JPS63211391A - 送電線用絶縁ロ−プ - Google Patents

送電線用絶縁ロ−プ

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Publication number
JPS63211391A
JPS63211391A JP62039957A JP3995787A JPS63211391A JP S63211391 A JPS63211391 A JP S63211391A JP 62039957 A JP62039957 A JP 62039957A JP 3995787 A JP3995787 A JP 3995787A JP S63211391 A JPS63211391 A JP S63211391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
coating layer
waterproof coating
power transmission
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62039957A
Other languages
English (en)
Inventor
桑原 範夫
石原 正能
遠藤 輝雄
永田 善信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP62039957A priority Critical patent/JPS63211391A/ja
Publication of JPS63211391A publication Critical patent/JPS63211391A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は、送電線用絶縁ロープ特に活線状態での架空地
線の張替え工事等における使用に好適な送電線用絶縁ロ
ープに関する。
[従来の技術] 送電線工事における架空地線の張替え工事の場合、共架
(併架)されている電力線を活線状態に保ったままでの
作業が一般的になってきている。
従来この種張替え工事に使用される絶縁ロープ(張替え
用の架空地線を一定の高さに保持するためのロープ)と
しては、高張力で軽く、かつ電気絶縁性の高い芳香族ポ
リアミド系有機繊維ロープが広く用いられている。
第3図は架空地線の張替え工事の実施状況説明図であっ
て、6は芳香族ポリアミド系有機繊維等からなる絶縁ロ
ープ、7は既設の架空地線、8は例えば光ファイバ複合
架空地線(OPGW)等の新設の架空地線、9は活線状
態の電力線、10は鉄塔、11は1輪金車、12はサー
クル金車、13は送出ドラムをそれぞれ示す。絶縁ロー
プ6は鉄塔10に固定・接地され、またサークル金車1
2は該ロープ6に30〜50m毎に固定・吊下げられた
状態にあり、既設の架空地線7及びこれに連結された新
設の架空地線8は1輪金車11とサークル金車12を通
されて引替えが行われる。
電力線9が活線状態にあると、静電誘導及び電磁誘導の
ため架空地線7.8及び絶縁ロープ6に誘導電圧が発生
するが、架空地線7,8は良導体であるので、鉄塔10
やドラム13等で接地することにより誘導電圧を逃がし
ている。一方、絶縁ロープ6に誘導される誘導電圧は、
該ロープ6の絶縁抵抗が極めて高いため、鉄塔10に固
定・接地されていても電流はほとんど流れることはない
しかしながら、該ロープ6が一部浸水した場合には、こ
の部分の絶縁性は極端に低下して電流が流れ、この電流
によりロープ6が局部的に発熱してその強度が低下して
しまう。例えば芳香族ポリアミド有機繊維からなるロー
プにあっては、発熱温度が200℃位になると耐張力は
半分以下に低下するため、最悪の場合断線する虞れがあ
る。
こうした事情から、繊維ロープ内に水が侵入するのを防
ぐため、繊維ロープの外周にポリウレタン、ビニル、ポ
リエチレン、ポリエステル等の合成樹脂やゴム等の防水
被覆層を設けることが通常行われる。
[発明が解決しようとする問題点] この種浸水防止処理を施した絶縁ロープは、例えば特開
昭58−207806号にて提案されてはいるが、最外
層の防水被覆層が損傷を受けた場合(釘等が刺さった場
合)にはその個所に穴が発生し、この穴から水が毛細管
現象により繊維ロープ内に侵入してしまう。又、気温の
変化による繊維ロープの膨張収縮による呼吸作用によっ
ても水分が侵入してしまうという問題点があった。
万が一1繊維ロープ内に浸水してしまった場合には、こ
の浸水個所を予め知ることができれば、絶縁ロープ切断
等の事故を事前に防止することができる。
本発明は、以上の点に鑑みなされたものであって、水分
の侵入の有無を事前に確認することができた送電線用絶
縁ロープを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明の要旨は、繊維を複数本撚合せてなる
繊維ロープを芯とし、その外周には防水被覆層を設けて
なる送電線用絶縁ロープにおいて前記防水被覆層内側に
は ■水分を吸収して膨張する材料が充填されているこ
と、又は ■水分を吸収して硬化する材料が充填されて
いることを特徴とする。
■ 水分を吸収して膨張する材料としては、例えば吸水
性ポリマが好適である。
又、 ■ 水分を吸収して硬化する材料としては、水硬性の物
質として知られているセメント、セラコラ等がある。
[作 用] 防水被覆層内側には水分を吸収して膨張する材料が充填
されているから、防水被覆層に外層による穴が発生し、
ここから水分が侵入すると、該材料が膨張して肉眼で観
察可能な程の外観上の変形が生じるから、浸水個所を容
易に判別することが可能となる。
また、水分を吸収して硬化する材料が充填されている場
合には、水分が侵入すると該材料が硬化して、従来ロー
プが有すべき柔軟性が失われるから、操作時に肉眼又は
手触り等で浸水個所を容易に判別することが可能となる
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の送電線用絶縁ロープの一実施例の断面
図を示しており、1は芳香族ポリアミド系繊維1aを複
数本撚合せた繊維ロープ1.2は吸水性ポリマの充填層
2.3はポリウレタン等の防水被覆層3である。
吸水性ポリマ3は自重の数十倍から千倍以上もの水を吸
収可能な高分子材料として知られているものであり、例
えばスミカゲル(住友化学工業(株)の商品名)が挙げ
られる。第2図は本発明の他の実施例を示す断面図であ
って、前実施例と異なるところは芳容族ポリアミド系繊
維1a各々の外周に防水被覆層4を設けてなる素線5を
複数本撚合せて繊維ロープ7とした点である。
以上の構成を有する絶縁ロープは、防水被覆層3に外傷
による穴が発生し水分が侵入した場合、吸水性ポリマ3
が水分を吸収して膨張するから防水被覆層3を通してコ
ブ状の突出部となって表出する。従って、この突出部の
有無を肉眼で調べる等すれば浸水個所を即座に判別でき
ることとなり、従来発見が困難であった微少な穴からの
浸水が容易に把握可能となる。また、浸水して膨張変形
した個所は、この長さ分を切断除去し、再度接続を行え
ば、浸水個所のない完全な絶縁ロープとして再使用でき
る。
次にもう一つの発明について説明する。前出の発明と異
なるところは、水分を吸収して膨張する材料の代りに水
分を吸収して硬化する材料を充填した点にある。この水
分を吸収して硬化する材料には、水と混和した状態で水
化して硬化する性質、すなわち水硬性を有する材料が考
えられ、例えばセメント、セラコラ等が挙げられる。す
なわち第1図及び第2図において、2としてセメント、
セラコラ等を充填してやるのである。
このような構成を有する絶縁ロープは、防水被覆層3に
外傷による穴が発生して水分が侵入すると、セメント等
2は水と反応して硬化し始め、一定時間経過後には硬化
が完了する。そうすると本来柔軟性を有する絶縁ロープ
にあって、浸水した個所だけが硬化して柔軟性を有しな
いこととなり、これを絶縁ロープ操作時に異常振舞個所
として肉眼で確認したり、又は手触り等で確認したりし
て浸水個所を判別することができる。
尚、本発明にあっては、水分を吸収して膨張する材料又
は水分を吸収して硬化する材料は適宜繊維ロープを形成
する繊維1a又は素線5の相互間にまで充填されていて
もよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の送電線用絶縁ロープによ
れば、防水被覆層に発生した穴等からの浸水個所を事前
に容易に確認1判別できるものであり、ロープ切断等の
事故を事前に防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の一実施例を示す断面図、第3
図は活線状態における架空地線張替え工事の実施状況説
明図である。 1:繊維ロープ、 2:吸水性ポリ、マ又は水硬性の材料、3.4:防水被
覆層、 5:素線、 6二絶縁ロープ、 7:架空地線(既設)、 8:架空地線(新設)、 9:電力線、 10:鉄塔、 11:1輪金車、 12:サークル金車、 13:送出ドラム。 −1目 1九 第 2 図 束#!5

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維を複数本撚合せてなる繊維ロープを芯とし、
    その外周には防水被覆層を設けてなる送電線用絶縁ロー
    プにおいて、前記防水被覆層の内側には水分を吸収して
    膨張する材料が充填されていることを特徴とする送電線
    用絶縁ロープ。
  2. (2)前記繊維ロープが、繊維の外周に防水被覆層を設
    けてなる素線を複数本撚合せたものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の送電線用絶縁ロープ。
  3. (3)繊維を複数本撚合せてなる繊維ロープを芯とし、
    その外周には防水被覆層を設けてなる送電線用絶縁ロー
    プにおいて、前記防水被覆層の内側には水分を吸収して
    硬化する材料が充填されていることを特徴とする送電線
    用絶縁ロープ。
  4. (4)前記繊維ロープが、繊維の外周に防水被覆層を設
    けてなる素線を複数本撚合せたものであることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の送電線用絶縁ロープ。
JP62039957A 1987-02-23 1987-02-23 送電線用絶縁ロ−プ Pending JPS63211391A (ja)

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JP62039957A JPS63211391A (ja) 1987-02-23 1987-02-23 送電線用絶縁ロ−プ

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JP62039957A JPS63211391A (ja) 1987-02-23 1987-02-23 送電線用絶縁ロ−プ

Publications (1)

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JPS63211391A true JPS63211391A (ja) 1988-09-02

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ID=12567436

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62039957A Pending JPS63211391A (ja) 1987-02-23 1987-02-23 送電線用絶縁ロ−プ

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JP (1) JPS63211391A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5147463A (en) * 1989-08-18 1992-09-15 Basf K&F Corporation Cyclic acetals
EP0636744A1 (en) * 1993-07-30 1995-02-01 BICC Public Limited Company Ropes and the use thereof

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5147463A (en) * 1989-08-18 1992-09-15 Basf K&F Corporation Cyclic acetals
EP0636744A1 (en) * 1993-07-30 1995-02-01 BICC Public Limited Company Ropes and the use thereof

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