JPS63222195A - ステロイド骨格を有する化合物の製造法 - Google Patents

ステロイド骨格を有する化合物の製造法

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JPS63222195A
JPS63222195A JP5617787A JP5617787A JPS63222195A JP S63222195 A JPS63222195 A JP S63222195A JP 5617787 A JP5617787 A JP 5617787A JP 5617787 A JP5617787 A JP 5617787A JP S63222195 A JPS63222195 A JP S63222195A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ステロイド骨格を有する化合物の製造法に関
し、さらに詳しくは、医薬として*敬な種々のホルモン
やビタミンを製造する為の中間体として有用な、ステロ
イド骨格を有する化合物を製造するための方法に関する
(従来の技術) ステロイド骨格を有する化合物を合成する方法としては
、一般的に、分子内ディールスアルダー反応を利用する
方法が知られている(例えは、ジャーナル・オツ・アメ
リカン・ケミカル・ソサイアティー、98巻、3387
ページ、1976年)。
しかしながら、この方法では同時にはせいぜい2環まで
しか形成することができず、又、生成するステロイド化
合物も、特殊な構造をした場合が多く、汎用性の高い中
間体とは必ずしも言えなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、前記欠点を解決すべく鋭意研究の結果、
近年、容易に合成することが可能となりてきた大環状化
合物を用い、その内部で分子内ディールスアルダー反応
を行えば、同時に3つの環を形成することが可能である
ことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完成する
に到った。
(問題点を解決するための手段) かくして本発明によれは、下記構造式CI)で表わされ
る骨格を有するステロイド前駆体を加熱処理して分子内
ディールス・アルダー反応せしめることを特徴とする下
記構造式(II)で表わされるステロイド骨格を有する
化合物の製造法が提供される。
CM。
(〔13式中、波線(〜)の水素原子に結合したオレフ
ィンは8体又は2体であシ、他のオレフィンは8体であ
る。又、(1〕式中、5位の水素はα体又はβ体である
。) 本発明で用いるステロイド前駆体は前記構造式CI)で
表わされる骨格を有するものである。(1)式中波線の
水素原子に結合したオレフィンが8体であると生成する
〔…〕式のステロイド骨格の5位の水素がβ体に、2体
であるとα体となる。しかしながら、通常、医薬品とし
て使用されているステロイド化合物は、4位にオレフィ
ンを持ち5位の水素はなくなってしまう為、どちらが生
成しても問題とならない。従りてこのオレフィンは、8
体でも2体でも良く、あるいはE、Zの混合物でも良い
一方、〔13式中の他の2つのオレフィンの構造は、生
成する〔■〕式のステロイド骨格の8.9.10位の立
体を決めるのに重要なものであシ、8体でなけれはなら
ない。
本発明では、分子内ディールスアルダー反応に影響を及
はさない範囲であれは、前記構造式(1)のステロイド
前駆体が置換基を有するものであってもよい。例えは、
下記構造式(1)で示されるよりなR、R’及びR”を
有するものが挙げられる。
(式中、:は単結合又は二重結合を示す。)Rの構造は
本発明における分子内ディールスアルダー反応に基本的
に影響しないので、特に制約されるものではなく、又、
その立体配置もα体でもβ体でもどちらでも良い。かか
るRの具体例としては、例えば、アルキル基、アルケニ
ル基、アルキニル基、水酸基、酸素原子などが挙げられ
る。
R′及びR”の構造も、本発明で示す分子内ディールス
アルダー反応が、立体配座の固定した大環状構造内で起
きる為、特に制約されるものではない。
R′及びR”の具体例としては、例えは、水酸基、酸素
原子、イオウ原子、窒素原子などが挙げられる。
構造式(11で示される大環状化合物であるステロイド
前駆体は、たとえは、近年その有効性が大いに示されて
いる保護したシアンヒドリンのアニオンによる大環状化
合物形成法(例えは、テトラヘドロン・レターズ、22
巻、1359ページ。
1981年;テトラヘドロン・レターズ、24巻。
3、issイーy 、1983年;テトラヘドロン・レ
ターズ、22巻、1363ページ、1981年)を用い
る事によシ容易に合成が可能であシ、たとえば酸素原子
を有するステロイド骨格の場合は、以下に示すようなル
ートによシ合成することができる。
既知の方法で容易に合成可能なシクロインテノン化合物
見に対して、ビニル銅化合物2をマイケル付加し、その
後メチル化、酸処理して、化合物3を得る。次いでフェ
ニルスルフィドを酸化的に脱離させ、末端オレフィンを
導入して化合物4とした後、塩化チオニルによシジエニ
ルクロライドってケトンとアルデヒドとを同時に保護し
たシアンヒドリン6へ導き、リチウムへキサメチルダシ
2シト等によりて閉環し、酸塩基処理して大環状化合物
(1)を得ることができる。
波線の水素ぷ子に結合するオレフィンは、2体XFiE
体である。2体のオレフィンの場合は前記のルートに従
って合成することによシ得ることができる。又、8体の
オレフィンの場合は、化合物3をp−トルエンスルフェ
ニルクロライドと反応させた後、トリメチルホスファイ
トで処理することによシ得ることができる。
本発明で示される分子内ディールス・アルコール類は、
単に加熱するだけでも収率良く進行するが、溶媒を使用
することが好ましい。溶媒としては、通常、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等ノエーテル類、エタノール、ブ
タノール等のアルコール類、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒等が使用
される。
反応温度はO〜250°、好ましくは100〜200@
である。
又、必要に応じてメチレンブルー等の重合禁止剤を加え
て反応を行うと、反応時間が短くなる等の効果がある。
反応生成物は、通常の有機化学的手法によりて容易に単
離することが可能である。
かくして得られたステロイド骨格を有する化合物は、例
えは、テストステロン、エチステロン、ハイドロコルチ
ゾンなどを始めとする種々のホルそンやビタミンDなど
のビタミンを製造する際の中間体として有用である。
(発明の効果) かくして本発明によれば、3つの環を同時に形成するこ
とができる為、従来技術に比べて簡単な方法でステロイ
ド骨格を有する化合物を得ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 封管中に、下記構造式CI)で示されるステロイド前駆
体0.31 mmoL 、 0.001 mmotのメ
チレンブルーをとシ、キシレン5dにて溶解した。この
溶液を180℃で1h加熱した。冷却後キシレンを留去
し、得られた油状物をカラムクロマトグラフィーによシ
精製したところ、式〔…〕で示されるステロイド化合物
が84チの収率で得られた。物性値を示す。
mp、 149〜152°(MeOH再結晶)IR,(
neat) 2930 、1735 、1705 、1
380 、1220 。
1175.1100,1055.102102O’’ 
HNMR(CDCLs 、90MHz )0.95 (
s、3H) 0.99 (a、3H) 1.0〜2.7 (ms 18H) 5.5〜5.7(m、  2H) 参考例1(原料合成) (1)良く乾燥したエーテル20d中で、ピA化合物2
3.8mmotを−78” K冷却した。この溶液に対
して、シクロベンテノン化合物11.90mmotを乾
燥エーテル10+117に溶かした溶液を、30分かけ
て滴下し九。その後2時間攪拌し念後、−30@でヘキ
サメチルホスホリックトリアミド31111とヨク化メ
チル0.5mjを加え、さらに30分攪拌した。反応混
合物は、塩化アンモニウム水溶液で反応停止し、エーテ
ルで抽出し几後溶媒を留去し油状物を得た。
この油状物をテトラヒドロフラン50プに溶かし、0.
IN塩酸51nlを加えて、室温下20分攪拌した。反
応混合物は炭酸水素ナトリウム水溶液で反応停止し、エ
ーテルで抽出した後溶媒を留去して、カラムクロマトグ
ラフィーによりて精製し、化合物3を64%の収率で得
た。
(2)  化合物30.61 rrrnoLをエーテy
 5 mlに溶解し、トリエチルアミン1.83 mm
oLを加えた。この混合物ヲOOニ冷却シ、p−トルエ
ンスルフェニルクロライド0.92 mmoAを滴下し
た。その後2時間室温で攪拌した抜水で反応停止し、エ
ーテル抽出した後溶媒を留去して油状物を得た。
この油状物をメタノール5dに溶かし、次いでトリメチ
ルホスファイト9.15 mmoLを室温下加え5時間
攪拌した。反応混合物は水で反応停止し、エーテルで抽
出した後溶媒を留去して、カラムクロマトグラフィーに
よって精製し、波線の水素原子に結合するオレフィンが
8体である化合物3′を85%の収率で得た。
(3)  化合物3’ 13.08 mmoLを無水酢
@ 39.24 mmot及びピリジン10ILtに溶
解し、室温下12時間攪拌した。反応混合物は、IN塩
酸にて反応停止し、エーテルにて抽出した後溶媒を留去
して油状物を得た。
この油状物をメタノール130dと水251tlの混合
液に溶解し、次いで過ヨウ素酸す) IJウム42.1
 mmotを室温下加え5時間攪拌した。反応混合物は
水で反応停止し、エーテルで抽出した後溶媒を留去して
、油状物を得た。
この油状物をキシレン90!ILlに溶解し、ピリジン
25.6 mmotを加えた後、封管中にて160゜で
5時間加熱攪拌した。冷却後溶媒を留去して、油状物を
得た。
この油状物をメタノール30117に溶解し、炭酸カリ
ウム21.7 mmoLを加え、室温下1時間攪拌した
。反応混合物は塩化アンモニウム水溶液にて反応停止し
、エーテルにて抽出した後溶媒を留去してカラムクロマ
トグラフィーにて精製して化合物4を61チの収率で得
た。
(4)  化合物40.29 mmoLをピリジン1.
14 mmot及び塩化メチレン3−に溶解した。この
溶液に塩化チオニル0.57 mmoLを一78°で滴
下した。
5分間攪拌した後、fi台÷÷希塩酸で反応停止し、エ
ーテルで抽出した後に、溶媒を留去しカラムクロマトグ
ラフィーによりm製して化合物を83%の収率で得た。
(5)化合物5 0.14mmotをテトラヒドロフ2
ン2 mVr−済解し、室温下3N塩酸11R1を滴下
した。
5時間攪拌した後、反応混合物は炭酸水素ナトリクム水
溶液にて反応停止し、エーテルにて抽出した後、溶媒を
留去し、カラムクロマトグラフィーにて精製して73%
の収率でアルデヒド体を得た。
このアルデヒド体4.27 mmoLをトリメチルシリ
ルシアニド4dと混合し、触媒量のシアン化カリウム−
18−クラウン−6錯体を加え、00にて1時間攪拌し
た。反応混合物は水で反応停止し、エーテルにて抽出し
た後、溶媒を留去して、油状物を得た。
この油状物をテトラヒドロフラン30mjに溶かし、3
N塩酸101nlを加え、室温下3時間攪拌した。反応
混合物は水にて反応停止し、エーテルで抽出した後、溶
媒を留去して油状物を得た。
この油状物をベンゼン30dK溶解し、触媒量のp−)
ルエンスルホン酸を加えた後 QOでエチルビニルエー
テル20.9 mmoL 全滴下シタ。
反応混合物は30分攪拌した後戻酸水素ナトリツム水溶
液にて反応停止し、エーテル抽出した後、溶媒を留去し
、カラムク。マトグラフィ−にて精製し化合物6を90
%の収率で得た。
(6)  ジシラデ72.149mmot、ジオキサy
10mg及び、n−ブチルリチウム1.68 M溶液、
1.842mmotよシ調整されたリチウムジシラジド
のジオキサン溶液に対して、80°で化合物60.30
7mrf104のジオキサン10M溶液を50分かけて
滴下した。反応混合物は80°でさらに30分攪拌した
後、冷却し、塩化アンモニウム水溶液で反応停止し九。
この混合物をエーテルにて抽出し、溶媒を留去し油状物
を得た。
この油状物をテトラヒドロ7ラン5dに溶かし、3N塩
酸2dを加え、室温下1時間攪拌した。反応混合物は炭
酸水素ナトリウム水溶液にて反応停止し、エーテルにて
抽出した。次いでこのエーテル溶液に2%水酸化す) 
IJウムを加え5分間攪拌した。エーテル層を分離し水
にて洗った後溶媒を留去して油状物を得た。この油状物
をカラムクロマトグラフィーによシ精製して化合物(1
)を65%の収率で得た。
特許出願人  日本ゼオン株式会社 昭和62年4月17日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記構造式〔 I 〕で表わされる骨格を有するステ
    ロイド前駆体を加熱処理して分子内ディールス・アルダ
    ー反応せしめることを特徴とする下記構造式〔II〕で表
    わされるステロイド骨格を有する化合物の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔 I
    〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔II〕 (〔 I 〕式中、波線(■)の水素原子に結合したオレ
    フィンはE体又はZ体であり、他のオレフィンはE体で
    ある。又、〔II〕式中、5位の水素はα体又はβ体であ
    る。)
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