JPS63211581A - 防水ソケツトおよびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業Ｈのｆｉｌ用分野］ 本発明は屋外電灯用の防水ソケット、特に屋外で使用す
る装飾用の電球を点灯するための防水ソケットの構造、
および該ソケットの製造方法に関するものである。

（従来の技術〕 屋外で点灯する電灯のためのソケット、例えば装飾用と
して使用される屋外電灯のためのソケットは、雨水に対
する絶縁性と耐水性が要求され、従来よりソケットの受
金を絶縁耐水性に優れた合成樹脂で覆うことが行なわれ
ているが、ソケットと電気を流す導線との接続における
絶縁耐水性が最も問題となる。

か−る問題を解決したソケットとして第３図に示すもの
が知られている。

即ち、この防水ソケット２０は、螺条２２を刻設置、た
受金２１の底部開口部に、中央に接触子２３を固定して
なる絶縁板２４を嵌着し、その外側を外套２５で覆った
もので、外套２５の内底部には２本の被覆導線２６．２
７を一体的に結合し、該内底部において、受金２１に導
線２８を、絶縁板２４の接触子２３の表面の導体に導線
２７をハンダ付けにより結合したものである。

［発明が解決しようとする問題点］ この防水ソケットは、外套２５と被覆導線２８．２７と
が合成樹脂により一体的に成型されて防水性能を発揮す
る点において優れているが、受金２１および絶縁板２４
の接触子２３と各導線との結合が厄介であり、製作に多
数の工程を必要とする。

従って製造コストを安価に留めることが困難であり、よ
り低コストで簡単に製造できる防水ソケットの出現が望
まれている。

本発明は丑述の従来の防水ソケットの問題点を改良是正
した新規な構造の防水ソケット、およびその製造方法に
関するものである。

［問題点を解決するための手段ｌ 即ち、本発明の第１の発明は、胴部に電球口金の螺嵌用
条溝を形成し、底部中央の開口部周縁の一部に下方に突
出する刺通型接触子を形成すると共に、上記開口部には
、上面を貫通して下面に突出する刺通型接触子を設けた
絶縁板を嵌着してなる金属製のソケット主体と、該ソケ
ット主体を嵌入係着する絶縁耐水性の外套とよりなり、
上記外套の内底部には該内底部を横切る平行な２本の被
覆導線を外套と一体成型により固定し、前記ソケット主
体を外套に嵌入係着することにより、各刺通型接触子が
夫々異なった前記被覆導線を刺通して電気的に結合する
ように構成したことを特徴とする防水ソケットであり、
第２の発明は、内底部中心を横切る１本の被覆導線と、
内底部中心を外れて横切る平行な他の１本の被覆導線と
を配量して一体成型により固定せしめてなる絶縁耐水性
の外套に、胸部に電球口金の螺嵌用条溝を形成し、底部
中央の開口部周縁の一部に下方に突出する刺通型接触子
を形成してなる受金を、嵌入係着させて、受金の前記刺
通型接触子を前記内底部中心を外れた被覆導線に刺通さ
せ、次いで中央上面を貫通して下面に突出する刺通型接
触子を設けた絶縁板を前記受金の開口部に嵌着させて、
該刺通型接触子の先端を内底部中心を通る被覆導線に刺
通させ、これらによって各刺通型接触子と被覆導線を、
夫々電気的に結合させることからなり、前記受金の外套
への嵌入係着位置を両者に設けたマークを合致させて位
置決めすることを特徴とする防水ソケットの製造方法で
ある。

［作用］ 本発明の防水ソケットは、２本の導線を合成樹脂による
一体成型により完全防水形式で外套に接続し、受金、お
よび受金に嵌着する絶縁板に夫々刺通型接触子を設けて
、これを前記各導線に別個の位置において刺通して電気
的な結合をはかったものである。

このような構成とすることにより完全な防水型のソケッ
トとなり、屋外において雨水などによる漏電の危険性や
、短絡などの事故を解消することができる。

又、本発明の防水ソケットは受金を外套に嵌挿し、絶縁
板を受金に嵌着するという頗る簡単な作業により製造す
ることができ、特に絶縁板に設けた刺通型接触子を外套
の中心に位置させ、外套に取り付ける導線の一方を外套
の中心を横切るように取り付け、又受金を外套に嵌入す
る際、両者の嵌入位置をマークによって位置決めして、
受金に設けた刺通型接触子を他の導線の位置に適合させ
ることにより、何等の熟練を要することなく組み立て製
作することができるものである。

［実施例］ 以下に図面を引用して本発明を更に具体的に説明する。

第１図、第２図において、防水ソケット１は受金３と、
絶縁板６とで構成されるソケット主体２、および該ソケ
ット主体２を嵌入して係着する外套８とで構成されてい
る。

受金３は、その胴部に電球の口金をねじ込むための螺旋
状の条溝４を形成し、底部の中央は開口し、その開口部
に絶縁板８を嵌着させるものである。又、受金３の前記
開口部周縁の一部には、下方に向けて突出する刺通型の
接触子５が一体的に設けられている。これらの受金は通
常のソケットに使用される黄銅で作られている。

絶縁板６は、中央の上面に突起７ａを形成し、該上面を
貫通して下面に突出した刺通型の接触子７を有する円盤
よりなり、ベークライトなどの＃熱性合成樹脂で作られ
ている。

一方、°外套８は前記受金３を嵌入して係着する形状を
有し、その内底部には第２図で特に明らかなように、２
本の導線８および１１がその内底部を横切るように平行
に配量され、特に導線１１は、内底部の中心を通って横
切るように配量される。そして受金３が、外套８に嵌入
係着され、絶縁板６が受金３に嵌着された場合、導線１
１が絶縁板８の中心に取り付けた刺通型接触子７の直下
に位置してこれと接触し、他の道線９は、受金３に設け
た刺通型接触子５の直下に位置して、これと接触するよ
うに設けられる。

導！！９および１１は被覆１０および１２によって夫々
絶縁されるが、この絶縁被覆は絶縁耐水性の合成樹脂に
よって外套８が成型される際に、導線３．１１のインサ
ート成型によって一挙に、しかも一体的に成型されるも
のである。

従って、外套８と導線８および１１は外套８の底部にお
いては完全に水密性を保ち、水の浸入の余地なく作られ
るものである。

受金３と絶縁板８で構成されるソケット主体２は外套８
に嵌入係着される。その際、先ず受金３を外套８のＦ部
より嵌入させ、この嵌入により前記刺通型接触子５が外
套８に設けた導線８の被覆ｌＯを刺通して導線９に接触
する。

次いで絶縁板６を受金３の底部開口部に嵌着させるので
あるが、絶縁板８に設けた刺通型接触子７が、外套８の
内底部中心を通る導線１１の被覆１２を刺通して導線１
１に接触する。

この場合、外套８の上縁にマーク１３を設け、受金３の
上縁部にも切り欠きによるマーク１４を形成して、これ
らマーク１３．１４を一致させると、前記導線９と刺通
型接触子５との位置が一致するようにすれば、前記刺通
型接触子５は被覆１０を刺通して導線９に極めて容易に
接触させることができ、ソケットの製造能率を大幅に向
上させることができる。

なお、導線１１と刺通型接触子７の位置は相互に中心に
位置しているため、如何なる位置においても問題なく刺
通することができる。

か〜る構成により、防水ソケット１における導線８およ
び１１は、外套８に完全水密の状態で結合されて、耐水
性を形成し、これら導線９，１１は刺通型接触子５およ
び７に確実に接触して電気的に結合されて、ソケットに
螺嵌された電球（図示せず）を確実に点灯することが可
能である。

［発明の効果］ 本発明の第１の発明は、防水ソケットの構造として、電
源につながる導線と外套との結合を、合成樹脂等による
一体成型で達成して完全な絶縁耐水性を維持すると共に
、ソケットと導線との電気的結合を、煩瑣なハンダ付け
などを排して、刺通型の接触子によって確実かつ容易な
らしめたものである。

本発明の第２の発明は、上記防水ソケットにおける導線
と刺通型接触子の配量を規定し、しかもその配量による
外套と受金の位置決めを明確とすることにより、製造作
業の能率向上をはかるものであり、これにより防水ソケ
ットを安価に量産することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の防水ソケットの一例を示す縦断面図
、第２図はその平面図である。 第３図は、従来の防水ソケットの縦断面図である。 １．２０−一−−防水ソケット ２−−−−−−−ソケット主体 ３．２１−−−一受金　　　４．２２−−−一条溝５．
７　−−−一刺通型接触子

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）胴部に電球口金の螺嵌用条溝を形成し、底部中央
   の開口部周縁の一部に下方に突出する刺通型接触子を形
   成すると共に、上記開口部には、上面を貫通して下面に
   突出する刺通型接触子を設けた絶縁板を嵌着してなる金
   属製のソケット主体と、該ソケット主体を嵌入係着する
   絶縁耐水性の外套とよりなり、上記外套の内底部には該
   内底部を横切る平行な２本の被覆導線を外套と一体成型
   により固定し、前記ソケット主体を外套に嵌入係着する
   ことにより、各刺通型接触子が夫々異なった前記被覆導
   線を刺通して電気的に結合するように構成したことを特
   徴とする防水ソケット。
2. （２）内底部中心を横切る１本の被覆導線と、内底部中
   心を外れて横切る平行な他の１本の被覆導線とを配量し
   て一体成型により固定せしめてなる絶縁耐水性の外套に
   、胴部に電球口金の螺嵌用条溝を形成し、底部中央の開
   口部周縁の一部に下方に突出する刺通型接触子を形成し
   てなる受金を、嵌入係着させて、受金の前記刺通型接触
   子を前記内底部中心を外れた被覆導線に刺通させ、次い
   で中央上面を貫通して下面に突出する刺通型接触子を設
   けた絶縁板を前記受金の開口部に嵌着させて、該刺通型
   接触子の先端を内底部中心を通る被覆導線に刺通させ、
   これらによって各刺通型接触子と被覆導線を、夫々電気
   的に結合させることからなり、前記受金の外套への嵌入
   係着位置を両者に設けたマークを合致させて位置決めす
   ることを特徴とする防水ソケットの製造方法。