JPS6321377A - ギヤ式ポンプ - Google Patents

ギヤ式ポンプ

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Publication number
JPS6321377A
JPS6321377A JP16736386A JP16736386A JPS6321377A JP S6321377 A JPS6321377 A JP S6321377A JP 16736386 A JP16736386 A JP 16736386A JP 16736386 A JP16736386 A JP 16736386A JP S6321377 A JPS6321377 A JP S6321377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
gear
discharge port
pump
pump chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16736386A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Masukawa
桝川 進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP16736386A priority Critical patent/JPS6321377A/ja
Publication of JPS6321377A publication Critical patent/JPS6321377A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は噛合する一対の歯車を介してオイルを送給する
ギヤ式ポンプに関し、−層詳細には、前記ポンプ内の吐
出側に夫々の歯車の回転方向に指向し且つテーパ状に傾
斜する溝部を設けることにより、特に、低温時において
オイルの粘性が高くなる場合に惹起され易いポンプ内で
の圧力変化を回避し、これによって異常音の発生やポン
プの損傷等を阻止することを可能にしたギヤ式ポンプに
関する。
例えば、エンジン部を構成するクランク軸、コンロッド
軸受、カム、ピストンおよびロッカーアーム等は相当に
高速度で回転し、あるいは摺動動作を行っている。この
ため、夫々の回転部位や摺動部位に摩耗等を生ずること
なく円滑な動作を行わせるべく前記回転部位や摺動部位
には常時潤滑用オイルが供給されている。また、自動車
に組み込まれるパワーステアリングを駆動するために、
オイル等の油圧が利用されている。この場合、前記潤滑
用オイルをエンジン部に供給するために、あるいは、前
記パワーステアリングをオイルで駆動するために、一般
的には、ギヤ式ポンプが採用されている。
前記ギヤ式ポンプはポンプ室を画成するケーシング内に
第1のギヤと第2のギヤとを噛合させて配設し、前記第
1ギヤを、例えば、エンジン部のクランク軸やカム軸等
にチェーン、歯車列を介して連結して回転させることに
より、前記ケーシング内に設けられるオイル吸入口から
オイル吐出口へと潤滑用オイルを圧送するよう構成され
ている。
然しなから、この場合、特に寒冷地等でギヤ式ポンプを
始動させようとすると、潤滑用オイルが低温なためにそ
の粘性が相当に大きくなっており、前記潤滑用オイルが
オイル吐出口に円滑に流動しないため、前記吐出口側の
油圧が吸入口側の油圧より高くなってしまう。結果的に
、夫々の歯車に前記油圧が作用して前記歯車が傾動し、
例えば、夫々の歯車とケーシングとが当接してポンプの
損傷を生起すると共に、大きな異常音が発生する虞が露
呈する。特に、自動車に組み込まれるギヤ式ポンプにあ
っては、前記異常音が自動車の車内に伝わり、運転者に
不快感を与えるという不都合が生じてしまう。しかも、
ポンプ自体の損傷が著しく交換等を要するために極めて
不経済なものとなる欠点も指摘されている。
そこで、従来から、ポンプ室内での圧力変動を回避すべ
く種々の提案がなされており、例えば、特開昭57−7
9291号にその技術的思想が開示されている。これを
第1図aおよびbに示す。
第1図aおよびbにおいて、参照符号2はポンプ本体を
示し、前記ポンプ本体2はハウジング4とカバー6とを
含む。前記ハウジング4とカバー6とによりポンプ室8
が画成されており、このポンプ室8には吸入口10と吐
出口12とが連通している。さらに、ポンプ室8には駆
動歯車14と前記駆動歯車14に噛合する歯車16とが
収納されており、この場合、前記駆動歯車14の回転駆
動軸14aは図示しない回転駆動源に連結されている。
そして、カバー6にはポンプ室8に連通ずる溝部18が
形成され、前記溝部18はその一端部側18aを吐出口
12に連通ずると共に、夫々の分岐する他端部側18b
、18Cは駆動歯車14と歯車16の回転中心側に指向
して延在している。
このような構成において、図示しない回転駆動源の作用
下に回転駆動軸14aを介して駆動歯車14を矢印方向
に回転させると、この駆動歯車14に噛合する歯車16
が回転するに至る。従って、吸入口10から供給される
オイルは夫々の歯車14.16の歯先溝部を介して吐出
口12側に搬送されて後、所望の回転部位や摺動部位に
流入する。
この場合、夫々の歯車14.16を介して送られてくる
オイルは溝部1日に流入して後、吐出口12に供給され
るため、前記オイルが低温で高い粘性を有していても、
前記吐出口12側のオイルの圧力は些程大きなものとは
ならず、夫々の歯車14.16への悪影響を回避するこ
とが出来る。
然しながら、前記の従来技術では、所定の深さを有する
溝部18が夫々の歯車I4.16の回転中心に指向して
形成されているため、夫々の歯車14.16によって圧
送されてくるオイルは前記溝部18内に急激に流入する
ことになる。従って、その際に、歯車14.16には大
きな圧力変動が惹起し、ポンプ本体2に振動が生ずる虞
がある。
結局、前記ポンプ本体2を自動車車体に組み込めば、こ
のポンプ本体2の振動により前記自動車車体が振動し、
しかも車内に前記ポンプ本体2の振動音が伝わる懸念が
指摘されている。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、噛合する一対の歯車を収納するポンプ室内に前
記歯車の回転方向に指向して延在し且つ徐々にその深さ
を大きくしてオイル吐出口に連通ずる溝部を設けること
により、低温のためにオイルの粘性が大きくなったとし
ても、夫々の歯車を介して送給されるオイルを前記溝部
を介して前記吐出口に供給してポンプ室内でのオイル圧
力の変動を阻止すると共に、前記オイルを傾斜する溝部
に沿って徐々に流動させて歯車の振動を回避し、これに
よって、極めて簡単な構造でポンプ自体の損耗を可及的
に低減し且つ異常音の発生等を阻止することを可能にし
たギヤ式ポンプを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明はオイル用吸入口
とオイル用叶出口とを設けたポンプ室に一対の歯車を噛
合状態で装着し、前記一対の歯車を回転させて前記吸入
口から吐出口へとオイルを圧送するギヤ式ポンプであっ
て、前記ポンプ室を画成する壁面に前記吐出口側に一端
部を連通して夫々の歯車の回転方向に指向して延在する
第1および第2の溝部を形成すると共に、前記第1およ
び第2溝部は前記吐出口側に連通ずる一端部から他端部
に指向して徐々にその深さを小さくするようテーバ状に
切り欠き形成することを特徴とする。
次に、本発明に係るギヤ式ポンプについて好適な実施例
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する
第2図において、参照符号20は本発明に係るギヤ式ポ
ンプを示す。ギヤ式ポンプ20はケーシング22と前記
ケーシング22との間にポンプ室24を画成するカバー
26と前記ポンプ室24内に配設される第1および第2
の歯車28.30とから基本的に構成される。
前記ケーシング22のポンプ室24を画成する壁面32
にはオイル用吸入口34とオイル用叶出口36とが形成
されると共に、夫々の歯車28.30を嵌合するための
軸受用孔部38a、38bが穿設される。この場合、前
記吸入口34と夫々の孔部38a、38bは壁面32に
形成される比較的肉薄状のオイル供給用溝部40a、4
0bを介して連通している。
また、吐出口36は図示しない通路を介してケーシング
22の上部に設けられる孔部42に連通ずる。
そこで、壁面32には夫々の端部側を吐出口36に連通
する溝部44a、44bを形成する。前記溝部44a、
44bは孔部38a、38bを中心とする仮想円周上に
略延在すると共に、所定の幅員を有している。さらに、
溝部44a、44bは夫々吐出口36側に指向して徐々
に深さを大きくするようテーバ状に傾斜して構成されて
いる。
さらにまた、ケーシング22にはポンプ室24を周回す
るようにして略円形状のリング溝46が刻設され、この
リング溝46に図示しないOリングを嵌合して前記ポン
プ室24を液密に保持するよう構成される。前記リング
溝46の外方には夫々ボルト挿通用孔部48a乃至48
dを設けている。
なお、ケーシング22の上部に設けられる孔部42の両
側部には夫々ボルト挿通用の孔部50a、50bを穿設
しており、前記孔部50a、50bを介して前記ケーシ
ング22にはオイル供給用の管路等が接続される。
ケーシング22の孔部38a、38bには夫々第1の歯
車28の回転駆動軸28aと第2の歯車30の回転軸3
0aとが嵌合し、この場合、前記第1歯車28の回転駆
動軸28aは、例えば、図示しないクランク軸等にチェ
ーン等を介して連結される。
一方、カバー26にはケーシング22の孔部48a乃至
48dに対応してボルト挿通用孔部52a乃至52dが
形成されており、図示しないボルトを介して前記カバー
26をケーシング22に装着してポンプ室24を画成す
る。
本発明に係るギヤ式ポンプは基本的には以上のように構
成されるものであり、次にその作用並びに効果について
説明する。
第3図に示すように、吸入口34から潤滑用オイルを供
給すると共に、図示しない回転駆動源の作用下に回転駆
動軸28aを矢印A方向に回転させると、これに軸支さ
れる第1歯車28が一体的に矢印A方向に回転する。前
記第1歯車28が回転するとこれに噛合する第2歯車3
0は矢印B方向に回転するに至る。このため、夫々の歯
車28.30の歯先溝内には吸入口34から供給される
オイルが流入し、夫々の歯車28.30の回転によって
吐出口36側へと送給される。この場合、吸入口34か
ら供給されるオイルの一部は夫々の溝部4Qa、40b
を介して孔部313a、38b内に流入して前記孔部3
8a、38bと夫々の歯車28.30の回転を円滑に行
うよう作用する。
さらに、歯車28.30を介して吐出口36側に移送さ
れるオイルは溝部44a、44b内に流入して後、前記
吐出口36に導入される。そして、前記オイルは図示し
ない通路から孔部42を介してエンジン部の図示しない
クランク軸、コンロッド軸受あるいはロッカーアーム等
の所望の回転部位並びに摺動部位に供給されることにな
る。
この場合、本発明によれば、吐出口36に連通して夫々
の溝部44a、44bを設けるために、例えば、寒冷地
において当該ギヤ式ポンプ20を始動する際のようにオ
イルが相当に低温でその粘性が大きい場合にも、例えば
、夫々の歯車28.30がケーシング22に当接して損
傷したり、あるいは異常音を発生する等の不都合がない
すなわち、粘性の大きなオイルにあっては、夫々の歯車
28.30を介して吐出口36側に送給される際に、前
記吐出口36側に残留してこの吐出口36側と吸入口3
4例のオイルの圧力が異なってしまう虞がある。然しな
から、本発明では、前記搬送されてくるオイルは夫々の
歯車28.30の回転方向に指向して形成されている溝
部44a、44bに流入して後、吐出口36へと流動す
るに至る。従って、吐出口36側にオイルが残留するこ
I とがな(、前記吐出口36側のオイルの圧力と吸入口3
4側のオイルの圧力とに圧力差が生ずることがない。
しかも、溝部44a、44bを吐出口36側に指向して
徐々に深さを大きくするテーバ状に形成している。この
ため、歯車28.30により送られてくるオイルは溝部
44a、44b内に徐々に流入することになり、前記歯
車28.30に衝撃的な圧力変動を惹起することがない
。結局、オイルに粘性の相違が生じたとしても、歯車2
8.30には不必要な外力が作用することがなく、しか
も、衝撃的な圧力変動を受けることがないために、当該
ギヤ式ポンプ20は損耗、振動並びに異常音等を生起す
ることなく極めて円滑に動作することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、一対の回転する歯車を
介してオイルを吸入口から吐出口側へと圧送するギヤ式
ポンプにおいて、前記吐出口側に夫々の歯車の回転方向
に指向し且つ吐出口側に深さを大きくするよう傾斜した
溝部を設置2 けて構成している。このため、特に、オイルの温度が低
くこのオイルの粘性が大きくなる際にも、前記オイルを
夫々の溝部を介して吐出口に送り出すことにより吸入側
と吐出側とのオイルの圧力が相違することを回避し、ポ
ンプ自体の損耗や異常音の発生等を阻止することが出来
る。
しかも、溝部が吐出口側に指向して深くなるように傾斜
するため、夫々の歯車を介して圧送されてくるオイルは
前記溝部に徐々に流入し、前記歯車に振動等を惹起する
ことがない。結局、極めて簡単な構造で可及的に損傷を
低減すると共に、振動や異常音等の発生がないギヤ式ポ
ンプを提供することが出来る。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは従来技術に係るギヤ式ポンプの一部
省略断面図、 第2図は本発明に係るギヤ式ポンプの一部省略分解斜視
図、 第3図は本発明に係るギヤ式ポンプの動作説明を示す一
部省略正面図である。 20・・・ギヤ式ポンプ    22・・・ケーシング
24・・・ポンプ室      26・・・カバー28
.30・・・歯車      32・・・壁面34・・
・吸入口       36・・・吐出口44a、44
b−=溝部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) オイル用吸入口とオイル用叶出口とを設けたポ
    ンプ室に一対の歯車を噛合状態で装着し、前記一対の歯
    車を回転させて前記吸入口から吐出口へとオイルを圧送
    するギヤ式ポンプであって、前記ポンプ室を画成する壁
    面に前記吐出口側に一端部を連通して夫々の歯車の回転
    方向に指向して延在する第1および第2の溝部を形成す
    ると共に、前記第1および第2溝部は前記吐出口側に連
    通する一端部から他端部に指向して徐々にその深さを小
    さくするようテーパ状に切り欠き形成することを特徴と
    するギヤ式ポンプ。
JP16736386A 1986-07-15 1986-07-15 ギヤ式ポンプ Pending JPS6321377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16736386A JPS6321377A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 ギヤ式ポンプ

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JP16736386A JPS6321377A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 ギヤ式ポンプ

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JPS6321377A true JPS6321377A (ja) 1988-01-28

Family

ID=15848329

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16736386A Pending JPS6321377A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 ギヤ式ポンプ

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JP (1) JPS6321377A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50154802A (ja) * 1974-05-07 1975-12-13
JPS524761A (en) * 1975-06-30 1977-01-14 Mitsubishi Electric Corp Schmitt trigger circuit

Patent Citations (2)

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