JPS63210208A - 高炉操業法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は銑鉄を生産するための高炉操業法、特にゾン
デにより炉内状況を検知することによって得られた情報
により、高炉を操業する方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、高炉の異常炉況の原因の一つとして、炉壁付着物
の生成・成長か挙げられる。この炉壁付着物の生成・成
長は、炉内の周辺部の熱流比（固体熱容量／ガス熱容量
）が大きいことか原因であり、このため、操業上は炉胸
（シャフト）レンガ温度等に基準を設けて適度にクリー
ニング操業を行なっている。

一方、最近の炉内測定結果から、上記炉壁付着物が生成
するような操業は、炉芯部において、粉が堆積したり、
あるいはアルカリの蓄積によるコークスの劣化等により
炉芯部の通気性悪化を伴なっていることが判明している
。

又、品質の劣ったコークスを使用した場合も、炉芯部の
通気および通液不良となり、炉況不調を引き起こしてい
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来の高炉操業法では、異常炉況の原因
をすみやかに検知して適切な操業アクションが行なえず
に炉況不調に陥いってしまうという問題点かあった。

この発明は、かかる問題点を解決するためになされたも
ので、異常炉況の原因となる情報を検知し、操業アクシ
ョンとして適切かつすみやかにフィードバックさせるこ
とにより、安定した炉況を維持することがてきる高炉操
業法を得ることを目的とするものである。

ｃ問題点を解決するための手段〕 この発明にかかる高炉操業法は、耐熱機能をもつ高炉内
状況を検知するためゾンデを、高炉下方に設けられた羽
口より挿入させ、コークスによって形成されている炉芯
に到達させる。このゾンデの挿入により、羽口より炉芯
まての温度測定、炉内観察、及び挿入抵抗測定を行ない
、その検知した情報により高炉操業を行なうことにより
上記問題点を解決したものであ。

〔作用〕

この発明においては、羽口より挿入されたゾンデが、炉
芯部の状況を検知することにより、炉芯活性度を判断す
る。この判断は、ゾンデより得られた情報に管理基準が
設定されることにより行なわれる。次に、炉芯活性度が
管理基準を超えた場合、適切な操業アクションを行ない
、炉芯活性度を健全な状態で維持させることになる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を、添付図面を参照しながら詳
細に説明する。

第１図はゾンデによる炉内検知を示す説明図であり、図
において（２）は高炉、（４）は加熱された熱風を吹き
込むための高炉壁下方に設けられた羽口、（６）は耐熱
機能をもつ高炉内状況を検知するための測定器であるゾ
ンデ、（８）は炉内におりるレースウェイであり、羽口
（４）からの送風によりコークスか旋回・燃焼されてい
る空間領域である。Ｑ■は湯溜り、θカはコークスで形
成されている炉芯てあり、溶銑や溶融スラグを滴下させ
ている図において山形で示されている部分である。炉芯
α功を滴下した溶銑や溶融スラグは湯溜りθＱにたまる
。ゾンデ（６）か羽口（４）より炉芯αつにいたるまで
挿入および測定を行なうことにより、炉芯部αつの状況
を検知し、その検知した情報により高炉操業を行なうよ
うになっている。

次に、上記実施例の作用について説明する。羽口（４）
より挿入されたゾンデ（６）が炉芯０２の状況を測定し
て、炉芯の活性度を検知する。炉芯Ｑ１５の活性度は炉
芯αのの温度、炉内観察、及び炉芯０カへのゾンデ挿入
抵抗により検知され、その検知された情報が管理基準を
超えた場合、装入物分布、コークス比１炉熱アクシヨン
等を適切に変更することにより、炉芯Ｑノをクリーニン
グして活性度を健全な状態で維持させる。

ここで、前記管理基準は第２図ないし第６図に示されて
いるグラフおよび表を参考にして定めるものとする。第
２図は管理項目別にその管理状況を示すグラフであり、
図中（イ）ないしくホ）の時点における炉芯ＩＪツの温
度分布を示すグラフが第３図に示されている。温度分布
は羽口（４）付近のレースウェイ（８）と炉芯θのの中
心部は温度か高く、その中間部では温度が下がっている
ような（イ）、（ホ）の状態においては、炉況は安定し
ており、（０）　、　　（八）のように炉芯θつの中心
温度が下がった状態か続くと、第２図に示すような炉況
不調を招くことになる。従って（［１）　、　　（ハ）
の時点で、装入物分布を変えたり、コークス比を上げる
などの適切なアクションを行ない炉芯部をクリ−ニゲす
ることにより、高炉の安定操業を維持することができる
。

又、第４図は２種類（Ｃａ５ｅ八、　Ｃａ５ｅＢ）の高
炉操業状態を示す表であり、Ｃａ５ｅ八よりＣａ５ｅＢ
の方が状態が悪いことを示している。第５図は炉芯０つ
におけるコークス平均粒径および粒径５ｍｍ以下の割合
である粉率の分布を示すグラフであり、○および△は平
均粒径、・およびムは粉率を示している。

第６図は炉芯（財）のコークス温度とアルカリ蓄積量の
分布を示すグラフであり、Ｃａ５ｅＢにおけるコークス
温度はＣａ５ｅＡよりも低く、Ｃａ５ｅＢにおけるアル
カリ蓄積量はＣａ５ｅＡよりも多くなっており、コーク
ス温度とアルカリ蓄積量は相関性を有していることがわ
かる。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、羽口よりゾンデを挿入
させて、炉芯状況の検知を行ない、その検知した情報を
高炉の操業にフィードバックさせて、炉芯の活性度を維
持することにより、高炉操業の安定化を図ることができ
るという効果かある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す、ゾンデによる炉
内検知状況を示す説明図、第２図は高炉操業の管理状況
を示すグラフ、第３図は炉内温度分布を示すグラフ、第
４図は高炉操業状態を示す表、第５図は炉芯部における
コークス平均粒径および粉率の分布を示すグラフ、第６
図は炉芯におけるコークス温度およびアルカリ蓄積屋の
分布を示すグラフである。 図において、（２）は高炉、（４）は羽口、（６）はゾ
ンデ、０りは炉芯である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人　弁理士　佐　藤　正　年 第２図 羽口　　　　　　　　　　　　　　　　　　　炉中ｅ○
コークス乎１勺粒掻−ＣａｓｅＡ △］−クス乎力米立オ蚤−ＣａｓｅＢ ・粉率−ＣａｓｅＡ ム粉　　早−ＣａｓｅＢ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）耐熱機能をもち高炉内状況を検知する手段を備え
   たゾンデを高炉内にその羽口より挿入させ、高炉炉芯の
   状況の検知を行ない、その検知した情報により高炉操業
   をおこなうことを特徴とする高炉操業法。
2. （２）前記ゾンデは、羽口より炉芯にいたるまで挿入す
   ることにより、炉内温度、炉内観察、及びゾンデ挿入抵
   抗の検知をおこなう手段を備えていることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の高炉操業法。