JPS63209648A - 眼内レンズ - Google Patents

眼内レンズ

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Publication number
JPS63209648A
JPS63209648A JP4432987A JP4432987A JPS63209648A JP S63209648 A JPS63209648 A JP S63209648A JP 4432987 A JP4432987 A JP 4432987A JP 4432987 A JP4432987 A JP 4432987A JP S63209648 A JPS63209648 A JP S63209648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet absorption
flat plate
lens
ultraviolet
intraocular lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP4432987A
Other languages
English (en)
Inventor
最上 隆夫
聡 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP4432987A priority Critical patent/JPS63209648A/ja
Publication of JPS63209648A publication Critical patent/JPS63209648A/ja
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  • Prostheses (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紫外線吸収特性を有し、かつ紫外線吸収特性の
劣化しない眼内レンズに関する。
〔従来の技術〕
白内障手術により欠損した水晶体の屈折率を補い視力を
矯正するために、眼内レンズ(人工水晶体)を挿入する
治療法が1949年より行われてきた。近年、水晶に4
出手術法の進歩とポリメチルメタクリレート製眼内レン
ズの改良により眼内レンズを前房或は後房に挿入するこ
とが広く行われるようになってきた。
一方成人の水晶体は300〜4QQsmの紫外線と青色
の光を遮断、するといわれる。これに対し眼内レンズの
素材であるゲリメチルメタクリレート、シリコーン、ヒ
ドロ午ジエチルメタクリレートは上記の光を透過させる
。白内障摘出手術で水晶体が取除かれると、物がピンク
がかつたり、青みがかって見えると言われる。また硝子
体や網膜を直接紫外線にさらすと損傷を受けやすいと言
われている0例えば、白内障手術後に硝子体ゲルの液化
、視細胞変性、黄斑浮腫等の生じる可能性が指摘されて
いる。このため眼内レンズにベンゾトリアゾールやベン
ゾフェノン系の紫外線吸収物質を添加した眼内レンズが
使用されている。しかしこれらのレンズは単に紫外線吸
収剤をレンズ素材中に分散させているだけであるため、
長期間の使用で、紫外線吸収剤がレンズより遊離すると
言われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は水晶体摘出後に、硝子体や網膜が紫外線に直接
さらされることによって生じる不都合や損傷を防止する
とともに、長期間にわたり紫外線吸収剤の遊離を防止し
、紫外線吸収特性の低下しない眼内レンズを提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の眼内レンズは分子中に重合可能な不飽和二重結
合を有する紫外線吸収剤を、レンズの原料上ツマ−と共
重合させたことを特徴とする。
分子中に重合可能な不飽和二重結合を有する紫外線吸収
剤の具体例としては下記の一般式CI、1〜〔■〕で示
される七ツマ−が挙げられる。
(式中R1は水素又はメチル基、R1は水素、ベンジル
基または炭素数1〜1Bのアルキル基 R3は水素また
は炭素数1〜18のアル中ル基、R4は炭素数0〜18
のアルキル基、xlは水素または炭素数1〜8のアルキ
ル基またはアルコ午シル基、x!は水素またはハロゲン
、xsは水素、ヒドロキシル基または炭素′fIc1〜
8のアル−キシル基、!’は水素、ヒドロキシル基、カ
ルボキシル基または°スルホ基を表わす) 上記の紫外線吸収特性を有する七ツマ−と共重合する眼
内レンズ用モノマー或素材としては、メチルメタクリレ
ート、ヒドロキシエチルメタクリレート、アクリルアミ
ドや側鎖にビニル基の導入されたシリコ−°ンガム等が
ある。
眼内レンズ製造時の機械加工性を良くしたり、化学的安
定性を持たせるために多官能アクリレートやメタクリレ
ートを共重合させることもできる、具体例としては、エ
チレングリコールジアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート。
ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレン
グリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート等があげられる紫外線吸収特性を有
するモノマーとレンズ主材上ツマ−と必要に応じて多官
能モノマーを共重合させるためには一般に用いられてい
るラジカル重合開始剤を用いることができるが、七ツマ
−の重合挙動を考慮して選定する必要がある。その濃度
は一般的にはCL05〜ZO重量パーセントの範囲で用
いるのが良い、また光重合開始剤を含有させたコモノマ
ーに紫外線を照射し重合させたり、γ線照射により重合
させることも可能である。
上記の七ツマー系を共重合させて眼内レンズに成形する
には通附行われている方法により可能である。共重合に
より適当な形状のブロックを得た後、切削、研磨等の加
工により希望する形状の眼内レンズを得る方法、眼内レ
ンズの形状に対応したポリプロピレン等のモールド中で
共重合させるキャスティング法が可能である。後者の場
合には紫外線による硬化が効率的である。
側鎖にビニル基を導入したシリコンガムと紫外線吸収特
性を有するモノマーとを眼内レンズに成形するにはパー
オキサイドや白金触媒を或は両触媒を同時に良く混合し
、圧縮成形や、射出成形により可能である。
〔作用〕
本発明は分子中に重合可能な不飽和二重結合な有する紫
外線吸収剤を、レンズの原料モノマーある・いはシリコ
ンガムと共重合させることにより、紫外線吸収剤を直接
ポリマー主鎖や側鎖に一次結合により組み込んだもので
ある。その結果、単に紫外線吸収剤をボ5プマー中にブ
レンドしたものに比較し、装用中に紫外線吸収特性が低
下しないと考えられる。
〔実施例〕
以下実施例に基づいて本発明の詳細な説明するが、本発
明はこれ等の実施例に限定されるものではない。実施例
中の部はすべて重量部を表わす。
実施例1゜ メチルメタクリレート94部、エチレングリコールジメ
タクリレート2部、2(2’−ヒドロキシ−4′−メタ
クリロイルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール3部、
t−ブチルパーオキシネオデカネート1部を混合しよく
攪拌した。この液をガラス製試験管に注入し、内部を窒
素置換した後密封した。この試験管を温水槽に浸漬し2
8℃で10時間、30℃で5時間、54℃で5時間、4
0℃で5時間、50℃で3時間、60℃で2時間、80
℃で2時間重合させた後、空気炉に移し105℃で加熱
助合を行りた。得られた、少し黄色味を帯びた重合体の
丸棒より、切削、研磨により眼内レンズと、紫外線吸収
特性測定用の厚さα4Mの平板を得た。
得られた平板の可視紫外線吸収スペクトルを測定し第1
図、11に示した。以下、可視紫外線吸収スペクトルの
測定は、日立自記分光々度計350型(日立製作所)を
用いて行った。
次にこの平板を200時間煮沸し、可視紫外線吸収スペ
クトルを測定し、第1図、12に示した蒸沸試験におい
て紫外線吸収特性の劣化は、はとんど認められなかった
実施例2 メチルメタクリレート94.5部、エチレングリコール
ジメタクリレート2部、2−ヒドロキシ−4−(2−メ
タクリロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノ/3部、ジ
イソプロピルパーオキシジカーボネート15部を混合し
よく攪拌した。この液を実施例1と同様の方法により重
合し、少し黄色味な帯びた丸棒を得た1次に得られた丸
棒を切削、研磨により眼内レンズと、紫外線吸収特性測
定用の厚さα4mの平板を得た。
得られた平板の可視紫外線吸収スペクトルを測定し第2
図、21に示した。
次にこの平板を200時間煮沸し、可視紫外線吸収スペ
クトルを測定し、第2図、22に示した、煮沸試験にお
いて紫外線吸収特性の劣化は、はとんど認められなかっ
た。
実施例五 ビニル基を4モルパーセント含むメチルビニルシリコー
ンガム97.2部に2−ヒドロキシ−4−(2−メタク
リロイルオキシエトキシ)ベンゾフェノン、2.5部を
混合しよく攪拌した=この液に過酸化ベンゾイル(L5
部2MX化白金#/α03部を加えよく攪拌した。次に
このシリコーンコンパウンドを圧力60KP/c++!
、 150℃で圧縮成形し、眼内レンズと厚さくL5m
の紫外線吸収特性用平板を得た。
実施例1.実施例2と同様に煮沸試験200時間の前後
で可視紫外線吸収スペクトルを測定し、比較したが、は
とんど紫外線吸収特性の劣化はみられなかった。
比較例1゜ 実施例1の2(2′−ヒドロキシ−4′−メタクリロイ
ルオキシフェニル)ベンゾトリアゾールの代りに2(2
′−ヒドロキシ−4′−オクトキシフェニル)ベンゾト
リアゾールを用いた以外は、実施例1と同様の方法によ
り厚さa4m+の平板を得た。得られた平板の可視紫外
線吸収スペクトルを測定し第1図、13に示した。実施
例1とほぼ同等のスペクトルを示した。
次にこの平板を実施例1と同様に200時間煮沸し、可
視紫外線吸収スペクトルを測定し、第1図、14に示し
た。紫外線吸収特性の低下がみられた。
比較例Z 実施例2の2−ヒドロキシ−4−(2−メタクリロイル
オキシエトキシ)ベンゾフェノンの代りに2−ヒドロキ
シ−4−オクトキシベンゾフェノンを用いた以外は実施
例2と同様の方法により厚さα41111の平板を得た
。得られた平板の可視紫外線吸収スペクトルを測定し、
第2図、23に示した。実施例2とほぼ同等のスペクト
ルを示した。
次にこの平板を実施例2と同様に200時間煮沸し可視
紫外線吸収スペクトルを測定し、第2図、24に示した
。紫外線吸収特性の低下がみられた。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、発明によれば分子中に重合可能な
不飽和二重結合を有する紫外線吸収剤をレンズの原料上
ツマ−と共重合させることにより、紫外線吸収特性の劣
化の少ない眼内レンズが得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1.比較例1の14閣厚の平板の煮沸
試験前後の可視紫外線吸収スペクトルを示す図である1
図中の番号は次の通りである。 11・・・・・・実施例1で得られた14順厚平板の煮
沸試験前のスペクトル 12・・・・・・実施例1で得られたα4順厚平板の煮
沸200時間試験後のスペクトル 15・・・・・・比較例1で得られたα4關厚平板の煮
沸試験前のスペクトル 14・・・・・・比較例1で得られたa411111厚
平板の煮沸200時間試験後のスペクトル 第2図は、実施例2.比較例2のn4g厚の平板の煮沸
試験前後の可視紫外線吸収スペクトルを示す図である。 図中の番号は次の通りである。 21・・・・・・実施例2で得られた0、4rran厚
平板の煮沸試験前のスペクトル 22・・・・・・実施例2で得られた[14IIIII
+厚平板の煮沸200時間試験後のスペクトル 23・・・・・・比較例2で得られた[L411111
1厚平板の煮沸試験前のスペクトル 24・・・・・・比較例2で得られた[14W!R厚平
板の煮沸200時間試験後のスペクトル 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  分子中に重合可能な不飽和二重結合を有する紫外線吸
    収剤を、レンズの原料モノマーと共重合させたことを特
    徴とする眼内レンズ。
JP4432987A 1987-02-27 1987-02-27 眼内レンズ Pending JPS63209648A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4432987A JPS63209648A (ja) 1987-02-27 1987-02-27 眼内レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4432987A JPS63209648A (ja) 1987-02-27 1987-02-27 眼内レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63209648A true JPS63209648A (ja) 1988-08-31

Family

ID=12688466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4432987A Pending JPS63209648A (ja) 1987-02-27 1987-02-27 眼内レンズ

Country Status (1)

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JP (1) JPS63209648A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03244449A (ja) * 1990-02-21 1991-10-31 Kazuo Ichikawa 眼内レンズ
JP2003505584A (ja) * 1999-08-02 2003-02-12 コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼーション 生物医学的組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03244449A (ja) * 1990-02-21 1991-10-31 Kazuo Ichikawa 眼内レンズ
JP2003505584A (ja) * 1999-08-02 2003-02-12 コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼーション 生物医学的組成物

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