が高まるのは
、いうまでもない。
また真空ポンプは外周側にのみ設置されているので、保
守・点検が容易に行えるという利点がある。
守・点検が容易に行えるという利点がある。
以上説明した本発明のシンクロトロン放射光発生装置に
よれば、荷電粒子ビームの偏向部真空チャンバ内を超高
真空に保つことができるので、荷電粒子ビームの寿命を
長くできるという効果がある。
よれば、荷電粒子ビームの偏向部真空チャンバ内を超高
真空に保つことができるので、荷電粒子ビームの寿命を
長くできるという効果がある。
第1図は本発明のシンクロトロン放射光発生装置の一実
施例を示す平面図、第2図は第1図のX−X断面図、第
3図は第1図のY−Y断面図、第4図は第1図の部分拡
大図、第5図は第4図のS−S断面図、第6図は第1図
のP−P断面図、第7図は本発明の他の実施例を示す平
面図、第8図は第7図のQ−Q断面図である。 】・・・真空チャンバ、2・・・真空ポンプ、3・・・
SOR先取出しポート、4・・・SOR光、5・・・サ
ポート。
施例を示す平面図、第2図は第1図のX−X断面図、第
3図は第1図のY−Y断面図、第4図は第1図の部分拡
大図、第5図は第4図のS−S断面図、第6図は第1図
のP−P断面図、第7図は本発明の他の実施例を示す平
面図、第8図は第7図のQ−Q断面図である。 】・・・真空チャンバ、2・・・真空ポンプ、3・・・
SOR先取出しポート、4・・・SOR光、5・・・サ
ポート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一端から荷電粒子ビームが入射し、他端から荷電粒
子ビームが出る偏向部真空チャンバと、該偏向部真空チ
ャンバを取り囲むように設置された偏向電磁石とを備え
たシンクロトロン放射光発生装置において、前記偏向部
真空チャンバ内のシンクロトロン放射光が照射される位
置、あるいはシンクロトロン放射光が照射される位置及
びシンクロトロン放射光の反射光が当たる位置に低光脱
離係数材からなるビームアブソーバーを設けたことを特
徴とするシンクロトロン放射光発生装置。 2、前記低光脱離係数材が99.99%以上の高純度の
ものか又は真空脱ガス処理したものであることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載のシンクロトロン放射光
発生装置。 3、前記99.99%以上の高純度の低光脱離係数材が
単結晶材であることを特徴とする特許請求の範囲第2項
記載のシンクロトロン放射光発生装置。 4、前記低光脱離係数材が熱伝導率の高いものであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のシンクロト
ロン放射光発生装置。 5、熱伝導率の高い前記低光脱離係数材が銅、又はアル
ミニウムであることを特徴とする特許請求の範囲第4項
記載のシンクロトロン放射光発生装置。 6、前記低光脱離係数材からなるビームアブソーバーを
前記偏向電磁石を支持するサポートのシンクロトロン放
射光が照射される部分に設けたことを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載のシンクロトロン放射光発生装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62060982A JP2515783B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | シンクロトロン放射光発生装置 |
EP88104169A EP0282988B1 (en) | 1987-03-18 | 1988-03-16 | Synchrotron radiation source |
DE3887996T DE3887996T2 (de) | 1987-03-18 | 1988-03-16 | Synchrotron-Strahlungsquelle. |
US07/169,598 US4994753A (en) | 1987-03-18 | 1988-03-17 | Synchrotron radiation source |
US07/616,844 US5177448A (en) | 1987-03-18 | 1990-11-21 | Synchrotron radiation source with beam stabilizers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62060982A JP2515783B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | シンクロトロン放射光発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63228600A true JPS63228600A (ja) | 1988-09-22 |
JP2515783B2 JP2515783B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=13158144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62060982A Expired - Lifetime JP2515783B2 (ja) | 1987-03-18 | 1987-03-18 | シンクロトロン放射光発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515783B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63200499A (ja) * | 1987-02-14 | 1988-08-18 | 日本電信電話株式会社 | シンクロトロン放射光発生装置 |
-
1987
- 1987-03-18 JP JP62060982A patent/JP2515783B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63200499A (ja) * | 1987-02-14 | 1988-08-18 | 日本電信電話株式会社 | シンクロトロン放射光発生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2515783B2 (ja) | 1996-07-10 |
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