JPS63215123A - 小型テレビ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小型テレビに於て、最適な受信状態を確保する
ための技術に関する。

〔従来の技術〕

近年、液晶パネル等を用いた小型テレビが商品化され市
場に出回っている。

これらの小型テレビは、電波の受信をロッドアンテナ又
はワイヤーアンテナで行っている。

ロッドアンテナは伸び縮みするので、携帯に便利であり
、且、方向を自在に変えることが出来るのでその場所に
於て比較的良好な受信状態を得ることが可能である。ま
たワイヤーアンテナは、場所を取らないという利点があ
るが、アンテナが動きやすいので受信状態が変化しやす
いという欠点もある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

小型テレビはその特性上いろいろな場所で使われること
が多いが、各場所における電波の強弱や到来する方向は
さまざまであり変化が激しい。

先に述べたようにロッドアンテナはその場所に於て比較
的良好な受信状態を得やすいが、一度良好な受信状態に
なるようにロッドアンテナの方向を定めても使用者が場
所を移動すると、電波の状態が変わり受信状態が悪化し
テレビの画像が乱れてしまうことが多い。

使用者はこの度毎にロッドアンテナの方向を変え、最適
な受信状態を捜し出さなくてはならない。

特に使用者が車等に乗っているときなどは、電波状態が
刻−刻と変化するのでロッドアンテナの操作は大変煩わ
しいものとなる。

本発明は以上のような問題点を解決するために、ロッド
アンチ′すの方向を電波の状態に応じて自動的に動かし
、常に最適な受信状態が得られる小型携帯用テレビを提
供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するための本発明の手段は、小型テレビ
において、ロッドアンテナと、このロッドアンテナを動
かすためのアンテナ駆動部と、受信電波の強弱を検出す
る受信検出部を設けるものである。

〔作用〕

前記受信検出部の出力信号に応じてアンテナ駆動部によ
りロッドアンテナを動かし、受信する電波の強さが最大
になるようにロッドアンテナの方向を決定し、常に最適
な受信状態を得ることが出来るものである。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の実施例であり、１は電波を受信するた
めのロッドアンテナであってチューナー２に高周波信号
Ｒを入力する。

３は中間周波増幅回路と検波回路とによって構成される
ＩＦ回路であり、チューナー２かも出力する中間周波信
号工を入力して映像信号Ｂと音声信号Ｃを出力し、さら
にチューナー２の利得を制御するＡＧＣ制御制御信号比
力してチューナー２゜へ入力する。

４は映像信号処理部であり、映像信号Ｂを入力して液晶
制御信号りを出力する。

５は液晶制御信号りを入力して画像を表示する液晶パネ
ルである。６は音声アンプであり、音声信号Ｃを入力し
てスピーカ７を駆動する。８は選局操作部であり各放送
波に応じた選択信号Ｓをチューナー２へ出力する。

９は受信検出部であり、ＩＦ回路６から出力するＡＧＣ
制御制御信号比力して受信検出信号Ｅを出力する。

１０はアンテナ駆動部であり、制御回路１１と小型サー
ボモータ１２によって構成され、受信検出信号Ｅを入力
してロッドアンテナ１を駆動する。

第２図は第１図のロッドアンテナ１とアンテナ駆動部１
０め詳細図である。

ロッドアンテナ１の下部は図示するごとくネジ１３によ
ってアンテナ回転部１４と結合されており、ロッドアン
テナ１は自由に角度を変えることが出来る。１２は先に
説明したアンテナ駆動部１０に含まれる小型サーボモー
タであり、アンテナ回転部１４と同軸線上に結合されて
いる。

１５はアンテナ支持部でありアンテナ回転部１２を支え
る。１６は小型テレビの外装部材である。

次に本発明の詳細な説明する。

使用者がテレビを見るために電源スィッチ（図示してい
ない）を入れ、ロッドアンテナ１を伸ばして適当な角度
に曲げる。

次に選局操作部８を操作して希望する放送局を選定する
と、チーーナー２は選ばれた放送局の高周波信号Ｒを中
間周波信号Ｉに変換して出力する。

ＩＦ回路６は中間周波信号■を増幅及び検波し、それぞ
れ映像信号Ｂと音声信号Ｃを映像信号処理部４と音声ア
ンプ６へ供給する。映像信号処理部４は内部のＡＤ変換
器等によって液晶制御信号りを出力し、この信号を入力
とする液晶パネル５は、内蔵の駆動ＩＣによって表示に
必要な表示信号を作り、選択された放送局の画像を表示
する。

一方、音声は音声信号Ｃを音声アンプ６によって増幅し
スピーカ７によって聞くことが出来る。

ここで、ロッドアンテナ１の方向は、使用者が適当に定
めたのであって、その場所における最適な受信状態であ
るとは言えない。しかし本発明においては次のような動
作によって常に最適な受信状態を得ることが出来る。

先に説明したＩＦ回路６より出力するＡＧＣ制御制御信
号比受信した電波の強弱によって直流的にそのレベルが
変化する信号であり、チューナー２はこのＡＧＣ制御制
御信号比って利得を制御し、その出力である中間周波信
号１のレベルを一定にしている。

ここで、このＡＧＣ制御制御信号比信検出部９にも入力
し、レベル変換とＡＤ変換が行われてデジタル化された
受信検出信号Ｅを出力する。

アンテナ駆動部１０の内部にある制御回路１１は、この
受信検出信号Ｅの情報をチェックしながら小型サーボモ
ータ１２を駆動し、アンテナ回転部１４を介してロッド
アンテナ１を回転する。

この結果第２図に図示するように、ロッドアンテナ１は
一定の角度を保ちながら３６０度回転し、あらゆる方向
での電波を受信することが出来る。

このとき受信検出部９は受信電波の強弱の情報を受信検
出信号Ｅによって常に制御回路１１へ出力しているので
、制御回路１１は受信電波の強弱を常に監視し、もっと
も強い点で小型サーボモータ１２を停止しロッドアンテ
ナ１を固定する。これによって使用者はその場所ておけ
る最適な受信状態でテレビを見ることが出来る。

また使用者が場所を移動し、ロッドアンテナ１の方向が
変化すると、受信電波が弱くなるので、制御回路１１に
よって再び小型サーボモータ１２が自動的に回転を始め
、受信電波のもっとも強い方向にロッドアンテナ１を向
けることが出来る。

尚、この実施例ではロッドアンテナ１０角度の設定は使
用者が行うが、他のサーボモータを設置して角度の移動
も自動的に行うことも可能である。

この場合にはより最適な受信状態を短時間に得ることが
期待できる。

さらにこの実施例においては、受信電波の強弱をＡＧＣ
制御制御信号上って検出したが一１他の方法、例えばチ
ューナー２の内部にある増幅回路の出力信号を利用して
も検出できる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、小型テレビを持つ使用者
がいかなる場所に移動したとしても、そのロッドアンテ
ナは自動的に最も電波の強い方向に向くため、使用者は
ロッドアンテナを調整することなく常に最適な受信状態
でテレビを見ることが出来る。さらに車等で使用する場
合には、予めロッドアンテナ１とアンテナ駆動部１０を
小型テレビ本体から分離できる構造にしておき、アンテ
ナ部のみを車の外部に設置することによって、常に最適
な受信状態でテレビをみることが可能である。このアン
テナ部とテレビ本体の分離型構造も本発明の中に含まれ
る。

よって本発明を実施することによって小型テレビの性能
を著しく高めることができ、その効果は大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のブロック図、第２図はアンテ
ナ駆動部の詳細図である。 １・・・・・・ロッドアンテナ、 ２・・・・・・チューナー、 ６・・・・・・ＩＦ回路、 ５・・・・・・液晶パネル、 ９・・・・・・受信検出部、 １０・・・・・・アンテナ駆動部、 １２・・・・・・小型サーボモータ、 １４・・・・・・アンテナ回転部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アンテナと該アンテナを自在に動かすためのアンテナ駆
   動部、及び受信電波の強度を検出する受信検出部を有す
   る小型テレビ。