JP2005054898A - デフロックスイッチ判断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】デフロック検出スイッチの故障判断を正確に行うことを可能とする。
【解決手段】自動車の車輪間に介設されデフロック可能なデファレンシャル装置1と、デファレンシャル装置1のデフロック、デフアンロックを検出するデフロック検出スイッチ53と、デフロック検出スイッチ53の検出信号によりデフロック、デフアンロックを判断するコントローラ55とよりなるデフロックスイッチ判断装置において、自動車の旋回走行を検出する旋回検出回路56を設け、後輪2,3相互の差回転の有無を検出する差回転検出回路61を設け、旋回検出回路56による旋回走行検出時にデフロック検出スイッチ53の検出状態と差回転検出回路61の検出する差回転の有無との対応関係によりデフロック検出スイッチ53の正常、異常を判断するスイッチ判断手段55を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、デフロック可能なデファレンシャル装置のデフロック、デフアンロック状態を検出するデフロック検出スイッチの故障判断を行うデフロックスイッチ判断装置に関する。
従来、デファレンシャル装置において、デフロック、デフアンロックを検出できる装置として、図4に示すようなものがある。この図4は、自動車のリヤデファレンシャル装置の断面図を示している。なお、デフロックとは、デフケースなどのデファレンシャル装置における駆動入力側部材とデフケース内部に配置され駆動入力部材と相対回転可能な部材(例えば後述するピニオンギヤ、サイドギヤ、これらと一体回転可能な部材)とがクラッチ機構の作動により相対回転せずに一体回転することをいう。また、デフアンロックとは、クラッチ機構の作動により駆動入力部材とこれと相対回転可能な部材とが相対回転することをいう。
図4のように、リヤデファレンシャル装置101は、デフケース103内に左右のサイドギヤ105,107が回転自在に支持されている。左右のサイドギヤ105,107は、左右後輪側のアクスルシャフトに連動連結されている。左右のサイドギヤ105,107には、ピニオンギヤ111が噛み合い、ピニオンギヤ111は、ピニオンシャフト109によって回転自在に支持されている。
前記一方のサイドギヤ107の背面側には、ドライブカム113が配置され、ドライブカム113は、デフケース103の回転軸芯に沿った方向へ移動自在であり、且つデフケース103に回転方向に係合している。ドライブカム113と前記サイドギヤ107との対向面には、ドグクラッチ115が設けられている。前記ドライブカム113とサイドギヤ107との間には、リターンスプリング117が介設されている。
前記デフケース103には、スライドピン119がデフケース103の回転軸芯方向へ移動自在に配置されている。スライドピン119は、前記ドライブカム113の凸部121に係合可能である。前記スライドピン119は、アクチュエータ123によって回転軸芯に沿った方向へ動作する。前記スライドピン119の動作に応じて、ロアプレート125も移動し、ロアプレート125の移動はデフロック検出スイッチ127で検知する。
従って、図4のように、ドグクラッチ115が係合しておらず、リヤデファレンシャル装置101がデフアンロック状態であるとき、ロアプレート125の位置が移動前の状態でデフロック検出スイッチ127により検知される。デフロック検出スイッチ127の検知信号によってリヤデファレンシャル装置101がデフアンロック状態であると判断される。
前記アクチュエータ123に流体圧が供給され、該アクチュエータ123の動作に応じてスライドピン119がリターンスプリング117の付勢力に抗して回転軸芯に沿った方向へ移動する。この移動によりスライドピン119が凸部121に係合し、ドライブカム113が回転軸芯に沿った方向へ移動し、ドグクラッチ115が係合する。この係合によって、ドライブカム113を介し、サイドギヤ107のデフケース103に対する相対回転がロックされる。従って、ピニオンギヤ11を介し、両サイドギヤ105,107間の差動回転もロックされ、リヤデファレンシャル装置101が差動不能なデフロック状態となる。
このとき、前記ロアプレート125は、図4において、左方へ移動しており、この移動位置をデフロック検出スイッチ127が検出し、リヤデファレンシャル装置101の差動がデフロック状態であると判断される。
ところで、前記デフロック検出スイッチ127が故障する場合を想定して、デフロック操作が行われたとき、走行中に左右後輪のスリップによる差回転を検出し、差回転が検出されなければ正常、差回転が検出されれば異常と判断していた。
しかし、直進走行時には差回転が検出されないこともあり、故障判断が正確に行われない恐れがある。
一方、デフロック操作してデファレンシャル装置101の実際の状態がデフロック状態となったにも係わらずデフロック検出スイッチ127がデフアンロック状態を検出(OFF)したとき、直進走行で前記差回転が無しと検出されると、デフロック検出スイッチ127を異常と判断することはできる。
しかし、デフアンロック操作したときは、デファレンシャル装置101の実際の状態がデフアンロック状態となったにも係わらずデフロック検出スイッチ127がデフロック状態を検出(ON)しても、差回転の検出有無に係わらず異常を判断することができなかった。
特開平10−96461号公報
解決しようとする問題点は、デフロック操作時にデフロック検出スイッチの故障判断を行う構成であるため、故障判断が正確に行われない恐れがある点である。
本発明は、デフロック検出スイッチの故障判断を正確に行うため、デフロック検出スイッチの検出状態と差回転検出手段の検出する差回転の有無との対応関係によりスイッチ判断手段が旋回検出手段による旋回走行検出時にデフロック検出スイッチの正常、異常を判断することを最も主要な特徴とする。
前記スイッチ判断手段は、前記デフロック検出スイッチがデフロック状態を検出し前記差回転検出手段が前記差回転を有りと検出するとき前記デフロック検出スイッチを異常と判断することを特徴とする。
前記スイッチ判断手段は、前記デフロック検出スイッチがデフアンロック状態を検出し前記差回転検出手段が前記差回転を無しと検出するとき前記デフロック検出スイッチを異常と判断することを特徴とする。
前記旋回検出手段は、前輪間の差回転、前後輪間の差回転、前輪舵角の何れかにより前記旋回走行を検出することを特徴とする。
前記自動車は、四輪駆動車であり、前記デファレンシャル装置は、前記自動車の左右後輪間又は左右前輪間又は前後輪間に設けられたことを特徴とする。
本発明は、旋回検出手段による旋回走行検出時にデフロック検出スイッチの正常、異常を判断するため、デフアンロック操作してデファレンシャル装置の実際の状態がデフアンロック状態となったにも係わらずデフロック検出スイッチがデフロック状態を検出したとき、差回転の検出有無により異常を正確に判断することができるという利点がある。
前記スイッチ判断手段は、前記デフロック検出スイッチがデフロック状態を検出し前記差回転検出手段が前記差回転を有りと検出するとき前記デフロック検出スイッチを異常と判断することができる利点がある。
前記スイッチ判断手段は、前記デフロック検出スイッチがデフアンロック状態を検出し前記差回転検出手段が前記差回転を無しと検出するとき前記デフロック検出スイッチを異常と判断することができる利点がある。
前記旋回検出手段は、前輪間の差回転、前後輪間の差回転、前輪舵角の何れかにより前記旋回走行を検出することができる利点がある。
前記自動車は、四輪駆動車であり、前記デファレンシャル装置は、前記自動車の左右後輪間又は左右前輪間又は前後輪間に設けられたため、四輪駆動車のデファレンシャル装置におけるデフロック検出スイッチの異常を正確に判断することができる。
デフロック検出スイッチの故障判断を正確に行うという目的を、旋回走行検出時にデフロック検出スイッチの正常、異常を判断することにより実現した。
図1は本発明の実施例1に係るデフロックスイッチ判断手段を適用した自動車である四輪駆動車の動力伝達系のスケルトン平面図である。
図1のように、実施例1に係る四輪駆動車は、車輪である後輪1,3間にデファレンシャル装置としてリヤデファレンシャル装置1を備え、前輪5,7間にフロントデファレンシャル装置9を備えている。
前記リヤデファレンシャル装置1には、エンジン13からトランスミッション15,トランスファ17,プロペラシャフト19,ドライブピニオンシャフト21,ドライブピニオンギヤ23を順次介してトルクが入力されるようになっている。リヤデファレンシャル装置1からは左右のアクスルシャフト25,27を介して前記左右の後輪1,3にトルクが伝達される。
前記フロントデファレンシャル装置9には、エンジン13からトランスミッション15,トランスファ17,プロペラシャフト29を順次介してトルクが入力されるようになっている。フロントデファレンシャル装置9からは左右のアクスルシャフト31,33を介して前記左右の前輪5,7にトルクが伝達される。
前記リヤデファレンシャル装置1は、デフケース35を備え、該デフケース35のリングギヤ36は、前記ドライブピニオンギヤ36に噛み合っている。
前記デフケース35内には、左右のサイドギヤ37,39が回転自在に支持されている。左右のサイドギヤ37,39は、前記アクスルシャフト25,27に連動連結されている。左右のサイドギヤ37,39には、ピニオンギヤ41が噛み合い、ピニオンギヤ41は、ピニオンシャフト43によってデフケース35に回転自在に支持されている。
前記一方のサイドギヤ39の背面側には、移動部材45が配置され、移動部材45は、デフケース35の回転軸芯に沿った方向へ移動自在であり、且つデフケース35に回転方向に係合している。移動部材45と前記サイドギヤ39との対向面には、ドグクラッチ47が設けられている。前記移動部材45とサイドギヤ39との間には、図示しないリターンスプリングが介設されている。
前記移動部材45は、アクチュエータ49によって回転軸芯に沿った方向へ動作する。前記移動部材45の動作に応じてプレート51も移動し、プレート51の移動はデフロック検出スイッチ53で検知される。デフロック検出スイッチ53は、前記プレート51の移動位置をON,OFFにより検出し、リヤデファレンシャル装置1のデフロック及びデフアンロックを検出する。
従って、図1のように、ドグクラッチ47が係合しておらず、リヤデファレンシャル装置1がデフアンロック状態であるとき、プレート51の位置が移動前の状態でデフロック検出スイッチ53により検知される。デフロック検出スイッチ53の検知信号は、デフロック判断手段であるコントローラ55に入力される。
前記コントローラ55は、前記デフロック検出スイッチ53の検知信号によりリヤデファレンシャル装置1がデフアンロック状態であると判断する。
前記アクチュエータ123の動作により移動部材45がリターンスプリングの付勢力に抗して回転軸芯に沿った方向へ移動すると、ドグクラッチ47が係合する。この係合によって、移動部材45を介し、サイドギヤ39のデフケース35に対する相対回転がロックされる。従って、ピニオンギヤ41を介し、両サイドギヤ37,39間の差動回転もロックされ、リヤデファレンシャル装置1の差動がデフロック状態となる。
このとき、前記プレート51は、図1において、左方へ移動しており、この移動位置をデフロック検出スイッチ53が検出し、前記同様コントローラ55でリヤデファレンシャル装置1がデフロック状態であると判断される。
前記コントローラ55の判断結果は、運転席のインストルメントパネル上などに表示される。
前記コントローラ55は、本実施形態においてスイッチ判断手段をも構成する。スイッチ判断手段としてのコントローラ55は、旋回走行検出時に前記デフロック検出スイッチ53の検出状態と車輪の差回転の有無との対応関係により前記デフロック検出スイッチ53の正常、異常を判断する。
前記旋回走行検出は、旋回検出手段としての旋回検出回路56で行う。旋回検出回路56には、前輪5,7の回転数を検出する前輪回転数センサ57,59の検出信号が入力されるようになっている。旋回検出回路56は、前記検出信号に基づき旋回走行を判断し、判断結果をコントローラ55へ入力する。旋回検出回路56は、前輪5,7間に回転差が有れば旋回走行であると判断し、回転差がなければ直進走行であると判断する。旋回検出回路56は、前後輪5,7、2,3相互間の回転差の有無により旋回走行か直進走行かを判断する構成にすることもできる。旋回検出回路56は、舵角センサによる前輪5,7の舵角検出に基づき旋回走行か直進走行かを判断する構成にすることもできる。
前記車輪の差回転は、差回転検出手段としての差回転検出回路61で行う。差回転検出回路61は、後輪2,3の回転数を検出する後輪回転数センサ63,65の検出信号が入力されるようになっている。差回転検出回路61は、前記検出信号に基づき後輪2,3相互間の差回転の有無を判断し、判断結果をコントローラ55へ入力する。
前記差回転検出回路61には、前輪回転数センサ67,69の検出信号を入力するように構成することもできる。この場合、差回転検出回路61で前輪5,7相互間の回転差の有無、前後輪5,7、2,3相互間の回転差の有無を判断することができ、差回転検出回路61を旋回検出回路56として兼用することができる。この場合、旋回検出回路56及び前輪回転数センサ57,59を省略することもできる。
かかる構成の四輪駆動車は、エンジン13からトランスミッション15を介してトランスファ17にトルクが伝達されると、一方ではプロペラシャフト29、フロントデファレンシャル装置9、左右のアクスルシャフト31,33を介して、左右の前輪5,7へトルク伝達が行われる。
また他方では、プロペラシャフト19、ドライブピニオンシャフト21、ドライブピニオンギヤ23、リングギヤ36、リヤデファレンシャル装置1、左右のアクスルシャフト25,27を介して、左右の後輪2,3へトルク伝達が行われる。これらによって、四輪駆動状態で走行を行うことができる。
コーナリング走行などによって、前輪27,29相互間、後輪43,45相互間に差動回転を生じたときには、前記フロントデファレンシャル装置9及びリヤデファレンシャル装置1においてその差動回転を吸収することができる。
悪路などにおいては、前記のようにリヤデファレンシャル装置1をデフロック状態とすることができる。リヤデファレンシャル装置1のデフロック、デフアンロックは、前記のようにデフロック検出スイッチ53の検出によりコントローラ55で判断することができる。
前記デフロック検出スイッチ53の正常、異常の判断は図2,図3のように行うことができる。図2は正常、異常の判断ロジックを示す図表、図3は正常、異常の判断を行うフローチャートである。
まず、図2では、デフロック、デフアンロックにおけるスイッチノブの状態、スイッチ接点の状態、接点状態による差回転判定、デフ状態による差回転判定、スイッチの状態、直進走行時のセンサによる差回転検出、旋回走行時のセンサによる差回転検出などを示している。
前記デフロック、デフアンロックにおける状態は、それぞれ正常(1)(4)、異常(2)(3)のパターンが示されている。
前記スイッチノブの状態とは、デフロック、デフアンロックを運転席で切り替える操作部の状態であり、スイッチ接点が正常異常に係わらず、運転者の操作でデフロック位置又はデフアンロック位置となる。
前記スイッチ接点の状態は、現実にスイッチ接点が出力する検出信号であり、正常で有れば前記スイッチノブの状態及びリヤデファレンシャル装置1の状態と一致し、異常で有れば一致しないことになる。
前記接点状態による差回転判定は、実際のスイッチ接点状態から見て後輪2,3間の差回転の有無を判定している。スイッチ接点がONであればデフロックとなっているはずであるから差回転なし、同OFFであればデフアンロックとなっているはずであるから差回転ありとしている。
前記デフ状態による差回転判定は、デフロック状態とデフアンロック状態とにおけるリヤデファレンシャル装置1の差回転の有無を判定している。デフロック状態であればリヤデファレンシャル装置1の有るべき状態は差回転なし、デフアンロック状態で有れば同差回転ありとしている。
前記スイッチの状態は、スイッチの接点の正常、異常の判断結果を示している。
前記直進走行時のセンサによる差回転検出は、直進走行時において前記後輪回転数センサ63,65の検出による後輪2,3間の差回転の有無を示している。
前記旋回走行時のセンサによる差回転検出は、旋回走行時において前記後輪回転数センサ63,65の検出による後輪2,3間の差回転の有無を示している。
(1)デフロック時判断
図2において、デフロック(1)の状態では、デフロック検出スイッチ53のスイッチ接点の状態が、デフロック(ON)の信号を出力している。直進走行時は、スリップが生じていなければ左右後輪2,3間の差回転は無しと検出される。旋回走行時にも左右後輪2,3間の差回転がなしと検出されるとスイッチの状態は正常と判断される。
デフロック(2)の状態では、デフロック検出スイッチ53のスイッチ接点の状態が、デフアンロック(OFF)の信号を出力している。直進走行時は、スリップが生じていなければ左右後輪2,3間の差回転は無しと検出される。旋回走行時にも左右後輪2,3間の差回転がなしと検出されると(差回転非検出)、スイッチの状態は異常と判断される(OFF故障)。
(2)デフアンロック時判断
図2において、デフアンロック(3)の状態では、デフロック検出スイッチ53のスイッチ接点の状態が、デフロック(ON)の信号を出力している。直進走行時は、スリップが生じていなければ左右後輪2,3間の差回転は無しと検出される。旋回走行時に左右後輪2,3間の差回転がありと検出されると(差回転検出)、スイッチの状態は異常と判断される(ON故障)。
デフアンロック(4)の状態では、デフロック検出スイッチ53のスイッチ接点の状態が、デフアンロック(OFF)の信号を出力している。直進走行時は、スリップが生じていなければ左右後輪2,3間の差回転は無しと検出される。旋回走行時に左右後輪2,3間の差回転がありと検出されると、スイッチの状態は正常と判断される。
かかるロジックが、図3のフローチャートにより実行される。
図3のフローチャートがスタートすると、ステップS1では、「旋回走行の有無判断?」の処理が実行される。この処理により、旋回検出回路56からの信号により旋回走行しているか否かが判断され、旋回走行しているとき(有り)、ステップS2へ移行し、旋回走行していないとき(無し)、処理は終了する。
ステップS2では、「スイッチ接点の状態判断?」の処理が実行される。この処理では、デフロック検出スイッチ53の出力信号からデフロック検出状態(ON)かデフアンロック検出状態(OFF)かが判断される。デフロック検出状態(ON)であればステップS3へ移行し、デフアンロック検出状態(OFF)であればステップS4へ移行する。
ステップS3では、「差回転の有無判断」の処理が実行される。この処理では、差回転検出回路61の判断結果の入力により、後輪2,3間の差回転が無いとき(無し)、処理は終了する(デフロック(1)の状態)。後輪2,3間の差回転が有るとき(有り)、ステップS5へ移行し、スイッチ接点の異常が判定される(デフアンロック(3)の状態)。
ステップS4では、「差回転の有無判断」の処理が実行される。この処理では、差回転検出回路61の判断結果の入力により、後輪2,3間の差回転が有るとき(有り)、処理は終了する(デフアンロック(4)の状態)。後輪2,3間の差回転が無いとき(無し)、ステップS6へ移行し、スイッチ接点の異常が判定される(デフロック(2)の状態)。
このように、旋回検出回路56の旋回走行判断によりデフロック検出スイッチ53の正常、異常を判断するため、デフアンロック操作してデファレンシャル装置1の実際の状態がデフアンロック状態となったにも係わらずデフロック検出スイッチ53がデフロック状態を検出したとき、左右後輪2,3の差回転の検出有無により異常を正確に判断することができる。
すなわち、デフロック検出スイッチ53の故障判定を、常に正確に行わせることができる。
なお、デフロック可能なデファレンシャル装置としては、後輪二輪駆動のリヤデファレンシャル装置に適用することも可能である。また、デフロック可能なデファレンシャル装置としてフロントデファレンシャル装置又はセンターデファレンシャル装置に適用することもできる。この場合、差回転検出手段が検出する差回転は左右の前輪間又は前後輪相互間の差回転となる。
本発明の実施例1に係るデフロックスイッチ判断装置を適用した四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1)。 実施例1に係り、正常、異常の判断ロジックを示す図表である(実施例1)。 実施例1に係るフローチャートである(実施例1)。 従来例に係る断面図である。
符号の説明
1 リヤデファレンシャル装置(デファレンシャル装置)
2、3 後輪(車輪)
53 デフロック検出スイッチ
55 コントローラ(デフロック判断手段、スイッチ判断手段)
56 旋回検出回路(旋回検出手段)
61 差回転検出回路(差回転検出手段)

Claims (5)

  1. 自動車の車輪間に介設されデフロック可能なデファレンシャル装置と、
    前記デファレンシャル装置のデフロック、デフアンロックを検出するデフロック検出スイッチと、
    前記デフロック検出スイッチの検出信号により前記デフロック、デフアンロックを判断するデフロック判断手段とよりなるデフロックスイッチ判断装置において、
    前記自動車の旋回走行を検出する旋回検出手段を設け、
    前記車輪相互の差回転の有無を検出する差回転検出手段を設け、
    前記旋回検出手段による旋回走行検出時に前記デフロック検出スイッチの検出状態と前記差回転検出手段の検出する差回転の有無との対応関係により前記デフロック検出スイッチの正常、異常を判断するスイッチ判断手段を設けたことを特徴とするデフロックスイッチ判断装置。
  2. 請求項1記載のデフロックスイッチ判断装置であって、
    前記スイッチ判断手段は、前記デフロック検出スイッチがデフロック状態を検出し前記差回転検出手段が前記差回転を有りと検出するとき前記デフロック検出スイッチを異常と判断することを特徴とするデフロックスイッチ判断装置。
  3. 請求項2記載のデフロックスイッチ判断装置であって、
    前記スイッチ判断手段は、前記デフロック検出スイッチがデフアンロック状態を検出し前記差回転検出手段が前記差回転を無しと検出するとき前記デフロック検出スイッチを異常と判断することを特徴とするデフロックスイッチ判断装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のデフロックスイッチ判断装置であって、
    前記旋回検出手段は、前輪間の差回転、前後輪間の差回転、前輪舵角の何れかにより前記旋回走行を検出することを特徴とするデフロックスイッチ判断装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のデフロックスイッチ判断装置であって、
    前記自動車は、四輪駆動車であり、
    前記デファレンシャル装置は、前記自動車の左右後輪間又は左右前輪間又は前後輪間に設けられたことを特徴とするデフロックスイッチ判断装置。
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