JPH02501980A - 避妊具兼感染予防具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 避妊具兼感染予防具 ［技　術　分　野］ 本発明は避妊のために使用され、および７丈たは、性交渉による疾病の感染を防 止するために使用される器具に関する。

［背　景　技　術］ 避妊具としては、コンドーム、避妊膜その他の膣内器具、リングごとき子宮内器 具、殺精子膜など、多くのものが知られている。

これらのうち、性交パートナ−への体液の移動を防止するバリアを形成する唯一 の器具はコンドームであり、これを使用すれば、性交渉による疾病の伝染を防止 することができる。

コンドームの使用は、特に後天性免疫不全症候群（エイズ）の予防手段として積 極的に区室が推奨している。

しかし、コンドームにも欠点が多く、なかんずく、これは陰茎が勃起しなければ 、つまり、性交渉の直前でなければ陰茎に装着できないし、勃起力の低下により 外れることは使用者の多くが体験するところである。

さらに、コンドームの場合は、膣粘膜と陰茎基部とが膣口で接触するので細菌感 染の危険があり、性交渉中、なんらかの原因により、たとえば、勃起力の低下ま たは陰茎の抽出により外れていまい１本来の避妊・予防の目的が達せられないこ とがある。

本発明は、このような欠点を解消して、性交時における避妊の目的を達成し、感 染を予防することのできる器具を案出したものである。

［発明の開示］ 本発明により提供される避妊具兼感染予防具は、女性着用者の膣口を覆う液体の 浸透しないシールド部材と、シールド部材を所要の着用位置に固定するための手 段とからなり、シールド部材は、これと一体に連続した液体の浸透しないフレキ シブルなポーチを有し、ポーチは。

女性着用者の膣内に導入されて陰茎を受け入れ、陰茎と膣との間に液体バリアを 形成する。

この発明の器具によるとき、生殖器表皮の接触に対する実質的に完全なバリアを 得ることができる。

さらに、一般的なコンドームが男性側でコントロールされるのに対し１本発明で は、女性側でコントロールされる避妊具兼感染予防具が提供される。

上記ポーチは、典型的には在来の男性用のコンドームと形状、材質が類似してい るが、弛いコラプスされた形状を呈している。

このポーチは、単一の連続体を含むシールド部材であることが望ましい。

さらに、ポーチがその内外両側に潤滑剤が塗布されていると有利である。

シールド部材は、ポーチを囲うフレキシブルな膜の形状とする。

このような膜とこれに関連するポーチとの使用状態において、これらを固定する ときは、着用者の臀部を囲繞して臀部の間を跨がるストラップを備えたバタフラ イタイプの衣料とか、パンティ状の衣料を使用することができる。

上記衣料は、性交渉の前に女性が通常のパンティの下に着用する。

したがって、本発明に係る避妊具兼感染予防具は使用が容易であり、実施例によ っては、使い捨ても可能である。

この種の衣料の場合、ポーチは取り外しのできる紙。

プラスチックのごとＳ暦により内外両面が保護されており、使用の直前にこの保 護層を取り除いた後、ポーチは手、アプリケータ（挿入具）、または、陰茎にて ポーチを膣内に挿入される。

本発明の他の実施例によるとき、シールド部材は、その使用状態において、リブ を有する突起物などにより使用者の膣内に固定することができる。

この実施例において、ポーチは、比較的丈夫な受容器を形成しており、通常のタ ンポンを膣内に挿入する場合のようにアプリケータロッドを用いて膣内に挿入す る。

［図面の簡単な説明　］ 第１図は本発明に係る避妊具兼感染予防具（シールド部材およびポーチ）が組み こまれたバタフライタイプの下履きの略示図、第２図は第１図の下履きの着用状 態の略示図、第３図は第１図の下履きにおけるシールド部材およびポーチの詳細 図、第４図は膣内に固定されたポーチの略示図、第５図は本発明に係る避妊具兼 感染予防具がロッド付きアプリケータ内に納められた状態の略示断面図、第６図 、第７図はアプリケータロッドを用いてフレキシブルなポーチを女性着用者の膣 内に挿入する段階図、第８図はポーチを女性着用者の膣内に固定した後、アプリ ケータロッドが抜かれる状態の説明図、第９図はパートナ−の陰茎挿入により、 女性着用者の膣内にポーチが固定された状態の説明図である。

［発明を実施するための最良の形態］ 本発明に係る避妊具兼感染予防具の実施例を、添付の図面に基づいて説明する。

第１図、第２図において、避妊具兼感染予防具が組みこまれたバタフライタイプ の下履きは、臀部３，４を囲繞するストラップ１，１．２と、外陰部（膣口）を 覆う膜５とで構成されており、ストラップ１，１．２の典型例として、弾力性部 材が用いられる。

第３図において、膜５はその略中心部にコラプスされたポーチ８を有し　第４図 に示すように、ポーチ６は膣７に挿入され、その膣７のライニングとなる。

第５図には、ポーチ８とフランジ部材９とで構成されたシールド器具が示されて おり、柔軟で連続した液体非浸透性物質からなるポーチ８は、膣口１０の周辺部 を覆うシールドとしての比較的丈夫なフランジ部材３により囲まれている。

フランジ部材Ｓに近接して、フレキシブルな複数の突起１１．１２が設けられて おり、これら突起１１．１２は、膣口１０に向は外側に傾斜しており、使用時に ポーチが脱落するのを防ぐ。

ポーチ８は、内側にテーパを有する中空のアプリケータ本体１３に絡みつく形状 を呈しており、アプリケータ本体１３は、断面円筒形の内ｇｌｔと、内側にゆる やかなテーバを有する外壁１５とで構成されている。

外壁１５にはフランジ部材９と接触する基部外周フランジ１６が設けられており 、基部外周フランジ１６は、アプリケータロッド１７が極端に膣内へ侵入を防止 する。

ポーチがアプリケータ本体を包旋しているので、ポーチの端部は、使用されるま でアプリケータ本体内に停留している。

使用に際しては、性行為の直前にアプリケータ本体１３を膣口１０に挿入し、ア プリケータロッド１７をアプリケータ本体１３の中央部１８から矢印Ａの方向に 挿入する。

この結果、アプリケータロッド１７が潤滑剤のカプセル１９を破り、潤滑剤がポ ーチ内に流れる。

アプリケータロッド１７が第６図のごとくさらに深く膣内に挿入されると、ポー チは第７図に示すように完全に膣内に広がり、基部外周フランジ１６がフランジ 部材９と接触する。

この際、開口部２０を介して、アプリケータ本体１３の内部には空気が流通して いる。

ポーチ８が膣内に受け入れられると、突起１１．１２が膣壁に＠着する。

アプリケータロッド１７がその極限まで挿入されると、キャッチ２１がアプリケ ータ本体１３の内側に接触する。

第８図のごとく、アプリケータロッド１７とアプリケータ本体１３とを引き抜い たとき、内面がすでに潤滑状態にあるポーチを膣内に保留することができる。

起１１．１２がポーチ８を所定の位置にとどめるので、ポーチ８は、第９図のご とく、陰茎用のシースとなる。

フランジ部材９は、ポーチ８が膣内に深入りするのを防止する。

性交後、ポーチ８は、フランジ部材９に付属した紐２３を引いて、膣から外すこ とができる。

陰茎の圧力がなくなると、突起１１．１２と膣壁との接触が弱まるので、ポーチ ８を膣から取り外すのが容易である。

本発明における第５図〜第９図の実施例では、ポーチがアプリケータを介して正 しく膣内に挿入される。

この挿入操作は、従来、多くの女性がタンポンを装着するのと同じであるから容 易である。

本発明は女性が装着する器具を重点的に説明したが、男性の同性愛者が使用でき るように改変することもできる。

かかる改変例では、ポーチが男性パートナ−の肛門部に挿入され、前記膣は肛門 部と読み替えられる。

［発明の効果］ 以上説明した通り、本発明に係る避妊具兼感染予防具は、女性側の膣内に挿入し て使用されるので、陰茎の勃起をまって装着するという不都合、勃起力の低下に より外れるという不都合がなく、膣粘膜と陰茎基部とが膣口で接触するという細 菌感染の危険がなく、使用も簡単であり、本来の避妊、予防の目的を確実に達成 することができる。

補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の７第１項） 平成　１年　７月２４日

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．女性着用者の身体に装着されたとき着用者の膣口を覆う液体の浸透しないシ ールド部材と、シールド部材を所要の着用位置に固定するための手段とからなり 、シールド部材は、これと一体に連続した液体の浸透しないフレキシブルなポー チを有し、ポーチは、女性着用者の膣内に導入されて陰茎を受け入れ、陰茎と膣 との間に液体バリアを形成することを特徴とする避妊具兼感染予防具。
2. ２．ポーチが弛いコラプスされた形状を有し、ポーチおよびシールド部材が単一 の連続体をなす請求項１記載の避妊具兼感染予防具。
3. ３．ポーチの内外両側に潤滑剤が塗布されている請求項１ないし２いずれかに記 載の避妊具兼感染予防具。
4. ４．シールド部材がポーチを囲繞するフレキシブルな膜を含む請求項１ないし３ いずれかに記載の避妊具兼感染予防具。
5. ５．シールド部材を所要の位置に固定する手段が着用者の臀部を囲繞し、会陰部 を跨がるストラップまたはパンティ状の衣料を含む請求項１ないし４いずれかに 記載の避妊具兼感染予防具。
6. ６．シールド部材を所要の位置に定置する装置が着用者の膣に密着するような形 状を有する請求項１ないし５いずれかに記載の避妊具兼感染予防具。
7. ７．ポーチにシート材の取り外し可能の被覆層が設けられている請求項１ないし ６いずれかに記載の避妊具兼感染予防具。
8. ８．アプリケータのロッドと組み合わされて比較的丈夫な受容器内に定置される 請求項１ないし７いずれかに記載の避妊具兼感染予防具を含むパック。
9. ９．ポーチが使用者の肛門に挿入され、シールド部材がが肛門の周辺を被覆する 請求項１ないし８いずれかに記載の避妊具兼感染予防具の改変例。
10. １０．実質的に添付図面の第１図〜第４図、および、第５図〜第９図に関連して 記載された通りの避妊具兼感染予防具。