JP2526839B2 - 穀物乾燥調製施設における穀物仕分け方法 - Google Patents
穀物乾燥調製施設における穀物仕分け方法Info
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- JP2526839B2 JP2526839B2 JP5298463A JP29846393A JP2526839B2 JP 2526839 B2 JP2526839 B2 JP 2526839B2 JP 5298463 A JP5298463 A JP 5298463A JP 29846393 A JP29846393 A JP 29846393A JP 2526839 B2 JP2526839 B2 JP 2526839B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀物乾燥調製施設に
おける穀物仕分け方法に関する。
おける穀物仕分け方法に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来の穀
物乾燥調製施設では、荷受け穀物を水分の高低あるいは
品種によって仕分けて貯留タンクに貯留されるものであ
った。そして、その後乾燥調製処理して、出荷される形
態である。ところが上記のように水分と品種による仕分
けだけでは不足し、まれに目視によって外観品位を判定
しつつ仕分けの要素とするが、勘に頼らざるを得ず仕分
けが正確でない。
物乾燥調製施設では、荷受け穀物を水分の高低あるいは
品種によって仕分けて貯留タンクに貯留されるものであ
った。そして、その後乾燥調製処理して、出荷される形
態である。ところが上記のように水分と品種による仕分
けだけでは不足し、まれに目視によって外観品位を判定
しつつ仕分けの要素とするが、勘に頼らざるを得ず仕分
けが正確でない。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記欠点を
解消し荷受けされた穀物の食味値を求めながら同じ評価
値の穀物を同じ乾燥調製処理できる方法を提供するもの
で、生産者からの穀物を荷受けし、乾燥,貯蔵の各工程
を経て出荷するようにした穀物乾燥調製施設において、
荷受け時に当該荷受け穀物の食味の評価値を求め、この
食味評価値毎に仕分けして乾燥処理し、乾燥終了後に別
々のタンク10,10…に貯蔵する穀物乾燥調製施設に
おける穀物仕分け方法の構成とする。
解消し荷受けされた穀物の食味値を求めながら同じ評価
値の穀物を同じ乾燥調製処理できる方法を提供するもの
で、生産者からの穀物を荷受けし、乾燥,貯蔵の各工程
を経て出荷するようにした穀物乾燥調製施設において、
荷受け時に当該荷受け穀物の食味の評価値を求め、この
食味評価値毎に仕分けして乾燥処理し、乾燥終了後に別
々のタンク10,10…に貯蔵する穀物乾燥調製施設に
おける穀物仕分け方法の構成とする。
【0004】
【発明の作用及び効果】穀物乾燥調製施設において、生
産者から穀物を荷受すると、その荷受穀物の成分分析に
よって食味評価値が求められる。荷受穀物は所定の評価
値に基づいて仕分け区分されると共に乾燥処理が行わ
れ、後にタンク10,10…に仕分けて貯蔵される。
産者から穀物を荷受すると、その荷受穀物の成分分析に
よって食味評価値が求められる。荷受穀物は所定の評価
値に基づいて仕分け区分されると共に乾燥処理が行わ
れ、後にタンク10,10…に仕分けて貯蔵される。
【0005】荷受の段階で食味評価がなされて、その評
価値に従って乾燥,貯蔵処理でき、つまり評価値の高い
ときは標準の評価値の穀物に比較してより食味値を損な
わない低温乾燥、低温貯蔵を行い得て、品質維持処理を
早期から実施できて有利である。
価値に従って乾燥,貯蔵処理でき、つまり評価値の高い
ときは標準の評価値の穀物に比較してより食味値を損な
わない低温乾燥、低温貯蔵を行い得て、品質維持処理を
早期から実施できて有利である。
【0006】
【実施例】この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図において、1は公知の近赤外線分光分析装置であ
り、この実施例では、穀物乾燥調製施設で荷受けした穀
物の一部を採取した穀物サンプルを供給すると、そのサ
ンプルの食味の評価要素に関する化学成分を定量的に検
出し、各化学成分の含有量に応じた電気信号を出力す
る。
る。図において、1は公知の近赤外線分光分析装置であ
り、この実施例では、穀物乾燥調製施設で荷受けした穀
物の一部を採取した穀物サンプルを供給すると、そのサ
ンプルの食味の評価要素に関する化学成分を定量的に検
出し、各化学成分の含有量に応じた電気信号を出力す
る。
【0007】この近赤外線分光分析装置1により検出す
る化学成分は、籾の場合には、例えば食味の評価要素と
してのウエイトの大きいたんぱく質,アミロース,水分
とする。なお、2はデータ入力部であり、上述の荷受け
穀物を計量機3で計量後に、穀物乾燥機4で乾燥する際
の仕上がり目標水分値などをデータとして入力すること
ができる。
る化学成分は、籾の場合には、例えば食味の評価要素と
してのウエイトの大きいたんぱく質,アミロース,水分
とする。なお、2はデータ入力部であり、上述の荷受け
穀物を計量機3で計量後に、穀物乾燥機4で乾燥する際
の仕上がり目標水分値などをデータとして入力すること
ができる。
【0008】5はマイクロコンピュータなどで構成する
演算処理部であり、後述のように近赤外線分光分析装置
1及びデータ入力部2からの各信号に基づき、荷受穀物
の乾燥仕上がり時における食味の評価値等を算出する。
演算処理部5で算出された結果は、プリンタ6で印刷で
き、かつ表示器7に表示するように構成する。また、そ
の結果は出力部8を介して穀物乾燥調製施設の制御装置
9などに供給可能とする。
演算処理部であり、後述のように近赤外線分光分析装置
1及びデータ入力部2からの各信号に基づき、荷受穀物
の乾燥仕上がり時における食味の評価値等を算出する。
演算処理部5で算出された結果は、プリンタ6で印刷で
き、かつ表示器7に表示するように構成する。また、そ
の結果は出力部8を介して穀物乾燥調製施設の制御装置
9などに供給可能とする。
【0009】上記乾燥調製施設は、前記計量機3,穀物
乾燥機4,複数の貯蔵タンク10,10…を備えると共
に、計量機3と穀物乾燥機4との間に複数の荷受タンク
11,11…を設け、荷受段階で食味評価値ごとに貯留
できる構成としておく。次に、このように構成する本発
明実施例の動作例について説明する。いま、生産者の穀
物が穀物乾燥調製施設に荷受されると、その荷受け量が
計量機3で計量される。そして、この計量の際に、荷受
け穀物の一部をサンプルとして所定量採取する。
乾燥機4,複数の貯蔵タンク10,10…を備えると共
に、計量機3と穀物乾燥機4との間に複数の荷受タンク
11,11…を設け、荷受段階で食味評価値ごとに貯留
できる構成としておく。次に、このように構成する本発
明実施例の動作例について説明する。いま、生産者の穀
物が穀物乾燥調製施設に荷受されると、その荷受け量が
計量機3で計量される。そして、この計量の際に、荷受
け穀物の一部をサンプルとして所定量採取する。
【0010】次に、このサンプルを近赤外分光分析装置
1に供給すると、サンプルがつぶされて分光分析が行わ
れ、その分析の結果、サンプル中のたんぱく質、アミロ
ース、水分の各含有量に応じた電気信号が出力される。
一方、データ入力部2からは、このサンプルにかかる荷
受け穀物を、その後に穀物乾燥機4で乾燥するときの仕
上がり目標水分値(例えば16%)が演算処理部5に予
め入力されている。
1に供給すると、サンプルがつぶされて分光分析が行わ
れ、その分析の結果、サンプル中のたんぱく質、アミロ
ース、水分の各含有量に応じた電気信号が出力される。
一方、データ入力部2からは、このサンプルにかかる荷
受け穀物を、その後に穀物乾燥機4で乾燥するときの仕
上がり目標水分値(例えば16%)が演算処理部5に予
め入力されている。
【0011】そこで、演算処理部5は、近赤外分光分析
装置1からたんぱく質,アミロース,水分にかかる信号
が入力されると、これらの各信号をそれぞれ数値化す
る。次にその数値化したたんぱく質とアミロースの各含
有量、及びデータ入力部2から入力されている仕上がり
目標水分値に基づき、所定の演算式により乾燥仕上がり
時における荷受穀物の食味の評価値を算出する。
装置1からたんぱく質,アミロース,水分にかかる信号
が入力されると、これらの各信号をそれぞれ数値化す
る。次にその数値化したたんぱく質とアミロースの各含
有量、及びデータ入力部2から入力されている仕上がり
目標水分値に基づき、所定の演算式により乾燥仕上がり
時における荷受穀物の食味の評価値を算出する。
【0012】そして、このように演算処理部5で数値化
された荷受穀物の食味の評価値は、出力部8を介して穀
物乾燥調製施設の制御装置9に供給し、穀物を乾燥,貯
蔵する際のデータとして利用する。例えば、その食味の
評価毎に一時貯留し乾燥機4で乾燥し、乾燥終了後に別
々のタンク10,10…に貯蔵する。このように本発明
実施例では、穀物の荷受段階で食味の評価値から穀物の
等級を知ることができるので、穀物乾燥調製施設におけ
る以後の処理、すなわち乾燥や貯蔵を等級別に行うこと
ができる。
された荷受穀物の食味の評価値は、出力部8を介して穀
物乾燥調製施設の制御装置9に供給し、穀物を乾燥,貯
蔵する際のデータとして利用する。例えば、その食味の
評価毎に一時貯留し乾燥機4で乾燥し、乾燥終了後に別
々のタンク10,10…に貯蔵する。このように本発明
実施例では、穀物の荷受段階で食味の評価値から穀物の
等級を知ることができるので、穀物乾燥調製施設におけ
る以後の処理、すなわち乾燥や貯蔵を等級別に行うこと
ができる。
【0013】従って、従来のように品質のよいものと悪
いものとが混合されて出荷されるという弊害を除去でき
る。
いものとが混合されて出荷されるという弊害を除去でき
る。
【図1】ブロック図である。
【図2】施設概要図である。
1 近赤外線分光分析装置 2 データ入力部 3 計量機 4 穀物乾燥機 5 演算処理部 6 プリンタ 7 表示器 8 出力部 9 制御装置 10,10 貯蔵タンク 11,11 荷受タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 生産者からの穀物を荷受けし、乾燥,貯
蔵の各工程を経て出荷するようにした穀物乾燥調製施設
において、荷受け時に当該荷受け穀物の食味の評価値を
求め、この食味評価値毎に仕分けして乾燥処理し、乾燥
終了後に別々のタンク10,10…に貯蔵する穀物乾燥
調製施設における穀物仕分け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5298463A JP2526839B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 穀物乾燥調製施設における穀物仕分け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5298463A JP2526839B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 穀物乾燥調製施設における穀物仕分け方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16226789A Division JPH0824850B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | 穀物乾燥調製施設における穀物品質検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0768188A JPH0768188A (ja) | 1995-03-14 |
JP2526839B2 true JP2526839B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=17860035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5298463A Expired - Fee Related JP2526839B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 穀物乾燥調製施設における穀物仕分け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526839B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105436093B (zh) * | 2015-11-30 | 2017-09-26 | 全椒县汊河农机服务专业合作社 | 一种环保型农业用玉米粒自动筛选控制设备 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55126823A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-01 | Satake Eng Co Ltd | Computing processor for received and sent-in volume of community drying facility |
JPS6251571A (ja) * | 1985-08-29 | 1987-03-06 | バルマ−ク・バルメル・マシ−ネンフアブリ−ク・アクチエンゲゼルシヤフト | あや振り糸ガイド |
JPS62291546A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-18 | Satake Eng Co Ltd | 米の食味測定方法及び装置 |
JPS63221234A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-14 | Satake Eng Co Ltd | 米の品質評価方法 |
JPH01111700A (ja) * | 1987-10-20 | 1989-04-28 | Showa Aircraft Ind Co Ltd | タンクローリの配管構造 |
JPH0326345A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-04 | Iseki & Co Ltd | 穀物乾燥調製施設における穀物品質検出装置 |
JPH03201941A (ja) * | 1989-04-28 | 1991-09-03 | Satake Eng Co Ltd | 穀類乾燥調製施設における穀粒仕分方法及びその装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS646746A (en) * | 1987-01-20 | 1989-01-11 | Satake Eng Co Ltd | Rice taste measuring apparatus |
JPS6428542A (en) * | 1987-07-23 | 1989-01-31 | Shizuoka Seiki Co Ltd | Quality decision apparatus for unhulled rice |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP5298463A patent/JP2526839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55126823A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-01 | Satake Eng Co Ltd | Computing processor for received and sent-in volume of community drying facility |
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JPS62291546A (ja) * | 1986-06-11 | 1987-12-18 | Satake Eng Co Ltd | 米の食味測定方法及び装置 |
JPS63221234A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-14 | Satake Eng Co Ltd | 米の品質評価方法 |
JPH01111700A (ja) * | 1987-10-20 | 1989-04-28 | Showa Aircraft Ind Co Ltd | タンクローリの配管構造 |
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JPH0326345A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-04 | Iseki & Co Ltd | 穀物乾燥調製施設における穀物品質検出装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0768188A (ja) | 1995-03-14 |
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Date | Code | Title | Description |
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