JPS63212731A - 機関の吸気絞弁戻し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、燃料噴射器や気化器などに用いられる機関
の吸気絞弁戻し装置に関し、特に内側ねじりコイルばね
の軸方向に出された他端の係止部の改良Ｋかかわる。

〔従来の技術〕

第４図は例えば特開昭！５９−４６３４５号公報に示さ
れた従来の吸気絞弁戻し装置を示す縦断面図である。１
は気化器本体、２紘絞弁で、弁軸３に固着されている。

番は気化器本体１に固定された支承腕、５は弁軸３には
められ係止支持された皿状カラー押えで、つげｓ６が設
けられてるる。７．８は外側ねじりばね９を受けるつば
付き筒状カラー、１０．１１は内側ねじりばね１２の両
端を受けるつば付き筒状カラー、１３．１４はそれぞれ
弁軸３にはめられ係止支持され、上記筒状カラ−７，１
０間及び８゜１１間にそれぞれ介在して上記間ねじりば
ね９及び１２相互間の接触ないし干渉を防ぐ筒状スリー
プ、１５は上記気化器本体１に固定されたねじりばね端
部係止用ビン、１６は弁軸３の軸端に連結され九絞弁レ
バーである。

上記ねばりばね９の他端及びねじりばね１２の筒状スリ
ープ１４に通された他端は、いづれも上記絞弁レバー１
６に形成された保合部１７．ｌ’７に係止され、同じく
各一端は上記ビン１５に係止されている。これによシ、
両ねじりばね９及び１２は、ばね力が絞弁２を閉じる方
向に作用するように、弁軸３に巻回しひねシ込まれてい
る。

上記皿状カラー押え５は、第５図及び第６図に平面図及
び側面図で示すように、弁軸３の回動角度に対応する角
度範囲αにわたる切欠部を挾む切欠端６ａ、５’ｏが形
成され、この切欠部から内側ねじりばね１２の一端が外
方に引出され、ビン１５に係止されている。

また、上記筒状スリープ１３も、第７図に断面図で示す
ように、弁軸３の回動角度に対応する角度範囲にわたる
切欠部を挾む切欠端１３ａ、１３ｂが形成され、この切
欠部から内側ねじりばね１２の一端が外方に引出されて
いる。

上記弁軸３には、支承腕４部から軸端まで第７図に示す
ように、外周に平行に切欠き係止部３ａが形成されてア
）、皿状カラー押え５及び筒状スリープ１３　Ｋはこの
切欠き係止部３ａに係止する係合穴５Ｃ及び１３Ｑが形
成されである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の吸気絞弁戻し装置では、ねじ）ばね９．１２
の他端は軸方向に出され、さらに先端を円周方向に折曲
げており、この折曲げられた他端部を通すため、筒状カ
ラー１１．筒状スリープ１４及び絞弁レバー１６には、
円周方向に長くした長大をあけておシ、機械的強度が低
下していた。また、組立において、ひねった状態のねじ
りばね９．１２の引出された他端に、筒状スリープ１４
と絞弁レバー１６とを、保合部１７ではめ、弁軸３の端
末部の切欠き係止部にはめるための双方の円周方向の位
置合わせが容易でなく、組立てが面倒であった。さらに
、ねじりばね９，１２の他端は筒状スリープ１４．絞弁
レバー１６の係合部とは直接金属接触しており、双方間
の変位によるとずれで摩耗が生じるおそれがあった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、ねじりコイルばねの軸方向に出された他端に
係合する係合部材中ばねホルダの位置合せ組立てが容易
にでき、ねじりコイルばねの軸方向に出された他端と、
ばねホルダ、係合部材の各保合穴との摩耗をなくした機
関の吸気絞弁この発明にかかる機関の吸気絞弁戻し装置
は、弁軸の軸端部に耐摩耗性の合成樹脂材からなるつば
付き筒状スリープをはめ、この筒状スリープはっは部に
一方向に突出する管状係合突起を一体く設けてあシ、ば
ねホルダの底部及び係合部材の各にΔＮ’ｐ　ＩｆにΔ
−山　出ｍ詰１噛り轡ノ宵−ｌノ詰＾鯖吻向に出された
他端を上記管状係合突起内に係合させたものである。

〔作用〕

この発明においては、筒状スリープの管状係合突起に、
ばねホルダと係せ部材とを各保合穴ではめるととくより
双方の円周方向の位置合わせができ、ねじりコイルばね
をひねった状態にし弁軸の端末部の切欠き係止部に容易
にはめ合わされる。

ねじルコイルばねの他端は管状係合突起を介してばねホ
ルダと係合部材の各保合穴に係止されており、金属間接
触がなく摩耗が防止される。

〔実施例〕

！１図はこの発明による機関の吸気絞弁戻し装置の一実
施例を示す縦断面図である。２１は吸気筒で、矢印方向
に吸気されるｏ　２２は吸気筒を貫通し一対の軸受２３
により回動自在に支持された弁軸で、外方に軸端部２２
ａが出されているｏ２４は弁軸２２に取付けられた絞弁
、２５．２６は軸受２３を押える押え板、２’７はシー
ル部材、２Ｂは吸気筒２１に一体に又は固着により設け
られたばね掛けである。

２９は弁軸２２の軸端部２２ａにはめられたつば付き筒
状スリープで、耐摩耗性の合成樹脂材からなる。この筒
状スリープ２９は第３図に示すように、つば部から管状
係合突起２９ａが一体に軸方向に出されている。

第１図に返り、３０は耐摩耗性合成樹脂材からなる環状
カラーで、筒状スリープ２９の端部外周にはめられ、押
え板２３に受けられている。３１は筒状スリープ２９と
環状カラー３０に受けられた内側ねじりコイルばねで、
一端かばね掛け２８に係止されている。３２は円筒部３
２ａと一端の底部３２１）及び他端のフランジ部３２ｃ
とからなるはねホルダで、底部３２ｍ）で弁軸２２の端
末部にはめられ係止されている。３３は円板状をなす係
合部材で、外周に係合部をなすばね掛は部３３ａが設け
られており、弁軸２２の端末部にはめられ係止されてい
る。３４はばねホルダ３２にはめられたつば付き筒状ス
リープで、耐摩耗性合成樹脂材からなる。３５は耐摩耗
性合成樹脂材からなる環状カラーで、筒状スリープ３４
の端部外周にはめられ、はねホルダ３２のフランジ部３
２ｃに受けられている。３６は筒状スリープ３４と環状
カラー３５に受けられた外側ねじりコイルばねで、一端
が上記ばね掛け２８に係止されていて、他端がばね掛は
部３３ａに係止されている。３７は弁軸２２の端末部に
はめられ係止された絞り弁レバーで、ばね座金３８を介
しナツト３９により上記ばねホルダ３２．係合部材３３
とともに固定されておシ、アクセルペダルからの伝導ワ
イヤ（いづれも図示は略す）が連結されてアシ、絞弁２
４の開閉をする。

第２図に示すように、ばねホルダ３２．係合部材３３及
び絞弁レバー３７には係合穴３２ｄ、３３’ｂ及び３’
Ｆａが貫通されており、筒状スリープ２９の管状係合突
起２９ａがはめられ係止されている。さらに、ばねホル
ダ３２．係合部材３３及び絞弁レバー３７には、係止穴
３２ｅ　、３３ｃ及び３７′ｂがあけられてあり、弁軸
２２の端末部にはめ込まれ、切欠き係止部２２ｂに係止
されており、弁軸２２と一体に回動される。

内側ねじりコイルばね３１の軸方向く出された他端は、
筒状スリープ２９の管状係合突起２９ａ内に係合されて
おり、この管状係合突起２９ａにばねホルダ３２及び係
合部材３３が係合穴３２（ｌ及び３３１）で係合され円
周方向の位置合わせされ、内側、外側のねじりコイルば
ね３１，３６を所要角度ひねり、弁軸２４の端末部の切
欠き係止部２２１）にはめ係止して組立てられる。上記
内側及び外側ねじりコイルばね３１及び３６は、ばね力
が絞弁２４を閉じる方向に作用するように、ひねり込ま
れて組立てられている。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、耐摩耗性合成樹脂材
からなるつば付き筒状スリープのつば部に、軸方向に突
出する管状係合突起を一体に設け、この筒状スリープを
弁軸の軸端部にはめ、この筒状スリープにはめた内側ね
じりコイルばねの軸方向に出された他端を管状係合突起
内に係合させ、この管状係合突起にばねホルダ及び係合
部材を各保合穴に係合させ弁軸の端末部に係止固定した
ので、ばねホルダ及び係合部材の組立てが容易にでき、
また、内側ねじりコイルばねの他端と対応するばねホル
ダ及び係合部材の各保合穴との摩耗が防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による機関の吸気絞弁戻し装置の一実
施例の縦断面図、第２図は第１図のねじホルダ、係合部
材及び絞弁レバーの要部正面図、第３図は第１図の円筒
スリープの斜視図、第４図は従来の吸気絞弁戻し装置の
縦断面図、第５図及び第６図は第４図のカラー押えの平
面図及び側面図、第７図は第４図の■−■線における断
面図である。 ２１・・・吸気筒、２２・・・弁軸、２２ａ　・・・軸
端部、２２′ｂ・・・切欠き係止部、ハ・・・絞弁、２
８・・・ばね掛け、２９・・・つば付き筒状スリープ、
２９ａ　・・・管状係合突起、３１・・・内側ねじりコ
イルばね、３２・・・ばねホルダ、３２ａ・・・円筒部
、３２１）−・・底部、３２Ｃ・・・フランジ部、３２
（１・・・係合穴、３２ｅ　・・・係止穴、３３・・・
係合部材、品ａ　・・・ばね掛は部、３３１）・・・係
合穴、３３ｃ・・・係止穴、３６・・・外側ねじりコイ
ルはね０ なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機関の吸気筒内に配置された絞弁、上記吸気筒を貫通し
   支持され上記絞弁を固着しており、少なくとも一端側が
   外方に出され軸端部にされた弁軸、この軸端部に同心的
   に配設され、それぞれ一端が上記吸気筒のばね掛けに係
   止された内側と外側のねじりコイルばね、底部を有する
   円筒部の他端にフランジ部が設けられてなり、この円筒
   部が上記両ねじりコイルばね間にあり、上記底部で上記
   弁軸の軸端末部に係止固定され、上記フランジ部で上記
   外側のねじりコイルばねの軸方向の抜け止めをするばね
   ホルダ、上記弁軸の端末部に係止され上記ばねホルダの
   底部に重ねられて固定され、上記内側と外側のねじりコ
   イルばねの各他端をそれぞれ係止するための係合部材、
   及び耐摩耗性合成樹脂材からなり、つば部に軸方向に突
   出する管状係合突起が一体に設けられてあり、上記弁軸
   の軸端部にはめられたつば付き筒状スリープを備え、上
   記管状係合突起は、上記内側ねじりコイルばねの他端が
   内部に通されて係合し、かつ、上記ばねホルダ及び上記
   係合部材の各係合穴に係合されたことを特徴とする機関
   の吸気絞弁戻し装置。