JPS63222883A - カラ−プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラープリンタに係り、特に印字能率が良く使
用経費の低減に好適なインクリボンを備えたカラープリ
ンタに関する。

〔従来の技術〕

従来のカラープリンタは第７図に示すように、軸４上を
摺動するキャリッジ５が配設され、キャリッジモータ８
によってタイミングベルト１０を介して図中矢印Ａ、Ｂ
方向に移動するように構成されている。キャリッジ５に
はサーマルヘッド１５と、内部にインクリボン１６を収
容するリボンカセット７が搭載されている。またライン
フィードモータ１１からの回転動力は送紙ローラ３に嵌
合されたギヤ１２に伝達され、転写用紙１４は送紙ロー
ラ３の回転と共に送り出される。６はホームポジション
センサ、９はサーマルヘッドほかの部品に通電するため
のフレキシブル基板である。

このプリンタはキャリッジ５が矢印入方向に移動すると
きのみ、印字が行なわれる片方向印字方式プリンタを例
示しており、矢印入方向に移動するときにはインクリボ
ン１６は巻き取られ、矢印Ｂ方向に移動するときにはイ
ンクリボンは巻き取られない、またラインフィードモー
タ１１．ホームポジションセンサ６、サーマルヘッド１
５、及びインクリボン６の色帯境界部を検知するリボン
セフサ２５等は制御器２１で制御されるように構成され
ている。このようなカラープリンタに使用される従来の
カラーリボンは第５，６図に示すようにカラー各色（図
では３色）を配列したものであって、第５図のカラーリ
ボン１６Ａは黄、マゼンタ、シアンニ対応する色帯２０
Ｙ、２０Ｍ、２０Ｇが前記色帯境界部を構成する黒色の
マーカ１８の位匠とその数によって区画され、その検出
パターンによって色判別し選択的に印字するようになっ
ている。また第６図のカラーリボン１６Ｂの場合は、基
準となる色（例えば黄）２０Ｙの前の色帯境界部１７ａ
のみに２本のマーカ１８を有し、基準色２０Ｙと判別し
他の色は１本のマーカ１８によって境界部を検出するご
とに更新して判別するように構成されている。また上記
色帯境界部の黒色マーカはカラーインクと同様に基材上
に色インクを塗布して形成され、その検出は前記のよう
にリボンセンサによって行なっている。

インクリボンを上下２段に区分して、インクリボンの一
方の段の端末まで印字を終了したときに、リボンカセッ
トを反転させ、他方の段で印字を行なう上下２段往復使
用方式のプリンタの場合には、第５，６図のカラーリボ
ンでは不都合なことが多い、すなねち第５図のカラーリ
ボン１６Ａでは、少なくとも電源投入直後及びリボンカ
セット交換後は、カラーリボン１６Ａの巻取走行のみを
行ない、巻取方向の判定をする必要がある。−力筒６図
のカラーリボン１６Ｂでは、使用方向が判別できず、往
復使用する場合には別の手段を適朋する必要がある。そ
こでインクリボンを往復させて上下２段に使用するのに
好適なカラーリボン１６Ｃ１１６Ｄの例を第２，３図に
示す、第２図カラーリボン１６Ｃの色帯境界部１７ａ、
１７ｂ、１７ｃはマーカＡ　１８　’ａと、マーカＢ１
８ｂで示す印字方向の長さが長短２種で１対の、マーカ
１８を用いその配列の順序によって上下段の判別を行な
い、マーカ１８ｂの印字方向の長さによって各色の判別
を行なうように構成したものである。従って各マーカ１
８の長さの検出の正確性が色判別の重要な条件であって
、このような判別手段による場合には、検出誤差が大き
くならないように、各マーカの長さの差を大きくする必
要があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記マーカ１８の検出長さの誤差は、マーカ１８の黒イ
ンクの塗布条件による塗布厚のバラツキ若しくはリボン
センサ２５の感度のバラツキによるものである。黒イン
クの塗布条件のバラツキは第１図（ａ）、（ｂ）に示す
ように、マーカの検出長さＬａ、ｌｂに誤差として直接
現われるものと、第４図に示すように黒インクの塗布厚
のバラツキによるものとがある。第４図（ａ）に示すマ
ーカの憂さが黒インクの塗布厚の相違によりリボンセン
サの読み取り値は、同図（ｂ）若しくは同図（ｃ）のよ
うな相違を生ずることを示している。すなわち第４図（
ｂ）はマーカ１８の黒インクの塗布厚が厚い場合を示し
、マーカ１８部の光透過率が小さく、マーカ１８の両端
部で光を良く遮断するから黒の検出領域が長くなり、他
方第４図（Ｑ）はマーカ１８の黒インクの塗布厚が薄い
場合を示し、同図（ｂ）とは逆にマーカ１８部の光透過
率が大きくマーカ１８の両端部で黒の検出領域が短くな
っていた。要するに塗布厚が薄いと、黒いマーカ１８の
長さが短く検出される。更にまたリボンセンサ２５の感
度のバラツキは、黒インクの塗布厚のバラツキと同様に
第４図（ｂ）、（ｃ）のようにリボンセンサ出力に現わ
れ、マーカ１８の検出長さに影響する。またリボンセン
サ２５の検出回路のバラツキはしきい値も↓と１．の差
に呪われ、同様にマーカ１８の検出長さに影響する。

上記のようにマーカ１８の検出長さについては多くのバ
ラツキによる誤差要因があった。このため上記黒色マー
カ１８を複数個設ける場合には、上記バラツキを考慮し
て印字方向の長さの差を十分大きくしなければならず、
これによりカラーリボンの印字可能領域が減少し無駄が
多くなると共に印字時間も長くなるという問題点があっ
た。

本発明は上記の問題点に鑑み、上記バラツキ誤差を補正
することを目的としてなされたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の目的はマーカ部の黒色マーカの長さ及び隣接す
る２つの黒色マークの間の非黒色部分の長さを検出する
ことによって達成される。

〔作用〕

１個所の色帯境界部に付した複数のマーカにより、マー
カ間の距離若しくは他のマーカを利用しての黒インク部
検出長さの誤差を打ち消す演算処理によって色の識別を
行なう。

〔実施例〕

本発明を第２，３図にそれぞれ示すカラーリボン１６Ｃ
，１６Ｄに適用した一実施例を第１図を用いて説明する
。上記バラツキの補正をする手段として、各色帯境界部
１７ａ、１７ｂ、１７ｃを同一条件で検出するときのマ
ーカ１８ａ、１８ｂの検出値の誤差は検出値の差１ｍ−
１ｂを演算することによって打ち消される。すなわちマ
ーカ１８ａ。

１８ｂ及び透明部１９の検出値が第１図（ａ）に示す１
龜ｇ　１ｂと同図（ｂ）に示すｌ＆／、ｌ、／になった
としてもその差はｌａ　　１ｂ＝１ａ’　−１ｂ’で変
化がない、またマーカ１８ａと１８ｂの中間に占める透
明部１９の検出値１ｒ、　ｌｒ’は、マーカ１８ａ若し
くは１８ｂとは正負が逆の誤差を生ずるから、マーカ１
８ａと透明部１９を加えた値ｉｓ、Ｉｇ’　を計算する
と１ｍ＋１ｒ＝Ｉｇ＝＋１ｇ’　＝１ｍ’＋１ｒ’　と
なって誤差を打ち消すことができる。この方法によれば
、第５図に示す場合のほか第３図に示す場合のカラーリ
ボン１６Ｄにも適用が可能である。

上記のようにマーカ１８を直接検出して測定するのでは
なく、上記の簡単な演算を実施する回路を構成すること
により、カラーリボンの色帯の境界を示すマーカの°長
さの検出誤差を補正することができ、カラーリボンの各
色帯境界部の判別が可能となり、これによってマーカ１
８の長さの差を大きくする必要がなく、また各色帯境界
部の長さ１７ａ、１７ｂ、１７ｃを短くすることができ
、カラーリボン１６Ｃ（第２図）における印字部分の構
成比率を高めることができる。

なお本発明に係るカラープリンタは従来の第７図カラー
プリンタに往復２段使用のリボンカセットと本発明の制
御器を装備することにより改装使用が可能である。

〔発明の効果〕

本発明の実施により、マーカの長さの差を小さくしても
カラーリボンの各色帯の判別が可能となり、また各色帯
境界部の長さを短くする。ことが可能となって、カラー
リボンにおける印字部分の構成比率を高めることができ
、これによってカラープリンタの使用経費が節減され、
スループットが向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカラープリンタのインクリボンの
色帯境界部拡大図、第２，３図は本発明の適用可能なカ
ラーリボンの部分図、第４図はカラープリンタの色帯境
界部におけるリボンセンサによる出力と黒色インク塗布
厚による検出誤差の説明図、第５，６図は従来の片方向
印字用のカラーリボンの部分図、第７図は従来のカラー
プリンタの外観斜視図である。 １６Ｇ、１６０・・・２段印字用カラーリボン、１７ａ
。 １７ｂ、１７ａ・・・色帯境界部、１８・・・マーカ、
１８ａ・・・マーカＡ、１８ｂ・・・マーカＢ、１９・
・・透明部、２０Ｙ・・・黄色印字部、２０Ｍ・・・マ
ゼンタ印茗１図 ！ａ−ノｂ＝ノーーＡ Ｊｌａ＋ｌｒ＝ノＳ＝ノ云＝ノに÷ノｉ／８（Ｘ−ｍ＝
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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、カラーリボンの、各色帯境界部に設けた複数のマー
   カの印字方向長さを検出することにより、前記各色帯の
   境界部及び先頭色の判別を行なう構成部分を備えるカラ
   ープリンタにおいて、隣接する前記マーカとマーカの前
   記長さの差、若しくはマーカとマーカの間の透明部の印
   字方向長さとこれに隣接するマーカの前記長さの和を演
   算してマーカの前記長さの値を補正し、前記各色帯の判
   別を行なう制御回路を備えていることを特徴とするカラ
   ープリンタ。