JPS63211308A - 高密着性を有する手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高密着性を有する手袋に関するものである。

さらに詳しくは、密着性に優れ、かつ薄くてしなやで、
タッチの良い高級感のある手袋に関するものである。

〔従来の技術〕

手及び手に握る対象物に高い密着性を有する手袋の用途
は広い。例えば、スポーツ用手袋１．宝石取扱用手袋、
ガラス取扱用手袋、晴密部品取扱用手袋９手術用手袋な
どである。いずれも持ちやすくて滑り難＜、ムレない１
強くて毛羽を残さない、などの特性が要望される 従来、天然スェード、人工皮革などのスェード調素材が
、高級感があり、ソフトでタッチが良く多用されている
が、滑り易い（特に水に濡れた時）、ムレ易い、摩擦に
より毛羽が落ちるなど難点があり、未だ十分満足すべき
ものがない。

また、織編物は、織編目が粗く見た目にも高級感がなく
、滑り易く、未だ十分満足すべきものがない。

そのため、滑り防止剤を表面につけたり、含浸する方法
があるが、タッチが悪くなったり、対象物にキズ付は易
くなったりして、一方が良くなれば他の性質が悪くなっ
たりして、未だ満足すべきものがない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、高い密着性とソフトでタッチが良くムレ難く
２手にはめやすく１手の感触が直に伝わる機能と快適性
を兼ね備えた高密着性を有する手袋を提供することにあ
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は次の構成を存する。すなわち。

（１）　両表面が、主として０．２〜０．００１デニー
ルの超極細繊維束糸から構成される織編物からなること
を特徴とする高密着性を有する手袋。

（２）　該織編物の超極細繊維がほぐされ、少なくとも
糸内及び糸間で絡み合いのある特許請求の範囲第（１）
項記載の高密着性を有する手袋。

超極細繊維の太さにまで繊維が細くなると、対象物との
摩擦力（密着性）が格段に大きくなってくる。例えば、
０．０１デニールまでのレベルになると１手指の指紋に
も引っ掛かる位になる。本発明はかかる点に着目してな
しえたものである。

また、超極細繊維は１手との感触が優れ、また毛細管現
象により吸水性が良（１通気性があるのでムレない。

つまり１手及び物との密着性と快適性（ムレない）、外
観品位などを同時に満足させたものである。

更に９ｗｉ編物表面に、後述の高圧柱状水流処理を施す
ことにより、超極細繊維糸をほぐし、また系内、糸間で
絡らませ１ｗ１目を実質的にふさぎ１表面を平滑にする
と、更に密着性及びタッチも良くなり９品位も格段に向
上するので好ましい。また。

はつれ難くなり、裁断縫製がし易くなる。

本発明で使用される超極細繊維は、海島型繊維。

剥離分割型複合繊維、特殊ポリマブレンド型繊維などか
ら得られるものであって、その繊維素材は。

ポリエステル系、ポリアミド系、ポリアクリル系。

ポリオレフィン系のホモポリマー、コポリマーなど公知
のものである。

海鳥型繊維は、超極細繊維を得る上で好ましく。

品数は５０以上、より好ましくは１００以上が性能及び
生産性の点からも好ましい。

超極細繊維の繊度は、０．２デニール以下、好ましくは
０．１デニール以下、より好ましくは、０．０５デニー
ル以下が対象物との密着性の点で好ましい。しかし、あ
まり細くなると摩擦に対して弱くなるので自ずと限界が
あり、０．００１デニ一ル以上、より好ましくはｏ、　
ｏ　ｏ　ｓデニール以上の繊度が望ましい。

超極細繊維束からなる糸の構成は、特に限定するもので
はな（、織編物の厚み、目付、用途など勘案して適宜法
めればよい。

普通デニールの繊維は、公知の天然繊維３合成繊維であ
って、素材、繊度などは特に限定するものではなく、用
途によって最適のものを選択すれば良い。

本発明の密着性を有する手袋を構成する織編物を得る方
法は、超極細繊維束糸を使った￥６編物。

また、超極細繊維が浮き出た多重構造組織であり。

実質的に両面に存在して超極ａｔ織繊維特徴が十分効果
的に発揮出来れば、公知のどんな方法をとっても良い。

また９編物の場合は、経編物が、性能、生産性などの点
からより好ましい、また１編物は構造がルーズであり、
水流による繊維のほぐしゃ絡み合い効果が大きくより好
ましい。

織編目を詰め、＃４維を絡ませる最も良い方法は。

柱状水流を小孔より５〜１５０ｋｇ／ａＪの圧力で織編
物表面または両面に均一に打ちつける。云わゆるウォー
タージェットパンチと呼ばれる方法である。

水圧は小さ過ぎると、繊維をほぐしたり、絡ませたりし
ないし、また大きすぎると繊維が切断してしまって良く
ない。　繊維の太さ１編み＆ＩＩ織。

用途などによって適宜法めればよい。

水流による繊維のほぐしゃ絡み合い効果は、繊維が細い
ほど効果があり、この点からも前述の如く、繊維は細く
なければならない。

柱状水流を打ちつける繊維の状態は、海島型繊維であれ
ば脱海後、剥離分割型繊維てあれば分割しつつ脱海すれ
ば良い。

本発明で云う「絡み合い」とは、系内の超極細繊維同士
、糸間の超極細繊維同士が立体的に交絡したり、互いに
交差している状態を云う。

この絡み合いの程度は、織編物を小さく切り取り（例え
ば、５Ｘ５ｍｍの大きさ）１両端を手でつかんで引っ張
った時のほつれ具合で表すことが出来る。

また、「はぐれ」とは、きれいに収束されている繊維が
乱れ、たるみ、嵩高くなっている状態を云う。

従って、繊維は、経糸と緯糸型なり部だけでなく、交絡
点、交差点でも把持されるので１強くなり、裁断しても
ほつれ難くなる。

本発明の効果を高める目的で、収縮処理、ヒートセット
処理、　ｆ８水処理、吸水、親水処理、染色加工など適
宜、任意の工程で行うことが出来る。

本発明の高密着性を有する手袋は、ゴルフクラブ、野球
バットなどのスポーツ用具、宝石などの貴重品、ＩＣ，
ＬＳＩなどの精密部品、レコード。

コンパクトディスクなどの取扱いや重量物の組立。

運搬など重い物の移動などに適し、汎用性に優れている
。

〔実施例〕

以下１本発明の実施態様を示すが１本発明はこれに限定
されるものではない。

実施例１ 島成分がポリエチレンテレフタレート、海成分がポリス
チレンの海島型繊維であって、トータルデニール６５．
フイラメント数１８．島／海比８０／２０．品数４３３
．単糸デニーが０．００７のの超極細繊維からなる糸を
、経密度＝１４０本／インチ、緯密度１１２本／インチ
の織物（サテン）を作った。

このものを沸騰水中で収縮処理し、乾燥後、トリクレン
中で脱海した。

このものを用い、ゴルフ用手袋を作った。

この手袋は９手及び物との密着性が極めて良く。

感触が良く、柔らかく１手の感覚が直に伝わり。

またムレ難＜、ゴルフ用手袋に適したものであった。

また、洗濯を５０回繰り返したが、性能及び品位共殆ど
変わらなかった。

実施例２ 実施例１の超極細繊維束からなる糸を用い、経編み機で
二重編地（ハーフ）を作った。

編密度　ウェル（ｗ／ｌｎ）：３５ コース（ｃ／ｉｎ）ニア５ このものを沸騰水中で収縮処理し、乾燥後、トリクレン
中で脱海した。

このものを用い、、ゴルフ用手袋をを作った。

この手袋は手及び物との密着性が極めて良く。

感触が良く、柔らかく１手の感覚が直に伝わり。

またムレ難＜、ゴルフ用手袋に適したものであった。

また、洗濯を５０回繰り返したが、性能及び品位共殆ど
変わらなかった。

実施例３．４ 実施例工及び２で得た織編物（脱海品）に水流処理した
。水圧＝４０ｋｇ／ｃａｔ下、孔径＝　０．２５　ｍｍ
、孔間距離＝　２．５　ｍ　ｍのノズルをを有するプレ
ートを揺動させながら均一に打ちつけた。

このものを用い、ゴルフ用手袋を作った。

この手袋は、繊維が良くほぐされ、織編目がつまり、実
施例１のものより更に密着性がよく、タッチが良く、柔
らか（、シなやかで、はつれ難＜。

スェード調の高級感のあるものであった。

洗濯を５０回繰り返したが、性能及び品位共殆ど変わら
なかった。

〔発明の効果〕

本発明の手袋は９次の特徴を有する。

（１）手との密着性が極めて良い。

（２）握る対象物との密着性が良く、滑り難い。

殊に水に濡れても滑り難い。

（３）！＜て柔らかく２手にフィツトする。

（４）摩擦に対して強く９毛羽が残らない（５）洗濯に
よっても、殆ど性能が変わらない。

（６）通気性があり、ムレない。

（７）はつれ難い（裁断縫製し易い）。

（８）スェード様の外観で高級感がある。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）両表面が、主として０．２〜０．００１デニール
   の超極細繊維束糸から構成される織編物からなることを
   特徴とする高密着性を有する手袋。
2. （２）該織編物の超極細繊維がほぐされ、少なくとも糸
   内及び糸間で絡み合いのある特許請求の範囲第（１）項
   記載の高密着性を有する手袋。