JPS63228032A - 電子天びん - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は電子天びんに関し、特に、はかり取り作業に適
した電子天びんに関する。

〈従来の技術〉 電子天びんを用いた試料の定量はかり取り作業において
は、従来、はかり取るべき重量表示値を作業者が記憶し
ておき、その値と計量表示値とを見較べることによって
、試料の過不足量のｖ２識やはかり取り莞了の判定を行
っており、その作業性は悪かった。

その後、特開昭６０−２７８２１号において、２個のデ
ジタル表示器を設け、その一方には皿上荷重に基づく計
量値を、他方にはあらかじめ入力されたはかり取り重量
目標値を表示するよう構成するとともに、両表示値の差
をアナログ的に表示するアナログ表示装置を備えた電子
天びんが提案され、上述した作業性は著しく改善された
。

〈発明が解決しようとする問題点〉 ところが、はかり取るべき重量目標値が使用する天びん
のひょう量を越えている場合、目標値を天びんひよう量
以下の適当な複数のはかり取り量に分割し、分割後の各
はかり取り量それぞれについてはかり取り作業を行なう
必要があり、しかも、この分割計算や繰り返し回数の記
憶等は作業者が行なう必要があって、前述した提案に基
づく電子天びんのようにはかり取り重量目標値を表示し
てもこのような場合にはその表示は作業性の改善に役立
つものとはならず、はかり取りミスの発生や作業能率の
低下を防止することはできなかった。

本発明の目的は、天びんひよう量を越えるはかり取り作
業において、目標値の分割計算や繰り返しはかり取り回
数の記憶等を行う必要がなく、しかも、ひょう量の数倍
にも及ぶはかり取り作業であっても、目標値と計量値と
の過不足判断が実質的に１回だけで済み、もってはかり
取りミスの解消およびはかり取り作業能率の向上を達成
することのできる、電子天びんを提供することにある。

〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、第１図に示す基本
概念図を参照しつつ説明すると、本発明は、荷重検出部
ａからのデータに基づいて計量値Ｗを算出する計量値算
出手段すと、算出された計量値Ｗを表示する計量値表示
器Ｃを有する天びんにおいて、はかり取るべき重量目標
値Ｗ０を入力するための入力手段ｄと、入力された重量
目標値Ｗ０を記憶する記憶手段ｅと、その記憶手段ｅの
内容Ｗ０から、指令発生時における計量値Ｗを順次域じ
てはかり取り残量Ｗつを算出する演算手段ｒと、その算
出値ＷＲを表示するはかり取り残量表示器ｇを備えたこ
とによって、特徴づけられる。

〈作用〉 演算手段ｆは、当初入力されたはかり取り重量目標値Ｗ
０から指令発生時における計量値Ｗを順次減算するから
、例えばはかり取り重量目標値Ｗ０が当該天びんのひょ
う量を越えていても、ひょう置板下の任意の計量値Ｗ１
が表示されているときに指令を与えた後、その試料を荷
重検出部ａから降ろし、次いで新たに別の試料を荷重検
出部ａに載せて同様に任意の計量値Ｗ２が表示されてい
るときに指令を与える、この繰り返しにより、はかり取
り残量表示器ｇの表示値Ｗ、は、ｗｏ、　ｗ＋ｌ　　Ｗ
ｌ。

ＷＯ−Ｗ、−Ｗ２．・・パと順次変化してゆ（ことにな
り、最終のはかり取り時においてのみ、計量値Ｗをはか
り取り残量表示値Ｗ７に一致させるべく、いわゆる実際
のはかり取り作業を行うだけで、それまでの全はかり取
り量が当初に入力されたはかり取り重量目標値Ｗ０に一
致することになる。

〈実施例〉 本発明の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。

第２図は本発明実施例の構成を示すブロック図である。

荷重検出部１は荷重センサ、アンプ、Ａ−Ｄ変換器等に
よって構成され、皿１１上の荷重を検出し、そのデジタ
ル変換データは所定の微小時間ごとに制御部２に採り込
まれる。

制御部２はマイクロコンピュータによって構成され、各
種演算やプログラムの実行および各周辺機器の制御を行
なうＣＰＵ２１、後述するプログラムが書き込まれたＲ
ＯＭ２２、および上述したデジタル変換データを格納す
るエリアや後述するはかり取り残量Ｗｌ１等を記憶する
エリアが設定されたＲＡＭ２３を備えている。

制御部２には、荷重検出部１のほかに、テンキーを主体
とするキーボード３、計量値をデジタル表示するための
計量値表示器４、および後述するはかり取り残量ＷＲを
デジタル表示するためのはかり取り残量表示器５が接続
されている。

第３図は＊ｏＭｚｚに書き込まれたプログラムを示すフ
ローチャートで、以下、この図を参照しつつ本発明実施
例の使用方法および作用を述べる。

まず、風袋を使用する場合にはその風袋を皿１１上に載
せた状態で、はかり取るべき重量、すなわちはかり取り
重量目標値Ｗ０をキーボード３の操作によって入力する
。これにより、その値Ｗ０ははかり取り残量Ｗにの初期
値としてＲＡＭ２３内に格納されるとともに、はかり取
り残量表示器５に表示される。また、この入力により自
動風袋引き処理が行われて、計量値表示器４には０が表
示され、はかり取り測定の準備が整う。

この状態で作業者が試料を皿１１上に投入すると、荷重
検出部１からのデータは変化するが、そのデータは刻々
とＲＡＭ２３内に採り込まれ、その最新の所定個数の平
均化等の公知の手法により、計量値Ｗが算出される。こ
の計量値Ｗ、なお、風袋を使用しているときにはその重
量と計量値Ｗとの和が、当該天びんのひようｌｃと比較
され、ひょう量Ｃを越えている場合にはオーバーロード
の旨の表示がなされる。この表示がなされていない任意
の計量値の時点で試料投入を停止すると、荷重検出部１
からのデータの変化が止まるが、例えば最新の所定個数
のデータがあらかじめ設定された安定幅内に収まってい
るか否か等の公知の手法によるデータの安定判別により
、試料投入停止が自動的に認識され、その時点の計量値
Ｗがはかり取り重量Ｗ、とじてＲＡＭ２３内に一旦格納
される。なお、オーバーロードの表示がなされた場合に
は皿１１上の試料の一部を降ろしてこのオーツ＼゛−ロ
ードの表示を消し、同様にデータを安定させてＷｌを格
納させる。

この状態で皿１１上から試料を降ろすと、荷重検出部１
からのデータに基づいて皿１１上の荷重が０近傍になっ
ているか否かによってその旨が自動的に検知され、この
検知と同時に、はかり取り残ＩＷＲから、先に格納して
いるはかり取り量Ｗ、が減じられ、Ｗ、が更新されては
かり取り残量表示器５に表示される。

はかり取り残ＩＷＲがＯまたはその近傍のあらかじめ設
定された許容誤差Ｂの範囲に収まるまでは、次の試料投
入を待機し、許容誤差Ｂ内にＷ、が収まっておればはか
り取り完了として、次のはかり取り目標値Ｗ。の入力を
待つ。

以上の結果、第４図に計量値Ｗとはかり取り残量ＷＲの
時間的推移を示すように、作業者は天びんのひょう量Ｃ
を越えない任意の重量の試料を皿１１上に載せて安定を
待った後、その試料を皿１１上から降ろしてゆくことに
よって、はかり取り残量ＷＩ＋が当初のはかり取り重量
目標値Ｗ。から順次減算されて、例えばＷ　０−Ｗ　ｌ
、Ｗｏ　　Ｗ　Ｉ−Ｗｚと更新されて表示され、最後の
Ｗ３のはかり取り時においてのみ、表示されているはか
り取り残量ＷＲに計量値Ｗ：“１く一致するよう実際の
はかり取りを行うことにより、そのはかり取り量Ｗ、と
それまでの任意のはかり堰り量Ｗ　Ｉ、　Ｗ　ｚとの合
計が目標値Ｗ０と一致する−とになる。

なお、以上の実施例におけるＷ、のＷＲからの減算指令
、およびはかり取り残ｔＷＲと許容誤差Ｂとの比較によ
る作業完了指令は、自動的に行わずに例えばデータ安定
時に作業者がキーボード３等からこれらの指令を与える
よう構成することもできる。

また、はかり取り重量目標値Ｗ０はキーボード３によっ
て入力せず、例えば制御部２に入力ポートを設けてホス
トコンピュータ等の外部機器からのデータ転送によって
行うことができ、更に、はかり取り重量目標値Ｗ０の代
わりにこのＷ、を算ＩＬＬ得る他のデータ、例えば調剤
作業にあっては１日の薬剤投与量と投与日数等を入力す
るよう＋Ｖ成することもできる。

更にまた、複数の表示素子をバーグラフ状に配列して、
はかり取り残量Ｗ、と計量値Ｗとの差をアナログ的に表
示する表示器を付設することにより、作業性は更に改善
される。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、入力さン７たは
かり取り重量目標値から指令の発生時にお□−ろ計量値
を順次減算してはか′り取り残量を算出７、その値を表
示するよう構成したから、はかり佼つ重量目標′値が当
該天びんのひょう量を越えていても、作業に先立って目
標値を複数のはかり取Ｖ予定量に分割計算したり、ある
いは作業中に既こはかり取った量または回数等を記憶す
る必要が全く無くなり、作業者の負担を軽減できるとと
もにはかり取りミスの発生を防止することができ、更に
、目標値がひょう量をいかに越えていようとも、はかり
取り予定量に対する計量値の過不足判定は最終のはかり
取り時のみの１回で済み、従来に比して作業能率が著し
く向上する。同様な理由により、目標値に対する実際の
はかり取り量の誤差は、最終のはかり取り時のみのもの
となり、しかも、その値は最終のはかり取りを完了した
時点ではかり取り残量表示器に表示されるから、その作
業の信幀性を示すデータとして利用することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示す基本概念図、第２図は本発
明実施例の構成を示すブロック図、第３図はそのＲＯＭ
２２に書き込まれたプログラムを示すフローチャート、 第４図は本発明実施例の作用説明図である。 １・・・荷重検出部 １１・・・皿 ２・・・制御部 ２１・・・ＣＰＵ ２２・・・ＲＯＭ ２３・・・ＲＡＭ ３・・・キーボード ４・・・計量値表示器 ５・・・はかり取り！Ａｉｔ表示器 特許出願人　　　　株式会社島津製作所代　理　人　　
　　弁理士　西１）新 第２図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 荷重検出部からのデータに基づいて計量値を算出する計
   量値算出手段と、算出された計量値を表示する計量値表
   示器を有する天びんにおいて、はかり取るべき重量目標
   値を入力するための入力手段と、入力された重量目標値
   を記憶する記憶手段と、その記憶手段の内容から、指令
   発生時における上記計量値を順次減算してはかり取り残
   量を算出する演算手段と、その算出値を表示するはかり
   取り残量表示器を備えたことを特徴とする電子天びん。