JPS63223450A - 貯湯式温水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は貯湯式温水器に関するものである。

従来の技術 近年、貯湯式の温水器は家族構成の小家族化に伴い、小
型化により従来の屋外据置きから、マンションのベラン
ダや屋内に設置する例が増加している。

以下図面を参照し々から従来の温水器の一例について説
明する。

第３図は従来の屋内設置のドレンパン付温水器の一例を
示すものである。第３図において、１は貯湯タンク、２
は加熱手段、３は湯温センサ、７は加熱手段制御回路、
４はドレンパン、５は漏水排水口、６は漏水検知センサ
、８は漏水報知回路である。

以上の部品により構成された温水器について以下その第
３図において電源が通電された時に、湯温センサ３が貯
湯タンク内の水温が低いことを検知すると、加熱手段制
御回路７により加熱手段２が動作する。貯湯タンク１内
の水温が設定温度になると、加熱手段制御回路７は加熱
手段２の動作を停止する。

異常状態として前記貯湯タンク１が寿命等の原因により
穴が開いて漏水が始まった場合は、貯湯タンクｌの底部
にあるドレンパン４が漏水を周囲に漏らさずに受は止め
て、ドレンパン４に設けられた漏水排水口５から排水を
行う。漏水排水口５には漏水検知センサ６が取付けられ
ており、漏水排水口を流れる水を検知して漏水報知を行
う。

しかしながら前記のような構成では、漏水報知が動作す
るのは貯湯タンク］の寿命がくる頃で、製品設置から数
年以上の時間が経過している場合が多い。この間に漏水
検知センサ６の劣化や、メンテ時の漏水検知センサの結
線のつなき忘れ等で実際に漏水が発生しても漏水報知を
でき力い場合も考えられる。漏水報知は正常の時は何も
報知し々いため、漏水が発生した時に正しく動作するか
どうかの確認ができ々い。漏水報知ができない場合、漏
水の量がドレンパンの漏水排水口の能力より小さい場合
は、漏水に気がつかず、加熱したお湯を漏水として捨て
ることになり経済性の低下を招く。また漏水の量が増加
してくるとドレンパンに設けられた漏水排水口の排水能
力で追いつかず、ドレンパンからあふれて温水器の設置
されている床への漏水という二次災害につながる。

発明が解決しようとする問題点 本発明は前記問題点に鑑み、貯湯タンクからの漏水が発
生すると早期に漏水を報知してユーザーの処置を促す。

更には漏水報知が確実に動作するように、漏水検知セン
サ及びその結線の異常も報知することにより、床への漏
水という二次災害を未然に防止する安全性の高い温水器
を提供するものである。

前記問題点を解決するために、ドレンパン４の漏水排水
口５を充分に大きくして漏水に対する排水能力を高める
という方法も考えられるが、漏水が発生してもユーザー
が気づかないために、せっかく加熱したお湯を捨て続け
ることに々り経済性が低下するという問題点は依然とし
て残る。

問題点を解決するための手段 本発明は、貯湯タンク、前記貯湯タンク内の水を加熱す
る加熱手段、前記貯湯タンクの下部に設けられた前記貯
湯タンクからの漏水を周囲に漏らさないだめのドレンパ
ン、前記ドレンパンの排水口に設けられた漏水検知セン
サ、および前記貯湯タンクの漏水、前記漏水検知センサ
の結線の短絡および断線を報知する制御回路部を設は前
記制御回路部を断線報知回路、漏水報知回路および短絡
報知回路にそれぞれコンパレータを接続して印加される
電圧変化により報知するよう構成したものである 作　　　用 本発明は前記の構成によって、貯湯タンクからの漏水発
生時、及び漏水検知センサと漏水報知回路を接続する結
線の短絡、あるいは断線時にそれぞれの報告回路に接続
されたコンパレータに印加される電圧の変化によりそれ
ぞれ警報を発生することにより、ユーザーに異常を知ら
しめることにより、漏水による経済性の低下と、（’） 二次災害の発生を防止するものである。

実施例 第１図は本発明の貯湯式温水器の一実施例における構成
図を示す。第１図において、第３図と同一符号は同一部
品、同一部分を示す。

本発明の貯湯式温水器の構成を説明する。

従来の構成に漏水検知センサ、結線の短絡および断線検
知回路を付加したものである。９は漏水検知センサ及び
結線の短絡、断線検知回路である。

本発明の貯湯式温水器の動作を説明する。

正常動作時は、貯湯タンク１内の温度を湯温センサ３が
検知し、水温が低い時にはその信号により加熱手段制御
回路７により加熱手段２を動作させる。湯温か設定の温
度に達すると加熱手段２の動作を停止する。

貯湯タンク１がその寿命等の原因で穴が開き、漏水を開
始すると漏水は貯湯タンク１下部のドレンパン４の漏水
排水口５から排水される。漏水排水口５に設けられた漏
水検知センサ６がこれを検知し、その信号により漏水報
知回路が、ブザー、音声、ランプ、数字によるモニター
等の警報を発してユーザーに漏水の現象を報知する。

次に、本発明の制御回路を示す第２図を用いてミ漏水を
検知センサー及びその結線が短絡および断線した時の動
作について説明する。

第２図において、１１は商用電源から制御電圧を作る降
圧トランス、１２は交流を整流するブリッジダイオード
、１３は平滑コンデンサ、６は漏水検知センサで２本の
電極と並列抵抗１５で構成される。１６は漏水検知セン
サ６に直列に接続され漏水検知の感度を設定する抵抗、
１７〜２０は制御電圧を分圧する直列に接続された基準
抵抗で、３段階の電圧レベルを設定している。２１〜２
３はコンパレータで、その反転入力には、漏水検知セン
サ６の信号が接続され、非反転入力には、基準抵抗によ
って設定された３段階の電圧がそれぞれの入力に接続さ
れている。２４は短絡報知、回路で、短絡検知コンパレ
ータ２１の信号により動作する。２５は漏水報知回路で
、漏水検知コンパレータ２２の信号により動作する。２
５は断線報知回路で、断線検知コンパレータ２３の信号
をインバータ２７で反転した信号で動作する。

正常時は、漏水検知センサ６の両端には水がないだめ電
流は流れない。故に、感度調整抵抗］５．１６の抵抗比
によって分圧された電圧（以下信号電圧という。）が２
１〜２３　　のコンパレータに印加される。漏水が発生
すると、漏水検知センサ６の両端に電流が流れるため、
信号電圧は低下する。漏水検知コンパレータ２２の基準
電圧を前記状態に変化する信号電圧を区別できるように
設定しておけば、漏水検知時には漏水検知コンパレータ
２２の出力はＨとなり、漏水報知回路２５を、駆動する
。

漏水検知センサ及び結線の短絡時には、信号電圧はＯｖ
になり、基準抵抗１７と１７〜２０の抵抗の分圧比によ
って設定された基準電圧よりも低くなる。短絡検知コン
パレータ２１の出力はＨとなり短絡報知回路２４を駆動
する。

漏水検知センサ、及び結線の断線時には、信号電圧は著
しく高く々す、基準抵抗１７〜１９と１７〜２０の抵抗
の分圧比により設定された基準電圧より高くなる。断線
検知コンパレータ２３の出力はＬとなる。この出力はイ
ンバータ２７で反転して、断線報知回路２６を駆動する
。

短絡報知回路、漏水報知回路、断線漏水報知回路はそれ
ぞれ異なる報知を行うことにより、報知の原因を明確に
することが可能である。

発明の効果 本発明によれば、貯湯タンクからの漏水が発生した時だ
けでなく、漏水検知センサー及びその結線の短絡断線時
に異常報知を行うことによりぐ′１より確実な漏水報知
を行なうことが可能になる。ユーザが漏水報知に対処す
ることにより、漏水に気づかずに加熱したお湯を漏水と
して捨て続けるという経済性の低下や、漏水があふれて
床を濡らすという二次災害を未然に防止することができ
る、などの効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の貯槽式温水器の一実施例の構成図、第
２図は本発明の制御回路図、第３図は従来の貯槽式温水
器の構成図、を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）貯湯タンク、前記貯湯タンク内の水を加熱する加
   熱手段、前記貯湯タンクの下部に設けられた前記貯湯タ
   ンクからの漏水を周囲に漏らさないためのドレンパン、
   前記ドレンパンの排水口に設けられた漏水検知センサ、
   および前記貯湯タンクの漏水と、前記漏水検知センサの
   結線の短絡および断線を報知する制御回路部を設けた貯
   湯式温水器。
2. （２）前記制御回路部を断線報知回路、漏水報知回路お
   よび短絡報知回路にそれぞれコンパレータを接続して印
   加される電圧変化により報知するよう構成したことを特
   徴とする特許請求の範囲第一項記載の貯湯式温水器。