JPS6322650Y2 - - Google Patents

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JPS6322650Y2
JPS6322650Y2 JP88681U JP88681U JPS6322650Y2 JP S6322650 Y2 JPS6322650 Y2 JP S6322650Y2 JP 88681 U JP88681 U JP 88681U JP 88681 U JP88681 U JP 88681U JP S6322650 Y2 JPS6322650 Y2 JP S6322650Y2
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guide tube
core
holding member
fixed
iron core
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JP88681U
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JPS57115219U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電磁弁用交流電磁石装置に関し、特
に油浸形交流電磁石装置として好適なくま取りコ
イル付きソレノイド形電磁石装置の改良構造に関
するものである。
電磁弁用交流電磁石装置においては、磁気回路
中のうず電流の発生による電力損失を極力少なく
するために、可動鉄心を硅素鋼板による積層鉄心
としたり、さらには固定鉄心をも硅素鋼板ストリ
ツプの巻鉄心とするなどの方策がとられている。
固定鉄心を硅素鋼板の巻鉄心とする場合、可動鉄
心の摺動ガイド管となる薄肉のステンレス等の非
磁性金属製ガイド管と固定鉄心との固定のための
溶接が両者の材質および肉厚等の違いによつて極
めて困難で、硅素鋼板に充分な溶込みを与えよう
とするとステンレス管が溶損したりして満足な溶
接がしにくい欠点がある。このため従来は硅素鋼
板巻鉄心(固定鉄心)の周面の一部に環状溝をつ
けて、ガイド管と別の端部環状部材との薄肉壁同
士を巻鉄心外周の環状溝直上で溶接し、環状溝内
へ突出する溶接裏ビードによつて巻鉄心のガイド
管に対する軸方向移動を係止する構造などが採ら
れていたが、この構造では可動鉄心の衝突による
衝撃に対して充分でなく、特に油浸形電磁石装置
として油洩れの生じない満足できる固定構造では
なかつたことは事実である。また電磁弁用の交流
電磁石は一般に単相電源から励磁電流の供給を受
けるので、磁気吸引力が電源周波数の2倍の周波
数で脈動して騒音等を発生するのを防止するため
固定鉄心の磁極頭の環状のくま取りコイルを設
け、主磁束より遅れた位相の磁束をくま取り部分
に発生させて吸引力の脈動を少なくするのが原則
であるが、固定鉄心の硅素鋼板で構成するとその
もろさによつてくま取りコイルの確実な挿入固定
が困難であり、励磁中にくま取りコイルが振動し
たり或いは可動鉄心の衝突による衝撃で外れてし
まうことすらある。
この考案は前述の状況に鑑みてなされたもの
で、ガイド管の固定鉄心側の溶接封止が確実且つ
容易に行なえ、巻鉄心形固定鉄心を確実に固定で
きると共にくま取りコイルの埋設固定も確実容易
となる改良構造を提供しようとするものである。
次にこの考案を実施例図面と共に詳述すれば、
第1図はこの考案の実施例に係る電磁弁用油浸形
交流電磁石装置を示す縦断面図で、1はソレノイ
ドコイル、2は該ソレノイドコイル1の内孔内に
密に挿入されたステンレス等非磁性材金属製のガ
イド管、3は該ガイド管2内で案内されて摺動可
能な例えば硅素鋼板の積層鉄心からなる可動鉄心
(プランジヤ)である。ガイド管2の先端2aは
ソレノイドコイル1の内孔の内部となる位置にて
固定鉄心保持部材4の尾端と当接され後述のよう
に溶接される。この固定鉄心保持部材4は薄肉の
ガイド管2との溶接のためにその溶込みを適正化
するべく通常用いられる改削鋼の代りに低炭素鋼
(磁性材)を用いてなり、またその尾端は内部端
面に凹部4aを形成して環状尾端部4bの厚みが
ガイド管2より厚くなるようになされている。保
持部材4にはその中心に通孔4cが穿され、可動
鉄心3によつて軸方向移動される弁体駆動用プツ
シユロツド5を挿通支持できるようになされてい
る。6は例えば硅素鋼板等の磁性材ストリツプを
巻回してなる巻鉄心形の固定鉄心であり、その外
径は凹部4aに丁度嵌合する程度のものである。
固定鉄心6は第2a図に示すようにプツシユロツ
ド5を挿通可能な内径のステンレス等非磁性材製
細パイプ7に割溝8を設けたものを芯にして、割
溝8にストリツプ6aの一端を挿し込んでから巻
装することにより第2b図のように巻終端をスポ
ツト溶接9で止めてなるものであり、このように
内径部に非磁性材パイプを介装することによつ
て、特に通孔4cおよびパイプ内に可動鉄心移動
時の油流通路となる隙間をもつて磁性材製のプツ
シユロツド5を挿し通す必要のある油浸形電磁石
の場合に、固定鉄心内のプツシユロツド5に作用
する磁界を低減せしめてロツドがラジアル方向へ
振れるのを防ぐことができるものである。
このような固定鉄心6は前記のように凹部4a
に嵌められて、その凹部外の外周面とガイド管内
壁との間に隙間が形成され、この隙間には保持部
材4と同様の材質の環状のリテーナ10が挿込ま
れてその先端部は前述ガイド管2の先端2aと保
持部材4の尾端4aと同時に溶接固定されるもの
である。リテーナ10は尾端部に内方フランジ部
10aを有し、このフランジ部10aは固定鉄心
6の可動鉄心側端面の外周寄り部分の段欠部6b
に嵌り込んで固定鉄心の凹部4aからの抜けを係
止している。リテーナ10の内方フランジ10a
の可動鉄心側端面にはくま取りコイル11が埋込
まれ、かしめ等により固定されている。
ガイド管2の尾端2bは、可動鉄心3を手動で
移動させる手動操作ピン12を有する端栓13と
溶接されて閉鎖されている。尚、14はカバーで
ある。
このような構造の本考案の電磁石装置において
は、まず巻鉄心形の固定鉄心6を形成したのちこ
れを保持部材4の凹部4aに嵌め、次いでくま取
りコイル11を嵌合して嵌合孔の周囲をかしめる
ことによつて固定したリテーナ10を固定鉄心6
の尾端からかぶせてその先端を保持部材4の尾端
4bに当接させ、この後にガイド管2の先端をリ
テーナ10の尾端側から嵌めて保持部材4の尾端
4bと当接させ、この当接部を外面からシール溶
接して保持部材の尾端4bとガイド管2の先端2
aとリテーナ10の先端とを同時に溶接する。こ
の場合、溶接部はガイド管2のみの肉厚の倍程度
に厚くなつて固定鉄心6まで達せずとも充分な溶
込み深さで安定した液密性のシール溶接が全周に
わたつて施せるもので、溶接作業自体も行ない易
くなるものである。上述の先端部の溶接を終えた
のちガイド管2内に尾端から可動鉄心3が挿入さ
れ、端栓13が尾端に嵌められてガイド管尾端2
bの端栓13との溶接が行なわれる。かくして得
られた鉄心構造体のガイド管2の外周にソレノイ
ドコイル1が嵌められ、カバー15が被せられる
わけである。
以上に述べたようにこの考案によれば磁性低炭
素鋼製のリテーナ10を用いて巻鉄心形固定鉄心
6を保持部材4に固定し、ガイド管2との溶接を
実質的に溶接の相性の良い材質の部材同士で肉厚
も厚くして同時に1個所で行なう構造としたか
ら、巻鉄心形固定鉄心を採用するに当つてその固
定およびくま取りコイルの固定が同時に確実にな
ると共に組立も容易となり、くま取りコイルがか
しめの利く材質のリテーナに保持されているので
可動鉄心の衝突による衝撃でくま取りコイルがゆ
るんだりはずれたりすることもないなど、極めて
高い実用的効果を奏することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る電磁弁用交流
電磁石装置の縦断面図、第2a図は巻鉄心形固定
鉄心の成形例を示す斜視図、第2b図は同じく巻
鉄心形固定鉄心の横断面図である。 1:ソレノイドコイル、2:ガイド管、3:可
動鉄心、4:固定鉄心保持部材、4a:凹部、4
c:通孔、5:プツシユロツド、6:巻鉄心形固
定鉄心、7:非磁性材製細パイプ、10:リテー
ナ、11:くま取りコイル、13:端栓。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソレノイドコイルの内孔に挿入された非磁性金
    属製ガイド管、該ガイド管内で摺移動可能な可動
    鉄心、該可動鉄心によつて軸方向移動されるプツ
    シユロツドを挿通支持する通孔を中心に有し且つ
    ソレノイドコイルの内孔内位置にてガイド管先端
    と溶接された低炭素鋼製固定鉄心保持部材、ガイ
    ド管内壁との間に環状の隙間を形成して前記保持
    部材のガイド管内の端面に設けられた凹部に嵌合
    され且つプツシユロツドを挿通可能な内径をもつ
    円筒形状に磁性材ストリツプを巻回してなる巻鉄
    心形の固定鉄心、前記ガイド管の尾端に溶接され
    た端栓、固定鉄心の可動鉄心との対面側の端面の
    外周寄り部分と係合すると共にくま取りコイルを
    埋設した内方フランジ部を有し且つ固定鉄心とガ
    イド管との間の前記隙間に挿込まれて前記保持部
    材とガイド管先端との溶接で同時にこれらと溶接
    されることにより固定鉄心を保持部材に固定する
    環状リテーナ、とを備えたことを特徴とする電磁
    弁用交流電磁石装置。
JP88681U 1981-01-09 1981-01-09 Expired JPS6322650Y2 (ja)

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JP88681U JPS6322650Y2 (ja) 1981-01-09 1981-01-09

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JP88681U JPS6322650Y2 (ja) 1981-01-09 1981-01-09

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JPS57115219U JPS57115219U (ja) 1982-07-16
JPS6322650Y2 true JPS6322650Y2 (ja) 1988-06-22

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JPS57115219U (ja) 1982-07-16

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