JPS63225643A - 防鼡性ハロゲン系有機高分子組成物 - Google Patents

防鼡性ハロゲン系有機高分子組成物

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JPS63225643A
JPS63225643A JP5957787A JP5957787A JPS63225643A JP S63225643 A JPS63225643 A JP S63225643A JP 5957787 A JP5957787 A JP 5957787A JP 5957787 A JP5957787 A JP 5957787A JP S63225643 A JPS63225643 A JP S63225643A
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organic polymer
cycloheximide
halogen
rodenticidal
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Kazuhiko Kanemitsuya
和彦 金光谷
Takeo Futagami
剛雄 二神
Hiroshi Kato
寛 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、防鼡性を有するハロゲン系有機高分子組成物
に関するものである。
〔従来の技術並びに問題点〕
電線、ケーブル、パイプ、建材、各種機器などを単害か
ら保護するための防電剤剤の1種とじてシクロへキシミ
ドが知られている。
ところで本発明者等の使用経験からシクロへキシミドは
、熱分解し易く、特にハロゲン系有機高分子、就中塩素
系有機高分子に配合された状態で加工や加硫時の高温度
に加熱された場合に一層熱分解し易いという欠点のある
ことが分かった。従って、従来はハロゲン系有機高分子
に所期の防鼡性能を賦与するために、その最終成形品に
至る間の各種工程での熱分解に基づく損耗量を見込んで
予め多量のシクロヘキシミドを添加配合してきておりコ
スト面で著しく不利であった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記従来技術の問題点を解決するために
種々検討を行った結果、本発明を開発するに至った。
即ち本発明は、防電剤としてマイクロカプセル化された
シクロへキシミドをシクロへキシミド量で少なくとも0
.05重量%含んでなることを特徴とする防鼡性ハロゲ
ン系有機高分子組成物に関するものである。
〔作用〕
本発明に於いてはシクロヘキシミドは、マイクロカプセ
ル化された状態で用いられる。従って、シクロヘキシミ
ドは、カプセル壁材により被覆され外部環境から保護さ
れているため、たとえハロゲン系有機高分子、就中塩素
系有機高分子中に配合されて高温度に加熱されても該有
機高分子と直接接触することがなく、ためにその分解が
きわめて軽微で済む。
〔発明の詳細な説明〕
本発明に於いて、ハロゲン系有機高分子としてはハロゲ
ン元素を含むモノマーの重合物、ハロゲン元素を含むモ
ノマーと非ハロゲン糸上ツマ−との共重合体、非ハロゲ
ン系有機高分子のハロゲン化物等が使用対象となるが、
好ましくはクロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエ
チレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、塩素化ゴム、塩
酸ゴム、エピクロルヒドリンゴム等の塩素系ゴム類、ポ
リ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン等の塩素系プラスチ
ックス類等が用いられる。就中、従来シクロヘキシミド
の熱分解問題の大きかった塩素系ゴム1!’[特にクロ
ロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴムを効
果的に使用することが出来る。
マイクロカプセル化されたシクロヘキシミドとしては、
たとえば溶剤中に溶解または分散させたシクロヘキシミ
ドを合成樹脂からなるマイクロカプセル壁剤でカプセル
化したものが用いられる。
特に油/水エマルジッンを調整したカプセル壁材の界面
重合法により製造したものが好ましい。
上記した溶剤としては、たとえばアルコール類、ケトン
類、エーテル類、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、鉱
油類、有機酸エステル類等が使用出来る。
また上記のカプセル壁側としては、たとえば尿素樹脂、
メラミン樹脂、尿素・メラミン混合樹脂、フェノール樹
脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリュリア、ポリウレ
タン等が好ましく、就中メラミン樹脂、ポリアミド樹脂
が好ましい。
マイクロカプセル化シクロヘキシミドは、その平均粒径
が1〜80μm、特に3〜50μ面の範囲にあるものが
好適に用い得る。また該マイクロカプセル化物中のシク
ロヘキシミド自体の包含量は、マイクロカプセル化物の
全重量当たり0.7〜20重量%程度、好ましくは2〜
10重量%程度の範囲である。かかるマイクロカプセル
化シクロヘキシミドの市販品例としては、たとえばナラ
マイシンマイクロカプセル−D80(田辺製薬社vi)
等が挙げられる。
マイクロカプセル化シクロヘキシミドの使用量は、上記
理由から結晶性シクロヘキシミドを使用する場合より大
幅に低減出来るが、ハロゲン系有機高分子中にシクロヘ
キシミド換算量で少なくとも0.05重量%、好ましく
は0.05〜2. 0重量%、特に0.1〜1.0重量
%配合される。
0.05重量%未満であると、たとえマイクロカプセル
化されていても充分なiM効果が達成され難い、なお2
.0重量%を越えて使用する場合は防電効果に飽和現象
が認められる。
本発明の防鼡性ハロゲン系有機高分子組成物は防%剤た
るシクロヘキシミドがマイクロカプセル壁材で保護され
ているために熱に対して安定化さており、ために上記組
成物のベース有機高分子に通常用いられる架橋剤や加硫
剤を用いて通常の温度時間条件で加硫することが出来る
。かかる場合の加硫系としては、クロロプレンゴムにつ
いては例えば2−メルカプトイミダシリン/亜鉛華/マ
グネシア、クロロスルホン化ポリエチレンゴムについて
は例えばリサージ/イオウ/テトラメチルチウラムジサ
ルファイド/ジペンタメチレンチウラムテトラサルファ
イド、−またエピクロルヒドリンゴムについては例えば
2−メルカプトイミダシリン/酸化鉛等が例示され得る
本発明の組成物には、必要に応じてカーボンブラック、
タルク、クレー、炭酸カルシウム、金属酸化物、滑剤、
老化防止剤、オイル、ワックス、顔料、軟化剤、難燃剤
その他ハロゲン系有機高分子に通常用いられる配合剤を
適宜配合してもよい。
〔効果〕
本発明の組成物は、マイクロカプセル化シクロヘキシミ
ドとハロゲン系有機高分子とを各所定量ロールミル、ヘ
ンシヱルミキサー、バンバリーミキサ−、プレンダー、
ミクストルーダー、ニーダ−等によって混合調製したあ
と、押出機により容易に電線用シース層、あるいはその
他の成形品に連続被覆加工し得る。また必要に応じて、
それら成形品を水蒸気架橋、赤外線連続架橋、熱空気架
橋、溶融塩架橋、被鉛架橋等適宜な方法で加硫すること
も出来る0本発明の組成物は秀れた防用効果を示すので
、特に本発明の組成物からなるシース層を有する絶縁電
線の製造に好適である。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例にて本発明を一層詳細に説明
する。
実施例1〜4、比較例1〜2 下記に示すクロロプレンゴム組成物(基本配合1)及び
クロロスルホン化ポリエチレン組成物(基本配合■)を
用い、それらに通常の即ちマイクロカプセル化されてい
ないシクロヘキシミド(田辺製薬社製のナラマイシン使
用、n −Clと略す)またはマイクロカプセル化シク
ロへキシミド(シクロヘキシミド含有mが8重量%の田
辺製薬社製のナラマイシンマイクロカプセル−D80使
用、MC−Cl1)と略す)を添加して2本ロールにて
80℃以下の温度で混練して防用性組成物を得た。
シクロへキシミドとしての含有量は、実施例1、実施例
3、比較例1及び、比較例2においては、0.35重量
部とし、実施例2及び実施例4においては0.20重量
部とした。
クロロプレンゴム クロロプレンゴム(注1)  ・・・100mflil
酸化マグネシウム     ・・・  4 〃酸化亜鉛
         ・・・  5 #クレー     
      ・・・ 40 〃カーボンブラック   
  ・・・ 25 〃ナフテン系プロセス油   ・・
・ 15 〃2−メルカプトイミダシリン・・・  1
 〃ステアリン酸       ・・・  1 〃クロ
ロスルホン化ポリエチレン クロロスルホン化ポリエチレン(注2)・・・100重
量部 酸化マグネシウム     ・・・ 20 #カーボン
ブラック     ・・・ 20 〃クレー     
      ・・・ 35 〃ステアリン酸     
   ・・・   1 #ミクロクリスクリン蝋   
・・・  2 #TMTTS (注3)    ・・・
  2 〃プロセス油        ・・・ 15 
〃注1=電気化学社製のデンカクロロプレンゴムM40
、 注2:デュポン社製のハイパロンM40注3:テトラメ
チルチウラムテトラサルファイドか(して得られた各組
成物を150℃で30分間プレスして加硫成形し、厚さ
1−mのシートとした。第1表に各シートについて行っ
たシクロヘキシミドの残留率及び防用性試験の結果を示
す、なおシクロへキシミドの定量方法及び防用性試験方
法は、下記に示す通りである。
〔シクロへキシミドの定量方法〕
試料を0.5〜2g精秤して100I1)7のメスフラ
スコに入れ、それにテトラヒドロフラン20wJを加え
、約50℃で超音波洗浄器を用いて機械的振動を加えつ
つ溶解する。冷却後メチルセルソルブ20@1を加えて
よく振り混ぜた後、沸騰水中で注意深<60分加熱する
。冷却後、内部標準溶液(パラオキシ安息香酸エチルの
アセトニトリル溶液)2@1を正確に加え、水を徐々に
加えよく振り混ぜながら正確に100−とし、メンブラ
ンフィルタ−でろ過し、ろ液を試料溶液とする。これと
は別に精秤したシクロヘキシミド標準品を水溶液とし、
同様にメチルセルソルブと内部標準溶液を加えたものを
標準溶液とする。
試料溶液と標準溶液20μ!につき、次の条件で液体ク
ロマトグラフ法により測定を行い、内部標準物のピーク
面積に対する試料溶液のピーク面積比からシクロヘキシ
ミドの量を求める。
検出器:紫外線吸光光度計(測定波長は210nm) カラム:5〜lOμmのオクタデシルシリル化シリカゲ
ルを充填した内径約4fi、長さ約15(Jのステンレ
ス管 移動相:水/アセトニトリル混液(3: 1)〔防用性
試験方法〕 約75X150X1mの試料シートで試用の固形飼料を
包み、その周辺をホッチキスで止めて試料とした。常時
給水せるケージに24時間絶食したウィスター系鼠3匹
と試料とを入れ、1夜放置し試料の食害の有無を調べた
。試料シートとその内部の固形飼料が食べられていた場
合は食害有、試料シートに歯形が付く程度で済んでいる
場合は食害無として表示した。
第1表

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)防鼡剤としてマイクロカプセル化されたシクロヘ
    キシミドをシクロヘキシミド量で少なくとも0.05重
    量%含んでなることを特徴とする防鼡性ハロゲン系有機
    高分子組成物。
  2. (2)ハロゲン系有機高分子が塩素系有機高分子である
    特許請求の範囲第(1)項に記載の組成物。
  3. (3)塩素系有機高分子がクロロプレンゴムまたはクロ
    ロスルホン化ポリエチレンである特許請求の範囲第(1
    )項に記載の組成物。
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JP2012087224A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Mitsubishi Cable Ind Ltd クロロスルホン化ポリエチレン組成物、それを用いてなる成形物および電線・ケーブル
JP2014169444A (ja) * 2014-04-02 2014-09-18 Mitsubishi Cable Ind Ltd クロロスルホン化ポリエチレン組成物、それを用いてなる成形物および電線・ケーブル

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