JPS6321330Y2 - - Google Patents

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JPS6321330Y2
JPS6321330Y2 JP9746984U JP9746984U JPS6321330Y2 JP S6321330 Y2 JPS6321330 Y2 JP S6321330Y2 JP 9746984 U JP9746984 U JP 9746984U JP 9746984 U JP9746984 U JP 9746984U JP S6321330 Y2 JPS6321330 Y2 JP S6321330Y2
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fluid
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shaped body
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、流体中の鉄分等の磁性不純物を磁力
によつて流体から分離除去して流体を純化させる
磁気利用による流体ろ過装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 鉄分等の磁性不純物含有廃水の処理手段として
磁気を利用することは公知であるが、従来のこの
種技術は、永久磁石を内装したタンク内に磁性不
純物含有廃水を流して、不純物を永久磁石の表面
に直接吸着させて分離処理するのが一般的であつ
た。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような永久磁石の表面に直
接吸着させる方法では、吸着している不純物の後
処理に難があるばかりか、不純物が一様に吸着し
てしまい、また、塵埃が付着すると磁気が遮蔽さ
れることにより吸着能力が低下してしまつて目的
とする効果的な分離処理ができないという問題点
があつた。
本考案は、このような従来の技術の問題点に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、磁
性不純物の吸着後力に優れて効果的な分離処理が
できると共に、ろ過処理後においては、不純物を
吸着させる吸着棒状体の浄化復元が簡単に行うこ
とができて、常に高い吸着能力を保持することが
できる流体ろ過装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) この目的のため、本考案は、磁性不純物含有流
体の導入口2を有する上部タンク1と、この上部
タンク1の下端に連通させて一体的に連設された
非磁性材から成る中間タンク6と、この中間タン
ク6の下端に連通させて一体的に連設されたろ過
流体の排出口8とドレン排出口10を有する下部
タンク7と、中間タンク6内の縦方向に配設され
た磁性材から成る所要数の吸着棒状体20と、こ
の吸着棒状体20を断続的に磁化するところの中
間タンク6の外側部に配設された永久磁石等の磁
化手段29とを備えた構成を特徴とするものであ
る。
(作用) 前記の技術的手段は次のように作用する。
外部の磁化手段すなわち永久磁石29が、ハン
ドル38の回転操作によるねじ運動機構を介して
中間タンク6内の吸着棒状体20に磁束が作用さ
れると、吸着棒状体20は強力に磁化される。
流体は導入管3から導入口2を介して上部タン
ク1内に導入され、ここから中間タンク6内を流
下して下部タンク7内に流入する。
中間タンク6内を流下する時、流体中に混在さ
れた磁性不純物Pは、その永久磁石29側よりも
強く磁化されている吸着棒状体20の全表面に吸
着捕集され、純化された流体は下部タンク7から
仕切板16によつてその流路を制御されると共
に、フイルタ機能を有する多孔板部17の孔1
8,19を通り、排出口8および排出管9を経て
外部に排出され、また、必要によつてさらにフイ
ルタ(図示しない)を介して外部に排出される。
吸着棒状体20が多量の不純物Pを吸着してそ
の吸着能力が低下した場合には、外部の磁化手段
すなわち永久磁石29が、そのねじ運動機構(ハ
ンドル操作によるねじ杆36の逆回転作用)を介
して中間タンク6から離間すると、吸着棒状体2
0の磁化は消磁される。そこで、下部タンク7の
ドレン排出管11の開閉弁(図示しない)が開放
された状態において、流体が導入管3から導入口
2を介して上部タンク1内に導入されると、中間
タンク6内を流下する流体によつて吸着棒状体2
0に付着している不純物Pが洗浄されて流体と共
に下部タンク7内に流下し、傾斜板12上を流れ
てドレン排出口10からドレン排出管11を通つ
て外部に排出され、吸着棒状体20の吸着能力が
復元される。
(実施例) 本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
ると、上部タンク1は横長四角筒状を呈し、その
背面壁中央部には、磁性不純物含有流体の導入口
2が開口されて、この導入口2には導入管3が挿
着されている。また、上面壁には、後述する吸着
棒状体の挿入口4が開口され、この挿入口4に
は、外周に雄ねじを設けた挿着管5がその上部を
外方に突出させて一体的に挿着固定されている。
なお、本実施例では、挿着管5を4本設け、こ
れにそれぞれ吸着棒状体を挿着するようにしてい
るが、挿着管5の数、換言すれば、吸着棒状体の
数は任意であつて、後述する中間タンクの容量に
よつて適宜に設定されるものである。
上部タンク1の下端には、中間タンク6が連通
状態で一体的に連結固着されている。
この中間タンク6は、ステンレスその他の非磁
性材をもつて縦長四角筒状に形成され、この中間
タンク6の下端には、下部タンク7が連通状態で
一体的に連結固着されている。
下部タンク7は横長四角筒状を呈し、その背面
壁の中間上部には、純化されたろ過流体の排出口
8が開口されて、これに排出管9が挿着固定さ
れ、また、側面壁下部には、ドレン排出口10が
開口されて、これにドレン排出管11が挿着固定
されている。
また、下部タンク7内には、その一側面壁から
他側面壁に亘り、しかもその他側面壁側をドレン
排出口10のやや下部に位置させて傾斜させた傾
斜板12が一体的に固着されると共に、その傾斜
板12上の部位にして、かつ上部タンク1の各挿
着管5との同一軸線上には、後述する吸着棒状体
の下端を支承する所要高さの支柱体13が、それ
ぞれその盲穴15を有する頭部14を同一高さに
揃えた状態をもつて立設固定されており、さらに
上面面壁と背面壁との間には、長手方向(横方
向)いつぱいに、その下端を排出口8のやや下部
に位置させて傾斜させた仕切板16が一体的に傾
設固定されている。
この仕切板16は、中間タンク6内からの純化
されたろ過流体の排出口8への流路を制御するた
めのもので、第4図に示すように、その中間より
もやや下部全体はフイルタ機能を有する多孔板部
17となつており、かつこの多孔板部17のやや
長い中央部分(排出口8に対応する部分)の孔1
8は左右両端部分の孔19よりもその径がやや小
さく設定されている。これは、流速の早い部分の
フイルタ機能を高めるためのものである。
中間タンク6内の縦方向には、磁性材から成る
所要長さの吸着棒状体20が取り外し可能として
配設されている。
吸着棒状体20は第5図および第6図に示すよ
うに、上面に抜き出し用のボルト盲穴22を有
し、かつ上部タンク1の挿着管5内の形状に適合
した太い頭部21と、この頭部21のやや下部か
ら下端に亘り、断面略ハの字状台形をした吸着部
24が規則的に連設された部分23と、この部分
23の下端に連設された支柱体13の盲穴15に
対する嵌合部25を一体に有し、この吸着棒状体
20は、それぞれ上部タンク1の挿着管5を介し
て中間タンク6内に挿入されると共に、その嵌合
部25が下部タンク7内に位置する支柱体13の
盲穴15内に嵌合することによつて定置され、各
挿着管5の開口部には、その雄ねじに対する螺着
をもつてキヤツプ26が密閉的に冠着されて、各
吸着棒状体20は配設されている。
なお、吸着部24の形状を断面略ハの字台形と
したのは、流体の抵抗を小さくし、第8図に示す
ように、流下する流体中の磁性不純物Pを傾斜表
面部から徐々に平坦下面部に吸着させて、吸着分
離効果を高めるためである。
本実施例においては、単一の中間タンク6内に
4本の吸着棒状体20を等間隔で配列している
が、吸着棒状体20の本数は任意であつて、中間
タンク6の容量等の条件に対応して設定されるも
のであり、また、中間タンク6内はこれを単一構
造とすることなく、第7図に示すように、上部タ
ンク1と下部タンク7間に連通させて、分離独立
した中間タンク6aを複数縦設し、これら中間タ
ンク6a内にそれぞれ吸着棒状体20を設けるよ
うにしてもよい。
下部タンク7は基台27上に固着されると共
に、下部タンク7、中間タンク6および上部タン
ク1の正面側は、基台27上に立設されたアング
ル28に固着されている。
中間タンク6(中間タンク6aを含む)の背面
側には、その磁束によつて吸着棒状体20を断続
的に磁化する磁化手段の一例としての永久磁石2
9が中間タンク6の背面壁に対して当接し、かつ
離間可能として配設されている。
永久磁石29は、その全体が中間タンク6の背
面壁と適合した大きさの板状体であつて、その中
間タンク6との対接面部を除いた周囲には支持枠
30が取り付けられている。
支持枠30の下端部の左右両端には、車軸32
を介して車輪31が回転可能として設けられ、こ
られ車輪31は、下部タンク7上の左右両端部に
おいて、アングル33との間に設けた敷板34上
の一対のレール35に沿つて回転し、永久磁石2
9を前後に往復動させるようになつている。
また、支持枠30の背面部の中央部位にはねじ
杆36が横設されると共に、その自由端はアング
ル33に設けた軸受37にて支承され、アングル
33の外側において回転ハンドル38を正逆回転
させることによりねじ杆36を正逆回転させて、
永久磁石29を中間タンク6の背面壁に当接させ
てその磁束で吸着棒状体20を磁化させ、また、
中間タンク6より離間させることによつて吸着棒
状体20の磁化を消磁させるようになつている。
なお、磁化手段は永久磁石29による外、円筒
形中間タンクの外周に電磁石を装着して、この電
磁石に通電し、また通電を断つようにすることに
よつても吸着棒状体20を断続的に磁化させるこ
とが可能である。
また、円筒形中間タンクの外周にコイルを巻装
しても可能であり、いずれにしろ、中間タンク6
内の吸着棒状体20を断続的に磁化可能な手段で
あればよい。
本実施例においては、上部タンク1、中間タン
ク6および下部タンク7は角筒状となつている
が、これらは磁化手段の選択によつては円筒形と
してもよく、角筒状に限定されるものではない。
(考案の効果) しかして、本考案によれば、中間タンクの外側
部に配設された磁化手段によつて中間タンク内の
吸着棒状体が断続的に磁化されるものであるか
ら、吸着棒状体の吸着能力の復元を簡易にして、
かつ確実に行うことができ、また、吸着棒状体
は、断面略ハの字状台形をした吸着部が規則的に
連設されて形成されているから、流体中に混在さ
れた磁性不純物は流体の流れ(抵抗)に影響を受
けることなく、各吸着部の傾斜表面から徐々に平
坦な下面に吸着し、きわめて効果的な磁気分離処
理を行うことができるものである。
また、中間タンク内の吸着棒状体は取り外し可
能となつているから、外部に取り出しての洗浄や
交換ができ、常に良好な吸着能力を保持した状態
で流体のろ過を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る流体ろ過装置の一例での
一部切欠の側面図、第2図は一部省略の正面図、
第3図はタンク部分の縦断面図、第4図は仕切板
の平面図、第5図は中間を省略して示す吸着棒状
体の正面図、第6図は同上拡大平面図、第7図は
中間タンク部分の他例を示す正面図、第8図は吸
着棒状体の吸着部への不純物の吸着状態を示す部
分的拡大説明図、第9図は磁化手段の一例での永
久磁石の動作状態を示す概略側面図である。 1……上部タンク、2……導入口、6……中間
タンク、7……下部タンク、8……排出口、10
……ドレン排出口、12……傾斜板、16……仕
切板、17……多孔板部、20……吸着棒状体、
24……断面略ハの字状台形吸着部、29……磁
化手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 磁性不純物含有流体の導入口2を有する上部
    タンク1と、この上部タンク1の下端に連通さ
    せて一体的に連設された非磁性材から成る中間
    タンク6と、この中間タンク6の下端に連通さ
    せて一体的に連設されたろ過流体の排出口8と
    ドレン排出口10を有する下部タンク7と、前
    記中間タンク6内の縦方向に配設された磁性体
    から成る所要数の吸着棒状体20と、この吸着
    棒状体20を断続的に磁化するところの前記中
    間タンク6の外側部に配設された永久磁石等の
    磁化手段29とを備えた構成を特徴とする磁気
    利用による流体ろ過装置。 2 前記吸着棒状体20が着脱可能となつている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の流体ろ過
    装置。 3 前記吸着棒状体20が、断面略ハの字状台形
    をした吸着部24の規則的な連続によつて一体
    形成されている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の流体ろ過装置。 4 前記下部タンク7内における上面壁と排出口
    8を有する背面壁との間に、前記中間タンク6
    内から排出口8へのろ過流体の流路を制御する
    下部に多孔板部17を有する仕切板16が傾設
    されている実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の流体ろ過装置。 5 前記下部タンク7内に、前記吸着棒状体20
    に吸着されていた不純物を流体と共にドレン排
    出口10より容易に排出させるための傾斜板1
    2が配設されている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の流体ろ過装置。
JP9746984U 1984-06-28 1984-06-28 磁気利用による流体ろ過装置 Granted JPS6111959U (ja)

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JP9746984U JPS6111959U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 磁気利用による流体ろ過装置

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JP9746984U JPS6111959U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 磁気利用による流体ろ過装置

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JPS6111959U JPS6111959U (ja) 1986-01-24
JPS6321330Y2 true JPS6321330Y2 (ja) 1988-06-13

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JP9746984U Granted JPS6111959U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 磁気利用による流体ろ過装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1838625A4 (en) * 2004-12-15 2010-05-05 Orica Australia Pty Ltd RESIN CONTACTOR AND CONTAINMENT SYSTEM
JP6388289B2 (ja) * 2016-05-23 2018-09-12 株式会社マグネテックジャパン 湿式又は液体の流動体の微小磁性異物除去装置

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JPS6111959U (ja) 1986-01-24

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