JPS63119200A - 荷電粒子加速器用真空槽 - Google Patents
荷電粒子加速器用真空槽Info
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- JPS63119200A JPS63119200A JP22885586A JP22885586A JPS63119200A JP S63119200 A JPS63119200 A JP S63119200A JP 22885586 A JP22885586 A JP 22885586A JP 22885586 A JP22885586 A JP 22885586A JP S63119200 A JPS63119200 A JP S63119200A
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- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims description 8
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Landscapes
- Particle Accelerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は例えば電子蓄積リング装置等の荷電゛
粒子加速器に用いられる真空槽の、熱応力の軽減化に関
するものである。
粒子加速器に用いられる真空槽の、熱応力の軽減化に関
するものである。
f従来の技術〕
第2図は例えば雑誌「エレクトロニクス」昭和57年1
2月号1259頁に示された従来の電子蓄積リング装置
用真空槽を示す断面斜視図であり、(1)はステンレス
鋼(SUS)製真空槽で内部を電子が偏向して走行する
。(2)は電子軌道、(3)はSOR光、(4)はSO
R光による真空槽の発熱部、(5)は偏向電磁石の磁極
である。
2月号1259頁に示された従来の電子蓄積リング装置
用真空槽を示す断面斜視図であり、(1)はステンレス
鋼(SUS)製真空槽で内部を電子が偏向して走行する
。(2)は電子軌道、(3)はSOR光、(4)はSO
R光による真空槽の発熱部、(5)は偏向電磁石の磁極
である。
次に動作について説明する。第2図に示す電子蓄積リン
グ装置において、電子を蓄積するためには、電子軌道(
2)を閉軌道にする必要がある。従って電子を曲げる必
要があるが、これには偏向電磁石(5)が使われる。ま
た、電子を長時間蓄積するため、電子をSUS製真空槽
(1)中で蓄積する必要がある。ところで、電子を曲げ
た場合、接線方向にSOR光(3)が放射される。この
SOR光は強力で、かってその直径は極めて小さい(1
11III以下)という性質をもつ。従ってSOR光が
SUS製真空槽(1)に当るとSUSの熱伝導性が悪い
ため、表面のみ(真空槽の真空側の面)が極部的に加熱
される。(なお、真空槽にSUSが使われるのは、以下
の理由による。
グ装置において、電子を蓄積するためには、電子軌道(
2)を閉軌道にする必要がある。従って電子を曲げる必
要があるが、これには偏向電磁石(5)が使われる。ま
た、電子を長時間蓄積するため、電子をSUS製真空槽
(1)中で蓄積する必要がある。ところで、電子を曲げ
た場合、接線方向にSOR光(3)が放射される。この
SOR光は強力で、かってその直径は極めて小さい(1
11III以下)という性質をもつ。従ってSOR光が
SUS製真空槽(1)に当るとSUSの熱伝導性が悪い
ため、表面のみ(真空槽の真空側の面)が極部的に加熱
される。(なお、真空槽にSUSが使われるのは、以下
の理由による。
(1)アウトガスが通常の真空状態で比較的少ない。
(2)溶接がしやすい。(3)非磁性である。)従って
、第3図に示すように、真空槽(1)の真空側には矢印
(6)に示す方向に熱膨張を生じるが、大気側は熱膨張
を生じない。つまり真空槽の真空側のみが膨張する。さ
らに、この熱膨張を緩和するために、真空槽(1)は矢
印(7)の方向にへこもうとする。しかし真空槽(1)
は角部(8)がL型アングルを形成しており、内側に曲
がりにくい構造であるため矢印(7)の方向へへこみに
りく、熱膨張分の全てを矢印(7)方向へのへこみによ
り緩和することは不可能である。つまり、真空槽(1)
は熱膨張により生じた矢印(7)方向のカニによるトル
ク力と、真空槽の角部(8)の部分の強度・真空槽の材
料等によって決まる大きな反トルク力とがつりあう位置
、即ちわずかにへこんだ位置で止まる。
、第3図に示すように、真空槽(1)の真空側には矢印
(6)に示す方向に熱膨張を生じるが、大気側は熱膨張
を生じない。つまり真空槽の真空側のみが膨張する。さ
らに、この熱膨張を緩和するために、真空槽(1)は矢
印(7)の方向にへこもうとする。しかし真空槽(1)
は角部(8)がL型アングルを形成しており、内側に曲
がりにくい構造であるため矢印(7)の方向へへこみに
りく、熱膨張分の全てを矢印(7)方向へのへこみによ
り緩和することは不可能である。つまり、真空槽(1)
は熱膨張により生じた矢印(7)方向のカニによるトル
ク力と、真空槽の角部(8)の部分の強度・真空槽の材
料等によって決まる大きな反トルク力とがつりあう位置
、即ちわずかにへこんだ位置で止まる。
従来の電子1;積リング装置用真空槽は以上のように構
成されているので、熱膨張が矢印(7)方向のへこみに
よりあまり緩和されず、つまり熱膨張はさまたげられ、
熱膨張部即ち発熱部(4)には大きな圧縮力が生じる。
成されているので、熱膨張が矢印(7)方向のへこみに
よりあまり緩和されず、つまり熱膨張はさまたげられ、
熱膨張部即ち発熱部(4)には大きな圧縮力が生じる。
さらに熱膨張部はSOR光により高温(500°C前後
)で長時間保持されるため、クリープ等が問題となる。
)で長時間保持されるため、クリープ等が問題となる。
また、くり返し応力であるため疲労も問題となる。また
ステンレス鋼に801<、光が照射した場合、出ガスが
多いため、圧力を十分低下することができないという問
題点があった。
ステンレス鋼に801<、光が照射した場合、出ガスが
多いため、圧力を十分低下することができないという問
題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、圧縮熱応力を軽減し、また蓄積された電子ビ
ームの寿命を十分延ばすことができる低い到達圧力を達
成できる電子蓄積リング装置等の荷電粒子加速器用真空
槽を得ることを目的とする。
たもので、圧縮熱応力を軽減し、また蓄積された電子ビ
ームの寿命を十分延ばすことができる低い到達圧力を達
成できる電子蓄積リング装置等の荷電粒子加速器用真空
槽を得ることを目的とする。
この発明に係る荷電粒子加速器用真空槽は偏向して走行
する荷電粒子の軌道平面と、真空槽の真空側壁面との交
差部に、壁面部材より熱伝導率の大きい部材を配設した
ものである。
する荷電粒子の軌道平面と、真空槽の真空側壁面との交
差部に、壁面部材より熱伝導率の大きい部材を配設した
ものである。
この発明における真空槽は、発熱部に熱伝導率の大きい
部材が配設されているので、発熱部の圧縮熱応力を軽減
できる。また、この部材にアルミニウム合金を使えば、
SOR光照射に対する放出ガスの比率が壁面材料として
通常用いられるステンレス鋼に比べて約40%程度なの
で、到達圧力を十分小さくすることができる。
部材が配設されているので、発熱部の圧縮熱応力を軽減
できる。また、この部材にアルミニウム合金を使えば、
SOR光照射に対する放出ガスの比率が壁面材料として
通常用いられるステンレス鋼に比べて約40%程度なの
で、到達圧力を十分小さくすることができる。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、(9)は電子の軌道平面と、真空槽の真空
側壁面との交差部に設けられたジュラルミン等のアルミ
ニウム合金である。
図において、(9)は電子の軌道平面と、真空槽の真空
側壁面との交差部に設けられたジュラルミン等のアルミ
ニウム合金である。
電子蓄積リングにおいて、軌道中心のまわりを電子ビー
ムが通っているが、偏向部を通過する際、軌道に接する
方向の前方にSOR光を放射する。このSOR光は強力
かつその直径は極めて小さい(1闘以下)という性質を
持つ為、真空槽のSOR光が照射される部分が局所的に
加熱される。この発明ではこの局所的に加熱される部分
即ち真空槽(1)の外周部、真空側壁面を熱伝導率の高
いアルミニウム合金で覆っているので、熱応力は、従来
のステンレス製真空槽の場合に比べて、十分軽減するこ
とができる。
ムが通っているが、偏向部を通過する際、軌道に接する
方向の前方にSOR光を放射する。このSOR光は強力
かつその直径は極めて小さい(1闘以下)という性質を
持つ為、真空槽のSOR光が照射される部分が局所的に
加熱される。この発明ではこの局所的に加熱される部分
即ち真空槽(1)の外周部、真空側壁面を熱伝導率の高
いアルミニウム合金で覆っているので、熱応力は、従来
のステンレス製真空槽の場合に比べて、十分軽減するこ
とができる。
また、SOR光によるアウトガスの量は、アルミニウム
合金の場合、ステンレス鋼の場合の約40%であること
がわかっている。そのため、アルミニウム合金にSOR
光を照射することにより到達圧力を改善することができ
る。
合金の場合、ステンレス鋼の場合の約40%であること
がわかっている。そのため、アルミニウム合金にSOR
光を照射することにより到達圧力を改善することができ
る。
また、上記実施例では電子蓄積リング装置用真空槽の場
合について説明したが、他の荷電粒子加速器用(例えば
、シンクロトロン用)真空槽であっても良く、上記実施
例と同様の効果を奏する。
合について説明したが、他の荷電粒子加速器用(例えば
、シンクロトロン用)真空槽であっても良く、上記実施
例と同様の効果を奏する。
以上のように、この発明によれば、荷電粒子の軌道平面
と、真空槽の真空側壁面との交差部に、壁面部材より熱
伝導率の大きい部材を配設したので、真空槽の発黒部に
生じる圧縮熱圧力を軽減できる効果がある。また、この
部材にアルミニウム合金を用いれば、 SOR光照射に
よる放出ガスが軽減され、到達圧力を低くすることがで
きる効果がある。
と、真空槽の真空側壁面との交差部に、壁面部材より熱
伝導率の大きい部材を配設したので、真空槽の発黒部に
生じる圧縮熱圧力を軽減できる効果がある。また、この
部材にアルミニウム合金を用いれば、 SOR光照射に
よる放出ガスが軽減され、到達圧力を低くすることがで
きる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例による荷電粒子加速器用真
空槽を示す断面斜視図、第2図は従来の荷電粒子加速器
用真空槽を示す断面斜視図、及び第3図は従来の荷電粒
子加速器用真空槽の壁面のへこみを説明する部分断面図
である。 (1)・・・真空槽 (2)・・パm子軌道(9)・
・・アルミニウム合金 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
空槽を示す断面斜視図、第2図は従来の荷電粒子加速器
用真空槽を示す断面斜視図、及び第3図は従来の荷電粒
子加速器用真空槽の壁面のへこみを説明する部分断面図
である。 (1)・・・真空槽 (2)・・パm子軌道(9)・
・・アルミニウム合金 なお、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (3)
- (1)内部を偏向して走行する荷電粒子の軌道平面と、
真空側壁面との交差部に、壁面部材より熱伝導率の大き
い部材を配設した荷電粒子加速器用真空槽。 - (2)真空槽はリング状であり、部材は外周部にのみ設
けた特許請求の範囲第1項記載の荷電粒子加速器用真空
槽。 - (3)部材はアルミニウム合金よりなる特許請求の範囲
第1項又は第2項記載の荷電粒子加速器用真空槽。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22885586A JPS63119200A (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 荷電粒子加速器用真空槽 |
DE19873703938 DE3703938A1 (de) | 1986-02-12 | 1987-02-09 | Teilchenbeschleuniger |
US07/013,431 US4751470A (en) | 1986-02-12 | 1987-02-11 | Charged particle accelerating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22885586A JPS63119200A (ja) | 1986-09-27 | 1986-09-27 | 荷電粒子加速器用真空槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63119200A true JPS63119200A (ja) | 1988-05-23 |
Family
ID=16882933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22885586A Pending JPS63119200A (ja) | 1986-02-12 | 1986-09-27 | 荷電粒子加速器用真空槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63119200A (ja) |
-
1986
- 1986-09-27 JP JP22885586A patent/JPS63119200A/ja active Pending
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