JPS63216562A - 管状感染防護器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、性交時における感染性病原体（ｉｎｆｅｃｔ
ｉｏｕｓ　ｍａｔｔｅｒ）の移行に対する防護のための
、管状感染防護器具、つまシコンド、−ム様の器具に関
する。特に閉塞端と開口端を有し、開口端には外側に向
けて広がった部分が、開口端を半径方向に広げる手段と
ともについている肉厚の薄い管状感染防護器具に関する
。

〔従来の技術〕

コンドームは、避妊具であるほか、性病の原因となるバ
クテリア性やウィルス性の細菌のような感染性病原体の
性交時（でおける移行に対しての防護の役目をする。エ
イズ（ＡＩＤＳ）が出現して以来、種々の保健機関は、
この致命的疾病の蔓延を防ぐため、性交時におけるコン
ドームの使用を増すように人々を説得することに多大の
努力をしている。

コンドームは、普通にはラテックスで作られて開口端と
閉塞端を有する薄肉管状の本体部を有する。コンドーム
は性交の前に陰茎の上に引きかぶせられる。この管状本
体部分は、コンドームが陰茎に密着するような内径を有
している。

コンドームの開口端には弾性と柔軟なラテックスのリン
グ１．′ｉたはラテックスを巻いた部分力戸普通には設
けられている。このリングの部分はコンドームの管状本
体部と直径が同じくなっている。この弾性あるリング部
分は元来、コンドームを陰茎の上に保持してコンドーム
内部からの精液の漏出を防ぐ役目をする。このような弾
性あるり／グ部分は、コンドームの開口端を陰茎に締め
当てるものであシ、コンドームの開口端を半径方向に広
げるものでない。

エイズウィルスが保菌者の血液または血漿に接触したと
きのみ移行しうろことは一般に認められている。性交の
際においてはこのようなエイズウィルスの移行は、保菌
者の病原体（ｔｅｓｉｏｎｓ）　　が保菌者の相手の人
の粘膜や皮膚に接触したときに起る。このようなエイズ
ウィルスの移行は陰茎の基底部や陰門の周シで特に起シ
やすい。つまシ性交の間にそれが原因でこれらの個所に
ある病原体が体外に出るというおそれがある。普通形の
コンドームを用いる場合は、これらの個所はコンドーム
によって防護または遮蔽されていないので、コンドーム
はエイズウィルスのような感染性病原体の感染に対して
完全な防護の役目をするものでない。

有効な避妊効果および／または感染性病原体の移行に対
して普通のコンドーム以上の防護効果が得られるような
コンドームまたはコンドーム様の器具を設計する多くの
試みがなされて来た。それらの二三を説明するならば次
のようである。

フライマルク（Ｆｒｅｉｍａｒｋ）による米国特許第４
．００４，５９１号で１つの避妊具が開示されている。

この避妊具は、高強度のゴム、プラスチックまたは他の
類似の材料で作られた女性用コンドームである。このコ
ンドームは剛性あるリング状のリムを有していて、この
リムは曲って波形をなしている。このリムはワイヤでも
よい。

この器具（避妊具）は硬い成形された材料でできていて
柔軟性がないので、リムはこの器具の開口端を広げるよ
うに用いられいない。このコンドームの断面寸法は、平
均的男性の陰茎の太さに幾らかの隙間をもって容易に適
応できるように十分大きいことが開示されている。この
器具の第１の機能は、望まない妊娠を防止することであ
る。この器具は性病の蔓延を防止するのに有用であるが
、この器具はｌ生変当事者間での、性病の原因を含むか
もしれない分泌液の行き来を防止するものでない。さら
にこの避妊具は女性が使うものとされているのに、これ
を線内に保持する手段を含んでいない。

ストリックマン（Ｓｔｒｉｃｋｍａｎ　）らによる米国
特許第４，６３０，６０２号で、１つの使い捨ての避妊
用頚管閉塞具が開示されている。この発明による頚管閉
塞具は、寸法／形状についてスタンダードなダイヤフラ
ム形器具に類似している。

この頚管閉塞具には、殺精子性の潤滑剤を保持できる種
々の精子捕捉場所がある。頚管閉塞具の本体の中にある
多くの溝にもこのような殺精子性潤滑剤を入れることが
できる。この頚管閉塞具はウレタンポリマーで作られる
。この発明による頚管閉塞具は、コンドームとは異り、
性交当事者間での、性病の原因を含むかもしれない分泌
物の行き来を防止するような管状側壁を有しない。

ルドウイツヒ（Ｌμｄｗｉｇ）による米国特許第３．５
３６，０６６号で１つの避妊器具が開示されている。こ
の特許の器具は性交当事者間のどんな皮膚接触も防止す
るものである。しかしこの器具は大型であシ、使いにく
い。

メルダール（Ｍｅｔｄａ／、ｔ）による米国意匠特許第
２５４．８０８号で１つの男性用避妊具の形状が開゛示
されている。この避妊具は普通のコンドームよりは径が
大きいらしいが、この避妊具は、その開いた端部におい
て、性病の蔓延を防止する役に立つような手段を有して
いない。

性交の間における当事者間の、特には陰茎基底部と陰門
の間での体液の移行に対しての防護効果が得られるよう
な、簡単で使用が容易な器具は業界に存在しない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は上記のような、現今業界に存在しない器具を提
供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明が提供するものは、性交時における感染性病原体
の移行に対しての防護のための管状防護器具である。こ
の防護器具は、ｌ端が閉じられていて、開いた端部には
外側に向けて広がったカラー状の部分がこのカラ一部つ
まシ開いた端部を半径方向に広げて保持する手段と共に
ついている可撓性で薄肉の管状体を含んでいる。

この防護器具の内径は、性交の間にこの防護器具の管状
体部に対して陰茎が動きうるような十分な大きさになっ
ている。

本発明が提供する１つの望ましい実施態様は、閉じた端
部、開いた端部、そして第１の直径を有する可撓性薄肉
の管状体を含んでいる。本発明のこの実施態様はさらに
、第２の直径を有して開いた端部を半径方向に広げて保
持する、外側に向けて広がったカラー形状の手段を有し
ておシ、管状体部の第１の直径は半径方向に広げて保持
する手段の第２の直径よりは小さく、第１の直径は、性
交の間においてこの防護器具の管状体部の中で陰茎が動
きうるような十分な大きさになっている。

本発明が提供する１つの望ましい実施態様で、女性用の
コンドーム様器具として用いられるものは、閉じた端部
と開いた端部を有する可撓性薄肉の管状体を含んでいる
。この実施態様はさらに、開いた端部を半径方向に広げ
て保持する第１の外側に向けて広がったリング状手段と
、閉じた端部を半径方向に広げて保持する第２の外側に
向けて広がったリング状手段とを有している。第２のリ
ング状手段は、この防護器具をダイヤフラム形器具の場
合に似た方式で膣の中に保持するものである。

実施例 本発明が提供するものは、性交時における感端は閉じ他
端は開いている可撓性薄肉の管状体を含んでいる。開い
た端部には、外側に向けて広がったカラー状の部分とこ
のカラー状部分つまり開いた端部な半径方向に広げて保
持する手段とがついている。この防護デバイスの内径は
、性交の間に防護デバイスに対して陰茎が動きうるよう
な十分な大ぎさになっている。この防護デバイスは、感
染性病原体の移行に対しての防護のほか、避妊用でもあ
り、この防護デバイスにカラー状の部分がついているこ
とにより、普通のコンドームの場合と比べると、陰門の
周りでの防護が加わるから、より効果的な避妊効果が得
られる。

本発明は、感染性病原体、特にはエイズウィルスの移行
に対しての特に良好な防護が、性交の際に、外側に向け
て広がって剛性あるリング状手段につながっているカラ
ーが開いた端部についているコンドーム様、つまり管状
の防護デバイスを用いれば得られるということの発見に
基づいている。このリング状手段は防護デバイスのカラ
一部を半径方向に広げて保持するものである。カラーの
大きさは陰門を完全に覆うようであるのが望ましい。管
状防護デバイスの内径は、この管状防護デバイスの壁に
対して陰茎が動きうるような十分な大きさであるのが望
ましい。管状防護デバイスの壁は、膣の壁にそれと相対
的に動かない状態で保持される。陰門を覆っているカラ
一部はまた。性交の間に陰門に開いた端部と閉じた端部
な有しているのが望ましい。この管状体は天然ポリマー
または合成ポリマー材料で作られているのが望ましい。

望ましいポリマー材料は、ラテックス、ポリエチレン類
、ポリウレタン類、およびそれらポリマーに基づく誘導
体でなるグループから選定される。

望ましい材料として、触感上状かで非粘着性のホリエー
テル・ポリウレタンが挙げられるが。

この防護デバイスの製造においてはポリオレフィンのよ
うな他のポリマ一つまりプラスチックも用いられうる。

この防護デバイスの管状体部は、ポリマー材料で物品を
製造する工業において普通に行われる多くの方法によっ
て製造されうる。本発明による防護デバイスの製造にど
の方法を採用するかは、とのポリマー材料を用いるかに
よって変って来る。防護デバイスを製造するのに用いら
れうる方法として、加熱溶融したラテックスのようなポ
リマー材料の容器にモールドを浸漬した後、そのモール
ドの上でポリマー材料をキユアリングさせるという方法
がある。他の方法として、加熱されたポリマーのシート
をモールドに入れまたは当てて、真空成形またはプロー
成形する方法もある。真空成形やブロー成形は、ポリウ
レタンのような合成ポリマー材料を用いるときに望まし
い。

ポリウレタンのような合成ポリマーが用いられる場合の
この防護デバイスの望ましい製造方法としては、ポリマ
ー材料の２層のシートな熱融着させて防護デバイスの所
望の形に成形する方法がある。熱融着法（複数）は、そ
の工程で注意が届かないと、望ましくないことＫなりう
る。何故ならば、これら熱融着の方法によれば、皮膚や
粘膜の表面を潜在的に異状に刺激するような硬化した継
ぎ目が残ることがあるからである。さらＫ、もし熱融着
法が不当に高い温度で行われたならば、継ぎ目での漏れ
や裂傷が起シうる。しかし熱融着法は、ポリマーのシー
トが防護デバイスを製造する間において引伸ばされるこ
とがなく、防護デバイスとして比較的に一定した壁厚さ
が得られるので望ましい。

コンドーム様≠バイスの壁厚さは場合によって太いに変
りうる。一般的には防護デバイスの壁厚さが薄くなると
性交の間での快感がよりよくなる。壁厚さはその防護デ
バイスのために選定されたポリマー材料の強度に応じて
変えられうる。防護デバイスの壁厚さは、ボリウレタ／
のような合成材料の場合２０μｍ〜６０μｍの間、合す
るためには、どんな材料で防護デバイスが作られるかに
は関係なく、壁厚さは、製造後１２か月未溝で試験され
るのであれば少くとも１７ＭＰａ　、製造後１２か月以
上で試験されるのであれば少くともｌ　５　ＭＰａの引
張強さを与えるものでなければならない。

管状防護デバイスの引伸ばされていない状態での内径は
、性交の間に防護デバイスに対して陰茎が動きうるよう
な十分な大きさであるのが望ましい。本発明による防護
デバイスでは、コンドーム式に密着着用となるような内
径にもできるが、コンドーム式の密着着用の防護デバイ
スでは、性交の間に男性側で適当な快感が得られない。

何故ならば、密着着用のコンドームは性交の間に陰茎と
共に動いて膣壁と亀頭部の直接の接触を防止するからで
ある。密着着用のコンドームはこのような望ましくない
働きをするので、それを使用することが多くの社会人に
嫌われている。もつと内径の大きいコンドーム様デバイ
スならば、膣壁のライナーとしてだけの働きなする。こ
の場合、防護デバイスは膣壁に対して動くことがなく、
亀頭が動くときにはそれが直接に接している面に対して
動く。このようにコンドーム様デバイスの内径が陰茎よ
りも大きいこととなっていると、性交当事者の両方でよ
りよい快感が得られる。

開いた端部な半径方向に広げて保持する、外側に向けて
広がったカラー状の手段または同様の働きをする弾性あ
るリングよりも下方での、管状体のどこでの直径（第１
の直径）も、開いた端部を半径方向に広げで保持する手
段の第２の直径よりも小さく、第１の直径は性交の間に
この管状体に対して陰茎が動きうるような十分な大きさ
であるのが望ましい。

コンドーム業界の規格では、コンドームの内径を規定す
るのでなく、平らな面上に置かれたときのコンドームの
幅の採用されうる値を規定している。業界では５幅が約
４７５ｍ〜約５１ａｍであるコンドームが密着着用のも
のと考えられている。輪郭が影響されないつまシ弛緩着
用のコンドームの幅は約５０ｍ、〜約５４ｇ１１である
。

本発明の場合は、引伸ばされない状態での採用されうる
幅は管状体の全体において少くとも５０ａｌｌである。

本発明によるコンドーム様デバイスでの望ましい幅の範
囲は約５５．１〜約８５紹である。

防護デバイスの外側に向けて広がるカラー形状にされた
部分には、リングのような、そのカラー状部分を半径方
向に広げて保持する手段がついている。なおこのリング
は管状防護デバイスの開口端が性交時の膣の中に押し込
まれることを防ぐ役目をする。

カラ一部を広げて保持する手段は、半剛性のリングまた
はそれに似た部材であるのが望ましい。本発明の最も望
ましい実施態様においては。

す／グは別部材として適当なプラスチック材料で作られ
る。本発明では、カラ一部を広げて保持する手段が、こ
の防護手段の壁部が作られているのと同じ材料で一体に
形成されているようにもできる。そのようにするには、
防護デバイスの壁を構成しているポリマー材料を、管状
体の開いた端から巻いて行き、同材質のリングを形成さ
せればよい。この同材質リングは、それを加熱するとか
、接着剤を用いることにより、巻きが戻ることなく保た
れるようにできる。

カラ一部を半径方向に広げて保持する手段の直径は、性
交の間における当事者間の分泌物の交換を防止するため
に十分な大きさであるのが望ましい。カラ一部を半径方
向に広げて保持する手段の直径はまた、広がっているカ
ラ一部によって陰門と陰茎基底部が覆われるに十分な大
きさであるのが望ましい。本発明の望ましい実施態様（
複数）では、防護デバイスの管状体の第１の直径と、カ
ラ一部を半径方向に広げて保持する弾性あるリング状手
段の第２の直径があって、第２の直径は第１の直径より
大きい。防護デバイスのカラ一部を半径方向に広げて保
持する手段の採用されうる直径は少くとも５０ｇである
が、約６０Ｉｎ１１〜約７５５１１１の間にあるのが望
ましい。カラ一部は円錐形に作られているのが望ましく
、管状防護デバイスの内径が約５０Ｕであるならば、半
径方向に広げて保持する手段によって支えられる所での
カラ一部の内径は約７５ｇｍであるのが望ましい。

本発明による管状防護デバイスを膣の中に挿入すること
は、男性によっても女性によっても行われうる。つまり
、男性側においてこの防護デバイスを性交の前に従来普
通であるように陰茎にかぶせることができるし、女性側
においてこの防護デバイスを指で、または挿入器具（ｉ
ｎｓｅｒｔｉｏｎ　ｐｒｏｂｅ　）やアプリケータを用
いて挿入することもできる。

女性側において−たん挿入された後に、この管状防護デ
バイスが膣から思いがけなく辷り出ることを防止するた
めに、防護デバイスを膣内に保持するための、円形の弾
性ある部材つまり弾性あるリングのような手段を用いる
ことができる。この部材つまりリングは、防護デバイス
の閉じた端部またはその近傍での壁の内側または外側に
結合されうる。この円形の弾性ある部材つまり弾性ある
リングは、それが子宮の近傍に正しく位置された後は、
ダイヤフラム形デバイスと同様の扱われ方で膣の中に保
持される。

管状防護デバイスを膣内に挿入することを容易にするた
めに、防護デバイスの閉じた端部を。

防護デバイスに対して軸方向に動きうるような外囲体で
包囲する、ということが可能である。

この外囲体は、防護デバイスが膣内に挿入される間に逆
方向に動かされるものであるから、それには防護デバイ
スの閉じた端が通るための開口がある。このような外囲
体は、防護デバイスを膣内に保持するための弾性あるリ
ングのような手段が用いられる場合には用いられないの
が普通である。

管状防護デバイスを挿入する前に、または挿入するにつ
いて、陰茎と接触している間での摩擦を減らすために少
くとも防護デバイスの内側には潤滑剤を塗るのが望まし
い。所望ならば防護デバイスの外側にも潤滑剤を塗るこ
とができる。管状防護デバイスの外側に潤滑剤を塗るな
らば、防護デバイスを膣内に挿入することを容易にする
ことができる。望ましい潤滑剤の選定は場合によって大
いに変りうる。潤滑剤の選定は一面では、防護デバイス
が作られているポリマー材料に対してのそれの相性によ
って決まる。

望ましい潤滑剤としては、軟膏類、クリーム類、水性の
粘質物またはセルローズ系潤滑剤のような粘質物に似た
物質があシうる。

以降においては図面を参照しつつ本発明をさらに詳細に
説明する。図には１本発明による管状感染防護器具の望
ましい実施例として男性用と女性用の両方を示している
。

第１図で示されているのは、丸味をもった閉塞端２を有
する肉厚の薄い管状感染防護器具ｌである。肉厚の薄い
管状感染防護器具Ｉの閉塞端２とは反対側の端部では、
管状感染防護器具ｌが引続いて円錐形のカラ一部３とな
っていて。

そのカラ一部は弾性あるリング４で終っている。

弾性のあるリング４の構造／寸法はカラ一部３が広げら
れて保持されるように決められている。

この実施例では、薄肉管状の防護器具ｌを作るのに用い
られた可撓性材料が弾性あるり／グ４を包み込んでいる
。この図で示す薄肉管状防護器具は男性用のコンドーム
様デバイスとして使われる。

第２ａ図で示されているのは、丸味をもって°閉じた端
部２と、弾性あるリング４で広げられ保持されているカ
ラ一部３を有する薄肉管状防護器具ｌの正面図である。

薄肉管状の防護器具ｌの丸味をもった端部２に第２の弾
性あるリング５が位置していて、このリング５はそれを
取付ける手段６によってその位置に保たれている。

この図ではリング５を取付ける手段６は可撓性材料でで
きた四角形の小片で、これは、それの両エツジ部分で薄
肉管状の防護器具ｌに取付けられている。こうすること
により、可撓性材料でできた四角形の小片６の中央部分
とこの小片６で覆われている薄肉管状の防護器具１との
間にある通路空間を通して、第２の弾性あるリング５が
自由に動くことを、この小片６は許すこととなる。リン
グ５を取付けるための手段は、薄肉管状の防護器具１を
膣内で保持する役目をする。この図で示す薄肉管状の防
護器具は女性用のコンドーム様デバイスとして用いられ
る。

第２ａ図において防護器具ｌの管状体部を、それの閉じ
た端部において、その管状体部に対して軸方向に動きう
るような日照形の外囲体（図示していない）によって包
囲することができる。しかし、管状防護器具において外
囲体と第２の弾性あるリング５０両方を同時に用いるこ
とは普通には行われない。

第２ｂ図に示されているのは、第２ａ図の肉厚の薄い管
状感染防護器具１の側面図である。

この図では、閉塞端２における第２のリング５と可撓性
材料でできた四角形小片６の構造／配置が、第２のリン
グ５が自由に動ける通路な示すように画かれている。こ
の実施例での第２のリング５は、第１のリングが位置す
る面と平行な面内に位置してはいない。第２のリング５
が位置する面は、この実施例では、第１のリング４が位
置している面と鋭角をなしている。それは、子宮の開口
が陰門に対してそれと同様の角度をなしているからであ
る。

体内に入るリングつまシ第２のリング５の直径は第１の
リングの直径よりも小さいのが普通である。第２のリン
グ５の直径は、閉塞端２を膣内で保持するに適当などん
な寸法にもでき。

したがっているいろありうる。このようにして、女性用
コンドーム様デバイスは、膣内に挿入されて性交の前の
かなりの期間装着されたままでありうる。第２のリング
５の望ましい外径は。

ダイヤフラム形デバイスで普通に用いられる外径であっ
て、それは約６５．、〜８０趨の間にある。

第３図は第２ｂ図での体内に入るリング、つまり第２の
リング５の上面平面図である。本発明の望ましい実施例
（複数）では、第２のリング５は肉厚の薄（・管状感染
防護器具ｉの可撓性の壁に取付けられるのではない。そ
れら実施例は、第１の薄肉管状防護器具ｌに第２のリン
グ５を、取付けることなく付属させることでできる。こ
うすることにより、本発明による防護デバイスは、購入
者によって男性用にも女性用にもコンドーム様デバイス
として使われうる。つまり、薄肉管状防護器具ｌは第２
のリング５なしでは男性用コンドーム様デバイスとして
使われうるし、薄肉管状防護器具ｌはまた、それの閉塞
端２に第２のリング５を差し込むことにより、女性用コ
ンドーム様デバイスとして使われうる。

第４ａ図は、第１図の肉厚の薄い管状感染防護器具ｌに
おいて、それの閉塞端２に、第３図の体内に入るリング
つまり第２のリング５を差し込んだものの正面図である
。これが本発明の上述した望ましい実施例を表わしてい
る。第２のリング５は、それをオーバル形になるように
押付けて薄肉管状防護器具！の中に差し込んで、閉塞端
２に入れられる。第２のリング５は、それを手から離せ
ば元の円形になる。第２のリング５があるべき位置にあ
るならば、それをダイヤフラム形デバイスと同様の扱い
方で用いることによって、薄肉管状防護器具ｌを膣内に
挿入できる。

第４ｂ図は、第１図の薄肉管状防護器具１において、そ
れの閉塞端２に、第３図の体内に入るリングつまり第２
のリング５を差し込んだものの側面図である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による管状感染防護器具の立体図、第２
ａ図は、女性用コンドーム様防護器具として使われる本
発明による防護器具の立体正面図、第２ｂ図は第２ａ図
の防護器具の立体側面図、第３図は第１図の防護器具と
組合せて用いられる閉塞端用つまり体内に入るリングの
上面平面図、第４ａ図は第３図の閉塞端用つまシ体内に
入るリングが中に入った第１図の防護器具の立体正面図
、第４ｂ図は第４ａ図の防護器具の立体側面図である。 ｌ・・・・・・管状感染防護器具 ２・・・・・・閉塞端 ３・・・・・・開口端（カラ一部） ４・・・・・・第１のリング ５・・・・・・第２のリング ６・・・・・・リング５を取付ける手段（四角形小片）
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、性交時における感染性病源物質の移行を防止する管
   状感染防護器具であつて、 （ａ）閉塞端と開口端とを有し、該開口端が （ｉ）カラー形状にされ、外側に広がる部分と、 （ｉｉ）該カラー形状にされた部分を半径方向に広げる
   手段 とを有する柔軟で薄い壁でなる管状体と、 （ｂ）性交時、管状感染防護器具に関する陰茎の動きに
   差しつかえないように十分に大きな寸法の内径とを 有する管状感染防護器具。 ２、カラー形状にされた部分が円錐形である特許請求の
   範囲第１項に記載の管状感染防護器具。 ３、前記の柔軟で薄い壁でなる管状体が、ラテツクス、
   ポリエチレン類、ポリウレタン類およびそれらの誘導体
   のなかから選択されたポリマーで成る特許請求の範囲第
   １項記載の管状感染防護器具。 ４、前記半径方向に広げる手段が、カラー形状にされた
   部分に一体的に結合された弾性あるリングである特許請
   求の範囲第１項に記載の管状感染防護器具。 ５、前記の閉塞端が、管状感染防護器具の軸方向に動き
   うる外囲体で包囲されている特許請求の範囲第１項記載
   の管状感染防護器具。 ６、前記の閉塞端に差し込められうるような第２の弾性
   あるリングをさらに有している特許請求の範囲第１項に
   記載の管状感染防護器具。 ７、性交時における感染性病源物質の移行を防止する管
   状感染防護器具であつて、 （ａ）閉塞端と開口端とを有し、薄い壁で成る柔軟な管
   状体と、 （ｂ）前記の管状体の内径が、性交時に陰茎の動きに差
   しつかえないように十分大きく、その開口端を半径方向
   に広げるように外側に広がるカラー形状にされた手段と を有する管状感染防護器具。 ８、前記の開口端を半径方向に広げる手段が弾性のある
   リングである特許請求の範囲第７項に記載の管状感染防
   護器具。 ９、前記の閉塞端に差し込められうるような第２の弾性
   あるリングをさらに有している特許請求の範囲第８項に
   記載の管状感染防護器具。 １０、前記第２のリングを前記の柔軟な肉厚の薄い管状
   部に取付けるための手段をさらに有している特許請求の
   範囲第９項に記載の管状感染防護器具。 １１、性交時における感染性病源物質の移行を防止する
   管状感染防護器具であつて、 （ａ）（ｉ）閉塞端と、 （ｉｉ）開口端と、 （ｉｉｉ）第１の直径と を有する薄い壁で成る柔軟な管状体と、 （ｂ）性交時、前記管状体内の陰茎の動きに差しつかえ
   ないように十分大きな第１の直径より大きい第２の直径
   を有し、前記開口端を半径方向に広げるように外側に広
   がるカラー形状にされた手段と を有する管状感染防護器具。 １２、前記開口端を半径方向に広げる前記手段が弾性あ
   るリングである特許請求の範囲第１１項に記載の管状感
   染防護器具。 １３、前記閉塞端に差し込められうるような第２の弾性
   あるリングをさらに有する特許請求の範囲第１２項に記
   載の管状感染防護器具。 １４、前記第２のリングを前記の柔軟な薄い壁で成る管
   状体に取付けるための手段をさらに有している特許請求
   の範囲第１３項に記載の管状感染防護器具。 １５、性交時における感染性病源物質の移行を防止する
   管状感染防護器具であつて、 （ａ）閉塞端と開口端とを有し、該開口端が （ｉ）カラー形状にされ、外側に広がる部分と、 （ｉｉ）該カラー形状にされた部分を半径方向に広げる
   手段を とを有する柔軟で薄い壁で成る管状体を有する管状感染
   防護器具。 １６、前記の柔軟で薄い壁で成る管状体の内径が、性交
   時、管状感染防護器具に関する陰茎の動きに差しつかえ
   ないように十分に大きな寸法である特許請求の範囲第１
   ５項に記載の管状感染防護器具。 １７、前記のカラー形状にされた部分を半径方向に広げ
   る手段が、そのカラー形状にされた部分と一体的に結合
   された弾性あるリングである特許請求の範囲第１６項に
   記載の管状感染防護器具。 １８、前記閉塞端を半径方向に広げる第２の弾性あるリ
   ングをさらに有する特許請求の範囲第１７項に記載の管
   状感染防護器具。 １９、性交時における感染性病源物質の移行を防止する
   管状感染防護器具であつて、 （ａ）（ｉ）閉塞端と、 （ｉｉ）開口端と、 （ｉｉｉ）第１の直径と を有する薄い壁で成る柔軟な管状体と、 （ｂ）第２の直径を有する前記開口端を半径方向に広げ
   るための外側に広がるカラー形状にされた手段と、 （ｃ）性交時、前記管状体内の陰茎の動きに差しつかえ
   ないように十分大きな第１の直径より大きい第２の直径
   を有し、前記開口端を半径方向に広げるように外側に広
   がるリング形状にされた第２の手段と を有する管状感染防護器具。 ２０、前記の外側に向けて広がるリング形状にされた第
   ２の手段を前記の柔軟な肉厚の薄い管状体に取付ける手
   段を有する特許請求の範囲第１９項に記載の管状感染防
   護器具。