JPS6321114A - 自動車等のハ−ネス - Google Patents

自動車等のハ−ネス

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JPS6321114A
JPS6321114A JP16737486A JP16737486A JPS6321114A JP S6321114 A JPS6321114 A JP S6321114A JP 16737486 A JP16737486 A JP 16737486A JP 16737486 A JP16737486 A JP 16737486A JP S6321114 A JPS6321114 A JP S6321114A
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JP
Japan
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harness
ultraviolet
curable resin
wiring members
ultraviolet curable
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Application number
JP16737486A
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English (en)
Inventor
Haruo Ioka
井岡 晴男
Takehiko Tanaka
武彦 田中
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は、配線挿通穴、配線溝等へのフィツト性を高め
るようにした、自動車等の11−ネスに関するものであ
る。
(b)従来の技術 自動車、航空決、船舶等の電装部品を搭載する釆ワ物で
は、各電装部品を駆動するための電力や制御12号を電
送するtこめの配4JA部材が必要となる。
このような配線部材は、通学、できるだけ共通する経路
を経て配線され、線径、素材、絶縁被覆材、始点、終点
等が異なる多数の配線部材がその共通する区間の要所要
所において絶縁テープ、合成樹脂等で作られた結束共等
によって束ねられたハーネスとして自@ 単’J i二
組イ寸(すられる。
このようなハーネスに使用される配NX部材の素材とし
ては、ポリエチレン被覆銅線、裸銅線、金属や合成Q(
脂によって被覆されjこ光ファイバ、裸の光ファイバ等
がある。
(c)発明が解決しようとする問題点 これらの配線部材は線径、素材、絶縁被覆材あるいは絶
縁被覆材の有無等によって屈曲力に対する反発性が異な
るうえ、結束されるこれら配線部材が均一にひきそろえ
られていないために、テープ、結束具等により一つに結
束することが困難で手間がかかる場合が少なくない。
また、テープ、結束共等により結束されたハーネスの断
面形状はその断面積が最小になるように、つまり、一般
に、丸形状となるので、配線挿通穴、配線溝、コンノッ
トパイプ等の任意の断面形状に的確にフィツトするよう
に結束できない。
更に、結束する際に配線部材に捩れが生じる結果、両端
での配!部材の配置の対応関係が確保できず、また、ハ
ーネスの断面形状を一様にできない。しかも、結束され
た配線部材の間に隙間が生じ、その隙間に通電により生
じる熱がこもったり、湿気がたまったりするので、耐熱
性や耐湿性を向上させる上で不利になる。
(d)問題点を解決するための手段 本発明は上記のような従来品の問題点を解消できるよう
な自動車等のハーネスを提供することを目的とするもの
であって、電力線、信号電送線等の複数の配線部材を所
要の断面形状を有する型内に配置し、その型内に充填さ
れた紫外線硬化性樹脂を紫外線で硬化させて上記配線部
材を紫外線硬化性樹脂で結束したハーネスユニットを1
個または複数個備えたことを特徴とするものである。
配線部材は、特に限定されるものではなく、ポリエチレ
ン被覆胴線、裸t14線、金属や合成樹脂によって被覆
された光ファイバ、裸の光ファイバ等の一般に電力線、
信号電送線として公知のものが使用される。
又、型の断面形状は特に限定されるものではなく、配、
線種通人、配線溝、フンノットパイプ等の任意の断面形
状に合わせて自由に設定することができ、例えば、偏平
な長方形、台形等の多角形、円形、楕円形、■字形、U
字形、Ω字形、S字形、あるいはこれらの形状のうちの
2種類以上を結合した形状等の断面形状を設定できる。
型は周面の一側方が解放されたものであってもよ(、全
周面が閉ざされたものであってもよい。
全周面が閉ざされた型の場合には少なくとも一方の壁が
紫外線を透過させる透明壁で構成されねばならない。
紫外線硬化性樹脂としては、硬化後に、絶縁性、所望に
より導電性等の電気的特性、耐振動性、耐衝Y性、耐摩
耗性、可撓性等の8!械的特性、自己消火性、難燃性等
の耐火特性、耐熱性、耐薬品性、耐候性等の少なくとも
一つを共有するものが好ましい。
本発明に用いられる紫外線硬化性樹脂としては、紫外線
の照射によって硬化する樹脂であれば特に限定されるも
のではないが、重合性二重結合を有するプレポリマー及
び/又は重合性モノマーと光増感剤からなる樹脂が好適
に用いられる。
重合性二重結合を有するプレポリマーとしては、エポキ
シ樹脂型、不飽和ポリエステル型、ポリアミド型、ポリ
ウレタン型、シリコーン型、ポリビニルアルコール型、
ポリエーテル型などのプレポリマーが用いられる。
ここでエポキシ型プレポリマーの例としては、エポキシ
0(脂のアクリル酸エステル、エポキシ樹脂のアクリル
酸エステルと無水マンイン酸との反応物、エポキシ(」
(脂と無水アクリル酸との反応物、エポキシ樹脂とアク
リル酸とメチルテトラヒドロフタル酸無水物との反応物
、エポキシ(](脂と2−ヒドロキシエチルアクリレー
トとの反応物、エポキシ樹脂とブチルアミンとグリシツ
ルメタクリレートとの反応物、エポキシ樹脂のアクリル
酸エステルとN−メチロールアミンとの反応物、エポキ
シat脂ジグリシノルエーテルとノアツルアミンとの反
応物などが挙げられる。エポキシ樹脂としては、ビスフ
ェノールA型、ノボラック型又は脂環型のものが用いら
れる。
不飽和ポリエステル型プレポリマーの例としては、主鎖
に二重結合の入るもののほか、側鎖に不飽和基を有する
もの、たとえばグリシジル7クリレー・トと無水7タル
酸との開環共重合エステル、メタクリル酸二量体とポリ
オールとのエステル、〜プロキモ路化ビスフェノールA
型7マレートポリエステルuINを2・3−ジメチル−
1・3−ブタノエンで変性したもの、末端に不飽和基を
持つもの、たとえばアクリル酸と無水フタル酸とプロピ
レンオキシドとの反応物、ポリエチレングリコールとグ
リシジルメタクリレートとの反応物などが挙げられる。
ポリアミド型プレポリマーの例としては、ピロメリッ)
I’ffl二無水物をアリルアルコールで7エステル化
し、そのカルボキシル基を塩化チオニルで塩素化し、こ
れにP−P’−ジアミノノフェニルエーテルを反応させ
たものなどが挙げられる。
ポリビニルアルコール型プレポリマーの例としては、ポ
リビニルアルコールとN−メチロールアクリルアミドと
の反応物、ポリビニルアルコールの無水コハク酸エステ
ル化物にグリシジルメタクリレートを付加させたもの、
ポリビニルア、ルコールをモノクロル酢酸と酢酸でエス
テル化し、ジメチルアミノエチルメタクリレートを反応
させたものなどが挙げられる。
ポリウレタン型プレポリマーの例としては、主鎖、側鎖
または鎖末端に不飽和基をもつもの、たとえばポリエチ
レングリコールと2・4−トリレンジイソシアネートよ
り合成されたポリウレタンに2−ヒドロキシエチルメタ
クリレートを反応させたもの、ポリエチレングリフール
と2・4−トリレンジイソシアネートより合成されたポ
リウレタンにN−メチロールアクリルアミドを反応させ
たもの、ヒドロキシエチルメタクリレートをキシリレン
イソシアネートでウレタン化したもの、トリメチロール
プロパンノアリルエーテルヲトリレ 。
ンー2・4−ジイソシアネートでウレタン化したものな
どが挙げられる。
シリコーン型プレポリマーの例としては、ジメチルポリ
シロキサンの末i 0 H基にγ−メタクリルオキシプ
ロピルトリメトキシシランを脱アルコール縮合した化合
物、モノシンナモイルオキシメチルノエトキシシラン系
化合物、ポリジオルガノシロキサンにビスアジド化合物
、アクリロイルクロリドまたはp−アジドベンゾエート
を反応させた化合物などが挙げられる。
上記重合性二重結合を有するプレポリマーの中では、エ
ポキシ型プレポリマーが機械的強度の高いものが得られ
るから推奨される。
重合性モノマーとしては、アクリル酸系化合物、メタク
リル酸系化合物あるいはアリル基を有する単官能性又は
多官能性のモノマー等が用いられる。
まず、単官能性の重合性モノマーの例としては、アクリ
ル酸系モノマーとして、アクリル酸、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、
イソプロピルアクリレート、11−ブチルアクリレート
、インブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、ベンジルアクリレート、2−エチルへキシルアクリ
レート、カルピトールアクリレート、メトキシエチルア
クリレート、エトキシエチルアクリレート、ブトキシエ
チル7クリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、ブチレングリコールモ
ノアクリレ−)、N−N−ツメチルアミノエチルアクリ
レート、N−N−ツメチルアミノエチルアクリレート、
テトラヒドロフルフリルアクリレート、アリル7クリレ
ートなど、メタクリル酸系モノマーとして、メタクリル
酸、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、+
1−プロとルメタクリレート、イソプロピルメタクリレ
ート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリ
レート、ターシャリ−ブチルメタクリレート、シクロヘ
キシルメタクリレート、ベンノルメタクリレート、オク
チルメタクリレート、2−エチルへキシルメタクリレー
ト、メトキシエチルメタクリレート、エトキンエチルメ
タクリレート、ブトキシエチルメタクリレート、ヒドロ
キシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタク
リレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、ヒドロキ
シペンチルメタクリレ−)、N−N−ノメチルアミメメ
タクリレート、N−N−ノエチルアミノメタクリレート
、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、アリルメタクリレー
ト、トリメチロールプロパンモアメタクリレート、ジエ
チレングリコールモノメタクリレート、ペンタエリスリ
トールモアメタクリレートなど、その他クロトン酸ブチ
ル、グリセリンモノクロネート、ビニルブチレート、ビ
ニルトリメチルアセテート、ビニルカプロエート、ビニ
ルクロルアセテート、ビニルラクテート、安息香酸ビニ
ル、ジビニルサクシネート、ジビニル7ラレート、メタ
クリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチ
ルメタクリルアミド、N−7リールメタクリルアミド、
N−ヒドロキシエチル−N−メチルメタクリルアミド、
アクリルアミド、N−ターシャリ−ブチルアクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−ブトキシメチ
ルアクリルアミド、N−インブトキシメチルアクリルア
ミド、ダイア七トンアクリルアミド、ヘキシルビニルエ
ーテル、エチルヘキンルビニルエーテル、ビニルトリル
エーテル、スチレン誘導体としてたとえばオルト及び/
又はパラ位にアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン、カ
ルボキシル基、アリル基などの置換基を持つたスチレン
、アリルオキシエタノール、N−ビニルオキサゾリドン
、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカルバゾールなど
を挙1デることができる。
多官能性の重合性モノマーの例としては、アクリル酸系
モノマーとして、トリエチレングリフールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジアクリレート、1・3−
ブチレングリコールノアクリレート、1・4−ブチレン
グリコールノアクリレート、1・6−ヘキサングリコー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールノアクリレ
ート、ノプロビレングリコールノアクリレート、2・2
−ビス−(4−アクリロキシジェトキシフェニル)フ。
ロバン、2・2−ビス−(4−アクリロキシプロビロキ
シフェニル)プロパン、トリメチロールプロパンノアク
リレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、トリアクリルホルマール、テ
トラメチロールメタンテトラアクリレートなど、又メタ
クリル酸系モアマーとして、エチレングリコールノメタ
クリレート、1・3−ブチレングリコールノアクリレー
ト、1・6−ヘキサングリコールジアクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジメタクリレート、2・2−ビス−
(4−メタクリロキシエトキシフェニル)プロパン、2
・2−ビス−(4−メタクリロキシジェトキシフェニル
)プロパン、トリメチロールプロパントリアクリレート
など、その池多価アルコールのポリビニルエーテル、ノ
ビニルベンゼン、ノカルボン酸のノアノルエステルなど
が挙げられる。
上記重合性モノマーの中では、多官能性七ツマ−を用い
ることが特に望ましい。
重合性モノマーの使用量は、重合性二重結合を有するプ
レポリマー100重量部に対して10〜500重量部、
好ましくは20〜200重量部である。10重量部未満
では重合性モノマーの重合による硬化が不充分となり、
又500重量部を越えるとモノマー城分が残存し、硬化
不足となるおそれがある。
光増感剤としては、たとえばベンゾイン、ベンゾインメ
チルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン
イソプロピルエーテル、ベンゾインメチルエーテル、2
−メチルベンゾイン、ベン・/フェノン、ベンゾイルパ
ーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリル、2−タロ
ロチキサノン、ミヒラーズケトン、ペンシル、ベンノル
ツメチルケタール、ベンノルジエチルケタール、アント
ラキノン、メチルアントラキノン、ノアセチル、アセト
フェノン、ジフェニルノスルフイド、アントラセン等を
挙げることができる。これらの光増感剤の使用量は重合
性モノマー100重量部に対して通常0.05〜30重
量部とするのがよい。これら光重合開始剤にアミンM’
9の従来公知の増感助剤を少量併用することもできる。
又紫外線硬化性樹脂の熱的な安定性等を向上するために
公知の熱重合防止剤の共存も有効な場合がある。熱重合
防止剤の具体例としてはパラメトキシフェノール、ヒド
ロキノン、ターシャリ−ブチルカテコール、ピロlロー
ル、7エ/チアクン、フロラニール、ナフチルアミン、
β−す7トール、2・6−ノターシヤリーブチルパラク
レゾール、ピリジン、ニトロベンゼン、パラ−トルレイ
ノン、メチレンブルーなどが挙げられ、その使用量は重
合性モノマー100重量部に対して通常0.01〜5重
量部とするのがよい。
この紫外線硬化性樹脂に充填材を混入することは何ら支
障がない。
紫外線硬化性樹脂に混入される充填材は、好ましくは、
補強性、チクソトロピー性、ff量軽減性、耐熱性、耐
摩耗性、耐薬品性、耐候性、難燃性、蛍光性等の特性の
うちの少なくとも一つを付与するものであることが好ま
しい。
主た、紫外線硬化性樹脂の機械的特性を高めるために補
強繊維が使用される。補強jI&維としては、ガラス繊
維、金属繊維、ポリアミドam、ポリイミドa維、ポリ
アミドイミドa雅、セラミック繊維、炭素aJA等を使
用することができる。これらの繊維1よ、チaツブ、マ
ット、ロービング、クロス等の形態で使用される。
このような補強繊維は、紫外線硬化性ぢ(脂を充填する
型に紫外線硬化性樹脂と共に充填されて紫外線硬化性樹
脂内に埋入するように構成してもよく、また、補強a維
で構成された布状体全体に、あるいはその艮手方向に延
びるように予め紫外線硬化性樹脂を縞状にスプレ、塗布
、浸漬等によって含浸させ、その紫外線硬化性樹脂に配
線部材を重ねたり、更に補強1a維で構成された布状体
に配線部材を重ねると同時に紫外線硬化性樹脂を含浸さ
せたりしてから紫外線で紫外線硬化性樹脂を硬化させて
もよい。
また更に、上記紫外線硬化性樹脂は、そのバー。
ネスを他のハーネスと識別できるように、着色すること
が好ましい。
着色する方法は特に限定されず、例えば、紫外線硬化性
じ(脂を硬化させた後に塗料を塗布してもよいが、ハー
ネスの取付時に着色が剥げないように紫外線硬化性樹脂
に染料あるいは顔料を混入するほうが好ましい。
また、配線部材ごとに着色の色相、色調等を異ならせで
、ハーネスの両端における配線部材の対応関係を一目で
見分けられるようにしてもよい。
加えて、上記紫外線硬化性樹脂にハーネスを単体等に固
定するための、ボルト、ナツト、フック、スナップ等の
取付部材を埋設してもよい。
ところで、本発明に用いられる紫外M照射装置としては
特に限定されるものではないが、具体例として、高圧水
銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボ
ンアーク等が挙げられる。
(e)作用 このように構成された自動車等のハーネスは、型によっ
て種々の断面形状が与えられるので、配線部材が配線挿
通穴、配線溝、コンジットパイプ等の任意の断面形状に
的確にフィツトするように結束できる。
また、紫外線硬化性樹脂を硬化させるときに各配線部材
に捩れが生じないので、両端での配線部材の配置の対応
関係を確保できるうえ、ハーネスの断面形状を一様にで
きる。
しかも、結束された配線部材が紫外線硬化性樹脂と隙間
なく接触するので、通電により生じる熱が円滑に紫外線
硬化性樹脂の表面に伝達されてハーネス内部に熱がこも
らなくなる上、ハーネス内部に湿気が侵入しないので、
耐熱性や耐湿性を高めることができる。
(f)実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
第1図は本発明の一実施例に係る自動車用ノ1−冬スを
概略的に示す側面図であり、第2図はその断面図であり
、第3図ないし第8図はそれぞれ本発明の異なる各実施
例を示すハーネスの断面図であり、第9図は本発明の池
の実施例を概略的に示す斜視図であり、1jS10図は
本発明の更に他の実施例を概略的に示す乎面図である。
第1図お上V第2図に示すハーネスは電力線、信号電送
線等の複数の配線部材2をは)I正方形の断面形状のm
型の型3内に配置し、その型3内に紫外線硬化性都(脂
4を充填した後、紫外線硬化性υ(脂4を、図示しない
紫外線照射装置から照射される紫外線で硬化させて結束
したハーネスユニット1を1個備える。
上記配線部材2は、特に限定されるものではないが、こ
こではポリエチレン被覆1jA#lが使用されている。
配線部材2はポリエチレン被覆銅線の他に、裸銅線、金
属や合成樹脂によって被覆された光ファイバ、裸の光フ
ァイバ等の一般に電力線、信号電送線として公知のもの
が使用できる。
上記型3の断面形状は特に限定されるものではなく、配
線挿通穴、配線溝、フンノットパイプ等の任意の断面形
状に合わせて自白に設定することができ、例えば、第3
図に示すような台形、tjS5図に示すような偏平な長
方形等の多角形、円形、楕円形、■字形、f54図に示
すような[J 7形、第8図に示すようなΩ字形、第6
図に示すようなS字形、あるいはこれらの形状のうちの
2種類以上を結合した結合等の断面形状を設定できる。
型3は第2図ないし第4図に示すように周面の一側方が
解放されたものであってもよく、第5図、第7図および
第8図に示すように全周面が閉ざされたものであっても
よい。
全周面が閉ざされた型の場合には少なくとも一側方の壁
が紫外線を透過する透明壁で構成されねばならない。
第6図に示すようなS字形の断面を有するハーネス、あ
るいは第8図に示すように、Ω字形のハーネスの場合に
は、その内部空間に円形の断面を有する池のハーネスや
ハーネスとは異なる素材で作られた芯部材5を挿入する
ことができる。
また、ハーネスを構成するハーネスユニット1は、例え
ば、第7図に示すように複数個(ここでは幅及び厚さが
異なる3種類の偏平な長方形の型によって形成された、
配411部材2の数が異なる3種類のハーネスユニット
1が1個ずつの合計3個)で構成されていてもよい。こ
の場合、各ハーネスユニット1は別々に形成された後、
接着、溶着、#!着等の手法によって接合される。
ところで、上記紫外線硬化性U4脂4は、以下の方法で
製造したものを用いた。
ビス7エ7−ルA型エポキシ樹脂エピコート1001(
シェル化T社製、エポキシ当量、!75)475部、ア
クリル酸54部、トリエチルアミン0゜03部を凝集器
、温度調節器、攪拌機付き4つロフラスコ(容ff1l
i’)に仕込み、温度130℃で5時間反応させて、酸
価2のエポキシ7−クリレートを得た。
このエポキシアクリレート50部に希釈用モノマーとし
てシクロへキシルアクリレート50部、紫外線増感剤と
して2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン3
部及びペンノルメチルケタール3部を各々加えて混合溶
解することにより得た紫外線硬化性a4脂を型に流し込
み、これをIKWの水銀灯(30W/am)2灯の真下
に、ランプ距離が10cmとなるように置き、120秒
間紫外線を照射して硬化させた。
上記の各実施例において、紫外線硬化性(邊i脂4の8
!探的特性を高めるために補強繊維6を使用することが
可能である。
補強a維6としては、ガラス繊維、金属jt維、ポリア
ミドイミド維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維
、セラミンク繊維、炭素繊維等を使用することができ、
これらのantよ、チョップ、マント、ロービング、ク
ロス等の形態で使用される。
このような補強繊[6は、紫外線硬化性tH脂4を充填
する型に紫外線硬化性O(脂・tとともに充填して紫外
線硬化性樹脂4内に埋入するように構成してもよく、ま
た、第10図に示すように、補強繊維6で構成された布
状体全体に、あるいはその艮手力向に延びるように予め
紫外線硬化ff:tHIII? 4を縞状にスブン、塗
布、浸漬等によって含浸させ、その紫外線硬化性樹脂4
に配線部材2を重ねたり、補強1a維6″t’構成され
た布状体に配線部材2を重ねると同時に紫外線硬化性樹
脂4を含浸させたりしてから紫外線で紫外線硬化性IJ
(脂4を硬化させてもよい。
上記の各実施例において、上記紫外線硬化性樹N4は、
そのハーネスを他のハーネスと識別できるように、着色
することが好ましい。
尚、上記の各実施例では、ハーネスを自動車の単体等に
取付けるための取付部材がハーネスとは別に必要である
が、第9図に示すように、ハーネスの紫外線硬化性!!
脂4にポル)7a、ナラ)7b、フック7c、  スナ
ップ等の取付部材を埋設することが可能であり、このよ
うに取付部材を紫外線硬化性樹脂4に埋設する場合には
、車体等にこれらの取付部材を介してハーネスを簡単に
、且つ、高能率に取付けることができる。
(g)発明の詳細 な説明したように、本発明の自動車等のハーネスは、型
の断面形状を配線挿通穴、配線溝、コンノットパイプ等
の任意の断面形状に会わせて形成することによってハー
ネスユニットに種々の断面形状を与えたり、また、適当
な断面形状のノ1−ネスユニットを組合わせてハーネス
1こ種々の断面形状を与えることができ、配置部材を配
線挿通穴、配線溝、コンブシトパイプ等の任意の断面形
状に的確にフィツトするように結束できろう乏、困難や
煩わしさを伴うテーピング作業から解放され、生産性を
大幅に高める効果を有するのである。
また、紫外線硬化性樹脂を硬化させると5に各配線部材
に捩れが生じないので、両端での配線部材の配置の対応
関係を確保できるうえ、ハーネスの断面形状を一様にす
ることら、まrこ必要に応じて一部分の断面形状を異な
らせてハーネスを挿通する穴をv封する栓に兼用するこ
ともできる。
しかも、結束された配置部材が紫外線硬化性樹脂とr4
IllIy!&<接触するので、通電により生じる熱が
円滑に紫外線硬化性樹脂の表面に伝達されてハーネス内
部に熱がこもらなくなる上、ハーネス内部に湿気が侵入
しないので、耐熱性や耐湿性を高めることができる。
又、走行中の振動による配置部材同士の擦れなどがなく
なり、信頼性が向上する。
もちろん、上記のように取付部材や別のハーネス笠の池
の部品と本発明のハーネスとを組合わせることが可能で
あり、補強繊維を使用してn tt的強度を高めること
も自由である。
特に、本発明では紫外線硬化性樹脂を用いているから、
紫外線の照射によって、短時間で、しかも確実に硬化で
き、この点からも作業性力’Wしく向上する効果を奏す
るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る自rf!h車等のハー
ネスを概略的に示すllllIiIii図、第2図はそ
の断面図、第3図ないし第8図はそれぞれ本発明の異な
る自動車等のハーネスの断面図、Pt5s図は本発明の
他の実施例を概略的に示す斜視図、第10図は本発明の
更に池の実施例を概略的に示す平面図である。 1・・・ハーネスユニット、2・・・配線部材、3・・
・型、4・・・紫外線硬化性樹脂、6・・・補強aR1
7a・・・取付部材(ボルト)、7b・・・取付部材(
ナツト)、7c・・・取付部材(7ツク)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電力線、信号電送線等の複数の配線部材を所要の
    断面形状を有する型内に配置し、その型内に充填された
    紫外線硬化性樹脂を紫外線で硬化させて上記配線部材を
    紫外線硬化性樹脂で結束したハーネスユニットを1個ま
    たは複数個備えたことを特徴とする、自動車等のハーネ
    ス。
  2. (2)上記紫外線硬化性樹脂が充填材を混入されたもの
    である特許請求の範囲第1項に記載の自動車等のハーネ
    ス。
  3. (3)複数のハーネスユニットを備え、各ハーネスユニ
    ットが互いに接着、溶着、融着等により固定されている
    特許請求の範囲第1項または第2項に記載の自動車等の
    ハーネス。
  4. (4)上記紫外線硬化性樹脂に取付部材を埋設した特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の自動
    車等のハーネス。
  5. (5)上記紫外線硬化性樹脂が強化繊維により強化され
    ている特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
    記載の自動車等のハーネス。
  6. (6)強化繊維よりなる布状体に紫外線硬化性樹脂を含
    浸させ、この布状体に沿って延びる複数の配線部材を、
    紫外線硬化性樹脂を紫外線で硬化させることにより布状
    体に固定したことを特徴とする特許請求の範囲第5項に
    記載の自動車等のハーネス。
  7. (7)紫外線硬化性樹脂で結束された配線部材の束が所
    定の色に着色されている特許請求の範囲第1項ないし第
    6項のいずれかに記載の自動車等のハーネス。
JP16737486A 1986-07-15 1986-07-15 自動車等のハ−ネス Pending JPS6321114A (ja)

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