JPS6322808Y2 - - Google Patents

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JPS6322808Y2
JPS6322808Y2 JP1979032510U JP3251079U JPS6322808Y2 JP S6322808 Y2 JPS6322808 Y2 JP S6322808Y2 JP 1979032510 U JP1979032510 U JP 1979032510U JP 3251079 U JP3251079 U JP 3251079U JP S6322808 Y2 JPS6322808 Y2 JP S6322808Y2
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port
hydraulic control
spool
pressure oil
control valve
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【考案の詳細な説明】 本考案は、手動操作と自動操作の両方により制
御し得る油圧制御装置における作業機昇降用の油
圧制御装置に関する。
一般に、移動農機の作業機の昇降に油圧装置を
用いている、例えば乗用田植機1は、第1図に示
すように、車輪2により支持され、かつエンジン
3及び運転席5等を有している走行部6と、該走
行部6後方にリンク7及び油圧制御バルブ8に基
づき制御される油圧リフト装置により昇降自在に
支持され、かつ植付け杆9及び苗のせ台10等を
有している植付け部11よりなる。更に、運転席
5近傍には植付け部昇降操作レバー12が配設さ
れ、また植付け部11の下方にはフロート15が
後部支点ピン13を中心にハンガー14により揺
動自在に懸架されている。また、油圧制御バルブ
8は操作レバー12とロツド16を介して連結し
ていると共に、感知ロツド、アーム19及びボー
デンワイヤ20等を介してフロート15のハンガ
ー14に連結しており、従つてバルブ8は操作レ
バー12による手動操作、及び田面22へのフロ
ート15の圧力に基づく自動操作により操作され
得る。
ところで、従来、油圧制御バルブ8′は、第2
図に示すように、膨径部25′aが形成されてい
るスプール25′を有しており、スプール25′の
矢印U方向の移動により圧油ポート26が小径部
25cを通つてシリンダポート27に連通し、油
圧リフト装置に作動油を送入して植付け部11を
上昇し、更にシリンダが一杯に伸長するとリリー
フバルブ29によりタンク通路30へ排出され、
またスプール25′を矢印D方向に移動すると、
シリンダポート27は絞りポート31を経て、更
にはタンクポート30aを経てタンク通路30に
連通され、植付け部11は下降する。この際、圧
油ポート26はタンクポート30bを経てタンク
通路30にドレンされている。このため、微細な
昇降調節を必要とするフロート15感知による自
動制御の場合も、急速な昇降操作を必要とする操
作レバー12の操作と同様に、急激に作動油が流
動し、植付け部11が大きく動いてしまい、苗植
付け精度に悪影響を与えていた。また、該欠点を
防ぐため、手動操作レバー12用と、フロート1
5感知による自動制御用と、それぞれ別個の制御
バルブを設けたものも提案されているが、バルブ
を2個必要とし、コスト的に問題があつた。
そこで本考案は、油圧制御バルブが、圧油ポー
トとシリンダポートとを絞らずに連通する連通状
態と絞つて連通する絞り状態とを具現する単一の
スプールを有する1個のバルブからなり、かつ該
制御バルブを、自動操作に際してはスプールを小
さく移動して、前記絞り状態に基づき作業機がゆ
るやかな速度で移動するように制御すると共に、
手動操作に際してはスプールを大きく移動して、
前記連通状態に基づき作業機が急速に移動するよ
うに制御するように構成し、もつて前述欠点を解
消した油圧制御装置を提供することを目的とする
ものである。
以下、図面に沿つて、本考案に係る一実施例に
ついて説明する。
第1図に示される乗用田植機1は、本考案にも
同様に適用されるので、同一符号を付し、説明を
省略する。なお、図中32は自動解除レバーで、
その一端をボーデンワイヤ20のアウター20a
の一端に連結している。また、アウター20aの
他端は、第7図に示すように、植付け部11近傍
のリンク後枠33にブラケツト34を介して固定
されており、インナー20bは後枠33に枢支さ
れているベルクランク状のアーム19の一端に連
結されている。アーム19の他端にはピン35が
植設されており、ピン35は感知ロツド17を構
成するフツクロツド17aの上端に設けられてい
るフツク36に係合し、更に摺動自在に設けられ
ているストツパー37により閉塞されている。従
つて、ピン35は通常フツク36及びストツパー
37により構成される長孔17cに遊び自在に嵌
合・連結しているがストツパー37をスプリング
39に抗して押し下げると、鎖線で示すように容
易に連結を外すことができる。また、フツクロツ
ド17aの下端はボルト17d及びナツト40に
より調節自在にジヨイントロツド17bに固定さ
れており、ジヨイントロツド17bはハンガー1
4を構成するリンク14a,14bの連結ピン1
4cに枢着している。一方、油圧制御バルブ8に
は、第5図及び第6図に示すように、そのスプー
ル25端にロツド16と共に作動レバー41がピ
ン42により連結されており、作動レバー41は
枢支ピン43により回動自在に支持されている。
また、作動レバー41の一端にはスプリング45
が張設されており、作動レバー41を時計方向に
付勢していると共に、他端部には延長レバー46
がピン47により枢支されている。延長レバー4
6の他端には前記ボーデンワイヤ20のインナー
20bが連結されており、またレバー46の中程
には連牽ピン49が植設されている。ピン49は
作動レバー41の端に形成された係合部41aと
当接して、常時は作動レバー41と延長レバー4
6が一直線になるように規定している。更に、油
圧制御バルブ8の近傍の機体にはストツパーピン
50が設けられており、作動レバー41が所定点
a以上に反時計方向に回動する場合、延長レバー
46はストツパーピン50に当接し、作動レバー
41と延長レバー46は折り曲がつた状態とな
る。また、ロツド16の他端には長孔16aが設
けられており、長孔16aには操作レバー12に
固設されているピン12aが嵌合している。一
方、第3図に示すように、油圧制御バルブ8のス
プール25はその膨径部25aが段付きになつて
おり、シリンダポート27側の所定量11の範囲で
バルブ孔51と僅小間隙δを有して絞り状態を具
現する絞り膨径部25bが形成されている。な
お、他の部分は第2図に示す油圧制御バルブ8′
と同一なので、同一符号を付して説明を省略す
る。
本実施例は以上のような構成を有するので、乗
用田植機1の植付け作業中に、耕盤の凹凸等によ
りフロート15に対する田面22の圧力が変化す
ると、フロート15は後部支点ピン13を中心に
揺動し、該揺動はハンガー14を介して感知ロツ
ド17に伝達され、更に不感帯を構成する長孔1
7cとピン35の係合により、所定量以上の動き
がある場合、ボーデンワイヤ20のインナー20
bを介して延長レバー46に伝達される。今、イ
ンナー20bが矢印E方向に移動すると、中立点
PDにある作動レバー41はスプリング45の張
力により、連牽ピン49と係合部41aが係合し
た状態で、延長レバー46と一体に時計方向に回
動し、従つてスプール25を第3図矢印D方向に
移動する。しかし、該スプールの移動量は作動レ
バー41のリンク比の関係で小幅に変換され、従
つてスプール25はシリンダポート27と絞りポ
ート31とを連通するだけに留まる。これによ
り、シリンダ内の圧油は絞りポート31を経て小
流量により排出され、植付け部11はフロート1
5の感知に応答するようにゆつくりと下降する。
また、インナー20bが矢印F方向に引張られる
と、連牽ピン49と係合部41aの係合により、
作動レバー41は延長レバー46と一体に反時計
方向に回動し、スプール25は第3図矢印U方向
に移動する。しかし、該移動は延長レバー46と
ストツパーピン50が当接する位置aまでの範囲
に限られており、該範囲においては、スプール2
5は、第4図実線で示すように、不感帯を構成す
る12量移動した後、絞り膨径部25bを介して圧
油ポート26がシリンダポート27に連通し、圧
油は小流量qによりシリンダに送入され、植付け
部11は前述同様にゆつくりと上昇する。なおこ
の際、ロツド16はスプール25と一体に左右動
するが、長孔16aとピン12aの係合により、
操作レバー12が動いたり、反対にスプール25
の動きが阻害されるようなことはない。
次に、乗用田植機1が圃場端に至り、植付け部
11を急速に上昇させるには、操作レバー12を
第5図PU位置に倒す。すると、ロツド16を介
してスプール25は大きく矢印U方向に移動さ
れ、小径部25cにより圧油ポート26とシリン
ダポート27が連通され、第4図に示すように大
流量Qの作動油がシリンダに送入されて、植付け
部11は急速に上昇する。なお、第4図における
破線は第2図に示す従来例による場合を示したも
のである。また、乗用田植機1が回向した後、再
び植付け作業を開始すべく植付け部11を急速に
下降するには、操作レバー12を第5図PD位置
に倒す。すると、ロツド16を介してスプール2
5は大きく矢印D方向に移動され、小径部25c
によりシリンダポート27とタンクポート30a
が連通され、大流量Qでシリンダ内の作動油がド
レンされ、植付け部11は急速に下降する。なお
この際、作業レバー41はa点において、延長レ
バー46とストツパーピン50が当接し、延長レ
バー46は折れ曲がり、スプール25の動きを阻
害することはない。
以上説明したように、本考案によれば、油圧制
御バルブが、圧油ポートとシリンダポートとを絞
らずに連通する連通状態と絞つて連通する絞り状
態とを具現する単一のスプールを有する1個のバ
ルブからなり、かつ該制御バルブを、自動操作に
際してはスプールを小さく移動して、前記絞り状
態に基づき作業機がゆるやかな速度で移動するよ
うに制御すると共に、手動操作に際してはスプー
ルを大きく移動して、前記連通状態に基づき作業
機が急速に移動するように制御するように構成し
たので、自動制御の場合はその対応速度に適合し
て確実かつ正確な制御を行なうことができると共
に、手動制御の場合は急速度により効率的に制御
を行なうことができる。また、1個の油圧制御バ
ルブ8により上記2種類の操作を行なうことがで
きるので、2個のバルブを必要としなく、安価に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用し得る乗用田植機の側面
図、第2図は従来例による油圧制御バルブを示す
断面図、第3図は本考案による油圧制御バルブの
断面図、第4図は従来例と本考案によるものとの
差を示す線図、第5図は油圧制御装置の種々の作
動状態を示す側面図、第6図はその異なつた作動
状態を示す側面図、第7図は自動操作による外部
感知体を構成するフロート前部分の拡大側面図で
ある。 6……機体(走行部)、8……油圧制御バルブ、
11……作業機(植付け部)、12……手動昇降
操作(レバー)、15……感知体(フロート)、2
5……スプール、25a……膨径部、25b……
絞り状態を具現する(絞り膨径)部、25c……
連通状態を具現する小径部、26……圧油ポー
ト、27……シリンダポート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機体に上下動自在に支架した作業機を、感知体
    の感知作動に基づく自動昇降操作と、手動昇降操
    作との両方により制御し得る油圧制御バルブを有
    する油圧装置によつて昇降可能に構成してなる油
    圧制御装置において、 前記油圧制御バルブが、圧油ポートと、シリン
    ダポートと、タンクポートと、そして前記自動昇
    降操作に対応する小幅な動きに基づき前記圧油ポ
    ートとシリンダポートとを絞り状態にて連通する
    絞り連通部及び前記手動昇降操作に対応する大幅
    な動きに基づき前記圧油ポートとシリンダポート
    とを絞らずに連通する全連通部を隣接して有する
    単一のスプールと、を備えてなる 油圧制御装置。
JP1979032510U 1979-03-13 1979-03-13 Expired JPS6322808Y2 (ja)

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JP1979032510U JPS6322808Y2 (ja) 1979-03-13 1979-03-13

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JP1979032510U JPS6322808Y2 (ja) 1979-03-13 1979-03-13

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JPS55131617U JPS55131617U (ja) 1980-09-18
JPS6322808Y2 true JPS6322808Y2 (ja) 1988-06-22

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ID=28886141

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