JPS63209539A - たくあんの製造方法 - Google Patents

たくあんの製造方法

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JPS63209539A
JPS63209539A JP62041680A JP4168087A JPS63209539A JP S63209539 A JPS63209539 A JP S63209539A JP 62041680 A JP62041680 A JP 62041680A JP 4168087 A JP4168087 A JP 4168087A JP S63209539 A JPS63209539 A JP S63209539A
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JP
Japan
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radish
pickled
seasoning
takuan
seasoning liquid
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JP62041680A
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English (en)
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Akira Komata
小俣 晃
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たくあんの製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
たくあんの代表的な製造方法の一つとして、組織軟化の
ために塩蔵しただいこんを脱塩した後、糖濃度的10〜
20%の調味液に漬込み、漬込み途中の腐敗、変質防止
のために冷蔵庫にて約θ〜10℃の温度でlO〜15日
間はど保管して調味付けする方法が知られている。そし
て、このように漬込み処理されただいこんは、通常、若
干量の調味液と共にポリエチレン製その他の容器に密封
した後、酵母を死活させ、乳酸菌などの菌を殺菌するた
めに、また食感が損なわれないようにするために約65
〜80℃の温度で殺菌を施すことにより保存性の高いた
(あんとして製品化されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような方法により、調味付けされたた(
あんを製造するには、調味付けのために冷蔵庫を必要と
し、また調味付けのための保管温度が低いこともあって
か調味付けの期間がかなり長いという問題があった。
本発明の目的は、一般市場に流通する程度の保存性を付
与させるために容器に密封して加熱殺菌したたくあんで
あって、前記の従来法により得られるものと比べて風味
、食感上遜色のないたくあんを、調味付けのために冷蔵
庫を要せず且つ調味付けに長時間を要することなく製造
できる方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段〕 本発明者は、上記の目的を達成すべく鋭意検討した結果
、前述の如く塩蔵だいこんを脱塩処理して保存性の高い
たくあんを製造するに際し、脱塩処理後のだいこんを漬
込む調味液の糖濃度を一定濃度以上に高くすると、常温
(室温)での調味付りがirJ能で且つ短時間で調味イ
」けを行うことができ、しかもこのように常温での調味
付けを短時間で行っても、従来法によるものと比べて風
味、食感上遜色のないたくあんを製造できることを知見
した。
本発明は、斯る知見に基づきなされたもので、塩蔵だい
こんを脱塩処理した後、糖濃度約35!16以上の調味
液に漬込み、次いで清込み済みだいこんを若干量の調味
液と共に容器に密封し、しかる後加熱殺菌することを特
徴とするた(あんの製造方法を提供することによって前
記の目的を達成したものである。
以下、本発明のたくあんの製造方法について詳述する。
本発明のたくあんの製造方法を実施するには、先ず、塩
蔵だいこんを脱塩処理する。塩蔵だいこんとは、下漬け
として塩蔵されただいこん(塩分濃度は通常約8〜20
%)を意味し、この塩蔵によって生の時硬かった組織が
壊れて柔軟性を備えたものとなっている。また、脱塩処
理とは、塩蔵だいこんの保有する塩分を抜くことを意味
し、この脱塩処理により、通常、最終製品の塩分濃度に
合わせて塩分濃度が4〜6%に低下するようにする。こ
のような脱塩処理は、例えば、塩蔵だいこんにその2〜
3倍量の水を加えて貯槽の中で20〜30時間保持する
操作を1〜3回繰り返すことにより行うことができる。
次いで、上体の如く脱塩処理されただいこんを糖濃度約
35%以上、好ましくは約40%以上の調味液に浦込む
、この漬込みは、通常、脱塩処理されただいこんを液切
りしてから行う、調味液の糖濃度が35%未満であると
、常温(室温)でのだいこんの保存性が失われ、この保
存性を確保するために低温での保存が必要となり、その
結果として調味付けに長時間を要し、本発明の目的を達
成できない、また、糖濃度があまり高過ぎると、局部的
な脱水が起こり易くなるので、糖濃度の上限を55%程
度にするのが望ましい。また、調味液の使用量は、漬込
むべきだいこん30〜50部に対し約10部が好ましい
。漬込みに際しての温度は室温(例えば25℃)で良(
、通常4〜6日でもって最終製品の風味、食感が従来法
によるものと同程度となる。漬込み時間は、短過ぎると
味が充分にだいこんに浸み込まず、長過ぎると、産膜酵
母が発生して風味が劣化し、−極の腐臭が生じることが
ある。尚、漬上りは、たくあんを細かく刻んで絞った液
汁の糖分が10〜13部程度になった頃を目安としたり
、また、だいこんを調味液の約4倍用い且つ調味液の糖
濃度がだいこんの浸漬前に40%であった場合には、調
味液の糖分が13〜16部程度になった頃を目安にする
こともできる。
上記の調味液に含ませる糖としては、例えば、砂糖、グ
ルコース、フラクトース、転化糖、マルトースなどが挙
げられ、また、糖基外の調味液の成分としては、最終製
品の所望の風味に合わせて適宜選択すればよいが、例え
ば、グルタミン酸ソーダ1〜3%、ステビア0.1〜0
.5%、アスコルビン酸ソーダ0,1〜1%、有機酸(
例えばクエン酸、乳酸)や食酢などの食用酸0.5〜2
%、アミノ酸(例えばグリシン)1〜3%、コハク酸ソ
ーダ0.2〜1%及び清水からなるものなどが挙げられ
る。
次いで、上述の如くして漬込みを行った漬込み済みだい
こんを若干量の調味液(調味液の使用量は、通常、固形
のたくあん100部に対して約4〜゛6部)と共に容器
に密封する。調味液が多過ぎると、最終製品の見映えが
悪くなる。また、この調味液としては、前記の調味液に
よる味付けと同系統の味を最終製品に付与する上で、糖
濃度約lO〜20%、特に約13〜16%のものを用い
るのが好ましい。また、この調味液は、前記の調味液に
よる調味付けで味が浸み込み不足の場合それを補うもの
であることが好ましいが、その成分は任意であり、例え
ば、ステビア、いりぬか、かつおぶしく削ったもの)な
どを添加することができる。また、容器としては、酸素
によりたくあんが褐変するのを防止する上で、ガス不透
過性のもの、例えば、ナイロン、ポリエステル、塩化ビ
ニリデン等のシートに、ガスは透過し易いがシール性の
優れたポリエチレン等のシートを貼り合せたラミネート
を用いた袋などのプラスチック袋、その他の容器を用い
るのが好ましい。また、上記の漬込み済みだいこんを密
封する際には、通常、1本の長さ20〜40cm、重さ
250〜700gに成形したものを用いるが、用途に応
じてさらに細かく裁断しても良い。
しかる後、容器に調味液とともに密封されただいこんを
加熱殺菌する。加熱殺菌条件は、通常、約65〜80℃
で約20〜40分である。
〔実施例〕
次に、実施例及び比較例を挙げる。
実施例1 塩分12%の塩蔵だいこんlOKg(1本約500gX
20本)を清水槽に入れて塩分濃度約5%に脱塩した。
脱塩された塩蔵だいこん約10Kgを糖濃度的48%の
下記調味液2.5)TJに漬込んで、室温(25℃)下
で保管したところ、5日日に調味液の糖濃度が約14%
になり、たくあんの糖濃度が約12%になったので調味
液への漬込みを終了した。
次いで、漬込み済みだいこんそれぞれ(1本約500 
g)を、液切り後、漬込み後の上記調味液(糖濃度的1
4%)25gと共に細長いプラスチック製袋に密封し、
80℃の湯中で25分間殺菌してたくあんを得た。
その結果、漬込み中のたくあん及び得られたたくあんに
異常醗酵その他の変質はみられず、また得られたたくあ
んは、その風味が次に示す比較例1によるものと遜色が
なかった。
週−」L4直 砂糖         48.0(%)グルタミン酸ソ
ーダ   2.0 ステビア50%     0.2 アスコルビン酸ソーダ  0.5 乳r1150%        1.0コハク酸ソーダ
     0.5 清水          残り 比較例1 実施例1と同様にして脱塩された塩蔵だいこん約10K
g(1本約500gx20本)を、実施例1における調
味液の糖の使用量のみを減らして糖濃度を20%に調製
した調味液15Kgに漬込んで、5℃の冷蔵庫内に保管
したところ、10日日日調味液の糖濃度が約14%にな
り、たくあんの糖濃度が約12%になったので調味液へ
の漬込みを終了し、以下、この漬込み済みだいこんを用
い、実施例1と同様にしてた(あんを製造した。
その結果、漬込み中のたくあん及び得られたたくあんに
異常醗酵その他の変質はみられなかった。
次に、前記実施例1で得られたたくあんとこの比較例1
で得られたたくあんについて、10人からなるパネラ−
にて官能試験を行った結果、総てのパネラ−が、上実施
例1で得られたたくあんの方が水ぼさがな(、実施例1
で得られたたくあん方が比較例1で得られたたくあんよ
りも食感がより好ましいと評価した。
実施例2 実施例1における漬込み後の調味液にステビアを0.3
%添加して実施例1と同様にしてたくあんを得た。
得られたたくあんは、風味、食感上実施例1と同様であ
った。
実施例3 実施例1における漬込み後の調味液に酵母エキスを3%
添加して実施例1と同様にしてたくあんを得た。
得られたた(あんは、風味、食感上実施例1と同様であ
った。
実施例4 実施例1における漬込み後の調味液に代えて、下記配合
からなる調味液を用いた以外は実施例しと同様にしてた
くあんを得た。
得られたたくあんは、風味、食感上実施例1と同様であ
った。
嘴−」L−戒 異性化糖       22.0(%)グルタミン酸ソ
ーダ   1.0 食酢          0.8 粉末アミノ酸      3.0 コハク酸ソーダ     0.2 In水          残り 合   計         ioo、oc%)〔発明
の効果〕 本発明のたくあんの製造方法によれば、脱塩された塩蔵
だいこんの調味付けを、常温(室温)にて短時間で行う
ことができ、しかも、食感、風味り従来品に比して遜色
のない保存性の高いたくあんを製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩蔵だいこんを脱塩処理した後、糖濃度約35%
    以上の調味液に漬込み、次いで漬込み済みだいこんを若
    干量の調味液と共に容器に密封し、しかる後加熱殺菌す
    ることを特徴とするたくあんの製造方法。
JP62041680A 1987-02-25 1987-02-25 たくあんの製造方法 Pending JPS63209539A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06303898A (ja) * 1993-04-20 1994-11-01 Setsuji Iwamoto 大根の漬物の製造方法
JP2011182725A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Katsu Mi Japan Inc 惣菜の製造方法及び惣菜
JP2014100084A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 House Food Analytical Laboratory Inc 容器入り根菜類の製造方法及び容器入り根菜類の変色防止方法
JP2014204712A (ja) * 2013-03-21 2014-10-30 道本食品株式会社 缶詰入りたくあん製品,ならびにその製造方法
JP2020156378A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 会津天宝醸造株式会社 沢庵の製造方法

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