JPS63207681A

JPS63207681A - 記録用シ−ト

Info

Publication number: JPS63207681A
Application number: JP62040598A
Authority: JP
Inventors: Sueaki Senoo; 季明妹尾; Takashi Yamazaki; 山崎　岳志; Yasuo Sato; 佐藤　靖男; Mamoru Sugaya; 護菅谷
Original assignee: Hoechst Gosei KK; Mitsubishi Paper Mills Ltd
Current assignee: Hoechst Gosei KK; Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority date: 1987-02-24
Filing date: 1987-02-24
Publication date: 1988-08-29
Anticipated expiration: 2009-04-27
Also published as: US4877688A; JPH0630952B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（＾）産業上の利用分野本発明はインクを用いて記録する記録媒体に関するもの
であり、特にオーバーヘッドプロジェクタ−用等の光透
過性記録媒体に適したインクジェット記録用記録シート
に関するものである。

（Ｂ）従来技術及びその四題点インクジェット記録方式は、インクの微小液滴を種々の
作動ｍ理により飛翔させて、記録媒体に付着させ、画像
、文字などの記録を行うものであるが、配録パターンの
融通性が大きく、多色化が容易であることから漢字を含
め各種図形及びカラ−画像等のハードコピー＠Ｍとして
、種々の用途に於いて急速に普及している。特にオーバ
ーヘッドプロジェクタ−は写真スライドと共に多くの会
議、講演、説明会及び商品の宣伝等に利用されていて、
オーバーヘラドブ０ジエクター用の記録媒体をインクジ
ェット記録方式で作ることは有利な魚が多い。

従来オーバーヘッドプロジェクタ−用の記録媒体の作り
方としては、透明フィルムの熱収縮による不透明化を利
用した方法や電子複写方式を応用した方法、熱転写方式
を利用した方法及び透明フィルムに直接フェルトペン等
で書込む方法等がある。これらの透明フィルム等にイン
クジェット記録をしても、記録面にインク吸収性がない
ため、従来の水性インクを用いた記録は、乾燥に長時間
を要したり、記録面上で流れ出したりして、実用的な記
録画像を得ることは、出来なかった。記録画像の見掛は
乾燥を速くするため、特開昭５７−１４０９１号には透
明支持体表面に結着用樹脂と充填粒子が６０重量％以上
である多孔性層を設けたインクジェット記録用媒体の記
載があるが、これは結着剤が有機溶媒可溶性の樹脂であ
り、かつ充填剤を６０重量％以上使用しているため、完
全な透明層が得られず、ジアゾ第２原図用としては使え
ても、オーバーヘッドプロジェクタ−用としては不十分
ぐあった。

オーバーヘッドプロジェクタ−用シートのように透明性
が要求される場合、人聞の無ｔａＩｌ料の使用が困難と
なるので、はとんど高分子物質のみでインクを吸収、定
ｎさせることが必要となる。

このような高分子物質としては、例えば特開昭５７−３
８１８５にポリビニルピロリドン又はポリビニルピロリ
ドン−ｆｆｉＭビニルコポリマー、特開昭５７−１７３
１９には吸収性樹脂、特開昭５８−１３４７８４には親
水性構造部分と疎水性禍造部分とを共有する重合体、特
開昭６０−２３４８７９にはＰＶＡとオレフィン又はス
ヂレンと無水マレイン酸の共重合体、特開昭６１−３５
２７６にはインク保持層とインク透過層の二層構造の使
用、特開昭６１−７４８７９にはエチレンオキサイド重
合物とイソシアネート化合物との架橋層を設けること、
特開昭６１−１０２２８６にはカルボキシル基含有ポリ
マーと親水性樹脂の併用物質の使用、特開昭６１−２７
２７９６にはカチオン化Ｐｖ△を使用、特開昭６１−３
２７８８には平均分子か１０万以上のＰＶＰを使用、特
開昭６１−１２５８７８には特定水溶性樹脂をインク吸
収層、その上に非粘着性の水溶性高分子物質を設けて使
用する、特開昭６１−１８１６７９にはカルボキシメチ
ルセルロースとポリエヂレンオキサイドとのブレンド物
を使用する、特ｒｆ＠昭６１−１３４２９０にはシリル
基を有する変性１）　Ｖ　Ａを使用Ｊる、特開昭６１−
１３２３７７にはポリビニルアルコールにメタクリルア
ミドをグラフト重合したものの使用が開示されている。

（Ｃ）本発明が解決しようとする内題点この様にインク
ジェット記録媒体としては、インクの吸収性、特に水性
インクの吸収性、乾燥性といった性能が要求され、さら
にオーバーヘッドプロジェクタ−用としては支持体及び
インク受理層が光透過性の良好な記録媒体であることが
必要であるが、従来公知の高分子物質あるいは技術では
未だ充分とはいえず全て満足できるものは無かったー。

本発明は前述したようなインクジェット適性を改清し、
特に水性インクジェット用インクの吸収性、急速乾燥性
を有し、解像度が高く、透光性の良好な、特にオーバー
ヘッドプロジェクタ−用の記録媒体に適した記録用シー
トを提供することを目的とする。

（０）問題点を解決するための手段叩も、本発明は支持体上に少なくとも一層のインク受１
ｇ！層を設け、水溶性染料を含有する水性インクを用い
て記録画像を形成するインクジェット記録用シートに於
いて、該支持体が透明媒体であり、かつインク受理層が
少なくとも下記式１の化合物及び式１の化合物の重量と
同量以下の式２の化合物とからなる単１体あるいは混合
１１１体１００重量部を、３０〜１００重量部のポリビ
ニルアルコールを乳化剤として用いて乳化重合して得た
乳化！Ｆ合組成物を含有する光透過性の層であることを
特徴とする記録用シートである。

式１゜式２゜（但し式１及び２中、Ｒ１はト１又はＣＨ３、Ｒは１４
又はＣ１〜Ｃ５のアル・キル基、Ｒ３はＣ１〜Ｃ１８の
アルキル基、ｎは１〜２０の整数を示す。）本発明でいう乳化重合組成物の構成単量体の例として、
まず式１の単量体の例としては、ヒドロキシエチルアク
リレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート、ジエチレングリコールアクリレート、ジエチレン
グリコールメタクリレート、ジプロピレングリコールア
クリレート、ジプロピレングリコールメタクリレート、
ｌ・す■チレングリコールアクリレート、トリエチレン
グリコールメタクリレート、トリプＯピレングリコール
７クリレート、トリプロピレングリコールメタクリレー
ト、テトラエチレングリコールアクリレート、テトラエ
チレングリコールメタクリレ−１−、テトラプロピレン
グリコールメクリレート、テトラプロピレングリコール
メタクリレート、ペンタＬチレングリコールアクリレー
ト、ペンタニブレンゲリコールメタクリレート、ペンタ
プロピレングリコールアクリレート、ペンタプロピレン
グリコールメタクリレ−１・、オクタエチレングリコー
ルアクリレート、オクタエチレングリコールメチクリレ
ート、オクタプロピレングリコールアクリレート、オク
タプロピレングリコールメタクリレート、デカエチレン
グリコールアクリレート、デカエチレングリコールメタ
クリレート、デカプロピレングリコールメタクリレート
、デカプロピレングリコールメタクリレート、ドデカエ
チレングリコールアクリレート、ドデカエチレングリコ
ールアクリレート、ドデカプロピレングリコールアクリ
レート、ドデカプロピレングリコールメタクリレート、
ヘキサデカエチレングリコールアクリレート、ヘキサデ
カエチレングリコールメタクリレート、ヘキサデカプロ
ピレングリコールアクリレート、ヘキサデカプロピレン
グリコールメタクリレート、エイコサエチレングリコー
ルアクリレート、エイコサエチレングリコールメタクリ
レート、エイコサプロピレングリコールアクリレート、
エイコサプロピレングリコールメタクリレート、これら
のメチルまたはエチルエーテルおよびこれらの混合物な
どが挙げられる。

式１の単ｍ体またはこれらの混合物に対してアクリル酸
、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノエステル
、フマル酸モノエステル、などの不飽和カルボン酸ある
いは不飽和多価カルボン酸、この誘導体類を１種又は２
種以上を共重合させても良い。

構成単量体として、上記の式１の単量体のみを用いても
よいが、次に示す式２の単量体をこれと同量以下併用し
てもよい。

式２のＩＩ　ｌｆｉ体の例としては、アクリル酸メチル
、アクリル酸Ｌチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリルＦｉｌ１２−エチルヘキシル、アク
リル酸ラウリルなどのアクリル酸エステル類、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ１ル
、メタクリル酸イソブヂル、メタクリルｌ！１２−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸ラウリルなどのメタクリル酸
エステル類などが挙げられる。

又、式２の単量体または単量体の混合物に対して、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステ
アリン酸ビニル、α−位で分岐したカルボン酸ビニルな
どのビニルエステル類、クロトン酸エチル、クロトン酸
エチル、マレイン酸ジプチル、フマル酸ジエチルなどの
不飽和カルボン酸］−ステル類あるいは多価カルボン酸
エステル類、アクリロニトリル、メタクリ０ニトリル、
スチレン、メチルスチレン、クロルスチレン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、エチレンなどの１種又は２種以上
を共重合させても良い。

ポリビニルアルコール（以下ＰＶＡと記す）の重合度と
しては特に制限はないが通常５０〜３゜０００で、好ま
しくは１００〜２，５００、ケン化度としては通常５０
〜１００モル％で、好ましくは６０〜９７モル％の範囲
が選ばれる。ＰＶＡに対して次の水溶性高分子物質を乳
化重合的併用しても良い。

ポリビニルメチルエーテル、ビニルメチルエーテル／無
水マレイン酸コポリマー、ポリビニルピロリドンなどの
ビニル系高分子物質メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチ
ルセル０−ス、ヒドロキシエチルセルロースなどのセル
ロース系＾分子物質、デンプン、デンプン誘導体、カゼイン、ゼラチンなどの
動・植物性高分子物質などの乾燥した時透明な被膜を与
える物質また、ノニオン系、アニオン系あるいはこれらの混合物
のｗ曲活性剤は、支持体となる各種フィルムの濡れを向
上させる効果があり、乳化重合時あるいは乳化重合終了
後に併用しても良い。

本発明のインクジェット記録媒体の主成分である乳化重
合組成物は、前述したＰＶＡを乳化剤として使用し、ラ
ジカル重合開始剤、ｐＨｌｌ整剤また必要に応じて重合
連鎖移動剤の存在下において水相中に式１、式２のＩｎ
　ｆｆ１体あるいは該単量体の混合物を乳化共重合する
ことにより得られる。重合方式は、バッチ式および連続
式重合のいずれでも可能である。重合反応温度としては
通常３０〜９０℃の範囲が適当である。ラジカル重合開
始剤は、通常の乳化１合に用いられる水溶性ラジカル重
合開始剤、例えば過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸
アンモニウム、ブチルヒドロパーオキサイドなどを単独
あるいは１−アスコルビン酸、亜硫酸塩、ロンガリット
、硫酸第一鉄のような還元剤を組み合せたレドックス系
が用いられる。

ｐＨｍ整剤としては、塩酸、リン酸、酢酸、コハク酸、
ホウ酸、炭酸などの酸、及びその塩、アルカリ金゛属水
酸化物、アンモニア水、アミンなどの塩基が使用される
。重合連鎖移動剤としては、メルカプタン、四塩化炭素
、クロロホルムなどを必要に応じて使用することができ
る。

本発明のインクジェット記録媒体用乳化重合組成物は、
上述した方法によって得られた乳化重合組成物を使用す
ることができるが、かがる乳化重合組成物に濡れ改質剤
や消泡剤、充填剤、防腐剤、凍結安定剤、可塑剤類など
の添加物を必要に応じて加えても良い。

また、インクジェット記録後の記録画鍮保存性を向上さ
せる目的で、耐水化剤・副光化剤（紫外線吸収剤・酸化
防止剤−オシン劣化防止剤等）などの画像安定化剤を併
用することができる。

但し、上記の添加物は、その種類・量にもよるが、少な
くとも本発明の目的から透光性を阻害しないことが必要
である。

本発明による乳化重合組成物と塗工時に併用出来る水溶
性樹脂としては、ポリビニルアルコール、ゼラチン、及
びこれらの誘導体、ヒドロキシエチルセルロース、メチ
ルセルｂ−ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルウム塩やアンモニウム塩等のセルロース誘導体、アクリ
ル酸エステル共重合体及びその塩、ポリビニルピロリド
ン、エーテル化澱粉等の水溶性で乾燥した時透明な被膜
を与える樹脂がある。

本発明に於いては、ポリビニルアルコールを乳化剤とし
て式１の単量体を乳化重合して得た乳化重合組成物を用
いることにより前述したインクジェット適性の効果があ
り、更に式２の１１１体を併用することにより熱可塑性
樹脂フィルムに対する接着性も向上し、好ましい。

支持体としては、透明な熱可塑性樹脂フィルムや、ポリ
ビニルアルコールのフィルム、セル０　−ス誘々体のフ
ィルム及びこれらの延伸フィルム等が用いられる。

熱可塑性樹脂フィルムとしては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメ
タクリレート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリカ
ーボネート等のフィルム及びこれらの樹脂表面とインク
受理層の接着を改善するための下引層を施したフィルム
や、コロナ放電加工等を施したフィルムが用いられる。

これらの支持体上に該乳化重合組成物を含有するインク
受理層を形成するには、その他の水溶性樹脂及び必要な
ら消泡剤、染料、９１１Ｓ１節剤、防腐剤等を添加した
塗工液を、一般に用いられているプレードコーター、エ
アナイフコーター、ロールコータ−、プラッシュコータ
ー、カーテンコーター、バーコーター、グラビアコータ
ー、スプレー装置等を用いて、塗布、乾燥する巳とで得
られる。

インク受理層は０．５９７ｍ２〜３０ｇ／ｍ２、好まし
くは１９／ｍ２〜１５ｇ／７ＦＬ２、更に好ましくは３
９／ｙＦＬ２〜１２ｇ／ＴｒＬ２、とすることで本発明
の記録用シートとすることが出来る。

本発明で言う水性インクとは、下記着色剤及び液媒体、
その他の添加剤から成る記録液体である。

着色剤としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反
応性染料あるいは食品用色素等の水溶性染穿１がこのま
しくもちいられる。

また水性インク媒体としては、水および水溶性の各秤有
機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール
、ｎ−プロピルアルコール、イソプロビルアルコール、
ｎ−ブチルアルコール、５ｅＣ−ブチルアルコール、ｔ
ａｒｔ−ブチルアルコール、イソブブールアルコール等
の炭素数１〜４のアル、Ｖニルアルコール類ニジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類：ア
セトン、ジアセトンアルコール等のケトンまたはケトン
アルコール類：テトラヒドロフラン、ジオキリ゛ン等の
エーテル類；ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール等のポリアルキレングリコール類：エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ブチルアルコール
、トリエチレングリコール、１．２．６一ヘキ号ントリ
オール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジ
エチレングリコール等のアルキレンが２〜６個のアルギ
レングリコール類；グリセリン、エチレングリコールメ
チルエーテル、ジエチレングリコールメチル（又はエチ
ル）エーテル、トリエチレングリコールモノエチルエー
テル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類等が
挙げられる。

これらの多くの水溶性有機溶剤の中でもジエチレングリ
コール等の多価アルコール、トリエチレングリコール上
ツメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチル
エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルは
好ましいものである。

その他の添加剤としては例えば９１１１１節剤、金属封
鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、湿潤剤
、界面活性剤及び防ｔＡＭ等が挙げられる。

（Ｅ）作用オーバーヘッドプロジェクタ−用等の光透過性記録媒体
に適したインクジェット記録用記録シートの従来からの
主な問題点は前述した通りであるが、本発明に於て水性
インク受理層の主成分として使用している該乳化重合組
成物は、透光性が優れ、しかも水性液媒体の吸収性が従
来公知のいかなるものより優れているため、水性インク
を使用するインクジェット記録に非常に適した記録シー
トを提供できるようになったと考える。

（Ｆ）実施例以下に本発明の実施例を挙げて説明するがこれらの例に
限定されるものではない。

尚実施例に於いて示す部及び％は重量品及び重量％を意
味する。

実施例１攪拌機、還流冷却機、温度計等を備えた四つロセバラプ
ルフラスコに水１．２００重ω部に重合度５００、’ｙ
ン化［８７，２モル％のＰＶＡ１００重槍部を加熱溶解
し、次に下記の組成ヒドロキシエチルアクリレート　１
４０重量部アクリル酸ブチル　　　　　　　　６０重量
部の混合単量体２００重量部を仕込み、ｉＩ！拌して混
合ｔｔｉｍ体を乳化し、更に過硫酸アンモニウム０．５
重量部を加え重合をｔｍ始させ、反応温度約７０℃に保
ら、約２時間乳化重合を行なった。

反応終了慢４０℃以下に冷却、１０％力性ソーダ水溶液
を添加し、ｍ度２０．１重量％、粘度１１５ＣＤＳ　、
　Ｄｌ１７　、８の乳化重合組成物を得た。

この乳化重合組成物２０Ｋｇ（有効成分４Ｋｇ）に消泡
剤（商品名フォーマスターＡＰ：サンノプコ社！１）２
（ｌを添加後、よく攪拌した後コロナ処理をした厚さ１
００μ−のポリ１ステルフイルムに、固形分で１０！Ｊ
／ｍ２になるように、ロールコータ−で塗布乾燥し、実
施例１の記録シートとした。この記録シートを用い、シ
ャープ社製インクジェットプリンター（１０−７００）
により画・　　像を記録したところ、インクの広がりや
ムラがなく、高解像度で色１１度の高い、オーバーヘッ
ドプロジェクタ−に好適なカラー記録画一が得られた。

実施例２実施例１と同様の５ＡＭを用い、水１，２００重量部に
重合［１，７００、ケン化度８９モル％のＰＶＡ１００
重量部を加熱溶解し、実施例１の混合、単量体２００重
量部を仕込み、攪拌して混合単量体を乳化し、更に過硫
酸アンモニウム０．５重量部を加え重合を開始させ、反
応ｍａ約７０℃に保ち、約２時間乳化重合を行なった。

反応終了後に４０℃以下に冷却し、１０％力性ソーダ水
溶液を添加し、濃度２０．６中頃部％、粘度４８０ｃｐ
ｓ　、　ＤＩＩ７　、６の乳化重合組成物を得た。

この乳化重合組成物２０Ｋｆ（有効成分４　ｈ　）に消
泡剤（商品名フォーマスターＡＰ＝サンノプコ社製）２
０ｇを添加後、よく攪拌した後コロナ処理した７５μ−
のポリエステルフィルムに固形分１２シ／ＴｒＬ２とな
るようにＯ−ルコーターで塗布乾燥し、実施例２の記録
シートとした。

この記録シートを用いシャープ社製インクジェットプリ
ンター（１０−７００＞により画像を記録したところ、
３０秒以内に乾燥しインクの広がりやムラがなく、高解
像度で色濃度の高い、オーバーヘッドプロジェクタ−用
に好適なカラー記録画像が得られた。

実施例３〜７実施例１と同じ装置でかつ同様な乳化重合方法で表１に
示す組成内容の乳化重合組成物を得た。

得られた乳化重合組成物を実施例１と同様にしてロール
ツーターで塗布乾燥し、各々実施例３゜４．５．６．７
の記録シートとした。

これらの記録シートを用いシャープ社製インクジェット
プリンター（１０−７００）により画像を記録したとこ
ろ、３０秒以内に乾燥しインクの広がりやムラが、なく
、高解像度で色１ｆｉの高い、オーバーヘッドプロジェ
クタ−用に好適なカラー記録画像が得られた。

実施例８ニトロセル０−ス下引きをした厚さ１００μ−のポリエ
ステルフィルムに、実施例１に使用した乳化重合組成物
１００重量部に消泡剤（商品名フォーマスターＡＰ：サ
ンノプコ社製）０．５Φ量部を混合し更に部分ケン化ポ
リビニルアルコール（ＰＶＡ２０５、ケン化度８８モル
％、重合度５００）を３０重量部混合した１１度１５％
の水溶液を固形分で１２９／ＴＩＬ２になるように、メ
イヤーバーで塗布、乾燥し、実施例６の記録シートとし
た。この記録シートを用いシャープ社製インクジェット
プリンター（１０−７００＞により画像を記録したとこ
ろ、３０秒以内に乾燥しインクの広がりやムラがなく、
！％解像瓜で色濃度の高い、オーバーヘッドブＯジエク
ター用に好適なカラー記録画像が得られた。

比較例１〜４実施例１と同じ装ｄでかつ同様な乳化重合方法を用い、
表１に示す組成内容で乳化重合組成物を得た。

これらの乳化重合組成物を用い実施例１と同様の方法を
用いて比較例１，２．３．４の記録シートをｆ？だ。こ
れらのうち、比較例１のシートについＣは粘度が低すぎ
て所定の塗工量が塗工しにくく、また比較例２．３につ
いては粘度が高すぎて塗工ムラやパターンが出てしまい
塗工しにくく、出来上ったシートムムラやパターンが有
り、オーバーヘッドプロジェクタ−用記録シートには不
適当であった。比較例４はインク受理層の塗膜が柔らか
く、湿熱ブロッキング性が悪くオーバーヘッドプロジェ
クタ−用記録シートとしては不適当であった。なお比較
例１のシートについてはシャープ社製インクジェットプ
リンター（１０−７００）により画像を記録したところ
、インク乾燥が遅く広がりやムラがありオーバーヘッド
プロジェクタ−用記録シートとしては不適当であった。

以上の実施例および比較例に用いた乳化重合組成物の組
成及び性状を表１にまとめて示す。

（Ｇ）発明の効果本発明は、透明支持体上に、透明なインク受即層が得ら
れ、インクジェット用インクを吸収し、短時間で乾燥す
る能力を有しているため、高解像度で色濃度の高い、Ａ
−バーヘッドプロジェクタ−用カラー画Ｉ！記録媒体と
して極めて優れた記録シートが得られる。

Claims

【特許請求の範囲】支持体上に少なくとも一層のインク受理層を設け、水溶
性染料を含有する水性インクを用いて記録画像を形成す
るインクジェット記録用シートに於いて、該支持体が透
明媒体であり、かつインク受理層が少なくとも下記式１
の化合物及び式１の化合物の重量と同量以下の式２の化
合物とからなる単量体あるいは混合単量体１００重量部
を、３０〜１００重量部のポリビニルアルコールを乳化
剤として用いて乳化重合して得た乳化重合組成物を含有
する光透過性の層であることを特徴とする記録用シート
。式１、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式２、 ▲数式、化学式、表等があります▼ （但し式１及び２中、Ｒ＿１はＨ又はＣＨ＿３、Ｒ＿２
はＨ又はＣ＿１〜Ｃ＿５のアルキル基、Ｒ＿３はＣ＿１
〜Ｃ＿１＿８のアルキル基、ｎは１〜２０の整数を示す
。）