JPS63208886A - 電子写真プロセスにおける現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、感光体と対向する位置に設けられたマグネッ
トローラと゛、該マグネットローラに吸着された現像剤
を一定の量に規制するドクターブレードと、トナー濃度
を検知するトナーセンサとを具備する電子写真プロセス
における現像装置に関する。

〈従来技術〉 従来、電子写真プロセスにおける現像装置は二成分現像
剤を用いることが多く、この場合、常にトナーとキャリ
アの比率を一定に保って、現像剤中のトナー濃度を均一
化し、印字品質を維持する必要がある。トナー濃度が低
いと印字濃度がでなかったり、キャリアが多くなりキャ
リアが現像槽から落ちるキャリア落ちが発生する。−万
トナー濃度が高いと現像槽中にトナーがあふれ、トナー
飛散が発生して著じるしく品質の低下をまねく結果とな
る。

そこで、現像槽中のトナー濃度は、単位体積当りのキャ
リア量を（誘磁率の変化で）間接的に測定することによ
って行なっている。これはトナーセンサと呼ばれ、その
原理は、単にコイルに発生する磁束の近傍に鉄分から成
るキャリアの多少によって生じる変化をとらえたもので
ある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、現像槽中のトナー濃度を測定するトナー
センサは現像剤に非接触では感度が悪く、正確に測定す
ることができず、また現像剤中に埋めると現像剤を攪拌
する場合の邪魔になる欠点があった。

本発明は従来の欠点に鑑みてなされたものであり、現像
剤を攪拌する場合の邪魔にならず、トナー濃度を正確に
測定しトナー制御を行なう電子写真プロセスにおける現
像装置の提供を目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 本発明は、感光体と対向する位置に設けられたマグネッ
トローラと、該マグネットローラに吸着された現像剤を
一定量に規制するドクターブレードと、トナー濃度を検
知するトナーセンサとを具備する現像装置において、前
記トナーセンサーをマグネットローラの磁極の真上より
感光体方向にずれた位置に設けることを特徴とするもの
である〇く作　用〉 本発明の電子写真プロセスにおける現像装置では、感光
体とマグネットローラが逆方向に回転する。このマグネ
ットローラ上の現像剤はドクターブレードで一定の厚さ
に規制されて感光体に接触し、さらにマグネットローラ
の磁極の真上より感光体方向に少しずれた位置に設けら
れたトナーセンサのセンサ面に接触する。トナーセンサ
はトナー濃度を測定し、トナーが消費されるとそれを検
知してトナーモータに信号を送り、トナーカートリッジ
内の供給ローラを回転させて現像槽にトナーを補給させ
る。

したがって、現像剤を攪拌する場合の邪魔にならず、ト
ナー濃度を測定しトナー制御を行なうことができる。更
に、現像剤の流動性に関係なく正確なトナー濃度を測定
することができるため、フィルミングやトナー飛散を防
止し、かぶりマージンを向上させることができる。

〈実施例〉 以下、図面にしたがって本発明の電子写真プロセスにお
ける現像装置を詳細に説明する。

第１図は本発明の電子写真プロセスにおける現像装置の
構成を示すものである。

図中、ｌは本発明の一実施例である現像装置、２は感光
体、３は感光体２と対向する位置に設けられているマグ
ネットローラであり、Ｎ極１つとＳ極２つを有する。４
はマグネットロー２３に吸着されている現像剤５を一定
量に規制するドクターブレーと、６は現像剤５のトナー
濃度を測定するトナーセンサであり、このトナーセンサ
６のセンサ面６Ａは現像剤５との接触を確実にし、現像
剤５の攪拌の邪魔にならないように、マグネットローラ
３の磁極の真上より感光体方向に少しずれた位置（マグ
ネットロー２３の回転方向と逆方向に少しずれた位置）
に備えられている。７は現像剤５の成分であるトナー５
Ａとキャリアを攪拌するための攪拌ローラ、８は現像槽
である。９はトナーカートリッジであり、現像槽８上に
設けられている。１０はトナーセンサ６からの信号によ
ってトナーカートリッジ９内のトナー５Ａを現像槽８に
補給する供給ローラである。

以上のような構成の現像装置ｌにおいて、マグネットロ
ー２３はＳ極で現像剤５を吸着し、感光体２と逆方向に
回転する。マグネットローラ３に吸着された現像剤５は
トゲターブレード４によって一定量に規制され、マグネ
ットローラ３（ＤＮ極で感光体２と対向し、感光体２に
トナー５Ａのみが吸着される。次に、マグネットローラ
３上の現像剤５はトナーセンサ６のセンサ面６Ａと接触
し、その後マグネットロー２３のＳ極によって搬送され
、トナー５Ａの消費されていない現像剤５と攪拌ローラ
７によって攪拌される。一方、トナーセンサ６はセンサ
面６Ａに接触した現像剤５のトナー濃度を測定し、トナ
ー濃度が低下するとトナーモータ（図示せず）にトナー
補給信号を送り、トナーカートリッジ９内の供給ローラ
１ｏを回転させて現像槽８にトナー５Ａを補給させて現
像槽８中のトナー濃度を一定にしている。

第２図は本発明の現像装置においてマグネットローラ３
とドクターブレード４とトナーセンサ６の配置関係にお
ける特性を示す図である〇まず、ドクターブレード４と
マグネットローラ３との距離（ドクターギャップ）をＴ
Ｉ　とし、トナーセンサ６とマグネットローラ３との距
離をＴ２とした場合、図中ＴはＴ２からＴＩを引いた値
（Ｔ＝Ｔｚ　　Ｔ１　）と設定する。第２図はプリント
枚数に対するトナー濃度の推移を示したもので、Ｔ値が
０．２　ｍｍ変化するごとに濃度を１％制御する。第２
図からＴ値は最大−０，６ｍｍ　となり、ＴＩとＴ２の
差が０．６　ｍｍを越えるとトナーセンサ６は正確なト
ナー濃度を測定できない。

一方、第３図は放置後における現像剤５とトナーセンサ
６の接触状況の変化をトナーセンサ６の信号変化中とし
てとらえたときの放置時間とトナー信号の関係を示す図
、第４図はトナーセンサ６の信号変化中とＴ値との関係
を示す図である。これらの図から、放置前と放置後の変
化中が少ないほどトナー制御は良好であり、Ｔ値が小さ
いほどトナー信号は変化する。これはＴ値が小さい場合
放置時にトナー５Ａが自重で沈むためトナーセンサ６が
正確なトナー濃度を検出できず、トナーセンサ６はアン
ダートナー信号をトナーモータに送るためトナー濃度の
上昇をまねく。

この結果、変化中ΔＶが−０，３ｖで約１％程度のオー
バートナーとなり、これを限度とすればＴ＝Ｏが最小の
値となる。

以上の結果からＴ＝０〜−０．６　ｍｍの範囲内でトナ
ーセンサを配置すれば、良好なトナー制御を行なうこと
ができ、印字品質及び装置の品質を保証することができ
る。

く効　果〉 以上説明したように本発明は、感光体と対向する位置に
設けられたマグネットローラと、該マグネットローラに
吸着された現像剤を一定量に規制するドクターブレード
と、トナー濃度を検知するトナーセンサとを具備する現
像装置において、前記トナーセンサーをマグネットロー
ラの磁極の真上より感光体方向に移動した位置に設ける
ことを特徴とするものであって、現像剤を攪拌する場合
の邪魔にならず、トナー濃度を測定しトナー制御を行な
うことができ、更に現像剤の流動性に関係なく正確なト
ナー濃度を測定することができるため、フィルミングや
トナー飛散を防止し、かぶりマージンを向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子写真プロセスにおける現像装置の
構成を示す図、第２図は同現像装置においてマグネット
ローラとドクターブレードとトナーセンサの配置関係に
おける特性を示す図、第３図は放置後における現像剤と
トナーセンサの接触状況の変化をトナーセンサの信号変
化中としてとらえたときの放置時間とトナー信号の関係
を示す図、第４図はトナーセンサの信号変化中とＴ値と
の関係を示す図である。 １：現像装置　　２：感光体　　３：マグネットローラ
　　４：ドクターブレード　　５：現像剤　　５Ａ：ト
ナー　　６：トナーセンサ代理人　弁理士　杉　山　毅
　至（他１名）風ｌ　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、感光体と対向する位置に設けられたマグネットロー
   ラと、該マグネットローラに吸着された現像剤を一定量
   に規制するドクターブレードと、トナー濃度を検知する
   トナーセンサとを具備する現像装置において、 上記トナーセンサーをマグネットローラの磁極の真上よ
   り感光体方向にずれた位置に設けることを特徴とする電
   子写真プロセスにおける現像装置。 ２、上記マグネットローラとドクターブレードの差（Ｔ
   ＿１）をトナーセンサとマグネットローラの差（Ｔ＿２
   ）から引いた値（Ｔ＝Ｔ＿２−Ｔ＿１）が０〜０．６ｍ
   ｍになるように構成することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の電子写真プロセスにおける現像装置。