JPS63213586A - ポリプロピレン用ホットメルト接着剤 - Google Patents

ポリプロピレン用ホットメルト接着剤

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JPS63213586A
JPS63213586A JP4405887A JP4405887A JPS63213586A JP S63213586 A JPS63213586 A JP S63213586A JP 4405887 A JP4405887 A JP 4405887A JP 4405887 A JP4405887 A JP 4405887A JP S63213586 A JPS63213586 A JP S63213586A
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styrene
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wax
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奥山 登志夫
Shunryo Hirose
広瀬 俊良
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は各種産業分野で広く使用されているポリプロピ
レン用の接着剤、%にビデオカセットケース、ブックケ
ース等の外装化粧ケースに代表されるポリプロピレン製
容器をポリプロピレンシートから組み立て成形する際に
使用される接着剤として最適なものを提供するものであ
っ【、ポリプロピレンを使用している分野で巾広く利用
できるものである。
〔従来の技術〕
ポリプロピレンは、強靭性、耐熱耐寒性、耐候性に優れ
ているという特徴を有しているために、成形材料として
各棟産業分野で広く使用されている。
ポリプロピレンの使用例としてポリプロピレンシートを
材料とする容器、すなわちポリプロピレン製容器特に外
装化粧ケース、すなわち従来印刷紙の組み立てケースが
使用されていたビデオカセットケース、カセットケース
、ブックケース、食品、化粧品等の外装ケースの用途が
あげられ、ポリプロピレンシートが有する美観性、保存
性の良さから広く利用されはじめている。
印刷紙による外装ケースの製造方法としては、印刷紙原
反から接合しろを含めたケースの形状に裁断し、あらか
じめ折曲げ加工しケースの形状に組み立て、接合する重
ね部分な ■タッカーと称する留め金で固定する ■合
成ゴム、酢と系の液状接着剤で固定する。■エチレン酢
ビ系のホットメルト接着剤を塗布し圧着固定する。
などの方法、■インラインで内容物をケース状平板上に
載せ、賞ね部分にエチレン酢ビ系やオレフィン系のホッ
トメルト接着剤を塗布后直ちに圧着し、製品形態とする
方法などがあるが、作業性、高速性及び美観上から■の
方法が主流となっている。
ポリプロピレンシートからの製造にも同様な方法が検討
されたが、■タッカーによる方法は、ポリプロピレンシ
ートを破損したり、外観上に問題を生じる。一方、■、
■、■の接着剤による方法もポリプロピレンが材料表面
の無極性及び結晶性等に起因する難接着性であるという
特性から困難であった。このため、ポリプロピレンシー
トからの外装ケースに関しては接着剤を使用しない製造
方法が種々検討されており、例えば■ヒートシール、超
音波接着により重ね面をはさんで熱的に接着する方法 
■熱風によりポリプロピレンシート表面を熔融し圧着す
る方法などが一部実用化されているが■の方法では■シ
ートを熱熔融するためシートの膜厚が変化し、外観上歪
が生じたり、膜厚が薄くなった部分で接着破壊しやすい
などの機能上の問題、■シートを重ね両面から電極又は
加熱バーにより融着するため電極や加熱バーを挿入でき
る部分しか接着できないこと、接着しケースを組みたて
た後しか、内容物を挿入できないなどの問題がある。又
■の方法では高温の熱風でシート表面を熔融するため、
同じくケースの変形を生じたり、内容物の変質を生ずる
問題がある。さらに■、■の方法ともポリプロピレンの
熔融による自着により接着するため、シート表面に印刷
がある場合や、シートがポリプロピレンシートと紙など
異種材料との積層シートの場合には接着ができないとい
う問題点を有している。
このため粘着剤や粘着テープによる接着も検討されてい
るが、Φ作業性に劣ること、■初期接着力や耐熱性が低
くポリプロピレンシートの折曲げ反発力でハガレが生じ
たり、輸送中や保管中の高温下での・・ガレや、使用中
の製品の落下衝撃によるハガレなどの問題があり実用化
されていない。
〔発明が解決しようとする問題〕
本発明者等は、無極性及び結晶性等に起因して難接着性
であるポリプロピレンの接着に適した接着剤、特にポリ
プロピレンシートを用い外装化粧ケース等のポリプロピ
レン製容器を製造する際に用いられ、容器を変形するこ
とや美観を損うことなく、接合部を強固に接着し、保管
や輸送中の高温、低温においても優れた耐久性を有し、
落下等の衝撃に耐えるポリプロピレン製容器を製造する
ことを可能ならしめる接着剤で、且つ、同容器の製造に
おいて高速接着が可能で、インラインで内容物をシート
に載せたまま接着できるという作業性の良い接着剤を求
めるべく種々検討を行なった。
沖) 発明の構成 〔問題を解決するための手段〕 本発明者等は特定の樹脂組成物からなる接着剤が、難接
着性のポリプロピレンの接着剤として、特に上記特性を
備えたポリプロピレン製容器の製造に適した接着剤であ
ることを見出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記3成分を含有することを特徴と
するポリプロピレン用接着剤に関するものである。
(5)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
又はそれらの共重合体の水素付加物 (B)  粘着性樹脂 (C) ワックス、低分子量α−オレフィン又は液状炭
化水素系可塑剤 0ポリプロピレン 本発明接着剤が対象とするポリプロピレンとは、主とし
てプロピレンの1合により合成されるアイツタクチイッ
クポリマーからなるものであるが、他のα−オレフィン
すなわちエチレン、ブチレン、ペンテン、或いはマレイ
ン酸、アクリル酸、アクリル酸エステル、アクリロニト
リル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン
などのモノマーとの共重合体からなるものでもよ<、ポ
リエチレン、エチレンプロピレンポリマー、ポリブテン
、ポリイソブチレンなどのポリマーが混合されているも
のでもよく、無機フィラー、安定剤、着色剤、加工助剤
等かれているものである。
容器を製造するためのポリプロピレンシートは、かかる
ポリプロピレンの押出成形により得られるのであるが、
ポリプロピレンに発泡剤を混合して得られる発泡シート
とか、紙シートの少なくとも片面にポリプロピレンシー
トをコーティングした積層シート、ポリプロピレンシー
トの少なくとも片面に、アクリル系、ウレタン系塩素化
ポリオレフィン系、塩ビ酢ビ系、有機アルコキシシラン
系などの印刷塗料やブライマーをコーティングしたもの
等であっても良い。
これらのポリプロピレン製シートを用い本発明接着剤に
よりポリプロピレン製容器を製造する方法は前述の熱融
着法と比較して、非常に優れた方法となり得るものであ
る。
さらに塗装、接着を向上するためシート表面をコロナ処
理されたポリプロピレンジ−トモ本発明に適用される。
容器製造のためのポリプロピレンシートの厚みは目的と
する容器に応じて、自由に選択できるが、ケースの実用
性、及びホットメルト方式を適用する際の熱変形を考慮
すれば、l113%以上2%以下が好ましい。
0(A)  ステレンーイソプレンースチレンズロック
共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共
重合体、又はそれらの水素付加物 本発明で使用される(5)成分としてのスチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重体は、通称SIS系熱可
熱可塑性エラストマーばれているものであり、市販品と
してシェル化学社製「カリフレックスTR−1107J
、「カリフレックスTR−1111」[カリフレックス
TR−1112JrカリフレックスTR−1117Jな
どがある。
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体は、
SBS系熱可熱可塑性エラストマーばれているものであ
り、市販品としてシェル化学社製「カリフレックスTR
−1101JrカリフレックスTR−1102」などの
直鎖ブロックポリマーおよび「カリフレックスTR−1
115Jl’−カリフレックスTR−1116J[カリ
フレックスTR−1184JrカリフレックスTR−1
300Jなとの側鎖ポリマーがある。
これらの水素付加物よりなるブロック共重合体は、通称
5EBS系熱可塑性ニジストマーと呼ばれているもので
あり、市販品として、シェル化学社製[クレイトンG−
1650JrクレイトンG−1652JrクレイトンG
−1657J「クレイトンGX−1701Jなどがあり
、これらの共重合体中のブロックの平均分子量は、スチ
レンブロックで2000〜125000、ブタジェン又
はイソプレンブロックは10000〜250000であ
るのが好ましく、スチレンブロックの総重量が該共重合
体の全重量に対して約10〜50%の範ts!ましい。
接着性能から考慮するとスチレン−インプレン−スチレ
ンブロック共重合体又は水素付加物よりなるブロック共
重合体が本発明に好ましく、接着性及び耐熱性を考慮す
るとその併用が好ましく、併用する場合にはその比が8
0重量部/20重量部〜30重量部/70重量部が好ま
しい。
勿論本共重合体中にスチレン−イソプレン共重合体、ス
チレン−ブタジェン共重合体、スチレン−エチレンプロ
ピレン共重合体が副生物等として混入していても本発明
にとり特に大きな支障とはならない。
0(B)  粘着性樹脂 粘着性樹脂としてはロジン系のものとして天然ロジKX
合ロジン及びそれらの誘導体例えば、ペンタエリスリッ
トエステルロジン、グリセリンエステルロジン、ならび
にそれらの水添樹脂などがあり、具体的には、市販品と
して、ガムロジン、ウッドロジン、エステルガムA、エ
ステルガムH1ペンセルA、ベンセルC,IL上荒用化
学工業■)、ペンタリンA1フォーラルAX、フォーラ
ル85、フォーラル105、ペンタリンC(以上理化バ
ーキュレス■)などがある。またテルペン系のものとし
てポリテルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂及び
それらの水添樹脂があり、具体的には市販品としてピコ
ライトS、ピコライトA(ピコ社■)、YSレジン(安
原油脂■)、YSポリスターT(安原油脂■)クリアロ
ン(安原油脂■)などがある。さらに石油樹脂系として
脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、共重合系石油樹
脂及び水添石油樹脂などがあり、具体的には、市販品と
してエスコレッツ(東邦石油樹脂■)、ハイレッツ(三
井石油化学■)、フィントン(日本ゼオンet)、ウィ
ングタック(グツドイヤー■)、スタタック(2イヒホ
ールド■)、トーホーベトロジン(東邦石油樹脂■)、
日石ネオポリマー(日本石油化学■)、ベトロジン(三
井石油化学@)、タックエース(三井石油化学■)、エ
スコレッツ(エッソ化学圏)、トーホーノ・イレジン(
東邦石油樹脂e)、スーパースタータツク(ライヒホー
ルド@)、アルコンPおよびM(荒用化学工業@)、ピ
コペール(ピコ社@)などがある。
本発明においてはこれらの粘着性樹脂を用途により使い
わけることができるが、本発明にとり好ましいものは水
添系樹脂、さらには水添石油樹脂である。これらの粘着
性樹脂は、被着材料に対する接着特性を増大させるため
に用いられ、配合量は、(5)成分100重量部に対し
、601量部以上400貞蓋部以下が好ましく、さらに
好ましくは50重tm以上200重量部以下詰 の範囲であり、配合量が3  未満であると、本発明の
特長であるポリプロピレンに対する十分な接着力が得ら
れ難くなり、逆に400重量部を起えると接着剤の凝集
力が低下する様になり、接着力が低下したり、それによ
りポリプロピレン製容器を得た場合、その容器の耐熱性
、耐寒性及び耐衝撃性が低下する恐れがある。又その軟
化点が60℃以上、150℃以下の粘着性樹脂が本発明
にとり好ましい。
0(C)  ワックス又は低分子量溶イレフィン又は液
状炭化水素系可塑剤 本発明で使用されるワックスとは、パラフィンワックス
、マイクロワックス、低分子量ポリエチレン、低分子量
ポリプロピレンなどのことであり、接着剤の溶融時の流
動性、非粘着性を増大するために用いられる。パラフィ
ンワックスは一般に原油の高沸留分から分離された固形
炭化水素で例えば、日本石油■、日本精魂■から市販さ
れている。
マイクロワックスは、一般に原油の高沸留分から精製さ
れた高融点ワックスで、例えば、市販品として8石マイ
クロワックス(日本石油■)、ハイミック(日本精魂@
)等がある。低分子量ポリエチレンは一般にエチレンの
低重合度物又はポリエチレンを酸化分解して得られる通
常軟化点80℃以上140℃以下のワックスで例えば、
ネオワックス(安原油脂■)、サンワックス(三洋化成
工業■)、三片ノ・イワツクス(三井石油化学■)、A
Cポリエチレン(アライドケミカル■)、ヘキストワッ
クスPE(ヘキスト■)などがある。低分子量ポリプロ
ピレンは一般にプロピレンの低重合度物、又はポリプロ
ピレンの酸化分解物又は、アタクティックポリ? プロピレンなど あり、例えば、ビスコール(三洋化成
■)、ヘキストワックスPP(ヘキスト■)、ビスタッ
クL(チッソ■)、タックワックスに対し、マレイン酸
、エチレン、酢ビ、アクリル酸、アクリル酸エステル、
メタクリル酸、メタクリル酸エステルなどを共重合した
もので一般には前記ワックスの一グレードとして市販さ
れている。
液状炭化水素系可塑剤は、一般に合成ゴムの増量前もし
くはプロセスオイルと称するパラフィン系、ナフテン系
、芳香族炭化水素系の石油系高沸留分及び液状ロジン、
液状テルペンなどの液状樹脂、又はポリブテン、ポリイ
ソブチレン、ポリイソプレン、ポリブタジェン及びそれ
らの水素添加物などの液状炭化水素系合成ゴムなど?あ
り、プロセスオイルとしてはシェルフレックス(シェル
化学■)、タフローオイル(アトランティックリッチフ
ィールド@)、ダイマロン、YSオイル、ラバーソフト
(安原油脂■)、流動パラフィン、などが市販されてお
り、液状炭化水素系合成ゴムとしては、クラプレンL 
I R1水添LIR(クラレインプレンケミカル■)出
光ポリブテン(出光石油化学■)、8石ポリブテン(日
本石油化学■)、テトラックス(日本石油化学■)など
がある。
これら(C)成分は、接着剤の溶融粘度の低下及び溶融
塗工時の流動性を向上するために用いられ、上記のうち
ワックス又は液状炭化水素系合成ゴム、又はそれらの併
用が好ましくさらにはワックスとしてマイクロワックス
、低分子量ポリエチレン、又はそれらと低分子量ポリプ
ロピレンとの併用が好ましく、液状炭化水素系合成ゴム
は数平均分子量が300以上で水素添加物が好ましい。
ワ・クス及び低分子量かイレ79ンは接着剤の溶融粘度
の低下及び溶融塗工時の流動性の向上及び室温における
接着剤の凝集力の向上や耐熱軟化点の調整に効果がある
が、その配合量は(5)成分100重量部に対し30重
量部以上300重量部以下が好ましく300重量部を起
えたものを使用するとそれにより接着して得られるポリ
プロピレン製容器の耐寒性及び耐衝撃性を低下させる恐
れがあり、60重量部未満であると上記目的を達成し難
い。
液状炭化水素系可塑剤は同様に接着剤の溶融粘度の低下
及び溶融塗工時の流動性の向上の他、接着剤の柔軟性の
向上と同時に接着により得られるポリプロピレン製容器
の耐寒性、耐衝撃性の向上に効果があり、その配合量は
囚成分100重量部に対して30重量部以上2003i
量部以下が好ましく、200重量部を超えると接着剤の
凝集力が低下し、接着して得られるポリプロピレン製容
器の耐熱性が低下する恐れがあり、60重量部未満であ
ると上記目的を達成し難い。
(C)成分の総量は(5)成分100重倉部に対して、
60重量部以上500重量部以下、さらに好ましくは5
0重量部以上200重量部以下であ石。
Oその他の添加剤 本発明の接着剤に対し、他の熱可塑性樹脂例えばEVA
、EEA、EMMA、 ケy化EVA。
低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、
ブチルゴム、ポリイソブチレン、ポリブテン等、さらに
は骨材例えばタルク、シリカ、炭酸カルシウム、亜鉛華
などを本発明の目的とする特長を損ない範囲内で添加す
ることも可能である。
さらに本発明の接着剤に対し、酸化防止剤を好ましくは
全組成物に対し、5チの範囲内で添加しても良い。
かかる構成物におい【本発明の接着剤が得られるが、容
器製造のためのポリプロピレン製シートへの塗工性を考
慮すれば、溶融粘度は190℃において100000 
cps以下が好ましく、100000 cps を超え
ると接着剤の糸ひきによる汚れや塗布むらを生じ、塗布
后圧着した組立てケースの接着部にうきが生じやすくな
り外観不良や接着性能不良が発生する恐れがある。
さらに好ましくは190℃において500cps以上2
0000 cps以下が好ましく 500cps未満で
あると、接合接着時に流れ出しを生じる恐れがある。
接着剤のR&B軟化点は80℃以上150℃以下が好ま
しく、80℃未満であると、それにより得られたポリプ
ロピレン製容器の保存中、高温下具体的には40℃から
60℃の環境下でポリプロピレンシートの反発により、
接オオ部にハクリを生じ、逆に150℃を超えろと、ボ
リプロピレンシートに溶融塗布后圧着時に接着力が低下
し、接着不良の原因となる恐れがある。
0接着剤の製造方法 本発明の接着剤は加熱型溶融攪拌槽と称する浴解槽にお
いて、好ましくは窒素気流下通常150℃以上250℃
以下の温度で攪拌羽根の回転に哀り、各々の成分を同時
又は順に溶解する方法、ニーダ−と称する叉状回転羽根
により加熱下シェアをかけて混合する方法、又押出機す
なわち単軸又は2軸のスクリューにより、加熱下溶融混
合する方法など通常ホットメルト接着剤の製造で用いら
れるいずれの方法においても製造が可能である。
0ポリプロピレン製容器への適用方法 必要に応じ、予め印刷又は積層されたポリプロピレンシ
ートを容器の形状に裁断し、通常ホットメルトメルトア
プリケーターと称する接着剤溶融塗布装置で溶融した前
述の接着剤をシートの貼合せ部分に塗布し、直ちに自動
ライン又は手動により重ねて、製箱するか、もしくはラ
ップラウンド方式と呼ばれる方法により、容器の形状に
裁断されたフラットシートの所定位置に内容物を乗せ、
胴部の貼合せ部分を残して、折返し線にそって連続で箱
の形状に組み立て、引き続き貼合せ部分にホットメルト
アプリケーターにより接着剤を塗布し重ね合せ、製箱す
る方法がある。この時使用するホットメルトアプリケー
ターは希望する塗布形状に合せて選択でき、シートに接
着剤を貼写して塗布するロールコータ−、ホイールコー
ターが適用でき例えば、スポット ホイール L  4
5B[5POTWHEEL  L  45B(LTI社
)〕等で、点線状もしくは面状に塗布するか、ノズルタ
イプのアプリケーター例えばノードソンX型、夏型など
を使用すれば、ひも状、面状もしくは、噴射による点線
状に塗布が可能である。
本発明の接着剤には、いずれのホットメルトアプリケー
ターも使用できるが、接着剤の糸切れによるケースの汚
れ、高速性、および塗布精度を考慮すれば、ホイールタ
イプによる点線状塗布が好ましい。この時接着剤の溶融
温度も自由に選択できるが塗工性及びポリプロピレン特
にそのシートに対する熱の影響を考慮すれば、150℃
以上220℃以下が好ましい。   〜〔作 用〕 本発明の接着剤はポリプロピレンの接着に際して良好な
特性を示し、特にポリプロピレン製シートを用い本発明
の接着剤を用いてのポリプロピレン製容器の製造方法は
、高速加工性に極めて優れ、接合接着された容器は、ポ
リプロピレン本来の美観・耐久性を保持し、優れた外観
、接着強度、接着耐久性に優れているという、極めて優
れた作用を有するものであり、本作用は本発明の接着剤
により、はじめて達成されたものである。
〔実施例及び比較例〕
0iIF価方法 R&B軟化点・・・JIS−に−2207−1980に
準じ測定した。
溶融粘度・・・JAI−7−1980に準じ、190℃
に加温し、B型回転粘度計により測定した。
ケース用シート ・・・ α8%厚のポリプロピレンシ
ートの両面に酢ビ・ウレタンよりなるポリプロピレン用
焼付塗料を塗布したシートを用いた。
接合接着方法・・・ケース用シートをVH5型ビデオカ
セット用ケースに合せて、はぜ折部をもうけ裁断し、前
述のラップラウンド方式により、シート上にビデオカセ
ットを乗せ、貼合せ部分にホイールコーターにより、接
着剤を溶融塗布し直ちに圧着接着した。この時ホイール
コーターはスポットホイール L  45B(SPOT
 WHEELL、45B(LTI社)〕を用い、接着剤
溶融温度190℃、シート端部から5%の部分に5%−
の円形で、片面13個のドツト状に塗布した。この時接
着剤塗布量は扉当り21に相当した。接合接着したケー
スは高さ27簡×巾192鵡X央行107■の片側挿入
型ケースとなった。
Oケース接着強度評価 ハクリ強度・・・接合接着部を25℃巾のテストピース
に裁断し、ハクリ強度をkPf/25■巾で示した。
測定温度は室温26℃で実施した。
引張速度は50m1I/mで測定した。
引張剪断強度・・・同様K 25 ws巾に裁断し25
謔巾X25m巾の強度をkyfで示した。
測定温度は室温23℃で実施した。
引張速度は10W/−で測定した。
衝撃強度・・・VHSビデオカセットを入れたケースを
コーナ一部を下にして75cxの高さより10回落下し
、接合接着部の状態を観察した。
×・・・接合部が完全にはがれたもの ○・・・変化の無いもの として目視で判定した。
高温高湿耐久性・・・ケースを50℃98チ恒湿槽に1
週間放置し、接合接着部の評価を行なった。
判定は前述と同様○、×で表示した。
低温耐久性・・・ケースを一30℃恒温槽に1週間放置
し、接合接着部の評価を行なった。
判定は前述と同様○、×で表示した。
Oケース外観評価 目視により、接合接着したケースの外観を判定した。×
・・・接着しないもの、Δ・・・部分的にウキガあるも
の、○・・・良好なもの評価は室温23℃で接合接着直
属に行なった。
Oクリープ評価 JIS−に−6844接着剤軟化温度測定方法に準じ、
前記の引張剪断強度と同等のテストピースに裁断し10
0yの荷車をかけ“恒温槽に保持し68℃に15分保持
してから5分間に2℃の割合で昇温し、接着部が!!し
た温度を表示した。
ワックス◆155(日本石油■)2kP(100重量部
)、アルコンP−115(水添石油樹脂軟化点115℃
;荒用化学■)2ky(1oo重蓋部)、抗酸化剤とし
てI rganox−1010(高分子ヒンダード多価
フェノール;チバガイギー■)6013重量部)を溶融
攪拌し、溶解層、共重合体のクレイトンTR−1107
(シェル化学■)2k)(100重量部)を添加2時間
攪拌し、溶解確認后抜出し、接着剤を得た。前述の評価
方法により印刷のないポリプロピレンシートにより、ケ
ースを作成し、評価した結果を実施例1として表に示す
同様にして、実施例1に対し、マイクロワックスに代え
液状炭化水素系合成ゴムとしてポリブテン15H(水添
ポリブテン、平均分子量550;出光石油化学■を用い
たもの、マイクロワックスナ155とポリブテン15H
を併用したもの、マイクロワックスΦ155とポリブテ
ン15Hを併用し、かつ、アルコンP−115に代え、
Y、SポリスターT−115(テルペンフェノール樹脂
、軟化点115℃;安原油脂■)K代えたものを使用し
たケースの性能を重施例2〜4として表に示す。さらに
実施例2に対し、TR−1107をクレイトンG−16
57(SEBS、シェル化学)K代えたものを実施例5
として表に示した。また実施例3に対し、ポリブテン1
5Hをシェルフレックス371J(増量油す7テンオイ
ル;シェル化学■)ニ代えたものを使用したケース性能
を実施例6として表に示す。さらに、(A)成分の共重
合体としてTR−1107とクレイトンG−1657を
併用し、(B)成分としてアルコンP−115、(C)
成分として、ハイワックス110P(低分子量ポリエチ
レンワックス、軟化点110℃;三井石油化学■)、ビ
スコール660P(低分子量ポリプロピレン、軟化点1
50℃;三洋化成)、ポリブテン15Hを併用し、実施
例1と同様に印刷のないポリプロピレンシートと接合接
着部の両面に印刷のあるポリプロピレンシートをケース
にしたものをそれぞれ、実施例7.8、に示した。
いずれも良好なポリプロピレンケースの性能が得られた
また一般に用いられるホットメルト接着剤原料であるエ
チレン酢ビボリマーEV−220(三片ポリケミカル■
)とアルコンP−115、マイクロワックス≠155、
ポリブテン15Hよりなる接着剤として用いたものを比
較例1に示す。
これはケースとして実用性が得られなかった。
(ハ)発明の効果 本発明の接着剤により、従来困難であったポリプロピレ
ンの接着が可能になり、特に高速生産性、美観性、耐久
性に優れたポリプロピレン製組立て容器の生産が可能と
なり、ビデオカセ、トケース、ブックケースなど挿入型
ケースは勿論、化粧品、雑貨のラップラウンド方式によ
る容器の生産が可能となるなど、各種産業分野で極めて
有効に利用できるという効果を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記3成分を含有することを特徴とするポリプロピ
    レン用接着剤。 (A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
    体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
    又はそれらの共重合体の水素付加物 (B)粘着性樹脂 (C)ワックス、低分子量α−オレフィン又は液状炭化
    水素系可塑剤
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