JPS63227868A - ポリエステル繊維の処理方法 - Google Patents

ポリエステル繊維の処理方法

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JPS63227868A
JPS63227868A JP5691287A JP5691287A JPS63227868A JP S63227868 A JPS63227868 A JP S63227868A JP 5691287 A JP5691287 A JP 5691287A JP 5691287 A JP5691287 A JP 5691287A JP S63227868 A JPS63227868 A JP S63227868A
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rubber
compound
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polyester fibers
rubber latex
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渡辺 博佐
忠彦 高田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はポリエステル繊維の処理方法に関し、その目的
とするところは該繊維とゴムとの耐熱接着性を飛躍的に
向上せしめたポリエステル繊維の処理方法を提供するこ
とにある。特に、本発明はゴムとの複合成型品例えば自
動車タイヤが高負荷下で高速走行した状態に相当する高
温下に置かれたときポリエステル繊維とゴムとの接着性
の低下が少なく且つポリエステル繊維の耐疲労性も優れ
たものにする処理方法に関するものである。
〈従来技術〉 ポリエチレンテレフタレート繊維で代表されるポリエス
テル繊維はその強度、ヤング率等が大きく伸度、クリー
プが小さくかつ疲労性に優れている等の物理的特性を有
しておりゴム補強用複合体等の用途に汎用されている。
しかしながらポリエステル繊維はナイロン6゜ナイロン
6.6等のポリアミド繊維と比較してゴム類との接着性
が悪く通常の接着剤処理では該ポリエステル繊維の物理
特性を十分に発揮するに必要な強固な接着性能は得られ
ない。これはポリエステル中のエステル結合の水素結合
能力がナイロンのアミド結合の水素結合能力に比へて小
さいことが主因と考えられている。この為ポリエステル
繊維の表面を例えばエポキシ化合物、イソシアネート化
合物等反応性の強い物質で処理し接着性を付与する方法
が提案されている。
しかしながらポリエステル繊維のゴムへの接着性を向上
させようとすると処理した該繊維材料は硬くなり成型加
工が困難になると共に耐疲労性が低下するという問題が
新たに生じてくる。
〈発明の目的〉 本発明は以上の事情を背景として為されたちのであり本
発明の目的はポリエステル繊維とゴム類との接着性、特
に耐熱接着性において優れた性能を付与することにある
〈発明の構成〉 すなわち本発明は 「(1)線状芳香族ポリエステル4I維をポリエポキシ
ド化合物(A)、ブロックドポリイソシアネート化合物
(B)およびゴムラテックス(C)を含む第1処理剤で
処理し次いで下記(D)、 (E)、 (F)を重量比
において([))/(E)が278〜515 、 (D
4E)/(「)が174〜1/1の範囲となるように混
合した水溶液型接着剤(BSRFLと称する)に下記一
般式(G)で表わされるエチレン尿素化合物と下記一般
式(H)で表わされるエポキシ変性フェノール・ホルマ
リン縮合物とを(G)/(H)が50150〜80/2
0の重量比で添加した第2処理剤で処理することを特徴
とするポリエステル繊維の処理方法。
(D):イオウ含有ビスフェノール化合物1モルに対し
て、ホルムアルデヒド1〜4モルを1)87以上で反応
させて得られるレゾール型イオウ含有ビスフェノール・
ホルムアルデヒド樹脂を分散させたアルカリ水溶液 (E)ニレゾルシン1モルに対してホルムアルデヒド0
.8〜3.0モルをpH7以上で反応往しめて得られる
レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物 (F):ゴムラテックス (G): 」 である。
本発明の第1処理剤において使用するポリエポキシド化
合物は1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を該
化合物100g当り0.20当量以上含有する化合物で
ありエチレングリコール、グリセロール、ソルビトール
、ペンタエリスリトール、ポリエチレングリコール等の
多価アルコール類とエピクロルヒドリンの如きハロゲン
含有エポキシド類との反応生成物、レゾルシン・ビス(
4−ヒドロキシフェニル)ジメチルメタン、フェノール
・ホルムアルデヒド樹脂、レゾルシン◆ホルムアルデヒ
ド樹脂等の多価フェノール類と前記ハロゲン含有エポキ
シド類との反応生成物、過酢酸又は過酸化水素等で不飽
和化合物を酸化して得られるポリエポキシド化合物、即
ち3.4−エポキシシクロヘキセンエポキシド、3,4
−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシシ
クロヘキセンカルボキシレート、ビス(3,4−エポキ
シ−6−メチル−シクロヘキシルメチル)アジペートな
どを挙げることができる。これらのうち特に多価アルコ
ールとエピクロルヒドリンとの反応生成物、即ち多価ア
ルコールのポリグリシジルエーテル化合物が優れた性能
を発現するので好ましい。かかるポリエポキシド化合物
は通常乳化液として使用に供するのがよい。乳化液又は
溶液にするには例えばかかるポリエポキシド化合物をそ
のまま或いは必要に応じて少量の溶媒に溶解したものを
公知の乳化剤例えばアルキルベンゼンスルホン酸ソーダ
ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩、ノニルフ
ェノールエチレンオキサイド付加物等を用いて乳化又は
溶解する。
次に本発明の第1処理剤に使用するブロックドポリイソ
シアネート化合物はポリイソシアネート化合物とブロッ
ク化剤との付加化合物であり加熱によりブロック成分が
遊離して活性なポリイソシアネート化合物を生ぜしめる
ものである。ポリイソシアネート化合物としては例えば
トリレンジイソシアネート、メタフェニレンジイソシア
ネート。
ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネ
ート、トリフェニルメタントリインシアネート等のポリ
イソシアネートあるいはこれらポリイソシアネートと活
性水素原子を2個以上有する化合物たとえばトリメチロ
ールプロパン。
ペンタエリスリトール等とをイソシアネート基(−NC
O>とヒドロキシル基(−OH>との比が1を越えるモ
ル比で反応させて得られる末端イソシアネート基含有の
ポリアルキレングリコールアダクトポリイソシアネート
などが挙げられる。
特にトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネー
トの如き芳香族ポリイソシアネートが優れた性能を発現
するので好ましい。
ブロック化剤としては例えばフェノール、チオフェノー
ル、クレゾール、レゾルシノール等のフェノール類、ジ
フェニルアミン、キシリジン等の芳香族第2級アミン類
、フタル酸イミド類、カプロラクタム、バレロラクタム
等のラクタム類、アセトキシム、メチルエチルケトンオ
キシム、シクロヘキサンオキシム等のオキシム類及び酸
性亜硫酸ソーダなどがおる。
本発明の第11g!1理剤に使用するゴムラテックスと
しては例えば天然ゴムラテックス、スチレン・ブタジェ
ン・コポリマーラテックス、ビニルごリジン・スチレン
・ブタジェン・ターポリマーラテックス、ニトリルゴム
ラテックス、クロロプレンゴムラテックス等がありこれ
らを単独又は併用して使用する。これらの中ではビニル
ピリジン・スチレン・ブタジェン・ターポリマーラテッ
クスを単独使用又は172量以上使用した場合が優れた
性能を示す。
第1処理剤は上記ポリエポキシド化合物(A)。
ブロックドポリイソシアネート化合物(8)及びゴムラ
テックス(C)を含み(A)、 (B)、 (C)各成
分の配合重量比が(A)/[(^)+(8月は0.05
〜0.9、(C) / [(A) +(B)]は0.5
〜15となるようにして使用するのが望ましい。特に(
A)/[(^)+(B)]が0.1〜0.5 、(C)
 / [(A) +(B)lが1〜10の範囲となるよ
うに配合するのが好ましい。ここで(A) / [(A
) +(B)]が上記範囲をはずれるとポリエステル繊
維へのゴム付着率が悪くなり接着性が低下する傾向があ
り又、(C) / [(A) +(8月が上記範囲より
小さくなると処理したポリエステル繊維が硬くなり耐疲
労性の低下を招くおそれがあり一方上記範囲より大きく
なると接着性が低下してくる。
ポリエポキシド化合物(^)、ブロックドポリイソシア
ネート化合物(B)及びゴムラテックス(C)を含む総
固形分濃度は繊維重畳に対し1〜30重量%、好ましく
は3〜20重量%になるようにして使用する。11度が
低すぎると接着性が低下し濃度が高すぎると硬くなり耐
疲労性が低下する。
第1処理剤組成物を水分散物として用いる際の分散剤即
ち界面活性剤の適当な量は第1処理剤の全固形分に対し
0〜15重量%、好ましくは10重量%以下であり上記
範囲を越えると接着性が若干低下する傾向にある。
本発明の第251!IL理剤はレゾルシン(R)  ・
ホルマリン(F) ・ゴムラテックス([)を含む組成
物でおり通常RFLと呼ばれているものと更にイオウ含
有ビスフェノール(Bs)・ホルマリン(F)  ・ゴ
ムラテックス([)を含む組成物(ここではBsFLと
呼ぶ)を混合して使用される(混合して得られた接着剤
をBsRFLと呼ぶ)。
RFL接着剤のレゾルシンとホルムアルデヒドとのモル
比は1:0.1〜1:8好ましくは”l:0.5〜1:
5更に好ましくは1:11:4の範囲で用いられる。
83「し接着剤に用いられるイオウ含有ビスフェノール
とホルムアルデヒドとのモル比は1:11:4更に好ま
しくは1:11:3の範囲で用いられる。
RFLとBsFLとの重量比は80/20〜50150
の範囲で使用する。
ここで使用するイオウ含有ビスフェノールはビスフェノ
ール3(4,4°−ジヒドロキシジフェニルスルフォン
)及びその誘導体であり、酸化エチレン、酸化プロピレ
ン付加物、ジアリルエーテル化物、チオビスフェノール
(ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファイド)など
を使用することができる。
ゴムラテックスとしては例えば天然ゴムラテックス、ス
チレン・ブタジェン・コポリマーラテックス、ビニルピ
リジン・スチレン・ブタジェン◆ターポリマーラテック
ス、ニトリルゴムラテックス、クロロピレンゴムラテッ
クス等がありこれらを単独又は併用して使用する。これ
らの中ではビニルピリジン・スチレン・ブタジェン・タ
ーポリマーラテックスを単独使用又は1/2量以上使用
した場合が優れた性能を示す。
レゾルシン・ホルマリンとゴムラテックスとの配合比率
並びにイオウ含有ビスフェノール化合物ホルマリンとゴ
ムラテックスとの配合比率は後述のエチレン尿素化合物
(G)並びにエポキシ変性フェノール・ホルマリン樹脂
縮合物(H)の添加割合にもよるが固型分比率で1=1
〜1:15好ましくは1:3〜1:12の範囲が望まし
い。
ゴムラテックスの比率が少なすぎると処理されたポリエ
ステルl維材料が硬くなり耐疲労性が悪くなる。逆に多
すぎると満足ずべき接着力、ゴム付着率が得られない。
エチレン尿素化合物(G)とエポキシ変性フェノール・
ホルマリン縮合物(旧との混合割合は50150〜80
/20  (重量比)が好ましく該混合物は上記1?F
Lに対し0.5〜30重量%好ましくは1.0〜20重
量%添加される。該混合物の添加」が少なすぎると良好
な接着力、ゴム付着率が得られない。一方、添加口が多
すぎると処理剤の粘度が著しく上昇して繊維材料の処理
操作が困難となる。そのうえ接着力、ゴム付着率が飽和
値に達して該混合物の添加量をなくしただけの効果が上
がらずコストが上昇するだけであり処理後の繊維材料は
著しく硬くなり強力が低下してくるという欠点が生ずる
第2処理剤に添加するエチレン尿素化合物は次に示す一
般式(G)で表わされるものである。
代表的な化合物としてはオクタデシルインシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネート、メタキシレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
ナフチレンジイソシアネート、トリフェニルメタントリ
イソシアネート等の芳香族、脂肪族イソシアネートとエ
チレンイミンとの反応生成物があげられ特にジフェニル
メタンジエチレン尿素等の芳香族エチレン尿素化合物が
良好な結果を与える。
同じく第2処理剤に添加するエポキシ変性フェノール・
ホルマリン縮合物は次に示す一般式(1−1)%式% 上記(H)を満足する化合物は種々考えられるが分子1
1200〜1300、エボキ゛シ価4.0〜4.5CQ
 /Kgのものを使用したものが良好結果を与える。
本発明においてはイオウ含有ビスフェノール・ホルマリ
ン縮合物に含まれるイオウがRFL接着剤の耐熱性を高
めまたポリエステル繊維への親和性を高める。更にエチ
レン尿素化合物(G)とエポキシ変性7円ノール・ホル
マリン縮合物(旧とは相互に触媒作用をなしエチレン尿
素化合物はエチレンイミン環が開環しまたエポキシ変性
フェノール・ホルマリン縮合物ではエポキシ環が開環し
て反応し接着性を高めると同時に接着剤自身の凝集力を
高めその結果ゴム中より発生するアミン類に対しても強
固な化学結合を作り接着劣化を防止するものである。
上記の第2処理剤は通常、固型分を10〜25重量%含
有するように調整される。
第1処理剤及び第2処理剤をポリエステル繊維材料へ付
着せしめるにはローラーとの接触もしくはノズルからの
噴霧による塗布又は浴液への浸漬などの任意の方法を採
用することができる。ポリエステル繊維に対する固型分
付着量は第1処理剤組成物としては0.1〜10重量%
好ましくは0.5〜5重量%第2処理剤組成物としては
0.5〜10重量%好ましくは1〜5重量重量着付しめ
るのが好適である。該繊維に対する固型分付着量を制御
する為に圧接ローラーによる絞りスフレバー等によるか
き落し、空気吹き付けによる吹き飛ばし、吸引。
ビータ−による叩き等の手段を用いてもよい。
本発明においてはポリエステル繊維を第1処理剤で処理
した後50℃以上で該ポリエステル繊維の融点より10
℃以上低い温度好ましくは220〜250℃の温度で乾
燥、熱処理し次いで第2処理剤で処理して120℃以上
であって該ポリエステル繊維の融点以下好ましくは18
0〜250℃の温度で乾燥・熱処理する。乾燥・熱処理
温度が低すぎるとゴム類との接着が不十分となり一方温
度が高すぎるとポリエステル繊維が熔融、融着したり著
しい強力低下を起したりして実用に供し得なくなる。
〈発明の効果〉 本発明の方法により処理した繊維は従来方法に比ベゴム
類との成型加工性を損うことなく耐熱接着性が向上し剥
離強力の耐久性が向上する。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明する。
なお実施例においてゴム中耐熱性、コード剥離接着力、
T接着力、プライ間剥離力は次のようにして求めた値で
ある。
くゴム中耐熱性〉 ゴム中での加硫後の強力保持率を示すものである。ゴム
中で170℃、 3hrs 71OfA後ゴム中よりコ
ードをとりだし200mm/m i nの速度で引張破
断強力を求め初期強力との対比で保持率を求めたもので
ある。
〈コード剥離接着力〉 処理コードとゴムとの接着力を示すものである。
ゴムシート表層近くに5本のコードを埋め加圧下150
℃、 30分間加硫し次いで5本のコードをゴムシート
から200mm/minの速度で剥離に要した力をKg
15本で表示したものである。
くT接着力〉 処理コードとゴムとの接着力を示すものである。
コードをゴムブロック中に埋め込み加圧下で150℃、
30分間加硫し次いでコードをゴムブロックから200
mm/minの速度で引き扱き、引き扱きに要した力を
KL’cmで表示したものである。
くプライ間剥離力〉 処理コードとの接着力を示すものである。2プライの処
理コードを90度の角度をなすようにクロスプライ(コ
ード密度27本/インチ)としてゴム中に埋め込み15
0℃、 30分間加硫した後、両プライを200mm/
minの引張速度で剥離させるに要する力をKg/イン
チで表示したものである。
くゴム付着率〉 繊維に対するゴムの接着性を示す尺度である。
上記のプライ間剥離力測定の際にゴムから剥離されたコ
ードを肉眼で観察しコード表面のうちゴムが付着してい
る部分を百分率で表示したものである。
実施例1〜4.比較例1〜11 ブナコール■Ex−314(ナガセ化成■製、グリセロ
ールポリグリシジルエーテル)6gに界面活性剤として
ネオコール■5W−30(、第一工業製薬(!1a。
ジオクチルスルフオサクシネートナトリウム塩30%水
溶液)4gを加え均一に溶解する。これを水805gに
攪拌しながら加え均一に溶解する。次いでハイレン■)
IP(デュポン■製、4,4°−ジフェニルメタン・ジ
イソシアネートのフェノール・ブロック体) 14g、
ネオコール■5W−304!II及び水42(Jをボー
ルミルで24時間混合して得られた分散物並びにニラボ
ール■2518GL (日本ゼオンn製、ビニルピリジ
ン中スチレン・ブタジェンターポリマーの40%水乳化
物) 125(lを加え均一に混合する。得られた配合
液を第1処理剤とする。
また10%苛性ソーダ水溶液10g、 28%アンモニ
ア水溶液30gを水260!I+に加えよく攪拌して得
られた水溶液中にpH7以上で反応せしめたレゾルシン
・ホルマリン初期縮合物(40%アセトン水溶液)並び
にアルカリ性触媒下でチオビスフェノールとホルマリン
とを反応せしめたイオウ含有ビスフェノール争ホルマリ
ン縮合物(40%アンモニア水溶液)を一定比率で混合
したものを60g添加して十分に攪拌し分散させる。次
にニラポール2518GL 340(]を水200(l
で希釈する。この希釈液の中に上記レゾルシン・ホルマ
リン初期縮合物並びにイオウ含有ビスフェノール・ホル
マリン縮合物の混合物をゆっくりかきまぜながら加えて
ゆき更にホルマリン(37%水溶液)20gを添加して
均一に混合する。次にこの混合液中にジフェニルメタン
ジエチレン尿素14g、ネオコール■5W−305(1
,水36(lをボールミル中で24時間攪拌混合させて
得られた水分散液を加えて混合する。次いでブナコール
■E)l−125(ナガセ化成(Il製、エポキシクレ
ゾールノボラックのエマルジョン25%)28.8gを
加えて混合し得られた配合液を第2処理剤とする。
[η]=0.89のポリエチレンテレフタレートを常法
に従って熔融紡糸、延伸し1500デニール/192フ
イラメントのマルチフィラメントを得たのち引き続き該
マルチフィラメント2本を40X 40T/ 10cm
で撚糸し3000デニール/384フイラメントのコー
ドを得た。
これらのコードをコンピユートリーター■処理機(CA
リツラー■製、タイヤコード処理機)を用いて前記第1
処理剤中に浸漬した後150’Cで2分間乾燥し引き続
き230℃で1分間熱処理する。次いで第2処理剤に浸
漬した後150℃で2分間乾燥し続いて230℃で1分
間熱処理する。該処理ポリエステルタイヤコードには第
1処理剤の固型分が2.2重口%、第2処理剤の固型分
が2.5重層%付着していた。
かくして得られた処理コードを天然ゴムを主成分とする
カーカス配合の未加硫ゴム中に埋め込み150℃、30
分間(初期値)および170℃、 90分間(耐熱値)
加硫した。
上記実験を第1表に示すとおり各組成分の比率を変えて
繰り返した。
実験結果を第1表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)線状芳香族ポリエステル繊維をポリエポキシド化
    合物(A)、ブロックドポリイソシアネート化合物(B
    )およびゴムラテックス(C)を含む第1処理剤で処理
    し次いで下記(D)、(E)、(F)を重量比において
    (D)/(E)が2/8〜5/5、(D+E)/(F)
    が1/4〜1/1の範囲となるように混合した水溶液型
    接着剤(BsRFLと称する)に下記一般式(G)で表
    わされるエチレン尿素化合物と下記一般式(H)で表わ
    されるエポキシ変性フェノール・ホルマリン縮合物とを
    (G)/(H)が50/50〜80/20の重量比で添
    加した第2処理剤で処理することを特徴とするポリエス
    テル繊維の処理方法。 (D):イオウ含有ビスフェノール化合物1モルに対し
    て、ホルムアルデヒド1〜4モルをpH7以上で反応さ
    せて得られるレゾール型イオウ含有ビスフェノール・ホ
    ルムアルデヒド樹脂を分散させたアルカリ水溶液 (E):レゾルシン1モルに対してホルムアルデヒド0
    .8〜3.0モルをpH7以上で反応せしめて得られる
    レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物 (F):ゴムラテックス (G): ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ここにRは芳香族又は脂肪族の炭化水素残基、nは0
    、1または2である。n=0のとき末端基は水素である
    。〕 (H): ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ここにR′は−O−(CH_2)−_kCl、−O−
    (CH_2)−_lOHまたは −[O−(CH_2)−_m]−_m′OH、R″はH
    、CH_3、C_2H_5のいずれかであり、k、l、
    mは1〜4の整数、m′は1〜5の整数、a、bは1〜
    5の整数であり、a+b≦6である。〕
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