JPS63207732A - 4輪駆動車の駆動切換制御装置 - Google Patents

4輪駆動車の駆動切換制御装置

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JPS63207732A
JPS63207732A JP3962387A JP3962387A JPS63207732A JP S63207732 A JPS63207732 A JP S63207732A JP 3962387 A JP3962387 A JP 3962387A JP 3962387 A JP3962387 A JP 3962387A JP S63207732 A JPS63207732 A JP S63207732A
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JP
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vehicle
wheel
wheel drive
vehicle speed
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JP3962387A
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Inventor
Kazuo Niide
新出 和雄
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車輪に対する駆動力の伝達を2輪駆動状態と
4輪駆動状態とに切換可能ないわゆるパートタイム式の
4輪駆動車において、その駆動状態を切り換える駆動切
換制御装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来より、この種のパートタイム式4輪駆動車は広く一
般に知られており、その駆動状態の切換えは通常、運転
者の手動操作により行うようになされている。しかし、
実際には、その切換えを行うべぎ走行状態および切換え
のタイミングを正確に判断するのに熟練を要し、車両の
走行状態に対応した適切な切換えを常に安定して実行す
ることは困難である。従って、このように駆動状態を手
動により切り換える以外に、車両の走行状態に応じて自
動的に切り換え得るようにすることが好ましい。
そこで、このような要求を満たす駆動切換制御装置の一
例として、従来、例えば特開昭61−89124号公報
に開示されているように、車両が走行している路面の状
態をマイクロ波や超音波等により検出し、その検出され
た路面がいわゆる低μ路であるときには自動的に4輪駆
動状態に切り換えることにより、車両のスリップを抑え
てその走行安定性を高めるようにしたものが提案されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、この提案のものでは、走行路面の状態を検出
するのにマイクロ波や超音波を利用するため、それらの
ための特殊なセンサ類が必要となり、コストアップ等を
招く嫌いがあった。
また、車両が走行する路面状態のみを検出するため、車
両の路面状態を要因としない例えば横風等の外乱による
スリップに対し十分に対処できない難もある。
(発明の目的) 本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもので、その目的
は、車両の走行する路面状態のみならず横風等の外乱に
よるスリップをも所定の状態に基づいて確実に検出して
、その検出時に強制的に4輪駆動状態に切り換えるよう
にすることにより、車両の走行安定性をざらに一層向上
せんとすることにある。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するため、本発明の解決手段は、車速お
よびハンドルの舵角に基づいて車両の旋回動作を予測し
、その予測値と実際の旋回動作に対応する値とが所定以
上食い違うときに、低μ路あるいは横風等の外乱による
スリップが生じていると見做して、4輪駆動状態に切り
換えるようにしている。
具体的には、本発明は、上記の如く2輪駆動状態と4輪
駆動状態とに切換可能な4輪駆動車に対して、第1図に
示すように、その4輪駆動車の車速Vを検出する車速検
出手段61と、車両のハンドル舵角θH(切れ角)を検
出する舵角検出手段62と、車両の実際の旋回動作を定
量的に検出する横加速度センサあるいはジャイロスコー
プからなるヨーセンサ等の旋回動作検出手段63とを設
ける。
さらに、上記車速検出手段61および舵角検出手段62
によりそれぞれ検出される検出値に基づいて車両の旋回
動作を定量的に予測する旋回動作予測手段65と、該旋
回動作予測手段65により予測される予測値を上記旋回
動作検出手段63により検出される検出値と比較し1.
その比較値が予め設定された設定値以上異なるときに切
換指令信号を出力する比較手段66と、2輪駆動状態で
の走行時に上記比較手段66からの切換指令信号を受け
て4輪駆動状態に駆動切換えする駆動切換手段56とを
設ける。
(作用) 以上の構成により、本発明では、車両の走行時、その車
速Vが車速検出手段61により、ハンドル舵角θHが舵
角検出手段62により、さらに車両の実際の旋回動作が
旋回動作検出手段63によりそれぞれ検出される。そし
て、旋回動作予測手段65により、上記車速検出手段6
1および舵角検出手段62によりそれぞれ検出される検
出値に基づいて車両の旋回動作が予測されるとともに、
比較手段66において、該旋回動作予測手段65により
予測される予測値と上記旋回動作検出手段63により検
出される検出値とが比較され、その比較値が設定値以上
異なるとぎに、低μ路あるいは横風等の外乱による車両
のスリップが生じている状態と見做されて、上記比較手
段66から切換指令信号が出力される。そして、車両の
駆動状態が2輪駆動状態にある場合には、上記比較手段
66からの切換指令信号により駆動切換手段56が作動
して、駆動状態がそれまでの2輪駆動状態から4輪駆動
状態に切り換えられる。この4輪駆動状態により車輪の
路面に対するグリップ力が増大し、よって不安定な路面
状態や横風等の外乱に抗して車両の走行安定性を向上さ
せることができるのである。
また、このように車両のスリップをその旋回動作の予測
値と実際値との比較に基づいて判断しているため、必要
な検出手段としては、車速検出手段61、舵角検出手段
62および旋回動作検出手段63がおれば済み、マイク
ロ波や超音波等を利用する場合のように特殊なセンサ類
を不要とすることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明する。
第2図は本発明の実施例に係るパートタイム式の4輪駆
動車を模式的に示し、1は車体、2は車体1の前部に出
力軸(図示せず)を車体1の前後方向に配置せしめて縦
置状態に支持されたエンジン、3は該エンジン2の後側
に配置支持された変速機であって、該変速機3の出力軸
3aは、該出力軸3aと同じ中心線上に配置された後輪
側出力!11122(図面でのスペースの都合上オフセ
ットして示す〉と前輪側出力軸21とを有するトランス
ファ装置18に連結され、該トランスファ装置18の前
輪側出力軸21はフロントプロペラ軸4を介して左右フ
ロントアクスル軸5a、5b上のフロントデフ6に連結
され、上記左右の70ントアクスル軸5a、5bはそれ
ぞれドライブ軸7a。
7bを介して左右の前輪8a、8bに連結されている。
一方、後輪側出方軸22は、同様に、リヤプロペラ軸9
を介して左右リヤアクスル軸10a。
10b上のりャデフ11に連結され、上記左右のリヤア
クスル軸10a、10bはそれぞれドライブ軸12a、
12bを介して左右の後輪13a。
13bに連結されている。
上記フロントデフ6およびリヤデフ11はいずれも同じ
構成であり、プロペラ軸4(9)にベベルギヤ機@14
を介して駆動連結されたデフケース15と、該デフケー
ス15に支持された1対のベベルギヤからなるピニオン
16.16と、該ピニオン16.16にそれぞれ噛合し
、左右のアクスル軸5a、5b (10a、10b)の
内端に固定された1対のベベルギヤからなるサイドギヤ
17.17とを備えた傘歯車機構からなる。
上記トランスファ装置18は上記変速機3のハウジング
に連設されたハウジング19を備え、該ハウジング19
内には変速機3の出力軸3aと後輪側出方軸22との間
に該両軸3a、22と同心状に車体前後方向に延びる入
力軸20が設けられ、該入力軸20の右側には上記前輪
側出力軸21が平行に配置されている。上記入力軸20
上には、前側から順に副変速機構23.2/4輪駆動切
換機構38およびセンタデフ33(車軸間デフ)が設け
られている。
上記副変速機構23は、上記変速機3の出ツノ軸3aに
連結されたサンギヤ24と、上記入力軸20の前端に連
結され、上記サンギヤ24に噛合するピニオン25,2
5.・・・を担持するピニオンキャリア26と、上記ピ
ニオン25.25.・・・に噛合するリングギヤ27と
を有する遊星歯車機構で構成され、上記リングギヤ27
は入力軸20に回転自在に外嵌合支持した第1のスプラ
インギヤ28に中空軸を介して一体的に連結されている
。この第1のスプラインギヤ28の前方にはハウジング
19の内壁に回転不能に固定支持した第2のスプライン
ギヤ29が、また接方には上記入力軸20に回転一体に
固定した第3のスプラインギヤ3Oがそれぞれ第1スプ
ラインギヤ28と近接配置され、これらスプラインギヤ
28〜30には、第1スプラインギヤ28の他のスプラ
インギヤ29゜30に対する噛合連結を切り換えるスリ
ーブギヤ32が軸方向に移動可能に外嵌合され、このス
リーブギヤ32はハウジング19の左側外部から駆動さ
れるフォーク31に係合されており、スリーブギヤ32
の移動により第1のスプラインギヤ28を第2または第
3のスプラインギヤ29.30の一方に噛合連結させ、
第2のスプラインギV29に噛合連結したときには、上
記リングギヤ27を回転不能にハウジング19に固定し
て、変速機3の出力回転をサンギヤ24および各ピニオ
ン25を介して減速しながらパノJ軸20に伝達するL
Oモードとする一方、第3のスプラインギヤ30に噛合
連結したとぎには、上記リングギヤ27とピニオンキャ
リア26とを回転一体に固定して、変速機3の回転を同
じ回転数で入力軸20に伝達する1−fiモードとする
ように構成されている。
一方、上記センタデフ33は、1ノンギヤ34と、上記
入力軸20の後端に回転一体に連結され、上記サンギヤ
34に噛合するビニオン35,35゜・・・を担持する
ピニオンキャリア36と、上記後輪測用ツノ軸22に回
転一体に連結されたリングギヤ37とからなる遊星歯車
機構で4渦成され、入力軸20からピニオンキャリア3
6に入力された動力をサンギヤ34(前輪側)およびリ
ングギヤ37(後輪側)に振り分けるようにしている。
さらに、上記2/4輪駆動切換機構38は、入力軸20
上に互いに近接配置された第1〜第3の3つのスプライ
ンギヤ39〜41と、中央の第1スプラインギヤ39の
他の第2および第3のスプラインギヤ40,41に対す
る噛合連結を切り換えるスリーブギヤ42と、該スリー
ブギヤ42をハウジング19の左側外部から駆動するフ
ォーク43とからなり、上記前側の第2のスプラインギ
ヤ40は入力軸20に、第1のスプラインギヤ39は上
記センタデフ33のサンギヤ34にそれぞれ回転一体に
連結されている。さらに、上記後側の第3のスプライン
ギヤ41はその後方(センタデフ33側)の入力軸20
上に支持した駆動側スプロケット44に回転一体に連結
され、該駆動側スプロケット44と上記前輪側出力軸2
1に回転一体に固定した従動側スプロケット45との間
にはヂエーン46が巻き掛けられている。そして、上記
スリーブギヤ42の移動により、第1のスプラインギヤ
39を第2もしくは第3のスプラインギヤ40.41の
一方または双方に噛合連結さじ、第1のスプラインギヤ
39を前側の第2のスプラインギヤ40に噛合連結した
ときには、上記センタデフ33のリンギヤ34とピニオ
ンキャリア36とを回転一体に固定し、かつそのサンギ
ヤ34と駆動側スプロケット44との駆動連結を遮断し
て、後輪13a、13bのみを駆動する2輪駆動状態(
2WD>に保持する一方、後側の第3のスプラインギヤ
41に噛合連結したときには、上記サンギヤ34を上記
駆動側スプロケット44に駆動連結し、前後輪8a、8
b、13a、13bがセンタデフ33を介して相互に連
結されて相対回転するフリー状態の4輪駆動状態(4W
D>に切り換え、さらに、第2および第3のスプライン
ギヤ40.41の双方に噛合連結したときには、上記セ
ンタデフ33の作動を停止させて、それをロック状態と
した4輪駆動状態に保持するように構成されている。
さらに、上記ハウジング19の左側外側面には上記副変
速機構236よび2/4輪駆動切換機構38のフォーク
31.43に連結されてそれらを駆動するアクチュエー
タとしてのモータ47が取り付けられている。すなわち
、このモータ47の出力軸にはクランクアーム48か固
定され、該クランクアーム48の先端部には車体前後方
向に延びる連結ロッド49がピン結合され、この連結ロ
ッド49は上記両フォーク31.43に係止されており
、モータ47の作動により連結ロッド49を軸方向に移
動させて、両フォーク3’l、43を同期して駆動する
ようになされている。
尚、上記左側のフロントアクスル軸5aとドライブ軸7
aとの間にはジヨイント軸50が介設されていて、両軸
5a、7aは該ジヨイント軸50を介して連結され、そ
のアクスル軸5aとジヨイント軸50との連結部には、
2輪駆動状態での走行時に前輪の回転によるエンジンの
駆動損失を低減するためのフリーホイール機構51が設
けられている。このフリーホイール機構51は、アクス
ル軸5aおよびジヨイント軸50の連結端部にそれぞれ
取り付けられたスプラインギヤ52,53と、軸方向に
移動して上記両スプラインギヤ52゜53同士を連結ま
たは連結遮断するスリーブギヤからなるリモートフリー
ホイール54と、該り・し−トホイール54を駆動する
真空式アクチュエータとしてのダイアフラム装置55と
を備え、ダイアフラム装@55によりリモートフリーホ
イール54を駆動してアクスル軸5aとジヨイント軸5
0との連結を遮断することにより、2輪駆動状態での走
行時、非駆動車輪としての前輪3a、3bの回転により
、フロントデフ6および該デフ6に連結されたトランス
ファ装置18のギヤの回転による駆動損失を低減するよ
うにしている。
以上の構成において、フリーホイール機構51、副変速
機構23および2/4輪駆動切換機構38に対する制御
パターンを下記の表に示す。
上記ダイアフラム装置1155およびモータ47はCP
U内蔵のコントローラ60により作動制御されるように
構成されている。そして、このコントローラ60には、
車両の走行速度V(車速)を検出づる車速検出手段とし
ての車速センサ61と、車両のハンドル舵角θH(切れ
角)を検出する舵角検出手段としての舵角センサ62と
、車体1にその鉛直軸回りの揺動(ヨー運動)に対して
出力が変化するように取り付けられて、車両の旋回動作
を検出する旋回動作検出手段としてのジャイロスコープ
63との各検出信号が入力されているとともに、車両の
運転名により手動操作されて、例えばON操作時に4輪
駆動位置に切り換えられる2/4輪駆動切換ボタンスイ
ッチ64の0N10FF信号が入力されている。
ここで、上記コントローラ60のCPtJにおいて処理
される信号の処理手順について第3図により概略的に説
明する。先ず、車両のイグニッションスイッチ(図示せ
ず)のON操作によるスタートの後、最初のステップS
1において上記切換ボタンスイッチ64の操作位置に基
づいて2輪駆動状態かどうかを判定し、ここで、4輪駆
動状態への保持によりNoと判定されると、同じステッ
プS1を繰り返す。一方、2輪駆動状態への保持によっ
てYESと判定されたとぎには、ステップS2に進んで
、上記車速センサ61により検出された車速Vを読み込
み、次いでステップS3において上記舵角センサ62に
より検出されたハンドル舵角θHを読み込み、さらにス
テップS4で上記ジャイロスコープ63の出力値の変化
速度を読み込んだ後、ステップS5において上記車速V
およびハンドル舵角θHに暴づいて車両の進行方向の予
想される変化速度(角速度)を算出する。この場合、ハ
ンドル舵角および車速を変数とする予め設定された関数
式に上記検出された実際のハンドル舵角θHおよび車速
Vを代入して求める方法や、あるいは予め実験値等に基
づいて設定された車速毎のマツプにより、その車速Vで
のハンドル舵角θHに基づいて求める方法が採用される
。しかる後、ステップS6に進み、上記ステップS4で
読み込まれたジャイロスコープ63の変化速度とステッ
プS5で算出された予想変化速度との差が設定値以上あ
るかどうかを判定し、ここでNoと判定されたときには
そのまま初めのステップS1に戻る一方、YESと判定
されると、ステップS7に進んで、上記モータ47に2
輪駆動状態から4輪駆動状態に切り換えるための切換指
令信号を出力した後、上記ステップS1に戻る。
よって、本実施例の場合、上記の処理手順におけるステ
ップS5により、上記車速センサ61および舵角センサ
62によりそれぞれ検出される検出値に基づいて車両の
旋回動作を予測するようにした旋回動作予測手段65が
構成される。
また、同様に、ステップS6により、上記旋回動作予測
手段65により予測される予測値を上記旋回動作検出手
段としてのジャイロスコープ63により検出される検出
値と比較し、その比較(直が予め設定された設定値以上
異なるときに切換指令信号を出力するようにした比較手
段66が構成される。
ざらに、上記2/4輪駆動切換機構38およびそれを駆
動するモータ47により、2輪駆動状態での走行時に上
記比較手段66からの切換指令信号を受けて4輪駆動状
態に駆動切換えするようにした駆動切換手段56が構成
されている。
したがって、上記実施例においては、運転者の2/4輪
駆動切換ボタンスイッチ64のOFF操作により、車両
が後輪13a、13bのみの駆動による2輪駆動状態で
走行している場合、そのときの車速Vが車速センサ61
により、ハンドル舵角θHが舵角センサ62により、ま
た実際の旋回動作がジャイロスコープ63によりそれぞ
れ検出される。これらの検出信号はコントローラ60に
入力され、その旋回動作予測手段65において上記検出
された車速■およびハンドル舵角θHに基づいて車両の
旋回動作が予測され、この予測により得られた予測値は
比較手段66において上記ジャイロスコープ63により
検出された検出値と比較される。そして、この予測値と
検出値との差が設定値以上のときには、低μ路必るいは
横風等の外乱によるスリップが生じていると判定され、
上記比較手段66からモータ47に切換指令信号が出力
され、この指令信号を受けたモータ47の作動により、
2/4輪駆動切換機構38が作動し、そのスリーブギヤ
42が第1および第3のスプラインギヤ39.41同士
または第1〜第3のスプラインギヤ39〜41の仝休を
回転一体に連結し、このことにより車輪8a、8b、1
3a、13bに対する駆動状態が2輪駆動状態から強制
的に4輪駆動状態に切り換えられる。この4輪駆動状態
への切換えにより、走行路面に対するグリップ力が増大
し、よって車両の走行安定性を高めることができる。
また、その際、車速センサ61および舵角センサ62に
よりそれぞれ検出された検出値に基づいて車両の旋回動
作を予測し、その予測値とジャイロスコープ63により
検出された実際の旋回動作に対応する値との比較により
車両のスリップを検出するので、要するセンサは車速セ
ンサ61、舵角センサ62およびジャイロスコープ63
だけでよく、マイクロ波や超音波等を利用する場合のよ
うに特殊なセンサ類が不要であり、その分、コストダウ
ンを図ることができる。
しかも、路面状態の悪化のみならず横風等の外乱による
スリップをも検出することができて有利である。
尚、上記のようにして切り換えられた4輪駆動状態の走
行時、上記旋回動作の予測値と検出値との差が設定値よ
りも小さくなると、スリップが生じていない状態と見做
されて、4輪駆動状態の切換保持が解除され、車輪8a
、8b、13a、13bに対する駆動状態は元の2輪駆
動状態に復帰される。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によると、パートタイム式
の4輪駆動車において、車速とハンドル舵角とに基づい
て車両の旋回動作を予測し、その予測値を実際の旋回動
作に対応する値と比較して、それら両者間の比較値が設
定値以上異なるときに走行路面の悪化あるいは横風等の
外乱によるスリップが生じていると見做し、そのときの
駆動状態が2輪駆動状態にあっても強制的に4輪駆動状
態に切り換えるようにしたことにより、特殊なセンサ類
を要することなく、路面状態の悪化のみならず横風等の
外乱による車両のスリップを検出して、路面に対するグ
リップ力が増大した4輪駆動状態に保持でき、よって車
両の走行安定性を一層高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。 第2図以下の図面は本発明の実施例を示し、第2図は駆
動切換制御装置の構成を示すスケルトン図、第3図はコ
ントローラにおいて処理される処理手順を示すフローチ
ャート図である。 1・・・エンジン、3・・・変速機、8a、8b・・・
前輪、13a、13b・・・後輪、18・・・トランス
ファ装置、33・・・センタデフ、38・・・2/4輪
駆動切換機構、47・・・モータ、56・・・駆動切換
手段、60・・・コントローラ、61・・・車速センサ
、62・・・舵角センナ、63・・・ジャイロスコープ
、64・・・2/4輪駆動切換ボタンスイッチ、65・
・・旋回動作予測手段、66・・・比較手段。 第1図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2輪駆動状態と4輪駆動状態とに切換可能な4輪
    駆動車において、その車速を検出する車速検出手段と、
    車両のハンドルの舵角を検出する舵角検出手段と、車両
    の実際の旋回動作を検出する旋回動作検出手段と、上記
    車速検出手段および舵角検出手段によりそれぞれ検出さ
    れる検出値に基づいて車両の旋回動作を予測する旋回動
    作予測手段と、該旋回動作予測手段により予測される予
    測値を上記旋回動作検出手段により検出される検出値と
    比較し、その比較値が予め設定された設定値以上異なる
    ときに切換指令信号を出力する比較手段と、2輪駆動状
    態での走行時に上記比較手段からの切換指令信号を受け
    て4輪駆動状態に駆動切換えする駆動切換手段とを備え
    てなることを特徴とする4輪駆動車の駆動切換制御装置
JP3962387A 1987-02-23 1987-02-23 4輪駆動車の駆動切換制御装置 Pending JPS63207732A (ja)

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