JPS63210060A - 着色セラミックの製造方法 - Google Patents

着色セラミックの製造方法

Info

Publication number
JPS63210060A
JPS63210060A JP62041165A JP4116587A JPS63210060A JP S63210060 A JPS63210060 A JP S63210060A JP 62041165 A JP62041165 A JP 62041165A JP 4116587 A JP4116587 A JP 4116587A JP S63210060 A JPS63210060 A JP S63210060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
composition
fired
temperature
firing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62041165A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08724B2 (ja
Inventor
岩井 昇一
孝 栗原
茂次 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Industries Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Industries Co Ltd filed Critical Shinko Electric Industries Co Ltd
Priority to JP62041165A priority Critical patent/JPH08724B2/ja
Publication of JPS63210060A publication Critical patent/JPS63210060A/ja
Publication of JPH08724B2 publication Critical patent/JPH08724B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半導体素子等を収容する電子部品パッケージ等
に用いる着色セラミックに関する。
(背景技術) 半導体素子等を搭載するための電子部品パッケージとし
てセラミックパッケージが用いられている。
このセラミックパッケージには、高絶縁性等を有し、か
つ紫外線等を遮光する遮光性が要求されるものがある。
また、凹路抵抗を減するべく、金、銀、銅等の導電性の
良好な金属で回路配線パターンを形成するものにあって
は、焼成時の加熱によってこれら回路配線パターンが損
傷せぬように、1000℃以下の温度焼成が可能な低温
焼成セラミックが用いられる。この低温焼成のセラミッ
クは、セラミック組成物にガラスを含ませて焼成するが
、ガラスは遮光性に劣る故、特に遮光性の確保が必要と
なる。
このため従来においては、セラミックに遮光性を与える
ために、セラミック組成物に着色剤を添加して焼成し、
着色セラミックを得ていた。
これら着色剤は、絶縁性を確保するために金属の酸化物
が用いられ、例えば赤色系には酸化鉄等が、緑色系には
酸化クロム等が、青色系には酸化コバルト等が用いられ
る。
(発明が解決しようとする問題点) ところで従来においては、遮光性に最も優れる黒色系の
着色剤には適当なものがなかった。
黒色とするためには、赤と緑、すなわち酸化鉄と酸化ク
ロム等、複数の金属酸化物を混合した着色剤を用いるこ
とが考えられる。
しかし、単独の金属酸化物を用いるときには問題となら
ないが、これらの複数の金属酸化物を混合した着色剤に
あっては、セラミック組成物に添加して焼成する際に、
着色剤間、もしくは着色剤とセラミック組成物間に反応
が起こり、目標とする色調が出なかったり、緻密なセラ
ミックが得られないという問題点がある。
そこで本発明は上記の問題点を解消すべくなされたもの
であり、その目的とするところは、黒色に着色して遮光
性に優れ、かつ緻密な着色セラミックを提供するにある
(発明の概要) 本発明は上記目的を達成するため次の構成を備える。
すなわち、セラミック組成物に、酸化クロムと酸化鉄の
混合物を仮焼して得た着色剤を添加して焼成して成るこ
とを特徴としている。
本発明に係る着色セラミックに混入される着色剤は、酸
化クロムと酸化鉄の混合物を仮焼して成る。
ここで仮焼とは、セラミック組成物に添加して焼成する
本焼成に対する語であり、着色剤をあらかじめ加熱する
ことをいう。
酸化クロムと酸化鉄の混合物の仮焼後の状態は定かでな
いが、ある種の安定な組成物になっていると考えられる
。すなわち両者の間で何らかの化学反応を起す。そして
重要なことは、仮焼により反応が完結するので、仮焼後
、少な(ともこの仮焼温度よりも低温の条件下では新た
に反応することはなく安定している点である。
酸化クロムと酸化鉄の混合比は特に限定されるものでは
ないが、黒色のセラミックを得る上で、重量比で2:l
〜1:2の範囲が良好である。この重量比の範囲で、酸
化クロムが多い程得られるセラミックは黒色を呈し、酸
化鉄が多い程褐色味を帯びた黒色を呈する。
なおセラミック組成物は、ガラス−アルミナ複合系組成
物からなり、1000℃以下の温度で焼成できる低温焼
成用セラミックが好適である。
この場合において、着色剤が金属酸化物である故に焼成
後のセラミックは高絶縁性が確保され、また黒色に着色
されるので遮光性に優れる。
他の低温焼成用セラミックとしては、コージェライト系
組成物、あるいはβ−スポジュメン系組成物等を用いた
ものがある。
なお、低温焼成用セラミック以外にも、アルミナセラミ
ック等の高温焼成用セラミックにも同様に好適に用いる
ことができる。
またセラミック焼成時において、着色剤は熱的に安定で
あって、加熱によってセラミック組成物等と反応するこ
とがなく、緻密で高品質の着色セラミックを得ることが
できる。
なお、酸化クロムと酸化鉄の混合物の仮焼を空気中もし
くは酸化性雰囲気中で行う。従ってこのような雰囲気中
で酸化クロムと酸化鉄とが反応することになる。
一般にセラミック組成物の焼成は弱酸化性または窒素雰
囲気等の中性雰囲気中で行われる。したがって、このセ
ラミック組成物の焼成雰囲気に近い雰囲気で、しかもこ
の焼成温度よりは高温で酸化クロムと酸化鉄との混合物
を仮焼しておくことで、セラミック組成物に仮焼後の着
色剤を添加して焼成する際、仮焼された着色剤がそれ以
上反応することがないのである。
なおセラミック組成物の焼成は窒素雰囲気中で行われる
こともあるが、窒素雰囲気中での焼成反応は空気中より
も緩やかであるので、酸化クロムと酸化鉄の混合物を言
わばより苛酷な空気中で仮焼しておけば、着色剤を添加
したセラミック組成物を窒素雰囲気中で焼成する場合に
おいても、仮焼された着色剤は安定でそれ以上反応する
ことがないのである。
以下には本発明についての実施例を示す。
(実施例) 実施例1 粉末状の酸化クロム(Cr2Ch )と酸化鉄(Fe2
03.’を重量比triに混合し、この混合粉末を、空
気中、1200℃で約1時間仮焼して着色剤を得た。
この着色剤をホウケイ酸ガラス粉末とアルミナ粉末との
混合粉末に有機バインダー等を混合してなる低温焼成用
セラミック組成物に0.5〜lO重量パーセント(wt
%)添加し、850〜1000℃の温度で焼成したとこ
ろ黒色の緻密なセラミックを得た。
実施例2 酸化クロムと酸化鉄を重量比2:1に混合し、この混合
粉末を、空気中、1200℃で約1時間仮焼して着色剤
を得た。
この着色剤を実施例1と同様のセラミック組成物に0.
5〜10wt%添加し、850〜1000℃の温度で焼
成したところ黒色の緻密なセラミックを得た。
黒色度は実施例1よりも優れていた。
実施例3 酸化クロムと酸化鉄を重量比l:2に混合し、この混合
粉末を、空気中、1200℃で約1時間仮焼して着色剤
を得た。
この着色剤を実施例1と同様のセラミク組成物に0.5
〜10阿t%添加し、850〜1000℃の温度で焼成
したところ黒色の緻密なセラミックを得た。
着色は実施例1よりもやや褐色がかった黒色となった。
実施例4 実施例1と同様に仮焼して得た着色剤をコージェライト
系組成物に0.5〜10wt%添加して、850〜10
00℃の温度で焼成したところ黒色で緻密な組成のセラ
ミックを得た。
実施例5 実施例1と同様に仮焼して得た着色剤をβ−スボジュメ
ン系組成物に0.5〜10wt%添加して、850〜1
000℃の温度で焼成したところ黒色で緻密な組成のセ
ラミックを得た。
実施例6 実施例1と同様に仮焼して得た着色剤をアルミナ粉末、
有機バインダー等からなるアルミナセラミック組成物に
0.5〜10wt%添加して約1600’Cで焼成した
ところ、やはり黒色で緻密な組成のアルミナセラミック
を得た。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施しく4るの
はもちろんのことである。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、黒色で遮光性に優れ、か
つ緻密な組成の着色セラミックを1qることができる。
特にガラスをセラミック組成物の成分に含むセラミック
に有効であり、遮光性に優れるので、電子部品パッケー
ジ等に用いることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セラミック組成物に、酸化クロムと酸化鉄の混合物
    を仮焼して得た着色剤を添加して焼成して成る着色セラ
    ミック。 2、セラミック組成物が、1000℃以下の温度で焼成
    が可能なガラス−アルミナ複合系組成物である特許請求
    の範囲第1項記載の着色セラミック。 3、セラミック組成物が、1000℃以下の温度で焼成
    が可能なコージェライト系組成物である特許請求の範囲
    第1項記載の着色セラミック。 4、セラミック組成物が、1000℃以下の温度で焼成
    が可能なβ−スポジュメン系組成物である特許請求の範
    囲第1項記載の着色セラミック。
JP62041165A 1987-02-24 1987-02-24 着色セラミックの製造方法 Expired - Lifetime JPH08724B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62041165A JPH08724B2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 着色セラミックの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62041165A JPH08724B2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 着色セラミックの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63210060A true JPS63210060A (ja) 1988-08-31
JPH08724B2 JPH08724B2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=12600810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62041165A Expired - Lifetime JPH08724B2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 着色セラミックの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08724B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0497941A (ja) * 1990-08-10 1992-03-30 Taiyo Yuden Co Ltd 低温焼成セラミック基板およびその製造方法
WO2001000540A1 (fr) * 1999-06-29 2001-01-04 Nippon Steel Corporation Agglomere ceramique noir a faible dilatation thermique et a grande rigidite specifique et procede pour le produire

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176966A (ja) * 1984-02-20 1985-09-11 日本特殊陶業株式会社 着色アルミナ磁器組成物
JPS61191557A (ja) * 1985-02-19 1986-08-26 松下電器産業株式会社 誘電体共振器用磁器材料の製造方法
JPS61266344A (ja) * 1985-05-20 1986-11-26 松下電器産業株式会社 誘電体磁器の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60176966A (ja) * 1984-02-20 1985-09-11 日本特殊陶業株式会社 着色アルミナ磁器組成物
JPS61191557A (ja) * 1985-02-19 1986-08-26 松下電器産業株式会社 誘電体共振器用磁器材料の製造方法
JPS61266344A (ja) * 1985-05-20 1986-11-26 松下電器産業株式会社 誘電体磁器の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0497941A (ja) * 1990-08-10 1992-03-30 Taiyo Yuden Co Ltd 低温焼成セラミック基板およびその製造方法
WO2001000540A1 (fr) * 1999-06-29 2001-01-04 Nippon Steel Corporation Agglomere ceramique noir a faible dilatation thermique et a grande rigidite specifique et procede pour le produire
US7067085B1 (en) 1999-06-29 2006-06-27 Nippon Steel Corporation Black ceramic sinter with low thermal expansion and high specific rigidity and process for producing the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08724B2 (ja) 1996-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2776896A (en) Ceramic composition having thermal shock resistance
KR890000725B1 (ko) 두꺼운 막의 오버글레이즈(overglaze) 잉크
US3380838A (en) Substances for producing crystalline heat-resistant coatings and fused layers
JPH04227769A (ja) 被覆スピネル有色顔料、その製法及び改良された輪郭鮮明度を有する装飾
US3791833A (en) Ceramic composition
JPS6049144B2 (ja) 着色フリットガラス混合釉薬
JPS63210060A (ja) 着色セラミックの製造方法
JPS63210043A (ja) 高熱伝導性ガラス−セラミツク複合体
JPH0725570B2 (ja) 着色結晶化ガラス体とその製造法
JPS63210059A (ja) セラミツク用着色剤およびその製造方法
KR940001710B1 (ko) 질화알루미늄 분말 및 그 제조법
JPS63210058A (ja) 着色セラミツク
KR101054253B1 (ko) 산화동을 사용한 환원소성용 녹색계 안료의 제조방법 및 이에 의해 제조되는 녹색계 도자기
US5219800A (en) Colored ceramics for electronic packages
CA1108195A (en) Durable ceramic decorating enamels based on thermally stable cadmium red colors
US3962143A (en) Reactively-bonded thick-film ink
US4684543A (en) Starting mixture for an insulating composition comprising a lead glass, silk-screening ink comprising such a mixture, and the use of said ink for the protection of hybrid microcircuits on ceramic substrates
EP0404501A1 (en) Overglaze colors for pottery and a method of manufacture thereof
WAKAMATSU et al. EFFECT OF FURNACE ATMOSPHERE ON COLOUR OF COPPER GLAZE. CONDITION OF ATMOSPHERE TO PRODUCE RED COPPER GLAZE
SU1344754A1 (ru) Способ получени глазурного покрыти
JPH0222030B2 (ja)
KR20100009811A (ko) CrCl₃를 발색제로 사용한 핑크계열의 세라믹안료 및이의 제조방법
KR950704203A (ko) 프릿 함유 조성물(frit-containing composition)
JPH06256011A (ja) 無機顔料組成物及びその製造法
JPS59232984A (ja) 遠赤外線輻射低熱膨脹セラミツクスの製造方法