JPS63218423A - 板材の方向変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はパレットにより一定方向で搬送されてきた所定
形状の板材を旋回させて次のコンベアに積載するように
した板材の方向変換装置に関するものである。

（従来の技術） 例えば薄板のコイル材からプレス加工用ブランク素材（
以下ワークと称す）を打ち抜く場合、コイル材を無駄な
く打ち抜くため第５図に示される如く、１８０度ずつ向
きの異なるワークを打ち抜いていく場合がある。

このワークを次のドロー（絞り込み）加工用プレス機で
加工する場合向きの異なるワークは互いに向きをそろえ
てプレス機に搬入する必要がある。

以上の如く所定形状に成形された板材の向きを変えて次
工程に搬送させる装置として特開昭５９−１３３９２０
号公報に示されるものがある。この装置の平面図は第６
図に示されており、切断装置ｉｏｏ、ｉｏｔにより切り
出された１８０度ずつ向きの異なる薄板ワークＷｌ、Ｗ
２　、・・・を搬出装置１０３．１０４でパレットＰｉ
、Ｐ２上にストックし、該ハレッ）Ｐｌ、Ｐ２をコンベ
ア１０５　、１０６にてワーク方向変換装置１０７に搬
入して向きをそろえた後、このワークＷ、・・・を搬送
コンベア１０８にて次工程へ搬送するものである。

（発明が解決しようとする問題点） 以上の従来技術における方向変換装置１０７は円形をし
ているため、端部が直線状のコンベア１０５　、ｌ　Ｏ
６，１０８との間に空間部Ｓｌ、Ｓ２゜Ｓ３．・・・が
発生して、パレットＰ、・・・の受は渡しをスムーズに
おこなうことができない。

そこで方向変換装置１０７を矩形（正方形）として他の
コンベア１０５，１０６．１０７と十分に接近させて前
記空間部Ｓ１．・・・を無°〈すごとも考えらるが、こ
の方向変換装置の対角線角部が隣接コンベアと干渉をお
こすこととなる。この対策として方向変換装置を回転す
るにあたって昇降させて、隣接コンベアとの干渉を無く
すことも考えられるが複数のワークを積載した重量のあ
るパレットをこの方向変換装置とともに上下動させるこ
とは、昇降駆動源の大型化を招き、この方向変換装置自
身も複雑となる。

本発明は以上の如き問題点を解決すべくなされたもので
、その目的とする処は、ワークの方向変換装置を正多角
形として隣接コンベアと十分接近させてワークの受は渡
しを容易とすると共に、方向変換装置を回転するにあた
ってワークを有さない隣接コンベアを昇降させて昇降駆
動源の小型化をも図った板材の方向変換装置を提供する
にある。

（問題点を解決するための手段） 以上の問題点を解決するための手段は、向きをそろえて
パレット上に重ね合せて積載された所定形状の薄板ワー
クを、水平に回転して向きを変えて他のコンベアに積載
せんとするワークの方向変換装置において、前記パレッ
トを複数の方向へ移動可能であると共に、回転テーブル
上で水平に所定角度回転してパレット上のワークの向き
を変更可能な平面形状が正多角形をした水平回転コンベ
アと、前記パレットを所定方向から前記水平回転コンベ
アに搬入すると共に、該水平回転コンベアからのパレッ
トを所定方向に搬送し、且つ水平回転コンベアの回転空
間を確保すべく昇降自在となった昇降コンベアとから板
材の方向変換装置を構成したことである。

（作用） 本発明は水平回転コンベアを正多角形として、該コンベ
アと隣接するコンベアとを十分に近接させて、ワークを
載置するパレットの受は渡しを容易とすると共に、前記
水平回転コンベアを回転させてワークの向きを変える場
合でもワークを有さない隣接するコンベアを昇降させて
互いの干渉を無くし昇降駆動源の小型化をも図らんとす
るものである。

（実施例） 次に本発明の好適一実施例を添付の第１図乃至第５図を
参照しつつ上述する。

第１図はコイル状の薄板鋼板から連続的に打ち抜かれた
ブランク素材（以下ワークと称す）を次のプレス加工へ
搬送する場合のワークの向きの変更を行う方向変換装置
等の全体的平面図を示している。

第１図で示される装置は、薄板鋼板コイルから素材鋼板
を供給するコイルラインｌと、該コイルライン１から供
給された素材鋼板を所定形状に打ち抜くブランキングプ
レス２と、打ち抜かれたワークＷで向きを変える必要が
あるもののうちの一方（例えば第５図のワークＷｌ）を
シュータ８等を介して上部のパレットＰｉ上に同一向き
で重ねて積載し、該パレットＰＩを昇降コンベア７を介
して水平回転コンベア５に搬送する第１搬送コンベア３
と、打ち抜かれたワークＷのうちの他の一方（例えば第
５図のワークＷ２）をシュータ−９等を介して上部のパ
レットＰ２上に同一向きで重ねて積載し、該パレットＰ
２を昇降コンベア７を介して水平回転コンベア５に搬送
する第２搬送コンベア４と、ワークＷ、・・・を積載し
たパレットＰＩ、又はＰ２をａ置して所定角度回転し、
該パレットＰ１又はＰ２を昇降コンベア７を介して第３
搬送コンベア６へ搬送する水平回転コンベア５等からな
っている。

以下に本発明に係る水平回転コンベア５及びその隣接部
に設けられた昇降コンベア７、・・・等について更に詳
述する。

水平回転コンベア５はその平面形状が正方形をしており
、その本体５０の下面中央部が回転テーブル２０にて支
持され、水平に回転自在となっている。該回転テーブル
２０の回転軸２０ａは浅いビット１１内に立設された軸
受２１に枢支されており、前記回転軸２０ａに固定され
た大ギヤ２２は、駆動源２３によりベベルギヤ２４．２
４等を介して回転される小ギヤ２５によって水平に回転
される。また浅いピッ）１０上に立設された支持部材２
６、・・・上には円形レール２７が支持されており、該
円形レール２７上にはローラー５１、・・・を介して水
平回転コンベア５の本体５ｏが回動自在に支持されてい
る。

従って水平回転コンベア５は駆動源２３の回転により上
部に載置されるパレットＰを回転させ、ワークＷ、・・
・を第３図中の搬送方向Ｃに対して所定角度向きを変え
ることができるようになっている。

さて水平回転コンベア５には第３図に示される如くロー
ラーコンベア５３と該ローラーコンベア５３に対し直角
方向にパレッ）Ｐを搬送できる２木のベルトコンベア５
２．５２が組込まれていル、該ベルトコンベア５２．５
２は通常ローラーコンベア５３の下方に位置してパレッ
）Ｐの搬送にかかわらないが、上下動可能なローラーコ
ンベア５３の下動によりパレットＰを搬送できることと
なっている。尚前記ローラーコンベア５３及びベルトコ
ンベア５２．５２はともに正逆転可能となっている。

即ち第３図中ａ方向からパレットＰにて搬送されるワー
クＷ、・・・はこの水平回転コンベア５の９０度の回転
により９０度向きが変えられ、ベルトコンベア５２．５
２によりＣ方向に払い出されるし、水平回転コンベア５
の１８０度の回転によりワークＷ、・・・は１８０度向
きが変えられ、ローラーコンベア５３によりＣ方向に払
い出される。

尚第３図中す方向からワークＷ、・・・が搬入されＣ方
向に搬出される場合についても全く同じである。

ここで前記水平回転コンベア５は正方形をしているため
回転に当ってその角部５ａ、・・・が隣接コンベアと干
渉することとなるが、この干渉を防ぐため水平回転コン
ベア５回りには上下動自在な昇降コンベア７、・・・が
配設されている。即ち水平回転コンベア５が回転する場
合、昇降コンベア７は深いビット１１内のりフタ７０に
より第４図で示される如く下降し、そのＬ面が水平回転
コンベア５の本体５０の下方に位置して水平回転コンベ
ア５との干渉を避けている。そして水平回転コンベア５
が所定角度（ただし本実施例の場合９０度の倍数）回転
すると昇降コンベア７、・・・は上昇し。

水平回転コンベア５とのパレットＰの受は渡しを可能と
し、該パレッｈｐを第３搬送コンベア６を介して次のプ
レス加工の工程へ搬送することとなる。

以下に装首の全体的作用について述べる。

パレットＰ２上に同−向きで整列して積み重ねられたワ
ークＷ１．・・・（例えば第５図中のワークＷのうちの
一方）は第２搬送コンベア４にて水平回転コンベア５の
方へ送られるが、搬送方向Ｃに対して向きを変える必要
がなければ昇降コンベア７を介して水平回転コンベア５
のベルトコンベア５２．５２にて該水平回転コンベア５
内に搬送され、ローラーコンベア５３の上昇によりパレ
ットＰ２１ｆローラーコンベア５３にてｍ：ＮＩｌ送コ
ンベア６へ送られ他の工程へ搬送される。この場合搬送
方向Ｃに対してワークＷｌ　、・・・を例えば第１図中
１８０度向きを変えることが必要であれば、パレッ）Ｐ
２が水平回転コンベア５上に載置されると隣接する昇降
コンベア７、・・・が下降し、水平回転コンベア５が１
８０度回転してパレットＰ２上のワークＷ、・・・の向
きを１８０度方向変換する。

次に水平回転コンベア５のローラーコンベア５３が上昇
すると共に、昇降コンベア７、・・・も上昇しパレット
Ｐ２は第３搬送コンベア６の方へ受は渡され１次の工程
へ搬送される。

尚第５図中のワークＷのうちの他方のワークＷ２　、・
・・はパレットＰｌ上に同−向きで整列して積み重ねら
れ、第１搬送コンベア３にて水平回転コンベア５等の方
へ搬送されるが、このパ１／ットＰ１の搬送手順も前述
のパレッ）Ｐ２の搬送手順と同じなのでこの説明は省略
する。

ここで本実施例ではワークＷの向きの変更を９０度、１
８０度の倍数に限ったが、水平回転コンベア５を他の正
多角形として、これに見合ったコンベアを水平回転コン
ベア５に備えつければ、以上の如きの数値に限ることは
ない。

（発明の効果） 水平回転コンベアを正多角形として、隣接コンベアと十
分に接近させ、且つ水平回転コンベアを回転させるに当
って隣接するコンベアを昇降させて水平回転コンベアと
の干渉をなくしたため１．＜レットに複数枚載置された
重量のあるワークの向きの変更を容易におこなうことが
でき、且つ該ワークの水平回転コンベアへの搬入及びこ
のワークの水平回転コンベアからの搬出も容易となる。

更に水平回転コンベアを回転させるに当っても重量のあ
るワークが載置されていない隣接コンベアを昇降させれ
ばよいから水平回転コンベアを昇降させるよりその駆動
源を小型ですますことができる。また水平回転コンベア
を正多角形としているため、該コンベアが所定角度回転
しても隣接コンベアとの近接状況は常に維持でき、ワー
クを載置したパレットの受渡しは水平回転コンベアの回
転にかかわらず容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は装置の全体平面図、第２図は水平回転コンベア
回りの側面図、第３図は第２図の平面図、第４図は第２
図の昇降コンベアを下降させ水平回転コンベアを回転さ
せている状態図、第５図は連続的に打ち抜かれたワーク
を示す図、第６図は従来技術の平面図である。 尚図面中、５は水平回転コンベア、７は昇降コンベア、
２０は回転テーブル、Ｐ、ＰＩ、Ｐ２はパレット、Ｗ、
Ｗｌ、Ｗ２はワークである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 向きをそろえてパレット上に重ね合せて積載された所定
   形状の薄板ワークを、水平に回転して向きを変えて他の
   コンベアに積載せんとするワークの方向変換装置におい
   て、 前記パレットを複数の方向へ移動可能であると共に、回
   転テーブル上で水平に所定角度回転してパレット上のワ
   ークの向きを変更可能な平面形状が正多角形をした水平
   回転コンベアと、 前記パレットを所定方向から前記水平回転コンベアに搬
   入すると共に、該水平回転コンベアからのパレットを所
   定方向に搬送し、且つ水平回転コンベアの回転空間を確
   保すべく昇降自在となった昇降コンベアとからなること
   を特徴とする板材の方向変換装置。