JPS63227552A - 2−フルオロエチル誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする有害生物防除剤 - Google Patents

2−フルオロエチル誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする有害生物防除剤

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Publication number
JPS63227552A
JPS63227552A JP5956087A JP5956087A JPS63227552A JP S63227552 A JPS63227552 A JP S63227552A JP 5956087 A JP5956087 A JP 5956087A JP 5956087 A JP5956087 A JP 5956087A JP S63227552 A JPS63227552 A JP S63227552A
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JP
Japan
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fluoroethyl
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mmol
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Application number
JP5956087A
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English (en)
Inventor
Yoshio Hayase
善男 早瀬
Mitsuhiro Ichinari
市成 光広
Katsuaki Oba
克明 大羽
Takayuki Hatta
八田 隆行
Toshio Takahashi
俊夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shionogi and Co Ltd
Original Assignee
Shionogi and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、新規な2−モノフルオロエチル誘導体、その
製造法およびそれを有効成分とする昆虫類、ダニ類、病
原菌などの有害生物の防除剤に関する。
発明の背景 従来から、細々のアニリン誘導体が有害生物防除剤とし
て提案されており、また、市販に供されている。例えば
、特開昭60−64963号には、一般式: [式中X及びYはハロゲン原子、ニトロ基又はトリフル
オロメチル基であり、Rはフェニル基(アルキノ区ニト
ロ、ハロゲン、トリフルオ旧メチル又はフェニルで置換
されていてもよい)チェニル基、ナフチル基、アルキル
基、トリフルオロメチル基又はアルキルアミノ基であり
、m及びnは1〜4の整数であり、Qは0.1又は2で
ある]で表わされるN−ピリジルアニリン誘導体が有害
生物防除剤として有用であることが開示されており、ま
た、特開昭61−72755号には、一般式。
一7= [式中、X及びYはニトロ基又はトリフルオロメチル基
であり、ZIはハロゲン原子、ハロゲン原子で置換され
たアルコキシ基又はハロゲン原子及び/又はトリフルオ
ロメチル基で置換されたフェノキシ基であり、Z、は水
素原子又はハロゲン原子であり、Rはハロゲン原子であ
る。但し、Zlがハロゲン原子であってZ、が水素原子
である場合を除く。] で表わされるN−ピリジルアニリン誘導体が有害生物防
除剤として有用であることが開示されている。特公昭5
4=43573号に開示されているメタラキシル(me
talaxyL商品名リドミル(RIDOMIL ))
は農業用殺菌剤として現在市販に供されている。
一方、フランク・ディー・ポツプ、フレトリック・ピー
・シルバーおよびトルー・ダブリニー・アルワニ、ジャ
ーナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(Fran
k D、 Popp、 Fredrick P。
S 1lver and Dru W、A 1wani
、 J 、Med、 Chem、。
↓」1481〜484(1967))には、N、N−ビ
ス(2−フルオロエチル)アニリン類が強力な抗新生物
剤であることが開示されているが有害生物防除剤として
の用途については何ら開示も示唆もされていない。
本発明者らは、殺虫作用として特にアブラムシおよびハ
ダニ類に強い活性を示し、および殺菌作用として特にべ
と病に対し強い活性を示しかつ治療効果を有する有害生
物防除剤を開発すべく鋭意研究した結果、以下の一般式
(I)で示される化合物が前記の特許公報に記載された
化合物とは異なりかつ顕著な活性を有することを見出し
、本発明を完成するに至った。
発明の開示 本発明は、一般式(I): N  CHaC84F      (1)[式中、R1
は所望により置換されたフェニル、フェニルアルキル、
ピリジルまたはピリンルアルキル;R2は水素、アルキ
ル、ハロアルキル、アルカノイルアルキル、アルカノイ
ル、ハロアルカノイル、アルコキシカルボニル、アルコ
キシアルカノイル、アルコキシカルボニルアルキル、フ
ェニルアルカノイル、アルキルスルホニル、フェニルス
ルホニル、N−アルキルカルバモイル、N、N−ジアル
キルカルバモイル、ジアルコキシホスホリル、ジアルコ
キシチオホスホリル、5員もしくは6員へテロ環または
所望により置換されたフェニル、フェニルアルキル、ベ
ンゾイルもしくはピリジルアルキルを意味し、あるいは
R1とR2が一緒になってカルバゾール環、所望により
置換されたフェノチアジン環、該8位モノオキシドもし
くは該8位ジオキシドまたは5員へテロ環を形成しても
よい;但し、R1が所望により置換されたフェニルであ
る場合、R2は2−フルオロエチル以外の基である。] で示される新規化合物およびその酸付加塩ならびにその
製造法を提供するものである。また、本発明は、R1が
所望により置換されたフェニルである場合、R2が2−
フルオロエチルである化合物も含めた、式(1)の化合
物またはその酸付加塩を有効成分とする有害生物防除剤
を提供するものである。
式(1)の化合物のR1における所望により置換された
フェニルの置換基としては、ハロゲン、アルキル、アル
コキシ、ニトロ、アルコキシカルボニル、アセデル、2
−フルオロエチル、アミノ、アセトアミド、トリフルオ
ロメチルまたは2−フルオロエチルアミノなどが挙げら
れる。該置換基は1または2個存在してよい。
所望により置換されたフェニルアルキルとしては、ベン
ジル、1〜2個のハロゲン、アルキル、アルコキシもし
くはニトロで置換されたベンジル、フェニルエチルまた
は1〜2個のハロゲンもしくはアルキルで置換されたフ
ェニルエチルなどが挙げられる。
また、所望により置換されたピリジルの置換基としては
、ハロゲンなどが挙げられる。
所望により置換されたピリジルアルキルとしては、ピリ
ジルメチル、ピリジルエチルおよび該N一オキサイドな
どが挙げられる。
「ハロゲン」なる語には、塩素、フッ素、臭素およびヨ
ウ素が包含される。
また、「アルキル」、「アルカノイル」のアルキル部分
および「アルコキシ」は、炭素数1〜4のアルキルおよ
びアルコキシを意味する。
R2における5員もしくは6員のへテロ環としては、ピ
リジル、ピリミジル、チェニルなどが挙げられる。
R2における所望により置換されたフェニル、フェニル
アルキル、ピリジルアルキルとしては、R1に関して前
記したと同様な基が挙げられる。
R2における所望により置換されたベンゾイルの置換基
としては、アルキル、ハロゲン、アルコキシ、ヒドロキ
シまたはアルキルアミノカルボニルオキシなどが挙げら
れる。
R1およびR2が一緒になって形成する5員へテロ環と
しては、ピロール、イミダゾールなどが挙げられる。
本発明の式(I)の化合物またその酸付加塩は以−12
= 下の方法により製造できる: (+)方法1ニ 一般式(■); R’NH,(II) [式中、R1は前記と同意義である。]で示される化合
物と!−ブロモー2−フルオロエタンを無溶媒または溶
媒中触媒存在下または非存在下(好ましくは触媒非存在
下)、氷冷〜60℃の間の反応温度で反応させ、ついで
、所望により、その酸付加塩を形成させる。溶媒として
は、アセトニトリル、ハロゲン化炭化水素類(塩化メチ
レン、クロロホルム、四塩化炭素等)、芳香族炭化水素
類(ベンゼン、トルエン、キシレン)等、エーテル類、
(ジエチルエーテル、THF、ジオキサン、グリム類等
)、DMFlDMSOなどが挙げられる。触媒としては
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基または
トリエチルアミン、ピリジン、ジメチルアミノピリジン
、DBUSDBNなどの有機塩基が挙げられる。
(2)方法2: R1 N H(III ) F CH2CHt [式中、R1は前記と同意義である。]で示される化合
物と一般式(■): R”X        (IV) [式中、R2は前記と同意義、但し、水素を除く、およ
びXはハロゲンを意味する] で示される化合物を溶媒中触媒存在下、水冷〜還流の間
の反応温度で反応させ、ついで、所望により、その酸付
加塩を形成させる。溶媒および触媒としては前記のもの
が挙げられる。
(3)方法3ニ 一般式(■): R′ NH(V) [式中、R1およびR2は前記と同意義、但し、R2は
水素であることはない。] で示される化合物と1−ブロモ−2−フルオロエタンを
前記溶媒、好ましくは、DMSO中前記触媒、好ましく
は、水素化すトリウム存在下、氷冷〜90℃の間の反応
温度で反応させ、ついで、所望により、その酸付加塩を
形成させる。
式(II)〜(V)の出発物質は公知であるか、公知の
方法に従って製造できる。
式(1)の化合物の酸付加塩は、公知の方法に従って有
機または無機酸から形成される。このような塩の例とし
ては、塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩、メタンスルホン
酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸
塩、フマル酸塩などが挙げられる。
哀敷鯉 つぎに実施例および参考例を挙げて本発明をさらに詳し
く説明する。なお、実施例中の収率はアニリンもしくは
アミン誘導体を基準にしたものである。NMRはCDC
l23中で測定しδ値で表示している。なお、測定デー
タ中のCHtは式CH?は式 他に、芳香4プロトンおよびアミノあるいはハイドロキ
シプロトン以外のプロトンのδ値についても表示してい
る。
実施例I N−(2−フルオロエチル)アニリンの合成アニリン7
.54g(80,9ミリモル)に1−ブロモ−2−フル
オロエタン5.14g(40,5ミリモル)を加え、封
管中(あるいは密栓中)60℃にて19時間撹拌する。
反応後IN水酸化ナトリウム水溶液100m(!を加え
、クロロホルム抽出し、抽出液を水洗後硫酸ナトリウム
で乾燥する。溶媒を留去した後シリカゲルクロマトグラ
フィーに付して精製し、油状の表記化合物4.10g(
収率36%)を得る。屈折率:n”7= 1 、541
0 ;’H−NMR:3.36(d、t、J=2714
z、5Hz、CHt )、4.55(d、t、J =4
8Hz、5Hz、CHP )。
実施例2 N−(2−フルオロエf)V)−3−’)ロロアニリ=
16− ンの合成 3−クロロアニリン7.28g(57,1ミリモル)に
l−ブロモ−2−フルオロエタン3.62g(28,5
ミリモル)を加え、60〜70℃にて34時間撹拌する
。冷却後ベンゼン50mgを加え、析出した結晶を濾別
し、ベンゼン50m12で洗浄する。
母液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーに付して
精製し、油状の表記化合物4.73g(収率48%)を
得る。屈折率:n”・0= 1.5610 ;’H−N
MR:3.38 (d、t、 J = 26 Hz、 
5 Hz。
α CHt)、4.57(d、t、J=47Hz、5Hz。
CH5゜ 実施例3 N−(2−フルオロエチル)−4−メトキシベンジルア
ミンの合成 4−メトキシベンジルアミン5.48g(40ミリモル
)にl−ブロモ−2−フルオロエタン1.70g(13
ミリモル)を加え、密栓し、室温にて120時間撹拌す
る。ついでベンゼンを加え、析出した結晶を濾別し、結
晶をベンゼンで洗浄する。
母液を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去す
る。ついでシリカゲルクロマトグラフィー付して精製し
、油状の表記化合物2.OOg(収率CH2)、4.5
1(d、t、J=47Hz、5Hz。
CHF)、3.76(S、OCH3およびCH,)。
実施例4 N−(2−フルオロエチル)−2−ピリジルメチルアミ
ンの合成 撹拌下、0℃にて2〜ピリジルメチルアミン2゜1eg
(20ミリモル)に1−ブロモ−2−フルオロエタン1
.2・7g(10ミリモル)を滴下し、15分間撹拌す
る。ついで室温にもどし24時間撹拌した後、水を加え
、クロロホルムで抽出する。水層をアルカリ性にし、さ
らにクロロホルム抽出し、クロロホルム層を合し、硫酸
ナトリウムで乾燥する。溶媒を留去した後、シリカゲル
クロマトグラフィーに付して精製し、油状の表記化合物
1.36g(収率44%)を得る。屈折率’ n D 
”−1,5039;’H−NMR:2.96 (d、t
、J = 27 Hz、 5)[z、CH2)、  4
.4 8(d、t、J=4 7Hz、5l−1z。
CH2)、 3.95(s、CH*) 実施例5 N−(2−フルオロエチル)−N−フェニルアラニルメ
チルエステルの合成 N−(2−フルオロエチル)アニリン0.56g(4ミ
リモル)にDL−2−ブロモプロピオン酸メチルエステ
ル0.33g(2ミリモル)を加え、密栓して70〜8
0℃で16時間撹拌する。反応後IN水酸化ナトリウム
水溶液50m1!を加え、クロロホルムで抽出する。抽
出液を硫酸ナトリウムで乾燥後シリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付して精製し、曲状の表記化合物0.2
1g(収率23%)を得る。屈折率:n”’=1.52
17; ’H−α NMR3,70(d、t、J=20Hz、5Hz、CH
,)、4.57(d、t、J=48Hz、5 Hz、C
Hz )、1.52(d、J=7Hz、CH3)、3 
、70 (s、 OCH3)、4.48(q、J=7H
z、CH)。
実施例6 N−(3−クロロフェニル)−N−(2−フルオロエチ
ル)クロロアセトアミドの合成 室温てにN−(2−フルオロエチル)−3−クロロアニ
リン0.30g(1,7ミリモル)およびトリエチルア
ミン0.17g(1,7ミリモル)のクロロホルム5m
Q溶液にクロロアセチルクロライド040g(3,5ミ
リモル)を滴下する。2時間加熱還流した後、飽和炭酸
水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルム抽出する。
抽出液を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去
する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付して精
製した後、n−ヘキサンから再結晶して無色柱状の表記
化合物0.42g(収率99%)を得る。融点68.5
〜69.5°C;’H−NMR:3.98(d、t、J
=26H2,5H2,CH2)、4.65(d、t、J
=47Hz。
5Hz、CH!’)、3.87(s、CH2Cl2)。
実施例7 N−(3−クロロフェニル)−N −(2−フルオロエ
チル)メトキシアセトアミドの合成室温にて、N−(2
−フルオロエチル)−3−クロロアニリン0.30g(
1,7ミリモル)およびトリエチルアミン0.17g(
1,7ミリモル)のクロロポルム5m12溶液にメトキ
シアセチルクロライド0.38g(3,5ミリモル)を
滴下する。2時間加熱還流した後、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、クロロホルム抽出する。抽出液を水
洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去する。残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーに付して精製し、油状
の表記化合物0.32g(収率76%)を得る。
屈折率n”・0=1.5260;’H−NMR:3.9
6(d、t、J=26Hz、5Hz、CH2)、4 、
62 (d、t。
J=47Hz、5Hz、CH?)、3.35(S、0C
H3)、3.81(s、cHtO)。
実施例8 N−(2−フルオロエチル)−N −(4−ピリジルメ
チル)ベンズアミドの合成 0℃にて、N−(2−フルオロエチル)−4−ピリジル
メチルアミン0.46g(3ミリモル)およびトリエチ
ルアミン0.46g(4,5ミリモル)のクロロホルム
5m12溶液にベンゾイルクロライドO046g(3,
3ミリモル)を滴下し、30分間撹拌する。ついで室温
に戻して15時間撹拌した後、水を加え、アルカリ性に
し、クロロホルムで抽出する。抽出液を硫酸ナトリウム
で乾燥し、溶媒を留去する。残渣をンリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付して精製し、曲状の表記化合物0
.60g(収率78%)を得る。屈折率n”= 1.5
651 ;’H−NMR:3.66(d、t、J=26
Hz、5Hz。
CH’f )、4.58 (d、t、 J = 47 
Hz、 5 Hz、CH5,4,72(s、CHz)。
実施例9 N−(2−フルオロエチル)−N −(4−メトキシベ
ンジル)クロロアセトアミドの合成0℃にて、N−(2
−フルオロエチル)−4−メトキンベンジルアミン0.
30g(1,63ミリモル)およびトリエチルアミン0
.33g(3,26ミリモル)のテトラヒドロフラン8
mQ溶液にクロロアセチルクロライド0.28g(2,
48ミリモル)を滴下し、5分間撹拌する。ついで室温
に戻して2時間撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え、クロロホルムで抽出する。抽出液を水で洗
浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒留去後、残
渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付して精製し、油
状の表記化合物0.38g(収率89%)を得る。屈折
率:n””= 1.5381 ; ’H−NMR:3.
61(d、t、J=27Hz、5Hz、CHt )、4
.56(ブロードd、J =48H2,CH2)、4.
13(ブロード、CH2Cf2)、4.63(s、CH
t)。
実施例1O N−(2−フルオロエチル)−N−フェニルエチルフェ
ニルアセトアミドの合成 水冷下、N−(2−フルオロエチル)フェニルスルホン
0.30g(1,79ミリモル)およびトリエチルアミ
ン0.36g(3,56ミリモル)の塩化メチレン5m
C溶液にフェニルアセチルクロライド0.55g(3,
68ミリモル)の塩化メチレン5mQ溶液を滴下し、1
時間撹拌する。ついで飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、塩化メチレンで抽出する。抽出液を飽和食塩水で
洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒留去後、
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付して精製し、
油状の表記化合物0.27g(収率52%)を得る。屈
折率:n2″・”= 1.5535 ;’I−l−1−
N:3.62(d、t、J=26H2,5H2,CH2
)、4.57(d、t、J−47Hz、5Hz、CI−
J’l、2.86(t、J=7I−1z。
CH2)、3 、47 (s、 CHJ、3.70(t
、J=7H2,CH2)。
実施例11 N−(2−フルオロエチル)−N−(3−ピリジルメチ
ル)メチルカーバメートの合成 0℃にて、N−(2−フルオロエチル)−3−ピリジル
メチルアミン0.46g(3ミリモル)およびトリエチ
ルアミン0.46g(4,5ミリモル)のクロロホルム
5mQ溶液にメチルクロロポーメート0゜31g(3,
3ミリモル)を滴下し、30分間撹拌する。ついて室温
に戻して2時間撹拌した後、水を加え、クロロホルムで
抽出する。抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留
去する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付して
精製し、油状の表記化合物0.52g(収率82%)を
得る。屈折率:n!3・”= 1.5009 ;’H−
NMR:3.53(d。
L、J=26H2,5H2,CH2)、4.55(d、
t、J−47Hz、5Hz、CHP)、3 、75 (
s、 C,HJ、4.59(s、CH=)。
実施例12 N−(2−フルオロエチル)−N −(3−ピリジルメ
チル)フェニルスルホンアミドの合成O℃にて、N−(
2−フルオロエチル)−3−ピリジルメチルアミン0.
46g(3ミリモル)およびトリエチルアミン0.46
g(4,5ミリモル)のクロロホルム5m12溶液にベ
ンゼンスルホニルクロライド0.58g(3,3ミリモ
ル)を滴下し、30分間撹拌する。ついで室温に戻して
5時間撹拌した後、水を加え、クロロホルムで抽出する
。抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去する。
残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付して精製し、
油状の表記化合物0.67g(収率76%)を得る。屈
折率:n”’−1,5595;’H−NMR;3 。
44(d、t、J=24I−1z、5Hz、CH2)、
  4.36(d、t、J=47Hz、5Hz、Cl4
P)、4.43(s。
CH,)。
実施例13 N−(2−フルオロエチル)−N−(3−ピリジルメチ
ル)−N’ 、N’ −ジメチル尿素の合成0℃にて、
N−(2−フルオロエチル)−3−ピリジルメチルアミ
ン0.46g(3ミリモル)のDMSO溶液に水素化ナ
トリウム(60%油中分散)0゜30g(7,5ミリモ
ル)を加える。室温に戻して1時間撹拌した後、0℃に
冷却し、ジメチルカルバモイルクロライド0.48g(
4,5ミリモル)を加える。ついで、室温で1時間およ
び40〜50℃で3時間撹拌した後水を加え、酢酸エチ
ルで抽出する。抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
を留去後シリカゲルクロマトグラフィーに付して精製し
、油状の表記化合物0.30g(収率45%)を得る。
屈折率:n23・’= 1.4973 ;’HNMR:
3.4 0(d、t、J=2 6Hz、5Hz、CH、
)、  4.57 (d、t、 J = 47 Hz、
 5 Hz、 CHt )、2.60(s。
CH5)、2.86(S、CI(3)、4.46 (S
 、CH2)。
実施例14 0.0−ジエチル−N−(2−フルオロエチル)−N−
(3−ピリジル)メチルチオリン酸アミドの合成 N−(2−フルオロエチル)−3−ピリジルメチルアミ
ンOJOg(1,95ミリモル)、トリエチルアミン0
.20g(1,95ミリモル)およびクロロチオリン酸
ジエチル0.37g(1,95ミリモル)をクロロホル
ム10+n(!に溶解する。13時間還流した後、水5
0mQを加え、クロロホルムで抽出し、硫酸ナトリウム
で乾燥する。溶媒を留去した後、水50m(2を加え、
クロロホルム抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒
を留去し、シリカゲルクロマトグラフィーに付して精製
し、油状の表記化合物0.20g(収率34%)を得る
。屈折率;n!2・7= 1.5118 ;’H−NM
R:3 、a 5(d、d、t、J −25I−(z、
 13 Hz、 5 Hz、Ht )、4.58(d、
t、J=40Hz、5Hz、CH/3)、1.32(t
、J=14Hz、0H3X2)、4.’09(m、0C
T(tX2)、4゜52 (d、 J = 12 Hz
、 CHt)。
実施例15 N−ベンジル−N−(2−フルオロエチル)−2−(2
−ピリジル)エチルアミンの合成撹拌下、0℃にてN−
(2−フルオロエチル)−2−(2−ピリジル)エチル
アミン0.50g(3ミリモル)にベンジルブロマイド
0.31g(1,8ミリモル)を滴下し、15分間撹拌
する。ついで室温に戻し24時間撹拌した後、水を加え
、クロロホルムで抽出し、水層をアルカリ性にし、再度
クロロホルムで抽出する。クロロポルム層を合し、硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した後、ンリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付して精製し、油状の表記化
合物0.29g(収率38%)を得る。屈折率:n22
・8=1.5395;’H−NMR;2゜82(d、t
、J=25r−1z、5Hz、CH,)、4.40(d
t、J=47Hz、5Hz、CIJ’)、2.96(s
C+(、CH2)、3 、70 (s、 CI−I J
実施例l6 N−(2−フルオロエチル)−N−(2−(2−ピリジ
ル)エチル)−N’ −メチル尿素の合成0℃にて、N
−(2−フルオロエチル)−2−(2−ピリジル)エチ
ルアミン0.50g(3ミリモル)のTHF3m12溶
液にイソシアン酸メチル0.21g(3,6ミリモル)
を加え、30分間撹拌する。ついで室温に戻し5時間撹
拌した後、溶媒を留去し、析出した結晶をベンゼンで洗
浄して表記化合物0゜51g(収率75%)を得る。融
点82〜84°C1’I−l−1−N:3.59(d、
t、J=27Hz、5Hz 。
GHQ)、4.56(d、L、J=4814z、5Hz
、CH5,2,74(d、J = 5 Hz、Ct(s
)、3.08(t、J=7Hz、CHt)、  3.7
4(t、J=7Hz、Cl4t)。
実施例17 N−(2−フルオロエチル)−3,5−ジ−t−ブチル
−4−メチルカルバモイルオキシベンズアニリドの合成 N−(2−フルオロエチル)−3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンズアニリド0.35g(0,94
ミリモル)のクロロホルムIOmQa液にメチルイソシ
アネート0.11g(1,89ミリモル)および4−ジ
メチルアミノピリジン0.01g(0,08ミリモル)
を加え、1時間加熱還流する。ついで水50mρを加え
、クロロホルム抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥した後溶
媒を留去する。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに
付して精製し、ベンゼン/n−ヘキサンから再結晶して
無色鱗片状の表記化合物0,28g(収率70%)を得
る。融点79〜81’c;’H−NMR:4.20(d
、t、J=25 Hz、 5 H2,CH2)、4.7
3 (d、t、J=47Hz、 51−1z、CH?)
、1 、15 (S、CH3X 6)、2゜80(d、
J=5Hz、NCH3)。
実施例18 N−(5−ピリミジル)−N−(2−フルオロエチル)
アニリンの合成 (1)アセトアニリド2.70g(20ミリモル)に5
−プロモピリミノン6.36g(40ミリモル)、炭酸
カリウム5.53g(40ミリモル)およびヨウ化銅0
.38g(2ミリモル)を加え、150℃で10時間撹
拌する。反応浸水100mρを加え、塩化メチレン抽出
し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を留去した後、シ
リカゲルクロマトグラフィーに付して精製し、油状のN
−アセチル−N−フェニル−5−アミノピリミジン2.
80g(収率66%)を得る。
(2)N−アセチル−N−フェニル−5−アミノピリミ
ジン2.80g(13ミリモル)に水酸化カリウム1.
l1g(16ミリモル)、エタノール24m(!および
水8mgを加え、3時間加熱還流する。反応徐冷水50
m12を加え、析出した結晶を濾取し、乾燥してN−フ
ェニル−5−アミノピリミジン2゜00g(収率89%
)を得る。融点220℃。
(3)N−フェニル−5−アミノピリミジン0゜86g
のDMS09mg溶液に水素化ナトリウム(60%油中
分散)0.28g(7ミリモル)を加え、室温で10分
間撹拌する。ついでl−ブロモ−2−フルオロエタン0
.89g(7ミリモル)を加え、室温で3.5時間撹拌
する。反応浸水100m(!を加え、エーテル抽出し、
硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒留去後シリカゲルクロマトグラフィーに付して精製
し、油状の表記化合物1.oog(収率92%)を得る
。屈折率:n”・3= I 、6018 ;’H−NM
R:4.00(d、t、J=23H2,5H2,CH2
)、4.63(d、t、J−47Hz、5Hz、CHり
実施例19 N〜2−フルオロエチル−4−ピリジルアニリンの合成 4−ピリジルアニリン0.25g(1,47ミリモル)
のDMS03m(!溶液に水素化ナトリウム(60%油
中分散)0.06g(1,47ミリモル)を加え室温で
10分間撹拌する。ついで1−ブロモ−2=フルオロエ
タン0.28g(2,21ミリ、モル、1.5当量を加
え、室温で2.5時間撹拌する。反応浸水50m12を
加え、塩化メチレン抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥する
。溶媒留去後シリカゲルクロマトグラフィーに付して精
製し、油状の表記化合物0.25g(収率79%)を得
る。屈折率”D”8= ”5840;’H−NMR:3
.88(d、t、J =23Hz。
5H2,CH2)、4.60(d、t、J=48Hz、
5Hz。
CH?)。
実施例2O N−(3−クロロフェニル)−N−(2−フルオロエチ
ル)アニリンの合成 3−クロロフェニルアミン1.02g(5ミリモル)の
DMS09mρ溶液に水素化ナトリウム(60%油中分
散)0.24g(6ミリモル)を加え、室温で10分間
撹拌する。ついでl−ブロモ−2−フルオロエタン0.
70g(5,5ミリモル)を加え、室温で3.5時間撹
拌する。反応浸水100mffを加え、エーテル抽出し
、硫酸ナトリウムで乾燥する、溶媒留去後高速成体クロ
マトグラフィーに付して精製し、油状の表記化合物0.
60g(収率53%)を得る。屈折率:慴・’=1.6
050.’H−NMR;4.05(d、t、J=23H
z、5Hz、CH2)、4.60(d、t、J=47H
z、5Hz、CHP)。
実施例21 N−(2−フルオロエチル)カルバゾールの合成カルバ
ゾール0.84g(5ミリモル)のDM908m12溶
液に水素化ナトリウム(60%油中分散)0゜28g(
7ミリモル)を加え、室温で10分間撹拌する。ついで
l−ブロモ−2−フルオロエタンO176g(6ミリモ
ル)を加え、室温で16時間撹拌する。反応後、水10
0m12を加え、エーテル抽出し、硫酸ナトリウムで乾
燥する。溶媒留去後、シリカゲルクロマトグラフィーに
付して精製し、表記化合物0.88g(収率83%)を
得る。融点84゜5〜85.5℃;’HNMR:4.2
2(S、CH2)、4.81(d、t、J=27Hz、
5Hz、CI(’)。
実施例22 N−(2−フルオロエチル)フェノチアジンの合成 フェノデアノン1.99g(10ミリモル)のDMS0
20m(溶液に水素化ナトリウム(60%油中分散)0
.60g(15ミリモル)を加え、室温で10分間撹拌
する。ついで1−ブロモ−2−フルオロエタン1.90
g(15ミリモル)を加え、室温で16時間撹拌する。
反応後、水100mρを加え、エーテル抽出し、硫酸ナ
トリウムで乾燥する。溶媒留去後、シリカゲルクロマト
グラフィーに付して精製し、表記化合物2.02g(収
率82%)を得る。融点86〜87°C:’H−NMR
:4.08(d、t。
J = 19 Hz、 5 Hz、CHt )、4..
65(d、t、J−46Hz、 5 Hz、 CHt 
)。
実施例23 1−(2−フルオロエチル)ピロールの合成ピロール0
.67g(10ミリモル)のDM805m12溶液に水
素化ナトリウム(60%油中分散)0゜40g(10ミ
リモル)を加え、室温で10分間撹拌する。ついで冷却
下に1−ブロモ−2−フルオロエタン1.27g(10
ミリモル)を滴下し、室温に戻して7時間撹拌する。水
50mf2を加え、塩化メチレン抽出し、水洗浸硫酸ナ
トリウムで乾燥する。溶媒留去後、残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィーに付して精製し、油状の表記化合物6
.25g(収率28%)を得る。屈折率:nI)3・0
−14840 ;’I−l−1−N:4.08(d、t
、J = I 8 Hz、5Hz、 CH2)、4.7
0(d、t、J−39Hz、5Hz。
CH2)。
実施例24 N−(2−フルオロエチル)−N −(3−ピリジル)
アセトアミドの合成 0℃にて、N−(3−アミノピリジル)アセトアミド4
.08g(30ミリモル)のDMS020mg溶液に水
素化ナトリウム(60%油中分散月、68g(42ミリ
モル)を加え、10分間撹拌した後、40〜50℃でさ
らに25時間撹拌する。ついで、0℃にてl−ブロモ−
2−フルオロエタン5.3g(42ミリモル)を加え、
40〜50℃に加温して2時間撹拌する。その後、水を
加え、酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥する
。溶媒留去後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに
付して精製し、油状の表記化合物3.90g(収率71
4.65(d、t、J=47Hz、5Hz、CHP)、
1.91 (s、 CH3)。
実施例25 3−(2−フルオロエチル)アミノピリジンの合成 N−(2−フルオロエチル1−N−(3−ピリジル)ア
セトアミド0.36g(2ミリモル)のメタノール1m
Q溶液に40%水酸化ナトリウム水溶液2゜0g(20
ミリモル)を加える。室温で24時間撹拌後水金加え、
酢酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒
留去後1.残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し
て精製し、油状の表記化合物0.25g(収率89%)
を得る。屈折率;n、”・0= 1.5554;’H−
NMR:3.43(d、q。
J=26Hz、5Hz、CH2)、4.62(d、t、
J=47 Hz、 5 H2,CH2)。
実施例26〜2+5 前記実施例と同様にして以下に示す化合物を合成した。
本発明の化合物(1)は、農園芸上有害な昆虫類、例え
ば、アブラムシ、ツマグロヨコバイなど、ダニ類、例え
ば、ナミハダニ、ニセナミハダニ、ミカンハダニ、リン
ゴハダニ、カニザワハダニなどに対して優れた防除効果
を有す。さらに詳しくは、ハダニ類に対して殺成虫、殺
幼虫、殺卵活性を有し、特に低濃度にて殺卵活性を有す
。また病原菌、例えば、べと病などに対して優れた防除
効果を有し、疾病の予防および治療に有効である。
本発明の化合物は、有害生物防除剤として用いる場合単
独で使用してもよいが、固体担体もしくは液体担体、界
面活性剤、その他の製剤用補助剤の1種またはそれ以上
と組合せて、例えば、粉剤、粒剤、水和剤、乳剤、微粒
剤、フロアブルなどの形態として用いるのが好ましい。
補助剤と組合せて用いる場合、本発明の化合物を製剤全
量に対して0.1〜99.9重量%、好ましくは、2.
0〜80.0重量%の範囲で含有させることができ、常
法に従ってそれぞれの形態に調製することができる。用
いる固体担体の例としては、タルク、りレー、カオリン
、珪藻土、シリカなどが挙げられ、液体担体の例として
は、水、メタノール、エタノール、アセトン、ジメヂル
ホルムアミド、シクロヘキサン、キシレン、ナフサなど
が挙げられる。
界面活性剤としては、非イオン界面活性剤(例えば、ポ
リオキシンエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシンエチレン脂肪酸エステル)、陰イオン界面活性剤
(例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンス
ルホン酸塩、ジナフチルメタンスルホン酸塩)、ポリビ
ニルアルコール、CMC,アラビアゴムなどが用いられ
る。
調製した製剤は、そのままもしくは水で希釈することに
より羞法に従って施用でき、その施用量は施用目的、施
用方法、製剤形態等により異なるが、例えば農産物に散
布する場合には、通常、20〜I000ppmの濃度と
する。
これらの製剤は、また、他の殺菌剤、殺ダニ剤、殺線虫
剤、殺虫剤、種子消毒剤、除草剤、肥料もしくは土壌改
良剤などと混合して用いることもできる。
つぎに本発明の化合物の生物活性を調べるため以下の試
験を行なった。
試験例1 キュウリベと病防除効果試験 直径9cmのカップを用いて温室内で2.5〜3週間育
成したキュウリ(品種:筑波白いぼ)の葉の表側に、5
00 ppmの濃度に調製した供試化合物液12m12
を噴霧散布した。−昼夜風乾した後、第一本葉の裏側の
5箇所にキュウリベと病菌(Pseudoperono
spora cubensis)の遊走子嚢懸濁液(I
 X 10 ’sporangia/ mのlOdを滴
下接種した。該カップを約20℃の温室内に置き、接種
後IO日目に以下の式により防除率を算出した。結果を
表1に示す。
式中、a:接種部位が褐変し、その周囲から明らかな病
斑進展が認められる接種数、b:接種部位が褐変し、そ
の周囲から僅かに病斑進展が認められる接種数、C:接
種部位は褐変しているが、そこからの病斑進展が認めら
れない接種数、d:全く発病しなかった接種数を表わす
表1 試験例2 ワタアブラムシ防除効果試験 供試化合物、を少量のジメヂルホルムアミドに溶解し、
ツイーン−20を100 ppm含有する蒸留水で63
ppmの濃度に希釈した。この薬液をキュウリ(品種:
筑波白いぼ)葉上に寄生したワタアブラムシにクロマト
スプレーを用いて充分量散布した。
ついで散布後48時時間−キュウリ葉上の寄生虫数を計
数し、以下の式により防除率を算出した。
結果を表2に示す。
表2 試験例3 モモアカアブラムシ殺仔虫(段切若虫)試験(感受性) 直径6c+++深さ4cmのポリエチレンカップに0゜
3%素寒天ゲルを満たし、この上に3X3cmのハクサ
イ葉片を置いた。ハクサイ葉片上に無題成虫1頭を放虫
し、25°Cに24時間保って産仔させた。成虫を除去
した後、回転式散布塔下で検液2tnQを(250pp
m濃度)を葉片上から噴霧処理した。
処理後、25℃に保ち48時間後に以下の式より殺虫率
を求めた。結果を表3に示す。
−84= 表3(っづき) 表3(つづき) 試験例4 ナミハダニ殺成虫試験 直径6cm深さ4cmのポリエチレンカップに0゜3%
素寒天ゲルを満たし、この上に直径2cmのインゲンマ
メ葉片を置いた。インゲンマメ葉片上に雌成虫12頭を
放生し、25℃に24時間保った後死虫および衰弱虫を
除去し、回転式散布塔下で検液(1000ppm濃度)
2m(lを葉片上から噴霧処理した。処理後、25℃に
保ち48時間後に以下の式より殺虫率を求めた。結果を
表4に示す。
供試上敷 表4 表4(つづき) 試験例5 ナミハダニ殺卵試験 直径6 cm深さ4cmのポリエチレンカップに0゜3
%素寒天ゲルを満たし、この上に直径2cmのインゲン
マメ葉片を置いた。インゲンマメ葉片上に雌成虫7頭を
成虫し、25℃に24時間保って、産卵させた。成虫を
除去後、回転式散布塔下で検液2 mc(63ppm)
を葉片上から噴霧処理した。処理後、25℃に保ち、7
日後岬化しなかった数、即ち死卵数より殺卵率を求めた
表5 以下に本発明の有害生物防除剤の製剤例を示す。
製剤例1 成 分              重量部本発明化合
物             30けいそう土    
          45ホワイトカーボン     
      20ラウリル酸ナトリウム       
    3リグニンスルホン酸ナトリウム      
2以上の成分をよく粉砕混合して水和剤とする。
製剤例2 成 分              重量部本発明化合
物             20ジ−クライト   
          72リグニンスルホン酸ナトリウ
ム      8以上の成分をよく粉砕混合して水和剤
とする。
製剤例3 成 分              重量部本発明化合
物             20キシレン     
          60ポリオキシエチレンアルキル アリールエーテルポリマー系乳化剤   20以上の成
分をよく混合して乳剤とする。
製剤例4 成 分              重量部本発明化合
物              3クレー      
            87タルク        
         10以上の成分をよく粉砕混合して
粉剤とする。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は所望により置換されたフェニル、フェ
    ニルアルキル、ピリジルまたはピリジルアルキル;R^
    2は水素、アルキル、ハロアルキル、アルカノイルアル
    キル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルコキシカ
    ルボニル、アルコキシアルカノイル、アルコキシカルボ
    ニルアルキル、フェニルアルカノイル、アルキルスルホ
    ニル、フェニルスルホニル、N−アルキルカルバモイル
    、N,N−ジアルキルカルバモイル、ジアルコキシホス
    ホリル、ジアルコキシチオホスホリル、5員もしくは6
    員ヘテロ環または所望により置換されたフェニル、フェ
    ニルアルキル、ベンゾイルもしくはピリジルアルキルを
    意味し;あるいはR^1とR^2が一緒になってカルバ
    ゾール環、所望により置換されたフェノチアジン環、該
    S位モノオキシドもしくは該S位ジオキシドまたは5員
    ヘテロ環を形成してもよい;但し、R^1が所望により
    置換されたフェニルである場合、R^2は2−フルオロ
    エチル以外の基である。] で示される化合物またはその酸付加塩。
  2. (2)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は所望により置換されたフェニル、フェ
    ニルアルキル、ピリジルまたはピリジルアルキル;R^
    2は水素、アルキル、ハロアルキル、アルカノイルアル
    キル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルコキシカ
    ルボニル、アルコキシアルカノイル、アルコキシカルボ
    ニルアルキル、フェニルアルカノイル、アルキルスルホ
    ニル、フェニルスルホニル、N−アルキルカルバモイル
    、N,N−ジアルキルカルバモイル、ジアルコキシホス
    ホリル、ジアルコキシチオホスホリル、5員もしくは6
    員ヘテロ環または所望により置換されたフェニル、フェ
    ニルアルキル、ベンゾイルもしくはピリジルアルキルを
    意味し;あるいはR^1とR^2が一緒になってカルバ
    ゾール環、所望により置換されたフェノチアジン環、該
    S位モノオキシドもしくは該S位ジオキシドまたは5員
    ヘテロ環を形成してもよい;但し、R^1が所望により
    置換されたフェニルである場合、R^2は2−フルオロ
    エチル以外の基である。] で示される化合物と一般式: XCH_2CH_2F [式中、XはCl、BrまたはIを意味する。]で示さ
    れる化合物を反応させるか、または一般式:▲数式、化
    学式、表等があります▼ [式中、R^1は前記と同意義である。] で示される化合物と一般式: R^2X [式中、R^2はアルキル、ハロアルキル、アルカノイ
    ルアルキル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルコ
    キシカルボニル、アルコキシアルカノイル、アルコキシ
    カルボニルアルキル、フェニルアルカノイル、アルキル
    スルホニル、フェニルスルホニル、N−アルキルカルバ
    モイル、N,N−ジアルキルカルバモイル、ジアルコキ
    シホスホリル、ジアルコキシチオホスホリル、5員もし
    くは6員ヘテロ環または所望により置換されたフェニル
    、フェニルアルキル、ベンゾイルもしくはピリジルアル
    キルおよびXはハロゲンを意味する;但し、R^1が所
    望により置換されたフェニルである場合、R^2は2−
    フルオロエチル以外の基である。] で示される化合物を反応させ、所望により、形成した前
    記第(1)項の化合物をその酸付加塩に変換することを
    特徴とする一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は所望により置換されたフェニル、フェ
    ニルアルキル、ピリジルまたはピリジルアルキル;R^
    2は水素、アルキル、ハロアルキル、アルカノイルアル
    キル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルコキシカ
    ルボニル、アルコキシアルカノイル、アルコキシカルボ
    ニルアルキル、フェニルアルカノイル、アルキルスルホ
    ニル、フェニルスルホニル、N−アルキルカルバモイル
    、N,N−ジアルキルカルバモイル、ジアルコキシホス
    ホリル、ジアルコキシチオホスホリル、5員もしくは6
    員ヘテロ環または所望により置換されたフェニル、フェ
    ニルアルキル、ベンゾイルもしくはピリジルアルキルを
    意味し;あるいはR^1とR^2が一緒になってカルバ
    ゾール環、所望により置換されたフェノチアジン環、該
    S位モノオキシドもしくは該S位ジオキシドまたは5員
    ヘテロ環を形成してもよい;但し、R^1が所望により
    置換されたフェニルである場合、R^2は2−フルオロ
    エチル以外の基である。] で示される化合物またはその酸付加塩の製造法。
  3. (3)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R^1は所望により置換されたフェニル、フェ
    ニルアルキル、ピリジルまたはピリジルアルキル;R^
    2は水素、アルキル、ハロアルキル、アルカノイルアル
    キル、アルカノイル、ハロアルカノイル、アルコキシカ
    ルボニル、アルコキシアルカノイル、アルコキシカルボ
    ニルアルキル、フェニルアルカノイル、アルキルスルホ
    ニル、フェニルスルホニル、N−アルキルカルバモイル
    、N,N−ジアルキルカルバモイル、ジアルコキシホス
    ホリル、ジアルコキシチオホスホリル、5員もしくは6
    員ヘテロ環または所望により置換されたフェニル、フェ
    ニルアルキル、ベンゾイルもしくはピリジルアルキルを
    意味し;あるいはR^1とR^2が一緒になってカルバ
    ゾール環、所望により置換されたフェノチアジン環、該
    S位モノオキシドもしくは該S位ジオキシドまたは5員
    ヘテロ環を形成してもよい];で示される化合物または
    その酸付加塩を有効成分として含有することを特徴とす
    る有害生物防除剤。
JP5956087A 1987-03-13 1987-03-13 2−フルオロエチル誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする有害生物防除剤 Pending JPS63227552A (ja)

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