JPS63221234A - 米の品質評価方法 - Google Patents

米の品質評価方法

Info

Publication number
JPS63221234A
JPS63221234A JP62056373A JP5637387A JPS63221234A JP S63221234 A JPS63221234 A JP S63221234A JP 62056373 A JP62056373 A JP 62056373A JP 5637387 A JP5637387 A JP 5637387A JP S63221234 A JPS63221234 A JP S63221234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
sample
light
quality
quality evaluation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62056373A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
Priority to JP62056373A priority Critical patent/JPS63221234A/ja
Publication of JPS63221234A publication Critical patent/JPS63221234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • G01N21/35Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light
    • G01N21/359Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light using near infrared light

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は米の品質を評価する品質評価方法に関する。
〔従来の技術とその問題点) 米の品質、特にその食味は、品種の選択、生産地、栽培
方法、収穫方法等の生産段階で決定するもの、乾燥、貯
蔵、精米加工等の収穫後の加工処理段階で決定するもの
、また、炊飯加工時に影響を受けるものと多岐に亘るも
のであるが、米の食味が最も大きな影響を受けるのは生
産段階であり、次に加工処理段階である。
従来、米の品質評価、特に食味に関する評価は、複数の
専門審査官が食味評価の対象となる米の外観、香り、味
、粘り、硬さ等の各比較項目を、評価の基準となる基準
米のそれらと比較してどれだけ優れているか或いは劣っ
ているかを繰り返し試験し、その平均値をとる、所謂官
能試験により行われていた。しかしながら、この官能試
験は、人により個人差がある味覚に基づき行われるもの
であるため、たとえ複数の審査官による複数の評価結果
の平均をとったとしても、その評価値が時と場所を変え
ても不変な客観的且つ絶対的な値とは言えない。また、
米の組成、理科学的性質を科学的に測定・分析し、前述
官能試験で得られた食味評価値との間の相関関係を調べ
、最終的には科学的に得られた測定値から米の品質評価
を行おうとする研究が進められてきた結果、米を構成す
る成分のうち米の品質を評価する上で特に重要なものが
、米の澱粉質を構成するアミロースとアミロペクチンの
含有比率、蛋白質の含有率及び水分の含有率等であるこ
とが判明しつつある。
次に、米を構成する各成分の含有率の大小が米の品質、
特にその食味にどのように影響する。
かを説明する。
一般的に、日本で食味の良い米として人気が高い銘柄は
、コシヒカリとササニシキである。
−例として、コシヒカリ、ササニシキを含む数種銘柄米
の各ff!準精白度の白米が含有する蛋白質の含有率と
澱粉質に占めるアミロースの含有比率を比較して表にす
ると次の第1表の通りとなる。
第1表 (蛋白質の含有率は重量比、アミ〔1−スの含有率は澱
粉質100%に対する比率を示す。)なお、同一銘柄で
あれば各成分の含有率が表に示すものと常に同一である
というものではなく、栽培された産地の地質条件(土質
、水質)によっても、また気象条件(気温2日照時間。
降雨量等)によっても各成分の含有率が微妙に変化する
ことは言うまでもない。
上記第1表より、コシヒカリとササニシキの食味が良い
とする主要素が、他の一般銘柄米に比べて、蛋白質の含
有率が少ないことと、澱粉質に占めるアミロースの含有
比率が少ないことにあることが理解できる。
上述したように蛋白質の含有率及び澱粉質に占めるアミ
ロースの含有比率が米の食味、従って米の品質に大きな
影響を及ぼすこととは別に、白米の含水率も、品質、特
に炊飯時の米の粘度。
硬度に関連して食味に大きな影響を及ぼす。白米の含水
率が15%程度の場合、炊飯時釜の水中に浸漬しても白
米に亀裂が生じず完全な飯粒に炊き上がるが、含水率が
14%を割った白米の場合には、浸漬時の吸水速度が速
すぎて瞬間的に米粒に亀裂を生じ、間もなく米粒内質に
貫通亀裂を生じるため、その割れ目に吸水し割れ目から
糊を涌出し、また砕米も同様に一気に吸水するのでべた
ついた米飯に炊き上がり、しかも米飯が崩れているため
噛みごたえも粘りもない低品質の米飯となる。白米の含
水率が14%を割ることの主な原因は、米の収穫後の加
工処理段階、特に乾燥作業での過剰乾燥と、これに続く
精米作業での砕米の発生と摩擦発熱に伴う乾燥の進行と
言える。したがって、含水率が14%を割り品質が低下
した白米としないためには、乾燥作業においては、過剰
乾燥とならないように乾燥機の機械操作が必要であるし
、また精米作業においては、部品の摩耗等による砕米の
発生あるいは摩擦発熱による過剰乾燥を誘起しないよう
に精米機の管理及び調整が必要である。
なお、米の品質に大きな影響を及ぼす米の上記成分、即
ち蛋白質、澱粉質、水分の各含有率の他、脂肪と脂肪酸
の含有率の大小も、その含有率が低いほど米の食味が良
いとされるように、米の食味、したがって米の品質に影
響を及ぼすが、影響の度合いは前記3成分の含有率の大
小による程大きなものではないと言える。
通常、精米工場では、品質の良い単一銘柄米のみを大量
に確保することが困難なため、品質において差のある数
種類或いは数銘柄の米、例えば品質評価の上位ランク米
と低位ランク米とを混合して精米し、その混合比を適度
に調節することにより品質の安定した精白米の流通を図
っているが、混合する米の数種銘柄の選定と混合比の決
定は、過去に調査した品質データを基に勘に頼って処理
がなされているのが実情で、科学的な裏付けが全くない
ために、目標通りの品質の安定した精白米とはならない
場合も多く、消費者から苦情が提起されることが度々あ
った。
また一方、うるち米(一般白米)にモチ米を若干層加え
て炊飯すると、米飯の粘性が増大して食味が向上するこ
とが従来より経験的に知られているが、これを化学成分
の変化との関係で説明すると次のことが言える。澱粉質
はアミロースとアミロペクチンとによって構成されてお
り、澱粉質に占めるアミロースの含有比率が多くなると
、前掲第1表に関連して説明した通り、米の食味は低下
する傾向となる。そこで、澱粉質に占めるアミロペクチ
ンの含有比率が78%程度である一般うるち米に、アミ
ロペクチンの含有比率がほぼ100%であるモチ米を若
干量添加して炊飯すれば、アミロペクチンの含有比率が
多い、即ちアミロースの含有比率が少ない米の食味とほ
ぼ同等に食味が向上するのである。しかし、アミロペク
チン含有比率がある適度を越すと、粘性が強くなり過ぎ
て米飯として逆に食味を低下させることになる。
以上述べたことにより、米を構成する化学成分を科学的
に測定・分析することにより、米の品質評価を客観的に
行うこと、また一般的に品質の良いとされる特定の有名
銘柄にとられれず、一般銘柄米の中から良品質の米を見
出すこと、さらには、銘柄の異なる又は成分含有率の異
なる複数種類の米を混合して米の品質、あるいは食味を
向上させることのテーマが生まれる。
本発明は上記に鑑み、米の品質差を生じる要因である米
を構成する成分の多少が吸光度差として顕著に現れる波
長の近赤外線を用いて吸光度を測定し、その測定値と品
質評価のための品質評価係数値に基°づき、米の品質評
価値を演算・表示することのできる米の品質評価方法を
提供することを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本発明は、異なる品質の試
料米に対して近赤外線光を照射したとき、米の品質差が
吸光度差として顕著に現われる波長のみを透過する狭帯
域透過フィルターと、測定部に配置する試料米からの光
量を検出する検出器とを備えた近赤外分光分析装置によ
って吸光度を測定し、 既知の米の官能試験による食味評価値と吸光度とで演算
され設定された品質評価値計算のための品質評価係数値
を記憶装置に記憶し、記憶された前記品質評価係数値と
前記検出器からの検出信号とに基づき、被測定試料米の
品質評価値を演算装置で演算し、可視表示する米の品質
評価方法において、前記試料米をほぼ一定の穀温に調温
した後、該試料米における前記品質評価値を測定すると
いう手段を用いる。
〔作 用〕
異なる試料米に対して近赤外線光を照射したとき、複数
の品質の異なる米の品質差が吸光度差として顕著に現わ
れる波長が見られる。
本発明はこの吸光度特性を利用し、吸光度を検出する検
出器からの検出信号と、品質評価値計算のためにあらか
じめ官能試験により求めた多数の米の食味評価値と同じ
米の吸光度とで演算した品質評価係数値に基づき、一定
の穀温に調温された試料米の品質評価値を演算して表示
するものである。
〔発明の実施例〕
以下、第1図〜第5図に例示するところに従って、本発
明の詳細な説明する。
第1図は本発明による米の品質評価方法を実施する装H
1を正面から見たときの概略図である。キャビネット2
の内部には、その詳細な構成は次の第2図を参照して説
明する近赤外分光分析装置3及び制御装置4が配設され
る。キャビネット2の前面パネルには、被測定試料米を
入れる試料容器17を装備するための試料容器装着箱5
、装置の操作手順や演算結果等を可視表示する発光ダイ
オード又はCRT形式の表示装置6、操作用ブツシュボ
タン7及び演算結果のハードコピーを可能とするプリン
ター8が配設される。制御装置4は、近赤外分光分析装
置3の光源、検出器や、表示装置6、操作用ブツシュボ
タン7、プリンター8等に接続され各種信号を処理する
ための入出力信号処理装置4aと、品質評価値を計算す
るために設定された品質評価係数値、各成分含有率を計
算するための成分換算係数値、入力装置(キーボード)
9を介して入力される各銘柄別或いは等駅別の米価額、
各種補正値及び各種制御手順等を記憶するための記憶装
@4bと、近赤外分光分析装置3により得られる吸光度
測定値と前記品質評価係数値とに基づき米の品質評価値
等を演算するための演算装置4Cとから成る。なお、品
質評価係数値、米の主要成分ごとに個別に設定される成
分換算計数値、必要な補正値が、記憶装置4b内の読み
出し専用のメモリ(以下、ROMと言う)に予め記憶さ
れていて、品質評価装置1に要求される機能が単に米の
品質評価値を求めるものであり、各種設定条件に基づく
各成分含有率や最適混合比率を求める機能が要求されな
いような場合には、入力装置としてのキーボード9は必
ずしも必要ではない。また、プリンター8は内蔵型に限
られず、外部接続型であっても構わない。
第2図は、キャビ・ネット2の内部に配設される近赤外
分光分析装置3の一実施例の要部断面図である。図示さ
れる近赤外分光分析装置3は反射式のものであり、主な
る構成部品として、光源10、反射鏡11、狭帯域透過
フィルター12、積分球13及び検出器14a、14b
を有する。光源10から発せられ、適当な光学系(図示
せず)を通って平行光線となった近赤外線光は、狭帯域
透過フィルター12を透過することにより特定波長の近
赤外単色光となった後、傾斜角度を自由に変えられるよ
うに構成された反射鏡11により、積分球13の上部を
開口して設けられた採光窓15に向けて方向変換させら
れる。こうして、積分球13の内部に入った近赤外単色
光は、積分球13の底部を開口して設けられた測定部1
6から穀温検出器23を備えた試料容器17内の試料米
18に真上から照射される。試料米18からの拡散反射
光は、積分球13の内壁に反射しながら、最終的には、
測定部16を中心に対象な位置に配設される一対の検出
器14a、14bに到達し、これにより反射光の強度が
測定される。なお、本実施例における検出器は2個設け
られているが、その数は2個に限られず、1個であって
も又は3個以上であっても構わない。
ここで、光源10と反射鏡11との間に設けられ、光源
10から出た光がこれを透過することにより特定波長の
近赤外単色光となる狭帯域透過フィルター12の構成及
びこれに要求される物理的特性等を説明する。狭帯域透
過フィルター12は、それぞれが異なる主波長透過特性
を有する任意複数個のフィルター、例えば6個のフィル
ター12a〜12fからなり、これらを回転円盤に取り
付け、これを適当角度づつ回動させることにより、光源
10と反射鏡11とを結ぶ線状に所望のフィルター12
a〜12fが位置するように順次選択・交換できる構成
とする。なお、フィルターの透過特性で主波長とは、フ
ィルターの面に対して入射光軸が直角のときに透過する
近赤外線のうちの最大透過波長のことである。狭帯域透
過フィルター12の他の具体的構成例としては、光源1
0及び反射鏡22を内部に位置させ、複数個のフィルタ
ー12a〜12fを角柱状に構成し、これを電動機19
によって中心点Pを軸として回転可能とする構成もある
(第3図参照)。なお、狭帯域透過フィルター12の入
射光軸に対するその回転面の傾斜角度を、電動機等19
により微細に且つ連続的に調整できるようにしておけば
、各フィルターが持つ透過特性の主波長からシフトした
異なる波長の近赤外単色光を連続的に作り出すことがで
きる。
次に、狭帯域透過フィルター12に要求される物理的特
性を第4図に基づき説明する。第4図は、異なる試料米
に対して波長が連続的に変化する近赤外線光を照射した
ときの、照射波長と吸光度との関係を示すグラフ(吸光
度曲線)である。吸光度100IO/Iは、基準照射光
量(全照射光MA>Ioに対する試料米からの反射光量
■の比の逆数の常用対数である。実線で示す曲線Aは前
掲第1表における日本晴、一点鎖線で示す曲線Bはコシ
ヒカリ、点線で示す曲線Cはイシカリの場合の吸光度曲
線をそれぞれ示す。同図から、近赤外線の1900nm
以下の短波長域は低吸光度域であって、アミロースを始
め蛋白質、水分など米を構成する各成分の含有量の多少
に対する吸光度差が微差であるが、波長1900nmを
境として高吸光度域となり、前記各成分の含有量の多少
が吸光度差として顕著に現れていることが容易に理解で
きる。本発明はこの現象を解明し、それを利用して異な
る品質の米の品質差を測定するものであるため、測定の
ために米に照射される近赤外単色光の波長としては、波
長領域1900〜2500nmのうち、各成分に対して
吸光度曲線上特異的なピークが見られる、例えば194
0Ie 、 2100na+、 2180rv、 22
30na+、 2280nm。
2310nm等の波長が適する。したがって、狭帯域透
過フィルター12が具える各フィルター12a〜12f
は、異なる品質の米品質差すなわち、米を構成する各成
分の測定に適した前記各波長の近赤外単色光を作るべく
、前記各波長を主波長として持つことが要求される。
次に、上記実施例における具体的動作を説明する。まず
、操作用ブツシュボタン7の操作により光源10を点灯
させ、光源10から発せられた光に基づき測定部16に
到達する特定波長の近赤外単色光が安定するまで、近赤
外分光分析装置3の全体を予熱する。
試料米が収容された試料容器17を、あらかじめ希望温
度を設定した恒温槽で一部I2mに調温し、調湿された
試料を近赤外分光分析袋[3の測定部16の直下所定位
置に配置し、測定準備を完了する。
試料米を恒温に保つ必要性につき説明すると、試料米に
照射される近赤外線が試料に吸収されるのは分子を構成
する原子の連鎖が熱エネルギーによる振動するために起
こる現象である。原子の種類と連鎖構造により固有撮動
数が異なるために特定の近赤外線の波長で振動の大きさ
が変化し熱エネルギーである近赤外線吸収をする。
また試料が初期に持っている熱エネルギーが少ない場合
(穀温が低い場合)には振動が小さいために分子構造の
違いによる吸収口が正確に測定されないので測定容器等
に設けた穀温検出器の検出温度に基づいて補正をする必
要が生じる。
そこでここでは試料米を一定温度に加温または冷却して
測定するものである。
第5図に示す曲線は穀温と品質評価値及び穀温とアミロ
ースの含有比率の関係を同−試料層を用いて測定した実
験値である。低温側はどその変化が大きくなっているこ
とが理解できる。
前記測定準備作業が完了したら、次に、最初に1940
nmを主波長として持つフィルター12aが光源10と
反射鏡11とを結ぶ線状に来るように選択され(第2図
参照)、波長1940nmの近赤外単色光を試料層18
に対して照射したときの反射吸光度の測定作業に入る。
反射吸光度の測定作業は、試料層18に対して照射され
る全照射光量、すなわち基準照射光量の測定と、試料層
18に対して前記基準照射光量を照射した時に試料層1
8で実際に反射される反射光量の測定との2つの測定か
らなる。1つのフィルターについてこれら2つの測定の
どちらを先に実施しても構わないが、基準照射光量の測
定の方が先に実施されるものとして説明する。基準照射
光量の測定は、傾斜角度が可変に構成された反射鏡11
の傾斜角度を、これらの反射光が積分球13の内壁に直
接当たるような角度に、電動機等を用いた回動手段(図
示せず)により変えた状態で実施される。こうすること
により、積分球13の内壁に直接当てられた反射vL1
1からの光は、内壁を多方向に拡散反射しながら最終的
には検出器14a、14bに到達し、基準照射光量とし
て検出される。一方、試料層18からの反射光量の測定
は、反射鏡11の傾斜角度が第2図に示す元の位置に戻
された後、前述した原理により行われる。なお、測定準
備完了後の最初のフィルターの選択、基準照射光量の測
定及び反射光量の測定までの各実行は、制御装置4の記
憶装置4b内のROMに手順プログラムを記憶させ、そ
のプログラムに従って自動的に行えるようにできること
は言うまでもない。また、1つのフィルターについての
前述基準照射光量及び反射光信の各測定をそれぞれ複数
回実施し、測定値としてそれらの平均を採れるようにす
ることも測定精度を上げるのに役立つ。検出器14a、
14bによって検出された基準照射光量及び試料層18
からの反射光量に基づく各測定値は、実測データとして
制御装置4に連絡され、記憶装置4b内の書き込み可能
なメモリ(以下、RAMと言う)にいったん記憶される
照射波長1940niにおける吸光度の測定が終了した
ら、次の照射波長、即ち本実施例の場合2100nn+
での吸光度の測定に移行する。ここでも、基準照射光量
の測定が1.前述1940nlllでのときと同じ方法
及び手順で実施される。各測定値は、前回と同様に、各
成分の含有率計算のための実測データとして制御装置4
に連絡され、記憶装置4b内のRAMに一時記憶される
。以下同様に、残りの各照射波長での各吸光度測定、即
ち、波長2180nm、 2230nm、 2280r
v、 2310nmでの吸光度測定が順次行われ、各測
定値は、実測データとして制御装置4に連絡され、RA
Mに記憶される。
なお、ある特定波長での吸光度測定が終わり、次の特定
波長での吸光度測定への移行に伴う狭帯域透過フィルタ
ー12の各フィルター12a〜12fの交換・選択動作
は、通常、制御装置4の記憶装置a4b内のROMに予
め書き込まれている手順プログラムに従い自動的に行わ
れるが、本実施例の場合でも、必ずしも上記6゛波長全
てについ吸光度測定を行わなければならない訳ではなく
、測定の対象となる波長は、求める品質界1iiIiW
1に要求される精度或いは測定に係る所要時間等を考慮
して任意に選択することができ、その選択は、操作用ブ
ツシュボタン7内の測定波長選択ボタンにより行うこと
ができる。
これまで説明した吸光度の測定は、単に狭帯域透過フィ
ルター12に設定された6個のクイAtター12a〜1
2fを順次交換することにより、各フィルター12a〜
12fが持つ各主波長でのスポット的吸光度の測定方法
であったが、フィルターの面に対する入射光の入射角度
を基準となる90°から変化させると、最大透過波長が
主波長から数十nmの範囲でシフトするという現象を利
用して、米の品質差が吸光度差に顕著に現れる波長領域
1900〜2500nmでの連続的な吸光度測定も可能
である。第1実施例の場合(第2図参照)、円盤状に構
成された狭帯域透過フィルター12への入射光軸の角度
を、制御装置4からの指令信号に基づき電動機等の適当
な調節手段(図示せず)により徐々に且つ連続的に変化
させることによりこれが可能である。
次に、制御装置4の演算装置4Cは、記憶装置4のRA
Mに記憶されている吸光度測定で得られる多数の実測デ
ータ、即ち各測定波長における基準照射光間及び反射光
量の測定値と、記憶装置4のROMに予め記憶されてい
る品質評価計算のための品質評価係数値とに基づき、米
の品質評価値を計算する。
なお、記憶装置4のROMに予め書き込まれているこの
品質評価係数値は、多数の試料米に対して官能試験法に
よる食味評価値を基準に、検出器からの吸光度測定値を
信号処理し、多重回帰分析法により求められた定数であ
る。
ここで多重回帰分析の一例を示す。例えば6個のフィル
ターF H−1940nm、 F 2−2100nm。
F 3−2180nm、  F 4 =2230nn、
  F s =2280rv。
F e −2310nmを使用した時に次の線型関係が
成立するものとする。
Ta −Fo +Fl ”Xla +F2 ”X2a 
+F3−X3a +F4 争Xna +F5 ΦXsa
 +Fa ”X6a +C Taは試料aを官能試験法により測定した食味評価値。
Fo−Feはこの多重回帰分析で求める係数値。
X1a−X6aはF1〜F6のフィルターの番号にそれ
ぞれ対応し、試料aを近赤外線分光分析装置で測定した
吸光度(to(JIG/I)。
Xla =lIO,61、X2a = 0.60 、 
X3a −0,56、X4a = 0.53 、 Xs
a = 0,65 X6−0.67であり、前記多重回
帰式は Aa =Fg + 0.61 Fl + 0.60 F
2 +0.56  F3 +  0.53  F4  
+  0.65  FS +0.67  F a となる。同様にしてn個の試料までの多重回帰式に吸光
度を代入して次に示す品質評価係数値を得ることができ
る。
T=  144.7+ 234.6X + +6371
X 2− 1122X 3 + 303.7X a −
536,4X s −4969X a・・・・・・・・
・・・・(1) 品質評価係数値と同じ手法で、米を構成する主要成分で
あるアミロース、蛋白質、水分、脂肪等の含有率も必要
に応じ求めることができる。
例えば、 アミロースの成分換算係数値は多数の試料を化学定量分
析法、たとえばヨウ素呈色比色法やヨウ素電流滴定法を
用いて測定された含有量を基準とし、受光素子からの任
意の検出値を信号処理した値とを多重回帰分析法を利用
して求める。
ここでその−例を示す。例えば5個のフィルターF +
 =2100nfl、 F 2 =2180nm、 F
 3−2230nl、 F 4−2280nR1,F 
s −2310nn+を使用した時に次の線型関係が成
立するものとする。
なお、アミロース測定にあたっては水分の含有率の変化
が吸光度差として顕著に表われる1940na+の波長
は除外しである。
Aa−FO+Fl ”Xla +Fz ”X2a +F
3−X3a +F4−X4a +F5 ・X5a+C Aaは試料aの化学定量分析法により測定したアミロー
スの含有量パーセント。
Fo−F5はこの多重回帰分析で求める係数値。
Xta〜XrraはF1〜F5のフィルターの番号にそ
れぞれ対応し、試料aを近赤外線分光分析装置で測定し
た吸光度(10(J ■o/l)。
Xla −0,60、X2a −0,56、X3a =
0.53 、 X4 a −0,65、Xs a = 
0.67であり、前記多重回帰式は Aa  =Fo  +  0.60  F +  + 
 0.56  F2  +0.53  F3  +  
0.65  F4  +  0.67  FSとなる。
同様にしてn個の試料までの多重回帰式に吸光度を代入
して次に示すアミロースの含有率を得るための成分換算
係数値を得ることができる。
A =33.3+2380X I −2300X 2−
640X 3 +1405X 4−880X 5・・・
・・・・・・ (2)上記計算式(1)において、F1
〜F6は、記憶装置4bのROMに予め記憶されている
か、又は、試料の測定に際し、入力装置9を介して制御
装置4に入力される品質評価係数値のための品質評価係
数値である、日本産の米を平均的日本人が品質評価する
に当たっては、前記(1)式が適するが、この品質評価
係数値は、その米を食する地域や国の違い等により標準
的な嗜好も相違する場合があるので、異なる数値の方が
適する場合もある。
上記第(1)式及び第(η式に従って計算された品質評
価値T及び、米の主要成分であるアミロース、蛋白質、
水分等の各成分の各含有率は、演算装置4Cでの計算終
了と同時に、表示装置6に可視表示されると共に、自動
的に又は操作用ブツシュボタン7への指令に基づきプリ
ンター8から各計算値のハードコピーが繰り出される。
なお、アミロースの含有率については、アミロースの含
有率自体よりも、澱粉質を共に構成するアミロペクチン
との含有比率の方が重要であるので含有率ではなく含有
比率で表示される方が好ましい。また、米を構成する主
要成分の含有率を測定した後に、各含有率と既知の米の
官能試験による食味評価値と各含有率とにより演算され
た特定係数値とで食味評価値を求める方法も本発明の方
法とほぼ同じ数値を得ることができる。その−例を示す
と、 Tx = 5x10  / (AxP  x 7.8K
)K −6x 10”’M 2−0.18 M + 2
.43である。
ここで、Aはアミロースの含有比率パーセント、Pは蛋
白質の含有率パーセント、Mは水分含有率パーセント値
である。
上述の品質評価装置では、試料米に特定波長の近赤外単
色光を照射したときの吸光度の測定を、試料米からの反
射光の強度を測定することにより行う反射式の近赤外分
光分析装置を用いたが、第3図に示すように、試料容器
13の底面を透明ガラス板13aで形成するとともに、
測定部23の下方に検出器21Cを配設して試料米を透
過してきた透過光の強度を測定することにより行う透過
式の近赤外分光分析装置を用いることもでき、さらには
、反射光及び透過光の両方に基づき吸光度の測定を行う
、より精密な近赤外分光分析装置を用いることもできる
上記説明では、澱粉質を構成するアミロースとアミロペ
クチンのうち、アミロースの分析に基づき述べたが、ア
ミロースに代えてアミロペクチンの含有比率を測定し、
アミロペクチンの成分換算係数値を第(2)式に設定す
ることもできる。また、測定試料米を一定温度に調温す
ると共に精白度合を一定にして測定することは、米の成
分含有率が表層部(糠層)と内質部(胚乳)とで大きな
差があるので種々の米の品質を比較するに際し、その正
確度を確保するために重要な項目である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明による米の品質評価装置に
よれば、個人差のある味覚に基づく官能試験、あるいは
時間がかかり、熟練を要する化学定量分析等の方法によ
ることなく、誰でもが容易に且つ短時間で正確な米の品
質評価値を得ることができ、特に、吸光度測定において
穀温を一定にvA温して測定することにより、種々の米
の品質を比較するに際し、その品質評価値の正確度を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図の近赤外分光分析装置の要部概略断面図、第3図は開
削実施例の要部概略断面図、第4図は銘柄の異なる米に
対する近赤外線照射波長と吸光度との関係を示すグラフ
(吸光度曲線、第5図は穀温差による品質評価値及びア
ミロースの含有比率を示したグラフ)である。 図中、1・・・米の品質評価装置、2・・・キャビネッ
ト、・・・近赤外分光分析装置、4・・・Ill #装
置、4a・・・入出力信号処理装置、4b・・・記憶装
置(ROM、RAM)、4c・・・演算装置、5・・・
試料容器装着箱、6・・・表示装置、7・・・操作用ブ
ツシュボタン、8・・・プリンター、9・・・入力装置
、10・・・光源、11・・・反射鏡、12・・・狭帯
域透過フィルター、12a〜12f・・・狭帯域透過フ
ィルター、13 ・・・積分球、14a、14b、14
C・・・検出器、15・・・採光窓、16・・・測定部
、17・・・試料容器、18・・・試料米、19・・・
電動機、20・・・透明ガラス、21・・・検出器、2
2・・・反射鏡、23・・・穀温検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)異なる品質の試料米に対して近赤外線光を照射し
    たとき、米の品質差が吸光度差として顕著に現われる波
    長のみを透過する狭帯域透過フィルターと、測定部に配
    置する試料米からの光量を検出する検出器とを備えた近
    赤外分光分析装置によって吸光度を測定し、 既知の米の官能試験による食味評価値と吸光度とで演算
    され設定された品質評価値計算のための品質評価係数値
    を記憶装置に記憶し、記憶された前記品質評価係数値と
    前記検出器からの検出信号とに基づき、被測定試料米の
    品質評価値を演算装置で演算し、可視表示する米の品質
    評価方法において、前記試料米をほぼ一定の穀温に調温
    した後、該試料米における前記品質評価値を測定するこ
    とを特徴とする米の品質評価方法。 (2)前記記憶装置に米を構成する主要成分に対応して
    既知の米の成分含有率と吸光度とで演算され設定された
    被測定成分の含有率計算のための成分換算係数値を設定
    し、記憶された前記成分換算係数値と検出器からの検出
    信号に基づき、被測定試料米の被測定成分の含有率を演
    算し、表示する特許請求の範囲第(1)項記載の米の品
    質評価方法。 (3)前記検出器が検出する光量は試料米からの反射光
    量である特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記
    載の米の品質評価方法。 (4)前記検出器が検出する光量は試料米からの透過光
    である特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載
    の米の品質評価方法。 (5)前記検出器が検出する光量は試料米からの反射光
    量と透過光量との組み合せである特許請求の範囲第(1
    )項または第(2)項記載の米の品質評価方法。 (6)前記試料米が無粉砕の玄米粒もしくは白米粒であ
    る特許請求の範囲第(1)項〜第(5)項のいずれかに
    記載の米の品質評価方法。 (7)前記試料米を500ミクロン以下の粉末状に粉砕
    したものである特許請求の範囲第(1)項〜第(5)項
    のいずれかに記載の米の品質評価方法。 (2)前記試料米の精白度合を前記既知の米の精白度合
    とほぼ同一に精米したものである特許請求の範囲第(1
    )項〜第(7)項のいずれかに記載の米の品質評価方法
JP62056373A 1987-03-10 1987-03-10 米の品質評価方法 Pending JPS63221234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62056373A JPS63221234A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 米の品質評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62056373A JPS63221234A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 米の品質評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63221234A true JPS63221234A (ja) 1988-09-14

Family

ID=13025451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62056373A Pending JPS63221234A (ja) 1987-03-10 1987-03-10 米の品質評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63221234A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193044A (ja) * 1989-01-20 1990-07-30 Satake Eng Co Ltd コーヒー豆の品質評価方法および装置
JPH05281141A (ja) * 1992-03-30 1993-10-29 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 結晶内のフォトルミネッセンス計測方法及び装置
JPH0768188A (ja) * 1993-11-29 1995-03-14 Iseki & Co Ltd 穀物乾燥調製施設における穀物仕分け方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61501943A (ja) * 1984-04-19 1986-09-04 ゲブリュ−ダ−・ビュ−ラ−・ア−ゲ− 穀紛又はその他の食品用製紛穀物の個別成分を連続定量する赤外線測定装置及びその方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61501943A (ja) * 1984-04-19 1986-09-04 ゲブリュ−ダ−・ビュ−ラ−・ア−ゲ− 穀紛又はその他の食品用製紛穀物の個別成分を連続定量する赤外線測定装置及びその方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02193044A (ja) * 1989-01-20 1990-07-30 Satake Eng Co Ltd コーヒー豆の品質評価方法および装置
JPH05281141A (ja) * 1992-03-30 1993-10-29 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 結晶内のフォトルミネッセンス計測方法及び装置
JPH0768188A (ja) * 1993-11-29 1995-03-14 Iseki & Co Ltd 穀物乾燥調製施設における穀物仕分け方法
JP2526839B2 (ja) * 1993-11-29 1996-08-21 井関農機株式会社 穀物乾燥調製施設における穀物仕分け方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910004140B1 (ko) 쌀의 품질 평가장치
Jha Colour measurements and modeling
JP2517858B2 (ja) 近赤外透過スペクトルによる果実糖度の非破壊測定法
Slaughter et al. Nondestructive determination of total and soluble solids in fresh prune using near infrared spectroscopy
Sun et al. Multispectral scattering imaging and NIR interactance for apple firmness predictions
JP2005292128A (ja) 物体のカロリー測定方法及び物体のカロリー測定装置
AU1529900A (en) Method and apparatus for estimating quality of grains
JPS63221234A (ja) 米の品質評価方法
Gunasekaran et al. Optical methods—Visible, NIR and FTIR spectroscopy
JPS63235849A (ja) 米の食味評価方法
JP2828287B2 (ja) 米飯の品質評価方法
JP2745025B2 (ja) 米の品質評価方法
JP2008122412A (ja) 食品のカロリー測定方法及び食品のカロリー測定装置
Kawamura et al. Visual and near-infrared reflectance spectroscopy for rice taste evaluation
JP2757021B2 (ja) 近赤外線分光分析方法
JP3191340B2 (ja) 米の品質判定装置
JP3376973B2 (ja) 刈取時期判定装置
JP2757005B2 (ja) コーヒー豆の品質評価方法
JP2904796B2 (ja) 食味管理を基にしたコーヒー豆の混合方法および混合装置
JPS63175747A (ja) 米のアミロ−スまたはアミロペクチンの含有量測定装置
Srikham et al. Milling quality assessment of Khao Dok Mali 105 milled rice by near-infrared reflectance spectroscopy technique
JP2878377B2 (ja) 米飯の品質評価方法
Stermer et al. Infrared spectra of milled rice
JP3235619B2 (ja) 米の食味評価方法及び装置
JPH03264848A (ja) 米の品質評価方法