JPS63227467A - 前後輪操舵車における後輪操舵装置のための油圧制御バルブ - Google Patents

前後輪操舵車における後輪操舵装置のための油圧制御バルブ

Info

Publication number
JPS63227467A
JPS63227467A JP62059780A JP5978087A JPS63227467A JP S63227467 A JPS63227467 A JP S63227467A JP 62059780 A JP62059780 A JP 62059780A JP 5978087 A JP5978087 A JP 5978087A JP S63227467 A JPS63227467 A JP S63227467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
housing
lever
shaft
rear wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62059780A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoji Ishikawa
友二 石川
Hiroyoshi Kako
博敬 加固
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP62059780A priority Critical patent/JPS63227467A/ja
Publication of JPS63227467A publication Critical patent/JPS63227467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は前後輪操舵車における後輪操舵装置に適用され
、モータの回転に応じてパワーシリンダに対する作動油
の給排を制御することにより後輪の操舵を制御する油圧
制御バルブに関する。
(従来技術) 近年、前輪を操舵するとともに、前輪の操舵状態、車速
等に応じて後輪をも操舵する前後輪操舵車が発達してき
ている。この前後輪操舵車における後輪操舵装置として
は、例えば特開昭59−227566号公報に示される
ように、電気的に回転の制御されるモータと、左右後輪
を操舵可能に連結するラックシャフトと、モータの回転
時にラックシャフトに噛合したビニオン軸に作用するト
ルクに応じて作動油の給排を制御する油圧制御バルブと
、同バルブにより作動油の給排が制御されラックシャフ
トを軸方向に変位させることによって左右後輪を操舵す
るパワーシリンダとを備え、前輪の操舵状態及び車速に
応じてモータの回転を制御して左右後輪を所望の操舵角
に操舵するようにしたものがある。
また、他の後輪操舵装置としては、例えば特開昭59−
128054号公報に示されるように、同装置内に、ラ
ックシャフトを中立位置に復帰させることにより左右後
輪を中立状態に復帰させる中立復帰装置を設け、左右後
輪の操舵を電気的に制御する電気制御系に異常が発生し
たとき、中立復帰装置を作動させることにより左右後輪
を中立状態に復帰させ、当該車両を前輪のみ操舵する車
両として機能させることによって車両の走行安全性を確
保するようにしたものもある。
(発明が解決しようとする問題点) しかるに、上記前者のような後輪操舵装置に上記後者の
中立復帰装置を適用した場合、上記電気制御系の異常発
生時に、中立復帰装置を作動させてラックシャフトを中
立位置に復帰させても、モータの回転軸が中立位置に正
確に復帰しない。すなわち、上記前者のような後輪操舵
装置に適用される油圧制御バルブにあっては、通常、イ
ンプットシャフトとアウトプットシャフト(ビニオン軸
)とを連結する剛性の比較的低いトーションバーを備え
ており、インプットシャフトに付与されるトルクに応じ
たトーションバーの捩れにより、バルブロータとバルブ
スリーブとの相対的な回転変位を形成して前記捩れに応
じた作動油圧をパワーシリンダに供給し、該油圧すなわ
ち前記入力トルクに対応したトーションバーの捩れに応
じて左右後輪を操舵制御する。一方、バルブロータ、バ
ルブスリーブ、インプットシャフト、アウトプットシャ
フト(ビニオン軸)等の回転部材に対しては、常にそれ
らの回転とは反対方向の摩擦トルクが作用する。そのた
め、中立復帰装置を作動させてラックシャフト及びアウ
トプットシャフト(ビニオン軸)を中立位置に復帰させ
ても、トーションバーにはバルブロータ、インプットシ
ャフト等に関する前記摩擦トルクに対応した捩れが残る
とともに、モータの回転部に関する摩擦トルクに対応し
た捩れも残る。このようにトーションバーに残った捩れ
は、ラックシャフト及びアウトプットシャフト(ビニオ
ン軸)が中立位置に復帰しても、インプットシャフトす
なわちモータの回転軸が中立位置に復帰しないことを意
味し、前記中立復帰後においてモータの回転を制御する
ことにより左右後輪を操舵制御した場合、該操舵制御が
精度よく行われないという問題がある。特に、左右後輪
の操舵量が少ない領域すなわち車両の中高速時には、前
記精度の悪い後輪操舵制御が問題となる。
本発明は上記問題に鑑み案出されたもので、その目的と
するところは、中立復帰装置により左右・後輪を中立状
態に復帰させた場合には、同後輪の操舵を制御するモー
タの回転軸を精度よく中立位置に復帰させ、その後にお
いても左右後輪を精度よく操舵制御することができる前
後輪操舵車における後輪操舵装置のための油圧制御バル
ブを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決して本発明の目的を達成するために、本
発明の構成上の特徴は、中立位置がらの回転変位に応じ
て左若後輪の操舵量を制御するモ−タと、左右後輪を操
舵可能に連結するとともに中立位置からの軸方向の変位
に応じて左右後輪を操舵するラックシャフトと、作動油
の給排に応じて前記ラックシャフトを軸方向に変位させ
るパワーシリンダと、前記ラックシャフトを中立位置に
復帰させる中立復帰機構とを備えた前後輪操舵車におけ
る後輪操舵装置に適用され、モータの出力軸の回転に連
動して回転するインプットシャフトと、前記インプット
シャフトと一体的に回転するバルブロータと、前記ラッ
クシャフトに噛合したビニオンを有するアウトプットシ
ャフトと、前記バルブロータの外周上に組付けられると
ともに前記アウトプットシャフトと一体的に回転するバ
ルブスリーブとからなり、前記バルブロータと前記バル
ブスリーブとの相対的な回転変位により前記パワーシリ
ンダに対する作動油の給排を制御する油圧制御バルブに
おいて、前記インプットシャフトと一体的に回転するハ
ウジングと、前記ハウジング内に揺動可能に収容された
レバーと、各一端にて前記ハウジングに各々支持されか
つ各他端にて同他端に各々設けた各プランジャを介して
前記レバーを相対抗する方向に各々付勢する少なくとも
一対のスプリングと、前記ハウジングと一体的に回転す
るとともに前記ハウジングと前記レバーとの相対的な回
転変位がなくなる位置にて前記一対のプランジャを各々
当接させることにより各プランジャの同位置から前記各
スプリングによる付勢方向への変位を各々禁止するスト
ッパ部材と、前記アウトプットシャフトと前記レバーと
を連結して同アウトプットシャフトと同レバーとを一体
的に回転させるジヨイントロッドとを設けたことにある
(発明の作用) 上記のように構成した本発明においては、モータを回転
させると、このモータの回転力はモータの出力軸を介し
てインプットシャフト及びハウジングに伝達され、同シ
ャフト及びハウジングが回転し始める。このハウジング
の回転により、レバーは一対のスプリング及びプランジ
ャを介して押圧されてハウジングとともに回転しようと
するが、レバーには左右後輪からラックシャフト、アウ
トプットシャフト及びジヨイントロッドを介して前記回
転を阻止する力が作用しており、レバーをハウジングの
前記回転方向に付勢する側のスプリングが圧縮されて、
ハウジングとともに回転するバルブロータと、レバーと
ともに回転するバルブスリーブとの間には相対的な回転
変位が生じ、この回転変位に応じて油圧制御バルブがパ
ワーシリンダに対する作動油の給排を制御するので、ラ
ックシャフトが変位して左右後輪を操舵する。このラッ
クシャフトの変位に応じたアウトプットシャフトの回転
により、レバー及びバルブスリーブも前記ハウジングの
回転方向に回転して、ハウジングとレバー及びバルブロ
ータとバルブスリーブの各相対的な回転変位は減少する
が、モータの出力軸が回転し続けている限り、前記のよ
うにしてラックシャフトがパワーシリンダにより駆動さ
れて左右後輪は操舵される。そして、モータの回転が停
止すると、ラックシャフトは左右後輪が路面から受ける
操舵反力とパワーシリンダの駆動力とが釣合った位置に
て停止し、左右後輪の操舵状態が以前の状態に維持され
る。なお、この釣合った状態でも、前記操舵反力と釣合
うパワーシリンダの駆動力を得るため、ハウジングとレ
バー及びバルブロータとバルブスリーブとの間には多少
の各相対的変位が生じており、レバーをハウジングの前
記回転方向に付勢する側のスプリングも多少圧縮されて
いる。
かかる状態で、モータを制御する電気制御系などに異常
が発生し又は試験的に、中立復帰装置を動作させてラッ
クシャフトを中立位置に復帰させた場合、レバーはアウ
トプットシャフト及びジヨイントロッドを介して中立位
置に復帰される。このレバーの中立復帰に伴い、ハウジ
ング及びモータの出力軸は前記圧縮されている側のスプ
リング及びプランジャを介してレバーにより押圧されて
中立方向に回転するとともに、同スプリングの伸長によ
りレバーとハウジングすなわちレバーとモータの出力軸
との相対的な回転変位がなくなる。
この場合、伸長したスプリング側のプランジャはレバー
とハウジングとの相対的な回転変位がなくなる位置にて
ストッパ部材に当接して、その変位が禁止されるので、
前記相対的な回転変位は正確に零となる。
(発明の効果) 上記作用説明からも理解できる通り、本発明の油圧制御
バルブによれば、スプリングの圧縮によりバルブロータ
とバルブスリーブとの相対的な回転変位を実現してパワ
ーシリンダに対する作動油の給排を制御するようにし、
かつラックシャフトの中立位置への復帰時にはスプリン
グの伸長と1ランジヤのストッパ部材への当接によりモ
ータの中立状態への正確な復帰を実現するようにしたの
で、ラックシャフトの中立位置への復帰後にモータの回
転を制御して左右後輪を操舵しても、該操舵が精度よく
行われるようになる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第1
図は本発明に係る前後輪操舵車の全体を概略的に示して
おり、同操舵車は左右前輪FWI。
FW2を操舵する前輪操舵装置Aと、左右後輪RWl、
RW2を操舵する後輪操舵装置Bと、後輪操舵装置Bを
電気的に制御する電気制御装置Cとを備えている。
前輪操舵装置Aは上端にて操舵ハンドル11に接続され
た操舵軸12を有する。操舵軸12の下端にはビニオン
13が設けられ、ビニオン13はラックシャフト14の
ラック部14aに噛合しており、操舵軸12の回転に応
じてラックシャフト14が軸方向に変位するようになっ
ている。ラックシャフト14はその両端にて左右タイロ
ッド15a、15b及び左右ナックルアーム16a、1
6bを介して左右前輪FWI、FW2を操舵可能に連結
しており、同シャフト14の軸方向の変位に応じて左右
前輪FWI、FW2が操舵されるようになっている。ま
た、操舵軸12の下部には油圧制御バルブ17が組付け
られており、同バルブ17は油圧ポンプ18からの作動
油を操舵軸12に作用する操舵トルクに応じてパワーシ
リンダ21の一方の油室に供給するとともに、他方の油
室から作動油をリザーバ22に排出する。パワーシリン
ダ21はラックシャフト14をそのピストンロッドとす
るもので、前記作動油の給排に応じて同シャフト14を
駆動することにより左右前輪FWl、FW2の操舵を助
勢する。
後輪操舵装置Bは左右後輪RWI、RW2を操舵可能に
連結するステアリングリンク機構B1と、電気制御装置
Cにより電気的に制御されるモータB2と、モータB2
により駆動されて作動油の給排を制御する油圧制御バル
ブB3と、前記作動油の給排によりステアリングリンク
機構81を駆動するパワーシリンダB4と、左右後輪R
WI、RW2を中立状態に復帰させる中立復帰装置B5
とからなる。
ステアリングリンク機構B1は、車体に支持されかつ車
体横方向に延長されたケース23に収容されて、軸方向
に変位可能なラックシャフト24を有する。ラックシャ
フト24はその両端にて左右タイロッド25a、25b
及び左右ナックルアーム26a、26bを介して左右後
輪RWI、RW2を操舵可能に連結しており、同シャフ
ト24の軸方向の変位に応じて左右後輪RW1.RW2
が操舵されるようになっている。
モータB2はステップモータ等の回転角の制御されるモ
ータで構成されており、第1図乃至第4図に示すように
、油圧制御バルブB3に並設されるようにケース27に
固定されている。モータB2の回転軸28の先端には歯
車31が固定されており、同歯車31は回転軸28と一
体的に回転する。
油圧制御バルブB3は、ケース27に回転可能に収容さ
れ、上記油圧制御バルブ17より感度の高いロータリバ
ルブを構成するバルブスリーブ32及びパルプロ゛−夕
33を有する。このロータリバルブはその流入ボート3
4aに油圧ポンプ35からの作動油が供給されるととも
に、その流出ボート34bからリザーバ36に作動油が
排出されるようになっており、バルブスリーブ32とバ
ルブロータ33との相対的な回転変位によって流入出ボ
ート37a、37bを介してパワーシリンダB4に対す
る作動油の給排を制御するようになっている。バルブス
リーブ32はビン38によりアウトプットシャフト41
に連結されて、同シャフト41と一体的に回転する。ア
ウトプットシャフト41はボールベアリング42により
ケース27内に回転可能に支持されているとともに、そ
の先端にてビニオン41aを有する。ビニオン41aは
ラックシャフト24のラック部24aに噛合している。
バルブロータ33はバルブスリーブ32を貫通するよう
に組付けられ、アウトプットシャフト41との間に設け
たニードルベアリング43及び同ロータ33に一体、的
に形成したインプットシャフト44とケース27との間
に設けたボールベアリング45により回転可能に支持さ
れている。インプットシャフト44にはハウジング46
がキー47により連結されており、ハウジング46はイ
ンプットシャフト44と一体的に回転するようになって
いる。また、ハウジング46はナツト48によりインプ
ットシャフト44に固定したスナップリング51に押圧
されて、同シャフト44の軸方向に対する位置が決めら
れている。このハウジング46には歯車31に噛合した
歯車52が固定されており、モータB2による回転トル
クが歯車31.52を介してハウジング46に伝達され
るようになっている。
さらに、ハウジング46にはねじ53.53によりハウ
ジングカバー54が螺着されており、同ハウジング46
及びハウジングカバー54はケース27及び同ケース2
7に固着したケースカバー55にボールベアリング56
.57を介して回転可能に支持されている。符号58は
ボールベアリング57の位置決め用のボルトである。ハ
ウジング46の四部にはレバー61が揺動可能に収容さ
れており、同レバー61はバルブロータ33を貫通する
とともに剛性の高いジヨイントロッド62によりアウト
プットシャフト41に連結されて同シャフト41と一体
的に回転する。なお、ジヨイントロッド62とレバー6
1とはビン63により連結され、かつ同ロッド62とア
ウトプットシャフト41とはビン64により連結されて
いる。
また、レバー61はプランジャ機構65.66によって
第2図及び第4図の右回転方向に付勢され、かつプラン
ジャ機構67.68によって第2図及び第4図の左回転
方向に付勢されている。これらのプランジャ機構65〜
68は各々プランジャ65a〜68aとスプリング65
b〜68bとを主要構成部材とし各々同様に構成されて
いるので、それらの具体的構成をプランジャ機構65を
代表させて説明する。1ランジヤ65aは基体部65a
1と同基体部65a1の先端に形成された突起部65a
2とからなり、基体部65a1にてハウジング46に形
成された貫通孔65cに摺動可能に収容されるとともに
、突起部65a2にてレバー61に当接して同レバー6
1を押圧するようになっている。また、ハウジング46
にはストッパ部材71が固定されており、プランジャ6
5aが第2図及び第4図の状態にあるとき、基体部65
a1の先端がストッパ部材71の側面に当接して、1ラ
ンジヤ65aがハウジング46に対して第2図(又は第
4図)の図示位置から上方向(又は左方向)へは変位し
ないようになっている。
スプリング65bはその後端にてハウジング46に固定
されたプラグ65dにより支持され、その前端にてリテ
ーナ65eを介してプランジャ65aを第2図上方向(
又は第4図左方向)へ付勢している。また、このスプリ
ング65bは圧縮された状態に装着されており、モータ
B2が電気制御装置Cに駆動されていない状態において
レバー61を固定すれば、プランジャ機構65〜68の
スプリング65b〜68bの弾撥力によりバルブロータ
33.インプットシャフト44.ハウジング46、歯車
52.31及びモータB2の回転軸28が摩擦トルクに
打ち勝って回転駆動されるようになっている。
また、スプリング65bを収容するスプリング室65f
はオリフィス部材65gにより形成された固定オリフィ
ス65hを介してレバー61を収容した油室65iに連
通ずるとともに、通路65jを介して油室65iに連通
している。この通路65jのスプリング室65f側の入
口には、スプリング65kにより同人口方向へ付勢され
たチェックボール65uが配設されている。これらのス
プリング室65f、固定オリフィス65h、油室65i
及び通路65kには作動油が満たされており、プランジ
ャ65aがハウジング46に対して第4図の右方向に変
位する場合にはスプリング室65fの作動油は固定オリ
フィス65hを介して油室65iに流込むとともに、プ
ランジャ65aがハウジング46に対して第4図の左方
向に変位する場合にはチェックボール65でか浮いて油
室65iからの作動油が通路65kを介してスプリング
室65fに流込むようになっている。
パワーシリンダB4は、第1図に示すように、ラックシ
ャフト24に固着したピストン72により区画された左
右油室73a、73bを有する。
これらの左右油室73a、73bは油路74a。
74bを介して油圧制御バルブB3の流入出ボー)37
a、37bに連通しており、油圧制御バルブB3の作用
により油路74a、74bを介して左右油室73a、7
3bに供給され又は同油室73a、73bから排出され
る作動油に応じて、ピストン72がラックシャフト24
を駆動する。
中立復帰装置B5はラックシャフト24を中立位置に付
勢するためのスプリング75と油路74a、74bに介
装された電磁切換え弁76とを有する。スプリング75
はラックシャフト24を貫通させ、その両端を支持する
リテーナ77a、77bを各々外側方向に付勢している
。リテーナ77a、77bはラックシャフト24の外周
上に摺動可能に組付けられており、ケース23に設けた
張出し部78a、78bによりケース23に対し同張出
し部78a、78bから外側方向への変位が禁止される
ようになっている。また、リテーナ77a、77bはラ
ックシャフト24が中立位置にあるとき張出し部78a
、78bに各々対向する同シャフト24の外周上に固定
されたストッパ部材81a、81bにより、同シャフト
24に対しストッパ部材81a、81bから外側方向へ
の変位が禁止されるようになっている。電磁切換えバル
ブ76は油路74a、74bに介装されている。この電
磁切換えバルブ76は電磁ソレノイド76aを備え、同
ソレノイド76aの励磁により第1状態(第1図の状態
)に設定されて、油圧制御バルブB3とパワーシリンダ
B4との連通を許容する。また、電磁切換えバルブ76
は同ソレノイド76aの非励磁により第2状態に設定さ
れて、油圧制御バルブB3とパワーシリンダB4との連
通を禁止するとともに、同シリンダB4の左右油室73
a、73bの連通を許容する。
電気制御装置Cは前輪操舵角センサ82.車速センサ8
3及び後輪操舵角センサ84を有する。
前輪操舵角センサ82は操舵軸12に組付けられ、同軸
12の回転角に基づき左右前輪FWI、FW2の操舵角
θfを検出して、同操舵角θfを表す検出信号を出力す
る。車速センサ83は変速機の出力軸の回転をピックア
ップしたピックアップ信号に基づき車速■を検出して、
車速Vを表す検出信号を出力する。後輪操舵角センサ8
4はケース23に固定され、ラックシャフト24と一体
的に変位する連結ロッド85の変位に基づき左右後輪R
WI、RW2の操舵角θrを検出して、同操舵角θrを
表す検出信号を出力する。なお、各操舵角θf、θrは
正にて各輪FW、FW2.RWI。
RW2の右操舵を表し、負にて各輪FW、FW2゜RW
I、RW2の左操舵を表す。
これらのセンサ82〜84には後輪操舵制御回路86が
接続されており、各センサ82〜84からの前輪操舵角
θf、車速■及び後輪操舵角θrを表す各検出信号が同
制御回路86に供給されるようになっている。後輪操舵
制御回路86は第5図のグラフに示すように車速■の増
加に従って負から正に徐々に変化する舵角比Kを記憶す
るテーブルを有し、車速■に応じた舵角比Kを決定する
とともに左右後輪RWI、RW2の操舵されるべき目標
後輪操舵角K・θfを計算し、かつこの目標後輪操舵角
K・θfと後輪操舵角θrとの差K・θf−θfに対応
した駆動信号をモータB2に出力して同モータB2の回
転角を制御する。なお、舵角比には正(又は負)にて左
右後輪RWI、RW2が左右前輪FW1.FW2に対し
同相(又は逆相)すなわち同一方向(又は反対方向)に
操舵されることを意味し、かつ零にて左右後輪RWI。
RW2が左右前輪FWI、FW2の操舵とは無関係に操
舵されないことを意味する。
また、電気制御装置Cは操舵異常検知回路87を有する
。この操舵異常検知回路87は各センサ82〜84、後
輪操舵制御回路86等の故障により左右後輪RWI、R
W2が正常に操舵されていないことを検知し、かつ該検
知結果に基づき電磁切換えバルブ76を制御する。その
ため、操舵異常検知回路87には後輪操舵制御回路86
から前記計算した目標後“輪操舵角K・θfを表す信号
が供給されるとともに、後輪操舵角センサ84から後輪
操舵角θrを表す検出信号が供給されており、同検知回
路87は、前記両操舵角K・θf、θfの差が小さい場
合には、左右後輪RWI、WR2の操舵が正常であると
判定し、電磁切換えバルブ76の電磁ソレノイド76a
を励磁して同バルブ76を第1状態に設定する。また、
両操舵角K・θf、θfの差が大きくなると、操舵異常
検知回路87は左右後輪RWI、WR2の操舵が異常で
あると判定し、電磁切換えバルブ76の電磁ソレノイド
76aの励磁を解除して同バルブ76を第2状態に設定
する。さらに、操舵異常検知回路87から後輪操舵制御
回路86には前記異常を表す信号が供給されるようにな
っており、同制御回路86は前記異常を表す信号の供給
時にモータB2への駆動信号の供給を停止するようにな
っている。
次に、上記のように構成した実施例の動作について説明
する。最初に、全ての装置が正常に作動している場合に
ついて説明すると、車両走行中、操舵ハンドル11が回
動されると、左右前輪FW1、FW2はパワーシリンダ
21に助勢されながら前記回動に応じて操舵される。か
かる状態では、後輪操舵制御回路86は、各センサ82
〜84からの各検出信号に基づき、目標後輪操舵角K・
θfと現在の後輪操舵角θrとの差K・θf−θfに対
応したモータB2の回転角を制御するための駆動信号を
モータB2に出力する。この駆動信号に応じて、モータ
B2は回転して回転軸28.歯車31.52を介してハ
ウジング46を前記差K・θf−θfに対応した角度だ
け回転させる。
今、ハウジング46の前記回転方向が第2図及び第4図
の右方向であれば、プランジャ機横65゜66のプラン
ジャ65a、66aがレバー61を押圧して右回転させ
ようとする。しかし、レバー61には、左右後輪RWI
、RW2からラックシャフト24.ビニオン41a、ア
ウトプットシャフト41及びジヨイントロッド62を介
して同レバー61の回転を阻止する力が作用しているの
で、スプリング65b、66bが圧縮されて、プランジ
ャ65a、66aはハウジング46に対し同ハウジング
46の回転方向と反対方向に変位する。
この変位においては、チェックボール65でかスプリン
グ室65fと通路65jとの連通を禁止するので、スプ
リング室65f内の作動油は固定オリフィス65hを介
して油室65iに流れ込む。
また、このハウジング46の回転時には、プランジャ機
構67.68における1ランジヤ67a。
68aの基本部がストッパ部材71に押圧されるので、
プランジャ67a、68aとレバー61との当接が解除
され、同機構67.68は第2図及び第4図の状態を維
持したままハウジング46とともに回転する。このよう
なプランジャ65a。
66aの変位を伴うハウジング46の回転により、ハウ
ジング46とレバー61との間には相対的な回転変位が
生じる。
一方、バルブロータ33はインプットシャフト44を介
してハウジング46と一体的に回転するようになってお
り、かつバルブスリーブ32はアウトプットシャフト4
1及びジヨイントロッド62を介してレバー61と一体
的に回転するようになっているので、バルブロータ33
とバルブスリーブ32との間にも相対的な回転変位が生
じる。
この相対的な回転変位によって、流入出ボート37aに
おける油圧が流入出ボート37bにおける油圧よりも高
くなる。この場合、全ての装置は正常であって操舵異常
検知回路87は左右後輪RW1.RW2の操舵異常を検
知してないので、同回路87は電磁ソレノイド76aを
励磁している。
これにより、電磁切換えバルブ76は第1状態(第1図
の状態)に設定され、油圧制御バルブB2とパワーシリ
ンダB4との連通を許容しているので、パワーシリンダ
B4の左油室73aには流入出ボート37aからの作動
油が供給され、かつ右油室73bからの作動油は流入出
ボート37bに排出される。この作動油の給排により、
ピストン72は第1図右方向に押圧されてラックシャフ
ト24を右方向に変位させ、左右後輪RWI、RW2は
左方向に操舵さ、れる。
このようにして左右後輪RWI、RW2が操舵される過
程においては、ラックシャフト24の前記右方向の変位
により、ラック部24aに噛合したビニオン41aが右
方向に回転し、このビニオン41aの回転トルクはアウ
トプットシャフト41を介してバルブスリーブ32に伝
達されるので、同スリーブ32も右方向に回転する。こ
のバルブスリーブ32の回転により、同スリーブ32と
バルブロータ33との相対的な回転変位は減少するが、
ハウジング46が回転中すなわち左右後輪RWl、RW
2が操舵中である問は、バルブロータ33とバルブスリ
ーブ32とはある程度の大きさの相対的な回転変位を保
ったまま回転する。そして、ハウジング46の回転が停
止すなわち左右後輪RWI、RW2がハウジング46の
回転角に対応した操舵角に操舵されて、同後輪RWI、
RW2の操舵がほぼ完了すると、前記相対的な回転変位
は減少して流入出ボート37a、37b間の油圧差が減
少し、作動油によりピストン72が押圧される力と左右
後輪RWI、RW2の操舵反力によりラックシャフト2
4に付与される力がほぼ釣合った状態、すなわちバルブ
ロータ33とバルブスリーブ32との相対的な回転変位
が微小になった状態にて同ロータ33と同スリーブ32
の回転が停止する。
一方、上述したように、バルブロータ33とハウジング
46とは一体的に回転し、かつバルブスリーブ32とレ
バー61とは一体的に回転するので、ハウジング46お
よびレバー61は共に右回転すると同時に微小角度だけ
ハウジング46がレバー61より多く回転しており、プ
ランジャ65a、66bもその分ハウジング46に対し
変位している。また、かかる左右後輪RWI、RW2が
左方向に操舵されている状態では、中立復帰装置B5内
のりテーナ77aは、ラックシャフト24の右方向の変
位に伴いストッパ部材81aにより押圧されて右方向に
変位している。一方、リテーナ77bは張出し部78b
に当接して第1図の状態にあるので、スプリング75は
圧縮された状態にある。
上記においては、ハウジング46を右回転させて左右後
輪RWI、RW2を左方向に操舵する場合について説明
したが、ハウジング46を左回転させて左右後輪RWI
、RW2を右方向に操舵する場合も各部材の回転又は変
位方向が逆になるだけでほぼ同じである。このようにし
て左右後輪RWl、RW2が操舵される結果、後輪操舵
制御回路86の前輪操舵角θf、車速V及び後輪操舵角
θrに応じたモータB2の回転制御により、左右後輪R
WI、RW2が車速■の変化に応じて変化する舵角比K
(第5図)に従って左右前輪FWI。
FW2に対し逆相又は同相に操舵制御される。
次に、上記のように左右後輪RWI、RW2が左方向に
操舵され、すなわちハウジング46及びレバー61が右
方向に回転されている状態において、各センサ82〜8
4.後輪操舵制御回路86゜モータB2等に異常が発生
して左右後輪RWI。
RW2が適正に操舵されなくなった場合について説明す
る。かかる場合、操舵異常検知回路87が前記異常を検
知し、註異常を表す信号を後輪操舵制御回路86に出力
し、同制御回路86はモータB2への駆動信号の供給を
停止する。これ−と同時に、操舵異常検知回路87は電
磁ソレノイド76aの励磁を解除して電磁切換え弁76
を第2状態に設定する。
上記駆動信号の停止により、モータB2の回転軸28は
フリー状態になる。かかる場合、後述するようにレバー
61は徐々に回転するもので左右後輪RWI、RW2の
操舵異常検出直後にはほぼ以前の状態にあり、プランジ
ャ機構65〜68のスプリング65b〜68bの弾撥力
は、ハウジング46、バルブロータ33、歯車52,3
1、モータB2の回転軸28等の摩擦トルクより大きく
設定されているので、ハウジング46の右回転に伴い圧
縮されているスプリング65b、66bが伸長して、ハ
ウジング46がレバー61に対して左回転する。この回
転においては、チェックボール65i?がスプリング6
5kに抗して浮き、油室65iからの作動油は通路65
jを介してスプリング室65fに流れ込むので、ハウジ
ング46の前記左回転は瞬間的に行われる。そして、ス
トッパ部材71の側面がプランジャ65aの基本部65
alの先端に当接した位置、すなわちハウジング46と
レバー61との相対的な回転変位がなくなった位置にて
、ハウジング46の回転は停止する。このハウジング4
6の回転に連動して、インプットシャフト44を介して
バルブロータ33も回転し、バルブロータ33とバルブ
スリーブ32との相対的な回転変位もなくなる。また、
ハウジング46の回転は歯車52.31を介してモータ
B2の回転軸28にも伝達され、同軸28の回転変位量
はレバー61の回転変位量に対応したものとなる。
一方、上記のように第2状態に設定された電磁切換え弁
76は、パワーシリンダB4の左右油室73a、73b
を同切換え弁76を介して連通させる。これにより、′
パワーシリンダB4によるラックシャフト24の駆動力
が解除され、右方向に変位していたラックシャフト24
は、左右後輪RWl、RW2がらの操舵反力及びスプリ
ング75がリテーナ77aを介してストッパ部材81a
を左方向に押圧する力により押圧されて、リテーナ77
aが張出し部78aに当接するまで、すなわち中立位置
に復帰するまで左方向に変位する。なお、このラックシ
ャフト24の変位は、パワーシリンダB4の左油室73
a内の作動油が電磁切換え弁76を介して右油室73b
に流れ込む速度に対応するもので、それ程速くない、こ
れにより、左右後輪RWI、RW2の操舵は中立状態に
徐々に復帰する。
上記ラックシャフト24の左方向への変位により、ラッ
ク部24aに噛合したビニオン41aが回転し、アウト
プットシャフト41及びジヨイントロッド62を介して
レバー61が回転され、同レバー61も中立位置に徐々
に復帰する。かがる場合、プランジャ機構65〜68の
スプリング65b〜68bの弾撥力は、上述したように
ハウジング46、バルブロータ33、歯車52.31、
モータB2の回転軸28等の摩擦トルクより大きく設定
されているので、前記レバー61の中立復帰により、ハ
ウジング46はレバー61との相対的な回転変位のない
状態を保ったまま中立位置に復帰する。このハウジング
46の中立復帰に伴いバルブロータ33、歯車52.3
1、モータB2の回転軸28等も中立位置に復帰する。
また、上記においては、左右後輪RWI、RW2が左方
向に操舵されている状態から中立状態へ復帰する動作に
ついて説明したが、左右後輪RW1、RW2が右方向に
操舵されている状態から中立状態へ復帰する場合も、各
部材の変位方向が逆になるだけでほぼ同様に動作する。
このように、本件実施例によれば、プランジャ機構65
〜68のスプリング65b〜68bの弾撥力をハウジン
グ46、バルブロータ33、歯車52.31、モータB
2の回転軸28等の摩擦トルクより大きく設定すること
により、中立復帰装置fB5による左右後輪RWI、R
W2の中立状態への復帰時、モータb2の回転軸28も
正確に中立位置に復帰するようにしたので、前記中立復
帰後においても精度よく左右後輪RWI、RW2を操舵
することが可能となる。その結果、車両の操安性が良好
となる。
次に、油圧制御バルブB2の感度を上述したように油圧
制御バルブ17すなわち通常のパワーステアリング用油
圧制御バルブの感度より高くした理由について説明して
おく。本件実施例においては、ラックシャフト24を中
立位置に付勢するため、中立復帰装置B5のスプリング
75には所定の初期荷重が付与しである。そのため、モ
ータB2の回転により油圧制御バルブB3の流入出ボー
ト37a、37b間に作動油圧を発生させても、この油
圧によりピストン72が押圧される力がスプリング75
の初期荷重より大きくなるまではラックシャフト24が
変位せず、すなわち左右後輪RWI、RW2が操舵され
ないので、同後輪RW1、RW2の操舵制御に遅れが生
じる。
このことをグラフを用いて説明する。第6図はモータB
2の回転角に対する油圧制御バルブにおける発生油圧の
変化を示すもので、実線P1は本件実施例の油圧制御バ
ルブB3の特性を示し、破線P2は通常のパワーシリン
ダ用油圧制御バルブの特性を示す。また、−転調線P3
はスプリング75の初期荷重に打ち勝つための作動油圧
を示す。
このグラフによれば、破線P2の特性の油圧制御バルブ
を用いると、モータB2と回転角θが−θ2くθ〈B2
の関係にある間は、油圧制御バルブにより発生される作
動油圧P2が作動油圧P3より小さくて、ラックシャフ
ト24を変位させることができないので、左右後輪RW
I、RW2の操舵制御の遅れが大きくなる。一方、本件
実施例のように、油圧制御バルブB3の感度を高めて発
生油圧の特性が実線P1のように急勾配で変化するよう
にすれば、モータB2の回転角が小さくても(θく一部
1又はθ〉θ、)、油圧制御バルブB3による作動油圧
P1は作動油圧P、より大きくなってラックシャフト2
4を変位させることができるので、左右後輪RWI、R
W2の操舵における制御遅れを最小限に抑えることがで
きる。
また、油圧制御バルブB2を高感度化したことにより、
車両走行中、左右後輪RWI、RW2が外力を受けてラ
ックシャフト24を変位させようとした場合、油圧制御
バルブB3はこの変位に伴うバルブスリーブ32の回転
に鋭敏に反応してこの外力を打ち消すための作動圧を急
上昇させてラックシャフト24の前記変位に対抗する。
これにより、左右後輪RWI、RW2の操舵が安定に保
なれ、すなわち後輪操舵装置Bの剛性が高く保たれる。
しかし、上記のように油圧制御バルブB2の感度を高め
た場合には、従来から知られているように同バルブB2
における振動現象の問題が発生する。そのため、本件実
施例においては、スプリング室65fと油室65iとの
間に固定オリフィス65hを設けるようにして、プラン
ジャ65a〜68aの振動を抑えることによりハウジン
グ46とレバー61との相対的な回転変位における振動
、すなわちバルブロータ33とバルブスリーブ32との
相対的な回転変位における振動を吸収するようにしてい
る。これにより、油圧制御バルブB2の高感度化に伴う
振動現象の問題が解決される。
また、左右後輪RWI、RW2の中立復帰に伴うモータ
B2の回転軸28の中立復帰時には、上述したように、
チェックボール65βの作用によりプランジャ65a〜
68aは瞬間的に変位可能であるので、前記中立復帰動
作に支障を来たすことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例を示す油圧制御バルブを適用した
前後輪操舵車の全体概略図、第2図は第1図の油圧制御
バルブ部の概略破断図、第3図は第1図の油圧制御バル
ブ部の詳細を示す一部破断正面図、第4図は第3図の一
部破断側面図、第5図は第1図の前後輪操舵車における
舵角比の特性を示すグラフ、及び第6図は第1図の油圧
制御バルブの特性を説明するためのグラフである。 符号の説明 A・・・前輪操舵装置、B・・・後輪操舵装置、B1・
・−ステアリングリンク機構、B2・・・モータ、B3
・・・油圧制御バルブ、B4・・・パワーシリンダ、B
5・・・・中立復帰装置、C・・・電気制御装置、FW
I、FW2・・・前輪、RWI、RW2・・・後輪、2
4・・・う・ツクシャフト、28・・・回転軸、32・
・・バルブスリーブ、33−・・バルブロータ、41・
・・アウトプットシャフト、44・・・インプットシャ
フト、46・・・ハウジング、61・・・レバー、62
、・・ジヨイントロッド、65〜68・・・プランジャ
機構、65a〜68a・・・プランジャ、65b〜68
b・・・スプリング、65f・・・スプリング室、65
h・・・固定オリフィス、65i・・・油室、65β・
・・チェ・ツクボール、71・・・ストッパ部材。 出願人   トヨタ自動車株式会社 代理人   弁理士 長 谷 照 − (外1名) 第5図 (工) C動 第6E オー7め田転両

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中立位置からの回転変位に応じて左右後輪の操舵量を制
    御するモータと、左右後輪を操舵可能に連結するととも
    に中立位置からの軸方向の変位に応じて左右後輪を操舵
    するラックシャフトと、作動油の給排に応じて前記ラッ
    クシャフトを軸方向に変位させるパワーシリンダと、前
    記ラックシャフトを中立位置に復帰させる中立復帰機構
    とを備えた前後輪操舵車における後輪操舵装置に適用さ
    れ、モータの出力軸の回転に連動して回転するインプッ
    トシャフトと、前記インプットシャフトと一体的に回転
    するバルブロータと、前記ラックシャフトに噛合したピ
    ニオンを有するアウトプットシャフトと、前記バルブロ
    ータの外周上に組付けられるとともに前記アウトプット
    シャフトと一体的に回転するバルブスリーブとからなり
    、前記バルブロータと前記バルブスリーブとの相対的な
    回転変位により前記パワーシリンダに対する作動油の給
    排を制御する油圧制御バルブにおいて、前記インプット
    シャフトと一体的に回転するハウジングと、前記ハウジ
    ング内に揺動可能に収容されたレバーと、各一端にて前
    記ハウジングに各々支持されかつ各他端にて同他端に各
    々設けた各プランジャを介して前記レバーを相対抗する
    方向に各々付勢する少なくとも一対のスプリングと、前
    記ハウジングと一体的に回転するとともに前記ハウジン
    グと前記レバーとの相対的な回転変位がなくなる位置に
    て前記一対のプランジャを各々当接させることにより各
    プランジャの同位置から前記各スプリングによる付勢方
    向への変位を各々禁止するストッパ部材と、前記アウト
    プットシャフトと前記レバーとを連結して同アウトプッ
    トシャフトと同レバーとを一体的に回転させるジョイン
    トロッドとを設けたことを特徴とする前後輪操舵車にお
    ける後輪操舵装置のための油圧制御バルブ。
JP62059780A 1987-03-13 1987-03-13 前後輪操舵車における後輪操舵装置のための油圧制御バルブ Pending JPS63227467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62059780A JPS63227467A (ja) 1987-03-13 1987-03-13 前後輪操舵車における後輪操舵装置のための油圧制御バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62059780A JPS63227467A (ja) 1987-03-13 1987-03-13 前後輪操舵車における後輪操舵装置のための油圧制御バルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63227467A true JPS63227467A (ja) 1988-09-21

Family

ID=13123149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62059780A Pending JPS63227467A (ja) 1987-03-13 1987-03-13 前後輪操舵車における後輪操舵装置のための油圧制御バルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63227467A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4299302A (en) Power steering device for vehicles
US4621702A (en) Four-wheel steering apparatus of a vehicle
JPH03505071A (ja) 自動車のパワーステアリング装置
JPH0532274B2 (ja)
US4779694A (en) Power assisted vehicle steering mechanism
EP1231128B1 (en) Hydrostatic steering system having improved steering sensing
JPS63227467A (ja) 前後輪操舵車における後輪操舵装置のための油圧制御バルブ
JPH0211479A (ja) 前後輪操舵車の後輪操舵制御装置
JPS611579A (ja) 動力操舵装置
JP2706787B2 (ja) ステアリングギヤ比可変装置
JP2696538B2 (ja) 車両の後輪操舵装置
JP2002029430A (ja) 車両用操舵装置
JPS62199568A (ja) 切換弁を備えた車両の4輪操舵装置
JP2706786B2 (ja) 四輪操舵装置
JPH061906Y2 (ja) 前後輪操舵車の後輪操舵装置
JPH0740461Y2 (ja) 四輪操舵装置
JPH0527340Y2 (ja)
JP2586702B2 (ja) 車両用自動操向装置
JP2729639B2 (ja) 4輪操舵装置
JPH0141655Y2 (ja)
JPH01254472A (ja) 前後輪操舵車の後輪操舵装置
JPH04205505A (ja) 自律走行車両の操舵装置
JPH02124380A (ja) 車両の後輪操舵装置
JPH07112821B2 (ja) 車両の操舵装置
JPH0419271A (ja) 車両の前輪操舵装置