JPS63217555A - 回転ヘッド式デジタルオーディオ記録再生装置 - Google Patents

回転ヘッド式デジタルオーディオ記録再生装置

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JPS63217555A
JPS63217555A JP62050299A JP5029987A JPS63217555A JP S63217555 A JPS63217555 A JP S63217555A JP 62050299 A JP62050299 A JP 62050299A JP 5029987 A JP5029987 A JP 5029987A JP S63217555 A JPS63217555 A JP S63217555A
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JP
Japan
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signal
track
recording
pilot
pilot signal
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JP62050299A
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English (en)
Inventor
Seiichi Yokozawa
横澤 清一
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Publication of JPS63217555A publication Critical patent/JPS63217555A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、オーディオ信号をPCM信号化し、これを単
位時間づつ回転ヘッドによりテープ状記録媒体上に1本
づつの斜めのトラックとして記録し再生するのに適した
一般にR−DATと称される回転ヘッド式デジタルオー
ディオ記録再生装置に関するものである。
〔発明の技術的背景及びその問題点〕
R−DATにおいて実際に記録されるトラックのフォー
マントは第6図(a)に示すようなパターンとなってお
り、SUBとPCMは第6図(b)に示すようなブロッ
クから構成されている。なお、第6図(a)中の数値は
各領域が占めるブロック数を表わしている。
ATF−1及びATF−2の領域(ATF:八Utom
atfc Track Findtng)は、再生時記
録トラック上を正しく回転ヘッドが走査するようにする
トラッキング制御が特別なヘッドを設けることなく回転
ヘッドの出力により行えるようにするためのものである
すなわち、該A T F 領域に記録されたパイロット
信号は、走査幅がトラックの幅より広い回転ヘッドによ
って記録トラックを走査して磁気テープを再生したとき
各回転ヘッドの出力に得られる走査中のトラックの両隣
接トラックからのパイロット信号の再生信号によって回
転ヘッドのトラッキングを制御するのに利用される。
このATFについて現在提案されているトラックパター
ンは第7図に示すようになっており、各トラックの前の
部分と後の部分にあるATF−1及びATF−2はトラ
・ノキング用のパイロット信号としてアジマス効果の少
ない低周波数の信号「。
を有し、これは再生時に両隣接トラックがらのクロスト
ークのレベルの大きさを検出し、両隣接トラックのクロ
ストーク成分のレベル差をトラッキングエラー信号とし
て得るために利用される。
またATF−1及びATF−2には、パイロット信号f
、が記録されている位置を判別するためのシンク信号が
記録されている。シンク信号はクロストークがあるとオ
ントラックと隣接トラックとの区別がつかないので、ア
ジマス効果のある周波数で、かつPCM信号に存在しな
いパターンとなるものが選定される。シンク信号は+ア
ジマスに対応する回転ヘッドをA、−アジマスに対応す
る回転ヘッドをBとすると、A回転ヘッドとB回転ヘッ
ドを区別するために互に異なるようになっていて、Aヘ
ッドに対しては周波数f、4/1B(=522KHz)
のシンク1信号f2が、Bヘッドに対しては周波数fI
4/ 12 (=784KHz)のシンク2信号f、が
それぞれ所定の位置に記録される。
R−DATでは消去ヘッドが設けられず、信号の書き替
えは前の記録上に重ね書きする、所謂オーバライドで行
われる。このため、前の記録のパイロット信号fI、シ
ンク1信号f2及びシンク2信号f3を消去するための
所定の位置に周波数1、/6 (=1.56MHz)の
消去信号f、が記録される。
ATFのパイロット信号はオントラックと両隣接トラッ
クとで全て位置が異なり、オントラックのパイロット信
号のレベルと両隣接トラックのパイロット信号のレベル
とが時間的に各々異なり、3種類のレベルをそれぞれサ
ンプリングすることができるように配置されている。
ATF−1、ATF−2の各ATF領域はそれぞれ5フ
゛ロフク割り当てられ、そのうちの2ブロツクにパイロ
ット信号r、が記録されている。シンク信号fZtf3
は一方の隣接トラックが記録されている位置の中央から
1ブロツク又は0.5ブロツク利用して記録されている
。他方の隣接トラックのパイロット信号f、はオントラ
ックに記録されているシンク信号の最初から2ブロツク
後にその中央が位置するように記録されている。lブロ
ックのシンク信号は奇数フレームに、0.5ブロツクの
シンク信号は偶数フレームにそれぞれ割り当てられてい
る。
以上のように、ATFはA回転ヘッド及びB回転ヘッド
によってシンク信号の周波数が異なり、また奇数フレー
ムと偶数フレームでシンク信号の記録長が異なる。従っ
て、連続する4トラツクは全て異なるATFが付与され
るため、区別できるようになっている。上述のようなA
TFパターンは4トラツク毎に繰返される4トラック完
結型となっている。
ところで第6図(a)に示すようなフォーマットで記録
された磁気テープを回転ヘッドで再生すると、回転ヘッ
ドからは第8図(a)に示すようなRF倍信号得られる
。このRF倍信号例えば第7図中の(A)奇数フレーム
トラックの再生により得られるものである場合、130
KHzのバンドパスフィルタ(BPF)を通すことによ
り、fblに示すようなパイロット信号f、が得られる
区間■はオントラックのパイロット信号によるもの、区
間■及び■はそれぞれ(B)奇数フレームトラック及び
(B)偶数フレームトラックのパイロット信号のクロス
トークによるものである。
回転ヘッドがオントラック上を正しく走査しているとき
には、本来、区間■及び■のエンベロープレベル、すな
わち(C1のV■及び■■は等しいはずであるが、トラ
ックズレがあるとV■≠■■となり、その大きさと極性
によりオントラックに対する回転ヘッドのズレ量と方向
が判る。従って、■■と■■の差によってキャプスタン
サーボを働らかせテープ速度を微調整することによって
回転ヘッドをオントラック上で走行させることができる
ようになる。
上述のような動作を行うためには、所定位置にあるシン
ク信号を正確に検出して■■及び■■のレベルをサンプ
リングしてやる必要がある。しかし、R−DATは上述
のように消去ヘッドをもたず、オーバライドにより2度
目、3度目の記録を行っているため、シンク信号を正確
に検出して■■及びvmをサンプリングして正しい誤差
信号を発生することができなくなることがあった。
すなわち、R−DATでは、記録はP CM eM域の
中心から±2ブロック以内で行えばよいことになってい
る。また、パイロット信号fl(”130 KHz)の
記録レベルは他の信号のレベルよりも若干下げて行うこ
とになっている。これは周波数の低い信号はどテープへ
の記録レベルが深く、オーバライドの隔部に記録されて
いるパイロット信号f、を消去信号f4により消去する
ことができるようにするためである。しかし、このよう
にパイロット信号f1のレベルを低くすると、前に記録
されているシンク信号f2又は「、のところにパイロッ
ト信号r1を新たに記録したとき前のシンク信号が完全
に消去されずに残ってしまうことがある。
このようなことが起ると、前の記録のシンク信号に応じ
そのときの再生RF信号中のパイロット信号の周波数成
分のレベルをサンプリングしてしまう。このパイロット
信号は本来一方の隣接トラックのサンプリング信号のク
ロストークのレベルでなければならないのに、上記サン
プリングされる周波数成分はオントラックのパイロット
信号そのものであり、該サンプリングにより得られるレ
ベルは極めて大きな値となる。その後2ブロック後の再
生RF信号中のパイロット信号の周波数成分をサンプリ
ングし、このサンプリング値と2ブロツク前のサンプル
値との差をとり、このレベル差をトラックズレ量として
キャプスタンサーボを制御するようになるが、先にサン
プリングしたものは隣接トラックのクロストークのレベ
ルでなくオントラックのレベルであるため、実際のトラ
ックズレ量とはかけ離れた非常に大きな値のレベル差が
得られるようになる。このようなことが起ると5.キャ
プスタンサーボが乱れ、テープ走行に悪影響を与えるよ
うになる。
この問題はシンク信号の誤検出を防止することにより解
消することができるが、パイロット信号が消え残って干
渉し、振幅が大きくなったり小さくなったりした場合に
は、正しいトラックズレ量をキャプスタンサーボに供給
することができなくなる。
すなわち、オーバライドの際パイロット信号f。
をパイロット信号f、で消去することを同一のセントで
行う場合は問題ないが、当然の事ではあるがセット間や
メーカ間で、記録レベルにバラツキがあるので、例えば
Aのセットでは記録レベルが深く、Bのセットでは記録
レベルが浅いというようなことが発生する。このような
とき、Bのセントで記録しているテープにAのセットで
オーバライドする場合は問題ないが、Aのセットで記録
したテープにBのセットでオーバライドする場合は、元
のflを消去することができなくなる。この場合、前回
記録されたパイロット信号とオーバライドのパイロット
信号が干渉して、加算されたり減算されたりする。従っ
て、シンクを正しく検出しても、パイロット信号f1の
干渉により、正しくトラックズレ量を検出できないとい
う問題が発生する。最悪は同一アジマスでPCMセンタ
がズレない場合である。
第9図は上述のような干渉が生じた場合の130klf
BPFの出力波形の一例を示し、オントラックのパイロ
ット信号に続く一方の隣接トラックのパイロット信号の
クロストークの振幅が干渉によって乱れているのに対し
、他方の隣接トラックのパイロット信号のクロストーク
の振幅は干渉がなく乱れていない。従って、これを各隣
接トラックのパイロット信号の中央位置に対応して記録
されているシンク信号の検出に基づいてサンプルパルス
SPI及びSF3を発生してサンプリングしたのでは、
正確なトラックズレ量を示すATF誤差信号を発生する
ことができず、キャプスタンサーボが乱れる。
このような問題を解決する方法として、各パイロット信
号期間の複数点をサンプリングしてその平均値をとり、
各期間の平均値の差に基づいてトラックズレ量を表わす
信号を発生するようにすることが考えられる。しかし、
従来のシンク信号の記録位置が上述のようにパイロット
信号の中央に対応したところにあるため、サンプリング
できるパイロット信号の期間が全期間の半分以下であり
、複数点をサンプリングする余裕がない。
このため、単にオーバライド時の消し残りの干渉だけで
なく、エンベロープ検波のリンプルやジッタなどによる
誤差を吸収する処理すらできなかった。
〔発明の目的〕
本発明は上述した問題点を解消するためになされたもの
で、両隣接トラックのパイロット信号のサンプリングに
利用することのできる期間を長くして、オーバライド時
の消し残りの干渉、リップル、シフタに強いキャプスタ
ンサーボ制御を行えるようにした回転ヘッド式デジタル
オーディオ記録再生装置を提供することを目的としてい
る。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために本発明によりなされた装置は
シンク信号を一方の隣接トラックのパイロット信号の始
端から一定の長さをもって記録することにより、再生時
にシンク信号の検出後クロストークのレベルを正しく検
出するための処理を行うために十分に長い時間をとるこ
とが可能になっている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は、本発明の回転ヘッド式デジタルオーディオ記
録再生装置により記録され、再生されるテープ上のAT
Fフォーマットを示す。図において、Aヘッド奇数フレ
ームのシンク信号「2はBヘッド奇数フレームのパイロ
ット信号r1の始端から1ブロツクの長さで、Bヘッド
偶数フレームのシンク信号f 3はAヘッド奇数フレー
ムのパイロット信号f1の始端から0.5ブロツクの長
さで、Aヘッド偶数フレームのシンク信号r工はBヘッ
ド偶数フレームのパイロット信号の始端から0.5ブロ
ツクの長さで、かつBヘフドi数フレームのシンク信号
f sはAヘッド偶数フレームのパイロット信号rIの
始端から1ブロツクの長さでそれぞれ記録されている。
第1図について上述したATFフォーマットの記録によ
り、シンク信号の検出に応じて一方の隣接トラックのパ
イロット信号のクロストークをサンプリングすることの
できる期間が長くなる。
第2図は従来通りの第7図に示すATFフォーマットで
記録したテープと本発明の装置により第1図に示すAT
Fフォーマットで記録したテープとの両方を好ましく再
生することのできる本発明の装置の再生部分の一実施例
を示す。
図において、1点鎖線で仕切った部分Aはアナログ処理
系、部分りはデジタル処理系をそれぞれ示す。
まず、アナログ処理系Aについて説明すると、Alは1
30kHzバンドパスフイルタ(B P F)であり、
その入力には回転磁気ヘッド(図示せず)により再生さ
れたRF傷信号入力されている。130kHzBPFA
1はRF傷信号ら130kHzのパイロット信号成分の
みを通過し、他の帯域の信号を除去する。A2はエンベ
ロープ検波回路であり、その入力に130kHzBPF
A1の出力が入力されている。エンベロープ検波回路A
2は13QkHzのパイロット信号の振動をDCレベル
に変換し、これをビーク/ホールド(P/H)回路A3
及びA4の入力にそれぞれ印加している。P/H回路A
3は、後述するコントローラ及びタイミング発生器から
のサンプルパルスBPの印加に応じてエンベロープ検波
回路A2の出力信号のピーク値を一時保持し、これを加
算回路A5の一方の入力に供給する。加算回路A5の他
方の入力にはP/H回路A4の出力が印加されている。
加算回路A5は、P/H回路A3に一時保持したエンベ
ロープ検波回路A2の出力のある時点でのピーク値と、
P/HA4に一時保持したエンベロープ検波回路A2の
出力の他のある時点でのピーク値とを加算し、これを平
均値回路A6に人力する。平均値回路A6は、オントラ
ックのパイロット期間、一方の隣接トラックのパイロッ
ト期間、他方の隣接トラックのパイロット期間の各々に
おける2点のピーク値を平均した値を出力するので、エ
ンベロープ検波回路A2の出力にほとんどリフプルかな
い理想的な状態のとき、及びオーバライドによる消え残
りの干渉などがないときには、エンベロープ検波回路A
2の出力が平均値回路A6の出力にそのまま現われるこ
とになる。しかし、リップル及びオーバライドでの干渉
があり、エンベロープ検波回路A2の出力が変動してい
るときには、前サンプルパルスBPでサンプルした値と
後サンプルパルスAPでサンプルした値との平均値が平
均値回路A6から出力されるようになる。
平均値回路A6の出力は切換スイッチSW、の固定接点
すを介してサンプル/ホールド(S/H)回路A7.A
8の入力及び差動増幅器A9の一例入力にそれぞれ供給
される。S/H回路A7はオントラックのパイロット信
号のレベルを、S/H回路A8は一方の隣接トラックの
クロストークのレベルを、後述するコントローラ及びタ
イミングパルス発生器から供給されるサンプルパルスO
P、SPIによってそれぞれ一時保持する。なお、サン
プルパルスBPに対するOP、SPI、SPlの関係の
詳細は後述するが、BPは各期間の前半でAPは後半で
それぞれ発生され、SPlは一方の隣接トラックをサン
プルするサンプルパルスでAPの後に、SPlは他方の
隣接トラックをサンプルするサンプルパルスでAPの後
に、OPはシンクの後にオントラックのパイロットがあ
る場合にオントラックをサンプルするサンプルパルスで
APの後にそれぞれ発生される。
S/H回路A8は、その入力に印加されるエンベロープ
検波回路A2の出力又は平均値回路へ6の出力をサンプ
ルパルスSPIの印加に応じて一時保持し、これを差動
増幅器A9の+側入力に供給する。従って、差動増幅器
A9の出力には、S/H回路A8に保持されている値と
エンベロープ検波回路A2の出力又は平均値回路A6の
出力との差分が発生され、これがS/H回路AIOに供
給される。S/H回路AIOはサンプルパルスSP2に
よって差動増幅器A9の出力を、一時保持する。
上述のようにサンプルパルスSPI、SP2は両隣接ト
ラックに対応する期間で発生されるので、S/H回路A
IOには、両隣接トラックのパイロット信号のクロスト
ークのレベル差、すなわちトラックズレ量に相当する値
が一時保持され、これがATF誤差信号としてキャプス
タンサーボに供給される。
エンベローフ検波回路A2の出力はコンパレータAll
の一方の入力に供給されている。コンパレータAllの
他方の入力には、S/H回路A7の出力が2/3i衰器
A12を介して入力されている。コンパレータAllは
、一方の入力すなわちエンベロープ検波回路A2の出力
を他方の入力すなわちオントラックのパイロット信号の
レベルの2/3と比較し、一方の入力が他方の入力より
も大きいとき、すなわちオントラックのパイロラド信号
のレベルがエンベロープ検波回路A2から出力されてい
る期間、その出力がHとなる。このコンパレータAll
の出力は後述するRSフリップフロップ(F/F)のセ
ット入力に印加される。
P/H回路A4に印加されるサンプルパルスAPは、各
パイロット信号の期間の後半の1プロッり期間内でコン
トローラ及びタイミング発生器により任意時間幅で発生
され、この時間幅の間でのピーク値がP/H回路A4に
一時保持されるようになる。
次に、デジタル処理系りについて説明すると、Dlはシ
ステムを駆動する基本クロックf、4を発生する水晶発
振器である。水晶発振器DIが出力する基本タロツクf
、は、後述するシステムカウンタD4のクロック(ck
)端子、シンク検出回路DIOのck端子、システムコ
ントローラ及びATFウィンドウ発生器D5のck端子
及びコントローラ及びタイミング発生器D7のck端子
にそれぞれ供給される。
D2は入力にRF傷信号供給されるヘッドタッチ検出器
であり、RF傷信号入力されているか否か、すなわちヘ
ッドとテープが接触しているか否かを判断し、接触して
いると判断したときには、システムカウンタD4及びA
TF−2フラツグフリツプフロツプ(F/F)D6をリ
セットして初期状態にする。
D3はデータシンク及びブロックアドレス検出回路であ
り、これはサブコード及びPCMのデータシンク及びブ
ロックアドレスを検出し、これによりシステムカウンタ
D4の補正を行う。なお、このデータシンク及びブロッ
クアドレス検出回路D3は、実際には、PCMイコライ
ザ、ゼロディティフタ及び8/10変換器などを含むよ
うになっているが、ここではその詳細な説明は省略する
D4はシステムカウンタであり、これはヘッドとテープ
の当接期間の概略を管理して信号の記録位置を判断する
ためのものである。D5はシステムコントローラ及びA
TFウィンドウ発生器であり、これはシステムカウンタ
D4の出力をデコードし、ATF 、PCMなどのウィ
ンドウを形成すると共に、ヘッドとテープの当接期間の
略半分を経過した時点でパルスを発生してATF−2フ
ラツグF/F D 6のセント入力に印加し、ATF−
2フラツグをオンさせる。ATFウィンドウはシンク検
出器DIOに、ATF−2フラツグはコントローラ及び
タイミング発生器D7にそれぞれ印加される。
コントローラ及びタイミング発生器D7はカウンタ、フ
ラッグF/F、ゲートなどで構成され、水晶発振器D1
からのクロック信号fHと、ATP−2フラツグF/F
D6のQ出力からのATF−2フラツグと、サーボ系か
らのヘッド切換パルスI(SWP (A/B)と、シス
テムコントローラ及びATFウィンドウ発生器D5から
のATFウィンドウと、シンク検出回路DLOからの検
出パルスDEPと、R3F/FD17のQ出力とが人力
される。これらの入力に基づき、コントローラ及びタイ
ミング発生器D7は、サンプルパルスBP、AP、OP
、SPI及びSF3、放電パルスDPなどを発生する。
サンプルパルスOPはS/H回路A7のc4子に、サン
プルパルスSPIはS/H回路A8のC端子に、そして
サンプルパルスSP2はS/H回路AIOのC端子にそ
れぞれ供給される。これらのサンプルパルスOP、SP
I及びSF3は、上述したように各期間の後半部で後サ
ンプルパルスAPの後に発生されるものである。従って
、前サンプルパルスBPにより前半のポイントでサンプ
リングされてP/H回路A3に保持されたピーク値と、
後サンプルパルスAPにより後半のポイントでサンプリ
ングされてP/H回路A4に保持されたピーク値との平
均値が、パイロット信号の終点近くで発生されるサンプ
ルパルスSPI、SP2及びOPによってサンプリング
されS/H回路A7.A8及びAIOに一時保持される
なお、上記放電パルスDPは、エンベロープ検波回路A
2がその時定数が大きいため、パイロット期間がオント
ラック、隣接トラック間で変化したときこの変化にすば
やく追従できないことによりサンプル値が不正確になる
ことを防止するため、各期間の終りでエンベロープ検波
回路A2内に蓄積された電荷を強制的に放電するための
ものであ 、る。
D8はシンク信号r z  (= 520 kllz)
及びf3(= 784 kHz)を強調するATFイコ
ライザ(EQ)であり、その出力はゼロクロスデイテイ
クタD9の入力に印加される。DIOはシンク検出回路
であり、Aヘッドによる再生時にはシンク信号f2を、
Bヘッドによる再生時にはシンク信号f3をそれぞれ検
出し、シンク信号の半波毎の検出に応じて検出パルスD
EPを出力し、これをコントローラ及びタイミング発生
器D7に供給する。
シンク検出回路DIOの入力には、ゼロクロスディティ
フタD9によりデジタル信号に変換されたデータが印加
され、制御入力には、基本タロツクf、、ヘッド切換信
号H3WP (A/B)及びATFシンクウィンドウが
印加されている。
Dllはカウンタであり、ck端子にクロック信号f、
4が、G1端子にコントローラ及びタイミング発生器D
7からの制御信号が、R端子にR3F/FD12のQ出
力がそれぞれ印加され、制御信1号はオントラックのパ
イロット信号が前にあるオントラック期間にのみ印加さ
れる。このカウンタDllのキャリー出力は、S端子に
コンパレータAllの出力が印加されるR3F/FD1
2のR端子に印加される。R3F/FDI2のQ出力及
び互出力は2人カアンドゲートD13及びD14の一方
の入力にそれぞれ印加される。これら2人カアンドゲー
トD13及びD14の他方の入力には、コントローラ及
びタイミング発生器D7がシンクを正しく検出したとき
発生するパルスが印加される。
2人力アンドゲー)D13及びD14の出力は、アップ
ダウンカウンタD15のUP大入力びDOWN入力にそ
れぞれ印加される。アップダウンカウンタ015のD端
子には、データメモリ016に格納されているカウント
値の中間値データが入力され、該中間値データがL端子
へのロード信号の印加に応じてアップダウンカウンタD
15中にセントされる。アップダウンカウンタD15の
キャリー出力cyはR5F/FD17のS入力に、ボロ
ー出力BRは2人力オアゲー1−D18を介してR3F
/FD17のR入力にそれぞれ印加される。またキャリ
ー出力CY及びボロー出力BRは3人力オアゲートD1
9を介してアップダウンカウンタD15のL端子に印加
される。両オアゲートD18及びD19にはまたシステ
ムコントローラ及びATFウィンドウ発生器D5から発
生器体5号RESETが印加される。
従って、アップダウンカウンタD15はシステムコント
ローラ及びATFウィンドウ発生器D5から発生器体5
信号RESET、アップダウンカウンタ015のキャリ
ー出力CY又はボロー出力BR発生時に、データメモリ
D16からの中間値データがアップダウンカウンタ01
5にセットされる。一方、R3F/FD17はリセット
信号又はポロー出力BR発生時に初期状態にリセットさ
れる。R3F/FD17のQ出力は切換スイッチSWI
の制御入力とコントローラ及びタイミング発生器D7と
に供給される。R3F/FD17のQ出力がHのとき、
切換スイッチSWIは接点す側になり、パイロット信号
の前半及び後半でそれぞれピーク検出したピーク値の平
均値を後の回路系に供給する。
以上の構成において、再生動作開始時にシステムコント
ローラ及びATFウィンドウ発生器D5がリ発生器体5
RESETを発生する。該リセット信号は2人力オアゲ
ー1−018を介してR5F/FD17のR端子に入力
されR3F/FD17を初期状態にしてそのQ出力をL
にすると共に、3人力オアゲートD19を介してアップ
ダウンカウンタ015のt、 f5子に入力されアップ
ダウンカウンD15にデータメモリD16の中間値デー
タをセットさせる。従って、切換スイッチSWIはa接
点側にされ、各パイロット期間で1回だけサンプリング
する通常動作が行われる。
サンプルパルスOPはシンク信号がパイロット信号の前
に存在するときのみ発生され、このサンプルパルスOP
の発生により、S/H回路A7にオントラックのパイロ
ット信号のレベルがサンプリングされて一時保持される
。S/H回路A7の出力は2/3減衰器A12を介して
コンパレータAllに基準値として入力され、この基準
値よりエンベロープ検波回路A2の出力が一定時間の間
大きいとコンパレータAllの出力がHになる。
このコンパレータAllの出力の立上りによりRSF/
FD12がセント状態となり、これによってカウンタD
llがカウント動作を開始する。カウンタDllのキャ
リー出力はカウンタDllが略3ブロツクに相当するカ
ウントを行った後に立上り、これによってR3F/FD
12がリセットされる。カウンタDllのG1端子にコ
ントローラ及びタイミング発生器D7から印加される制
御信号は、オントラックのパイロット信号がシンク信号
の前にある場合にのみHになる。
従って、オントラックのパイロット信号がシンク信号の
前にあるとき、オントラックのパイロット信号の検出か
ら3ブロック以内にコントローラ及びタイミング発生器
D7がシンク検出回路D10から検出パルスDEPを受
け、これに応じてパルスを発生すると、このパルスが2
アンドゲートD’13を介してアップダウンカウンタD
15のUP大入力印加され、カウント値が+1される。
上記3ブロック以内に検出パルスを受けず、その後の期
間でシンク信号が検出された場合には、R3F/FD1
2がリセットされているので、コントローラ及びタイミ
ング発生器D7からの検出信号は2人カアンドゲートD
14を介してアップダウンカウンタD15のDOWN入
力に印加され、カウント値が−1される。
アップダウンカウンタD15がキャリー出力を発生する
と、R3F/FD17がセットされそのQ出力がHとな
る。このR3F/FD17のセットにより、切換スイッ
チSW1がb接点側になると共に、コントローラ及びタ
イミング発生器D7が各パイロット期間の前半と後半で
ピーク検出するためのサンプルパルスBP及びAPを発
生し、このサンプルパルスの後にOP、SPI及ヒSP
2を発生するようになる。従って、両隣接トラックのパ
イロット信号のクロストークについてそれぞれ平均値が
とられ、これら平均値の差がトラックズレ量としてキャ
プスタンサーボに供給される。
なお、アップダウンカウンタD15は、シンク信号の誤
検出及びノイズ対策に有効であると共に、テープのシン
ク信号の状態が途中で良くなったり悪くなったりする場
合に対応できるようにするためのもので、そのセンタ値
は4位にセントされ最大8位のカウント値でキャリー又
はボロー出力が発生し、各状態に対して長い時間かから
ないで対応できるようになっている。
第3図は第2図について上述した実施例において、シン
ク信号がパイロット信号の始端から記録されている場合
に、コントローラ及びタイミング発生器D7が発生する
サンプルパルスBP、AP、SPI、SF3のタイミン
グを示す。
第4図は他の実施例を示し、図中第2図について上述し
たものと同等の部分には同一の符号を付しである。
第4図のアナログ処理系Aにおいては、第2図のエンベ
ロープ検波回路A2及びP / H回路A3に代えて放
電パルスが入力されないエンベロープ検波回路A2’及
びS/H回路A3’が置き換えられると共に、第2図の
P / H回路A4及びS/H回路A7が削除されてい
る。また、S / H回路A7の削除に関連してコンパ
レータAllが、基準値がV、に固定されているコンパ
レータAll’に置き換えられている。
デジタル処理系りにおいては、カウンタDllのG1端
子にはコンパレータA11′の出力が印加され、G2端
子にはコントローラ及びタイミング発生器D7からの制
御信号が印加されるようになっている。G2端子に入力
される制御信号はオントラックのパイロット信号が前に
あるときに発生されるものである。カウンタDllのキ
ャリー出力はR3F/FD12のS端子に印加されてい
る。カウンタDll及びR3F/FD12のR端子には
、ATF期間に入る直前にコントローラ及びタイミング
発生器D7が発生する信号が印加される。
カウンタDll、R3F/FD12、アップダウンカウ
ンタD15などは、パイロット信号が前にあるオントラ
ックのパイロット信号の検出から一定時間内にシンク信
号を適正に何回か検出されたことに応じて、シンク信号
が隣接トラックのパイロット信号の始端から所定の長さ
で記録されていることを判断し、これによって切換スイ
ッチSWlをb接点側に切換えると共に、コントローラ
及びタイミング発生器D7が発生するサンプルパルスの
タイミングを変更する。
なお、第4図の例において、シンク信号がパイロット信
号の始端から記録されている場合のサンプルパルスBP
 、SP 1及びSP2のタイミングは第5図に示すよ
うになる。
以上説明した実施例によれば、シンク信号の記録位置を
検出してサンプルタイミングの発生タイミングを自動的
に切換えているため、誤った位置でパイロット信号をサ
ンプリングすることがないので、他の装置との互換性上
問題ない。また、本発明の装置で記録したテープを他の
装置で再生しても何ら問題とならない。
〔効 果〕
以上説明したように本発明によれば、シンク信号を一方
の隣接トラックの始端より記録し再生するようにしてい
るため、シンク信号の検出後パイロット信号を処理する
のに利用できる時間が長くなり、例えば複数点のサンプ
リング及びその平均というような処理が可能になり、た
とえパイロット信号の消し残り干渉、リップル、シフタ
があっても、該干渉に影響されないトラックズレ量を表
わす適正な信号が得られるようになり、安定したキャプ
スタンサーボ制御を行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転ヘッド式デジタルオーディオ
記録再生装置により記録されるATFフォーマットを示
す図、 第2図は本発明による回転ヘッド式デジタルオーディオ
記録再生装置の再生回路部分の一実施例を示すブロック
図、 第3図は第2図の装置において発生されるサンプルパル
スのタイミングを示す波形図、第4図は再生回路部分の
他の実施例を示すブロックず、 第5図は第4図の装置において発生されるサンプルパル
スのタイミングを示す波形図、第6図はR−DATのト
ラックフォーマットとブロックフォーマットを示す図、 第7図はR−DATのATF)ラフクフオーマソトを示
す図、及び 第8図は第13図のトラックパターンによるトラッキン
グ制御の原理を説明するための図、 第9図は従来の問題点を説明するための図である。 特許出願人  パイオニア株式会社 第9図 第3図 第5図 手続補正書(扶 昭和62年 6月19日 蒲餓官黒田明雄殿 1、 1H牛の耘 昭和62年特許願第050299号 2、 発明の名称 回転ヘアド式デジタルオーディオ記録再生装置3、 補
正をする者 事件との関係    特許出願人 住所 東京都目黒区目黒1丁目4番1号名fF  (5
01)パイオニア株式会社4、代理人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 記録媒体上の複数の斜めのトラックの各々に、デジタル
    信号と、アジマス効果の少ない周波数信号からなるトラ
    ッキング用パイロット信号及び一方の隣接トラックのパ
    イロット信号の記録位置を示すシンク信号を含む複数の
    信号とを、トラックの長手方向において記録領域を独立
    にして予め定めたフォーマットでかつ連続する4つのト
    ラックの前記パイロット信号及びシンク信号の記録パタ
    ーンを互に異ならせて、トラック幅より広い幅の回転ヘ
    ッドにより記録し、該記録した記録媒体の再生により回
    転ヘッドから得られる信号から前記シンク信号を検出し
    、該検出したシンク信号を基準にして両隣接トラックの
    パイロット信号のクロストークのレベル差を求め、該レ
    ベル差に基づき形成したトラックズレ量を表わす信号を
    キャプスタンサーボに供給してトラッキングをとるよう
    にしたものにおいて、 前記シンク信号を一方の隣接トラックのパイロット信号
    の始端から一定の長さをもって記録することを特徴とす
    る回転ヘッド式デジタルオーディオ記録再生装置。
JP62050299A 1987-03-06 1987-03-06 回転ヘッド式デジタルオーディオ記録再生装置 Pending JPS63217555A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0432540A2 (en) * 1989-12-15 1991-06-19 Sony Corporation Tracking control circuit and method

Cited By (2)

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US5623380A (en) * 1989-12-15 1997-04-22 Sony Corporation Circuit and method for controlling head tracking based on an average of reproduced pilot signals from each recording unit

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