JPS63223678A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は静電複写機、同プリンタなど静電記録プロセ
スを利用する、とくに中間転写体を使用する画像形成装
置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体に形成されたトナー像を、いったん中間転写体
に転写し、このトナー像を、さらに１紙など、通常シー
ト状の転写材に転写するように構成した画像形成装置は
、像担持体を過熱するおそれが少なくその耐久性を増大
し、転写、定着を同時に遂行できるので、装置の小型化
の可能性があるなどの利点のが考えられるので、従来か
ら種々のものが提案されている。

この種の装置として、たとえば特開昭５９−５０４７４
号公報に開示されたものがある。

このものには、 ■中間転写体として、導電性基層の表面に絶縁性の粘着
層を設けたローラないしはベルトを用い該導電性基層と
像担持体との間にバイアスを印加する、 ■表面に粘着層を有する絶縁性の中間転写体に導電性押
圧ローラを係止させ、該ローラと像担持体間にバイアス
を印加するもの、 が開示されており、このような仕方によって、中間転写
体への転写効率を向上させるものが示されている。

このような手段によって、像担持体から中間転写体への
転写率を向上させるには、一定の効果が期待できるが、
反面、トナー像を、中間転写体から最終の転写材に転写
するさい、上記■の場合には、このときにも中間転写体
の基層にバイアスが印加されていることになるので、ト
ナーが中間転写体に残留する傾向となり、また上記■の
場合には、最終転写率を向上するために、前記公報にも
開示されているように、中間転写体裏面を除電する手段
が考えられるが、除電効率の向上には限界があるので、
充分に除電することが困難で、やはリトナーの残留傾向
を回避することが難しく、このような゛ことがこの種の
装置の実用化を妨げる原因となっていたのである。

本発明はこのような事態に対処すべくなされたものであ
って、中間転写体への転写率を低下させることなく、転
写材への最終転写率を充分に向上させるとともに、装置
内へのトナーの飛散を可及的に少なくすることのできる
ような画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するため、本発明においては像担持体と、これから一
時的にトナー像を受容する中間転写体と、該中間転写体
に圧接してこれと、の間に転写材を通過させ、このとき
転写材に圧力を加える加圧手段とをそなえた画像形成装
置において、該加圧手段に、中間転写体上のトナー像を
前記加圧手段に転移させる方向のバイアスを°印加する
ことを特徴とするものである。

このように構成することによって、充分な転写率を維持
するとともに、転写材への最終転写率を向上させ、トナ
ーの装置内への飛散これによる汚損に可及的に少ない画
像形成装置を得ることができる。

（実施例の説明） 第１図は、本発明を回転円筒状の感光体をそなえた複写
機に適用した実施例を示す要部側面図であって、紙面に
垂直方向にのび、矢印Ａ方向に回転する感光体ｌに、導
電性基体２ａと耐熱絶縁層２ｂからなり、押圧ローラ３
．加熱ローラ４およびアイドラ５に懸架された無端ベル
ト状の中間転写体２が、前記押圧ローラ３によって感光
体に圧接している。

前記中間転写体としては、導電処理したガラス繊維、金
属ベルトなどの基層に、フッ素樹脂、シリコンゴムなど
の絶縁層を取着したものを使、用することができる。

前記感光体の周辺には、感光体表面の感光層を帯電させ
る帯電器、画像信号付与手段などからなる静電潜像形成
手段６．該潜像を顕像化する現像器７が配設してあり、
これによって感光体表面に形成されたトナー像は、感光
体１に圧接し、これと同期走行する前記中間転写体２に
転写されることになる。

このとき中間転写体に転移せず、感光体に残る若干の残
留トナーはそのまま進行してクリーニング装置８に至り
、これによって除去されて感光体は次の工程にそなえる
ことになる。

感光体ｌの導電性基体と中間転写体２の導電性基層２ａ
との間には、バイアス電源ｌＯによってトナーとは逆極
性のバイアスが印加されており、これによって感光体１
から中間転写体へのトナー像の転移は効率的に実行され
、この場合のバイアスは、絶縁層２ｂの材質、厚みなど
にもよるが、直流１００〜２０００Ｖが必要である。

中間転写体に転写されたトナー像は、ついで加熱ローラ
４の位置に達する。

加熱ローラ４には、中間転写体２をへだてて弾性加圧ロ
ーラ１２が対設してあり、中間転写体２上のトナー像は
、該ローラ１２とこれに圧接する中間転写体２のニップ
部を通過して加熱、加圧されて、搬送路１１から供給さ
れる転写材（不図示）に転写、定着されるものとする。

加熱ローラ４は、アルミニューム、鉄、ステンレス鋼な
どの剛性円筒を、その内部あるいは外部近傍に配した制
御可能の適宜の熱源によって所定温度に維持するものと
し、弾性加圧ローラ１２は耐熱樹脂あるいはステンレス
材などの芯金に、カーボン分散タイプの導電性シリコン
ゴム層を形成したものを使用でき、その体積抵抗率が１
０ΩＣ１以下が好適である。

加圧ローラ１２と前記中間転写体の導電性基層２ａとの
間には、バイアス電源１３が配設してあり１、このバイ
アスは前記バイアス１０に対して同極性でかつ高電位の
直流電源であるものとする。

したがって、中間転写体の導電性基層と加圧ローラとの
間には、トナーを加圧ローラ側に変位させるような電界
が生ずることになる。

ｍ２図は転写材にトナー像が転写される部位の構成を拡
大して示した模式図であって、第１図に示すものと対応
する部分には同一の符号を付して示しである。

さきに略述した公知の画像形成装置においては、中間転
写体２には、帯電トナーがこれに吸着傾向を持つように
バイアスをかけているので、これと加圧ローラ１２のニ
ップ部に転写材が到来しても、必ずしも、トナー像は、
充分には転写材に転移し難いうらみがあった。

この場合、加圧ローラによる圧接力を増大することによ
って、転写率をあげることが考えられるが、転写材とし
て主として使用されている紙の場合、その表面の凹凸が
、３０μないしはそれ以上あるのが普通であるので、そ
れ以下の粒径のトナーは極端に転写材に転移し難くなっ
て、転写率の向上にも限界があった。

本発明においては、図示のように、中間転写体の導電性
基層と弾性加圧ローラとの間に、バイアス電源１３によ
って、前述のように電界を形成しであるので、中間転写
体上のトナーには加圧ローラ、即乾写材の方向にむかう
力Ｆが作用し、とくに加圧ローラの中間転写体への圧接
力を強くしたりしなくとも、トナーは転写材によく転移
して鮮明な画像を形成することができる。

また以上の装置では、バイアス１３が印加されていない
加圧ローラにおけるような、摩擦帯電による画像の乱れ
を生ずるおそれもない。

第３図は本発明の他の実施例を示すものであって、この
装置においては、中間転写体が、アルミニュームなど、
円筒状の剛性導電材からなる芯金２ａに、”シリコンゴ
ム層を形成したローラ状の構成となっており、加圧ロー
ラ４がこれに圧接配置されていて、転写材は、搬送路１
１によって案内されて上記両ローラの間を通過するよう
になっている。

この実施例装置において、前記第１図の装置各部と対応
する部分には同一の符号を付して示してあり、それらに
ついては、特段の必要性がないかぎり説明は省略する。

また、炭素ｍ維などからなる給電ブラシ１５が、適宜の
導電性芯材４ａと、その表面に形　　成したシリコンゴ
ムなどの絶縁性弾性層４ｂからなる加圧ローラ４の　該
弾性層に当接している。

この給電ブラシ１５には、加圧ローラ４の表層がバイア
ス１０に対して同極性でかつこれよりも高電位になるよ
うにバイアス１３が配置された構成となっている。

このものにおいては、加圧ローラは接地でよいので、該
ローラの支持、加圧手段の構成を簡単にすることができ
る。

以上本発明を複写機に適用した実施例について説明した
が、本発明がこれに限定されるものではなく、その他の
画像形成措置にも適用できるものであることは勿論であ
る。

（発明の効果） 本発明は以上説明したように、中間転写体をそなえ、こ
れへのトナー像の転写にさいして、トナーを中間転写体
方向に転移させるようなバイアスを印加する画像形成装
置において、該トナー像を転写材に岐路的に転写するに
あたり、トナーが転写材に転移するようなバイアスを印
加する手段を設けたから、トナー像の中間転写体への転
写率を良好に維持しながら、トナー像の転写材への最終
転写率を向上して良質の画像を得るに資するところが大
であり、トナーを中間転写体まわりに吸着させる傾向を
有するので、装器内へのトナーの飛散、これによる装置
各部、転写材の汚染を防止するのに有効である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機に適用した実施例を示す要部側
面図、 第２図は同上転写材に対するトナーの振舞いを示す拡大
側面図、 第３図は本発明の他の実施例を示す側面図である。 １・・・感光体、２・・・中間転写体、３・・・押圧ロ
ーラ、４・・・加熱ローラ、１Ｏ２１３・・・バイアス
電源、１２・・・弾性加圧ローラ。 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 像担持体と、その表面に形成されたトナー像を受容する
   中間転写体と、該中間転写体に圧接する加圧手段とをそ
   なえ、前記中間転写体と加圧手段との間に転写材を通過
   させて、中間転写材のトナー像を転写材に転写させるよ
   うに構成した画像形成装置において、 前記中間転写体には像担持体からトナー像を転写する転
   写バイアスを印加し、前記加圧手段には中間転写体のト
   ナーが加圧手段の方向に転位する方向の電界を発生する
   手段を配してなる画像形成装置。